JP4930223B2 - 無線通信システム、その送信側無線端末、受信側無線端末、プログラム - Google Patents

無線通信システム、その送信側無線端末、受信側無線端末、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線機相互の無線通信方式に係り、特に、間欠無線通信における低消費電力化に係る手法等に関する。
電池で動作する通信装置の低消費電力化方法として、動作時間のデューティ比を小さくする方法がある。この方法では、送信機と受信機の双方が動作を停止している時に、送信機と受信機との間で通信可能とするためには、送信機と受信機とを同時に動作状態に移行させる必要がある。ここで、動作を停止している送信機と受信機とを同時に動作状態に移行させるためには、受信機は自分宛の情報の送信を開始する送信機を検出する必要があり、このような送信機を検出する方法として、各通信機が間欠的に受信状態に移行する方法と、ビーコンを送信する方法とがある。
例えば、特許文献1には、各通信機が間欠的に受信状態に移行する方法が開示されている。この方法では、発呼局および着呼局から構成される無線通信システムにおいて、受信待ちの状態にある着呼局は、一定周期で間欠的に受信部を動作状態とし、受信待ちの着呼局を呼び出して通信を始めようとする発呼局は、着呼局の呼出し番号を送出する前に、一定周期より長い期間、受信部起動信号を送出し、着呼局の受信部は、一定周期で動作状態となるために、この周期より長い起動信号を確実に捕獲して受信部を常時動作状態とし、発呼局からの呼出し番号により、特定の相手局の受信部を識別して通信可能状態とすることができる。
また、例えば、特許文献2には、送信機は受信機を特定するコードと受信機の動作を制御する一対のデータ列を繰り返し送信し、受信機は送信休止区間長の間隔で間欠受信することにより、応答性の確保と受信機の低消費電力化を図る方法が開示されている。
また、例えば、特許文献3には、計測を行うセンサを備え、動作状態と休止状態を繰り返す間欠動作の無線端末装置と基地局との間で行なう通信方法であって、基地局において無線端末装置に与えるコマンド或いはデータ等の基地局情報を保存し、無線端末装置を休止状態から動作状態に切り替えてからセンサからの情報を基地局に送信し、センサ情報を送信するために動作状態にある無線端末装置に、基地局において保存されている基地局情報を応答信号に結合して送信し、基地局情報及びセンサ情報の送信が終了してから無線端末装置を休止状態に戻す方法が開示されている。
また、例えば、特許文献4には、各通信局が自局並びに周辺局のアクティブとなる時間を自律分散的に管理し、さらに自己の近隣に存在する通信装置の動作モードからアクティブとなっている時間を判断し、通信局が周期的に送信するビーコン信号によって、その時点での動作モードを通知するとともに、周辺局がアクティブになっている時間を管理し、隣接局宛にデータを送信する場合、当該隣接局がアクティブになっているタイミングを、自局の送信がアクティブになるように設定する方法が開示されている。
特開2003−87180号公報 特開平10−271571号公報 特開2006−33674号公報 特開2005−101756号公報
しかしながら、特許文献1、2に開示された方法では、自分宛の情報の送信を開始する送信機を受信機が確実に検出できるようにするため、送信機は比較的長い期間に渡って電波を発信し続けることから、空間のチャンネルが比較的長い期間に渡って占有され、他の通信の障害になるという問題があった。
また、特許文献3に開示された方法では、受信側となる基地局では、センサからの情報を無線端末装置から受信できるようにするために常に受信状態となって待機する必要があり、受信側での低消費電力化が考慮されていないという問題があった。
また、特許文献4に開示された方法では、周辺にある通信装置の動作タイミングを自己のタイマによって管理する必要があるため、周辺にある通信装置の動作が精密に同期化されている必要がある。このため、初期状態で同期を捕捉するための捕捉処理、定期的に同期を補正するための補正処理、同期が外れた時に同期を再捕捉するための再捕捉処理などが必要となり、消費電力の増大を招くという問題があった。
本発明の課題は、送信動作中における空間のチャンネルの占有時間を低減しつつ、送受信時の低消費電力化を図るとともに、非同期的に通信状態に移行することを可能にする通信方式を提供し、更に特に、この様な通信方式において複数の無線端末による同一無線端末宛の送信パケットの衝突の発生を回避できる無線通信システム、その送信側無線端末、受信側無線端末、プログラムを提供することである。
本発明の無線通信システムは、データを無線にて送信する無線送信回路と、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路とを有する複数の無線端末から成る無線通信システムにおいて、受信側の前記無線端末は、一定周期で間欠的に、前記無線送信回路を動作状態にして第1の信号を送信させると共に、続いて所定の第1の期間、前記無線受信回路を動作状態にして他の無線端末から無線で送信されたデータの受信待ち状態とする間欠動作制御手段と、前記第1の期間中に任意の他の無線端末から送信された受信延長要求を受信する毎に、前記第1の期間を延長する受信待ち期間延長手段とを有し、送信側の前記無線端末は、任意の送信事象が発生すると、所定の第2の期間、前記無線受信回路を動作状態にして他の無線端末からの前記第1の信号の受信待ち状態とし、該第2の期間中に前記第1の信号を受信する毎に、該第1の信号の送信元が該送信事象に係るデータ送信相手であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段において、前記受信した第1の信号の送信元が前記送信事象に係るデータ送信相手であると判定された場合、前記第1の信号受信時点から各無線端末毎に異なる第3の期間経過後に、前記無線送信回路を動作状態にして、前記第1の信号の送信元に対して前記受信延長要求を送信する受信延長要求送信手段と、
該受信延長要求送信時点から更に所定の第4の期間経過後に再び前記無線送信回路を動作状態にして前記第1の信号の送信元に対して前記送信事象に係るデータを送信するデータ送信制御手段とを有する。
上記無線通信システムでは、各無線端末は相互に非同期で動作しており、受信側の前記無線端末は一定周期で間欠的に第1の信号の送信とその応答の受信待ち状態を繰り返しており、受信側での低消費電力化が図れている。一方、送信側では、送信事象が発生すると、受信待ち状態となり、基本的にはデータ送信相手からの第1の信号を受信すると、この相手先にデータを送信する。但し、複数の送信側無線端末で同時期に同じデータ送信相手への送信事象が発生していると、第1の信号の受信タイミングはほぼ同じであることから、送信パケットが衝突する可能性がある。また、その場合、受信側の無線端末の上記受信待ち状態を延ばす必要がある。
これより、まず、第1の信号の受信時点から各無線端末で異なるタイミングで受信延長
要求を送信しておき、その後に所定の第4の期間経過したらデータを送信することで、受信延長要求及びデータの送信タイミングを相互にズラすことができ、衝突は生じない。
そして、例えば、特に、前記第3の期間は前記第1の期間より短いことを条件として各無線端末毎にランダムに決定され、前記第1の期間の延長は、前記受信延長要求受信時点から予め決められている所定期間延長するものであり、該所定期間は前記第4の期間よりも長いように設定することで、受信延長要求及びデータは確実に受信側の無線端末で受信される。
本発明の無線通信システム、その送信側無線端末、受信側無線端末、プログラムによれば、送信動作中における空間のチャンネルの占有時間を低減しつつ、送受信時の低消費電力化を図るとともに、非同期的に通信状態に移行することを可能にする通信方式を提供し、更に特に、この様な通信方式において複数の無線端末による同一無線端末宛の送信パケットの衝突の発生を回避できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1に、各無線端末の構成図を示す。
尚、ここでは、各無線端末の基本的な機能を示す為に、データ受信側の無線端末を受信端末11a、データ送信側の無線端末を送信端末11bとする構成を示すが、通常、無線機は、データ送信側として動作する場合もあればデータ受信側として動作する場合もあるので、実際には後述するように、各無線端末は受信端末11a、送信端末11b両方の構成を有する場合が多いことになる。但し、図1に示す通りに、受信専用、送信専用の無線端末がそれぞれ存在するような構成であってもよい。
図1において、受信端末11aには、データを無線にて送信する無線送信回路13a、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路14a、データの送受信の制御を行う制御部12a、データの送受信の切り替えを行う切り替え部15a、データを電波として空間に送出したり受信したりするアンテナ16a、無線送信回路13a、無線受信回路14aおよび制御部12aの電源を供給する電池17a、不図示の上位装置とデータのやり取りを行うインターフェース18a、無線送信回路13aの電源をオン/オフするスイッチ19a、無線受信回路14aの電源をオン/オフするスイッチ20aが設けられている。
尚、インターフェース18aを介してデータのやり取りを行う上位装置としては、例えば、パソコン等の情報処理装置、スイッチやセンサ、表示器などを挙げることができる。また、制御部12aにはタイマが設けられ、制御部12a自体の消費電力を最低に維持するスリープ状態となり、一定時間後に動作状態に移行することができる。
ここで、制御部12aには、無線送信回路13aまたは無線受信回路14aを間欠的に動作状態に移行させる動作状態制御部31aが設けられる。動作状態制御部31aには、第1送信状態制御部32aおよび第1受信状態制御部33aが設けられている。
図2(a)は、動作状態制御部31aの処理フローチャート図である。図3(a)は、図2(a)の処理による受信端末11aの動作タイミング図である。
動作状態制御部31aの処理動作は、上記第1送信状態制御部32aの処理動作と第1受信状態制御部33aの処理動作とから成る。
まず、図2(a)の処理は繰り返し行われているものであり、図示の各処理の最後の処理であるステップS3の処理の際に図3(a)に示すスリープ期間TSがセットされて起
動された不図示のタイマ(詳しくは後にステップS3の説明の際に説明する)が、タイムアップすることで、制御部12aはスリープ状態から目覚め(起動し)、これによって図2(a)の処理が開始されることになる。
図2(a)の処理が開始されると、まず、第1送信状態制御部32aが、スイッチ19aをON制御して無線送信回路13aを電源オンすると共に、切り替え部15aを無線送信回路13a側に切り替えて、予め設定されている所定期間(図3(a)に示す一定期間TT)、図3(a)に示す送信状態T11とする。この送信状態T11では、例えば制御部12a等が、少なくとも自端末のIDを含む所定の信号を、無線送信回路13aによってアンテナ16aから無線送信させるものである(後述する間欠送信信号P11(ID通知信号とも呼ぶものとする)を送信するものである)(ステップS1)。尚、上記IDとは、予め各無線端末(受信端末11a、送信端末11b)に割り当てられている、各無線端末の識別番号である。そして、送信状態T11終了時にスイッチ19aをOFF制御して無線送信回路13aを電源オフする。
上記送信状態T11が終了すると、続いて、第1受信状態制御部33aが、スイッチ20aをON制御して無線受信回路14aを電源オンすると共に、切り替え部15aを無線受信回路14a側に切り替える。そして、予め設定されている所定期間(図3(a)に示す一定期間TR)、図3(a)に示す受信状態R11となる。つまり、外部からの無線信号(特に後述する送信信号P12)の受信待ち状態となる(ステップS2)。
そして、受信状態R11終了時に、第1受信状態制御部33aは(又は制御部12a等であってもよいが)、ステップS3のスリープ状態への移行処理を実行する。
ステップS3の処理は、まず、スイッチ20aをOFF制御して無線受信回路14aを電源オフする。これによって、無線送信回路13a、無線受信回路14aの両方が電源オフとなる。更に、図3(a)に示すスリープ期間TSを上記不図示のタイマにセットしてタイマ起動すると共に、制御部12a自体をスリープ状態にする。これによって、スリープ期間TSの間は、無線送信回路13a、無線受信回路14aの両方が電源オフになっていると共に、制御部12a自体もスリープ状態となっているので、電力消費が非常に少なくて済む。
尚、上記送信状態T11とは、受信端末11aの動作状態において当該受信端末11aが動作状態にあることを送信端末11b側に知らせるための信号(間欠送信信号P11)を無線送信する状態であると言える。
尚、上述した図2(a)の処理は、換言すれば、動作状態制御部31aが、図3(a)に示すように、一定期間TTの送信状態T11とそれに続く一定期間TRの受信状態R11を、スリープ期間TSだけ間隔を空けながら間欠的に繰り返すように制御する処理であるとも言える。上述した図2(a)の処理の説明は、一例であり、これに限るものではない。例えば、第1送信状態制御部32a、第1受信状態制御部33aは、それぞれ、上述した送信処理、受信処理に係る処理のみを実行し、期間TS、TT、TRに係る期間管理は、動作状態制御部31a等が行うようにしてもよい。何れにしても、動作状態制御部31a全体(あるいは制御部12a全体)として、図2(a)に示す動作が行われるように制御するものであれば何でもよい。これは、以下に説明する送信端末11bの動作に関しても同様である。
また、一定期間TT、TRは、動作期間(スリープ状態ではない期間)であるとも言える。
尚、動作期間(TT+TR)は、スリープ期間TSに対して十分に短くすることができ、受信端末11aの消費電力は以下の(1)式を満たすことができる。
(TT×PT+TR×PR)≪PR×(TT+TR+TS) ・・・(1)
但し、PTは送信時に無線送信回路13aおよび制御部12aにて消費される電力、PRは受信時に無線受信回路14aおよび制御部12aにて消費される電力である。この式により、無線受信回路14aを常時受信状態とした場合に比べて期間(TT+TR+TS)に消費される電力を削減することができる。
一方、送信端末11bには、データを無線にて送信する無線送信回路13b、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路14b、データの送受信の制御を行う制御部12b、データの送受信の切り替えを行う切り替え部15b、データを電波として空間に送出したり受信したりするアンテナ16b、無線送信回路13b、無線受信回路14bおよび制御部12bの電源を供給する電池17b、上位装置とデータのやり取りを行うインターフェース18b、無線送信回路13bの電源をオン/オフするスイッチ19b、無線受信回路14bの電源をオン/オフするスイッチ20bが設けられている。
ここで、制御部12bには、無線送信回路13bまたは無線受信回路14bを必要に応じて動作状態に移行させる動作状態制御部31bが設けられ、動作状態制御部31bには、第2送信状態制御部32bおよび第2受信状態制御部33bが設けられている。
そして、第2受信状態制御部33bは、図3(b)に示すように、送信事象J11の発生を契機として、受信端末11aが動作状態にあるということを送信端末11bが知るための受信待ち状態R12に移行させる。尚、送信事象J11としては、例えば、上位装置からの送信指令、送信端末11b内部で発生した電池電圧情報、他の無線機から中継送信されるデータを受信した場合などを挙げることができる。
尚、送信事象J11(例えば上記送信指令)には、送信すべきデータの他に、送信相手先のデータ(宛先の無線端末のID等)も含まれる。よって、送信端末11bは、送信事象J11が発生することにより、どの受信端末11aにデータを送信したらよいかを判断することができると共に、上記ステップS1のID通知によって通知元がデータ送信相手であるか否かを判断できる。
また、受信待ち状態R12において任意の受信端末11aが送信した上記間欠送信信号P11(自己が動作状態であることを示す信号)を送信端末11bが受信した場合、第2送信状態制御部32bによって、当該動作状態にある受信端末11aに上記送信すべきデータを送信するための送信状態T12に移行させる。但し、上記の通り、間欠送信信号P11には受信端末11のIDが含まれており、このIDが上記送信事象J11による宛先のIDと一致しない場合には、送信状態T12に移行せずに、そのまま受信待ち状態R12を継続する。
上述した動作状態制御部31bの処理動作について、以下、図2(b)、図3(b)を参照して、更に詳しく説明する。
図2(b)は動作状態制御部31bの処理フローチャート図であり、図3(b)はこの処理による送信端末11bの動作タイミング図である。
図2(b)の処理は、上記の通り送信端末11bにおいて送信事象J11が発生すると、開始される。
すなわち、送信端末11bの制御部12bは、上記送信事象J11が発生するとスリープ状態から目覚める(起動する)。そして、まず、第2受信状態制御部33bは、予め任意の一定時間TWが設定されている不図示のタイマを起動する。更に、切り替え部15bを無線受信回路14b側に切り替えると共にスイッチ20bをON制御して無線受信回路14bを電源ONすることで、上記受信待ち状態R12を開始する(ステップS4)。上
記タイマにより、最長で、予め設定されている一定時間TWだけ受信待ち状態R12となることになる。
そして、上記タイマがタイムアップする前に(一定時間TW経過する前に;ステップS6の判定がYESとなる前に)、上記送信相手先の受信端末11aが送信した間欠送信信号P11を受信した場合には(当然、上記ID一致判定を行っている)(ステップS5,YES)、上記送信すべきデータのデータパケットを、上記送信相手先の受信端末11a宛に無線送信する(ステップS7)。ステップS7の処理を行う為に、第2送信状態制御部32bは、切り替え部15bを無線送信回路13b側に切り替えると共にスイッチ19bをON制御して無線送信回路13bを電源ONする(その際、スイッチ20bをOFF制御する)(尚、これは、図3(b)に示す送信状態T12に移ることを意味する)。
そして、ステップS7の処理が完了したら、受信待ち状態R12に戻ることなく、スリープ状態へ移行する(ステップS8)。
尚、図3(a)と図3(b)は、それぞれ独立して示しているものであり、相互の関係を示すものではない(相互の関係例は図4(a)、(b)などで示している)。
一方、上記送信相手先の受信端末11aが送信した間欠送信信号P11を受信することなく、上記タイマがタイムアップした場合(一定時間TW経過した場合)には(ステップS6,YES)、スリープ状態へ移行する(ステップS8)。すなわち、スイッチを制御して無線送信回路13b、無線受信回路14bの両方を電源オフすると共に、制御部12b自体をスリープ状態にする。
ここで、上述した一定時間TWは、電波を受信可能な場所に存在する全ての受信端末11aの送信状態T11を確認できるようにするために、以下の(2)式を満たすように設定することができる。
TW>TT+(TT+TR+TS) ・・・(2)
ただし、通信エラーなどにより受信端末11aの送信状態T11を確認できない場合も考慮して、N(Nは2以上の整数)回だけ受信端末11aの送信状態T11を確認できるように、以下の式を満たすように一定時間TWを設定することができる。
TW>TT+N×(TT+TR+TS) ・・・(3)
図4は、上述した処理による無線端末の間欠通信方法の一例を示すタイミング図である。
以下、図4を参照して、上述した処理についてまとめて説明する。
尚、ここでの説明では、上述した説明のように制御部12a、12bがそれぞれ有する上記各機能部毎に区別することなく、まとめて、制御部12a、12bが行うものとして説明する。
図4において、受信端末11a側では、制御部12aが動作状態に移行している動作期間(TT+TR)においては、制御部12aは、まず、送信期間TTにおいて、スイッチ19aをオンして電源を無線送信回路13aに供給することにより、無線送信回路13aを送信状態T11に移行させる。また、制御部12aは、送信期間TTに続く受信期間TRおいて、スイッチ20aをオンして(その際、スイッチ19aをオフする。また切り替え部の切り替え制御も行う;逐一説明しないが、実施形態の説明では全て同様)、電源を無線受信回路14aに供給することにより、無線受信回路14aを受信状態R11に移行させる。
そして、制御部12aは、上記一定期間TTの送信状態T11とそれに続く一定期間TRの受信状態R11の後に、スイッチ19a、20aの両方がオフになるようにし、無線送信回路13aおよび無線受信回路14aの電源を切断し、更に制御部12a自らがスリープ状態となることにより、スリープ期間TSに移行させる。
上述した制御を繰返すことで、制御部12aは、一定期間TTの送信状態T11とそれに続く一定期間TRの受信状態R11をスリープ期間TSだけ間隔を空けながら間欠的に繰り返すことができる。
一方、送信端末11b側では、制御部12bは、通常時は(送信事象J11が発生しない限りは)、スイッチ19b、20bをオフすることにより、無線送信回路13bおよび無線受信回路14bの電源を切断するとともに、制御部12b自らがスリープ状態となっている。そして、送信事象J11が発生することをトリガとして起動する制御部12bは、スイッチ20bをオンして電源を無線受信回路14bに供給することにより、無線受信回路14bを一定時間TWだけ受信待ち状態R12に移行させる。
そして、受信端末11a側において無線送信回路13aが送信状態T11に移行されると、上述した通り、無線送信回路13aはアンテナ16aを介して間欠送信信号P11を送信することになる。尚、既に述べた通り、間欠送信信号P11には、個々の受信端末11aに固有なコード(上記ID)の情報も含まれている(それ以外にも、たとえば、当該信号が間欠送信信号であることを示す情報等も含まれていてよい;これは、他の信号に関しても同様)。
そして、図4に示すように送信端末11b側が受信待ち状態R12となっている期間中の任意のときに、間欠送信信号P11が受信端末11aから送信されると、送信端末11bにてこの間欠送信信号P11が受信される。ここで、上述した(2)式を満たすように受信待ち状態R12の時間TWを設定することにより、間欠送信信号P11が受信待ち状態R12と非同期で受信端末11aから送信された場合においても、電波を受信可能な場所に存在する全ての送信端末11bに間欠送信信号P11を受信させることができ、受信端末11aは、自己が動作状態となっていることを送信端末11bに確実に知らせることができる。
そして、受信待ち状態R12となっている送信端末11bにて間欠送信信号P11が受信されると、送信端末11bは、既に述べた通り、間欠送信信号P11に含まれる受信端末11aに固有なコード(上記ID)に基づいて、その受信端末11aが送信相手であるかどうかを判断する。そして、その受信端末11aが送信相手であると確認された場合には、送信端末11bは送信状態T12に直ちに移行し、送信信号P12を受信端末11aに送信する。
ここで、受信端末11a側でも、送信状態T11において間欠送信信号P11を送信すると、その直後に受信状態R11に移行するので、送信端末11bが送信状態T12である時には、受信端末11aは受信状態R11となっており、タイマなどを用いて受信端末11aと送信端末11bとの間で同期をとることなく、受信端末11aは送信端末11bから送信された送信信号P12を受信することができる。
但し、上記“直後”である必要は必ずしもない。要は、間欠送信信号P11の送受信タイミングを基準にして、受信端末11aと送信端末11bとでその後に同じタイミング(上記“直後”又は同じ時間経過後等)でそれぞれ受信状態R11、送信状態T12に移行するように予め設定しておけばよい。
上記本例の手法では、送信端末11b側では受信端末11a側にデータを送信する前に受信待ち状態R12で待機し、送信端末11bが送信事象に係るパケットデータの送信を行う以前に、受信端末11aが動作状態にあることを送信端末11bに通知することが可能となる。更に、この通知タイミングを元にそれぞれ受信状態R11、送信状態T12に移行する。
このため、受信端末11aが非同期で間欠的に動作状態を繰り返している場合においても、受信端末11aと送信端末11bとで動作タイミングを同期化させることなく、受信端末11aが動作状態にある時にデータを受信させることが可能となるとともに、送信端末11bが受信端末11aを捕捉するために、送信端末11bが長時間送信状態T12を継続させる必要がなくなることから、送受信時の低消費電力化を図りつつ、送信動作中における空間のチャンネルの占有時間を低減することができる。
尚、間欠送信信号P11に含まれる受信端末11aに固有なコード(ID)に基づいて、その受信端末11aが送信相手であると送信端末11b側で確認された場合には、図4に示す通り、送信端末11bではその直後に受信待ち状態R12を中止するようにしてもよい。これにより、受信端末11aが今回のデータの送信相手であるかどうかを送信端末11b側で確実に確認することを可能としつつ、送信端末11bが受信待ち状態R12となっている時間を短くすることができ、送信端末11bの低消費電力化を図ることが可能となる。
図5は、本実施形態に係る無線端末の間欠通信方法のその他の例を示すタイミング図である。
図5において、受信端末11a側では、一定期間TTの送信状態T11とそれに続く一定期間TRの受信状態R11がスリープ期間TSだけ間隔を空けながら間欠的に繰り返されている。一方、送信端末11b側では、送信事象J11が発生すると、一定時間TWだけ受信待ち状態R12に移行する。
そして、受信端末11a側において送信状態T11に移行すると、間欠送信信号P11が送信され、受信待ち状態R12となっている送信端末11bにて間欠送信信号P11が受信される。そして、受信待ち状態R12となっている送信端末11bにて間欠送信信号P11が受信されると、送信端末11bは、間欠送信信号P11に含まれる受信端末11aに固有なコードに基づいて、その受信端末11aが送信相手であるかどうかを判断する。そして、その受信端末11aが送信相手であると確認された場合には、送信端末11bは送信状態T12に直ちに移行し、送信信号P12を送信相手の受信端末11aに送信する。
ここまでは、図4と同様である。
そして、送信端末11bは、送信信号P12を受信端末11aに送信すると、受信状態R13に直ちに移行する。尚、受信状態R13は受信状態R12と略同様の処理により実現される(違いは、待ち受けるデータの種類(P11か後述するP15か)である)。これは、T11〜T13等に関しても同様である(送信するデータが異なるだけ)。
一方、受信端末11aは、間欠送信信号P11を送信すると、受信状態R11に直ちに移行し、送信端末11bから送信された送信信号P12を受信することができる。これは図4と同様である。そして、受信端末11aは、送信端末11bから送信された送信信号P12を受信すると、送信状態T13に直ちに移行し、送信信号P12に対する応答信号P15を送信端末11bに送信する。
そして、送信端末11bは、応答信号P15を受信端末11aから受信すると、受信待
ち状態R12を直ちに中止することができる。
これにより、受信端末11a側でデータを正常に受信できたか否かを送信端末11bで確実に確認することを可能としつつ、送信端末11bが受信待ち状態となっている時間を短くすることができ、データ通信の信頼性を担保しつつ、送信端末11bの低消費電力化を図ることが可能となる。
図6は、本発明の一実施形態に係る無線端末の間欠通信方法のさらにその他の例を示すタイミング図である。
図6において、送信端末11bは、複数の受信端末11a、11cと通信を行うものとする。なお、受信端末11cは、図1の受信端末11aと同様の構成をとることができる。
そして、受信端末11a、11c側では、一定期間TTの送信状態T11とそれに続く一定期間TRの受信状態R11がスリープ期間TSだけ間隔を空けながら間欠的に繰り返されている。一方、送信端末11b側では、受信端末11aに対する送信事象J11が発生すると、一定時間TWだけ受信待ち状態R12に移行する。
そして、受信端末11a側において送信状態T11に移行すると、間欠送信信号P11が送信され、受信待ち状態R12となっている送信端末11bにて間欠送信信号P11が受信される。そして、受信待ち状態R12となっている送信端末11bにて間欠送信信号P11が受信されると、送信端末11bは、間欠送信信号P11に含まれる受信端末11aに固有なコード(ID)に基づいて、その受信端末11aが送信相手であるかどうかを判断する。そして、その受信端末11aが送信相手であると確認された場合には、送信端末11bは送信状態T12に直ちに移行し、送信信号P12を受信端末11aに送信する。
一方、受信端末11aは、間欠送信信号P11を送信すると、受信状態R11に直ちに移行し、送信端末11bから送信された送信信号P12を受信することができる。
ここまでは図4と同様である。
ここで、本例では、送信端末11bにおいて、送信事象J11発生に応じた受信待ち状態R12の間に、更に、受信端末11cに対する送信事象J12が発生している。
この場合、送信端末11bは、受信端末11aに送信信号P12を送信した後も、受信待ち状態R12を継続させる。そして、受信端末11c側において送信状態T11に移行すると、図示の間欠送信信号P13が送信され、受信待ち状態R12となっている送信端末11bにて間欠送信信号P13が受信される。尚、この例の場合、一定時間TWは、送信事象J12発生時を基準にしてもよい。
そして、受信待ち状態R12となっている送信端末11bにて間欠送信信号P13が受信されると、送信端末11bは、間欠送信信号P13に含まれる受信端末11cに固有なコードに基づいて、受信端末11cが送信相手であるかどうかを判断する。そして、受信端末11cが送信相手であると確認された場合には、送信端末11bは送信状態T13に直ちに移行し、送信信号P14を受信端末11cに送信する。
尚、送信状態T13は、送信状態T12と略同様である(送信するデータと送信相手が異なるだけである)。
一方、受信端末11cは、間欠送信信号P13を送信すると、受信状態R11に直ちに移行し、送信端末11bから送信された送信信号P14を受信することができる。
これにより、複数の受信端末11a、11cを対象とした送信事象J11、J12が連続して発生した場合においても、それらの複数の受信端末11a、11cについての送信
処理を継続して行うことができ、受信端末11a、11cが間欠的に動作状態を繰り返している場合においても、複数の受信端末11a、11cを対象としたデータ通信を効率よく行うことができる。
なお、第1送信状態制御部32a、第1受信状態制御部33a、第2送信状態制御部32bおよび第2受信状態制御部33bは、これらの各制御部で行われる処理を遂行させる命令が記述されたプログラムをコンピュータに実行させることにより実現することができる。
そして、このプログラムをCD−ROMなどの記憶媒体に記憶しておけば、受信端末11aおよび送信端末11bに搭載されたコンピュータに記憶媒体を装着し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、第1送信状態制御部32a、第1受信状態制御部33a、第2送信状態制御部32bおよび第2受信状態制御部33bで行われる処理を実現することができる。また、このプログラムを通信ネットワークを介して受信端末11aおよび送信端末11bに搭載されたコンピュータにダウンロードすることにより、このプログラムを受信端末11aおよび送信端末11bにインストールするようにしてもよい。
図7は、本発明の第2実施形態に係る無線端末の概略構成を示すブロック図である。
既に述べた通り、一般的に、無線機は、送信側、受信側のどちらにもなり得るので、図1に示す受信端末11a、送信端末11bの両方の機能を備えていることになる。これより、図7に示す無線端末111a、111bは、受信端末11a、送信端末11bの両方の機能を有している。また、これより、当然、無線端末111a、111bの構成は同じである(符号は変えているが、実質、同じものである)。
そして、以下の説明においては、無線端末111a、111bが受信側として動作する場合には受信側の無線端末111a、111b等といい、送信側として動作する場合には送信側の無線端末111a、111b等というものとする。また、無線端末111a、111bの何れか一方が受信側の場合には、他方は送信側であるものとして説明するものとする。
同様に、後述する無線端末111cも、無線端末111a等と同じ構成である。
尚、以下に図7について説明するが、上述したことから、この説明は単に既に説明した受信端末11a、送信端末11bの両方の機能をまとめたものである。
図7において、無線端末111a、111bには、データを無線にて送信する無線送信回路113a、113b、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路114a、114b、データの送受信の制御を行う制御部112a、112b、データの送受信の切り替えを行う切り替え部115a、115b、データを電波として空間に送出したり受信したりするアンテナ116a、116b、無線送信回路113a、113b、無線受信回路114a、114bおよび制御部112a、112bの電源をそれぞれ供給する電池117a、117b、上位装置とデータのやり取りを行うインターフェース118a、118b、無線送信回路113a、113bの電源をそれぞれオン/オフするスイッチ119a、119b、無線受信回路114a、114bの電源をそれぞれオン/オフするスイッチ120a、120bがそれぞれ設けられている。また、制御部112a、112bには不図示のタイマが設けられ、制御部112a、112b自体の消費電力を最低に維持するスリープ状態となり、一定時間後に動作状態に移行することができる。
ここで、制御部112a、112bには、無線送信回路113a、113bまたは無線受信回路114a、114bを間欠的に動作状態にそれぞれ移行させる動作状態制御部1
31a、131bがそれぞれ設けられ、動作状態制御部131a、131bには、第1送信状態制御部132a、132b、第1受信状態制御部133a、133b、第2送信状態制御部134a、134bおよび第2受信状態制御部135a、135bがそれぞれ設けられている。
そして、第1送信状態制御部132a、132bは、受信側の無線端末111a、111bの動作状態において、受信側の無線端末111a、111bが動作状態にあることを送信側の無線端末111a、111bに知らせるための送信状態T11にそれぞれ移行させることができる。また、第1受信状態制御部133a、133bは、受信側の無線端末111a、111bが動作状態にあることを送信側の無線端末111a、111bにそれぞれ知らせるための送信状態T11に引き続いて、送信側の無線端末111a、111bから送信されたデータを受信するための受信状態R11にそれぞれ移行させることができる。
さらに、第2受信状態制御部135a、135bは、送信事象J11の発生を契機として、受信側の無線端末111a、111bが動作状態にあるということを送信側の無線端末111a、111bが知るための受信待ち状態R12にそれぞれ移行させる。また、第2送信状態制御部134a、134bは、受信待ち状態R12において受信側の無線端末111a、111bが送信相手であることを示すデータ(上記ID等)を送信側の無線端末111a、111bがそれぞれ受信した場合、動作状態にある受信側の無線端末111a、111bにデータを送信するための送信状態T12にそれぞれ移行させる。
そして、動作状態制御部131a、131bは、受信側の無線端末111a、111bにおいて、送信状態T11とそれに続く受信状態R11を間欠的にそれぞれ繰り返すことができる。
図8は、図7の無線端末の間欠通信方法を示すタイミング図である。
図8において、無線端末111bは、複数の無線端末111a、111cと通信を行うものとする。なお、無線端末111cは、図7の無線端末111a、111bと同様の構成をとることができる。
そして、各無線端末111a〜111cでは、送信状態T11とそれに続く受信状態R11がスリープ状態(上記スリープ期間TS等)を挟みながら間欠的に繰り返されている。また、無線端末111a〜111cでは、任意の他の無線端末に対する任意の送信事象が発生すると、一定時間(上記TW等)だけ受信待ち状態R12に移行する。そして、既に述べている通り、受信待ち状態R12中に、当該送信事象に係るデータ送信相手から上記送信状態T11による間欠送信信号P11が送信されてくると、送信状態T12に移行してデータ送信(送信信号P12)を行う。また、本例では、図示の通り、受信待ち状態R12中にスリープ期間TSが終わった場合には、受信待ち状態R12を中断して、送信状態T11及び受信状態R11に移行し、その後再び受信待ち状態R12に戻る。尚、その際、中断前後の受信待ち状態R12の期間を合わせて上記一定時間TWとなるように制御してもよいし、この例に限らなくてもよい。
そして、図示の例では、まず、無線端末111aにおいて、無線端末111bに対する送信事象J11が発生するものとし、一定時間だけ受信待ち状態R12に移行する。
そして、無線端末111bでは送信状態T11に移行すると、間欠送信信号P11が送信され、受信待ち状態R12となっている無線端末111aにて間欠送信信号P11が受信される。そして、受信待ち状態R12となっている無線端末111aにて間欠送信信号P11が受信されると、無線端末111aは、間欠送信信号P11に含まれる無線端末111bに固有なコードに基づいて、その無線端末111bが送信相手であるかどうかを判
断する。そして、その無線端末111bが送信相手であると確認された場合には、無線端末111aは送信状態T12に直ちに移行し、送信信号P12を無線端末111bに送信することができる。
一方、無線端末111bは、間欠送信信号P11を送信すると、受信状態R11に直ちに移行し、無線端末111aから送信された送信信号P12を受信することができる。
また、無線端末111bでは、ここでは図示のタイミングで無線端末111cに対する送信事象J11が発生しており、上記の通り場合によっては送信状態T11とそれに続く受信状態R11を間に割り込ませながら、一定時間だけ受信待ち状態R12に移行する。
そして、無線端末111cでは送信状態T11に移行すると、間欠送信信号P13が送信され、受信待ち状態R12となっている無線端末111bにて間欠送信信号P13が受信される。そして、受信待ち状態R12となっている無線端末111bにて間欠送信信号P13が受信されると、無線端末111bは、間欠送信信号P13に含まれる無線端末111cに固有なコードに基づいて、その無線端末111cが送信相手であるかどうかを判断する。そして、その無線端末111cが送信相手であると確認された場合には、無線端末111bは送信状態T12に直ちに移行し、送信信号P14を無線端末111cに送信することができる。
一方、無線端末111cは、間欠送信信号P13を送信すると、受信状態R11に直ちに移行し、無線端末111bから送信された送信信号P14を受信することができる。
これにより、受信待ち状態R12中に送信状態T11とそれに続く受信状態R11を同一の無線端末111a〜111cで間欠的に繰り返すことができ、双方向通信における空間のチャンネルの占有時間を低減しつつ、送受信時の低消費電力化を図るとともに、非同期的に通信状態に移行することが可能となる。
図9は、本実施形態に係る無線端末の間欠通信方法のさらにその他の例を示すタイミング図である。
図9において、無線端末111a、111bでは、送信状態T11とそれに続く受信状態R11がスリープ状態を挟みながら間欠的に繰り返されている。また、無線端末111bは、無線端末111aに対する送信事象J11が発生すると、送信状態T11とそれに続く受信状態R11を間に割り込ませながら、一定時間だけ受信待ち状態R12に移行する。
そして、無線端末111a、111bでは、送信状態T11に移行すると、間欠送信信号P11、P13がそれぞれ送信される。ここで、無線端末111a、111bが送信状態T11に同時に移行した場合、間欠送信信号P11、P13の送信タイミングが一致し、受信待ち状態R12となっている無線端末111bが間欠送信信号P13を受信できなくなる。そして、無線端末111a、111bにおいて送信状態T11に移行するタイミングが一定である場合、間欠送信信号P11、P13の送信タイミングが一旦一致すると、次回以降の間欠送信信号P11、P13の送信タイミングも一致する可能性が高くなる。
このため、無線端末111a、111bでは、送信状態T11とそれに続く受信状態R11になる周期を毎回変化させるようにすることができる。例えば、無線端末111aでは、送信状態T11とそれに続く受信状態R11になる周期をTW+αR+TT、無線端末111bでは、送信状態T11とそれに続く受信状態R11になる周期をTW+αB+TTとすることができる。ただし、αR、αBは、各無線端末111a、111bがその都度計算する間欠送信信号P11、P13の送信タイミングに固有の値である。例えば、αR、αBは、各無線端末111a、111bの識別コードと時間経過に関する情報を基
準に算出されたランダムな値に設定することができる。
そして、無線端末111a、111bでは、送信状態T11とそれに続く受信状態R11になる周期を毎回変化させることで、間欠送信信号P11、P13の送信タイミングが一致した後、無線端末111bが送信状態T11に再度移行する前に、無線端末111aでは送信状態T11に再度移行することができる。そして、無線端末111aが送信状態T11に再度移行すると、間欠送信信号P13が送信され、受信待ち状態R12となっている無線端末111bにて間欠送信信号P13が受信される。そして、受信待ち状態R12となっている無線端末111bにて間欠送信信号P13が受信されると、無線端末111bは、間欠送信信号P13に含まれる無線端末111aに固有なコードに基づいて、その無線端末111aが送信相手であるかどうかを判断する。そして、その無線端末111aが送信相手であると確認された場合には、無線端末111bは送信状態T12に直ちに移行し、送信信号P14を無線端末111aに送信することができる。
一方、無線端末111aは、間欠送信信号P13を送信すると、受信状態R11に直ちに移行し、無線端末111bから送信された送信信号P14を受信することができる。これにより、無線端末111a、111b間で周期的に双方向通信を行う場合においても、定周期送信の動作タイミングの衝突を回避することが可能となり、双方向通信における空間のチャンネルの占有時間を低減しつつ、送受信時の低消費電力化を図るとともに、非同期的に通信状態に移行することが可能となる。
図10は、図1に示した受信端末11a、送信端末11b、図7に示した無線端末111a、111bを、よりハードウェア的に示す構成図である。
図10に示す無線端末200は、アンテナ201、送受信切替部202、無線送信回路203、無線受信回路204、送信状態制御部205、受信状態制御部206、データ送信制御部207、間欠動作制御部208、ID通知信号判定部209、電源(電池)210、電源ライン211、スイッチ212、スイッチ213とから成る。
送信状態制御部205、受信状態制御部206、データ送信制御部207、間欠動作制御部208、及びID通知信号判定部209は、図示のCPU220等が、内臓の又は不図示の外部メモリ等の記憶装置に予め記憶されている所定のアプリケーションプログラムを読み出し・実行することにより実現される各種機能部である。
尚、送信状態制御部205、受信状態制御部206、データ送信制御部207、間欠動作制御部208、及びID通知信号判定部209は、これら全体として、図1や図7等に示す制御部12a、12b、111a、111bの機能に相当するものである。よって、制御部12a、12b、111a、111bの機能も、図示のCPU220等が、内臓の又は不図示の外部メモリ等の記憶装置に予め記憶されている所定のアプリケーションプログラムを読み出し・実行することにより実現されるものであるとも言える。
よって、当然、上述した動作状態制御部31a,31b,131a、131bや、各送信状態制御部32a、32b、132a,132b,133a,133bや、各受信状態制御部33a、33b、134a,134b,135a,135bの機能も、図示のCPU220等が、内臓の又は不図示の外部メモリ等の記憶装置に予め記憶されている所定のアプリケーションプログラムを読み出し・実行することにより実現されるものであるとも言える。
また、更に、後述する図15、図16に示すフローチャート図の処理も、図示のCPU220等が、内臓の又は不図示の外部メモリ等の記憶装置に予め記憶されている所定のアプリケーションプログラムを読み出し・実行することにより実現されるものであるとも言
える。
アンテナ201は上記アンテナ16a等に相当し、送受信切替部202は上記切り替え部15a等に相当し、無線送信回路203は上記無線送信回路13a等に相当し、無線受信回路204は上記無線受信回路14a等に相当するので、これらについては特に説明しない。
スイッチ212、スイッチ213は、上記スイッチ19a、20a等に相当し、ここではその構成をより明確に示してある。すなわち、スイッチ212、スイッチ213は、図示の通り、電源ライン211上に設けられており、スイッチ212、213をON/OFF制御することで、無線送信回路203、無線受信回路204に対する電源(電池)210からの電力供給がON/OFFされる。
スイッチ212、213をON/OFF制御は、それぞれ送信状態制御部205、受信状態制御部206が、間欠動作制御部208による間欠動作制御に基づいて実行する。
間欠動作制御部208は、上記各期間(TT、TR、TS、TW)を管理して、送信状態制御部205、受信状態制御部206に対してスイッチON/OFFの指示を出す。つまり、間欠動作制御部208及び送信状態制御部205、受信状態制御部206によって、無線送信回路203、無線受信回路204への電源供給がON/OFF制御される。換言すれば、間欠動作制御部208及び送信状態制御部205、受信状態制御部206は、上述した各送信状態制御部32a、32b、132a,132b,133a,133bや、各受信状態制御部33a、33b、134a,134b,135a,135bに相当する機能部である。
上記間欠動作制御部208等によって無線受信回路204が動作状態になると、他の無線端末からの無線送信信号が無線受信回路204によって受信可能となり、無線受信回路204によって受信された受信データは、ID通知信号判定部209に入力され、あるいは不図示の上位装置等に伝送される。
ID通知信号判定部209は、無線受信回路14aによって受信した信号に含まれる上記IDを取り出して、当該信号の送信元がパケットデータの送信相手であるか否かを判定して、判定結果をデータ送信制御部207に渡す。
上記間欠動作制御部208等によって無線送信回路203が動作状態になることで無線によるデータ送信が可能になると、データ送信制御部207は、上記間欠送信信号P11,P13や応答信号P15や送信信号P12,P14等を無線送信させる。尚、送信信号P12,P14等は、上記ID通知信号判定部209から渡される判定結果に基づいて、送信すべきか否かを判定する。
上記の通り図10に示す何れの機能部の処理も、既に説明してある処理であり、ここでは、スイッチON/OFF制御に関すること、及び上述した各種処理がCPUで実行されることを明確にする為に、図示の構成図を示して説明している。
図11は、本実施形態に係る無線端末の動作方法を示す状態遷移図である。
図11において、図7の無線端末111a、111bは定期的にスリープ状態に入る(K11)。なお、スリープ状態とは、無線送信回路113a、113bおよび無線受信回路114a、114bの電源をオフするとともに、制御部112a、112b自体も起動用のタイマのみが動作している状態を示す。
そして、無線端末111a、111bがスリープ状態にある時に、タイマがタイムアッ
プすると、送信状態T11に遷移する(K12)。そして、送信状態T11において送信処理が終了すると、送信状態T11に続く受信状態R11に遷移し、受信待ちとなる(K13)。そして、受信状態R11において受信待ちがタイムアップすると、スリープ状態に戻る。一方、受信状態R11において受信が行われると、受信処理を行い(K14)、受信したデータが無効な場合はスリープ状態に戻る。一方、受信状態R11において受信したデータが自分宛の情報である場合には、そのデータを処理した後(K15)、スリープ状態に戻る。
一方、無線端末111a、111bがスリープ状態にある時に、送信事象が発生すると(K16)、送信先候補を選択した後に、受信待ち状態R12に遷移する(K17)。そして、受信待ち状態R12においては、送信事象が発生するごとに、送信先候補を選択する。
また、受信待ち状態R12において、タイマがタイムアップすると、送信状態T11に遷移し(K18)、送信処理が終了すると、受信待ち状態R12に戻る。
また、受信待ち状態R12において受信が行われると、受信処理を行い(K19)、受信したデータが無効な場合は受信待ち状態R12に戻る。一方、受信処理において受信されたデータが自分宛の情報である場合には、そのデータを処理した後(K20)、受信待ち状態R12に戻る。
また、受信処理において受信されたデータが無線端末111a、111bの動作状態を知らせるためのものである場合、そのデータに含まれる無線端末111a、111bに固有のコードに基づいて無線端末111a、111bが送信相手であるかどうかを判断する(K21)。そして、その無線端末111a、111bが送信相手でないと確認された場合には、受信待ち状態R12に戻る。一方、その無線端末111a、111bが送信相手でないと確認された場合には、無線端末111a、111bは送信状態T12に直ちに移行し、データ送信を行う(K22)。そして、送信情報が残っている場合には、受信待ち状態R12に戻り、全ての送信処理が終了した場合には、スリープ状態に戻る。
上述した通り、本手法では、各無線端末は同期を取らないので(非同期で間欠受信動作や送信動作を行っている)、複数の無線端末で送信のタイミングが一致する場合が有り得る。その一例について、既に図9で問題点、解決方法を示している。
しかし、更に別の状況により複数の無線端末で送信のタイミングが一致する場合も考えられ、以下、その状況と解決方法について説明する。
例えば、図12に示すように相互に通信可能な3台の無線端末A,B,Cが存在する状況において、仮に無線端末B,Cが送信側であり、無線端末Aが受信側として間欠的に間欠送信信号P11(自端末のIDを含む)を送信しているものとする。そして、例えば図13に示すように無線端末B,Cにおいてほぼ同時期に無線端末A宛の送信事象が発生したとする。そして、無線端末B,Cの両方で受信待ち状態R12のときに無線端末Aからの間欠送信信号P11を受信したとする。
この場合、図示の通り無線端末BとCとで送信事象の発生タイミングは異なっていても、上記の方法では間欠送信信号P11を受信したら直ちに送信信号P12(パケットデータ)を送信するので、2つの送信パケットが衝突する可能性が高く、正常に通信が行えないという問題が生じる。また、仮にパケット衝突を避けたとしても、上記期間TRは、基本的に、複数の無線端末から同時期に送信されてくる複数のデータを受信することには対応していない。もし、複数のデータを受信可能とするためにデフォルトで期間TRを長くしておくと、データを受信しないとき又は1つの無線端末からのみデータ送信されてくる場合等には、無駄に長時間、受信状態R11が続くことになってしまい、省電力化の点か
ら問題となる。
上記問題に対応する為に、以下に説明する本手法では、間欠送信信号P11を受信してから送信信号P12を送信するまでの時間を、各無線端末で相互に異なるようにでき、パケット衝突を回避できるようにする。更に、受信状態R11を全パケットデータ受信に必要な分だけ延長させることができる。
図14に示す例では、無線端末B、Cは、間欠送信信号P11を受信すると、当該間欠送信信号P11受信時点から各々がランダムに決定した時間α(図示の例ではα1、α2)経過したら、まず、データ送信相手(ここでは無線端末A)に対して受信延長指示を送信し、その後に更に全ての無線端末に同じ値が設定されている所定のデータ送信待ち時間t1経過したら、送信信号P12(パケットデータ)を送信する。これにより、受信延長指示は勿論のこと、送信信号P12の送信タイミングも各無線端末で異なることになり、衝突は起こらない。
一方、データ送信相手である無線端末A側では、間欠送信信号P11送信後に直ちにデフォルト期間TRの受信状態R11となっているが、上記受信延長指示を受信する毎に、この期間TRを延長する。この延長時間t2は、基本的にはt2>t1の条件を満たす任意の時間t2(「データ送信待ち時間t1+任意のマージン」)が予め設定されているものであり、最終的には、最後に受信した受信延長指示の受信時点から上記t2だけ、延長されることになる。よって、不必要に期間延長するようなことはなく、受信延長指示の受信状況に応じて必要な分だけ期間延長することができる。
また、上記αは、上記の通りランダムに決定してよいが、α≦TRを条件としている。つまり、例えば、α=TR/N(N;1,2,3、・・・等の整数)とし、Nの値をランダムに決定する。従って、デフォルト期間TRの間に、必ず、送信事象が生じた全ての無線端末からの受信延長指示を受信できることになる。
図14に示す動作を実現する為の処理を、図15、図16に示す。
図15は送信側の無線端末(図14の例では無線端末B,C)の処理フローチャート図であり、図16は受信側の無線端末(図14の例では無線端末A)の処理フローチャート図である。
まず、図15において、任意の送信事象が発生した無線端末は、まず、受信待ち状態R12に移行する(ステップS11)。そして、当該送信事象に係るパケット送信相手の無線端末からのID通知パケット(上記間欠送信信号P11に相当)を受信したら(ステップS12,YES)、上記ランダムに決定される時間αの間、待ち状態となり(ステップS13)、時間α経過したら(ステップS14,YES)、パケット送信相手の無線端末に対して、上記受信延長指示パケットを送信する(ステップS15)。その後、上記所定のデータ送信待ち時間t1の間、待機状態となり(ステップS16)、時間t1経過したら(ステップS17,YES)、送信状態T12に移行して、データパケット(送信信号P12)を送信する(ステップS18)。その後、スリープ状態に移行する(ステップS19)。
尚、上記時間α、t1の間の待機中は、不図示のタイマを使用することで上記スリープ状態へ移行しており、このタイマのタイムアウトを以って上記ステップS14、S17の判定はYESとなり、スリープ状態から目覚めることになる。
一方、図16の処理では、まず、上記の通り定期的に送信状態T11に移行することにより、上記ID通知パケットを送信して(ステップS21)、続いて上記デフォルト期間
TRの受信状態R11となる。すなわち、受信状態R11に移行すると共に、時間TRを設定した不図示のタイマを初期化してカウント開始する(ステップS22,S23)。そして、1つの受信延長指示も受信することなくこのタイマがタイムアップした場合には(つまり、時間TR経過した場合には)(ステップS24,YES)、本処理は終了し、スリープ状態へ移行する(ステップS31)。
一方、期間TR中に受信延長指示を受信した場合には(ステップS25,YES)、不図示のタイマに上記予め決められている任意の時間t2を設定して、このタイマを起動してカウントを開始させる(ステップS26)。その後も、新たな受信延長指示を受信する毎に(ステップS27,YES)、ステップS26の処理が実行される。これにより、既に述べた通り、受信状態R11となっている期間は、最後に受信延長指示を受信した時点から上記時間t2経過する時点まで延長されることになる。例えば、もし、上記デフォルト期間TRの最後に受信延長指示を受信した場合には、受信状態R11となっている期間は「TR+t2」となる。あるいは、もし、上記デフォルト期間TRの真ん中で最後の受信延長指示を受信した場合には、受信状態R11となっている期間は「TR/2+t2」となる。
そして、データパケット(P12)を受信する毎に(ステップS28,YES)、このデータパケットの受信処理を行い(ステップS29)、上記ステップS26でセットしたタイマがタイムアップしたら(ステップS30、YES)、本処理は終了して上記スリープ状態へ移行する(ステップS31)。
尚、上記時間αは、上記のようにランダムに決定する例に限らず、予め各無線端末に異なる値を設定しておいてもよい。この場合にも、上記「α≦TR」の条件は課せられる。
無線端末(受信端末、送信端末)の構成図である。 (a)、(b)は、各動作状態制御部の処理フローチャート図である。 (a)は図2(a)の処理による受信端末の動作タイミング図、(b)は図2(b)の処理による送信端末11bの動作タイミング図である。 無線端末の間欠通信方法の一例を示すタイミング図である。 本例の無線端末の間欠通信方法のその他の例を示すタイミング図である。 本例の無線端末の間欠通信方法の更に他の例を示すタイミング図である。 第2実施形態に係る無線端末の概略構成を示すブロック図である。 図7の無線端末の間欠通信方法を示すタイミング図である。 本例の無線端末の間欠通信方法のさらにその他の例を示すタイミング図である。 図1、図7に示す無線端末を、よりハードウェア的に示す構成図である。 本例の無線端末の動作方法を示す状態遷移図である。 本例の無線端末の通信状況の一例を示す図である。 パケット衝突の一例を示す図である。 パケット衝突を回避する送受信制御方法の一例を示す図である。 送信側の無線端末の処理フローチャート図である。 受信側の無線端末の処理フローチャート図である。
符号の説明
11a 受信端末
12a 制御部
13a 無線送信回路
14a 無線受信回路
15a 切り替え部
16a アンテナ
17a 電池
18a インターフェース
19a スイッチ
20a スイッチ
31a 動作状態制御部
32a 第1送信状態制御部
33a 第1受信状態制御部
11b 送信端末
12b 制御部
13b 無線送信回路
14b 無線受信回路
15b 切り替え部
16b アンテナ
17b 電池
18b インターフェース
19b スイッチ
20b スイッチ
31b 動作状態制御部
32b 第2送信状態制御部
33a 第2受信状態制御部
111a,111b 無線端末
112a、112b 制御部
113a、113b 無線送信回路
114a、114b 無線受信回路
115a、115b 切り替え部
116a、116b アンテナ
117a、117b 電池
118a、118b インターフェース
119a、119b スイッチ
120a、120b スイッチ
131a、131b 動作状態制御部
132a、132b 第1送信状態制御部
133a、133b 第2送信状態制御部
134a、134b 第1受信状態制御部
135a、135b 第2受信状態制御部
200 無線端末
201 アンテナ
202 送受信切替部
203 無線送信回路
204 無線受信回路
205 送信状態制御部
206 受信状態制御部
207 データ送信制御部
208 間欠動作制御部
209 ID通知信号判定部
210 電源(電池)
211 電源ライン
212 スイッチ
213 スイッチ
TT,TR 一定期間
TS スリープ期間
TW 一定時間
T11 送信状態
T12 送信状態
R11 受信状態
R12 受信待ち状態
J11,J12 送信事象
P11,P13 間欠送信信号
P12,P14 送信信号

Claims (7)

  1. データを無線にて送信する無線送信回路と、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路とを有する複数の無線端末から成る無線通信システムにおいて、
    受信側の前記無線端末は、
    一定周期で間欠的に、前記無線送信回路を動作状態にして第1の信号を送信させると共に、続いて所定の第1の期間、前記無線受信回路を動作状態にして他の無線端末から無線で送信されたデータの受信待ち状態とする間欠動作制御手段と、
    前記第1の期間中に任意の他の無線端末から送信された受信延長要求を受信する毎に、前記第1の期間を延長する受信待ち期間延長手段とを有し、
    送信側の前記無線端末は、
    任意の送信事象が発生すると、所定の第2の期間、前記無線受信回路を動作状態にして他の無線端末からの前記第1の信号の受信待ち状態とし、該第2の期間中に前記第1の信号を受信する毎に、該第1の信号の送信元が該送信事象に係るデータ送信相手であるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段において、前記受信した第1の信号の送信元が前記送信事象に係るデータ送信相手であると判定された場合、前記第1の信号受信時点から各無線端末毎に異なる第3の期間経過後に、前記無線送信回路を動作状態にして、前記第1の信号の送信元に対して前記受信延長要求を送信する受信延長要求送信手段と、
    該受信延長要求送信時点から更に所定の第4の期間経過後に再び前記無線送信回路を動作状態にして前記第1の信号の送信元に対して前記送信事象に係るデータを送信するデータ送信制御手段と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第3の期間は前記第1の期間より短いことを条件として各無線端末毎にランダムに決定され、
    前記第1の期間の延長は、前記受信延長要求受信時点から予め決められている所定期間延長するものであり、該所定期間は前記第4の期間よりも長いことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記第1の信号には前記受信側の前記無線端末のIDが含まれ、該第1の信号を受信した前記送信側の前記無線端末は、該IDに基づいて該第1の信号の送信元が該送信事象に係るデータ送信相手であるか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信システム。
  4. データを無線にて送信する無線送信回路と、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路とを有する複数の無線端末から成る無線通信システムにおける受信側の前記無線端末であって、
    一定周期で間欠的に、前記無線送信回路を動作状態にして第1の信号を送信させると共に、続いて所定の第1の期間、前記無線受信回路を動作状態にして他の無線端末から無線で送信された信号の受信待ち状態とする間欠動作制御手段と、
    前記第1の期間中に、任意の他の無線端末が前記第1の信号受信時点からランダム時間経過時に返信してくる受信延長要求を受信する毎に、前記第1の期間を延長する受信待ち期間延長手段と、
    該延長された第1の期間中に、前記任意の他の無線端末が前記受信延長要求送信時点から所定時間経過後に送信してくるデータを受信するデータ受信手段と、
    を有することを特徴とする受信側無線端末。
  5. データを無線にて送信する無線送信回路と、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路とを有する複数の無線端末から成る無線通信システムにおける送信側の前記無線端
    末であって、
    任意の送信事象が発生すると、所定の第2の期間、前記無線受信回路を動作状態にして他の無線端末が一定周期で間欠的に送信する第1の信号の受信待ち状態とし、該第2の期間中に前記第1の信号を受信する毎に、該第1の信号の送信元が該送信事象に係るデータ送信相手であるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段において、前記受信した第1の信号の送信元が前記送信事象に係るデータ送信相手であると判定された場合、前記第1の信号受信時点から各無線端末毎に異なる第3の期間経過後に、前記無線送信回路を動作状態にして、前記第1の信号の送信元に対して受信延長要求を送信する受信延長要求送信手段と、
    該受信延長要求送信時点から更に所定の第4の期間経過後に再び前記無線送信回路を動作状態にして前記第1の信号の送信元に対して前記送信事象に係るデータを送信するデータ送信制御手段と、
    を有することを特徴とする送信側無線端末。
  6. データを無線にて送信する無線送信回路と、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路とを有する複数の無線端末から成る無線通信システムにおける受信側の前記無線端末のコンピュータを、
    一定周期で間欠的に、前記無線送信回路を動作状態にして第1の信号を送信させると共に、続いて所定の第1の期間、前記無線受信回路を動作状態にして他の無線端末から無線で送信された信号の受信待ち状態とする間欠動作制御手段と、
    前記第1の期間中に、任意の他の無線端末が前記第1の信号受信時点からランダム時間経過時に返信してくる受信延長要求を受信する毎に、前記第1の期間を延長する受信待ち期間延長手段と、
    該延長された第1の期間中に、前記任意の他の無線端末が前記受信延長要求送信時点から所定時間経過後に送信してくるデータを受信するデータ受信手段、
    として機能させる為のプログラム。
  7. データを無線にて送信する無線送信回路と、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路とを有する複数の無線端末から成る無線通信システムにおける送信側の前記無線端末のコンピュータを、
    任意の送信事象が発生すると、所定の第2の期間、前記無線受信回路を動作状態にして他の無線端末が一定周期で間欠的に送信する第1の信号の受信待ち状態とし、該第2の期間中に前記第1の信号を受信する毎に、該第1の信号の送信元が該送信事象に係るデータ送信相手であるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段において、前記受信した第1の信号の送信元が前記送信事象に係るデータ送信相手であると判定された場合、前記第1の信号受信時点から各無線端末毎に異なる第3の期間経過後に、前記無線送信回路を動作状態にして、前記第1の信号の送信元に対して受信延長要求を送信する受信延長要求送信手段と、
    該受信延長要求送信時点から更に所定の第4の期間経過後に再び前記無線送信回路を動作状態にして前記第1の信号の送信元に対して前記送信事象に係るデータを送信するデータ送信制御手段、
    として機能させる為のプログラム。
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