JP5055259B2 - ノンガス飲料用充填バルブ、同バルブの充填制御方法、及び同バルブのcip洗浄制御方法 - Google Patents
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Description
また、一方では、小形ガラスびんのような容器の場合には、充填後に密封用パッキンにより容器口を密閉シールしたまま充填バルブの先端が容器内から離れることによって、容器内の圧力が僅かに負圧になる等の不安定な状態になることがあり、そのために、容器が容器昇降装置によって下降する際に、容器口が密封用パッキンに付着したまま離れないという問題があった。
さらに、次の充填を開始するときに、ベントチューブ内に残留している液体が容器内に落下してベントチューブの空気通路内が容器内の空気を通すことができるようになるまで、正常な液体充填ができず、そのために充填時間が長くなるという問題があった。
(1)第1の手段のノンガス飲料用充填バルブは、内部に液通路が形成された筒状のバルブ本体と、該バルブ本体の内側に配置されてその内部に空気通路が形成されたベントチューブと、前記バルブ本体の下部に設けられ前記バルブ本体の下部を構成する注液パイプと前記ベントチューブとの相対移動によって開閉される液バルブおよび空気バルブと、容器内を密封するパッキンと、前記容器を昇降する容器昇降手段とを有するノンガス飲料用充填バルブにおいて、前記容器内を密封するパッキンを該容器の口部の天面に密着すると共に前記注液パイプの外周との間に流体が貫通する隙間を構成した容器口パッキンと、該容器口パッキンの上部に設けてその外周側に空気圧を加えることにより前記注液パイプの外周との間をシールし、空気圧を解除または微小な負圧にすることによりシールを解除するようにした可撓性のシールパッキンとで構成したことを特徴とする。
(2)第2の手段のノンガス飲料用充填バルブは、内部に液通路が形成された筒状のバルブ本体と、該バルブ本体の内側に配置されてその内部に空気通路が形成されたベントチューブと、前記バルブ本体の下部に設けられ前記バルブ本体の下部を構成する注液パイプと前記ベントチューブとの相対移動によって開閉される液バルブおよび空気バルブと、容器内を密封するパッキンと、前記容器を昇降する容器昇降手段とを有するノンガス飲料用充填バルブにおいて、前記容器内を密封するパッキンを容器の口部の天面に密着すると共に前記注液パイプの外周との間に流体が貫通する隙間を構成した容器口パッキンと、該容器口パッキンの上部に設けてチューブ内に空気圧を加えることにより前記注液パイプの外周との間をシールし、空気圧を解除または微小な負圧にすることによりシールを解除するようにした半径方向に膨張・収縮性のあるシールチューブとで構成したことを特徴とする。
(3)第3の手段のノンガス飲料用充填バルブは、前記第1又は第2の手段のノンガス飲料用充填バルブにおいて、前記ベントチューブを昇降させる昇降装置を設けて前記ベントチューブの昇降により前記液バルブおよび前記空気バルブを開閉するようにしたことを特徴とする。
(4)第4の手段のノンガス飲料用充填バルブは、前記第1乃至第3のいずれかに記載の手段のノンガス飲料用充填バルブにおいて、容器の口部の天面を密封する容器口パッキンを保持するセンタリングカップまたはホルダーを前記充填バルブの案内筒の内周側に嵌装し、センタリングカップまたはホルダーの外周側に設けた溝と前記充填バルブの案内筒に設けたスリットにスナップリングを嵌装するように構成して交換容易型としたことを特徴とする。
(5)第5の手段のノンガス飲料用充填バルブは、前記第1乃至第4のいずれかに記載の手段のノンガス飲料用充填バルブにおいて、CIP洗浄の際に使用するCIPキャップに切欠き溝を設け、該充填バルブの下部外周側に前記CIPキャップを着脱容易に装着するピンを設けたことを特徴とする。
(7)第7の手段のノンガス飲料用充填バルブの充填制御方法は、内部に液通路が形成された筒状のバルブ本体と、該バルブ本体の内側に配置されてその内部に空気通路が形成されたベントチューブと、前記バルブ本体の下部に設けられ前記バルブ本体の下部を構成する注液パイプと前記ベントチューブとの相対移動によって開閉される液バルブおよび空気バルブと、容器内を密封するパッキンと、該容器を昇降する容器昇降手段とを有し、前記容器内を密封するパッキンを、容器の口部の天面に密着すると共に前記注液パイプの外周との間に流体が貫通する隙間を構成した容器口パッキンと、該容器口パッキンの上部に設けてチューブ内に空気圧を加えることにより前記注液パイプの外周との間をシールし、空気圧を解除または微小の負圧にすることによりシールを解除するようにした半径方向に膨張・収縮性のあるシールチューブとで構成したノンガス飲料用充填バルブの充填制御方法において、前記シールチューブと前記注液パイプが相対移動する際は、前記シールチューブをシール解除の状態にするように制御することを特徴とする。
(8)第8の手段のノンガス飲料用充填バルブのCIP洗浄制御方法は、内部に液通路が形成された筒状のバルブ本体と、該バルブ本体の内側に配置されてその内部に空気通路が形成されたベントチューブと、前記バルブ本体の下部に設けられ前記バルブ本体の下部を構成する注液パイプと前記ベントチューブとの相対移動によって開閉される液バルブおよび空気バルブと、容器内を密封するパッキンとを有し、前記容器内を密封するパッキンを、容器の口部の天面に密着すると共に前記注液パイプの外周との間に流体が貫通する隙間を構成した容器口パッキンと、該容器口パッキンの上部に外周側に空気圧を加えることにより前記注液パイプの外周との間をシールし、空気圧を解除または微小の負圧にすることによりシールを解除するようにした可撓性のシールパッキンとで構成したノンガス飲料用充填バルブのCIP洗浄制御方法において、CIPキャップを装着してCIP洗浄する際に、前記シールパッキンをシール解除の状態にして前記シールパッキンと注液パイプとの隙間にCIP洗浄液が流れるように制御することを特徴とする。
請求項4に係わる本発明は、前記シールパッキンまたはシールチューブを構成した充填バルブにおいて、容器の天面を密封するための容器口パッキンを保持するセンタリングカップまたはホルダーを交換容易型としたので、異なった容器、容器把持部を持つ容器等による生産への変更が容易になるという効果を有する。
請求項6および7に係わる本発明は、前記シールパッキンまたはシ−ルチューブと前記注液パイプが相対移動する際は、前記シールパッキンまたはシールチューブと前記注液パイプとをシール解除の状態に制御するようにしたので、前記シールパッキンまたはシールチューブが摺動によって磨耗することがなく、前記シールパッキンまたはシールチューブの耐久性が向上するとともに、液体が充填される容器内に磨耗粉のような異物が混入することを防止できるという効果を有する。
本発明の第1の実施の形態を図1〜図4によって説明する。
図1は、本発明を適用した充填バルブの充填前で、容器が充填バルブに係合する前の状態を示す一部側面断面図である。
図2は、図1の充填バルブの充填中の状態を示す一部側面断面図である。
図3は、図2における充填中の状態の充填バルブの液バルブ部を拡大した側面断面図である。
図4は、図3のA−A断面図である。
ベントチューブ7は、フィラーボウル2内の位置にばね受11が取り付けられていて、該ばね受11の下面とスライドブッシュ4の上面と間に設けられたばね12によって、上方へ付勢されている。また、フィラーボウル2の上面に孔2aと同心の孔2b に液密に嵌装された受台8の上面にはエアシリンダ(アクチュエータ)9が取り付けられており、前記ベントチューブ7の頭部73をと連結したスライドバー10が受台8の下部の孔8a に昇降自在に支持されるとともに、エアシリンダ9のロッド91と結合されていて、ベントチューブ7はエアシリンダ9の押し力とばね12の上方への付勢力によって昇降されるようになっている。なお、スライドバー10と孔8a は図示しないシールリングで液密に摺動する構造となっている。
センタリングベル22には孔22aが明けられており、摺動本体24に明けられた孔24bと一体構成となっていて、流体が通過できるようになっている。
案内筒17の上部にはキャップ34が図示しないシールリングで液密に装着されており、該キャップ34の内筒とバルブ本体5の外筒が昇降自在に支持されている。また、案内筒17は上方に図示しない流体継手を継ぐ穴17bを有している。
符号32は圧縮ばねであり、バルブ本体5の段差部5bに嵌装されたばね受け33の下面と前記摺動本体24の上面溝との間に当接されて、センタリングベル22、案内筒17他を下方へ付勢するようになっている。なお、ばね受け33の上面の溝にはシールリング331が嵌装されていて、キャップ34が下降位置にあるときにはキャップ34の下面と液密に接触する。
シールパッキン25は非充填時においては、図示しない制御回路の制御によって空気圧が解除または微小な負圧になっていて、注液パイプ14の外筒との間には隙間が形成されている。
容器台35に載置された容器20が図示しない昇降手段によって上昇する際は、容器20の口部天面が容器口パッキン21に当接し、さらに上昇すると容器口パッキン21を介してセンタリングベル22、摺動本体24他と一体になった案内筒17を持ち上げて、図2に示す所定ストロークの位置まで上昇する。このとき容器20の口部天面は、圧縮ばね32による下方への付勢で容器口パッキン21に密着している。
この際、シールパッキン25によるシールは解除されたままで大気開放状態となっているので、ベントチューブ7の空気通路7a内の前の充填による残留液は短時間に容器20内に落下する。
ベントチューブ7の空気通路7a内の残留液が容器20に落下した直後のタイミングで、図示しない制御回路の制御によって図示しないエア源から空気孔24a等を介して空気孔27aに給気されて、シールパッキン25が注液パイプ14に押えられ、シールされた状態になる。
上記のように、ベントチューブ7の空気通路7a内の残留液を極めて短時間で容器20内に落下させることができるので、充填開始時間を短縮することができて、充填時間が短くなり、生産能力が向上する。
容器20内で液体3が上昇して空気バルブ16を塞ぐと、液体3はベントチューブ7内の空気通路7aを上昇して、容器20内の上部空間内の圧力が充填される液体3の供給圧力と平衡したときに液体3の流入が停止して液バルブ15からの充填は止まる。
この時点で、図示しない制御回路の制御によってエアシリンダ9を上昇の方向に作動させると、ばね12の付勢によりロッド91、スライドバー10を介してベントチューブ7が上昇し、液バルブ体71が注液パイプ14と係合してシールリング13によって液バルブ15および空気バルブ16が閉じられて、充填は終了する。
その後、容器台35の下降によって、容器20は下降する。
また、上記のように、充填直後に容器20を容器口パッキン21に押し当てたまま、容器20の上部空間が大気開放されるので、従来問題となっていた充填直後の液はねが防止できるとともに、容器20の天面が容器口パッキン21から離れるときに、容器20内に挿入されていた注液パイプ14分の容積減少による負圧が発生せず、従来問題となっていた容器20が容器口パッキン21に付着したまま離れないという問題を防止できる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図5および図6によって説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係わる充填バルブの一部側面断面図で、図3に相当するものである。
図6は、図5のB−B断面図である。
容器20の口部天面が容器口パッキン21に押し当てられている状態で、図示しない制御回路の制御によってエアシリンダ9が作動して、ベントチューブ7が所定量だけ下降し、液バルブ15および空気バルブ16が開くと、シールチューブ36によるシールは解除されたままとなっているので、容器20内は大気開放状態となっており、ベントチューブ7の空気通路7a内の前の充填による残留液は短時間に容器20内に落下する。
ベントチューブ7の空気通路7a内の残留液が容器20内に落下した直後のタイミングで、図示しない制御回路の制御によって図示しないエア源から空気孔24a等を介してシールチューブ36内に給気されると、シールチューブ36が半径方向に膨張して注液パイプ14を押えてシールした状態となる。
次いで、図示しない制御回路の制御によってシールチューブ36内の空気圧を解除または微小な負圧にすると、シールチューブ36は注液パイプ14の外筒から離れてシールが解除され、容器20内の上部空間は隙間21a、23a、38a、シールチューブ36と注液パイプ14との隙間、38a、30aによって大気に開放されている案内筒17の内部空間に通じる。
また、上記のように、充填直後に容器20を容器口パッキン21に押し当てたまま、容器20内の上部空間が大気開放されるので、従来問題となっていた充填直後の液はねが防止できるとともに、容器20の天面が容器口パッキン21から離れるときに、容器20内に挿入されていた注液パイプ14の容積減少による負圧が発生せず、従来問題となっていた容器20が容器口パッキン21に付着したまま離れないという問題を防止できる。
また、本発明の第3の実施の形態を図7によって説明する。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係わる充填バルブの一部側面断面図で、図1に相当するものである。
図7において、符号50は鍔のような容器把持部501を有する容器(例えばPETボトル)であり、図示しない昇降および把持装置により容器把持レバー52によって容器把持部501を把持されて昇降されるようになっており、上昇時は容器50の天面がホルダー51に嵌装された容器口パッキン21に当接して、容器口パッキン21、ホルダー51、案内筒17他を所定ストローク分だけ押し上げるようになっている。なお、ホルダー51には孔51aが明けられており、第1の実施の形態の場合のセンタリングベル22と同様に、孔24bと一体の孔を形成するようになっている。
液体3を充填する構造、作用については、前記第1の実施の形態での説明と同様であり、重複するので、詳細な説明は省略するが、ホルダー51は溝51bと案内筒17のスリット17cにスナップリング18を装着することにより充填バルブ80に取り付けられるようになっており、前記第1の実施の形態で説明したセンタリングベル22と容易に交換可能になっている。
なお、シールチューブ36で構成した充填バルブ60に対しても、上記充填バルブ80と同様に、容器20に対応するセンタリングベル22と容器50に対応するホルダー51とが容易に交換可能とすることができ、構造、作用の説明は重複するので、説明を省略する。
即ち、容器把持部501を持った容器50と容器把持部501を持たない容器20の何れにも対応できる構造となっており、容器変更等による生産変更への対応が容易である。
さらに、本発明の第4の実施の形態を図8によって説明する。
図8は、本発明の第4の実施の形態に係わる充填バルブで、CIPキャップを装着した場合の一部側面断面図を示す。
CIP洗浄の作用について説明すると、CIP洗浄時はホルダー27の空気孔27aへの空気圧を解除または微小な負圧にしてシールパッキン25と注液パイプ14の外筒との隙間を開けておくとともに、エアシリンダ9の作動によりベントチューブ7を下降状態にさせて、液バルブ15および空気バルブ16を開いておき、フィラーボウル2への図示しない液供給配管を介して、図示しないCIP洗浄液タンクから図示しないポンプの作動によりフィラーボウル2内にCIP洗浄液を満杯になるまで注入し続けると、CIP洗浄液は図示矢印C1に示すようにスライドブッシュ4の液流入孔4aから液通路5aを経由して液バルブ15から矢印C2のようにCIPキャップ40内に流れ込む。一方、矢印C3に示すようにベントチューブ7の空気孔7bから空気通路7aを経由して空気バルブ16からも矢印C4のようにCIPキャップ40内に流れ込む。CIPキャップ40内に溜まったCIP洗浄液は、一つの経路として隙間21a、23a、26a、シールパッキン25と注液パイプ14との隙間、隙間26a、30aを経由して、矢印C5のように案内筒17の内部空間へ流れ、もう一つの経路として孔22a、24bを経由して、矢印C6のように案内筒17の内部空間へ流れて、案内筒17内に溜まったCIP液は矢印C7のように流体継ぎ手の接続用の穴17bに接続された図示しない配管によって図示しないCIP洗浄液タンクへと循環して流れる。
さらに、本発明の第5の実施の形態を図9によって説明する。
図9は、本発明の第5の実施の形態に係わる充填バルブで、CIPキャップを装着した場合の一部側面断面図であり、図8に相当するものである。
CIP洗浄の作用について説明すると、CIP洗浄時はシールチューブ36内への空気圧を解除または微小な負圧にしてシールチューブ36と注液パイプ14の外筒との隙間を開けておくとともに、エアシリンダ9の作動によりベントチューブ7を下降状態にさせて、液バルブ15および空気バルブ16を開いておき、フィラーボウル2への図示しない液供給配管を介して、図示しないCIP洗浄液タンクから図示しないポンプの作動によりフィラーボウル2内にCIP洗浄液を満杯になるまで注入し続けると、CIP洗浄液は図示矢印C11に示すようにスライドブッシュ4の液流入孔4aから液通路5aを経由して液バルブ15から矢印C12のようにCIPキャップ40内に流れ込む。一方、矢印C13に示すようにベントチューブ7の空気孔7bから空気通路7aを経由して空気バルブ16からも矢印C14のようにCIPキャップ40内に流れ込む。CIPキャップ40内に溜まったCIP洗浄液は、一つの経路として隙間21a、23a、38a、シールチューブ36と注液パイプ14との隙間、隙間38a、30aを経由して、矢印C15のように案内筒17の内部空間へ流れ、もう一つの経路として孔22a、24bを経由して、矢印C16のように案内筒17の内部空間へ流れて、案内筒17内に溜まったCIP液は矢印C17のように流体継ぎ手の接続用の穴17bに接続された図示しない配管によって図示しないCIP洗浄液タンクへと循環して流れる。
5 バルブ本体(筒状体)
5a 液通路
7 ベントチューブ
7a 空気通路
9 エアシリンダ(アクチュエータ)
12 ばね
14 注液パイプ
15 液バルブ
16 空気バルブ
17 案内筒(外筒)
17a スリット
18 スナップリング
19 ピン
20、50 容器
21 容器口パッキン
22 センタリングベル
25 シールパッキン
27、38、51 ホルダー
32 圧縮ばね
35 容器台
36 シールチューブ
40 CIPキャップ
40a 溝(切欠き溝)
Claims (9)
- 内部に液通路が形成された筒状のバルブ本体と、
該バルブ本体の内側に配置されてその内部に空気通路が形成されたベントチューブと、
前記バルブ本体の下部に設けられ前記バルブ本体の下部を構成する注液パイプと前記ベントチューブとの相対移動によって開閉される液バルブおよび空気バルブと、
容器内を密封するパッキンと、
前記容器を昇降する容器昇降手段とを有するノンガス飲料用充填バルブにおいて、
前記容器内を密封するパッキンを該容器の口部の天面に密着すると共に前記注液パイプの外周との間に流体が貫通する隙間を構成した容器口パッキンと、
該容器口パッキンの上部に設けてその外周側に空気圧を加えることにより前記注液パイプの外周との間をシールし、空気圧を解除または微小な負圧にすることによりシールを解除するようにした可撓性のシールパッキンと、
で構成したことを特徴とするノンガス飲料用充填バルブ。 - 内部に液通路が形成された筒状のバルブ本体と、
該バルブ本体の内側に配置されてその内部に空気通路が形成されたベントチューブと、
前記バルブ本体の下部に設けられ前記バルブ本体の下部を構成する注液パイプと前記ベントチューブとの相対移動によって開閉される液バルブおよび空気バルブと、
容器内を密封するパッキンと、
前記容器を昇降する容器昇降手段とを有するノンガス飲料用充填バルブにおいて、
前記容器内を密封するパッキンを容器の口部の天面に密着すると共に前記注液パイプの外周との間に流体が貫通する隙間を構成した容器口パッキンと、
該容器口パッキンの上部に設けてチューブ内に空気圧を加えることにより前記注液パイプの外周との間をシールし、空気圧を解除または微小な負圧にすることによりシールを解除するようにした半径方向に膨張・収縮性のあるシールチューブと、
で構成したことを特徴とするノンガス飲料用充填バルブ。 - 請求項1又は2に記載のノンガス飲料用充填バルブにおいて、
前記ベントチューブを昇降させる昇降装置を設けて前記ベントチューブの昇降により前記液バルブおよび前記空気バルブを開閉するようにしたことを特徴とするノンガス飲料用充填バルブ。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のノンガス飲料用充填バルブにおいて、
容器の口部の天面を密封する容器口パッキンを保持するセンタリングカップまたはホルダーを前記充填バルブの案内筒の内周側に嵌装し、前記センタリングカップまたはホルダーの外周側に設けた溝と前記充填バルブの案内筒に設けたスリットにスナップリングを嵌装するように構成して交換容易型としたことを特徴とするノンガス飲料用充填バルブ。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載のノンガス飲料用充填バルブにおいて、
CIP洗浄の際に使用するCIPキャップに切欠き溝を設け、該充填バルブの下部外周側に前記CIPキャップを着脱容易に装着するピンを設けたことを特徴とするノンガス飲料用充填バルブ。 - 内部に液通路が形成された筒状のバルブ本体と、該バルブ本体の内側に配置されてその内部に空気通路が形成されたベントチューブと、前記バルブ本体の下部に設けられ前記バルブ本体の下部を構成する注液パイプと前記ベントチューブとの相対移動によって開閉される液バルブおよび空気バルブと、容器内を密封するパッキンと、該容器を昇降する容器昇降手段とを有し、
前記容器内を密封するパッキンを、容器の口部の天面に密着すると共に前記注液パイプの外周との間に流体が貫通する隙間を構成した容器口パッキンと、該容器口パッキンの上部に設けて外周側に空気圧を加えることにより前記注液パイプの外周との間をシールし、空気圧を解除または微小の負圧にすることによりシールを解除するようにした可撓性のシールパッキンとで構成したノンガス飲料用充填バルブの充填制御方法において、
前記シールパッキンと前記注液パイプが相対移動する際は、前記シールパッキンをシール解除の状態にするように制御することを特徴とするノンガス飲料用充填バルブの充填制御方法。 - 内部に液通路が形成された筒状のバルブ本体と、該バルブ本体の内側に配置されてその内部に空気通路が形成されたベントチューブと、前記バルブ本体の下部に設けられ前記バルブ本体の下部を構成する注液パイプと前記ベントチューブとの相対移動によって開閉される液バルブおよび空気バルブと、容器内を密封するパッキンと、該容器を昇降する容器昇降手段とを有し、
前記容器内を密封するパッキンを、容器の口部の天面に密着すると共に前記注液パイプの外周との間に流体が貫通する隙間を構成した容器口パッキンと、該容器口パッキンの上部に設けてチューブ内に空気圧を加えることにより前記注液パイプの外周との間をシールし、空気圧を解除または微小の負圧にすることによりシールを解除するようにした半径方向に膨張・収縮性のあるシールチューブとで構成したノンガス飲料用充填バルブの充填制御方法において、
前記シールチューブと前記注液パイプが相対移動する際は、前記シールチューブをシール解除の状態にするように制御することを特徴とするノンガス飲料用充填バルブの充填制御方法。 - 内部に液通路が形成された筒状のバルブ本体と、該バルブ本体の内側に配置されてその内部に空気通路が形成されたベントチューブと、前記バルブ本体の下部に設けられ前記バルブ本体の下部を構成する注液パイプと前記ベントチューブとの相対移動によって開閉される液バルブおよび空気バルブと、容器内を密封するパッキンとを有し、
前記容器内を密封するパッキンを、容器の口部の天面に密着すると共に前記注液パイプの外周との間に流体が貫通する隙間を構成した容器口パッキンと、該容器口パッキンの上部に外周側に空気圧を加えることにより前記注液パイプの外周との間をシールし、空気圧を解除または微小の負圧にすることによりシールを解除するようにした可撓性のシールパッキンとで構成したノンガス飲料用充填バルブのCIP洗浄制御方法において、
CIPキャップを装着してCIP洗浄する際に、前記シールパッキンをシール解除の状態にして前記シールパッキンと注液パイプとの隙間にCIP洗浄液が流れるように制御することを特徴とするノンガス飲料用充填バルブのCIP洗浄制御方法。 - 内部に液通路が形成された筒状のバルブ本体と、該バルブ本体の内側に配置されてその内部に空気通路が形成されたベントチューブと、前記バルブ本体の下部に設けられ前記バルブ本体の下部を構成する注液パイプと前記ベントチューブとの相対移動によって開閉される液バルブおよび空気バルブと、容器内を密封するパッキンとを有し、
前記容器内を密封するパッキンを、容器の口部の天面に密着すると共に前記注液パイプの外周との間に流体が貫通する隙間を構成した容器口パッキンと、該容器口パッキンの上部にチューブ内に空気圧を加えることにより前記注液パイプの外周との間をシールし、空気圧を解除または微小の負圧にすることによりシールを解除するようにした半径方向に膨張・収縮性のあるシールチューブとで構成したノンガス飲料用充填バルブのCIP洗浄制御方法において、
CIPキャップを装着してCIP洗浄する際に、前記シールチューブをシール解除の状態にして前記シールチューブと注液パイプとの隙間にCIP洗浄液が流れるように制御することを特徴とするノンガス飲料用充填バルブのCIP洗浄制御方法。
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