JP5055064B2 - 遠隔操作装置及び遠隔操作方法 - Google Patents

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本発明は、移動ロボット等に対して遠隔操作を行うための遠隔操作装置及び遠隔操作方法に関する。
従来、移動ロボット等の制御対象(被遠隔操作部)に対して対話形式で操作を行うための遠隔操作装置が提案されている。
そして、このような遠隔操作装置として、操作者が把持する遠隔操作装置自体を動かす速度に応じて、制御対象の移動速度を制御したり、または、遠隔操作装置自体の位置に応じて、制御対象の移動速度の制御や位置の制御を行うものが提案されている。このような遠隔操作装置においては、机や台がなくても、制御対象に対する操作を行うことができる。
特許文献1には、空間中で遠隔操作装置を動かすことにより、制御対象となるディスプレイ画面上に表示されているカーソルを、当該画面上に表示されているアイコン上に移動させて選択し、命令を与えて操作する遠隔操作装置が記載されている。
この遠隔操作装置は、遠隔操作装置の動きを検出して動きを表わす信号を発生する動き検出手段と、画面上に表示されているアイコンを選択するための選択スイッチとを備えて構成されている。遠隔操作装置の動きの検出は、遠隔操作装置の角速度の検出、または、加速度の検出によって行うようにしている。
すなわち、遠隔操作装置の動きの検出は、遠隔操作装置に内蔵された加速度検出器の出力を、1回積分、あるいは、2回積分することによって、遠隔操作装置の速度、または、位置を求めることによって行っている。
特開平7−284166号公報
ところで、前述のような従来の遠隔操作装置においては、操作者は、操作者に対する遠隔操作装置の相対的な移動速度、または、位置に応じて、制御対象に対する制御が行われることを意図している。
ところが、遠隔操作装置を持つ操作者自身が移動しながら操作を行った場合には、操作者自身の移動速度が、遠隔操作装置の移動速度に重畳される。そして、遠隔操作装置に内蔵された加速度検出器によっては、遠隔操作装置の移動速度に操作者自身の移動速度が重畳されているか否かを判別することができない。
そのため、操作者自身が移動している場合には、制御対象の移動速度、または、位置を操作者の意図する通りに正しく制御することができない。
そこで、本発明は、前述の実情に鑑みて提案されるものであって、操作者により把持部を把持されこの把持部の移動速度、または、位置に応じて制御対象の移動速度、または、位置の制御を行う遠隔操作装置及び遠隔操作方法において、操作者自身が移動している場合にも、制御対象の移動速度、または、位置を操作者の意図する通りに正しく制御することができる遠隔操作装置及び遠隔操作方法を提供することを目的とする。
前述の課題を解決し、前記目的を達成するため、本発明に係る遠隔操作装置及び遠隔操作方法は、以下の構成のいずれか一を有するものである。
〔構成1〕
操作者により把持部を把持され、この把持部の移動速度、または、位置に応じて、制御対象の移動速度、または、位置の制御を行う遠隔操作装置であって、操作者に把持される把持部に内蔵され、この把持部の移動速度を検出する第1の加速度検出手段と、操作者の身体に装着される本体部に内蔵され、操作者の移動速度を検出する第2の加速度検出手段と、第1の加速度検出手段により検出された把持部の加速度を積分して把持部の移動速度を求め、第2の加速度検出手段により検出された操作者の加速度を積分して操作者の移動速度を求め、把持部の移動速度から操作者の移動速度を減じて把持部の操作者に対する相対速度を求め、この相対速度を積分して把持部の操作者に対する相対位置を求める演算手段と、把持部の操作者に対する相対速度、または、把持部の操作者に対する相対位置に基づいて、制御対象に対する速度指令信号、または、位置指令信号を生成する制御手段とを備え、把持部及び本体部は、絶対方向を検出する絶対方向検出手段を有しており、演算手段は、絶対方向検出手段により検出された把持部及び本体部の絶対方向に基づいて、初期状態において把持部のローカル座標系と本体部のローカル座標とを一致させるとともに、本体部のローカル座標系における操作者の速度を絶対方向の座標系における速度に変換してから、把持部のローカル座標系における速度に変換することを特徴とするものである。
〔構成
構成1を有する遠隔操作装置において、演算手段は、操作者が把持部に対する操作を行う期間のみにおいて積分処理を行うことにより、把持部及び操作者の速度、または、位置を求めるための積分処理を同一の期間に行うことを特徴とするものである。
〔構成
操作者に把持される把持部の加速度を第1の加速度検出手段により検出し、操作者の加速度を第2の加速度検出手段により検出し、把持部及び操作者の絶対方向を検出し、把持部及び操作者の絶対方向に基づいて、初期状態において把持部のローカル座標系と操作者のローカル座標とを一致させ、第1の加速度検出手段により検出された把持部の加速度を積分して把持部の移動速度を求め、第2の加速度検出手段により検出された操作者の加速度を積分して操作者の移動速度を求め、操作者のローカル座標系における速度を絶対方向の座標系における速度に変換してから、把持部のローカル座標系における速度に変換し、把持部の移動速度から操作者の移動速度を減じて把持部の操作者に対する相対速度を求め、この相対速度を積分して把持部の操作者に対する相対位置を求め、把持部の操作者に対する相対速度、または、把持部の操作者に対する相対位置に基づいて、制御対象に対する速度指令信号、または、位置指令信号を生成して、制御対象に対する制御を行うことを特徴とするものである。
〔構成
構成3を有する遠隔操作方法において、積分処理は、操作者が把持部に対する操作を行う期間のみにおいて行うことにより、把持部及び操作者の速度、または、位置を求めるための積分処理を同一の期間に行うことを特徴とするものである。
本発明に係る遠隔操作装置及び遠隔操作方法においては、構成1、または、構成を有することにより、把持部の操作者に対する相対速度、または、把持部の操作者に対する相対位置に基づいて制御対象に対する速度指令信号、または、位置指令信号を生成するので、把持部を把持している操作者自身が移動しながら操作を行った場合においても、制御対象の速度制御、または、位置制御を正しく行うことが可能となる。また、操作者は、把持部の方向を気にすることなく、把持部を任意の方向に向けて操作することが可能である。そして、初期状態において把持部のローカル座標系と本体部のローカル座標とを一致させるとともに、本体部のローカル座標系における操作者の速度を、把持部のローカル座標系における速度に変換するので、把持部の操作者に対する相対速度、または、把持部の操作者に対する相対位置を容易、かつ、迅速に演算することができる。
なお、把持部の操作者に対する相対速度、または、把持部の操作者に対する相対位置には、角速度、または、回転位置を含めることとしてもよく、この場合には、操作者に対する把持部の方向に応じた操作をすることが可能となる。
本発明に係る遠隔操作装置及び遠隔操作方法においては、構成、または、構成を有することにより、操作者が把持部に対する操作を行う期間のみにおいて積分処理を行うことにより、把持部及び操作者の速度、または、位置を求めるための積分処理を同一の期間に行うので、演算処理のタイミングのずれにより生ずる誤差を最小に抑えることができる。
すなわち、本発明は、操作者により把持部を把持されこの把持部の移動速度、または、位置に応じて制御対象の移動速度、または、位置の制御を行う遠隔操作装置及び遠隔操作方法において、操作者自身が移動している場合にも、制御対象の移動速度、または、位置を操作者の意図する通りに正しく制御することができる遠隔操作装置及び遠隔操作方法を提供することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
〔遠隔操作装置の構成〕
図1は、本発明に係る遠隔操作方法を実施する本発明に係る遠隔操作装置の構成を示すブロック図である。
本発明に係る遠隔操作装置は、移動ロボット(自走ロボット)等の制御対象に対して遠隔操作を行うための遠隔操作装置である。この遠隔操作装置は、図1に示すように、把持部1及び本体部2とを有して構成される。把持部1は、操作者によって把持されて使用される。本体部2は、操作者の身体(胴体部など)に装着される。
把持部1には、第1の加速度検出手段となる第1の3軸加速度検出器3が内蔵されている。また、本体部2には、第2の加速度検出手段となる第2の3軸加速度検出器4が内蔵されている。
さらに、把持部1には、第1の3軸角速度検出器5、第1の絶対方向検出器6、操作期間入力インターフェイス7及びその他のマンマシンインターフェイス8が内蔵されている。また、本体部2には、第2の3軸角速度検出器9及び第2の絶対方向検出器10が内蔵されている。
第1及び第2の3軸角速度検出器5,9は、ジャイロスコープ等である。また、第1及び第2の絶対方向検出器6,10は、例えば、地磁気方向検出器等であって、地磁気の方向等に基づいて、絶対方向を検出することができるものである。操作期間入力インタフェース7は、プッシュボタン等であって、操作開始等の種々の情報の入力操作を行うことができる。その他のマンマシンインターフェイス8もプッシュボタン等であって、種々の情報の入力操作を行うことができる。
また、本体部2には、演算手段となるコンピュータ等の演算装置11及び制御手段となる通信装置12が内蔵されている。演算装置11は、各3軸加速度検出器3,4、各3軸角速度検出器5,9及び各絶対方向検出器6,10からの検出信号が送られ、これら検出信号に基づいて、後述する種々の演算処理を行う。この演算装置11は、把持部1、または、本体部2のいずれに内蔵してもよく、あるいは、これらのいずれからも離間して配置してもよい。
通信装置12は、演算装置11による演算結果に応じて、速度指令信号、または、位置指令信号を生成し、移動ロボット等の制御対象101との間で、有線、または、無線による通信を行う。この通信装置12は、把持部1、または、本体部2のいずれに内蔵してもよく、あるいは、これらのいずれからも離間して配置してもよい。
なお、この遠隔操作装置においては、第1及び第2の絶対方向検出器6,10に代えて、把持部1と本体部2との初期座標を一致させるための方向決め装置13を用いてもよい。この方向決め装置13は、本体部2に設けられ、把持部1をこの方向決め装置13に対して装着することによって、把持部1の本体部2に対する相対方向及び相対位置を所定の方向及び位置に規定するようになっている。
〔遠隔操作装置の動作〕
図2は、本発明に係る遠隔操作装置の使用状態を示す平面図である。
この遠隔操作装置は、動作を開始すると、以下のようにして、制御対象101に対する遠隔操作を行う。
(1)まず、図2に示すように、本体部2が操作者102の身体に装着され、把持部1が操作者102に把持された状態で、これら本体部2及び把持部1に共通座標系を定義する。
共通座標系の一例として、図2に示すように、地磁気及び重力方向を基準として、北方向をX軸、重力方向の逆方向をZ軸とする右手系絶対座標系を考える。演算装置11は、操作者102が操作期間入力インタフェース7を操作(オン操作)したタイミングにおいて、把持部1及び本体部2の3軸加速度検出器3,4及び絶対方向検出器(地磁気方向検出器)6,10からの検出信号を読み取り、共通座標系に対する姿勢角の初期値を算出する。
図3は、把持部1のローカル座標系を示す斜視図である。
図4は、本体部2(操作者102)のローカル座標系を示す斜視図である。
共通座標系に対する姿勢角の初期値は、把持部1については、図3に示すように、共通座標系に対する把持部1のローカル座標系の回転角度の初期値Au0(αu0,βu0,γu0)〔deg〕である。また、本体部2については、図4に示すように、共通座標系に対する本体部2のローカル座標系の回転角度の初期値Ao0(αo0,βo0,γo0)〔deg〕である。なお、本体部2のローカル座標系は、操作者102のローカル座標系と考えてもよい。
なお、演算装置11が各3軸加速度検出器3,4及び各絶対方向検出器6,10からの検出信号を読み取るまでの間は、操作者102は、把持部1に本体部2を基準とした相対加速度を与えてはならない。これは、操作者102が操作期間入力インタフェース7を操作した時点から、演算装置11が各3軸加速度検出器3,4及び各絶対方向検出器6,10からの検出信号を読み取るまでの間のTi〔sec〕を初期化時間とし、この間は、操作者102は、把持部1を本体部2に対して動かさないようにすることで達成できる。初期化時間Tiは、10msec程度で十分である。
この初期化時間Ti内において、操作者102が本体部2を伴って把持部1を把持したままで、一定速度で移動、もしくは、加速度を伴って移動することは、本体部2と把持部1に共通の座標系を設定するうえでは問題ない。操作者102が加速度を伴って移動する場合には、一般には、−Z軸方向が重力方向に一致しないことになるが、本体部2と把持部1とに共通した座標系の設定は達成することができる。
(2)次に、操作者102が操作期間入力インタフェース7を操作(オン操作)してから初期化時間Ti〔sec〕経過後に、操作者102が把持部1に対し、本体部2に対する相対速度を与えることにより、制御対象101に対する速度制御、または、位置制御が開始される。
このとき、演算装置11は、各3軸角速度検出器5,9からの検出信号により、把持部1及び本体部2の角速度を読み取り、これらを積分して、把持部1及び本体部2の回転角度を算出する。これら回転角度を、把持部1及び本体部2の回転角度の初期値に加えることによって、任意の時間における共通座標系に対する把持部1の姿勢角Au(αu,βu,γu)〔deg〕及び本体部2の姿勢角Ao(αo,βo,γo)〔deg〕が算出される。
(3)また、演算装置11は、操作者102が操作期間入力インタフェース7を操作(オン操作)している間、把持部1及び本体部2の3軸加速度検出器3,4からの検出信号を周期T〔sec〕で積分し、T〔sec〕毎に、把持部1及び本体部2の速度を算出する。
把持部1の速度は、把持部1のローカル座標系における速度vu(vux,vuy,vuz)〔m/sec〕であり、本体部2の速度は、本体部2のローカル座標系における速度vo(vox,voy,voz)〔m/sec〕である。
(4)次に、演算装置11は、把持部1の3軸加速度検出器3からの検出信号の積分を行う周期に同期して、その時点の把持部1の姿勢角Auに基づいて、把持部1のローカル座標系から共通座標系への回転行列Ruを算出する。また、演算装置11は、本体部2の3軸加速度検出器4からの検出信号の積分を行う周期に同期して、その時点の本体部2の姿勢角Aoに基づいて、本体部2のローカル座標系から共通座標系への回転行列Roを算出する。
(5)さらに、演算装置11は、各3軸加速度検出器3,4からの検出信号の積分を行う周期に同期して、下記の演算を行い、把持部1のローカルな座標系における本体部2の移動速度vou〔m/sec〕を演算する。
Vou=(voux,vouy,vouz)
=Ru−1・Ro・(vox,voy,voz)
(6)そして、演算装置11は、各3軸加速度検出器3,4からの検出信号の積分を行う周期に同期して、下記の演算を行い、把持部1のローカルな座標系における本体部2の移動速度を減じた把持部1の速度Vu〔m/sec〕を演算する。
Vu=(Vux,Vuy,Vuz)
=(vux−voux,vuy−vouy,vuz−vouz)
(7)なお、操作者102が操作期間入力インタフェース7を操作しないとき(オフ操作)は、把持部1及び本体部2の各3軸加速度検出器3,4、各3軸角速度検出器5,9及び各絶対方向検出器6,10からの検出信号は処理されない。
(8)そして、通信装置12は、把持部1のローカルな座標系における本体部2の移動速度を減じた把持部1の速度Vuに基づいて、制御対象101に対する速度指令信号、または、位置指令信号を生成し、移動ロボット等の制御対象101に送信する。これら速度指令信号、または、位置指令信号により、本体部2及び操作者102が任意の方向に任意の速度で移動をしていても、制御対象101に対して正しく速度制御、または、位置制御することが可能となる。
(9)また、制御装置11は、把持部1のローカルな座標系における本体部2の移動速度を減じた把持部1の速度Vuを積分して、本体部2に対する把持部1の相対位置を求めてもよい。通信装置12は、この相対位置に基づいて、制御対象101に対する速度指令信号、または、位置指令信号を生成することにより、制御対象101に対する速度指令信号、または、位置指令信号を生成し、移動ロボット等の制御対象101に送信する。これら速度指令信号、または、位置指令信号により、本体部2及び操作者102が任意の方向に任意の速度で移動をしていても、制御対象101に対して正しく速度制御、または、位置制御することが可能となる。
なお、この遠隔操作装置において、把持部1には、3軸加速度検出器3、3軸角速度検出器5、絶対方向検出器(地磁気方向検出器)6及び操作期間入力インタフェース7以外にも、制御対象101に対する指令信号入力器や、制御対象101の状態を表示する表示器を設けてもよい。また、演算装置11は、デジタルコンピュータのみならず、デジタル回路及びアナログ回路により構成されたものであってもよい。
また、この遠隔操作装置においては、本体部2は、操作者102の身体のうち、操作者102の移動速度を示す部位、例えば、胴体部、腹部などに装着される。この本体部2においては、第2の3軸加速度検出器4、第2の3軸角速度検出器9及び第2の絶対方向検出器10をそれぞれ複数備えることとし、各検出器からの検出信号の平均値を求めることにより、本体部2の移動速度をより高精度に求めることができる。
〔他の実施の形態〕
この遠隔操作装置において、把持部1及び本体部2の共通座標系を設定する手段として、把持部1の本体部2に対する相対角度が既知となるように、把持部1を本体部2に対して固定した状態で操作期間入力インタフェース7を操作し、その後に、遠隔操作を開始するようにしてもよい。
図5は、本発明に係る遠隔操作装置における方向決め装置13の構成を示す斜視図である。
この場合には、図5に示すように、把持部1の本体部2に対する方向が一意に定まるように、把持部1を固定することができる方向決め装置13を用いる。この方向決め装置13は、本体部2に装備することができる。なお、この方向決め装置13は、必ずしも本体部2に装備することを要しないが、操作期間入力インタフェース7を操作(オン操作)するタイミングにおいて、把持部1の本体部2に対する相対角度が既知となるものであることを要する。
この遠隔操作装置においては、操作者102は、遠隔操作を開始する前に、図5中の(b)に示すように、必ず把持部1を方向決め装置13に固定して操作期間入力インタフェース7を操作(オン操作)する。このとき、方向決め装置13のローカル座標系を把持部1及び本体部2の共通座標系とすることが可能となる。その後、図5中の(a)に示すように、把持部1を方向決め装置13から切り離して、前述したような遠隔操作を行うことができる。
この遠隔操作装置においては、地磁気方向検出器等の絶対方向検出器6,10は不要である。ただし、演算精度を上げるためには、地磁気方向検出器等の絶対方向検出器6,10と方向決め装置13とを併用してもよい。
なお、前述の説明における遠隔操作装置及び遠隔操作方法においては、操作者102が把持部1を本体部2に対して移動させる速度に応じて制御対象101を速度制御し、または、把持部1の本体部2に対する位置に応じて制御対象101を速度制御、または、位置制御している。
しかし、本発明に係る遠隔操作装置及び遠隔操作方法は、操作者102が把持部1を本体部2に対して回転させる角速度に応じて制御対象101を角速度制御し、または、把持部1の本体部2に対する角度に応じて制御対象101を角速度制御、または、角度制御する場合にも適用することができる。
本発明に係る遠隔操作方法を実施する本発明に係る遠隔操作装置の構成を示すブロック図である。 前記遠隔操作装置の使用状態を示す平面図である。 前記遠隔操作装置の把持部のローカル座標系を示す斜視図である。 前記遠隔操作装置の本体部(操作者)のローカル座標系を示す斜視図である。 前記遠隔操作装置における方向決め装置の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 把持部
2 本体部
3 第1の3軸加速度検出器
4 第2の3軸加速度検出器
5 第1の3軸角速度検出器
6 第1の絶対方向検出器
7 操作期間入力インターフェイス
9 第2の3軸角速度検出器
10 第2の絶対方向検出器
11 演算装置
12 通信装置
13 方向決め装置

Claims (4)

  1. 操作者により把持部を把持され、この把持部の移動速度、または、位置に応じて、制御対象の移動速度、または、位置の制御を行う遠隔操作装置であって、
    前記操作者に把持される把持部に内蔵され、この把持部の移動速度を検出する第1の加速度検出手段と、
    前記操作者の身体に装着される本体部に内蔵され、操作者の移動速度を検出する第2の加速度検出手段と、
    前記第1の加速度検出手段により検出された前記把持部の加速度を積分して前記把持部の移動速度を求め、前記第2の加速度検出手段により検出された前記操作者の加速度を積分して前記操作者の移動速度を求め、前記把持部の移動速度から前記操作者の移動速度を減じて前記把持部の前記操作者に対する相対速度を求め、この相対速度を積分して前記把持部の前記操作者に対する相対位置を求める演算手段と、
    前記把持部の前記操作者に対する相対速度、または、前記把持部の前記操作者に対する相対位置に基づいて、制御対象に対する速度指令信号、または、位置指令信号を生成する制御手段と
    を備え
    前記把持部及び前記本体部は、絶対方向を検出する絶対方向検出手段を有しており、
    前記演算手段は、絶対方向検出手段により検出された前記把持部及び前記本体部の絶対方向に基づいて、初期状態において把持部のローカル座標系と本体部のローカル座標とを一致させるとともに、本体部のローカル座標系における操作者の速度を絶対方向の座標系における速度に変換してから、把持部のローカル座標系における速度に変換する
    ことを特徴とする遠隔操作装置。
  2. 前記演算手段は、前記操作者が前記把持部に対する操作を行う期間のみにおいて積分処理を行うことにより、前記把持部及び前記操作者の速度、または、位置を求めるための積分処理を同一の期間に行う
    ことを特徴とする請求項1記載の遠隔操作装置。
  3. 操作者に把持される把持部の加速度を、第1の加速度検出手段により検出し、
    前記操作者の加速度を、第2の加速度検出手段により検出し、
    前記把持部及び前記操作者の絶対方向を検出し、
    前記把持部及び前記操作者の絶対方向に基づいて、初期状態において把持部のローカル座標系と操作者のローカル座標とを一致させ、
    前記第1の加速度検出手段により検出された前記把持部の加速度を積分して前記把持部の移動速度を求め、前記第2の加速度検出手段により検出された前記操作者の加速度を積分して前記操作者の移動速度を求め、
    操作者のローカル座標系における速度を絶対方向の座標系における速度に変換してから、把持部のローカル座標系における速度に変換し、
    前記把持部の移動速度から前記操作者の移動速度を減じて前記把持部の前記操作者に対する相対速度を求め、この相対速度を積分して前記把持部の前記操作者に対する相対位置を求め、
    前記把持部の前記操作者に対する相対速度、または、前記把持部の前記操作者に対する相対位置に基づいて、制御対象に対する速度指令信号、または、位置指令信号を生成して、前記制御対象に対する制御を行う
    ことを特徴とする遠隔操作方法。
  4. 前記積分処理は、前記操作者が前記把持部に対する操作を行う期間のみにおいて行うことにより、前記把持部及び前記操作者の速度、または、位置を求めるための積分処理を同一の期間に行う
    ことを特徴とする請求項記載の遠隔操作方法。
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