JP5056524B2 - データ伝送システム、データ伝送方法、データ送信装置及びデータ受信装置 - Google Patents

データ伝送システム、データ伝送方法、データ送信装置及びデータ受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えばコンピュータ内部の電子回路相互のデータ送受信を実現するデータ伝送システムであって、特に、データを送信するデータ送信装置と、データ送信装置からのデータを受信するデータ受信装置とを有し、データ受信装置及びデータ送信装置間のデータ伝送品質を維持すべく、再トレーニング機能を備えたデータ伝送システム、データ伝送方法、データ送信装置及びデータ受信装置に関するものである。
従来、コンピュータ内部の電子回路相互のデータ送受信を実現するデータ伝送システムがある。図13は、一般的なコンピュータ内部の電子回路を端的に示すブロック図である。
図13に示すコンピュータ50は、複数の電子回路50Aを収容配置する。複数の電子回路50Aとしては、各種データを入出力する複数の入出力ユニット51と、各種データを記憶する複数のメモリ52と、各種プログラムの実行制御を司るCPU53と、複数の入出力ユニット51を接続してデータの伝送経路を動的に選択するクロスバスイッチ54と、メモリ52、CPU53及びクロスバスイッチ54間のデータ伝送を制御するノースブリッジ55とを有している。
例えばCPU53及びノースブリッジ55間、ノースブリッジ55及びクロスバスイッチ54間、入出力ユニット51及びクロスバスイッチ54間はデータ伝送線で相互接続され、データ伝送線を通じてデータ送受信を実現するものである。
しかしながら、近年では、コンピュータの高性能化を図るためには、電子回路相互、すなわちデータ送信装置及びデータ受信装置相互でデータ伝送の高速化を図ることが重要な課題となる。データ伝送の高速化を図るためには、信号反射や伝送損失によって伝送波形が劣化し、非常にマージンの厳しい環境下で、データ伝送を実現することが求められている。
そこで、近年では、高速のデータ伝送を実現するために、データ送信装置やデータ受信装置の回路制御パラメータを環境に応じて最適値に調整設定する技術として再トレーニング処理が普及している。
そこで、電子回路相互、すなわちデータ送信装置及びデータ受信装置相互間のデータ高速伝送を実現すべく、例えばデータ受信装置側の回路制御パラメータを環境に応じて調整設定する再トレーニング機能を備えたデータ伝送システムが知られている。図14は従来技術のデータ伝送システム内部の概略構成を示すブロック図である。
図14に示すデータ伝送システム100は、データを送信するデータ送信装置102と、データ送信装置102からのデータを受信するデータ受信装置103と、データ送信装置102及びデータ受信装置103間を接続するデータ伝送線104とを有している。
次にデータ伝送システム100の動作について説明する。
まず、データ送信装置102は、再トレーニング信号を検出すると、再トレーニング処理の起動を開始し、データ送信装置102に格納中の固定テストパターンを読み出し、読み出した固定テストパターンをデータ送信線104A経由でデータ受信装置103に送信する。
データ受信装置103は、データ送信装置102から固定テストパターンを受信すると、データ受信装置103に格納される、受信した固定テストパターンに対応する照合パターンを読み出す。
そして、データ受信装置103は、データ送信装置102から受信した固定テストパターンと、データ受信装置103に格納された照合パターンとを照合する。
固定テストパターンと照合パターンとが合致した場合には、データ受信装置103側の回路パラメータが最適値と判断し、再トレーニング処理を終了する。
また、これら固定テストパターンと照合パターンとが合致しなかった場合、固定テストパターン及び照合パターンが合致するように、データ受信装置103側の回路パラメータを最適値に設定すべく、回路パラメータを調整設定することで、データ受信装置103側の回路パラメータが最適値となる。
特開平5−167679号公報 特開2006−50102号公報
しかしながら、上記従来技術のデータ伝送システム100では、再トレーニング処理で使用する固定テストパターン及び、固定テストパターンに対応する照合パターンは規定の固定パターンである。テストパターンや照合パターンがデータ伝送システム運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキに適したテストパターン及び照合パターンではない場合、システム環境温度や装置製造バラツキに応じた最適なデータ受信装置側の回路パラメータを調整設定することは困難である。
そこで、本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運用中の再送データをテストパターン及び照合パターンとして使用することで、運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキに応じた最適なデータ受信装置側の回路パラメータを調整設定し、その結果、高速データ伝送に適したシステム環境を実現することができるデータ伝送システム、データ伝送方法、データ送信装置及びデータ受信装置を提供することにある。
本システムは、データを送信するデータ送信装置と、データ送信装置からのデータを受信するデータ受信装置とを有し、データ受信装置は、前記データ送信装置から受信したデータにエラーを検出したか否かを判定するエラー判定部と、エラー判定部にてエラーを検出した場合、前記データ送信装置に対してエラーを検出したデータの再送を要求するデータ再送要求部とを有し、前記データ送信装置は、前記データ再送要求部からの再送要求を検出すると、検出した再送要求に関わるデータを再送データとして、前記データ受信装置に再送するデータ再送部を有するデータ伝送システムであって、前記データ送信装置は、前記再送データをテストパターンとして登録するテストパターン登録部と、再トレーニング信号に応じて、前記テストパターン登録部に登録中の前記テストパターンを前記データ受信装置に送信するテストパターン送信部とを有し、前記データ受信装置は、前記データ送信装置から受信した前記再送データを前記テストパターンの照合パターンとして登録する照合パターン登録部と、前記テストパターン送信部から前記テストパターンを受信すると、受信したテストパターンに対応する照合パターンを前記照合パターン登録部から読み出し、テストパターンと照合パターンとを照合するパターン照合部と、パターン照合部の照合結果に基づき、前記データ受信装置側のパラメータを調整設定するパラメータ調整設定部とを有する。
開示のシステムは、運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキは勿論のこと、データエラー発生の厳しい環境に応じた最適なデータ受信装置側の回路パラメータを調整設定することができ、その結果、高速データ伝送に適したシステム環境を実現することができるという効果を奏する。
以下、図面に基づき本発明のデータ伝送システム、データ伝送方法、データ送信装置及びデータ受信装置に関わる実施例について詳細に説明する。尚、本実施例の技術内容が、そのまま、本願発明の技術範囲を限定するものでないことは言うまでもない。
まず、最初に本実施例の概要を説明するとすれば、その概要は、データ送信装置及びデータ受信装置間で通常伝送するデータのエラー検出時に関わる再送データをテストパターン及び照合パターンに使用して再トレーニング処理を実行することで、データエラー検出時のシステム環境温度や装置製造バラツキに適した最適なデータ受信装置側の回路パラメータを調整設定することができるというものである。
図1は、実施例1に関わるデータ伝送システム内部の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すデータ伝送システム1は、データを送信するデータ送信装置2と、データ送信装置2からのデータを受信するデータ受信装置3と、データ送信装置2及びデータ受信装置3間を接続するデータ伝送線4とを有している。
データ送信装置2は、送信データに誤り検出符合を付加する誤り検出符合付加部11と、送信データをデータ受信装置3に順次送信すべく、誤り検出符合付加部11にて誤り検出符号を付加した送信データを順次記憶する送信データ保存バッファ12とを有している。
送信データ保存バッファ12は、所定量の送信データを記憶保持可能な記憶容量を有し、送信データを順次受信しながら記憶すると共に、送信データ保存バッファ12に記憶された送信データの記憶量が所定量を超えた場合、最古の送信データから順次消去するものであって、最新の送信データから所定量の送信データを記憶保持可能としている。つまり、送信データ保存バッファ12では、データ受信装置3側に対して送信データを送信した後でも、その容量に応じて送信データを記憶保持しているものである。
さらに、データ送信装置2は、送信データ保存バッファ12に記憶中の送信データを、データ伝送線4内のデータ送信線4Aを通じてデータ受信装置3に順次送信すべく、送信データ保存バッファ12を制御するデータ送信制御部13と、再トレーニング処理に使用するテストパターンを登録するテストパターン登録レジスタ14と、テストパターン登録レジスタ14を制御するテストパターン登録レジスタ制御部15とを有している。
また、データ受信装置3は、データ送信線4Aを通じてデータ送信装置2から順次受信した受信データを順次記憶する受信データ保存バッファ21と、受信データ保存バッファ21に順次記憶した受信データから誤り検出符合を検出し、誤り検出符号の検出結果に基づき、受信データのエラー有無を検出する誤り検出部22とを有している。
受信データ保存バッファ21は、所定量の受信データを記憶保持可能な記憶容量を有し、データ送信装置2からの受信データを順次受信しながら記憶すると共に、受信データ保存バッファ21に記憶された受信データの量が所定量を超えた場合、最古の受信データから順次消去するものであって、最新の受信データから所定量分の受信データを記憶保持可能としている。つまり、受信データ保存バッファ21では、誤り検出部22に受信データを伝送した後も、その容量に応じて受信データを記憶保持しているものである。
誤り検出部22は、受信データ保存バッファ21経由で受信した受信データの誤り検出符合を検出し、受信データにエラーを検出しなかった場合、受信データを、図示せぬ後段部位に伝送するものである。
さらに、データ受信装置3は、誤り検出部22にて受信データにエラーを検出した場合、エラーを検出した受信データの再送を要求するデータ再送要求をデータ送信装置2側に通知するデータ受信制御部23と、再トレーニング処理に使用するテストパターンに対応した照合パターンを登録する照合パターン登録レジスタ24と、照合パターン登録レジスタ24を制御する照合パターン登録レジスタ制御部25とを有している。
また、データ受信装置3は、受信データ保存バッファ21経由でデータ送信装置2側から受信したテストパターンに対応する照合パターンを照合パターン登録レジスタ24から読み出し、照合パターン及びテストパターンを照合するパターン照合部26と、パターン照合部26の照合結果に基づきデータ受信装置3内部の回路パラメータを調整設定する回路パラメータ調整設定部27とを有している。
また、データ受信制御部23は、誤り検出部22にて受信データにエラーを検出したか否かを判定するエラー判定部23Aと、エラー判定部23Aにて受信データにエラーを検出した場合、エラーを検出した受信データの再送を要求するデータ再送要求をデータ送信装置2に通知するデータ再送要求部23Bと、エラー判定部23Aにて受信データにエラーを検出しなかった場合、エラー解消通知をデータ送信装置2に通知するエラー解消通知部23Cとを有している。
また、データ送信装置2側のデータ送信制御部13は、データ受信装置3からデータ再送要求を検出すると、再送要求対象の送信データを送信データ保存バッファ12から読み出し、読み出した送信データを再送データとしてデータ受信装置3側に送信するよう、送信データ保存バッファ12を制御するものである。尚、データ再送要求部23Bは、エラー判定部23Aにて再送データにエラーを検出した場合、再送データのデータ再送要求をデータ送信装置2に再度通知するものである。
また、テストパターン登録レジスタ制御部15は、データ送信制御部13がデータ受信装置3からのデータ再送要求に応じて再送データをデータ受信装置3に送信する際、再送データをテストパターン登録レジスタ14に仮登録するものである。
また、テストパターン登録レジスタ制御部15は、データ受信装置3が再送データにエラーを検出しなかった場合、すなわち、データ送信制御部13を通じて再送データに関わるデータ受信装置3からのエラー解消通知を検出すると、テストパターン登録レジスタ14に仮登録中の再送データをテストパターンとして本登録するものである。尚、テストパターン登録レジスタ制御部15は、データ受信装置3が再送データにエラーを検出した場合、すなわち、データ送信制御部13を通じてデータ受信装置3からの再送データのデータ再送要求を検出すると、テストパターン登録レジスタ14に仮登録中の再送データを本登録することなく、仮登録を維持するものである。
また、テストパターン登録レジスタ制御部15は、データ送信制御部13を通じて再トレーニング処理の起動を開始すると、テストパターン登録レジスタ14に本登録中のテストパターンを読み出し、読み出したテストパターンを送信データ保存バッファ12経由でデータ受信装置3に送信するものである。尚、データ送信制御部13は、所定周期毎に再トレーニング信号を検出すると、再トレーニング処理の起動を開始するものである。
また、照合パターン登録レジスタ制御部25は、受信データ保存バッファ21経由でデータ送信装置2から再送データを受信すると、受信した再送データをテストパターンに対応させた照合パターンとして照合パターン登録レジスタ24に仮登録するものである。
また、照合パターン登録レジスタ制御部25は、エラー判定部23Aにて再送データにエラーを検出しなかった場合、照合パターン登録レジスタ24に仮登録中の再送データを照合パターンとして本登録するものである。尚、照合パターン登録レジスタ制御部25は、エラー判定部23Aにて再送データにエラーを検出した場合、照合パターン登録レジスタ24に仮登録中の再送データを本登録することなく、仮登録を維持するものである。
尚、再送データがデータ送信装置2からデータ受信装置3に送信された場合に、テストパターン登録レジスタ14に本登録済みのテストパターンと、照合パターン登録レジスタ24に本登録済みの照合パターンとは、同一の再送データである。
また、パターン照合部26は、データ送信装置2側のテストパターンを受信すると、受信したテストパターンに対応する照合パターンを照合パターン登録レジスタ24から読み出し、テストパターンと照合パターンとを照合し、テストパターンと照合パターンとが合致したか否かの照合結果を回路パラメータ調整設定部27に通知するものである。
回路パラメータ調整設定部27は、パターン照合部26の照合結果に基づき、テストパターンと照合パターンとが合致した場合、その時点でのデータ受信装置3側の回路パラメータが最適と判断するものである。
また、回路パラメータ調整設定部27は、パターン照合部26の照合結果に基づき、テストパターンと照合パターンとが合致しなかった場合、データ受信装置3側の回路パラメータが最適ではないものと判断し、テストパターンと照合パターンとが合致するように、回路パラメータを調整設定するものである。尚、回路パラメータは、例えばデータ受信装置3側の受信クロック位相や終端抵抗値等に相当するものである。
次に実施例1のデータ伝送システム1の動作について説明する。
まず、データ送信装置2側の第1テストパターン登録処理について説明する。図2は、実施例1の第1テストパターン登録処理に関わるデータ送信装置2側の処理動作を示すフローチャートである。
図2に示す第1テストパターン登録処理は、エラー検出時の再送データをテストパターンとしてテストパターン登録レジスタ14に本登録するための処理である。
図2においてデータ送信装置2側のデータ送信制御部13は、データ受信装置3側のデータ再送要求部23Bからデータ再送要求を検出したか否かを判定する(ステップS11)。
データ送信制御部13は、データ再送要求を検出した場合(ステップS11肯定)、再送要求対象の送信データを送信データ保存バッファ12から読み出し(ステップS12)、読み出した送信データを再送データとしてデータ送信線4A経由でデータ受信装置3に送信する(ステップS13)。
また、テストパターン登録レジスタ制御部15は、再送データをデータ受信装置3に送信した後、送信した再送データをテストパターン登録レジスタ14に仮登録する(ステップS14)。
その後、データ送信装置2側のデータ送信制御部13は、データ受信装置3側のエラー解消通知部23Cを通じてエラー解消通知を検出したか否かを判定する(ステップS15)。
テストパターン登録レジスタ制御部15は、ステップS15にてデータ送信制御部13がエラー解消通知を検出した場合(ステップS15肯定)、テストパターン登録レジスタ14に仮登録中の再送データをテストパターンとして本登録することで(ステップS16)、図2の処理動作を終了する。
また、データ送信制御部13は、データ受信装置3側のエラー解消通知部23Cを通じて再送データ送信に応じたエラー解消通知を検出しなかった場合(ステップS15否定)、データ受信装置3側のデータ再送要求部23Bを通じてデータ再送要求を検出したか否かを判定する(ステップS17)。
データ送信制御部13は、データ受信装置3からのデータ再送要求を検出した場合(ステップS17肯定)、データ受信装置3が再送データにエラーを検出したものと判断し、テストパターン登録レジスタ14に仮登録中の再送データを維持したまま、再送要求対象の送信データを送信データ保存バッファ12から再度読み出す(ステップS18)。そして、データ送信制御部13は、読み出した送信データを再送データとしてデータ送信線4A経由でデータ受信装置3に送信することで(ステップS19)、再度の再送データ送信に応じてデータ受信装置3からのエラー解消通知を検出したか否かを判定すべく、ステップS15に移行する。
また、データ送信制御部13は、ステップS17にてデータ受信装置からデータ再送要求を検出しなかった場合(ステップS17否定)、再度、データ受信装置3からのエラー解消通知を検出したか否かを判定すべく、ステップS15に移行する。
また、データ送信制御部13は、ステップS11にてデータ受信装置3からのデータ再送要求を検出しなかった場合(ステップS11否定)、図2の処理動作を終了する。
図2に示す第1テストパターン登録処理によれば、データエラー検出時のデータ再送要求に対応する再送データをテストパターン登録レジスタ14に仮登録し、データ受信装置3側からの再送データのエラー解消通知を検出すると、テストパターン登録レジスタ14に仮登録中の再送データをテストパターンとして本登録するようにした。このため、データ送信装置2側では、運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキは勿論のこと、データエラー発生の厳しい環境に応じた最適なテストパターンをテストパターン登録レジスタ14に本登録することができる。
また、第1テストパターン登録処理によれば、テストパターン登録レジスタ14に再送データを仮登録中に、データ受信装置3側から再度、再送データのデータ再送要求を検出すると、テストパターン登録レジスタ14に仮登録中の再送データを本登録することなく、仮登録を維持するようにした。そのため、データエラーを解消できなかった再送データを、そのまま、テストパターンとして本登録してしまうような事態を防止することができる。
次に、データ受信装置3側の第1照合パターン登録処理について説明する。図3は、実施例1の第1照合パターン登録処理に関わるデータ受信装置3側の処理動作を示すフローチャートである。
図3に示す第1照合パターン登録処理は、エラー検出時の再送データをテストパターンに対応する照合パターンとして照合パターン登録レジスタ24に本登録するための処理である。
図3においてデータ受信装置3側のエラー判定部23Aは、誤り検出部22を通じて受信データにデータエラーを検出したか否かを判定する(ステップS21)。
データ再送要求部23Bは、ステップS21にてエラー判定部23Aが受信データにデータエラーを検出した場合(ステップS21肯定)、データエラー検出時の受信データの再送を要求するデータ再送要求をデータ送信装置2に通知する(ステップS22)。
その後、データ受信制御部23は、データ送信線4A経由でデータ送信装置2から再送要求対象の再送データを受信データ保存バッファ21で受信したか否かを判定する(ステップS23)。
照合パターン登録レジスタ制御部25は、ステップS23にてデータ受信制御部23がデータ送信装置2からの再送データを受信した場合(ステップS23肯定)、受信した再送データを照合パターン登録レジスタ24に仮登録する(ステップS24)。
エラー判定部23Aは、ステップS23にて受信した再送データのデータエラーを検出したか否かを判定する(ステップS25)。
エラー解消通知部23Cは、ステップS25にてエラー判定部23Aが再送データのデータエラーを検出しなかった場合(ステップS25否定)、エラー解消通知をデータ送信装置2に通知する(ステップS26)。
そして、照合パターン登録レジスタ制御部25は、照合パターン登録レジスタ24に仮登録中の再送データをテストパターンの照合パターンとして照合パターン登録レジスタ24に本登録することで(ステップS27)、図3の処理動作を終了する。
また、エラー判定部23Aは、ステップS21にてエラー判定部23Aが受信データにデータエラーを検出しなかった場合(ステップS21否定)、図3の処理動作を終了する。
また、データ再送要求部23Bは、ステップS25にてエラー判定部23Aが再送データのデータエラーを検出した場合(ステップS25肯定)、再送データを再送要求するデータ再送要求をデータ送信装置2に通知する(ステップS28)。
データ受信制御部23は、データ送信線4A経由でデータ送信装置2から再送要求対象の再送データを受信データ保存バッファ21で受信したか否かを判定する(ステップS29)。
データ受信制御部23は、ステップS29にてデータ受信制御部23が再送データを受信データ保存バッファ21経由で受信した場合(ステップS29肯定)、再送データのデータエラーを検出すべく、ステップS25に移行する。
また、データ受信制御部23は、ステップS29にてデータ送信装置2から再送データを受信しなかった場合(ステップS29否定)、再送データを受信したか否かを判定するステップS29の監視動作を実行する。
また、同様に、データ受信制御部23は、ステップS23にてデータ送信装置2から再送データを受信しなかった場合(ステップS23否定)、再送データを受信したか否かを判定するステップS23の監視動作を実行する。
図3に示す第1照合パターン登録処理では、データエラー検出時のデータ再送要求に対応する再送データを照合パターン登録レジスタ24に仮登録し、データ送信装置2からの再送データのデータエラーを検出しなかった場合、照合パターン登録レジスタ24に仮登録中の再送データを照合パターンとして本登録するようにした。このため、データ受信装置3側では、運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキは勿論のこと、データエラー発生の厳しい環境に応じた照合パターンを照合パターン登録レジスタ24に本登録することができる。
また、第1照合パターン登録処理では、照合パターン登録レジスタ24に再送データを仮登録中に、再送データのデータエラーを検出した場合、照合パターン登録レジスタ24に仮登録中の再送データを本登録することなく、仮登録を維持するようにした。このため、データエラーを解消できなかった再送データを、そのまま、照合パターンとして本登録してしまうような事態を防止することができる。
このように、本実施例によるデータ伝送システム1では、図2に示す第1テストパターン登録処理で再送データをテストパターンとしてテストパターン登録レジスタ14に本登録し、図3に示す第1照合パターン登録処理で照合パターン登録レジスタ24に再送データをテストパターンに対応する照合パターンとして本登録した後、次に説明する再トレーニング処理を実行するものである。
図4は、実施例1に関わる再トレーニング処理の動作を端的に示す説明図、図5は、実施例1の再トレーニング処理に関わるデータ送信装置2及びデータ受信装置3の処理動作を示すフローチャートである。
図5に示す再トレーニング処理は、データ受信装置3側でデータ送信装置2から受信したテストパターンとテストパターンに対応する照合パターンとを照合し、その照合結果に基づき、データ受信装置3側の回路パラメータを調整設定するための処理である。尚、図4に示す太線が再トレーニング処理のデータの流れを示している。
図5に示すデータ送信装置2側のデータ送信制御部13は、データ受信装置3からの再トレーニング信号を検出したか否かを判定する(ステップS31)。尚、再トレーニング信号は所定周期毎にデータ受信装置3が発生するものとする。
データ送信制御部13は、データ受信装置3からの再トレーニング信号を検出した場合(ステップS31肯定)、再トレーニング処理の起動を開始し(ステップS32)、データ受信装置3に対する通常のデータ送信動作を一時停止する(ステップS33)。
そして、テストパターン登録レジスタ制御部15は、通常のデータ送信動作を一時停止すると、テストパターン登録レジスタ14に本登録中の任意のテストパターンを読み出す、後述するテストパターン読出処理を実行する(ステップS34)。尚、読み出されるテストパターンは、前のデータ再送時にデータ受信装置3に対して送信した再送データである。
テストパターン登録レジスタ制御部15側のテストパターン送信部15Aは、ステップS34にて読み出した任意のテストパターンを、データ送信線4A経由でデータ受信装置3に送信する(ステップS35)。
データ受信装置3は、データ送信装置2からのテストパターンを受信データ保存バッファ21上で受信したか否かを判定する(ステップS36)。
データ受信装置3側の照合パターン登録レジスタ制御部25は、受信データ保存バッファ21上でデータ送信装置2からのテストパターンを受信した場合(ステップS36肯定)、受信したテストパターンに対応する照合パターンを照合パターン登録レジスタ24から読み出す照合パターン読出処理を実行する(ステップS37)。尚、読み出される照合パターンは、前のデータ再送時にデータ送信装置2から受信した再送データである。
データ受信装置3側のパターン照合部26は、ステップS36にてデータ送信装置2から受信したテストパターンと、ステップS37にて照合パターン登録レジスタ24から読み出したテストパターンに対応する照合パターンとを照合し、照合結果に基づき、テストパターンと照合パターンとが合致したか否かを判定する(ステップS38)。
データ受信装置3側の回路パラメータ調整設定部27は、テストパターンと照合パターンとが合致した場合(ステップS38肯定)、データ受信装置3側の回路パラメータが最適と判断する(ステップS39)。また、データ送信装置2側のデータ送信制御部13は、ステップS33にて実行した通常のデータ送信動作の一時停止を解除し(ステップS40)、ステップS32にて起動を開始した再トレーニング処理を終了することで(ステップS41)、図5の処理動作を終了する。
また、データ受信装置3側の回路パラメータ調整設定部27は、ステップS38にてテストパターンと照合パターンとが合致しなかった場合(ステップS38否定)、データ受信装置3側の回路パラメータが最適ではないと判断する(ステップS42)。そして、回路パラメータ調整設定部27は、照合結果に基づき、テストパターンが照合パターンに合致するように、データ受信装置3側の回路パラメータを調整設定し(ステップS43)、再度、テストパターンの送信をデータ送信装置2側に要求すべく、ステップS34に移行する。以後、ステップS34以下の処理が繰り返される。
また、データ送信装置2側のデータ送信制御部13は、ステップS31にてデータ受信装置3から再トレーニング信号を検出しなかった場合(ステップS31否定)、図5の処理動作を終了する。
データ受信装置3は、ステップS36にてデータ送信装置2からのテストパターンを受信データ保存バッファ21上で受信しなかった場合(ステップS36否定)、テストパターンを受信したか否かを判定するステップS36の監視動作を実行する。
図5に示す再トレーニング処理では、データ送信装置2側のテストパターン登録レジスタ14に本登録中のテストパターン及び、データ受信装置3側の照合パターン登録レジスタ24に本登録中の照合パターンに運用中のデータエラー検出時の再送データを使用する。そして、データ送信装置2側で再トレーニング処理の起動を開始すると、データ送信装置2からテストパターンをデータ受信装置3に送信し、データ受信装置3側でテストパターンと、テストパターンに対応した照合パターンとを照合し、その照合結果に基づき、データ受信装置3側の回路パラメータを調整設定する。このため、運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキは勿論のこと、データエラー発生時の厳しい環境に応じた最適なデータ受信装置3側の回路パラメータを調整設定することができ、その結果、高速データ伝送に適したシステム環境を実現することができる。
次に、前述した図5のステップS34に示す、テストパターン登録レジスタ制御部15側のテストパターン読出処理について説明する。図6は、実施例1のテストパターン登録レジスタ制御部15に関わるテストパターン読出処理の一例を端的に示す説明図である。
テストパターン登録レジスタ14は、図6に示すように、最大n個の格納領域を備え、最大n個のテストパターンを登録可能にしている。
テストパターン登録レジスタ制御部15は、テストパターン登録レジスタ14に本登録中のテストパターンがn個となるまで、ライトポインタ15Bで登録対象の格納領域を指定し、指定した格納領域に新たなテストパターンを本登録することになる。
さらに、テストパターン登録レジスタ制御部15は、ライトポインタ15Bで指定した格納領域に最新のテストパターンを優先的に本登録する際、本登録中のテストパターンがn個を超える場合、最古のテストパターンを消去するものである。尚、デフォルト状態のテストパターン登録レジスタ14では、複数個のデフォルトのテストパターンが登録してあるものとする。
また、テストパターン登録レジスタ制御部15は、リードポインタ15Cで読出対象の任意の格納領域を指定し、指定した格納領域に本登録中のテストパターンを読み出し、読み出したテストパターンをデータ受信装置3に送信することになる。
尚、図6に示すテストパターン読出処理では、テストパターン登録レジスタ制御部15にてリードポインタ15Cで第1段目の格納領域を指定し、指定した第1段目の格納領域に本登録中の“データ0”をテストパターンとして読み出し、読み出した“データ0”のテストパターンをデータ受信装置3に送信することになる。
尚、図示せぬが、データ受信装置3側の照合パターン登録レジスタ24も同様に最大n個までの格納領域を備え、照合パターン登録レジスタ制御部25は、ライトポインタで指定した照合パターン登録レジスタ24内の格納領域にテストパターンに対応した照合パターンを本登録し、リードポインタで指定した格納領域に本登録中の照合パターンを読み出し、照合パターンをパターン照合部26に伝送するものである。
尚、照合パターン登録レジスタ制御部25は、テストパターン登録レジスタ制御部15で読み出したテストパターンに対応する照合パターン、例えばテストパターンが“データ0”の場合、テストパターンに対応した“データ0”の照合パターンを読み出すことは言うまでもない。
また、テストパターン登録レジスタ制御部15では、テストパターン登録レジスタ14に本登録中の複数のテストパターンから任意のテストパターンを読み出すことができることを説明したが、テストパターン登録レジスタ14に本登録中の複数のテストパターンの内、何れかのテストパターンを読み出すためのテストパターン読出処理の態様については様々考え得る。
そこで、次に図7乃至図10に基づき、各種態様のテストパターン読出処理について説明する。
図7は、実施例1のテストパターン登録レジスタ制御部15に関わるテストパターン読出処理の一例を端的に示す説明図である。図7の例では、テストパターン登録レジスタ14に登録されたテストパターンの内、最新のテストパターンを読み出す。
図7においてテストパターン登録レジスタ制御部15は、テストパターン登録レジスタ14に本登録中の複数のテストパターンから最新の単一のテストパターン“データ2”を読み出し、最新のテストパターンをデータ受信装置3に送信するものである。
図7に示すテストパターン読出処理では、複数のテストパターンの内、最新のテストパターン、すなわち最新のデータエラー検出時の再送データのテストパターンを使用して再トレーニング処理を実行するようにした。このため、現在運用中のシステム環境温度やデータエラー発生時の厳しい環境に対応した最適なデータ受信装置3側の回路パラメータを調整設定することができる。
尚、図7に示すテストパターン読出処理では、テストパターン登録レジスタ14に本登録中の最新のテストパターンを読出出力するようにしたが、複数の格納領域の内の所定格納領域、例えば第2段目の格納領域に本登録中のテストパターンを読出出力するようにしても良いことは言うまでもない。
また、図8は、実施例1のテストパターン登録レジスタ制御部15に関わるテストパターン読出処理の一例を端的に示す説明図である。図8の例では、テストパターン登録レジスタ14に登録されたテストパターンの内、デフォルトのテストパターンを含めて第1段目からテストパターンをインクリメント読み出しする。
図8においてテストパターン登録レジスタ制御部15は、テストパターン登録レジスタ14に本登録中の複数のテストパターンから、単一ではなく、第1段目から第2段目、第3段目、第4段目…の順にデフォルトのテストパターンを含むテストパターンを順次読み出し、これら順次読み出した複数のテストパターンをデータ受信装置3に順次送信するものである。
図8に示すテストパターン読出処理では、第1段目から第2段目、第3段目…の順にテストパターンを順次読み出し、これら順次読み出した複数のテストパターンを使用して再トレーニング処理を実行するようにした。このため、現在運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキは勿論のこと、データエラー発生時の厳しい環境に対応した高精度かつ最適なデータ受信装置3側の回路パラメータを調整設定することができる。
尚、図8に示すテストパターン読出処理では、テストパターン登録レジスタ14に本登録中の第1段目から第2段目、第3段目…の順にデフォルトのテストパターンを含むテストパターンを順次読出出力するようにしたが、テストパターン登録レジスタ14の第1段目から所定のデータ長単位に、例えば第1段目から第3段目までに登録された所定のデータ長のテストパターンを読出出力するようにしても良いことは言うまでもない。
図9は、実施例1のテストパターン登録レジスタ制御部15に関わるテストパターン読出処理の一例を端的に示す説明図である。図9の例では、テストパターン登録レジスタ14に登録されたテストパターンの内、デフォルトのテストパターンを除いて、第1段目から順次にテストパターンをインクリメント読み出しする。
図9においてテストパターン登録レジスタ制御部15は、テストパターン登録レジスタ14に本登録中の複数のテストパターンから、単一ではなく、第1段目から第2段目、第3段目…の順にデフォルトのテストパターンを除くテストパターンを順次読み出し、順次読み出した複数のテストパターンをデータ受信装置3に順次送信するものである。
図9に示すテストパターン読出処理では、第1段目から第2段目、第3段目…の順にデフォルトのテストパターンを除くテストパターンを順次読み出し、順次読み出したテストパターンを使用して再トレーニング処理を実行するようにした。このため、現在運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキは勿論のこと、データエラー発生時の厳しい環境に対応した高精度かつ最適なデータ受信装置3側の回路パラメータを調整設定することができる。
実施例1のデータ伝送システム1では、データエラー検出時に関わる再送データをテストパターンとしてデータ送信装置2側のテストパターン登録レジスタ14に本登録し、データ受信装置3が受信した再送データをテストパターンに対応した照合パターンとしてデータ受信装置3側の照合パターン登録レジスタ24に本登録しておく。そして、データ送信装置2が、再トレーニング信号を検出すると、テストパターン登録レジスタ14に本登録中のテストパターンをデータ受信装置3に送信する。また、データ受信装置3が、データ送信装置2からテストパターンを受信すると、テストパターンに対応する照合パターンを照合パターン登録レジスタ24から読み出し、テストパターンと照合パターンとを照合し、照合結果に基づき、データ受信装置3側のパラメータを調整設定する。そのため、実施例1のデータ伝送システム1によれば、データ送信装置2及びデータ受信装置3相互間の再トレーニング処理に使用するテストパターン及び照合パターンに運用中のデータエラー検出時に関わる再送データを使用することで、現在運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキは勿論のこと、データエラー発生時の厳しい環境に応じた最適なデータ受信装置3側の回路パラメータを調整設定することができ、その結果、高速データ伝送に適した環境を実現することができる。
また、実施例1のデータ伝送システム1では、データエラー検出時のデータ再送要求に対応する再送データをテストパターン登録レジスタ14に仮登録し、データ受信装置3側からの再送データのエラー解消通知を検出すると、テストパターン登録レジスタ14に仮登録中の再送データをテストパターンとして本登録するようにした。そのため、実施例1のデータ伝送システム1によれば、データ送信装置2側では、運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキは勿論のこと、データエラー発生の厳しい環境に応じた最適なテストパターンをテストパターン登録レジスタ14に本登録することができる。
また、実施例1のデータ伝送システム1では、テストパターン登録レジスタ14に再送データを仮登録中に、データ受信装置3側から再度、再送データのデータ再送要求を検出すると、テストパターン登録レジスタ14に仮登録中の再送データを本登録することなく、仮登録を維持する。そのため、実施例1のデータ伝送システム1によれば、データエラーを解消できなかった再送データを、そのまま、テストパターンとして本登録してしまうような事態を防止することができる。
また、実施例1のデータ伝送システム1では、データエラー検出時のデータ再送要求に対応する再送データを照合パターン登録レジスタ24に仮登録し、再送データのデータエラーを検出しなかった場合、照合パターン登録レジスタ24に仮登録中の再送データを照合パターンとして本登録する。そのため、実施例1のデータ伝送システム1によれば、データ受信装置3側では、運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキは勿論のこと、データエラー発生の厳しい環境に応じた照合パターンを照合パターン登録レジスタ24に本登録することができる。
次に、実施例2のデータ伝送システム1について説明する。図10は、実施例2のテストパターン登録レジスタ制御部15に関わるテストパターン読出処理の一例を端的に示す説明図である。図10の例では、再送データの他に、再送データに連続する前後データをテストパターンとして読み出し、データ受信装置2に対して送信する。尚、実施例1に示すデータ伝送システム1と同一の構成については、同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図10において、“データ0−1”はエラー検出時に関わる再送データである。一方、データ送信装置2は、“データ0−1”に先立って“データ0−0”を、また、“データ0−1”に続いて“データ0−2”を、それぞれデータ受信装置3に対して送信している。図10の例では、“データ0−0”、“データ0−1”及び“データ0−2”を、テストパターンとしてテストパターン登録レジスタ14に登録する。図10では、“データ0−0”はテストパターン登録レジスタ14の第1段目に、“データ0−1”はテストパターン登録レジスタ14の第2段目に、“データ0−2”はテストパターン登録レジスタ14の第3段目に、それぞれ登録される。
実施例2のデータ伝送システム1は、データエラー検出時の再送データの他に、再送データの前後のデータ、すなわちデータエラー検出直前の正常なデータ及びデータエラー検出直後の正常なデータを含め、これら再送データ及び前後データをテストパターンとしてテストパターン登録レジスタ14に本登録する。そして、実施例2のデータ伝送システム1では、データ受信装置3側の照合パターン登録レジスタ24に、再送データ及び、その前後のデータを照合パターンとして本登録する。
そこで、実施例2の第2テストパターン登録処理に関わるデータ送信装置2の動作について説明する。図11は実施例2の第2テストパターン登録処理に関わるデータ送信装置2側の処理動作を示すフローチャートである。
図11においてデータ送信装置2側のテストパターン登録レジスタ制御部15は、ステップS13の処理を経て再送データをデータ受信装置3に送信後、データ受信装置3に送信した再送データ及び再送データの前後データを送信データ保存バッファ12から読み出し(ステップS14A)、読み出した再送データ及び前後データをテストパターン登録レジスタ14に仮登録し(ステップS14B)、データ受信装置3からのエラー解消通知を検出したか否かを判定すべく、図11中のステップS15に移行する。
また、テストパターン登録レジスタ制御部15は、ステップS15にてデータ受信装置3からのエラー解消通知を検出した場合(ステップS15肯定)、すなわちデータ受信装置3が再送データのエラーを検出しなかった場合、テストパターン登録レジスタ14に仮登録中の再送データ及び前後データをテストパターンとして本登録することで(ステップS16A)、図11の処理動作を終了する。
図11に示す第2テストパターン登録処理では、データエラー検出時のデータ再送要求に対応する再送データの他に、再送データの前後データをテストパターン登録レジスタ14に仮登録し、データ受信装置3側からの再送データのエラー解消通知を検出した場合、テストパターン登録レジスタ14に仮登録中の再送データ及び前後データをテストパターンとして本登録する。このため、データ送信装置2側では、現在運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキは勿論のこと、データエラー発生時の厳しい環境に応じた高精度のテストパターンをテストパターン登録レジスタ14に本登録することができる。
また、第2テストパターン登録処理では、テストパターン登録レジスタ14に再送データ及び前後データを仮登録中に、データ受信装置3側から再度、再送データのデータ再送要求を検出すると、テストパターン登録レジスタ14に仮登録中の再送データ及び前後データを本登録することなく、仮登録を維持する。このため、データエラーを解消できなかった再送データ及び前後データを、そのまま、テストパターンとして本登録してしまうような事態を防止することができる。
次に、実施例2の第2照合パターン登録処理に関わるデータ受信装置3の動作について説明する。図12は実施例2の第2照合パターン登録処理に関わるデータ受信装置3側の処理動作を示すフローチャートである。
図12においてデータ受信装置3側の照合パターン登録レジスタ制御部25は、ステップS23の処理を経てデータ送信装置2から再送データを受信後、受信データ保存バッファ21に格納中の再送データの他に、再送データの前データを読み出し(ステップS24A)、これら再送データ及び前データを照合パターン登録レジスタ24に仮登録し(ステップS24B)、再送データのエラーを検出したか否かを判定すべく、図12中のステップS25に移行する。
また、照合パターン登録レジスタ制御部25は、ステップS25にてエラー判定部23Aが再送データにエラーを検出しない場合には、ステップS26にて再送データのエラー解消通知をデータ送信装置2に通知した後、受信データ保存バッファ21上に格納したデータ、すなわち照合パターン登録レジスタ24に仮登録中の再送データの直後のデータを後データとして読み出す(ステップS27A)。
さらに、照合パターン登録レジスタ制御部25は、照合パターン登録レジスタ24に仮登録中の再送データ及び前データに、ステップS27Aにて読み出した後データを加えて、照合パターンとして照合パターン登録レジスタ24に本登録し(ステップS27B)、図12の処理動作を終了する。
図12に示す第2照合パターン登録処理では、データエラー検出時のデータ再送要求に対応する再送データ及び、再送データの前データを照合パターン登録レジスタ24に仮登録する。そして、再送データのエラーを検出しなかった場合、受信データ保存バッファ21に格納中の再送データの次のデータを後データとして読み出し、照合パターン登録レジスタ24に仮登録中の再送データ及び前データに後データを含めて照合パターンとして本登録する。このため、データ受信装置3側では、現在運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキは勿論のこと、データエラー発生時の厳しい環境に応じた高精度な照合パターンを照合パターン登録レジスタ24に本登録することができる。
また、第2照合パターン登録処理では、照合パターン登録レジスタ24に再送データ及び前データを仮登録中に、再送データのデータエラーを検出した場合、照合パターン登録レジスタ24に仮登録中の再送データ及び前データを本登録することなく、仮登録を維持する。このため、データエラーを解消できなかった再送データを、そのまま、照合パターンとして本登録してしまうような事態を防止することができる。
実施例2のデータ伝送システム1では、データエラー検出時に関わる再送データの他に、再送データの前後データをテストパターンとしてデータ送信装置2側のテストパターン登録レジスタ14に本登録し、再送データをテストパターンに対応した照合パターンとしてデータ受信装置3側の照合パターン登録レジスタ24に本登録しておく。そして、データ送信装置2が、再トレーニング処理の起動を開始すると、テストパターン登録レジスタ14に本登録中のテストパターンをデータ受信装置3に送信すると共に、データ受信装置3が、テストパターンを受信すると、受信したテストパターンに対応する照合パターンを照合パターン登録レジスタ24から読み出し、これらテストパターンと照合パターンとを照合し、その照合結果に基づき、データ受信装置3側のパラメータを調整設定することになる。このため、実施例2のデータ伝送システム1によれば、データ送信装置2及びデータ受信装置3相互間の再トレーニング処理に使用するテストパターン及び照合パターンに、データエラー検出時に関わる再送データ及び、再送データの前後データを使用することで、現在運用中のシステム環境温度や装置製造バラツキは勿論のこと、データエラー発生時の厳しい環境に応じた最適なデータ受信装置3側の回路パラメータを調整設定することができ、その結果、高速データ伝送に適したシステム環境を実現することができる。
尚、上記実施例1及び実施例2においては、テストパターンを本登録するテストパターン登録レジスタ14及び照合パターンを本登録する照合パターン登録レジスタ24を例に挙げ、レジスタに本登録中のパターンがn個を超えた場合、最古のパターンをレジスタから自動的に消去するようにしたが、このような自動消去をロックするような機能を備えるようにしても良いことは言うまでもない。
また、上記実施例1及び実施例2においては、テストパターン登録レジスタ14及び照合パターン登録レジスタ24にパターンを本登録するようにしたが、データ送信装置2及びデータ受信装置3が電源断した場合でも、レジスタに本登録中のパターンが消去されないようなメモリに、パターンをバックアップするようにしても良いことは言うまでもない。
また、上記実施例1及び実施例2においては、再トレーニング処理の起動を開始すると、テストパターン登録レジスタ14に登録中の複数のテストパターンの内、任意のテストパターンを読み出し、読み出したテストパターンをデータ受信装置3側に送信するようにした。しかし、例えば現在のシステム環境温度を常時監視する機能を備え、データエラー検出時の再送データをテストパターンとしてテストパターン登録レジスタ14に本登録する際に、現在のシステム環境温度も併せて登録しておき、再トレーニング処理の起動開始時に、現在のシステム環境温度を測定し、この測定結果に基づき、テストパターン登録レジスタ14に登録中の複数のテストパターンの内、現在のシステム環境温度に最も近いテストパターンを読出出力するようにしても良い。この場合、現在運用中のシステム環境温度に適した高精度の再トレーニング処理を実現することができる。
また、上記実施例1及び実施例2においては、コンピュータ内部の電子回路相互間のデータ伝送システムにおいて、データ送信装置2を内蔵した一方の電子回路及び、データ受信装置3を内蔵した他方の電子回路を例に挙げて説明した。これに対し、一方の電子回路にデータ送信装置2及びデータ受信装置3両方を内蔵し、他方の電子回路にデータ送信装置2及びデータ受信装置3両方を内蔵しても良く、この場合、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、上記実施例1及び実施例2においては、コンピュータ内部の電子回路相互間のデータ伝送システム1を例に挙げて説明したが、コンピュータに限定されることはなく、テストパターンを使用する再トレーニング処理を実行するデータ送信機能及びデータ受信機能を備えたシステムであれば、様々なシステムに適用可能であることは言うまでもない。
また、上記実施例1及び実施例2においては、データ送信装置2及びデータ受信装置3間を、データ送信線4Aを通じて有線接続するデータ伝送システム1を例に挙げて説明したが、データ送信装置2及びデータ受信装置3間を無線接続するデータ伝送システムについて適用可能であることは言うまでもない。
以上、本発明の実施例について説明したが、本実施例によって本発明の技術的思想の範囲が限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲を逸脱しない限り、各種様々な実施例が実施可能であることは言うまでもない。また、本実施例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
また、本実施例で説明した各種処理の内、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動で行うことも可能であることは勿論のこと、その逆に、手動で行われるものとして説明した処理の全部又は一部を自動で行うことも可能であることは言うまでもない。また、本実施例で説明した処理手順、制御手順、具体的名称、各種データやパラメータを含む情報についても、特記した場合を除き、適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的に記載したものであって、必ずしも物理的に図示のように構成されるものではなく、その各装置の具体的な態様は図示のものに限縮されるものでは到底ないことは言うまでもない。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上、又はCPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
以上、実施例1及び実施例2を含む実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)データを送信するデータ送信装置と、データ送信装置からのデータを受信するデータ受信装置とを有し、データ受信装置は、前記データ送信装置から受信したデータにエラーを検出したか否かを判定するエラー判定部と、エラー判定部にてエラーを検出した場合、前記データ送信装置に対してエラーを検出したデータの再送を要求するデータ再送要求部とを有し、前記データ送信装置は、前記データ再送要求部からの再送要求を検出すると、検出した再送要求に関わるデータを再送データとして、前記データ受信装置に再送するデータ再送部を有するデータ伝送システムであって、
前記データ送信装置は、
前記再送データをテストパターンとして登録するテストパターン登録部と、
再トレーニング信号に応じて、前記テストパターン登録部に登録中の前記テストパターンを前記データ受信装置に送信するテストパターン送信部とを有し、
前記データ受信装置は、
前記データ送信装置から受信した前記再送データを前記テストパターンの照合パターンとして登録する照合パターン登録部と、
前記テストパターン送信部から前記テストパターンを受信すると、受信したテストパターンに対応する照合パターンを前記照合パターン登録部から読み出し、テストパターンと照合パターンとを照合するパターン照合部と、
パターン照合部の照合結果に基づき、前記データ受信装置側のパラメータを調整設定するパラメータ調整設定部と
を有することを特徴とするデータ伝送システム。
(付記2)前記データ送信装置側の前記テストパターン登録部は、
前記データ受信装置側の前記データ再送要求部からの再送要求を検出すると、検出した再送要求に関わるデータを再送データとし、再送データを前記テストパターンとして仮登録し、
前記データ受信装置側の前記照合パターン登録部は、
前記データ送信装置から受信した前記再送データを前記テストパターンの照合パターンとして仮登録することを特徴とする付記1記載のデータ伝送システム。
(付記3)前記テストパターン登録部は、
前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出しなかった場合、再送データを前記テストパターンとして本登録し、
前記照合パターン登録部は、
前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出しなかった場合、再送データを前記テストパターンの照合パターンとして本登録することを特徴とする付記1又は2記載のデータ伝送システム。
(付記4)前記データ受信装置は、
前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出しなかった場合、エラー解消を前記データ送信装置側に通知するエラー解消通知部を有し、
前記データ受信装置側の前記照合パターン登録部は、
前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出しなかった場合、再送データを前記照合パターンとして本登録し、
前記データ送信装置側の前記テストパターン登録部は、
前記データ受信装置側の前記エラー解消通知部からの前記エラー解消を検出すると、前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出しなかった場合と判断し、再送データを前記テストパターンとして本登録することを特徴とする付記2記載のデータ伝送システム。
(付記5)前記データ受信装置側の前記データ再送要求部は、
前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出した場合、前記データ送信装置に対してエラーを検出したデータの再送を要求し、
前記テストパターン登録部は、
前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出した場合、前記テストパターンとしてエラーを検出した再送データの本登録を禁止し、
前記照合パターン登録部は、
前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出した場合、前記テストパターンの照合パターンとしてエラーを検出した再送データの本登録を禁止することを特徴とする付記1又は3記載のデータ伝送システム。
(付記6)前記データ受信装置側の前記照合パターン登録部は、
前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出した場合、前記仮登録中の再送データに関わる前記テストパターンの照合パターンとしての本登録を禁止し、
前記データ送信装置側の前記テストパターン登録部は、
前記データ受信装置側の前記データ再送要求部からの前記データの再送要求を検出すると、前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出した場合と判断し、前記仮登録中の再送データに関わる前記テストパターンとしての本登録を禁止することを特徴とする付記4記載のデータ伝送システム。
(付記7)前記データ送信装置は、
前記データ受信装置に順次送信するデータを順次記憶する送信データ記憶部を有し、
前記テストパターン登録部は、
前記再送データの他に、前記再送データに連続する前後のデータを前記送信データ記憶部から読み出し、読み出した前後のデータ及び前記再送データを前記テストパターンとして登録し、
前記データ受信装置は、
前記データ送信装置から順次受信したデータを順次記憶する受信データ記憶部を有し、
前記照合パターン登録部は、
前記再送データの他に、前記再送データに連続する前後のデータを前記受信データ記憶部から読み出し、読み出した前後のデータ及び前記再送データを、前記テストパターンに対応する前記照合パターンとして登録することを特徴とする付記1,2,3,4,5又は6記載のデータ伝送システム。
(付記8)前記テストパターン登録部は、
複数のテストパターンを登録可能にし、
前記テストパターン送信部は、
前記再トレーニング信号に応じて、前記テストパターン登録部に登録中の前記複数のテストパターンの内、所定のテストパターンを選択して、前記データ受信装置に送信することを特徴とする付記1,2,3,4,5,6又は7記載のデータ伝送システム。
(付記9)前記テストパターン登録部は、
複数のテストパターンを登録可能にし、
前記テストパターン送信部は、
前記再トレーニング信号に応じて、前記テストパターン登録部に登録中の前記複数のテストパターンの内、最新のテストパターンを選択して、前記データ受信装置に送信することを特徴とする付記8記載のデータ伝送システム。
(付記10)データ送信装置から受信したデータのエラーを検出したか否かを判定するデータ受信装置側のエラー判定ステップと、エラー判定ステップにて前記データのエラーを検出した場合、前記データ送信装置に対してエラーを検出したデータの再送を要求するデータ受信装置側のデータ再送要求ステップと、前記データ再送要求ステップからの再送要求を検出すると、検出した再送要求に関わるデータを再送データとして、前記データ受信装置に再送する前記データ送信装置側のデータ再送ステップとを実行するデータ伝送方法であって、
前記再送データをテストパターンとして登録する前記データ送信装置側のテストパターン登録ステップと、
再トレーニング信号に応じて、前記テストパターン登録ステップに登録済みの前記テストパターンを前記データ受信装置に送信する前記データ送信装置側のテストパターン送信ステップと、
前記データ送信装置から受信した前記再送データを、前記テストパターンの照合パターンとして登録する前記データ受信装置側の照合パターン登録ステップと、
前記テストパターン送信ステップから前記テストパターンを受信すると、受信したテストパターンに対応する照合パターンを前記照合パターン登録ステップに登録済みの照合パターンから読み出し、テストパターンと照合パターンとを照合する前記データ受信装置側のパターン照合ステップと、
パターン照合ステップの照合結果に基づき、前記データ受信装置側のパラメータを調整設定する前記データ受信装置側のパラメータ調整設定ステップと
を実行することを特徴とするデータ伝送方法。
(付記11)データ受信装置に対してデータを送信すると共に、前記データ受信装置からのデータのエラー検出に関わるデータの再送要求を検出すると、検出した再送要求に関わるデータを再送データとして、前記データ受信装置に再送するデータ再送部を有するデータ送信装置であって、
前記再送データを、前記データ受信装置との再トレーニング処理に使用するテストパターンとして登録するテストパターン登録部と、
再トレーニング信号に応じて、前記テストパターン登録部に登録中の前記テストパターンを、前記データ受信装置に送信するテストパターン送信部と
を有することを特徴とするデータ送信装置。
(付記12)データ送信装置から受信したデータのエラーを検出したか否かを判定するエラー判定部と、エラー判定部にてエラーを検出した場合、前記データ送信装置に対してエラーを検出したデータの再送を要求するデータ再送要求部とを有するデータ受信装置であって、
前記データ送信装置から前記データの再送要求に関わる再送データを受信すると、受信した再送データを、前記データ送信装置との再トレーニング処理に使用するテストパターンに対応した照合パターンとして登録する照合パターン登録部と、
前記データ送信装置から前記テストパターンを受信すると、受信したテストパターンに対応する照合パターンを前記照合パターン登録部から読み出し、テストパターンと照合パターンとを照合するパターン照合部と、
パターン照合部の照合結果に基づき、前記データ受信装置側のパラメータを調整設定するパラメータ調整設定部と
を有することを特徴とするデータ受信装置。
実施例1のデータ伝送システム内部の概略構成を示すブロック図である。 実施例1の第1テストパターン登録処理に関わるデータ送信装置側の処理動作を示すフローチャートである。 実施例1の第1照合パターン登録処理に関わるデータ受信装置側の処理動作を示すフローチャートである。 実施例1の再トレーニング処理の動作を端的に示す説明図である。 実施例1の再トレーニング処理に関わるデータ送信装置及びデータ受信装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施例1のテストパターン登録レジスタ制御部に関わるテストパターン読出処理の一例を端的に示す説明図である。 実施例1のテストパターン登録レジスタ制御部に関わるテストパターン読出処理の一例を端的に示す説明図である。 実施例1のテストパターン登録レジスタ制御部に関わるテストパターン読出処理の一例を端的に示す説明図である。 実施例1のテストパターン登録レジスタ制御部に関わるテストパターン読出処理の一例を端的に示す説明図である。 実施例2のテストパターン登録レジスタ制御部に関わるテストパターン読出処理の一例を端的に示す説明図である。 実施例2の第2テストパターン登録処理に関わるデータ送信装置側の処理動作を示すフローチャートである。 実施例2の第2照合パターン登録処理に関わるデータ受信装置側の処理動作を示すフローチャートである。 一般的なコンピュータ内部の電子回路を端的に示すブロック図である。 従来技術のデータ伝送システム内部の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 データ伝送システム
2 データ送信装置
3 データ受信装置
12 送信データ保存バッファ
13 データ送信制御部
14 テストパターン登録レジスタ
15 テストパターン登録レジスタ制御部
15A テストパターン送信部
21 受信データ保存バッファ
23A エラー判定部
23B データ再送要求部
24 照合パターン登録レジスタ
25 照合パターン登録レジスタ制御部
26 パターン照合部
27 回路パラメータ調整設定部

Claims (8)

  1. データを送信するデータ送信装置と、データ送信装置からのデータを受信するデータ受信装置とを有し、データ受信装置は、前記データ送信装置から受信したデータにエラーを検出したか否かを判定するエラー判定部と、エラー判定部にてエラーを検出した場合、前記データ送信装置に対してエラーを検出したデータの再送を要求するデータ再送要求部とを有し、前記データ送信装置は、前記データ再送要求部からの再送要求を検出すると、検出した再送要求に関わるデータを再送データとして、前記データ受信装置に再送するデータ再送部を有するデータ伝送システムであって、
    前記データ送信装置は、
    前記再送データをテストパターンとして登録するテストパターン登録部と、
    再トレーニング信号に応じて、前記テストパターン登録部に登録中の前記テストパターンを前記データ受信装置に送信するテストパターン送信部とを有し、
    前記データ受信装置は、
    前記データ送信装置から受信した前記再送データを前記テストパターンの照合パターンとして登録する照合パターン登録部と、
    前記テストパターン送信部から前記テストパターンを受信すると、受信したテストパターンに対応する照合パターンを前記照合パターン登録部から読み出し、テストパターンと照合パターンとを照合するパターン照合部と、
    パターン照合部の照合結果に基づき、前記データ受信装置側のパラメータを調整設定するパラメータ調整設定部と
    を有することを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 前記テストパターン登録部は、
    前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出しなかった場合、再送データを前記テストパターンとして本登録し、
    前記照合パターン登録部は、
    前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出しなかった場合、再送データを前記テストパターンの照合パターンとして本登録することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システム。
  3. 前記データ受信装置側の前記データ再送要求部は、
    前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出した場合、前記データ送信装置に対してエラーを検出したデータの再送を要求すると共に、
    前記テストパターン登録部は、
    前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出した場合、前記テストパターンとしてエラーを検出した再送データの本登録を禁止し、
    前記照合パターン登録部は、
    前記エラー判定部にて前記データ送信装置側の前記データ再送部からの前記再送データにエラーを検出した場合、前記テストパターンの照合パターンとしてエラーを検出した再送データの本登録を禁止することを特徴とする請求項1又は2記載のデータ伝送システム。
  4. 前記データ送信装置は、
    前記データ受信装置に順次送信するデータを順次記憶する送信データ記憶部を有し、
    前記テストパターン登録部は、
    前記再送データの他に、前記再送データに連続する前後のデータを前記送信データ記憶部から読み出し、読み出した前後のデータ及び前記再送データを前記テストパターンとして登録すると共に、
    前記データ受信装置は、
    前記データ送信装置から順次受信したデータを順次記憶する受信データ記憶部を有し、
    前記照合パターン登録部は、
    前記再送データの他に、前記再送データに連続する前後のデータを前記受信データ記憶部から読み出し、読み出した前後のデータ及び前記再送データを、前記テストパターンに対応する前記照合パターンとして登録することを特徴とする請求項1、2又は3記載のデータ伝送システム。
  5. 前記テストパターン登録部は、
    複数のテストパターンを登録可能にし、
    前記テストパターン送信部は、
    前記再トレーニング信号に応じて、前記テストパターン登録部に登録中の前記複数のテストパターンの内、所定のテストパターンを選択して、前記データ受信装置に送信することを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のデータ伝送システム。
  6. データ送信装置から受信したデータのエラーを検出したか否かを判定するデータ受信装置側のエラー判定ステップと、エラー判定ステップにてエラーを検出した場合、前記データ送信装置に対してエラーを検出したデータの再送を要求するデータ受信装置側のデータ再送要求ステップと、前記データ再送要求ステップからの再送要求を検出すると、検出した再送要求に関わるデータを再送データとして、前記データ受信装置に再送する前記データ送信装置側のデータ再送ステップとを実行するデータ伝送方法であって、
    前記再送データをテストパターンとして登録する前記データ送信装置側のテストパターン登録ステップと、
    再トレーニング信号に応じて、前記テストパターン登録ステップに登録済みの前記テストパターンを前記データ受信装置に送信する前記データ送信装置側のテストパターン送信ステップと、
    前記データ送信装置から受信した前記再送データを前記テストパターンの照合パターンとして登録する前記データ受信装置側の照合パターン登録ステップと、
    前記テストパターン送信ステップから前記テストパターンを受信すると、受信したテストパターンに対応する照合パターンを前記照合パターン登録ステップに登録済みの照合パターンから読み出し、テストパターンと照合パターンとを照合する前記データ受信装置側のパターン照合ステップと、
    パターン照合ステップの照合結果に基づき、前記データ受信装置側のパラメータを調整設定する前記データ受信装置側のパラメータ調整設定ステップと
    を実行することを特徴とするデータ伝送方法。
  7. データ受信装置に対してデータを送信すると共に、前記データ受信装置からのデータのエラー検出に関わるデータの再送要求を検出すると、検出した再送要求に関わるデータを再送データとして、前記データ受信装置に再送するデータ再送部を有するデータ送信装置であって、
    前記再送データを、前記データ受信装置との再トレーニング処理に使用するテストパターンとして登録するテストパターン登録部と、
    再トレーニング信号に応じて、前記テストパターン登録部に登録中の前記テストパターンを、前記データ受信装置に送信するテストパターン送信部と
    を有することを特徴とするデータ送信装置。
  8. データ送信装置から受信したデータのエラーを検出したか否かを判定するエラー判定部と、エラー判定部にてエラーを検出した場合、前記データ送信装置に対してエラーを検出したデータの再送を要求するデータ再送要求部とを有するデータ受信装置であって、
    前記データ送信装置から前記データの再送要求に関わる再送データを受信すると、受信した再送データを、前記データ送信装置との再トレーニング処理に使用するテストパターンに対応した照合パターンとして登録する照合パターン登録部と、
    前記データ送信装置から前記テストパターンを受信すると、受信したテストパターンに対応する照合パターンを前記照合パターン登録部から読み出し、テストパターンと照合パターンとを照合するパターン照合部と、
    パターン照合部の照合結果に基づき、前記データ受信装置側のパラメータを調整設定するパラメータ調整設定部と
    を有することを特徴とするデータ受信装置。
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