JP3208305B2 - 通信装置および通信方法 - Google Patents

通信装置および通信方法

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JP3208305B2 JP29585395A JP29585395A JP3208305B2 JP 3208305 B2 JP3208305 B2 JP 3208305B2 JP 29585395 A JP29585395 A JP 29585395A JP 29585395 A JP29585395 A JP 29585395A JP 3208305 B2 JP3208305 B2 JP 3208305B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線形式による携
帯型の通信装置および通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆる電子手帳やノート型パー
ソナルコンピュータなどで代表される携帯端末装置ある
いは携帯情報装置においては、他の装置からの情報を取
得、あるいは他の装置へ情報を送信するといった装置間
の情報交換が行われるようになっている。携帯端末装置
では、音声および画像などのデータをデジタル信号に変
換して通信を行っている。
【0003】一般的に携帯端末装置は、携帯可能とする
ために小型、軽量のバッテリ装置などで駆動されるため
消費電力を抑える必要がある。したがって、携帯端末装
置において通信を行う際には、間欠受信動作を行う通信
装置を用いて、必要な時間以外は回路の動作を停止させ
て消費電力を抑えることがある。
【0004】従来の間欠的に受信動作を行う無線通信装
置においては、2以上の無線通信装置間で通信を行う際
には、通信装置間における手順などを規定する基地局と
なる無線通信装置を仮定する。基地局ではない無線通信
装置である移動局では、基地局と仮定された無線通信装
置から送信される信号に基づいて同期をとり、移動局に
含まれるタイマなどを用いて受信可能とする時間を定め
ている。移動局では、受信可能時間のみ受信回路を動作
させ、各移動局が受信すべきデータを検出する毎に受信
処理を行っている。また、受信可能時間以外は受信回路
の動作を停止させ消費電力の低減を図っている。
【0005】上述のような無線通信装置についての技術
が特開平5−252093号公報に開示されている。前
記先行技術においては、基地局から送信される同期信号
によって移動局が備えるタイマを追随させ、同期信号に
従った通信を行っている。各移動局は同期信号が検出で
きなかったときには同期信号を検出するまで受信回路を
動作させ、同期信号を受信すると同期信号に基づいてタ
イマを更新する。
【0006】前記先行技術と同様に、基地局を定めて移
動局との間で無線データ通信を行うための技術が以下に
示す各公報に開示されている。特開平5−207020
号公報においては、時分割多重通信において各移動局の
通信のために用いられるスロット以外の時間は休眠する
ようにしている。また、特開平5−327586号公報
においては、回線の品質を検出し、充分に高品質である
と判断された場合には、基地局から送信される信号の検
出機会が多いと想定されるので、受信頻度を減らしてい
る。
【0007】さらに、特開平5−75523号公報にお
いては、超フレームという考えを導入し、各移動局を自
局の通信のために用いられるスロット以外の時間におい
て休眠させている。またさらに、特開平5−18348
7号公報においては、通信量によって間欠受信を行う周
期を動的に変更している。
【0008】上述の各先行技術においては、基地局から
送信される信号に基づいてデータ通信が行われている
が、特開昭62−26940号公報に開示されている無
線通信装置においては、移動局側から送信される信号に
基づいて通信が行われている。前記公報においては、移
動局は電源の投入、あるいは識別番号の登録によって受
信動作が開始されたときに、基地局に対して同期を確立
するように要求する信号を送信する。また、前記信号の
送信と共に移動局に備えられている受信周期設定タイマ
をリセットする。移動局は、受信周期設定タイマに基づ
いて受信可能状態となる。移動局からの同期確立要求信
号に基づいて、基地局はその移動局に対応付けられてい
る受信周期管理タイマをリセットする。基地局は、受信
周期管理タイマに従って移動局にデータの送信を行う。
【0009】また、他の先行技術として特開平5−24
1997号公報が開示されている。この先行技術である
データ自動受信装置においては、データの受信部にデー
タの受信処理を行うことができる最小限の電力を供給し
ておき、受信データが検出されたときに内部の中央演算
処理装置を動作させることなく受信したデータをバッフ
ァに格納している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述の基地局を定めて
通信を行う従来技術では、通信を行おうとするすべての
局が、基地局から送信される信号によって同期をとる集
中的な制御を行っているので、基地局および移動局によ
って構成される通信システムの構成機器に1あるいは2
以上の基地局が存在しなければならない。通信システム
が、専用の基地局が存在せず移動局のみで構成されてい
る場合にはいずれかの移動局を基地局として動作させる
ように定めなければならない。
【0011】いずれの移動局を基地局とするかを操作者
が設定することとすると、通信装置の利便性が悪くなる
ので、各通信装置間で折衝して設定する必要がある。上
述のような折衝機能を通信装置において行おうとする
と、構成が複雑になり通信装置の製造コストが増加す
る。また、折衝を行うための送受信処理が必要となり、
消費電力が増加する。
【0012】図20は基地局を定めて通信を行う場合の
各通信装置の関係を示す図であり、図21は各通信装置
の受信パターンを示す図である。
【0013】図20においては、通信装置である局Z
1,Z2,Z3,Z4が存在し、局Z1と局Z2と、局
Z2と局Z3と、局Z3と局Z4とはそれぞれ通信可能
な位置関係にある。また、前記3つの組合わせ以外、た
とえば局Z1と局Z3とは通信不可能な位置関係にあ
る。基地局を定める各従来技術によると、基地局と通信
可能な局は基地局とはならないので、各通信装置が図2
0に示す関係であるとすると、局Z1と局Z3と、局Z
2と局Z4と、局Z1と局Z4とのいずれかの組合わせ
が基地局として定められる。
【0014】たとえば、図21(1)の受信パターンを
示す局Z1と、図21(3)の受信パターンを示す局Z
3とが基地局と定められたとすると、図21(4)の通
信パターンを示す局Z4は局Z3と通信可能となる。ま
た、局Z2は局Z1とも局Z3とも通信可能であるがい
ずれか一方の基地局と通信可能となる。局Z1と通信可
能となるように定められると局Z2の受信パターンは図
21(2)に示すようになる。したがって、局Z2は基
地局の局Z1と同期しているので通信可能であるが、局
Z3とは同期していないので通信不可能となる。このよ
うに受信可能時間がずれることによって通信可能な位置
関係にあっても通信することができない。
【0015】本発明の目的は、複数の通信装置間で通信
を行う際に基地局となる通信装置を設定することなく、
かつ低消費電力で通信を行うことができる通信装置およ
び通信方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、パケット化さ
れたデータを無線通信によって送受信する送受信処理手
段と、送受信処理手段の動作を制御する制御手段と、時
間経過を計測する計時手段とを備える通信装置におい
て、前記制御手段は、計時手段の出力に応答し、予め設
定される第1時間間隔毎に送受信処理手段を動作させ
て、送受信処理手段が受信可能な状態であることを示す
標識信号を送信し、標識信号の送信後、計時手段の出力
に応答し、予め定める第1保証時間だけ受信可能状態と
なるように送受信処理手段の動作を継続させ、第1保証
時間経過後は送受信処理手段の動作を停止させる間欠受
信制御を繰返し行い、間欠受信制御を行うことによって
消費される電力を、送受信処理手段を常時受信可能状態
とするときに消費される電力より少なくなるように、第
1時間間隔および第1保証時間が設定されることを特徴
とする通信装置である。 本発明に従えば、通信装置の制御手段は、間欠受信制御
として、時間経過を計測する計時手段の出力に応答して
予め設定される第1時間間隔毎に、データを送受信する
送受信処理手段を稼働させて、送受信処理手段が受信可
能な状態であることを示す標識信号を送信する。制御手
段は、標識信号の送信後の第1保証時間の間、他の通信
装置からのデータを受信することができるように送受信
処理手段を制御する。第1保証時間の経過後、制御手段
は送受信処理手段の動作を停止させる。制御手段は、第
1時間間隔において消費される電力を、第1時間間隔の
間受信可能状態としたときの消費電力よりも少なくなる
ように、第1時間間隔、標識信号の送信時間および第1
保証時間をそれぞれ定める。したがって、第1時間間隔
毎に受信可能状態となるので、このタイミングでデータ
を受信することができ、受信可能状態である第1保証時
間以後は、休眠状態となるので通信装置における消費電
力を低減することができる。
【0017】また本発明は、前記制御手段は、受信可能
状態である送受信処理手段がデータを受信すると、計時
手段の出力に応答し、予め定められる第2保証時間の間
送受信処理手段を受信可能状態とすることを特徴とす
る。 本発明に従えば、受信可能状態においてデータを受信す
ると、制御手段はデータを受信した時点からさらに第2
保証時間の間、送受信処理手段を受信可能状態とする。
したがって、データを受信することによって受信可能状
態が継続されるので、連続的にデータを受信することが
でき、時間当たりのデータの受信量を増加させることが
できる。
【0018】また本発明は、前記制御手段は、送受信処
理手段がデータを送信すると、計時手段の出力に応答
し、予め定められる第3保証時間の間送受信処理手段を
受信可能状態とすることを特徴とする。 本発明に従えば、送受信処理手段からデータを送信する
と、制御手段はデータの送信が終了した時点から第3保
証時間の間、送受信処理手段を受信可能状態とする。し
たがって、送信データに対する応答として他の通信装置
から送信される応答データを即座に受信することができ
る。
【0019】また本発明は、パケット化されたデータを
無線通信によって送受信する第1の送受信処理手段、第
1の送受信処理手段の動作を制御する第1の制御手段、
および時間経過を計測する第1の計時手段を含んで構成
され、予め定められる第1時間間隔毎に第1の送受信処
理手段を動作させて、第1の送受信処理手段が受信可能
状態であることを示す標識信号を送信し、標識信号の送
信後、予め定められる第1保証時間の間受信可能状態と
なるように、第1の送受信処理手段の動作を継続させ、
第1保証時間経過後は第1の送受信処理手段の動作を停
止させる間欠受信制御を繰返し行う1または複数の第1
の通信装置と、パケット化されたデータを送受信する第
2の送受信処理手段、および第2の送受信処理手段の動
作を制御する第2の制御手段を含んで構成され、前記第
2の送受信処理手段は常時データの受信が可能であるよ
うに制御される1または複数の第2の通信装置とを含む
通信装置網において行われるデータの通信方法であっ
て、前記第2の送受信処理手段は、第1の通信装置にデ
ータを送信する際に、前記第1時間間隔よりも長く設定
される第2時間間隔の間、前記第1の通信装置から送信
される標識信号を待ち受け、標識信号の受信に応答して
データを送信することを特徴とする通信方法である。 本発明に従えば、少なくとも間欠受信制御を行う第1の
通信装置と、常時受信制御を行う第2の通信装置とにお
いて行われる通信方法において、第2の通信装置は制御
手段の指示によって第1の通信装置にデータを送信する
際に、第1時間間隔よりも長く定められる第2時間間隔
の間、第1の通信装置から送信される標識信号を待ち受
ける。第2の通信装置は、前記標識信号を受信すると標
識信号を送信した第1の通信装置に対してデータを送信
する。したがって、第1の通信装置が、標識信号送信後
の受信可能状態である間に、第2の通信装置からデータ
が送信されることとなり、第1の通信装置において確実
にデータを受信することができる。
【0020】また本発明は、少なくとも前記第1の通信
装置と第2の通信装置とを含む通信装置網において行わ
れるデータの通信方法であって、前記第2の送受信処理
手段は、第1の通信装置にデータを送信する際に、前記
第2時間間隔の間第1の通信装置から送信される標識信
号を待ち受け、標識信号の受信に応答してデータを送信
するか、もしくは前記第2時間間隔の終了後にデータを
送信することを特徴とする。 本発明に従えば、少なくとも間欠受信制御を行う第1の
通信装置と、常時受信制御を行う第2の通信装置とによ
って行われる通信方法において、第2の通信装置は制御
手段の指示によって第1の通信装置にデータを送信する
際に、第1時間間隔よりも長く定められる第2時間間隔
の間、第1の通信装置から送信される標識信号を待ち受
ける。第2の通信装置は、前記標識信号を受信すると標
識信号を送信した第1の通信装置に対してデータを送信
する。また、第2の通信装置は、標識信号を受信しなく
ても第2時間間隔の終了後にデータを他の通信装置に対
して送信する。したがって、データを受信しようとする
通信装置が第1の通信装置である場合、第1の通信装置
が標識信号を送信した後の受信可能状態である間に、第
2の通信装置からデータが送信されることとなり、第1
の通信装置において確実にデータを受信することがで
き、またデータを受信しようとする通信装置が標識信号
の送信を行わずに常時データ受信可能状態に制御される
通信装置である場合、第2時間間隔の終了後に第2の通
信装置からデータが送信されるので、標識信号を送信し
ない通信装置であってもデータを受信することができ
る。
【0021】また本発明は、パケット化されたデータを
無線通信によって送受信する送受信処理手段と、送受信
処理手段の動作を制御する制御手段と、時間経過を計測
する計時手段と、間欠的な受信動作を行う通信装置から
予め定める時間間隔毎に送出され、通信装置が受信可能
状態であることを示す標識信号に基づいて、通信装置を
識別する情報を設定し、この情報を記憶する識別情報記
憶手段とを含み、前記送受信処理手段は、識別情報記憶
手段に識別情報が記憶されていない通信装置に対してデ
ータを送信する場合には、制御手段からのデータの送信
要求が出された直後にデータを送信し、識別情報記憶手
段に識別情報が記憶されている通信装置に対してデータ
を送信する場合には、少なくとも前記予め定める時間間
隔よりも長い時間データの送信先である通信装置からの
標識信号を監視し、標識信号の受信に応答してデータの
送信処理を行うことを特徴とする通信装置である。 本発明に従えば、通信装置には他の通信装置から送信さ
れる標識信号に基づく識別信号が識別情報記憶手段に記
憶されている。送受信処理手段は、識別情報記憶手段に
識別情報が記憶されて場合には、予め定める時間間隔よ
りも長い時間、他の装置からの標識信号を待ち受け、標
識信号の受信後にデータを送信する。また、識別情報記
憶手段に識別情報が記憶されていない場合には、制御手
段からのデータの送信要求が出された直後にデータを送
信する。したがって、標識信号の送信を行わずに常時受
信動作を行っている通信装置であっても、標識信号の送
信を行う間欠受信動作を行っている通信装置であっても
確実にデータの通信を行うことができる。
【0022】また本発明は、前記識別情報記憶手段は、
計時手段の出力に応答し、識別情報を記憶してから予め
定める時間間隔が経過した後に識別情報を削除すること
を特徴とする。 本発明に従えば、識別情報は、識別情報記憶手段に記憶
されてから予め定める時間間隔経過すると削除される。
したがって、識別情報記憶手段には、通信装置に対して
予め定める時間間隔ごとに標識信号を送信することがで
きる通信装置についての識別信号が記憶されることとな
り、データの送信を行う際に、標識信号の送信が期待で
きないような通信装置からの標識信号は待ち受けないの
で、通信装置における無駄な待ち時間の発生を防ぐこと
ができる。
【0023】また本発明は、少なくとも前記第1の通信
装置と第2の通信装置とを含む通信装置網において行わ
れるデータの通信方法であって、第1あるいは第2の送
受信処理手段は、通信装置網における複数の通信装置に
対して同時にデータを送信するときには、当該データに
対してデータ識別情報を付加し、前記第2時間間隔にお
いて他の通信装置からの標識信号を受信する毎に同一の
データにデータ識別情報を付加して送信し、第2あるい
は第1の送受信処理手段は、同一のデータ識別情報が付
加された複数のデータを受信したときには、1つのデー
タのみを有効として他のデータは破棄することを特徴と
する。 本発明に従えば、第1および第2の送受信処理手段は、
複数の通信装置に対してデータを送信するときには、各
データ毎に異なるデータ識別情報を付加してデータを送
信する。データを送信してから第2時間間隔の間に他の
通信装置からの標識信号を受信すると同一のデータを同
一のデータ識別信号を付して送信する。前記送受信処理
手段から送信されたデータを受信する送受信処理手段
は、同一のデータ識別情報が付加されたデータを受信し
た場合は、1つのデータのみを有効として他のデータは
破棄する。したがって、データを受信する通信装置で
は、同一のデータを複数受信した場合であっても、デー
タ識別信号によって同一のデータであることが容易に判
断できるので、余分なデータは即座に破棄する。これに
よって、全ての第1の装置および第2の装置に対し同報
を行うことができる。
【0024】また本発明は、少なくとも前記第1の通信
装置と第2の通信装置とを含む通信装置網において行わ
れるデータの通信方法であって、第1あるいは第2の送
受信処理手段は、通信装置網における他の通信装置に対
してデータの送信を行う場合に、少なくとも第2時間間
隔の間、他の通信装置から送信される標識信号を監視
し、他の通信装置からの標識信号を受信すると、データ
の送信を予告するデータ送信予告情報を通信装置網にお
けるすべての通信装置に対して同時に送信し、間欠的な
受信動作を行う通信装置の制御手段は、送受信処理手段
がデータを受信すると予め定められる第2保証時間だけ
送受信処理手段を受信可能状態とし、第1あるいは第2
の送受信処理手段は、第2時間間隔経過後に前記すべて
の通信装置に対して同時にデータを送信することを特徴
とする。 本発明に従えば、間欠的な受信動作を行う通信装置は、
データ送信予告情報を受信することによって第2保証時
間の間受信可能状態となり、この受信可能状態である期
間で第2時間間隔経過後に送信されるデータを受信す
る。したがって、全ての局を受信可能状態に保証させて
同報パケットを送信するため、間欠受信を行いつつも1
回の同報パケット送信で済み、送信電力を減らすことが
できる。
【0025】また本発明は、少なくとも前記第1の通信
装置と第2の通信装置とを含む通信装置網において行わ
れるデータの通信方法であって、第2の通信装置は、間
欠的な受信動作を行う通信装置から予め定める時間間隔
毎に送出され、通信装置が受信可能状態であることを示
す標識信号に基づいて、通信装置を識別する情報を設定
し、この情報を記憶する識別情報記憶手段をそれぞれ含
んで構成され、第2の送受信処理手段は、通信装置網に
おける複数の通信装置に対して同時にデータを送信する
場合には、前記識別情報記憶手段を参照し、識別情報記
憶手段に識別情報が記憶されていないときには制御手段
からデータの送信要求が出された後にデータを送信し、
識別情報記憶手段に識別情報が記憶されているときに
は、少なくとも第1時間間隔よりも長い間、他の通信装
置から送信される標識信号を監視し、他の通信装置から
の標識信号を受信すると通信装置網におけるすべての通
信装置に対して同時にデータを送信することを特徴とす
る。 本発明に従えば、第2の通信装置には、標識信号に基づ
いて定められる通信装置の識別情報を記憶する識別情報
記憶手段が設けられる。第2の通信装置においてデータ
を送信する際には、識別情報記憶手段を参照して、デー
タの送信先である通信装置の識別情報が記憶されている
ときには標識信号を受信したことに応答してデータを送
信する。また、データの送信先である通信装置の識別情
報が記憶されていないときには標識信号を待ち受ける処
理を行わずにデータを送信する。したがって、データの
送信を行う際に、標識信号の送信が期待できないような
通信装置からの標識信号は待ち受けないので、通信装置
における無駄な待ち時間の発生を防ぐことができる。
【0026】また本発明は、少なくとも前記第1の通信
装置と第2の通信装置とを含む通信装置網において行わ
れるデータの通信方法であって、前記第2の通信装置に
おける第2の送受信処理手段は、第1時間間隔毎に標識
信号を送信することを特徴とする。 本発明に従えば、常時受信可能状態に制御される第2の
通信装置は、第1時間間隔毎に他の通信装置へ標識信号
を送信する。したがって、第2の通信装置であっても標
識信号を送信するので、間欠的な受信動作を行う通信装
置からのデータを受信する場合に、第2時間間隔の経過
時まで待つことなく、標識信号の送信後にデータを受信
することができ、各通信装置毎のデータ受信の遅延時間
を少なくすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の第1の形態
である通信装置11の概略的なブロック図であり、図2
は通信装置11の電気的な構成を示すブロック図であ
る。
【0028】通信装置11は、送受信処理装置12と、
受信制御装置13と、クロック回路14とを含んで構成
される。
【0029】送受信処理装置12は、MAC(Media Ac
cess Control)機能回路21と、送信機能回路22と、
受信機能回路23とを含んで構成される。送受信処理装
置12において、MAC機能回路21には、たとえば通
信装置11が端末装置に接続されているとすると端末装
置の制御装置15から通信装置11に対して所定の動作
を要求する信号および通信装置11から送出されるデー
タなどが入力される。MAC機能回路21は、通信路2
9に対するデータの送信順序を制御している。MAC機
能回路21は、端末装置制御装置15からの送信要求に
基づいて通信路29が通信可能状態になり次第送信機能
回路22を用いてデータ送信処理を行う。また、他の装
置から通信路29を介して送信されたデータは、受信機
能回路23で受信され、MAC機能回路21に入力され
る。
【0030】上述のような通信装置11からデータ送信
を行う場合には、データを予め定めるサイズ毎に分割
し、分割されたブロックに宛先となる通信装置について
の情報などを付加させたいわゆるパケットの状態でデー
タの授受が行われる。
【0031】MAC機能回路21に入力されたデータが
送信要求信号、受信開始信号、および同報予告信号であ
る場合には後述する受信制御装置13のOR回路25に
入力される。送信要求信号は、端末装置制御回路15か
らデータの送信が要求されたときにMAC機能回路21
から生成され、受信開始信号は、MAC機能回路21が
通信路29を介して送られてきたデータを検出したとき
OR回路25に入力される。同報予告信号については後
述する。また、MAC機能回路21は、後述する分周器
24から与えられる標識信号送信要求信号に基づいて標
識信号を送信機能回路22を介して出力する。
【0032】受信制御装置13は、分周器24と、OR
回路25と、カウンタ26と、電源制御回路27とを含
んで構成される。クロック回路14は、たとえば無安定
マルチバイブレータによって構成されており、受信制御
装置13に対してクロック信号を出力する。クロック回
路14から出力されるクロック信号の発振周波数は、通
信路29を共有しようとする通信装置において共通とな
るように定められる。受信制御装置13において、クロ
ック回路14から与えられるクロック信号は分周器24
を介してMAC機能回路21とOR回路25とに入力さ
れる。
【0033】OR回路25は、分周器24によって分周
されたクロック信号とMAC機能回路21から出力され
る各信号とに基づいてリセット信号をカウンタ26に供
給する。カウンタ26には、クロック信号が与えられて
おり、送信処理が終了した時点、自局宛のパケットが受
信された直後、標識信号が送信された直後、同報予告パ
ケットを受信した直後にOR回路25から入力されるリ
セット信号をきっかけとしてクロック信号の計時を行
う。
【0034】図3は、電源制御回路27によって定めら
れる動作状態17と休眠状態18とを示す図である。動
作状態17においては、電源あるいはクロック信号が供
給されており、休眠状態18においては、電源あるいは
クロック信号は供給されていない。動作状態17にある
通信装置11は、カウンタ26の計時動作によって予め
定める時間が経過したことが検出されると休眠状態18
となる。また休眠状態にある通信装置11は、送信要求
信号、標識信号送信要求信号、受信開始信号および同報
予告信号のいずれかが検出されると動作状態17とな
る。
【0035】他の装置との通信が行われていない状態で
は、クロック回路14から周期的に供給される信号を分
周器24で分周して標識信号送信要求信号がMAC機能
回路21に供給される。この標識信号送信要求信号が発
生すると受信制御装置13は、前述のOR回路25を用
いカウンタ26をリセットさせ、このため電源制御部2
7によって送受信処理装置12に電源あるいはクロック
を供給する。MAC機能回路21は、標識信号送信要求
信号に従って標識信号パケットを送信機能回路22から
出力させる。
【0036】図4は、通信装置11における時刻と消費
電力との関係を示すグラフである。標識信号の送信が開
始される時刻t0から引続く標識信号の送信開始時刻の
時刻t3までの期間T1が第1時間間隔である標識信号
送信時間間隔となる。時刻t0から時刻t1までの期間
T2は、標識信号の送信時間である。期間T2における
消費電力、すなわち標識信号の送信時に消費される電力
は電力W1である。
【0037】標識信号の送信終了後の時刻t1から時刻
t2までの期間T3は第1保証時間である受信可能時間
となる。期間T3においては、通信装置11に電源ある
いはクロックが供給されており、データの受信が可能と
なっている。期間T3において消費される電力は電力W
2である。
【0038】受信可能時間の終了する時刻t2から時刻
t3までの期間T4は休眠時間となる。期間T4におい
ては、電源あるいはクロック信号の供給が停止される。
期間T4において消費される電力は電力W3である。
【0039】外部からの信号を受信したり、通信装置1
1においてデータの送信要求が発生したりしない場合に
は期間T1の動作を繰返し行う。たとえば、標識信号送
信時間間隔である期間T1が0.5秒であるとすると、
標識信号送信時間である期間T2は0.001秒、受信
可能時間である期間T3は0.049秒、休止時間であ
る期間T4は0.45秒に定められる。第2時間間隔で
ある最大標識信号送信時間間隔は、期間T1以上のたと
えば0.6秒と定められる。
【0040】図5は、通信装置11においてデータが受
信されたときの時刻と消費電力との関係を示すグラフで
ある。図5において図4と同一の期間および同一の電力
値には同一の参照符を付す。
【0041】時刻t10から時刻t11までの期間T2
は標識信号送信時間である。標識信号の送信が終了した
時刻t11から時刻t13までの期間T3は受信可能時
間である。期間T3における時刻t12においてデータ
が受信されるとMAC機能回路21からOR回路25へ
と受信開始信号が入力される。受信開始信号に基づくカ
ウンタ26の出力によって、電源制御回路27は送受信
処理装置12への電力の供給を継続させる。データを受
信した時刻t12から時刻t14までの期間T5が第2
保証時間である受信可能時間となる。受信可能時間の終
了する時刻t14から時刻t15までの期間T6が休眠
時間となる。図示はしていないが、期間T5にさらにデ
ータが受信された場合は、さらに受信可能時間が設定さ
れる。すなわち延長されることとなる。
【0042】図6は、通信装置11においてデータを送
信したときの時刻と消費電力との関係を示すグラフであ
る。図6において図4と同一の期間および同一の電力値
には同一の参照符を付す。
【0043】時刻t20から時刻t21までの期間T2
は、標識信号送信時間である。時刻t21から時刻t2
4までの期間T3は受信可能時間である。受信可能時間
では、MAC機能回路21はデータの送信処理要求を受
付けることができるので、期間T3における時刻t22
において送信要求信号がMAC機能回路21に入力され
ると時刻t22から時刻t23までの期間T9において
データが送信される。また、MAC機能回路21に入力
された送信要求信号は、OR回路25に入力される。
【0044】データの送信が終了する時刻t23から時
刻t25までの期間T7は送信したデータに対する応答
の信号などを受付ける第3保証時間であるデータ送信後
受信保証時間である。送信要求信号に基づくカウンタ2
6の出力によって、電源制御回路27は送受信処理装置
12への電力の供給を継続させる。したがって、送受信
処理装置12は、データの受信が可能な状態に保持され
る。期間T7以降の時刻t25から時刻t26までの期
間T8は休眠時間となる。たとえば、期間T7は0.2
秒に定められる。
【0045】図7は、本発明の実施の第1の形態におけ
る他の構成例である通信装置30の受信制御装置31の
構成を示すブロック図である。受信制御装置31の特徴
は、受信制御装置13がデジタル回路によって構成され
ているのに対して、受信制御装置31はアナログ回路に
よって構成されていることである。
【0046】受信制御装置31は、スイッチング回路3
2a〜32d(総称するときは参照符32を用いる)
と、積分回路33a〜33d(総称するときは参照符3
3を用いる)と、比較回路34a〜34d(総称すると
きは参照符34を用いる)と、電源制御回路37とを含
んで構成される。スイッチング回路32aには同報予告
信号、スイッチング回路32bには受信パケット検出信
号、スイッチング回路32cには送信要求信号、スイッ
チング回路32dには標識信号送信要求信号が入力され
る。
【0047】スイッチング回路32は、各信号の立ち上
がりあるいは立ち下がりのエッジを検出すると積分回路
33のコンデンサCの両端を短絡する。積分回路33で
は、コンデンサCが短絡されることによってコンデンサ
Cに蓄えられている電荷が放出される。電荷が放出され
た後は、積分回路33の抵抗Rの抵抗値と、コンデンサ
Cの容量とによって定められる時定数に従って電荷が再
び蓄積され、コンデンサCの両端の電位差が単調に上昇
する。比較回路34においては、積分回路33における
コンデンサCの両端の電位差と、予め定める電圧値との
比較が行われる。比較回路34の出力は、たとえば入力
される信号電圧が予め定める電圧値以上であれば正とな
り、予め定める電圧値以下であれば負となる。
【0048】電源制御回路37には、各比較回路34の
出力が入力される。電源制御回路37は、入力される信
号がすべて正である場合は電源などの供給を停止し、入
力される信号が1つでも負である場合は電源などの供給
を行う。
【0049】以上のように本発明の実施のこの形態によ
れば、通信装置11は、標識信号を送信する時間間隔を
設定し、この時間間隔毎に標識信号を送信する。標識信
号の送信後は、データの受信が可能な時間を設定し、標
識信号送信時間間隔における受信可能時間以後の時間は
休眠時間とする。標識信号の送信後は、受信可能な状態
であるので、他の通信装置からのデータをこの受信可能
時間に受信するように、他の通信装置におけるデータ送
信タイミングを設定することによって、データの受信を
確実に行い、かつ低消費電力で通信を行うことができ
る。
【0050】本発明の実施の第2の形態である通信方法
は、少なくとも間欠的な受信制御を行う通信装置11
と、常に受信可能状態に制御される通信装置41とによ
って行われる。通信装置41において、前述の通信装置
11と同一の構成要素には、同一の参照符を付して説明
を省略する。通信装置41は、送受信処理装置12と、
クロック回路14と、送受信回路42とを含んで構成さ
れる。
【0051】図8は、通信装置41における送受信判定
回路42の電気的な構成を示すブロック図である。
【0052】送受信判定回路42は、標識信号検出回路
46と、未送信判定回路47と、キュー回路48と、ク
ロック回路49とを含んで構成される。送受信判定回路
42は、送受信処理装置12と通信路29との間に設け
られる。通信装置41において、送受信処理装置12か
ら供給されたデータは、キュー回路48において保持さ
れる。このデータにおける送信先についての情報は未送
信判定回路47に入力される。
【0053】また、通信路29を介して送受信判定回路
42に入力されたデータは、標識信号検出回路46と、
送受信処理装置12とに入力される。標識信号検出回路
46は、入力されたデータが標識信号であるかどうかを
判断する。入力されたデータが標識信号である場合、さ
らに標識信号検出回路46は検出された標識信号がいず
れの局の標識信号であるかを判断する。判断された局の
情報は、未送信判定回路47に入力される。未送信判定
回路47では、標識信号検出回路46において検出され
た局の情報と、キュー回路48から与えられるデータの
送信先の局についての情報とを比較する。一致した局に
ついての情報はキュー回路48に入力され、この情報に
基づいてキュー回路48はデータを通信路29へと送出
する。通信路29へと送出されたデータはキュー回路4
8から削除される。キュー回路48には、クロック回路
49からクロック信号が入力されている。キュー回路4
8に蓄積されているそれぞれのデータには、キュー回路
48に入力されてからの時間が対応付けられる。キュー
回路48に保留されている時間が、前記最大標識信号送
信時間間隔を超えたときにはデータは破棄される。
【0054】図9は、本発明の実施のこの形態における
通信装置である各受信局のタイミングチャートである。
時刻t30において、図9(1)に示す常時受信局Aに
対して図9(2)に示す間欠受信局Bへのデータの送信
要求が出されると、最大標識信号送信時間間隔である時
刻t30から時刻t33までの期間T31の間、間欠受
信局Bからの標識信号が入力されるのを待ち受ける。
【0055】時刻t31において、間欠受信局Bからの
標識信号を受信すると常時受信局Aは時刻t32におい
てデータを送信する。標識信号を受信してからデータを
送信するまでの期間である時刻t31から時刻t32ま
での期間T32は、前述の受信可能時間T3よりも短く
なるように定められる。また、時刻t34において送信
要求が出されても、時刻t35までの期間T31におい
て間欠受信局Bからの標識信号を受信しないとデータの
送信を行わずに時刻t35においてデータを破棄する。
【0056】以上のように本発明の実施のこの形態にお
ける通信方法では、データを送信しようとする通信装置
41である常時受信局Aは、MAC機能回路21から供
給されたデータをキュー回路48に保持しており、通信
装置11である間欠受信局Bからの標識信号を受信する
ことに応答してキュー回路48から送信機能回路22を
介してデータを送信する。送信されたデータは、標識信
号の送信後で受信状態となっている間欠受信局Bで受信
される。したがって、常時受信局Aは標識信号を受信し
てからデータを送信するので、データの受信側である間
欠受信局Bでは確実にデータを受信することができ、か
つデータの受信可能時間以外は送受信処理装置12への
電力の供給を停止して消費電力を低減することができ
る。なお、本発明の実施のこの形態においては、データ
を送信する通信装置を常時受信局Aとしたが、間欠受信
動作を行う通信装置であってもよい。
【0057】本発明の実施の第3の形態である通信方法
は、少なくとも通信装置11と常に受信可能状態に制御
される通信装置43とによって行われる。本発明の実施
のこの形態における通信装置43は、前述の通信装置4
1と同一の構成であるので、構成についての説明を省略
し、通信装置43の特徴となる点を通信装置41と比較
して説明する。
【0058】通信装置41では、データの送信要求が出
されると最大標識信号時間間隔の間、送信相手である通
信装置からの標識信号を待ち受け、標識信号を受信する
ことに応答してデータの送信を行い、最大標識信号送信
時間間隔で標識信号を受信しなかったときにはデータを
破棄していたが、通信装置43では標識信号を受信した
ときに加えて、標識信号を受信していなくても最大標識
信号送信時間間隔の終了時にデータを送信する。すなわ
ち、キュー回路48は未送信判定回路47から送信すべ
き局の情報が入力されなくても最大標識信号送信時間間
隔の経過後に保持しているデータを送出する。
【0059】図10は、本発明の実施の第3の形態にお
ける通信装置である各受信局のタイミングチャートであ
る。図10(1)に示す間欠受信局Cにおいて、時刻t
40で図10(2)に示す間欠受信局Dへのデータの送
信が要求されると、時刻t40から時刻t43までの最
大標識信号送信時間間隔である期間T31の間、間欠受
信局Dからの標識信号を待ち受ける。期間T31におけ
る時刻t41において、間欠受信局Dからの標識信号を
間欠受信局Cが受信すると期間T32経過後の時刻t4
2において間欠受信局Cからデータが送信される。
【0060】時刻t44においてデータの送信要求が出
されると、期間T31と等しい期間である時刻t44か
ら時刻t46までの期間T33の間、標識信号が入力さ
れるのを待ち受ける。標識信号を受信しなくても期間T
33経過した後に間欠受信局Cはデータを送信する。し
たがって、標識信号を送信しない図10(3)に示す常
時受信局Eであっても、時刻t46においてデータを受
信することができる。また、期間T33の時刻t45に
おいて間欠受信局Dから送信された標識信号が、間欠受
信局Cに受信されなかった場合であっても、時刻t45
から前記受信可能時間以内に間欠受信局Cからデータが
送られてきたときには、間欠受信局Dはデータを受信す
ることができる。
【0061】以上のように本発明の実施のこの形態にお
ける通信方法では、間欠受信局Cは最大標識信号送信時
間間隔において標識信号を受信することに応答してデー
タを送信するので、間欠受信局Dは標識信号を送信する
ことによって確実にデータを受信することができる。ま
た、間欠受信局Cでは、最大標識信号送信時間間隔にお
いて標識信号を受信していなくても最大間隔の経過後に
データを送信するので、標識信号を送信しない常時受信
局Eであってもデータを受信することができる。なお、
本発明の実施のこの形態において、データを送信する局
を間欠受信局Cとしたが、常時受信動作を行う受信局で
あってもよい。
【0062】本発明の実施の第4の形態である通信方法
は、少なくとも通信装置51を含んで行われる。図11
は、通信装置51の電気的構成を示すブロック図であ
る。通信装置51において、通信装置11と同一の構成
要素には同一の参照符を付して説明を省略する。通信装
置51は、送受信処理装置12と、受信制御装置13
と、クロック回路14と、送受信回路52とを含んで構
成される。
【0063】送受信判定回路52において、送受信判定
回路42と同一の構成要素には同一の参照符を付して説
明を省略する。送受信判定回路52は、標識信号検出回
路46と、未送信判定回路47と、キュー回路48と、
クロック回路49と、周辺間欠受信局メモリ53と、宛
先判定回路54とを含んで構成される。
【0064】標識信号検出回路46において検出された
標識信号の送信元を示す情報は、未送信判定回路47と
周辺間欠受信局メモリ53とに与えられる。周辺間欠受
信局メモリ53には、標識信号を検出した間欠受信局に
ついての情報が記憶されている。周辺間欠受信局メモリ
53には、クロック49からクロック信号が供給されて
おり、前記情報が記憶されてから最大標識信号送信時間
かそれ以上の、予め設定された時間だけ経過すると前記
間欠受信局についての情報を消去する。
【0065】宛先判定回路54は、送受信処理装置12
から送出されたデータにおける宛先局と周辺間欠受信局
メモリ53に記憶されている間欠受信局リストとを比較
する。周辺間欠受信局メモリ53の間欠受信局リストに
宛先局が記憶されている場合には前記データはキュー回
路48に入力される。周辺間欠受信局メモリ53の間欠
受信局リストに宛先局が記憶されていない場合には、こ
の宛先局は常時受信局であるとして宛先判定回路54か
ら通信路29へとデータを送信する。
【0066】図12は、本発明の実施のこの形態におけ
る各通信装置のタイミングチャートである。時刻t50
において、図12(2)に示す間欠受信局Gから通信装
置51である図12(1)に示す常時受信局Fへと標識
信号が入力されると、間欠受信局Gを示す情報が周辺間
欠受信局メモリ53に記憶される。
【0067】時刻t51において常時受信局Fで送信要
求が発生すると、送受信判定回路52では送信先である
宛先局が周辺間欠受信局メモリ53に記憶されているか
どうかを判断する。周辺間欠受信局メモリ53に記憶さ
れている情報に基づいて、宛先局が周辺に存在する間欠
受信局であると判断されると、時刻t51から時刻t5
4までの期間T51の間間欠受信局Gからの標識信号を
待ち受ける。
【0068】時刻t50から標識信号送信時間間隔であ
る期間T52経過した時刻t52において、間欠受信局
Gから送信された標識信号が常時受信局Fにおいて受信
されると、時刻t53において常時受信局Fから間欠受
信局Gへと送信される。
【0069】時刻t55において、常時受信局Fから常
時受信局Hへのデータの送信要求が発生すると、常時受
信局Fは送受信判定回路52で送信先である宛先局が周
辺間欠局メモリ53に記憶されているかどうかを判断す
る。宛先が周辺に存在する間欠局でないと判断されると
前記データを直ちに常時受信局Hへと送信する。
【0070】以上のように本発明の実施のこの形態にお
ける通信方法では、常時受信局Fはデータを送信する際
に、他の間欠受信局から送信される標識信号に基づいて
間欠受信局についての情報を記憶している周辺間欠受信
局メモリ53を参照する。周辺間欠受信局メモリ53に
情報が記憶されていない受信局については、待ち時間を
設けずにデータを送信し、前記情報が記憶されている受
信局については、標識信号を受信したことに応答してデ
ータを送信するので、データを受信する局が常時受信局
である場合、最大標識信号送信時間間隔の間、待たされ
ることなくデータを受信することができる。
【0071】また、周辺間欠受信局メモリ53に記憶さ
れている情報は、最大標識信号送信時間かそれ以上の、
予め設定された時間の経過後には消去されるので、標識
信号が送信されることが期待できなくなったと思われる
間欠受信局からの標識信号は待ち受けないので、常時受
信局Fにおける無駄な待ち時間の発生を防ぐことができ
る。
【0072】本発明の実施の第5の形態である通信方法
は、複数の通信装置61によって行われる。図13は、
通信装置61の電気的な構成を示すブロック図である。
通信装置61において、通信装置11と同一の構成要素
には同一の参照符を付して説明を省略する。通信装置6
1は、送受信処理装置12と、受信制御装置13と、ク
ロック回路14と、送受信識別回路62とを含んで構成
される。
【0073】送受信識別回路62において、送受信判定
回路41と同一の構成要素には同一の参照符を付して説
明を省略する。送受信識別回路62は、標識信号検出回
路46と、未送信判定回路47と、キュー回路48と、
クロック回路49と、識別子判定回路63と、識別子付
加回路64とを含んで構成される。
【0074】キュー回路48から出力される際に、各デ
ータには識別子付加回路64によってデータ毎に異なる
識別子が付加される。通信路29を介して送受信識別回
路62に入力されたデータは、識別子判定回路63へと
入力される。識別子判定回路63は、入力されたデータ
の識別子を記憶し、このデータを送受信処理装置12へ
と与える。識別子判定回路63は、このデータの受信後
に受信したデータの識別子が記憶している識別子と同一
である場合には入力されたデータを破棄する。識別子が
異なる場合には、入力されたデータを送受信処理装置1
2に与える。識別子が異なっている場合、新しく入力さ
れたデータの識別子を記憶する。
【0075】図14は、本発明の実施のこの形態におけ
る各通信装置のタイミングチャートである。図14に示
すタイミングチャートの各間欠受信局において、少なく
とも図14(2)に示す間欠受信局Kは通信装置61で
あるとする。時刻t60において、同報パケットの送信
要求が図14(1)に示す間欠受信局Jで発生すると、
時刻t65までの期間T61で他局からの標識信号を受
信するのを待ち受け、標識信号を受信するたびに同一識
別子を持たせた同じパケットを繰り返し送信する。
【0076】時刻t61において、間欠受信局Kから送
信された標識信号が間欠受信局Jにおいて受信される
と、時刻t62で間欠受信局Jと、図14(3)に示す
間欠受信局Lとに同一の内容で所定の識別子を付加した
パケットが送信される。間欠受信局Lは、一般に時刻t
62では休眠状態であるので、このパケットは、標識信
号送信後の受信可能状態である間欠受信局Kでのみ受信
される。
【0077】時刻t63において、間欠受信局Lから送
信された標識信号が間欠受信局Jにおいて受信される
と、時刻t64において間欠受信局K,Lに時刻t62
で送信したパケットと同一の内容で、かつ前記所定の識
別子が付加されたパケットが送信される。時刻t64に
おいて、間欠受信局K,Lは受信可能状態であるとする
と、間欠受信局Kは同一内容のパケットを2つ受信する
ことになるが、前述の識別子判定回路63によって時刻
t64で受信したパケットは破棄される。
【0078】以上のように本発明の実施のこの形態にお
ける通信方法では、間欠受信局Jは、最大標識信号送信
時間間隔において、たとえば間欠受信局Kからの標識信
号を検出すると間欠受信局K,Lに同一の識別子を付加
した同一のデータを送信する。これによって、間欠受信
局に対し同報を行う。データを受信した間欠受信局で
は、当該データの識別子を判断して、既に受信したデー
タの識別子と同一であるときには受信したデータを破棄
し、識別子が異なっている場合にはデータを送受信処理
装置12に与え、識別子判定回路63にデータに付加さ
れていた識別子を記憶するので、同一のデータを多数受
信した場合であってもデータを処理する必要がなく手間
を省くことができる。また、受信したデータを記憶する
ための記憶容量を無駄に使用することがない。
【0079】本発明の実施の第6の形態である通信方法
は、少なくとも通信装置91を含んで行われる。図15
は、通信装置91の電気的な構成を示すブロック図であ
る。通信装置91において、通信装置11と同一の構成
要素には同一の参照符を付して説明を省略する。通信装
置91は、送受信処理装置12と、受信制御装置13
と、クロック回路14と、送受信判定回路92とを含ん
で構成される。
【0080】送受信判定回路92において、送受信判定
回路91と同一の構成要素には同一の参照符を付して説
明を省略する。送受信判定回路92は、標識信号検出回
路46と、同報データキュー回路48と、クロック回路
49とを含んで構成される。
【0081】なお、本発明の実施の第6の形態における
同報データキュー回路48は、前述の各実施の形態にお
けるキュー回路48と同一の構成であるが、特に本実施
の形態においては、同報データを扱うので同報データキ
ュー回路48と称する。
【0082】通信装置91において同報データの送信要
求が出されると、送受信処理装置12から同報データキ
ュー回路48へと同報データが入力される。同報データ
キュー回路48にデータが残っているときは、最大標識
信号送信時間間隔の間、他の通信装置からの標識信号を
待受ける。他の通信装置からの標識信号が標識信号検出
回路46において検出されると、同報データキュー回路
48は同報予告データを通信路29を介して他の通信装
置へと同報送信する。以後、最大標識信号送信時間間隔
において他の通信装置からの標識信号を検出する度に同
報予告データを送信する。最大標識信号送信時間間隔が
経過すると、同報データキュー回路48は同報データを
他の通信装置に対して同報送信する。他の通信装置で
は、同報予告データを受信すると、同報予告信号が受信
制御回路13に入力され、受信可能時間が延長される。
したがって、最大標識信号送信時間間隔の経過時に送信
される同報データを受信することができる。
【0083】図16は、本発明の実施の第6の形態であ
る通信方法における各通信装置のタイミングチャートで
ある。図16に示すタイミングチャートの各間欠受信局
において、少なくとも図16(1)に示す間欠受信局M
は通信装置91であるとする。時刻t70において、図
15(1)に示す間欠受信局Mで同報パケットの送信要
求が発生すると、時刻t70から時刻t75までの期間
T71で他局からの標識信号を待ち受ける。時刻t71
において、図15(2)に示す間欠受信局Nから送信さ
れた標識信号を間欠受信局Mが受信すると、間欠受信局
Mは時刻t72で同報パケットの送信を予告する同報予
告パケットを全ての局すなわち間欠受信局Nと、図15
(3)に示す間欠受信局Oとに同報送信する。送信され
た同報予告パケットは、受信可能状態である間欠受信局
Nで受信される。同報予告パケットを受信することによ
って間欠受信局Nは少なくとも時刻t75まで受信可能
状態となる。
【0084】時刻t73において、間欠受信局Oから送
信された標識信号が間欠受信局Mで受信されると、時刻
t74において時刻t72と同様に、他の2つの間欠受
信局N,Oに同報予告パケットを同報送信する。時刻t
74では、間欠受信局N,Oは受信可能状態であるの
で、同報予告パケットを受信することができる。同報予
告パケットを受信することによって、前記2つの間欠受
信局は少なくとも時刻t75まで受信可能状態となる。
間欠受信局Mは、期間T71が終了する時刻t75にお
いて同報パケットを送信する。この同報パケットは、受
信可能状態にある間欠受信局N,Oにおいて受信され
る。
【0085】以上のように本発明の実施のこの形態にお
ける通信方法では、間欠受信局Mは最大標識信号送信時
間間隔において他の通信装置からの標識信号を検出する
と、同報予告データを送信する。同報予告データを受信
した間欠受信局では、受信可能時間が延長され、最大標
識信号送信時間間隔の経過後に間欠受信局Mから送信さ
れる同報データを受信するので、各受信局において確実
に、またそれぞれの受信局においてデータ受信の時間差
が生じる事なく同報データを受信することができる。な
お、本発明の実施のこの形態において、データを送信す
る局を間欠受信局Mとしたが、常時受信動作を行う受信
局であってもよい。
【0086】本発明の実施の第7の形態である通信方法
は、少なくとも通信装置71を含んで行われる。本発明
の実施のこの形態における通信装置71は、送受信判定
回路72を含んで構成され、送受信判定回路72は、図
11に示す送受信判定回路52と同一の構成要素によっ
て構成される。
【0087】周辺間欠局メモリ53に受信局についての
情報が記憶されている場合、同報パケットはキュー回路
48に送られる。この同報パケットは標識信号検出回路
46が標識信号を検出するたびに未送信判定回路47の
判定結果に基づいて通信路29を介して他の局へと送信
される。
【0088】図17は、本発明の実施のこの形態におけ
る通信装置である各受信局のタイミングチャートであ
る。時刻t80において、通信装置71である図16
(1)に示す常時受信局Pで同報パケットの送信要求が
出されると、送受信判定回路72は、予め記憶されてい
る周辺間欠受信局メモリ53を参照する。たとえば、周
辺間欠受信局メモリ53に、いずれの間欠受信局につい
ても情報が記憶されていない場合には、送受信判定回路
52は時刻t80において図16(2)に示す間欠受信
局Qと、図16(3)に示す間欠受信局Rとに同報パケ
ットを送信する。
【0089】時刻t81において、間欠受信局Rから送
信される標識信号を常時受信局Pが受信すると、周辺間
欠受信局メモリ53に間欠受信局Rについての情報が記
憶される。時刻t82において、同報パケットの送信要
求が出されると、送受信判定回路72は周辺間欠受信局
メモリ53を参照する。時刻t81において、標識信号
を受信し、周辺間欠受信局メモリ53に間欠受信局Rに
ついての情報が記憶されているので、送受信判定回路7
2は時刻t82から時刻t87までの期間T81の間、
他の局からの標識信号を待ち受ける。期間T81におけ
る時刻t83において、間欠受信局Qから送信される標
識信号を常時受信局Pが受信すると、時刻t84におい
て同報パケットが間欠受信局Q,Rに送信される。この
同報パケットは受信可能状態にある間欠受信局Qで受信
される。
【0090】期間T81における時刻t85において、
間欠受信局Rから送信される標識信号を常時受信局Pが
受信すると、時刻t86において同報パケットが送信さ
れる。期間T81の経過後はこの同報パケットは破棄さ
れる。
【0091】以上のように本発明の実施のこの形態にお
ける通信方法では、間欠受信局Pは他の通信装置に対し
て同時にデータを送信する際に、周辺間欠受信局メモリ
53を参照して、周辺間欠受信局メモリ53に周辺間欠
受信局リストが記憶されている場合には、最大標識信号
送信時間間隔の間、標識信号を待受け、標識信号に応答
して他の間欠受信局に同報データを送信し、記憶されて
いない場合には他の間欠受信局に直ちに同報データを送
信する。なお、本発明の実施のこの形態においてデータ
を送信する局を常時受信局Pとしたが、間欠受信局であ
ってもよい。
【0092】本発明の実施の第8の形態である通信方法
は、少なくとも通信装置81を含んで行われる。通信装
置81は、端末装置制御回路83と、送受信処理装置8
2とを含んで構成される。
【0093】図18は、送受信処理装置82の電気的構
成を示すブロック図である。送受信処理装置82は、図
2に示す送受信処理装置12にクロック回路14と受信
制御装置13に含まれる分周器24とを加えて構成され
ており、送受信処理装置12および受信制御装置13と
同一の構成要素には同一の参照符を付して説明を省略す
る。
【0094】送受信処理装置82では、クロック回路1
4において発生されたクロック信号を、分周器24によ
って分周して標識信号の送信タイミングを規定する信号
としてMAC機能回路21に供給している。通信装置8
1は、標識信号送信時間間隔毎に標識信号が他の局へと
送信され、標識信号が送信される時間以外は受信可能状
態となるように制御されている。
【0095】図19は、本発明の実施のこの形態におけ
る各通信装置のタイミングチャートである。図19
(1)に示す間欠受信局Uにおいて、時刻t90にパケ
ットの送信要求が発生すると、時刻t90から時刻t9
3までの期間T91において他局からの標識信号を待ち
受ける。標識信号を送信しない常時受信局に対してパケ
ットを送信する場合には、たとえば期間T91の終了す
る時刻t93において送信される。
【0096】通信装置81の場合は、予め定める所定の
周期毎に標識信号が他局に対して送信される。時刻t9
1において、通信装置91である図19(2)に示す常
時受信局Vから送信された標識信号が間欠受信局Uで受
信されると時刻t92で間欠受信局Uから常時受信局V
へとパケットが送信される。
【0097】以上のように本発明の実施のこの形態にお
ける通信方法では、間欠受信局Vはクロック回路14か
ら供給されるクロック信号を分周して、最大標識信号送
信時間間隔を超えないような標識信号送信時間間隔を作
成し、作成された標識信号送信時間間隔に基づいて標識
信号を送信するので、常時受信局であっても最大標識信
号送信時間間隔の経過時までデータを待つ必要がなく、
他の間欠受信局との間のデータ受信の遅延時間を少なく
することができる。
【0098】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、通信装置
は、他の通信装置に対して第1時間間隔毎に標識信号を
送信し、標識信号の送信後に設けられる第1保証時間で
データの受信を行い、第1保証時間の経過後は送受信処
理手段の動作を停止させるので、データを受信しない時
間に送受信処理手段の動作を停止させ、通信装置で消費
される電力を低減することができる。送受信処理手段の
動作停止によってデータをとりこぼすことがないよう
に、他の通信装置が標識信号の受信に応答してデータを
送信するように制御することによって、休眠中にデータ
を送信することがないようにする方法を本発明によって
示すことで、確実にデータを受信することができる。ま
た、データを受信しない時間は、送受信処理手段は動作
を停止するので、通信装置で消費される電力を低減する
ことができる。
【0099】また本発明によれば、制御手段は、送受信
処理手段がデータを受信した時点から第2保証時間だけ
受信可能状態を継続させるので、通常は間欠受信動作を
行いながらも連続的にデータを受信することができ、時
間当たりの情報の受信量を増加させることができる。
【0100】さらに本発明によれば、制御手段は、送受
信処理手段がデータを送信した時点から第3保証時間だ
け受信可能状態を継続させるので、通常は間欠受信動作
を行いながらも送信したデータに対する応答として、他
の通信装置から送信される応答データを即座に受信する
ことができる。
【0101】さらに本発明によれば、データを送信しよ
うとする第2の通信装置では、第2時間間隔の間、第1
の通信装置からの標識信号を待受け、この標識信号を受
信したことに応答して第1の通信装置へとデータを送信
しているので、第1の通信装置が標識信号の送信後の受
信可能状態である間に、第2の通信装置からデータが送
信されることとなり、第1の通信装置において確実にデ
ータを受信することができる。
【0102】さらに本発明によれば、データを受信する
通信装置が、第1の通信装置である場合には、標識信号
を送信した後にデータを受信することができ、データを
受信しようとする通信装置が第2の通信装置である場合
には、第2時間間隔の終了直後に送信されるデータを受
信することができるので、間欠的な受信動作を行う通信
装置であっても、常時受信動作を行う通信装置であって
も、データを受信することができる。
【0103】さらに本発明によれば、識別情報記憶手段
にデータを送信する通信装置に対して標識信号を送信す
ることができる通信装置を識別する情報が記憶されてお
り、通信装置からデータを送信する際には識別情報記憶
手段を参照して、送信先の通信装置が間欠受信動作を行
っているのか、常時受信動作を行っているのかによって
異なるタイミングでデータを送信するので、いずれの受
信動作を行う通信装置であっても確実に、かつ各通信装
置に応じたタイミングでデータを受信することができ
る。
【0104】さらに本発明によれば、識別情報記憶手段
に記憶される識別情報は、予め定める時間の経過後、識
別情報を削除するので、たとえば標識信号を送信した通
信装置がデータ通信可能範囲外に移動した場合、この通
信装置に対するデータの送信要求が出されると即座にデ
ータを送信した後、次の処理を行うことができ、無駄な
待ち時間の発生を防止することができる。
【0105】さらに本発明によれば、同時に複数の通信
装置へとデータを送信する通信装置網における通信装置
において、他の通信装置が送信した標識信号によってデ
ータの送信先である通信装置から複数回、同一のデータ
を送信することによって、間欠受信局に対する同報が実
現できる。なお、データに付加された識別子によって余
分なデータは破棄されるので、データを記憶するための
容量を無駄に使用することがない。
【0106】さらに本発明によれば、間欠的な受信動作
を行う通信装置においては、標識信号の送信後に送られ
てくるデータ送信信号情報を受信することによって、第
2保証時間の間受信可能状態となり、受信可能状態であ
る期間における第2時間間隔の終了時に送信されるデー
タを受信するので、第2時間間隔の終了時には、データ
を送信しようとする通信装置と通信可能である通信装置
において同時にデータを受信することができ、1回の同
報パケット送信によって全ての間欠受信局に受信させる
ことができる。
【0107】さらに本発明によれば、同時に複数の通信
装置へとデータを送信する通信装置網における通信装置
には、識別情報記憶手段にデータを送信する通信装置に
対して標識信号を送信することができる通信装置を識別
する情報が記憶されており、通信装置からデータを送信
する際には識別情報記憶手段を参照して、送信先の通信
装置が間欠受信動作を行っているのか、常時受信動作を
行っているのかによって異なるタイミングで同時に他の
通信装置へとデータを送信するので、いずれの受信動作
を行う通信装置であっても確実にデータを受信すること
ができる。
【0108】さらに本発明によれば、常時受信可能状態
に制御される第2の通信装置は、第1時間間隔毎に標識
信号を送信するので、間欠的な受信動作を行う通信装置
からのデータを受信する場合に、第2時間間隔の経過時
まで待つことなく、標識信号の送信後にデータを受信す
ることができ、各通信装置毎のデータ受信の遅延時間を
少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態である通信装置11
の概略的なブロック図である。
【図2】通信装置11の電気的な構成を示すブロック図
である。
【図3】電源制御回路27によって定められる動作状態
と休眠状態とを示す図である。
【図4】通信装置11における時刻と消費電力との関係
を示すグラフである。
【図5】通信装置11においてデータが受信されたとき
の時刻と消費電力との関係を示すグラフである。
【図6】通信装置11においてデータを送信したときの
時刻と消費電力との関係を示すグラフである。
【図7】受信制御装置31の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】通信装置41,43の電気的な構成を示すブロ
ック図である。
【図9】本発明の実施の第2の形態における各受信局の
タイミングチャートである。
【図10】本発明の実施の第3の形態における各受信局
のタイミングチャートである。
【図11】通信装置51,71の電気的な構成を示すブ
ロック図である。
【図12】本発明の実施の第4の形態における各受信局
のタイミングチャートである。
【図13】通信装置61の電気的な構成を示すブロック
図である。
【図14】本発明の実施の第5の形態における各受信局
のタイミングチャートである。
【図15】通信装置91の電気的構成を示すブロック図
である。
【図16】本発明の実施の第6の形態における各受信局
のタイミングチャートである。
【図17】本発明の実施の第7の形態における各受信局
のタイミングチャートである。
【図18】通信装置81の電気的な構成を示すブロック
図である。
【図19】本発明の実施の第8の形態における各受信局
のタイミングチャートである。
【図20】基地局を定めて通信を行う場合の各通信装置
の関係を示す図である。
【図21】各通信装置の受信パターンを示す図である。
【符号の説明】
11 通信装置 12 送受信処理装置 13 受信制御装置 14 クロック回路 21 MAC機能回路 22 送信機能回路 23 受信機能回路 24 分周器 25 OR回路 26 カウンタ 27 電源制御回路 29 通信路

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット化されたデータを無線通信によ
    って送受信する送受信処理手段と、 送受信処理手段の動作を制御する制御手段と、 時間経過を計測する計時手段とを備える通信装置におい
    て、 前記制御手段は、計時手段の出力に応答し、予め設定さ
    れる第1時間間隔毎に送受信処理手段を動作させて、送
    受信処理手段が受信可能な状態であることを示す標識信
    号を送信し、標識信号の送信後、計時手段の出力に応答
    し、予め定める第1保証時間だけ受信可能状態となるよ
    うに送受信処理手段の動作を継続させ、第1保証時間経
    過後は送受信処理手段の動作を停止させる間欠受信制御
    を繰返し行い、 間欠受信制御を行うことによって消費される電力を、送
    受信処理手段を常時受信可能状態とするときに消費され
    る電力より少なくなるように、第1時間間隔および第1
    保証時間が設定されることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、受信可能状態である送
    受信処理手段がデータを受信すると、計時手段の出力に
    応答し、予め定められる第2保証時間の間送受信処理手
    段を受信可能状態とすることを特徴とする請求項1記載
    の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、送受信処理手段がデー
    タを送信すると、計時手段の出力に応答し、予め定めら
    れる第3保証時間の間送受信処理手段を受信可能状態と
    することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 パケット化されたデータを無線通信によ
    って送受信する第1の送受信処理手段、第1の送受信処
    理手段の動作を制御する第1の制御手段、および時間経
    過を計測する第1の計時手段を含んで構成され、予め定
    められる第1時間間隔毎に第1の送受信処理手段を動作
    させて、第1の送受信処理手段が受信可能状態であるこ
    とを示す標識信号を送信し、標識信号の送信後、予め定
    められる第1保証時間の間受信可能状態となるように、
    第1の送受信処理手段の動作を継続させ、第1保証時間
    経過後は第1の送受信処理手段の動作を停止させる間欠
    受信制御を繰返し行う1または複数の第1の通信装置
    と、 パケット化されたデータを送受信する第2の送受信処理
    手段、および第2の送受信処理手段の動作を制御する第
    2の制御手段を含んで構成され、前記第2の送受信処理
    手段は常時データの受信が可能であるように制御される
    1または複数の第2の通信装置とを含む通信装置網にお
    いて行われるデータの通信方法であって、 前記第2の送受信処理手段は、第1の通信装置にデータ
    を送信する際に、前記第1時間間隔よりも長く設定され
    る第2時間間隔の間、前記第1の通信装置から送信され
    る標識信号を待ち受け、標識信号の受信に応答してデー
    タを送信することを特徴とする通信方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記第1の通信装置と第2の
    通信装置とを含む通信装置網において行われるデータの
    通信方法であって、 前記第2の送受信処理手段は、第1の通信装置にデータ
    を送信する際に、前記第2時間間隔の間第1の通信装置
    から送信される標識信号を待ち受け、標識信号の受信に
    応答してデータを送信するか、もしくは前記第2時間間
    隔の終了後にデータを送信することを特徴とする請求項
    4記載の通信方法。
  6. 【請求項6】 パケット化されたデータを無線通信によ
    って送受信する送受信処理手段と、 送受信処理手段の動作を制御する制御手段と、 時間経過を計測する計時手段と、 間欠的な受信動作を行う通信装置から予め定める時間間
    隔毎に送出され、通信装置が受信可能状態であることを
    示す標識信号に基づいて、通信装置を識別する情報を設
    定し、この情報を記憶する識別情報記憶手段とを含み、 前記送受信処理手段は、識別情報記憶手段に識別情報が
    記憶されていない通信装置に対してデータを送信する場
    合には、制御手段からのデータの送信要求が出された直
    後にデータを送信し、識別情報記憶手段に識別情報が記
    憶されている通信装置に対してデータを送信する場合に
    は、少なくとも前記予め定める時間間隔よりも長い時間
    データの送信先である通信装置からの標識信号を監視
    し、標識信号の受信に応答してデータの送信処理を行う
    ことを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 前記識別情報記憶手段は、計時手段の出
    力に応答し、識別情報を記憶してから予め定める時間間
    隔が経過した後に識別情報を削除することを特徴とする
    請求項6記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも前記第1の通信装置と第2の
    通信装置とを含む通信装置網において行われるデータの
    通信方法であって、 第1あるいは第2の送受信処理手段は、通信装置網にお
    ける複数の通信装置に対して同時にデータを送信すると
    きには、当該データに対してデータ識別情報を付加し、
    前記第2時間間隔において他の通信装置からの標識信号
    を受信する毎に同一のデータにデータ識別情報を付加し
    て送信し、 第2あるいは第1の送受信処理手段は、同一のデータ識
    別情報が付加された複数のデータを受信したときには、
    1つのデータのみを有効として他のデータは破棄するこ
    とを特徴とする請求項4記載の通信方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記第1の通信装置と第2の
    通信装置とを含む通信装置網において行われるデータの
    通信方法であって、 第1あるいは第2の送受信処理手段は、通信装置網にお
    ける他の通信装置に対してデータの送信を行う場合に、
    少なくとも第2時間間隔の間、他の通信装置から送信さ
    れる標識信号を監視し、他の通信装置からの標識信号を
    受信すると、データの送信を予告するデータ送信予告情
    報を通信装置網におけるすべての通信装置に対して同時
    に送信し、 間欠的な受信動作を行う通信装置の制御手段は、送受信
    処理手段がデータを受信すると予め定められる第2保証
    時間だけ送受信処理手段を受信可能状態とし、第1ある
    いは第2の送受信処理手段は、第2時間間隔経過後に前
    記すべての通信装置に対して同時にデータを送信するこ
    とを特徴とする請求項4記載の通信方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも前記第1の通信装置と第2
    の通信装置とを含む通信装置網において行われるデータ
    の通信方法であって、 第2の通信装置は、間欠的な受信動作を行う通信装置か
    ら予め定める時間間隔毎に送出され、通信装置が受信可
    能状態であることを示す標識信号に基づいて、通信装置
    を識別する情報を設定し、この情報を記憶する識別情報
    記憶手段をそれぞれ含んで構成され、 第2の送受信処理手段は、通信装置網における複数の通
    信装置に対して同時にデータを送信する場合には、前記
    識別情報記憶手段を参照し、識別情報記憶手段に識別情
    報が記憶されていないときには制御手段からデータの送
    信要求が出された後にデータを送信し、識別情報記憶手
    段に識別情報が記憶されているときには、少なくとも第
    1時間間隔よりも長い間、他の通信装置から送信される
    標識信号を監視し、他の通信装置からの標識信号を受信
    すると通信装置網におけるすべての通信装置に対して同
    時にデータを送信することを特徴とする請求項4記載の
    通信方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも前記第1の通信装置と第2
    の通信装置とを含む通信装置網において行われるデータ
    の通信方法であって、 前記第2の通信装置における第2の送受信処理手段は、
    第1時間間隔毎に標識信号を送信することを特徴とする
    請求項4記載の通信方法。
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