JP5056205B2 - 無線通信ネットワークシステム、無線端末、無線通信方法、無線通信プログラム - Google Patents
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Description
例えば、無線通信ネットワークシステムに代表されるマルチホップ無線ネットワークの場合、データ通信時の消費電力は受信待ち受け時の消費電力に比べて大きい。しかし、時間的に見ると受信待ち受け時間は、無線通信時間の大部分を占めるため、無線通信ネットワークシステムの全体の消費電力は受信待ち受け時の消費電力に大きく影響される。
特許文献1には、各通信機が間欠的に受信状態に移行する方法が開示されている。この方法では、発呼局および着呼局から構成される無線通信システムにおいて、受信待ちの状態にある着呼局は、一定周期で間欠的に受信部を動作状態とし、受信待ちの着呼局を呼び出して通信を始めようとする発呼局は、着呼局の呼出し番号を送出する前に、一定周期より長い期間、受信部起動信号を送出し、着呼局の受信部は、一定周期で動作状態となるために、この周期より長い起動信号を確実に捕獲して受信部を常時動作状態とし、発呼局からの呼出し番号により、特定の相手局の受信部を識別して通信可能状態とすることができる。
管理し、さらに自己の近隣に存在する通信装置の動作モードからアクティブとなっている時間を判断し、通信局が周期的に送信するビーコン信号によって、その時点での動作モードを通知するとともに、周辺局がアクティブになっている時間を管理し、隣接局宛にデータを送信する場合、当該隣接局がアクティブになっているタイミングを、自局からの送信がアクティブになるように設定する方法が開示されている。
前記無線端末を識別するID通知信号を送信する送信状態の後に、前記ID通知信号を受信した他の無線端末から前記ID通知信号を送信した前記無線端末へ前記データを送信する送信信号の受信状態に移行させ、前記受信状態の後に前記無線端末をスリープ期間に移行させる処理を間欠的に行い、
前記無線端末間で通信が必要になった場合に生成される送信事象を検出し、前記スリープ期間であれば、他の無線端末から送信される前記ID通知信号を受信するために受信待ち状態に移行させ、受信した前記ID通知信号が前記送信事象発生時に検出した無線端末と認識した場合に、前記送信信号を送信する送信状態に移行させる制御部と、
前記受信待ち状態の時間を計測し、予め設定した最大待ち時間を前記受信待ち状態の計測時間になるまで計測する最大待ち時間計測部と、
前記最大待ち時間計測部が前記最大待ち時間になると、予め設定した休止時間を計測する休止時間計測部と、
を備え、前記休止時間経過した場合は再度前記受信待状態に移行させる構成である。
(実施例1)
(通信ネットワーク)
図1は無線通信ネットワークを構成する複数の無線端末の通信経路を示す概略図である。そして、無線端末A〜Jはパケットにより無線通信を行う。また、図1に示す無線端末間を接続する実線および矢印実線は、送受信可能な無線端末間の方向を示している。
(構成情報のデータ構造)
図2は図1に示した無線端末A、B、E、Gの構成情報のデータ構造を示す図である。
無線端末Jは、図2の構成情報により無線端末B、C、Dからいずれも通信回数3の場所に位置していることがわかる。無線端末B、C、Dのいずれへ転送しても通信回数は同一であるので、無線端末Aはパケットの転送先を任意で選択する。ここではBを選択したものとする。
ークの利用効率が良いとの判断により、無線端末Bはこのパケットを無線端末Eに転送する。
なお、システム内に新たな通信路が設定されたときや、今まで有効であった通信路が無効になった場合には、各無線端末がそれぞれ管理しているこれらの構成情報を更新する。
図3は、図1、図2に示した無線端末A〜Jの各無線端末の構成を示すブロック図である。なお、図3に示した受信端末11a(ID通知信号を送信する無線端末を受信端末と呼ぶ)と送信端末11b(ID通知信号を受信待ちする無線端末を送信端末と呼ぶ)は上記無線端末A〜Jを示すものである。また、図3〜図7に示す構成図および動作タイミングを示すタイムチャートは説明を簡単にするために、無線端末を送信側と受信側を分けているが、実際の無線端末は受信端末(動作状態制御部31a)と送信端末(動作状態制御部31b)の機能を備えている。
受信端末11aは、制御部12a、無線送信部13a、無線受信部14a、送受信切替部15a、アンテナ16a、電池17a、インターフェース18a、スイッチ19a、スイッチ20aから構成される。また、受信端末11aはメモリに構成情報を有している。
無線送信部13aはデータを変調して無線により目的の無線端末に送信する。
送受信切替部15aは制御部12aからの制御信号(不図示)により送受信の切り替え制御が行われる。例えば、間欠動作制御部34aにより切り替えを制御する。
電池17aは無線送信部13a、無線受信部14aおよび制御部12aの電力を供給する。また、電力を供給するものであれば限定しない。
スイッチ20aは第1受信状態制御部33aに制御され無線受信部14aの電源をオン/オフする。
ID通知信号判定部36aは、受信したデータ内容に基づいて無線端末の識別を行う。
第1送信状態制御部32aは、データ送信制御部35a、間欠動作制御部34aと接続され、データ送信制御部35a、間欠動作制御部34aから送信されたデータに基づいてスイッチ19aの制御を行う。
送信端末11bは、制御部12b、無線送信部13b、無線受信部14b、送受信切替部15b、アンテナ16b、電池17b、インターフェース18b、スイッチ19b、スイッチ20bから構成される。また、送信端末11bはメモリに構成情報を有している。
無線送信部13bはデータを変調して無線により目的の無線端末に送信する。
送受信切替部15bは制御部12bからの制御信号(不図示)により送受信の切り替え
制御が行われる。例えば、間欠動作制御部34bにより切り替えを制御する。
電池17bは無線送信部13b、無線受信部14bおよび制御部12bの電力を供給する。また、電力を供給するものであれば限定しない。
スイッチ20bは第2受信状態制御部33bに制御され無線受信部14bの電源をオン/オフする。
ID通知信号判定部36bは、受信したデータ内容に基づいて無線端末の識別を行う。
第2送信状態制御部32bは、データ送信制御部35b、間欠動作制御部34bと接続され、データ送信制御部35b、間欠動作制御部34bから送信されたデータに基づいてスイッチ19bの制御を行う。
図4A、図4Bは、図3の無線通信ネットワークの間欠送受信動作を示すタイミング図である。図4Aに受信端末11a、図4Bに送信端末11bの動作状態を示し、図4A、Bには横軸に時間軸を示す。
なお、動作期間はスリープ期間TSに対して十分に短くすることができ、受信端末11aの消費電力は以下の(1)式を満たす。
(TT×PT+TR×PR)≪PR×(TT+TR+TS) ・・・(1)
ここで、PTは送信時に無線送信部13aおよび制御部12aにて消費される電力である。PRは受信時に無線受信部14aおよび制御部12aにて消費される電力である。
次に、図4Bの送信端末11bは、送信事象J11の発生を契機として、受信端末11aが動作状態にあることを通知する信号を受信するために、送信端末11bは受信待ち状態R12に移行させる。送受信切替部15bが受信側に切り替えられ、スイッチ20bがオンになり無線受信部14bに電力が供給され、受信端末11aから送信される信号を受信できる状態になる。このときスイッチ19bはオフにする。
第2送信状態制御部32bは、図4Bに示す受信待ち状態R12において受信端末11aが送信相手であることを示すデータを送信端末11bが受信した場合、動作状態にある受信端末11aにデータを送信するために送信状態T12に移行させる。
TW>TT+(TT+TR+TS) ・・・(2)
ただし、通信エラーなどにより受信端末11aの送信状態T11を確認できない場合も
考慮して、N(Nは2以上の整数)回だけ受信端末11aの送信状態T11を確認できるように、以下の式を満たすように一定時間TWを設定することができる。
TW>TT+N×(TT+TR+TS) ・・・(3)
(動作説明)
図5Aと図5Bは、無線通信ネットワークの間欠通信方法を示すフローチャートである。図5Cは、無線通信ネットワークの間欠通信方法の一例を示すタイミング図である。
ステップS51では、受信端末11a側により図5Cに示す動作期間(TT+TR)において制御部12aは動作状態に移行し、制御部12aは送信期間TTにおいて、スイッチ19aをオンして電力を無線送信部13aに供給することにより、無線送信部13aを送信状態T11に移行させる。送信状態T11である期間TTのときにID通知信号P11を送信端末11bに送信する。ID通知信号は無線端末に固有のコードであり、無線端末を識別するためのデータである。
送信端末11b側では、送信事象J11が発生するまで制御部12bにより、スイッチ19b、20bをオフすることにより、無線送信部13bおよび無線受信部14bの電源を切断するとともに、制御部12bはスリープ状態に移行する。
ステップS56では、メモリなどに記録された(2)式を満たす受信待ち状態R12の最大待ち時間TWの間にID通知信号P11が受信されたかを判定する。TW時間の範囲内であればステップS55に移行する。TW時間外(タイムアウト)であればステップS58に移行する。
ステップS58ではスリープ処理へ移行する。つまり、制御部12bが次の送信事象までスリープ状態になる。
受信端末11aが送信相手であると送信端末11b側で確認された場合には、送信端末11bではその直後に受信待ち状態R12を中止するようにしてもよい。
実施例1で説明した制御部12aと制御部12bに、受信端末11aにデータが送信されたかどうかを送信端末11bが確認する機能を追加する。
図6において、受信端末11a側では、一定期間TTの送信状態T11とそれに続く一定期間TRの受信状態R11がスリープ期間TSだけ間隔を空けながら間欠的に繰り返されている。送信端末11b側では、送信事象J11が発生すると、一定時間TWだけ受信待ち状態R12に移行する。
さらに、実施例2の受信端末11aは、期間TRにおいて受信状態R11で受信した送信信号P12が、送信端末11bから送信された信号であることを、受信した信号を無線受信部14aにより復調し、復調したデータに基づいて判定する。つまり、図5に示したステップS52により受信した信号が送信端末11bから送信された信号であるかを判定するステップを設ける。この判定はID通知信号判定部35aにより行う(送信信号P12の判定ステップ)。
次に、実施例2の送信端末11bは、ステップS57において期間TWの送信状態T12で送信信号P12を送信すると、受信状態R13に移行する。
このように、受信端末11aにデータが送信されたかどうかを送信端末11bで確実に確認することを可能としつつ、送信端末11bが受信待ち状態R12となっている時間を短くすることができ、データ通信の信頼性を担保しつつ、送信端末11bの低消費電力化を図ることが可能となる。
図7は、実施例3に係る無線通信ネットワークの間欠通信方法のさらにその他の例を示すタイミング図である。
受信端末11a側において送信状態T11に移行すると、ID通知信号P11が送信され、受信待ち状態R12となっている送信端末11bにてID通知信号P11が受信される(ステップS51)。そして、受信待ち状態R12となっている送信端末11bにてID通知信号P11が受信されると(ステップS54)、送信端末11bは、ID通知信号P11に含まれる受信端末11aの固有なコードに基づいて、その受信端末11aが送信相手であるかどうかを判断する(ステップS55)。
受信待ち状態R12となっている送信端末11bにてID通知信号P13が受信される(ステップS55)。
その後、送信端末11bは送信状態T13を中止してスリープ処理に移行する(ステップS58)。
図8は、実施例4に係る無線通信ネットワークを構成する無線端末の構成を示すブロック図である。
無線端末111a(111b)は、制御部112a(112b)、無線送信部113a(113b)、無線受信部114a(114b)、送受信切替部115a(115b)、アンテナ116a(116b)、電池117a(117b)、インターフェース118a(118b)、スイッチ119a(119b)、スイッチ120a(120b)から構成される。また、受信端末111a(111b)はメモリに構成情報を有している。
無線受信部114a(114b)は無線端末より送信された信号を受信して復調する。
電池117a(117b)は無線送信部113a(113b)、無線受信部114a(114b)、および制御部112a(112b)に電力を供給する。
第1送信状態制御部132a(132b)および第2送信状態制御部133a(133b)は、データ送信制御部137a(137b)、間欠動作制御部136a(136b)と接続され、データ送信制御部137a(137b)、間欠動作制御部136a(136b)から送信されたデータに基づいてスイッチ119a(119b)の制御を行う。
最低に維持するためスリープ状態となり、制御部112a(112b)に設けられたタイマの計測した時間値に基づいて、一定時間後に動作状態に移行することができる。
図9は、図8の無線通信ネットワークの間欠通信方法を示すタイミング図である。
図9において、無線端末111bは、複数の無線端末111a、111cと通信を行うものとする。なお、無線端末111cは、図8の無線端末111a、111bと同様の構成をとることができる。また、図5A、図5Bに示したフローチャートのように各無線端末はステップS51〜S58の処理を行う。なお、実施例2、3に示したステップを組み合わせてもよい。
無線端末111bでは送信状態T11に移行すると、ID通知信号P11が送信される(ステップS51)。
受信待ち状態R12となっている無線端末111aにてID通知信号P11が受信されると、無線端末111aは、ID通知信号P11に含まれる無線端末111bに固有なコードに基づいて、その無線端末111bが送信相手であるかどうかを判断する(ステップS55)。
無線端末111bは、ID通知信号P11を送信すると、受信状態R11に移行し、無線端末111aから送信された送信信号P12を受信する(ステップS52)。
ードに基づいて、その無線端末111cが送信相手であるかどうかを判断する(ステップS55)。
また、無線端末11bに送信事象J11、J12が発生した際に無線端末111a、11cからID通知信号P11、P13を受けるための受信待ち状態R12に移行した場合、伝送する電波の環境が変動し、長時間の時間相間の強いエラーによりID通知信号P11、P13が受信できなかった場合、送信事象J11またはJ12が発生した無線端末111bは受信待ち状態R12をTW時間以上継続させる。つまり、受信待ち状態R12の期間にID通知信号P11、P13が受信できないときは、ID通知信号P11、P13を受信するまで受信待ち状態R12を延長させる。その後、ID通知信号P11、P13を受信すると送信状態T12に移行して送信信号P12を送信する。
図10は、実施例5に係る無線通信ネットワークの間欠通信方法のさらにその他の例を示すタイミング図である。
ここで、無線端末111a、111bが送信状態T11に同時に移行した場合、ID通知信号P11、P13の送信タイミングが一致し、受信待ち状態R12となっている無線端末111bがID通知信号P13を受信できなくなる(ステップS55)。
例えば、無線端末111aでは、送信状態T11とそれに続く受信状態R11になる周
期をTW+αR+TT、無線端末111bでは、送信状態T11とそれに続く受信状態R11になる周期をTW+αB+TTとする(周期変更ステップ)。
これにより、無線端末111a、111b間で周期的に双方向通信を行う場合においても、定周期送信の動作タイミングの衝突を回避することが可能となり、双方向通信における空間のチャンネルの占有時間を低減しつつ、送受信時の低消費電力化を図るとともに、非同期的に通信状態に移行することが可能となる。
図11は実施例4〜5で説明した無線通信ネットワークの動作方法を示す状態遷移図である。
ステートK12では、送信状態T11においてID通知信号を送信する(送信処理)。
送信処理が終了するとステータスK13に遷移する。
ステートK16では、送信事象が発生すると送信先無線端末の候補を選択する。
また、送信事象が発生するごとに、送信先無線端末の候補を選択するためにステートK16に遷移する。
ステータスK18は送信状態T11でありID通知信号の送信を行う。送信処理が終了すると、受信待ちステータスK17(状態R12)に戻る。
受信した送信信号のデータが自分宛の情報であると判定された場合にはステータスK20に遷移する。また、ID通知信号を受信した場合にはステートK21に遷移する。
ステータスK21では、受信処理において受信されたデータが無線端末の動作状態を知らせるためのものである場合、そのデータに含まれる無線端末固有のコードに基づいて無線端末が送信相手であるかどうかを判断する。その無線端末が送信相手でないと確認された場合には、受信待ち状態R12(ステータスK17)に戻る。一方、その無線端末が送信相手であると確認された場合にはステータスK22(送信状態T12)に移行する。
実施例1〜5において、送信事象が発生した際に目的の無線端末からID通知信号を受けるために受信待ち状態R12において、伝送する電波の環境が変動し、長時間の時間相間の強いエラーにより複数のID通知信号が受信できなかった場合、送信事象が発生した無線端末はタイムアウトになるまで受信動作を継続するため、消費電力が大きくなる。
信ネットワークには複数の無線端末が存在するが、図12では無線端末111aと無線端末111bの無線通信について示している。
ところが、図12に示すように一定時間TW1(受信待ち状態R12)の期間にID通知信号が受信できない。そのため、一定時間TW1を延長し、さらにTW2〜TW4に示す期間受信待ちをする。
なお、図12ではタイムアウト時間TO前に受信ができているがタイムアウトしてしまうことも考えられる。タイムアウト時間TOは例えばTWの整数倍nが予め設定することが望ましい。
図15に示すように無線端末の制御部に、最大待ち時間計測部139、休止時間計測部1310、リトライカウント部1311、リトライ判定部1312を設け、図8に示した間欠動作制御部136(図8に示す136a、136b)を制御して間欠時間を変更する。
休止時間計測部1310は、最大待ち時間計測部139が最大待ち時間まで計測すると、予め設定した休止時間になるまで計測を開始する。
リトライカウント部1311は、休止時間毎にカウントしてリトライ値を記録すると、リトライ値と予め設定したスリープ処理移行値とを比較し、リトライ値がスリープ処理移行値より大きければスリープ期間に移行する。
図13は上記のような場合に、送信事象が発生した無線端末側の受信待ち状態R12の延長時間を制御し、その無線端末の消費電力を抑える無線通信ネットワークの間欠通信を示すフローチャートである。
図14により無線端末111a側の動作を説明する。
。
図13と図14により無線端末111b側の動作を説明する。
TW<t1<TO ・・・(4)
また、最大待ち時間t1は(5)式に示すようにTW時間をN(Nは2以上の整数)回繰り返すことにより無線端末111aの送信状態T11を確認できるようにするのが望ましい。
t1=N×TW ・・・(5)
ステップS135では、メモリなどに記録された休止時間t2の間、受信待ち状態R12を中断する。また、休止時間t2を計測後、受信待ち状態R12に移行する。
t2時間は、制御部112a、112bに設けた休止時間計測部1310(タイマなど)により計測され、休止時間t2を計測するごとに、リトライカウント部1311がリトライ値をカウントアップしてメモリに記録する。このリトライ値はID通知信号が受信できたときにリセットされる。
なお、上記フローでは説明しないが送信状態T11と受信状態R11とスリープ期間TSが周期的に発生している。
なお、実施例1〜6に示した無線端末で行われる制御処理は、その制御処理を遂行させる命令が記述されたプログラムをコンピュータに実行させることにより実現することができる。
11b 送信端末
12a、12b、112a、112b 制御部
13a、13b、113a、113b 無線送信部
14a、14b、114a、114b 無線受信部
15a、15b、115a、115b 送受信切替部
16a、16b、116a、116b アンテナ
17a、17b、117a、117b 電池
18a、18b、118a、118b インターフェース
19a、19b、119a、119b スイッチ
20a、20b、120a、120b スイッチ
31a、31b、131a、131b 動作状態制御部
32a、132a、132b 第1送信状態制御部
32b、133a、133b 第2送信状態制御部
33a、134a、134b 第1受信状態制御部
33b、135a、135b 第2受信状態制御部
111a、111b 無線端末
136a、136b 間欠動作制御部
137a、137b データ送信御部
138a、138b ID通知信号判定部
139 最大待ち時間計測部
1310 休止時間計測部
1311 リトライカウント部
1312 リトライ判定部
Claims (8)
- 無線データ通信を行う複数の無線端末によって構成され、前記無線端末の各々は、送信するパケットが着信先の無線端末に到達するまでになされる通信回数と、その通信回数を最小通信回数として到達する着信先の無線端末との関係を示す構成情報を有し、前記無線端末のいずれかと直接または他の1以上の無線端末を介することにより他の全ての無線端末とパケット化されたデータにより通信をする無線通信ネットワークシステムであって、
前記無線端末は、
前記無線端末間で通信をするための無線送信部と無線受信部と、
前記無線端末に固有のコードで且つ該無線端末を識別するためのデータを含むID通知信号を送信する送信状態の後に、前記ID通知信号を受信した他の無線端末から前記ID通知信号を送信した前記無線端末へ前記パケット化されたデータを送信する送信信号の受信状態に移行させ、前記受信状態の後に前記無線端末をスリープ期間に移行させる処理を間欠的に行うとともに、前記無線端末間で通信が必要になった場合に生成される送信事象を検出し、前記スリープ期間であれば、他の無線端末から送信される前記ID通知信号を受信するために所定時間継続される受信待ち状態に移行させ、該受信待ち状態において受信した前記ID通知信号が前記送信事象発生時に検出した無線端末と認識された場合には、前記送信信号を送信する送信状態に移行させる制御部と、
前記受信待ち状態の時間を計測し、予め設定した最大待ち時間になるまで前記受信待ち状態の時間を計測する最大待ち時間計測部と、
前記最大待ち時間計測部が前記最大待ち時間になると、予め設定した一定時間からなる休止時間を計測する休止時間計測部と、
を備え、前記休止時間経過した場合は再度前記受信待ち状態に移行させることを特徴とする無線通信ネットワークシステム。 - 前記休止時間毎にリトライ回数をカウントしてリトライ値を記録するリトライカウント部と、
前記リトライ値と予め設定したスリープ処理移行値とを比較し、前記リトライ値が前記スリープ処理移行値より大きければ前記スリープ期間に移行するリトライ判定部と、
を具備することを特徴とする請求項1に記載の無線通信ネットワークシステム。 - 無線データ通信を行う複数の無線端末によって構成され、前記無線端末の各々は、送信するパケットが着信先の無線端末に到達するまでになされる通信回数と、その通信回数を最小通信回数として到達する着信先の無線端末との関係を示す構成情報を有し、前記無線端末のいずれかと直接または他の1以上の無線端末を介することにより他の全ての無線端末とパケット化されたデータにより通信をする無線通信ネットワークシステムの無線端末は、
前記無線端末間で通信をするための無線送信部と無線受信部と、
前記無線端末に固有のコードで且つ該無線端末を識別するためのデータを含むID通知信号を送信する送信状態の後に、前記ID通知信号を受信した他の無線端末から前記ID通知信号を送信した前記無線端末へ前記パケット化されたデータを送信する送信信号の受信状態に移行させ、前記受信状態の後に前記無線端末をスリープ期間に移行させる処理を間欠的に行うとともに、前記無線端末間で通信が必要になった場合に生成される送信事象を検出し、前記スリープ期間であれば、他の無線端末から送信される前記ID通知信号を受信するために所定時間継続される受信待ち状態に移行させ、該受信待ち状態において受信した前記ID通知信号が前記送信事象発生時に検出した無線端末と認識された場合には、前記送信信号を送信する送信状態に移行させる制御部と、
前記受信待ち状態の時間を計測し、予め設定した最大待ち時間になるまで前記受信待ち状態の時間を計測する最大待ち時間計測部と、
前記最大待ち時間計測部が前記最大待ち時間になると、予め設定した一定時間からなる休止時間を計測する休止時間計測部と、
を備え、前記休止時間経過した場合は再度前記受信待ち状態に移行させることを特徴とする無線端末。 - 前記休止時間毎にリトライ回数をカウントしてリトライ値を記録するリトライカウント部と、
前記リトライ値と予め設定したスリープ処理移行値とを比較し、前記リトライ値が前記スリープ処理移行値より大きければ前記スリープ期間に移行するリトライ判定部と、
を具備することを特徴とする請求項3に記載の無線端末。 - 無線データ通信を行う複数の無線端末によって構成され、前記無線端末の各々は、送信するパケットが着信先の無線端末に到達するまでになされる通信回数と、その通信回数を最小通信回数として到達する着信先の無線端末との関係を示す構成情報を有し、前記無線端末のいずれかと直接または他の1以上の無線端末を介することにより他の全ての無線端末とパケット化されたデータにより通信をする無線通信ネットワークシステムの無線通信方法であって、
前記無線端末に固有のコードで且つ該無線端末を識別するためのデータを含むID通知信号を送信する送信状態にし、
前記ID通知信号を受信した他の無線端末から前記ID通知信号を送信した前記無線端末へ前記パケット化されたデータを送信する送信信号の受信状態に移行させ、
前記受信状態の後に前記無線端末をスリープ期間に移行させる処理を間欠的に行い、
前記無線端末間で通信が必要になった場合に生成される送信事象を検出し、
該送信事象を検出した際に前記スリープ期間であれば、他の無線端末から送信される前記ID通知信号を受信するために所定時間継続される受信待ち状態に移行し、
該受信待ち状態において受信した前記ID通知信号が前記送信事象発生時に検出した無線端末と認識された場合には、前記送信信号を送信する送信状態に移行し、
前記受信待ち状態の時間を計測し、予め設定した最大待ち時間になるまで前記受信待ち状態の時間を計測し、
前記最大待ち時間計測部が前記最大待ち時間になると、予め設定した一定時間からなる休止時間を計測し、
前記休止時間経過した場合は再度前記受信待ち状態に移行させることを特徴とする無線通信方法。 - 前記休止時間毎にリトライ回数をカウントしてリトライ値を記録し、前記リトライ値と予め設定したスリープ処理移行値とを比較し、前記リトライ値が前記スリープ処理移行値より大きければ前記スリープ期間に移行することを特徴とする請求項5に記載の無線通信方法。
- 無線データ通信を行う複数の無線端末によって構成され、前記無線端末の各々は、送信するパケットが着信先の無線端末に到達するまでになされる通信回数と、その通信回数を最小通信回数として到達する着信先の無線端末との関係を示す構成情報を有し、前記無線端末のいずれかと直接または他の1以上の無線端末を介することにより他の全ての無線端末とパケット化されたデータにより通信をする無線通信ネットワークシステムの無線端末を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記無線端末を識別するID通知信号を送信する送信状態に移行する処理と、
前記ID通知信号を受信した他の無線端末から前記ID通知信号を送信した前記無線端末へ前記パケット化されたデータを送信する送信信号の受信状態に移行する処理と、
前記受信状態の後に前記無線端末をスリープ期間に移行させる処理を間欠的に行う処理と、
前記無線端末間で通信が必要になった場合に生成される送信事象を検出する処理と、
該送信事象を検出した際に前記スリープ期間であれば、他の無線端末から送信される前記ID通知信号を受信するために所定時間継続される受信待ち状態に移行する処理と、
該受信待ち状態において受信した前記ID通知信号が前記送信事象発生時に検出した無線端末と認識された場合には、前記送信信号を送信する送信状態に移行する処理と、
前記受信待ち状態の時間を計測し、予め設定した最大待ち時間になるまで前記受信待ち状態の時間を計測する処理と、
前記最大待ち時間計測部が前記最大待ち時間になると、予め設定した一定時間からなる休止時間を計測する処理と、
前記休止時間経過した場合は再度前記受信待ち状態に移行させる処理を、
無線端末を制御するコンピュータに実行させるプログラム。 - 前記休止時間毎にリトライ回数をカウントしてリトライ値を記録し、前記リトライ値と予め設定したスリープ処理移行値とを比較し、前記リトライ値が前記スリープ処理移行値より大きければ前記スリープ期間に移行することを特徴とする請求項7に記載の無線端末を制御するコンピュータに実行させるプログラム。
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