JP5055084B2 - ヒンジキャップ付きケース - Google Patents
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Description
また、内容物の取り出し口としては、ケース本体に設けた小出し用の孔をスライド自在の蓋によって開閉するように形成されたものが知られているが、部品点数が多くてコスト高であり、また、構造上孔を側壁部に設けることが難しく、使用性も十分でなかった。
そのため、矩形トレイ状の底部材と蓋部材とを組み立て、側壁部の一部を該底部材と一体のヒンジキャップとして形成されたケースが開発されている(例えば、特許文献1〜5を参照)。
このように、ヒンジキャップ105を開き、開口部107を下方に向けた状態で、ケース101を振り出し操作することで、ケース101内に収容されている内容物Q´を開口部107から取り出すことができる。
蓋部材103と底部材102には、内面側に複数組の凹凸のボスが突設されており、これらの凹凸のボスで嵌合させることによって一体化され、ケース101が組み立てられている。
また、開口部は滑りやすいために、内容物を1個あるいは2個程度取り出したい場合でも、不意に複数個出てきてしまって、内容物を必要以上に取り出し過ぎる場合があった。
前記底部材および前記蓋部材を合わせた側壁部に、内容物を所定数取り出せる大きさの開口部が形成され、
前記開口部は、前記底部材または前記蓋部材のいずれかの側壁部に、ヒンジ部を介して一体に形成されたヒンジキャップと、
前記ヒンジキャップを開けると前記ヒンジ部の近傍で起立するストッパーと、を設けたことを特徴とする。
また、本発明のヒンジキャップ付きケースにおいては、前記開口部は、前記ヒンジキャップ側の平面部に、前記ストッパーと隣接する段下げ部を設けたこととした。
また、本発明のヒンジキャップ付きケースにおいては、前記ヒンジキャップの開き角度を大きくすることで、前記ストッパーを前記開口部外側方向に倒れるように、前記ヒンジ部が折り曲げ自在に形成されていることとした。
また、本発明のヒンジキャップ付きケースにおいては、前記開口部は、前記内容物を2または3個並列に取り出せる大きさであることとした。
蓋部材3におけるヒンジキャップ部分は、凹字型形状に切り欠けられた切欠部11であって、切欠部11のケース長辺と平行な端縁内面側には、蓋部材3上面から連続する段下げ鍔部12が形成されている。また、切欠部11の左右両面側の側壁部10には、底部材2の側壁部6の内面側に設けられた嵌合リブ20が形成されている。
本実施例では、このようにしてケース1を形成しているが、底部材2と蓋部材3とを一体化する方法は特に限定されることはなく、例えば、周上をアンダーカット嵌合する方法などにより一体化していてもよい。
また、開口部5は、ケース1の長辺側の側壁部4aに設けられているが、ケース1の短辺側の側壁部4bに設けられていてもよい。
この嵌合部18,19は底部材2と一体に形成されるもので、嵌合リブ20と溝部21とで構成されている。溝部21は、突起17と略同じ幅を有するもので、ヒンジキャップ8がヒンジ部7を中心に回動する際の突起17の軌道上に設けられている。また、嵌合リブ20も同様に突起17の軌道上に設けられており、突起17がこの嵌合リブ20を乗り越えて溝部21に嵌合することにより、ヒンジキャップ8が係止されるようになっている。なお、このとき、溝部21と突起17との間隙は極小なため、ヒンジキャップ8がぐらつくことは少なく、また、軽い力で開閉できるので操作感も良い。
また、突起17の嵌合面を傾斜面に形成すると、嵌合リブ20を乗り越えやすく、キャップの開閉が適切な力で容易に行いやすくなる。
また、段下げ鍔部12を設けることで、ヒンジキャップ8を閉じたときに、ヒンジキャップ8の先端部8aは切欠部11との間に、指が引っ掛かりやすい隙間が形成されるため、開封が容易に行なえるようになっている。また、この先端部8aをわずかに外側に屈曲して形成すると、指が引っ掛りやすくなり、より開封が容易に行なえる。
ストッパー9の形状は特に限定されないが、段差部2bの大きさと同じであるか、若干小さいことが好ましい。例えば、高さhを開口部5の半分以下にし、横幅wは開口部との間隔dが内容物Qの径よりも小さくなるように形成すればよい。
なお、使用に際してはヒンジキャップ8自体が不用意に開くことはなく、ケース1から内容物Qを出すには、ヒンジキャップ8を開いて開口部5を下にして、振り出し操作をすればよい。
なお、ヒンジキャップ8は蓋部材2に設けられていてもよく、その場合、ヒンジ部7、ストッパー9を蓋部材2に設け、段下げ鍔部12を底部材2に設ける。
Claims (3)
- 底部材と蓋部材とを一体化してなるケースであって、
前記底部材および前記蓋部材を合わせた側壁部に、内容物を所定数取り出せる大きさの開口部が形成され、
前記開口部には、前記底部材または前記蓋部材のいずれかの側壁部に、ヒンジ部を介して一体に形成されたヒンジキャップと、前記ヒンジキャップを開けると前記ヒンジ部の近傍で起立するストッパーとが設けられ、
前記底部材または前記蓋部材には、前記ヒンジキャップを閉じた際に前記ストッパーを収容し、かつ前記ヒンジキャップを開けた際に前記ストッパーと隣接する凹部となる段差部が設けられていることを特徴とするヒンジキャップ付きケース。 - 前記ヒンジキャップの開き角度を大きくすることで、前記ストッパーを前記開口部外側方向に倒れるように、前記ヒンジ部が折り曲げ自在に形成されていることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ付きケース。
- 前記開口部は、前記内容物を2または3個並列に取り出せる大きさであることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒンジキャップ付きケース。
Priority Applications (1)
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JP2007272615A JP5055084B2 (ja) | 2007-10-19 | 2007-10-19 | ヒンジキャップ付きケース |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007272615A JP5055084B2 (ja) | 2007-10-19 | 2007-10-19 | ヒンジキャップ付きケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009096541A JP2009096541A (ja) | 2009-05-07 |
JP5055084B2 true JP5055084B2 (ja) | 2012-10-24 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP5055084B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51150947U (ja) * | 1975-05-23 | 1976-12-02 | ||
JP3657351B2 (ja) * | 1996-05-27 | 2005-06-08 | 大日本印刷株式会社 | ヒンジキャップ付カードケース |
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2007
- 2007-10-19 JP JP2007272615A patent/JP5055084B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2009096541A (ja) | 2009-05-07 |
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