JP5174625B2 - 無線中継装置 - Google Patents

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Description

この発明は、データを無線中継する無線中継装置に関する。
効率的な無線中継伝送を行うために、隣接する端末の送受信時刻を合わせ、同期通信し通信時間以外の通信電源を切断し、電力消費を削減する手法が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−116408号公報
従来の同期通信の手法では、位置が既知であったり、設置を固定化し、中継通信の順番は既に確定されていることが前提であった。しかし、数多くのセンサを設置する場合、個々の位置を計測したり、通信確認して設置することは、導入コストが嵩むという課題がある。また、故障センサの交換や、新たなセンサの追加に対し、中継情報を手動で交換しなければならず、運用面での課題があった。本発明はこれを解決するもので、無秩序に存在する多数のセンサ(無線中継装置)に対し、中継経路と中継順番を自立的に確立し、伝送効率および省電力効果が高い中継通信を実現する無線中継装置を提供することを目的とする。
この発明の無線中継装置は、
無線で受信したデータを無線中継する複数の無線中継装置を備えた無線中継ネットワークシステムで使用される前記無線中継装置において、
前記無線中継装置は、
装置用電源が投入されるとフリーステートとなり、
フリーステートからモニタステートに遷移し、
モニタステートからシンクロステートに遷移すると共に、
(1)前記フリーステートでは、
予め設定された一定の送信周期Pごとにアラームを発生し、アラーム発生に伴ってネットワークへの参入を要求するネットワーク参入要求コマンドを送信し、送信した前記ネットワーク参入要求コマンドへの応答である要求応答コマンドを受信した場合にはモニタステートに遷移し、
(2)モニタステートでは、
フリーステートと同じ一定の前記送信周期Pで引き続きアラームを発生すると共に、他の無線中継装置から前記ネットワーク参入要求コマンドを受信した場合には直前に発生したアラームから前記ネットワーク参入要求コマンドの受信時までに経過した経過時間Dと前記送信周期Pとに基づいて、前記ネットワーク参入要求コマンドの受信時から次回のアラーム発生までの残存期間が予め設定されている中継ギャップαを超えるかどうかを判定し、
前記残存期間が前記中継ギャップαを超えると判定した場合には受信した前記ネットワーク参入要求コマンドに対する応答であって、次回のアラーム発生時を起点として次回のアラーム発生前の前記中継ギャップαの期間内における前記ネットワーク参入要求コマンドの再送信のタイミングを示す再送信タイミング情報を含み、かつ、前記ネットワーク参入要求コマンドの再送信を要求する再送信要求応答を送信し、
前記残存期間が前記中継ギャップα以下と判定した場合には前記要求応答コマンドを送信すると共に、
モニタステートに遷移してから所定の回数のアラーム発生のときにシンクロステートに遷移し、
(3)シンクロステートでは、
シンクロステートに遷移する契機となったアラームに対して次回のアラームの発生タイミングを前記遷移する契機となったアラームの発生時点から前記送信周期Pより前記中継ギャップαの1倍と2倍とのいずれかを差し引いた期間の経過後として設定し、設定後は前記遷移する契機となったアラームに対して次回の次回のアラームから前記送信周期Pごとにアラームを発生し、他の無線中継装置からデータを受信した場合には受信直前のアラーム発生時点から前記中継ギャップαを経過した後に、受信した前記データを送信することを特徴とする。
この発明により、中継経路と中継順番とを自立的に確立すると共に、伝送効率の高い通信システムを形成する無線中継装置を提供できる。
実施の形態1.
以下の実施の形態は、Ad−Hocマルチホップ通信における、特に中継ノード(無線中継装置)の無線機能のバッテリ長期動作を可能とするルート構築および通信制御方式に関する実施形態である。
図1〜図7を参照して実施の形態1を説明する。
図1は、実施の形態1における無線中継装置1のブロック図である。図2は、複数の無線中継装置(装置という場合がある)を配置した無線中継ネットワークシステム100の確立を示す図である。実施の形態1の無線中継ネットワークシステム100は、分散する多数の測定対象をセンサ(無線中継装置)によって定期的に測定し、その結果を中継を含む短距離無線通信によって末端に配置するサーバ20へ伝送するシステムである。無線中継ネットワークシステム100では、各無線中継装置は以下に説明するように、自動的に中継通信(中継ルート)を確立し、短時間でデータをサーバ20に収集し、また無線中継装置の省電力化を実現することができる。
(システムでやりとりされるコマンドの種類)
実施の形態1の無線中継ネットワークシステム100では、次のコマンドがやりとりされる。
(a)「ネットワーク参入要求コマンド」:
FREEステート(後述する)の装置から発信されるコマンドである。
(b)「ディレイ応答コマンド」(再送信要求応答):
ネットワーク参入要求コマンドに対する応答の1つで、これを受信した装置(端末)は、このコマンドに含まれる値だけ時間遅延してネットワーク参入要求コマンドを再送する。
(c)「参入応答コマンド」(要求応答コマンド):
ネットワーク参入要求コマンドに対する応答の1つであり、これを受信した装置(端末)は、MONITORステート(後述する)に遷移する。
図1に示すように、無線中継装置1は、無線送受信部11、時間管理部12、無線機能電源制御部13、ステート管理部14を備える。無線中継装置1は、実際はセンサを備え、計測値をデータ化する手段を実装するが、ここでは通信のみに言及し、その説明は省略する。
(無線送受信部11)
無線送受信部11は、他の無線中継装置から無線送信されるデータあるいはコマンドを受信して無線中継装置へ渡し、また、ステート管理部14の指示によりデータあるいはコマンドを送信する。
(時間管理部12)
時間管理部12は、無線送受信のスケジュール管理や、時間計測の機能を有し、ステート管理部14の指示によって時間経過をカウントし、所定の時間にアラームを発する。時間管理部12は、時間情報をステート管理部14へ渡し、また、アラームを発生してステート管理部14、無線機能電源制御部13へ送る。時間管理部12は、以下の条件によってアラームを発生する。
(a)システム全体で固定化された送信周期Pに対し、前回のアラームから時間P経過後。
(b)無線送受信部11が他の装置からディレイ応答コマンドを受信した場合、コマンドに含まれる後述の遅延値(P−D−α)に対し、前回のアラームから前記遅延値(P−D−α)の経過後。
(c)MONITORステートからSYNCステートに遷移する過程において、前回のアラームから時間(P−α)経過後(Pは送信周期、αは後述の中継ギャップである)
(無線機能電源制御部13)
無線機能電源制御部13は、無線送受信部11用の「電源」を制御する機能を有し、ステート管理部14からの切断指示によって無線送受信部11への電源供給を停止し、また時間管理部12のアラーム(起床指令)によって無線送受信部11への電源供給を開始する。
(ステート管理部14)
ステート管理部14は、無線送受信部11からのコマンドや、時間管理部12からのアラームによって装置の状態を管理する機能を有する。ステート管理部14は、無線送受信部11の受信した受信データに含まれるコマンドやび時間管理部12からのアラームによって、自身のステートを変化させる。そして、ステートに応じて、無線送受信部11へコマンドの送信指示し、また時間管理部12へのアラーム時間設定を実行し、無線機能電源制御部13へ無線送受信部11への電源供給の停止を指示する機能等を有する。ステート管理部14は、装置の電源が投入された初期状態ではFREEステート(フリーステート)であり、MONITORステート(モニタステート)、SYNCステート(シンクロステート)と遷移する。各ステートの内容は次の様である。
(a)FREEステート:周期的に無線送受信部11の電源をONにして、「ネットワーク参入要求コマンド」を発信し、応答の有無を確認し、ステート管理部14による切断指示で無線送受信部11の電源をOFFにすることを繰り返す。
(b)MONITORステート:常時、無線送受信部11の電源はONであり、他の無線中継装置からのコマンドを受信可能な状態である。なお、MONITORステートに遷移後、1送信周期Pの経過後にSYNCステートに遷移する。
(c)SYNCステート:時間管理部12からのアラームで無線機能電源制御部13は周期的に無線送受信部11の電源をONにし、他の無線中継装置からのデータを受信し、この受信データと自身のデータとを送信し、ステート管理部14の指示により無線機能電源制御部13は無線送受信部11の電源をOFFにすることを繰り返す。なお、図1には、ステート管理部14から時間管理部12にタイムアウト設定の矢印が出ている。この矢印は次の意味である、後述の動作説明では「ステート管理部14はディレイ応答コマンドに付加しているディレイ値を時間管理部12へ伝える」が、これ示していると共に、また、後述の動作説明では「SYNCステートへ遷移した最初だけ、時間管理部12が次のアラームまでの時間を「P−α」に設定する」が、この設定指示を意味する。つまり、時間管理部12は、送信周期Pに従い時間を計時しアラームを発するが、時間補正の指示はステート管理部14からこの矢印により指示されることを示している。ステート管理部14は中継ギャップαを保有しており、時間管理部12のアラーム発生タイミングを修正する機能を有する。
今、図2のように無線中継装置1を1a〜1dとして4台並べ、無線中継装置1aをサーバ20と接続した構成を考える。隣接する装置間は通信距離内に収まっているものとする。この構成を例に、各装置の装置用電源の投入から、装置1b〜1dのデータを定期的に収集する通信方式が確立するまでの処理を説明する。なおサーバ20と接続している装置1aはMONITORステートを維持するように予め設定されている。
図3は無線中継ネットワークシステム100における通信方式が確立する過程を示すフローである。また、図4は図3に、さらに、無線送受信部11の電源のON/OFF状態を加えたフローである。図4の電源ON、電源OFFの記載が無線送受信部11の電源ON/OFF状態を示している。以下の動作は、図3、図4を参照して説明する。特に図4を参照して説明する。
初期状態として、サーバ20と接続している装置1aはMONITORステートを示し、その他の装置はFREEステートを示す。FREEステートの装置1b〜1dは、各自非同期にて定期的にネットワークへの参入を要求するネットワーク参入要求コマンドを発信する。なお、発信元の装置を明確にするため、例えば装置1bの発信したコマンドを「ネットワーク参入要求コマンド(1b)」のように記載する。
(FREEステート:ネットワーク参入要求コマンドの発信)
図5は、FREEステートにおけるネットワーク参入要求コマンドの発信を説明するシーケンスである。FREEステートでは、時間管理部12は送信周期Pをカウントし、アラームを発する(S01)。このアラームは無線機能電源制御部13及びステート管理部14に通知される。無線機能電源制御部13はアラームを受信すると無線電源をONにし(S02)、無線送受信部11が活性化する(S03)。同時にアラームを受信したステート管理部14から無線送受信部11にネットワーク参入要求コマンドの送信指示が与えられ(S04)、無線送受信部11は、ネットワーク参入要求コマンドを発信する(S05)。無線送受信部11は、もし応答を受信するとステート管理部14に通知する。ステート管理部14は応答を待つための所定の時間(予め設定されている)だけ待ち、この設定期間に応答が返送されなければ無線機能電源制御部13に切断指示を出し(S06)、無線機能電源制御部13に無線電源をOFFさせる(S07)。
FREEステートでは、アラーム発生で無線送受信部11用の電源がONとなりネットワーク参入要求コマンドが発信され、応答を受信できなければアラーム発生から設定期間経過の後、無線送受信部11用の電源がOFFとなる。この様子を図4の装置1c、装置1dのFREEステートに示している。図4において、「黒丸印」はアラーム発生のタイミングを示し、「黒三角印」は送信タイミングを示している。
無線中継装置1は、送信周期Pでアラームを発生することが前提である。図5に示すように、FREEステート、MONITORステートではアラーム発生タイミング(黒丸印)とデータ送信タイミング(黒三角印)は同一であり(物理的にはタイムラグはある)、SYNCステートではアラーム発生後、中継ギャップαを経過した時点でデータ送信タイミングとなり、データ送信後に無線送受信部11の電源をOFFにする。すなわち無線中継ネットワークシステム100の特徴は、装置を中継ギャップαでデータ中継する中継方式を自動的に確立することにより迅速なデータ中継を可能とする共に、SYNCステートでは中継ギャップα以外の期間は無線送受信部11の電源をOFFとすることで省電力化を図る点にある。
(ネットワーク参入要求コマンドへの応答)
ネットワーク参入要求コマンドに応答できる装置は、MONITORステートにある装置のみである。装置1aはMONITORステートにあるため、装置1bのネットワーク参入要求コマンドに応答する。装置1aは、装置1bへ参入応答を返す。
この時点(装置1bがネットワーク参入要求を発信した時点)で、装置1c、装置1dもネットワーク参入要求コマンドを発しているが、受信範囲に存在する装置1b〜1dはFREEステートにあり、自身のネットワーク参入要求コマンド送信以外のときは無線送受信部11の電源がOFFになっている。また無線中継装置は、FREEステート中に他の装置からコマンドやデータを受信しても、これを無視し、自身からネットワークへの参入要求コマンドを送信し、その応答コマンドのみを受信する。そのためFREEステートの装置からは応答は返らない。
(装置1b:MONITORステートへの遷移)
図6は図3のフローを構成要素間のシーケンスとして表した図である。図4、図6を参照して、装置がFREEステートからMONITORステート、SYNCステートへと遷移する場合を説明する。
装置1bの無線送受信部11bは、装置1aから「参入応答コマンド(1a)」を受信し(S11)、この「参入応答コマンド(1a)」をステート管理部14bへ伝える(S12)。ステート管理部14bは「参入応答コマンド(1a)」を受けると、FREEステートからMONITORステートに遷移する(S12−1)。MONITORステートでは、ステート管理部14bは無線機能電源制御部13bへ無線電源OFFを指示しない。このため、無線送受信部11bは機能している。
(装置1b:MONITORステート(無線送受信部11bの電源ON))
ここで装置1cから「ネットワーク参入要求コマンド(1c)」が発信されると、装置1bの無線送受信部11bは、この「ネットワーク参入要求コマンド(1c)」を受信し(S13)、ステート管理部14bに渡す(S14)。ステート管理部14bは、無線送受信部11bから「ネットワーク参入要求コマンド(1c)」を受けとると、時間管理部12bから前回アラームを発してから現在までの時間から「ネットワーク参入要求コマンド(1c)」の受信までの時間を読み出し、これを「計測値D」とする(S15)。ステート管理部14bは、自身の保有する送信周期Pから計測値Dを減じ、さらに中継ギャップとして定義されている値α(ステート管理部14が保有)を減じた値を評価する(S16)。
(P−D−α>0のとき):
すなわち、ステート管理部14bは、「P−D−α」が、0より大きければ、無線送受信部11bへ「ディレイ応答コマンド(1b)」(再送信要求応答)の送信を指示し、「P−D−α」をディレイ値(再送信タイミング情報)としてコマンドに付加し無線送受信部11bに送信させる。
(P−D−α≦0のとき):
もし「P−D−α」が0以下であれば、ステート管理部14bは、無線送受信部11bへ「参入応答コマンド(1b)」の送信を指示する。なお、時間管理部12bを周期Pからのダウンカウンタでアラーム時間をカウントしている場合は、カウント値を取り出すと「P−D」が得られるので、この値からαを減じた値で評価しても良い。「P−D」は「ネットワーク参入要求コマンド(1c)」受信時から次のアラーム発生までの残存時間である。「P−D−α」の評価は残存時間「P−D」と中継ギャップαとの比較を意味する。つまり、「ネットワーク参入要求コマンド(1c)」の受信タイミングが、アラーム発生タイミングを起点として発生前、中継ギャップα以内に入るかどうかを評価している。
(装置1c)
図3の場合では、装置1cは、「ネットワーク参入要求コマンド(1c)」に対して「ディレイ応答コマンド(1b)」を受信する(S17,S18)。無線送受信部11cは、ステート管理部14cに「ディレイ応答コマンド(1b)」を渡す(S19)。ステート管理部14cは、「ディレイ応答コマンド(1b)」に付加しているディレイ値を時間管理部12cへ伝える(S20)。時間管理部12cは、前回のアラームから与えられたディレイ値だけ遅延し(S21)、再びアラームを発する(S22)。このアラームで無線機能電源制御部13cが無線電源をONにする(S23)。ステート管理部14cからの送信指示により(S24)、無線送受信部11cは、「ネットワーク参入要求コマンド(1c)」を再び送信する(S25)。すなわち、装置1cの前回の参入要求コマンド送信時(S13)から「P−D−α」の時間経過後に「ネットワーク参入要求コマンド(1c)」が再送(S25)される。
(装置1b)
ここで装置1bの無線送受信部11bは「ネットワーク参入要求コマンド(1c)」を受信し(S26)、ステート管理部14bに通知する(S27)。ステート管理部14bは、この時点での「P−D−α」を評価する(S28,S29)。前回の「ネットワーク参入要求コマンド(1c)」は、アラームから時間D経過後に受信し、そこからP−D−α経過後に再び受信したので、今回のDは、D+(P−D−α)=P−αと等しい。したがって、P−D−α=P−(P−α)−α=0となる。P−D−α=0であるので、ステート管理部14bは、無線送受信部11bへ「参入応答コマンド(1b)」の送信を指示し(S30)、無線送受信部11bが「参入応答コマンド(1b)」を送信する(S31)。
(装置1c)
装置1cの無線送受信部11cは、「参入応答コマンド(1b)」を受信し(S32)、これをステート管理部14cへ伝える(S33)。ステート管理部14cは「参入応答コマンド(1b)」を受け取ると、FREEステートからMONITORステートに遷移する(S33−1)。以後、装置1bと同様に、装置1cは装置1dの「ネットワーク参入要求コマンド(1d)」を受信し(S34)、ディレイ応答(1c)、参入応答(1c)を送信する。装置1dは、参入応答(1c)を受信すると、MONITORステートに遷移する。
(SYNCステートへの遷移)
装置1b〜1dは、MONITORステートに遷移した次の送信周期Pのアラーム発生でSYNCステートへ遷移する。
本アラーム発生時(この状態は、MONITORステートとみてもよい)、無線送受信部11は、自身のデータを送信する。これは、センサで計測したデータでも良いが、同期が確立されたことをサーバ20へ知らせるコマンドであっても良い。MONITORステートにて何のネットワーク参入要求も受信しなかった装置は、本アラーム発生時に自身が終端であることを示す「ルート完了コマンド」をサーバ20へ通知すれば、各装置を伝達しサーバ20へ終端までの同期が確立されたことを知らせることができる。
このように、無線中継装置1は、MONITORステート中に自身の送信周期に達した場合、自身のデータを送信する。
ここで、MONITORステートからSYNCステートへ遷移した最初だけ、時間管理部12は次のアラームまでの時間を「P−α」に設定する。「P−α」を図4の装置1bに破線で示しているが、これは、自身が参入応答した装置が送信するデータを受信するタイミング調整のためである。
(1)図4に示すように、無線送受信部11のSYNCステートでは、電源OFF状態の場合にアラーム発生にて、無線機能電源制御部13は時間管理部12からアラームを受け取ると無線送受信部11の電源をONにし、まずは隣接装置からのデータを受信し、
(2)ステート管理部14も時間管理部12からアラームを受け取るので保持している中継ギャップαと時間管理部12からの時間情報とからαの経過を判定する。
(3)ステート管理部14はアラーム発生から中継ギャップα経過後に隣接装置からのデータと自身のデータとの送信指示を無線送受信部11にすると共に、送信指示後には切断指令を無線機能電源制御部13に送信することにより、無線機能電源制御部13を介して無線送受信部11の電源をOFFにする。これを送信周期Pごとに繰り返す。すなわちSYNCステートでは、アラーム発生で無線送受信部11がONとなるとともに、そのタイミングで装置1cからデータを受信し、中継ギャップαの経過後に受信したデータと自己の計測データとを送信すると共に送信後(中継ギャップα経過後)に無線送受信部11の電源をOFFにする。
以上の処理により、無秩序に設置された装置は、一筆書きに中継ルートが形成され、終端からサーバ20へ近づく方向に、中継ギャップαの間隔でデータが伝送される。各装置は、自身が送信する直前に隣接ノードからデータを受け、自身のデータを含めて送信するので、サーバ20から離れた装置のデータが少ない遅延でサーバ20へ伝達される。また、受信と送信のタイミングが近接し、他の時間は無線通信機能を停止できるため、電力消費が抑えられ、とくにバッテリ動作する装置のバッテリ長時間動作を可能とすることができる。
(一筆書き中継ルートの形成)
ここで一筆書き中継ルートの形成を具体的に説明しておく。参入応答コマンドを出した装置からのデータを受信する場合などにはID識別を利用することも考えられるが、ID識別なくルート構築できるのが無線中継ネットワークシステム100の特徴である。
これは、
(1)「各装置は必ず1つの装置からのネットワーク参入要求コマンドのみに応答する」、
(2)「受信範囲に、複数の参入要求(ネットワーク参入要求コマンド)が聞こえた場合でも、最初に聞こえた装置へ応答を返し、他の装置には応答を返さない」、
(3)「応答を帰した相手からの送信タイミングを知っている」、
ことから実現される。
例えば、図7(a)のように、通信範囲に2つのノードが存在している場合を例に説明すると、装置1は、装置2と装置3の要求が聞こえる。もし装置3が先に要求を出していたら、装置1は装置3に応答を返えす。装置3は、装置2,装置4が見える(ネットワーク参入要求コマンドを受信可能)が、装置2の要求が先に聞こえたらなら装置2に応答を返えす。装置2は装置4の要求が聞こえるので、装置4へ応答を返えす。すると、時間軸に対し、装置4,装置2,装置3の順に送信される。装置2は装置4が送信しはじめるタイミングで無線機能をONに、自身の送信後にOFFとするので、装置3の送信は聞こえない。装置3は装置2が送信しはじめるタイミングでONにするので、その前の装置4の送信は聞こえない。このように、OFFしている時間の無線が聞こえないことで、識別なく通信の中継できる。
なお、このルールでは、図7(b)のようなことも想定される。つまり、装置3がMONITORステートのとき、たまたま装置4が先に要求し、応答する。装置4は装置2と装置5の要求のうち、装置5が先に要求し応答すると、装置2は装置5に参入しなければならないが、通信範囲を超えているため、孤立する。これを助けるのが後述する実施の形態2である。例えば装置3のREMONITOR中に装置2の要求を受信、装置3は装置2に応答すると同時に装置4には再参入を指示、装置4は装置5に再参入を指示し、装置1→装置3→装置2→装置4→装置5のルートができあがる。
なお、上記説明において、無線機能電源制御部13は無線送受信部11の電源ON/OFFのみを制御しているが、さらに詳細な管理を行うこともできる。例えば無線送受信部11の送信機能、受信機能を個別に制御することで、更なる省電力化が可能となる。また、無線送受信部11だけでなく、ステート管理部14の機能も停止することができる。すなわち、無線中継装置において電力供給を受けて動作する各動作部について、フリーステートとシンクロステートとにおいては、アラームが発生から次回のアラーム発生前の所定の期間だけ、前記動作部のうちの予め指定された前記動作部に電力を供給する制御を実行する電源制御部を設けることもできる。
なお実施の形態1では、例えば図4に示すように、SYNCステートにおいて装置1bが装置1cからデータを受信するタイミングと装置1bでアラームを発生するタイミング(すなわち無線送受信部11が活性化するタイミング)とは、説明上、同一である。しかし、これは説明のわかりやすさのためであり、実際には、装置1bのアラーム発生のタイミングは、装置1cからの送信タイミングに対して余裕をもたせて、はやめとしてもよいのは当然である。
また、MONITORステートからSYNCステートへ遷移した最初のアラーム時間を、P−2αに設定すると、消費電力は増加するが、隣接する装置が受信するデータを傍受することができる。万が一、隣接装置が故障し、データ中継不能となっても、傍受したデータにより、故障した装置のデータ以外の中継伝送を継続することができる。
また、上記のMONITORステートにおいて「P−D−α>0」の場合には「P−D−α」をディレイ値として付加したがこれは一例である。前記残存期間が前記中継ギャップαを超えると判定した場合(「P−D−α>0」の場合)には、次回のアラーム発生時を起点として次回のアラーム発生前の中継ギャップαの期間内におけるネットワーク参入要求コマンドの再送信がされるタイミングを指示するディレイ値であればよい。
実施の形態2.
次に図8〜図10を参照して実施の形態2を説明する。実施の形態1では通信システムの初期動作について説明したが、実施の形態2では、既に稼動している通信システム(無線中継システム)へ新たな装置が参加する場合の処理を説明する。
図8、図9は、新たな装置が参加する場合の構成を示し、図9は通信フローを示す。
ネットワークに参入していない装置1dは、実施の形態1と同様、FREEステートにて「ネットワーク参入要求コマンド(1d)」の発信を繰り返す。一方、通信運用している装置1b、1cは、定期的に「REMONITORステート」に遷移する。REMONITORステート(リモニタステート)はステート管理部14から無線機能電源制御部13への電源OFF指示が発生しない。このため、無線送受信部11は受信可能となる。よって、装置1dのネットワーク参入要求を受信できる。「REMONITORステート」とは、SYNCステートから定期的にMONITIOステートに遷移することであるが、この場合には後述のようにディレイ応答等が「MONITIOステート」と異なる。
図8では装置1bが「REMONITORステート」に遷移した場合において装置1dの「ネットワーク参入要求コマンド(1d)」を受信した場合を示した。
(装置1b:REMONITORステート)
動作は実施の形態1の「MONITORステート」と類似であるが、MONITORステートと異なる点は次の点である。すなわち、「MONITORステート」ではネットワーク参入要求コマンドを受信した際の評価が「P−D−α>0」の場合には、「P−D−α」を付加した。しかし、REMONITORステートでは評価が「P−D−α>0」の場合には「2P−D−α」をディレイ応答(第2再送信要求応答)に付加するディレイ値(第2再送信タイミング情報)とする点である。これは、従来接続されている装置1cとの通信干渉を防ぐためである。また、ステート管理部14bは、「ネットワーク参入要求コマンド(1d)」を受信した場合には、REMONITORステートをさらに1周期(送信周期P)延長する。逆にいえば、1周期(送信周期P)の間にネットワーク参入要求コマンドを受信しない場合は、1周期でREMONITORステートを終了してSYNCステートに遷移し、再び、定期的にSYNCステートからREMONITORステートに遷移する。
(装置1b:ネットワーク参入要求コマンド(1d)の再受信)
装置1bでは、「2P−D−α」後に装置1dから「ネットワーク参入要求コマンド(1d)」を再受信した時には「P−D−α」の評価は0となり、ステート管理部14bは、「参入応答コマンド(1b)」を返すことになる。
(装置1b:装置1cからのデータ受信)
また、装置1bは「REMONITORステート」中に装置1cから「中継データ(1c)」を受信する。この場合、ステート管理部14bは「中継データ(1c)」を受信すると、シンクロステートからフリーステートへの遷移を指示する「再参入指示コマンド(1b)」を発信する。
(装置1c)
装置1cは「再参入指示コマンド(1b)」を受信すると、「FREEステート」へ遷移する。なお、「FREEステート」へ遷移した最初のアラームは、周期Pに「+2α」以上の値を加算した時間をカウントすることが望ましい。これにより、近隣の通信との衝突を回避することができる。「FREEステート」に遷移した装置1cは、実施の形態1と同様、「ネットワーク参入要求コマンド(1c)」を発信する。これは、「MONITORステート」に遷移した装置1dに受信され、ディレイ応答で時間調整され、参入応答で装置1dと中継ルートが接続される。このように、新たな装置に対し、自立的にネットワークを切断し、新規装置を加えた中継ルートを構築することができる。
実施の形態3.
図10は、無線中継装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。図10を参照して無線中継装置1のハードウェア構成を簡単に説明する。
図10は、コンピュータで実現される無線中継装置1のハードウェア資源の一例を示す図である。図10において、無線中継装置1は、プログラムを実行するCPU810(Central Processing Unit)を備えている。CPU810は、バス825を介してROM(Read Only Memory)811、RAM(Random Access Memory)812、アンテナ818を有する通信部816、センサ817、フラッシュメモリ820と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。フラッシュメモリ820の代わりに、磁気ディスク装置でもよい。
RAM812は、揮発性メモリの一例である。ROM811、フラッシュメモリ820、磁気ディスク装置等の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、格納装置あるいは記憶部の一例である。
フラッシュ820には、オペレーティングシステム821(OS)、プログラム群823、ファイル群824が記憶されている。プログラム群823のプログラムは、CPU810、オペレーティングシステム821により実行される。
上記プログラム群823には、以上に説明した実施の形態の説明において「〜部」として説明した機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU810により読み出されて実行される。すなわち、プログラムは、「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
以上の実施の形態では無線中継装置1について説明したが、無線中継装置1は、無線中継方法として把握することも可能である。
実施の形態1における無線中継装置1のブロック図。 実施の形態1における無線中継ネットワークシステム100の構成図。 実施の形態1における通信方式の確立過程を説明するフロー。 図3の装置の無線送受信部の電源ON/OFF状態をさらに説明する図。 実施の形態1におけるFREEステートのフローを示す図。 実施の形態1におけるMONITORステートとSYNCステートとの通信を示すフロー。 実施の形態1における通信ルートの成立を説明する図。 実施の形態2における新たな装置が参加する場合を示す図。 実施の形態2における通信フローを示す図。 実施の形態3における無線中継装置1のハードウェア資源を示す図。
符号の説明
1 無線中継装置、11 無線送受信部、12 時間管理部、13 無線機能電源制御部、14 ステート管理部、20 サーバ、100 無線中継ネットワークシステム。

Claims (12)

  1. 無線で受信したデータを無線中継する複数の無線中継装置を備えた無線中継ネットワークシステムで使用される前記無線中継装置において、
    前記無線中継装置は、
    装置用電源が投入されるとフリーステートとなり、
    フリーステートからモニタステートに遷移し、
    モニタステートからシンクロステートに遷移すると共に、
    (1)前記フリーステートでは、
    予め設定された一定の送信周期Pごとにアラームを発生し、アラーム発生に伴ってネットワークへの参入を要求するネットワーク参入要求コマンドを送信し、送信した前記ネットワーク参入要求コマンドへの応答である要求応答コマンドを受信した場合にはモニタステートに遷移し、
    (2)モニタステートでは、
    フリーステートと同じ一定の前記送信周期Pで引き続きアラームを発生すると共に、他の無線中継装置から前記ネットワーク参入要求コマンドを受信した場合には直前に発生したアラームから前記ネットワーク参入要求コマンドの受信時までに経過した経過時間Dと前記送信周期Pとに基づいて、前記ネットワーク参入要求コマンドの受信時から次回のアラーム発生までの残存期間が予め設定されている中継ギャップαを超えるかどうかを判定し、
    前記残存期間が前記中継ギャップαを超えると判定した場合には受信した前記ネットワーク参入要求コマンドに対する応答であって、次回のアラーム発生時を起点として次回のアラーム発生前の前記中継ギャップαの期間内における前記ネットワーク参入要求コマンドの再送信のタイミングを示す再送信タイミング情報を含み、かつ、前記ネットワーク参入要求コマンドの再送信を要求する再送信要求応答を送信し、
    前記残存期間が前記中継ギャップα以下と判定した場合には前記要求応答コマンドを送信すると共に、
    モニタステートに遷移してから所定の回数のアラーム発生のときにシンクロステートに遷移し、
    (3)シンクロステートでは、
    シンクロステートに遷移する契機となったアラームに対して次回のアラームの発生タイミングを前記遷移する契機となったアラームの発生時点から前記送信周期Pより前記中継ギャップαの1倍と2倍とのいずれかを差し引いた期間の経過後として設定し、設定後は前記遷移する契機となったアラームに対して次回の次回のアラームから前記送信周期Pごとにアラームを発生し、他の無線中継装置からデータを受信した場合には受信直前のアラーム発生時点から前記中継ギャップαを経過した後に、受信した前記データを送信することを特徴とする無線中継装置。
  2. 前記無線中継装置は、
    フリーステートにおいて前記ネットワーク参入要求コマンドの送信後に前記他の前記無線中継装置から前記再送信要求応答を受信した場合には前記再送信要求応答に含まれる前記再送信タイミング情報に従って自身のアラームを発生し、発生したアラームに伴って前記ネットワーク参入要求コマンドを再び送信すると共に、前記再送信タイミング情報に従って発生したアラームの次回のアラームから前記送信周期Pで発生することを特徴とする請求項1記載の無線中継装置。
  3. 前記無線中継装置は、
    モニタステートにおいてアラームが発生した場合にはアラームの発生に伴って、所定の自身のデータを送信することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の無線中継装置。
  4. 前記無線中継装置は、
    シンクロステートにおいてデータを受信した場合には、受信データと所定の自身のデータとを送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線中継装置。
  5. 前記無線中継装置は、
    モニタステートに遷移した場合には、モニタステートに遷移した後の最初のアラームの発生のときにシンクロステートに遷移することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の無線中継装置。
  6. 前記無線中継装置は、
    モニタステートにおいて所定回数のアラームが発生しても前記ネットワーク参入要求コマンドを受信しなかった場合には、ルートの末端であることを通知するルート完了コマンドを送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の無線中継装置。
  7. 前記無線中継装置は、
    シンクロステート状態にある場合にはシンクロステートからリモニタステートに所定の周期で定期的に遷移し、
    リモニタステートでは、
    シンクロテートと同じ一定の前記送信周期Pで引き続きアラームを発生すると共にリモニタステートに遷移後の最初の前記送信周期Pの間に他の無線中継装置から前記ネットワーク参入要求コマンドを受信しない場合には最初の前記送信周期Pの終了時の最初のアラーム発生でシンクロステートに遷移し、
    最初の前記送信周期Pの間に他の無線中継装置から前記ネットワーク参入要求コマンドを受信した場合には直前に発生したアラームから前記ネットワーク参入要求コマンドの受信時までに経過した経過時間Dと前記送信周期Pとに基づいて、前記ネットワーク参入要求コマンドの受信時から次回のアラーム発生までの残存期間が予め設定されている中継ギャップαを超えるかどうかを判定し、
    前記残存期間が前記中継ギャップαを超えると判定した場合には受信した前記ネットワーク参入要求コマンドに対する応答であって、次回の次回のアラーム発生時を起点として前記次回の次回のアラーム発生前の前記中継ギャップαの期間内における前記ネットワーク参入要求コマンドの再送信のタイミングを示す第2再送信タイミング情報を含み、かつ、前記ネットワーク参入要求コマンドの再送信を要求する第2再送信要求応答を送信し、
    前記残存期間が前記中継ギャップα以下と判定した場合には前記要求応答コマンドを送信して、前記次回の次回のアラーム発生でシンクロステートに遷移することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の無線中継装置、
  8. 前記無線中継装置は、
    フリーステートにおいて前記ネットワーク参入要求コマンドの送信後に前記他の前記無線中継装置から前記第2再送信要求応答を受信した場合には前記第2再送信要求応答に含まれる前記第2再送信タイミング情報に従って自身のアラームを発生し、発生したアラームに伴って前記ネットワーク参入要求コマンドを再び送信すると共に、前記第2再送信タイミング情報に従って発生したアラームの次回のアラームから前記送信周期Pで発生することを特徴とする請求項7記載の無線中継装置。
  9. 前記無線中継装置は、
    リモニタステートにおいて他の無線中継装置から前記ネットワーク参入要求コマンドとは異なる所定のデータを受信した場合には、シンクロステートからフリーステートへの遷移を指示する再参入指示コマンドを送信することを特徴とする請求項8記載の無線中継装置。
  10. 前記無線中継装置は、
    シンクロステートにおいて他の無線中継装置から前記再参入指示コマンドを受信した場合には、フリーステートに遷移すると共にシンクロテートと同じ一定の前記送信周期Pで引き続きアラームを発生することを特徴とする請求項9記載の無線中継装置。
  11. 前記無線中継装置は、
    電力供給を受けて動作する複数の動作部を備え、
    前記無線中継装置は、
    フリーステートとシンクロステートとにおいては、アラーム発生から次回のアラーム発生前の所定の期間だけ、前記動作部のうちの予め指定された前記動作部に電力を供給する制御を実行することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の無線中継装置。
  12. 前記無線中継装置は、
    前記動作部として無線の送受信を行う無線送受信部を備え、
    前記予め指定された前記動作部として、前記無線送受信部への電力供給を制御することを特徴とする請求項11記載の無線中継装置。
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