JP5056472B2 - 穿孔板の製造方法、及び、液体噴射ヘッド - Google Patents

穿孔板の製造方法、及び、液体噴射ヘッド Download PDF

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本発明は、穿孔板の製造方法、及び、この穿孔板を装着した液体噴射ヘッドに関し、特に微細な貫通孔を開設した液体噴射ヘッド用ノズルプレートを作製するのに適したものである。
板材にノズル孔を穿孔したノズルプレートを備え、ノズル孔から液滴を噴射する装置、例えば、インクジェット式記録ヘッドにおいては、インク滴等がノズルプレートの表面に付着してノズル孔が目詰まりすることを防止するために、ノズルプレートの表面は撥水性を備えることが望ましい。
一方、ノズル孔の内部においては、インクのメニスカスが安定して移動できるために、撥水性よりも濡れ性が高いことが望ましい。
この様に、ノズルプレートの表面とノズル孔の内周面とは相反する特性が望まれており、これを解決するために、ノズルプレートとなる金属板の一方の面からパンチを打ち込んで孔を開設し、この孔開設面にレジストを塗布すると共に、孔の内部にレジストを充填し、金属板にパンチを打ち込んだ際に反対側の面に生じた膨出した膨出部を研磨除去して孔内のレジストを露出させ、この状態で撥水メッキを施し、その後にレジストを除去するノズルプレートの製造方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−25657号公報
ところが、前記した製造方法では、レジストを塗布するために長時間を要し、また、塗布装置も大掛かりになってしまう。さらに、孔は底に近づくにつれて縮径しているので、孔の奥にまでレジストを確実に充填することが容易ではなく、充填が不充分であると孔の内周面にまで撥水処理が行われてしまう。孔の内部にまで撥水処理が行われると、吐出特性が不安定になり、所定の性能を発揮できない。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、その目的は、孔内にレジストを短時間で確実に充填して効率の良い製造が行える穿孔板の製造方法、及び、この穿孔板をノズルプレートとして装着した液体噴射ヘッドを提供しようとするものである。
上記目的を達成するため、本発明に係る製造法は、金属板の一方の面上にレジストフィルムを被せるフィルム被覆工程と、
この金属板に、レジストフィルムを被せた面からパンチを打ち込んで、レジストフィルム被覆面とは反対側の面に膨出部ができる状態で底の有る孔を開設すると共に、パンチの先端でレジストフィルムの一部を前記孔の底に押し込んで充填するパンチング工程と、
金属板のフィルム被覆面とは反対側の面に膨出した膨出部を研磨除去して孔内のレジストフィルムを金属板の面に露出させるラッピング工程と、
前記孔内のレジストフィルムが金属板の面に露出して孔の開口を塞いだ状態で当該面に表面処理を施す表面処理工程と、
表面処理工程の後に、レジストフィルムを除去するレジスト除去工程と、
を経て穿孔板を製造する。
この様な工程を経て製造すると、レジストを塗布したり、孔の内部に注入するなどの手間を省くことができ、また、パンチで孔を形成する際に、パンチの先端でレジストフィルムの一部を孔に押し入れるので、レジストの孔内充填を短い時間で行うことができ、しかも、パンチの先端で押し込むので、孔の最も深い部位にまで充填することができる。さらには、従来の製造方法よりも工程を少なくできる。したがって、作業の効率を従来に比べて大幅に高めることができる。
前記パンチは、先端に向かって縮径するテーパー部とテーパー部の先端に形成したストレート部とを有し、ストレート部の先端を平坦な面により構成し、
該平坦面によりレジストフィルムの一部を押し込んで孔の底に充填することが望ましい。
パンチの先端を平坦な面にすると、レジストフィルムの一部を切断して孔内に確実に押し込むことができ、作業の確実性を高めることができる。
前記表面処理は、撥水メッキを施す撥水処理でもよい。
そして、撥水処理を施すと、穿孔板の一方の面にだけ撥水効果が発揮されるので、この面に液体が付着し難くなって、粘性の増した液体や凝固物などが孔を塞ぐなどの不都合を低減させることができる。
請求項1から3のいずれかに記載の穿孔板をノズルプレートとして液体噴射ヘッドに装着してもよい。すると、この液体噴射ヘッドにおいては、ノズルプレートに液体が付着し難くなり、粘性が高まった液体やその凝固物が孔を塞ぐ不都合が生じ難くなり、メンテナンスの容易化、簡略化を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下の説明では、本発明において穴開き基板として、インクジェット式記録装置に搭載されるインクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッドの一種。以下、単に記録ヘッド1という。)に用いられるノズルプレートを例示する。
まず、記録ヘッド1の構成について説明する。
図1は、記録ヘッド1の構成を説明する要部の断面図である。この記録ヘッド1は、インク導入針2、フィルタ3、及び導入針ユニット4等からなるフィルタアッセンブリ5と、ヘッドケース6、その内部に収納した振動子ユニット7、及び、流路ユニット8等からなるヘッドユニット9とを備えて概略構成されている。そして、記録ヘッド1の内部には、液体供給源の一種であるインクカートリッジから流路ユニット8のノズル開口10に至るまでの一連のインク流路(液体流路の一種)が形成されている。
流路ユニット8は、図2に示すように、振動板11、流路形成基板12、及びノズルプレート13を順次積層した状態でケースヘッド6の先端面に接合されている。
流路ユニット8の底部に配置されるノズルプレート13は、ドット形成密度に対応したピッチ(例えば、180dpi)で複数のノズル開口10を列状に開設した薄い金属板31である。本実施形態のノズルプレート13は、ステンレス鋼製の板材(本発明の金属板31)によって作製され、ノズル開口10の列(ノズル列)が記録ヘッド1の走査方向に複数並べて設けられている。そして、1つのノズル列は、例えば、180個のノズル開口10によって構成されている。このノズルプレート13の作製方法については、後で詳説する。
流路形成基板12は、ノズルプレート13と振動板11との間に配置される部材であり、共通液体室の一種である共通インク室15、インク供給口16、圧力室17等のインク流路となる空部が区画形成されている。流路形成基板12は、例えば、シリコンウェハーをエッチング処理することによって作製される。そして、前記した空部は、ノズルプレート13及び振動板11によりそれぞれ開口面が封止される。
振動板11は、流路形成基板12とヘッドケース6との間に配置される板材であり、ステンレス鋼等の金属製の支持板21上に弾性フィルム22をラミネート加工した二重構造の複合板である。この振動板11の圧力室17に対応する部分には、エッチングなどによって支持板21を環状に除去することで、圧電振動子18の自由端の先端面を接合するための島部19が形成されており、この部分はダイヤフラム部として機能する。即ち、この振動板11は、圧電振動子18の作動に応じて島部19の周囲の弾性フィルム22が弾性変形するように構成されている。また、この振動板11は、流路形成基板12の共通インク室15の開口面を封止してコンプライアンス部20としても機能する。このコンプライアンス部20に相当する部分についてはダイヤフラム部と同様にエッチングなどにより支持板21を除去して弾性フィルム22だけにしている。
前記した構成からなる記録ヘッド1は、圧電振動子18の作動により圧力室17内に圧力変動を与えると、インクカートリッジからインク流路を介して圧力室17内に導入したインクをノズル開口10からインク滴として吐出することができ、このインク滴を記録媒体である記録紙等に着弾することにより画像等を記録することができる。
次に、本発明に製造方法によりノズルプレート13を作製する方法を、図3に基づいて説明する。図3は、金属板31からノズルプレートとして使用する穿孔板(孔開きプレート)を製造する工程を説明する工程図、図4は、孔開けに使用するプレス金型の構成を説明する断面図である。
まず、図3(a)に示すように、金属板31の一方の面(表面)31aに、レジストフィルム24を被せる(フィルム被覆工程)。
金属板31は、例えば、厚みが30〜100μm程度で、ステンレス板あるいは42Alloyなどの前述した流路形成基板12と線膨張係数が同等な材質の板材であることが好ましい。例えば、インバー型合金であれば、ニッケル含有量を変化させることで、線膨張係数が流路形成基板12に近づくように設定することができ、これにより、流路形成基板12と金属板31とを、熱硬化性樹脂等を用いて200℃〜300℃で加熱して接合した後に室温に戻るときに、ノズルプレート13が反ることを防止され、ノズルプレート13が流路形成基板12から剥離することを抑制される。
なお、レジストフィルム24は、後述する表面処理のマスキングとして機能するフィルムであればどのような材質、厚さでもよいが、パンチの先端により切断されて加圧されるので、多少の余裕をもった厚さのものを選択することが望ましい。
フィルム被覆工程が終了したならば、この金属板31をプレス装置にセットし、レジストフィルム24を被せた面31aからパンチ36を打ち込んで、レジストフィルム24の被覆面とは反対側の面(裏面31b)に膨出部31cができる状態で底の有る孔25を開設すると共にパンチ36の先端でレジストフィルム24の一部を前記孔25の底に充填するパンチング工程を行う。
このパンチング工程におけるパンチングは、基本的には図3(b)に示すように、パンチ36の先端を下降してレジストフィルム24の当接し、その後にさらに下降して先端を金属板31内に打ち込み、この時にパンチ36の先端の面がレジストフィルム24の一部を切断してそのまま切断片24´を金属板31内に押し込んで、孔25の底に充填するまでパンチ36を下降する。なお、このパンチング工程におけるパンチ36の下死点は、パンチ36の先端がレジストフィルム24を被覆した面(フィルム被覆面;表面)31aとは反対側の面(下面;裏面)31bに到達する位置に設定する。この様にして金属板31にパンチ36を下死点まで打ち込んでから上昇させると、パンチ36の先端の形状と同じ形状、大きさの有底孔25が金属板31の表面31aに開設されて金属板31の裏面31bには膨出部31cが形成され、同時に、これによりパンチ36の先端によって押し込んだレジストフィルム24が孔25の底に充填される。
パンチング工程が終了したならば、次に、金属板31を研磨機にセットし、フィルム被覆面31aとは反対側の面31bに膨出した膨出部31cを研磨除去する(ラッピング工程)。このラッピング工程では金属板31を砥石上に載せて裏面31bを膨出部31cが除去されるまで研磨し、膨出部31cが除去されて全体が平坦な面になって所定の厚みになった時点で研磨を停止する。この様にして膨出部31cを除去すると、金属板31の孔25の底を構成していた金属が除去されるので孔25が貫通孔となるが、除去された膨出部31cの内側にレジストフィルム24が充填されているので、図2(d)に示すように、孔25内のレジストフィルム24が金属板31の裏面31bに露出して孔25の開口を塞ぐ。
ラッピング工程が終了したならば、金属板31を表面処理装置に搬送してレジストフィルム24を被覆した表面31aとは反対側の裏面31bに表面処理、例えば、撥水処理を施す(表面処理工程)。
撥水処理は、具体的には撥水メッキを挙げることができるが、これに限定されるものではない。
撥水メッキを施すには、先ず、硝酸水溶液中に金属板31を浸漬して酸活性化処理を行い、次に、ストライクNiメッキが施される。これは、ステンレス製の金属板31に撥水メッキ膜の密着性を高めるためである。そして、その次に、Ni−PTFEからなる撥水メッキを施し、裏面31bに撥水メッキ層26が形成される。
そして、上記した手順で金属板31の裏面31bに撥水処理を施すと、裏面31bにだけ処理液が接触することとなり、孔25の開口がレジストフィルム24の一部によって閉塞されているので、孔25の内部には処理液が進入することがなく、孔25の内周面には撥水処理が施されない、すなわち、撥水メッキ層26が形成されない。
表面処理工程が終了したならば、金属板31を洗浄装置に搬送し、表面31aのレジストフィルム24を除去すると共に、孔25の開口を塞いでいたレジストフィルム24を除去する。なお、金属板31の表面31aに被せていたレジストフィルム24は、単に被せていただけなので極めて簡単に取り除くことができ、また、孔25の開口を塞いでいたレジストフィルム24も少量であり、しかも孔25の裏面側の開口に位置しているだけなので、洗浄するだけで簡単かつ確実に除去することができる。
この様にして製造した金属板31は穿孔板(孔明けプレート)となり、レジストフィルム24を被せた面31aとは反対側の面31bにのみ表面処理(撥水処理)が施されて、レジストフィルム24を被せた表面31aおよび孔25の内周面は処理されず、金属板31の地肌が露出した状態を維持する。したがって、この穿孔板を液体噴射ヘッド1のノズルプレート13として使用すると、当該液体噴射ヘッド1のノズル面に液体が付着し難くなり、孔25、すなわち、ノズル開口10の内周面は液体(例えば、インク)の濡れ性が保持されるので、液体との相性が良好であって、液体噴射特性に良好に作用する。
図4は、前記したパンチング工程で使用するプレス装置の金型の概略構成を示す断面図である。このプレス金型30は、ノズルプレート13の材料である金属板31を載せるダイ32と、ラム(図示せず)の下面に取り付けるベース33と、このベース33の下にスプリングやエラストマ等の弾性材34を介してベース33に対して上下動可能な状態で設けた押圧盤35と、ベース33に基端を固定して下向きに設けられたパンチ36と、から概略構成している。
ダイ32は、金属板31に形成しようとする孔(パンチ孔)25の径よりも大きいパンチ挿入孔41を開設しており、雄型のパンチ36に対する雌型として機能する。押圧盤35は、パンチ36の径よりも大きい貫通ガイド孔42が形成されており、その貫通ガイド孔42内に、パンチ36の途中から先端までの部分を挿通させる。
パンチ36は、ベース33(基端)側の軸部45と、軸部45から先端に向かって縮径するテーパー部46と、テーパー部46の先端に形成した小径ストレート部47を備えた柱状体であり、小径ストレート部の先端を平坦な面43により構成してある。なお、軸部45は、外径が20〜30μmで、パンチ36の打ち込み方向(図4中に矢印Kで示す)に沿った円柱形に形成されている。
次に、前記した構成からなるプレス金型30を使用してパンチング加工(工程)を行う場合について説明する。なお、ダイ32はプレス装置の図示しないボルスタ等の支持盤上に固定され、ベース33はラムの下面に固定され、ダイ32とベース33(パンチ36)との相対位置やパンチ36の下死点調整などの型調整はすべて終了していることとする。
まず、ダイ32の上にステンレス板などの金属板31を、レジストフィルム24を被覆した表面31aを上、すなわち、パンチ36側に向けた状態で所定位置に載せ、パンチ36の先端が金属板31に向かった状態でベース33を下降させる。すると、図4に示すように、押圧盤35の下面が、金属板31の表面31a(実際にはレジストフィルム24)に当接する。その後、弾性材34の付勢力に抗しながらベース33をさらに下方に押し下げると、押圧盤35の貫通ガイド孔42に案内されて、図4に示すように、パンチ36の先端部分が金属板31に押し込まれ、これにより金属板31の表面31aに孔25が形成される。そして、この孔25は、金属板31の表面31a側が開口して裏面31b側が閉塞し、この開口内部に亘ってはパンチ36の先端の形状が転写されるので、開口から次第に縮径するロート形を呈しており、小径ストレート部47の形状が転写された底部の底にレジストフィルム24の一部24´が充填される。そして、裏面31bには、前記したように、膨出部31cが形成される。したがって、パンチング工程を終了した穿孔板を次のラッピング工程で研磨すると、膨出部が研磨除去され、孔25は、テーパー部にストレート部が連続したノズル開口10に成形され、液体噴射ヘッド用のノズルプレートに好適な孔形状となる。
また、前記したプレス金型30により加工した金属板31をノズルプレート13として記録ヘッド1に装備する場合、ノズルプレート13の表面31aは撥水処理されていないので、流路形成基板12に対する接着剤の接着力が強固であって確実に接着することができる。また、ノズル開口10の内周面の濡れ性が良好なのでメニスカスの移動が円滑であるためにノズル開口10から噴射する液滴の飛翔特性の向上が期待できる。さらには、露出しているノズルプレート13の面31bが撥水処理されているので、液滴が付着し難く、これにより、ノズル開口10が目詰まりするなどのトラブルを低減することができる。
ところで、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
前述した実施形態では、パンチ36の先端面を平坦な面43としたが、この面に微細な凹凸を形成して粗面としてもよい。パンチ36の先端の面を粗面とすると、レジストフィルムに対する滑りが少なくなって、レジストフィルムの一部を一層確実に孔の底に押し込んで充填することができる。したがって、ラッピング工程での研磨代が増えて、孔の開口を確実に閉塞することができる。
また、本発明に斯かる製造方法により製造した穿孔板は、インクジェット式記録ヘッド用のノズルプレートとして利用することに限定されるものではなく、他の液体噴射ヘッドのノズルプレートに利用することができ、また、液体噴射ヘッドのノズルプレート以外に、他の用途に用いてもよい。
記録ヘッドの構成を説明する要部断面図である。 流路ユニットの構成を説明する分解斜視図である。 本発明に係る製造方法の各工程を説明する概略工程図であり、(a)はフィルム被覆工程、(b)はパンチング工程、(c)はパンチを抜いたラッピング工程前の状態、(d)はラッピング工程が終了した状態、(e)は表面処理工程で表面処理を施した状態、(f)はレジスト除去工程が終了した後の状態を示す図である。 プレス金型の断面図である。
符号の説明
1…記録ヘッド、13…ノズルプレート、24…レジストフィルム、25…孔、26…撥水メッキ層、30…プレス金型、31…金属板、31a…金属板の表面、31b…金属板の裏面、31c…膨出部、36…パンチ、43…パンチ先端の平坦な面、45…軸部、46…テーパー部、47…小径ストレート部

Claims (4)

  1. 金属板の一方の面上にレジストフィルムを被せるフィルム被覆工程と、
    この金属板に、レジストフィルムを被せた面からパンチを打ち込んで、レジストフィルム被覆面とは反対側の面に膨出部ができる状態で底の有る孔を開設すると共に、パンチの先端でレジストフィルムの一部を前記孔の底に押し込んで充填するパンチング工程と、
    金属板のフィルム被覆面とは反対側の面に膨出した膨出部を研磨除去して孔内のレジストフィルムを金属板の面に露出させるラッピング工程と、
    前記孔内のレジストフィルムが金属板の面に露出して孔の開口を塞いだ状態で当該面に表面処理を施す表面処理工程と、
    表面処理工程の後に、レジストフィルムを除去するレジスト除去工程と、
    を経て製造することを特徴とする穿孔板の製造方法。
  2. 前記パンチは、先端に向かって縮径するテーパー部とテーパー部の先端に形成したストレート部とを有し、ストレート部の先端を平坦な面により構成し、
    該平坦面によりレジストフィルムの一部を押し込んで孔の底に充填することを特徴とする請求項1に記載の穿孔板製造方法。
  3. 前記表面処理が撥水処理であることを特徴とする請求項2に記載の穿孔板の製造方法。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の穿孔板をノズルプレートとして装着し、該ノズルプレートに開口した孔から液体を噴射するようにしたことを特徴とする液体噴射ヘッド。
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