JP5051776B2 - 表示装置の駆動回路 - Google Patents

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本発明は、行列状に配設された複数の表示素子を含む表示装置を駆動するための駆動回路に関する。
液晶テレビの大型化、薄型化、高精細化、高速化が進む中で、画像データの高速伝送に適した様々なインターフェース技術が提案されている。このようなインターフェース技術の1つとして、ナショナル・セミコンダクター・コーポレーションが提案するポイント・ツー・ポイント差動信号(Point-to-Point Differential Signaling)方式がある。この方式では、ソースドライバと複数のタイミングコントローラとが一対の差動線路によって個別に接続され、タイミングコントローラから各ソースドライバへポイント・ツー・ポイントで画像データが伝送される。これにより、従来のバス接続の伝送方式であるRSDS(登録商標)方式やmini−LVDS方式と比べて高速で高品質の信号伝送が可能になるので、画質の向上が期待される。
一方、液晶テレビの大画面化、高速化に伴なう問題の1つとして、EMI(Electro-Magnetic Interference)がある。EMIを抑制するための技術として、たとえば以下の技術が知られている。
特開2006−91810号公報(特許文献1)に開示される第1の従来技術では、2対の差動クロック信号が使用される。そして、第1のクロック信号対の正クロック信号は、第2のクロック信号対の正クロック信号と略180度の位相差を持ち、第1のクロック信号対の負クロック信号は第2のクロック信号対の負クロック信号と略180度の位相差を持つ。これによって、2対の差動クロック信号の両コモンモード電圧は絶対値が同じで正負が反対の値になるので、コモンモード電圧に基づく電磁妨害が相殺される。
また、特許第3620440号公報(特許文献2)に開示される第2の従来技術では、半導体チップ内に独立したクロックで動作する複数のエリアが設けられる。各エリアには、同一周期のクロックが互いにエリアの個数分だけ等間隔に位相をずらして供給される。これによって、クロックに基づいて一度に動作する回路が時間的に分散するのでピーク電流が減少し、電流起因による電源ノイズの減少が図られる。
特開2006−91810号公報 特許第3620440号公報
しかしながら、上記の第1、第2の従来技術を実際の液晶テレビの駆動回路に適用するには次のような問題がある。
まず、第1の従来技術は、クロック信号のコモンモードの除去を目的としているので、表示装置のドライバ回路の動作に伴うノイズが考慮されていない点に問題がある。もっとも、2系統のクロックの位相が180度ずれているので、クロック信号の整数倍の周波数についてはノイズ低減効果が得られる。しかし、その他の周波数帯におけるノイズ低減効果は低い。
また、第2の従来技術では、半導体チップの内部回路における動作タイミングをずらすことによって、半導体チップの内部回路で発生するノイズのピークを分散させる点では効果がある。しかし、複数のIC(Integrated Circuit)チップが組合された液晶テレビの駆動回路についてEMIを効果的に抑制する具体的方法は明らかでない。
本発明の目的は、タイミングコントローラから各ソースドライバへポイント・ツー・ポイントで画像データを伝送するインターフェース方式の表示装置の駆動回路において、表示装置の画質に影響を与えることなくEMIを低減する手段を提供することである。
本発明は要約すれば、表示装置の駆動回路であって、タイミングコントローラと第1番目〜第n番目のn個(ただし、nは3以上の整数)のソースドライバとを備える。表示装置は、行列状に配設された複数の表示素子と、複数の表示素子の列にそれぞれ対応して設けられ、複数の表示素子に表示信号を供給するための複数のソース線とを含む。タイミングコントローラは、タイミング信号およびn個のデータ信号を出力する。n個のソースドライバの各々は、n個のデータ信号のうち対応のデータ信号を個別のデータ信号線を介して受信し、かつ、複数のソース線の少なくとも一本と接続される。ここで、n個のソースドライバのうち第1番目〜第n−1番目のソースドライバの各々は、タイミング信号遅延回路を含む。第1番目のソースドライバのタイミング信号遅延回路は、タイミングコントローラから出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を予め定める第1の遅延時間だけ遅延させた新たなタイミング信号を生成して出力する。第i番目(ただし、iは2以上n−1以下の整数)のソースドライバのタイミング信号遅延回路は、第i−1番目のソースドライバのタイミング信号遅延回路から出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を予め定める第1の遅延時間だけ遅延させた新たなタイミング信号を生成して出力する。また、n個のソースドライバの各々は、表示信号生成回路をさらに含む。第1番目のソースドライバの表示信号生成回路は、タイミングコントローラから出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を基準にして、対応のデータ信号に基づいて接続されたソース線に出力するための表示信号を生成する。第j番目(ただし、jは2以上n以下の整数)のソースドライバの表示信号生成回路は、第j−1番目のソースドライバのタイミング信号遅延回路から出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を基準にして、対応のデータ信号に基づいて接続されたソース線に出力するための表示信号を生成する。
好ましい実施の一形態では、タイミングコントローラは、第2番目〜第n番目のソースドライバの各々の表示信号生成回路が、受信したタイミング信号に同期したタイミングで対応のデータ信号を受信するように、第1番目〜第n−1番目のソースドライバごとに定められた第1の遅延時間に応じて、n個のデータ信号を互いに異なるタイミングで出力する。
好ましい実施の他の形態では、タイミングコントローラは、n個のデータ信号を同一のタイミングで出力する。そして、第2番目〜第n番目のソースドライバの各々は、表示信号生成回路が受信したタイミング信号に同期したタイミングで対応のデータ信号を受信するように、第1番目〜第n−1番目のソースドライバごとに定められた第1の遅延時間に応じて、対応のデータ信号を予め定める第2の遅延時間だけ遅延させるデータ信号遅延回路をさらに含む。
好ましくは、第1番目〜第n−1番目のソースドライバの各々に設定される第1の遅延時間は、同一の値に設定される。
さらに好ましくは、n個のソースドライバの各々に設定される第1の遅延時間Tdは、n個のソースドライバの各々から発生する最大電源ノイズの周波数をFpとした場合に、
Td<1/Fp …(A1)
の関係を満たす。
または、好ましくは、第1番目〜第n−1番目のソースドライバのうち少なくとも1つに設定される第1の遅延時間は、残余のソースドライバに設定される第1の遅延時間と異なる値に設定される。
本発明の他の局面において、本発明は表示装置の駆動回路であって、タイミングコントローラと第1番目〜第2n番目の2n個(ただし、nは3以上の整数)のソースドライバとを備える。表示装置は、行列状に配設された複数の表示素子と、複数の表示素子の列にそれぞれ対応して設けられ、複数の表示素子に表示信号を供給するための複数のソース線とを含む。タイミングコントローラは、2n個(ただし、nは3以上の整数)のデータ信号および2個のタイミング信号を出力する。2n個のソースドライバの各々は、2n個のデータ信号のうち対応するデータ信号を個別のデータ信号線を介して受信し、かつ、複数のソース線の少なくとも一本と接続される。ここで、2n個のソースドライバのうち第1番目〜第n−1番目および第n+1番目〜第2n−1番目のソースドライバの各々は、タイミング信号遅延回路を含む。第1番目および第n+1番目のソースドライバのタイミング信号遅延回路は、タイミングコントローラから出力された2個のタイミング信号をそれぞれ受信し、受信したタイミング信号を予め定める第1の遅延時間だけ遅延させた新たなタイミング信号をそれぞれ生成して出力する。第i番目(ただし、iは2以上n−1以下またはn+2以上2n−1以下の整数)のソースドライバのタイミング信号遅延回路は、第i−1番目のソースドライバのタイミング信号遅延回路から出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を予め定める第1の遅延時間だけ遅延させた新たなタイミング信号を生成して出力する。また、2n個のソースドライバの各々は、表示信号生成回路をさらに含む。第1番目および第n+1番目のソースドライバの表示信号生成回路は、タイミングコントローラから出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を基準にして、対応のデータ信号に基づいて接続されたソース線に出力するための表示信号を生成する。第j番目(ただし、jは2以上n以下またはn+2以上2n以下の整数)のソースドライバの表示信号生成回路は、第j−1番目のソースドライバのタイミング信号遅延回路から出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を基準にして、対応のデータ信号に基づいて接続されたソース線に出力するための表示信号を生成する。
好ましくは、タイミングコントローラは、第1番目および第n+1番目のソースドライバに同一のタイミングで2個のタイミング信号をそれぞれ出力する。
または、好ましくは、タイミングコントローラは、第1番目および第n+1番目のソースドライバに異なるタイミングで2個のタイミング信号をそれぞれ出力する。
本発明のさらに他の局面において、本発明は表示装置の駆動回路であって、複数のソースドライバとタイミングコントローラとを備える。表示装置は、行列状に配設された複数の表示素子と、複数の表示素子の列にそれぞれ対応して設けられ、複数の表示素子を駆動する表示信号を供給するための複数のソース線とを含む。複数のソースドライバの各々は、複数のソース線の少なくとも1本と接続され、かつ、タイミング信号を基準にして、接続されたソース線に出力するための表示信号をデータ信号に基づいて生成する。タイミングコントローラは、複数のタイミング信号および複数のデータ信号を、個別のタイミング信号線および個別のデータ信号線を介して複数のソースドライバにそれぞれ送信する。ここで、タイミングコントローラは、予め定める第1の時間差をつけて複数のタイミング信号を順々に出力する。また、タイミングコントローラは、複数のソースドライバの各々が、受信したタイミング信号に同期したタイミングでデータ信号を受信するように、第1の時間差に応じた予め定める第2の時間差をつけて複数のデータ信号を出力する。
本発明によれば、従来技術に比べ広い周波数帯で、ソースドライバの動作に伴って発生するEMIを、画質に影響を与えることなく低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1の液晶ディスプレイの駆動回路100の概略的な構成を示すブロック図である。図1を参照して、液晶ディスプレイは、液晶パネル14と、その液晶パネル14を駆動する駆動回路100とを含む。液晶パネル14は、通常の液晶ディスプレイに用いられるものと同様である。以下、その構成を簡単に説明する。
液晶パネル14は、行列状に配列された複数の表示素子(図示省略)と、複数の表示素子の列にそれぞれ対応して設けられた複数のソース線(図示省略)と、複数の表示素子の行にそれぞれ対応して設けられた複数のゲート線(図示省略)とを含む。各表示素子がTFT(Thin Film Transistor)を有するアクディブマトリクス駆動方式の場合、ソース線は対応のTFTのソースに接続され、ゲート線は対応のTFTのゲートに接続される。また、TFTのドレインは、液晶層を挟む一方の電極である画素電極に接続される。複数の表示素子の行を選択状態にするために、複数のゲート線に順々に走査信号が供給される。このとき、ソース線に所定の電圧の表示信号が供給されると、そのソース線に接続された選択行の表示素子は、液晶層の透過率が変化する。この結果、液晶層の透過率に応じた透過光がカラー・フィルタに照射されることによって液晶パネル14に画像が表示される。
駆動回路100は、2n個(nは3以上の整数)のソースドライバ11.1〜11.2nと、図示を省略した複数のゲートドライバと、1個のタイミングコントローラ10とを含む。図1は、n=5の場合を図示している。なお、ソースドライバ11.1〜11.2nについて、総称する場合または不特定のものを示す場合にソースドライバ11とも称する。
各ソースドライバ11は所定の本数のソース線と接続され、接続されたソース線に表示信号を出力する。また、各ゲートドライバは所定の本数のゲート線と接続され、接続されたゲート線に走査信号を出力する。
タイミングコントローラ10は、外部からの画像情報に基づいてこれらのソースドライバ11およびゲートドライバの動作タイミングを制御する。タイミングコントローラ10と各ソースドライバ11とは、個別のデータ信号線13.1〜13.2n(総称する場合または不特定のものを示す場合にデータ信号線13とも称する)を介して接続される。各データ信号線13は一対の差動信号線によって構成される。各データ信号線13を介してタイミングコントローラ10から各ソースドライバ11へポイント・ツー・ポイントで差動のデジタルのデータ信号が供給される。
また、タイミングコントローラ10とソースドライバ11.1とは、タイミング信号線12.1を介して接続され、タイミングコントローラ10とソースドライバ11.n+1とは、タイミング信号線12.n+1を介して接続される。さらに、互いに隣接するソースドライバ11.kと11.k+1(ただし、kは1≦k≦n−1またはn+1≦k≦2n−1を満たす整数)とは、タイミング信号線12.k+1を介して接続される。データ信号線13の場合と同様に、各タイミング信号線12も一対の差動信号線によって構成される。各タイミング信号線を介して差動のデジタルのタイミング信号が伝送される。タイミング信号線12.1〜12.2nについても、総称する場合または不特定のものを示す場合にタイミング信号線12と称する。
図1の場合、2n個のソースドライバ11は、タイミング信号線12を介して互いに縦続接続された第1のグループのソースドライバ11.1〜11.nと、同じく縦続接続された第2のグループのソースドライバ11.n+1〜11.2nとに分割できる。各グループは、別々のタイミング信号をタイミングコントローラ10から受信し、受信したタイミング信号は各グループのソースドライバ間で順次転送される。このため、各グループは互いに独立して並列的に動作する。
図2は、図1のソースドライバ11の概略的な構成を示すブロック図である。図1のソースドライバ11のうちで縦続接続の最終段を除くソースドライバ11.1〜11.n−1および11.n+1〜11.2n−1は、図2に示すように、表示信号生成回路200とタイミング信号遅延回路201とを含む。一方、最終段のソースドライバ11.nおよび11.2nは、図2の構成と一部異なり、表示信号生成回路200を含むけれどもタイミング信号遅延回路201を含まない。なお、図2において、kは1≦k≦n−1またはn+1≦k≦2n−1を満たす整数である。
表示信号生成回路200は、タイミング信号線12.kを介して伝送されたタイミング信号2.kと、データ信号線13.kを介して伝送されたデータ信号3.kとを受信し、接続されたソース線15.kに表示信号5.kを出力する。表示信号5.kは、ソース線15.kを介して対応する列の表示素子に供給される。ここで、表示信号生成回路200がデータ信号3.kを生成するタイミングは、タイミング信号2.kによって決定される。表示信号生成回路200は、標準的なソースドライバの内部回路と同様の構成である。具体的には、表示信号生成回路200は、タイミングコントローラ10から送信されたデジタルのデータ信号3.kを一時的に記憶するシフトレジスタ、データ信号3.kを対応するアナログの電圧値に変換するD/A(Digital to Analog)コンバータ、およびD/Aコンバータの出力電圧をソース線15.kに印加するための出力回路などを含む。
タイミング信号遅延回路201は、受信したタイミング信号2.kを予め定める第1の遅延時間Tdだけ遅延させた新たなタイミング信号2.k+1を生成し、生成したタイミング信号2.k+1を後段のソースドライバ11.k+1に出力する。これによって、第1のグループを構成するソースドライバ11.1〜11.nの動作タイミングを互いに異ならせるとともに、第2のグループを構成するソースドライバ11.n+1〜11.2nの動作タイミングを互いに異ならせるように制御できる。この結果、各ソースドライバ11の動作に伴って発生するノイズ電流に基づく電磁波を互いに干渉させて、EMI強度を低減させることが可能になる。
ここで、遅延時間Tdは、各ソースドライバ11.kごとに同一の値に設定してもよいし、いずれかソースドライバに設定される遅延時間Tdを残余のソースドライバに設定される遅延時間Tdと異ならせてもよい。遅延時間Tdの大きさを変えることによって、干渉によって低減させるEMIの周波数帯域を変化させることができる。以下の説明では、遅延時間Tdを、各ソースドライバ11ごとに同一の値に設定した場合について述べる。
また、タイミングコントローラ10からソースドライバ11.1に送信するタイミング信号2.1の送信時刻とソースドライバ11.n+1に送信するタイミング信号2.n+1の送信時刻とを異ならせてもよい。こうすると、全てのソースドライバ11.1〜11.2nの動作タイミングを互いに異ならせることができる。
図3は、図2のタイミング信号遅延回路201の概略的な構成の一例を示すブロック図である。図3においてkは1≦k≦n−1またはn+1≦k≦2n−1を満たす整数である。
図3を参照して、タイミング信号遅延回路201は、差動信号をシングルエンドの信号に変換する差動信号レシーバ203と、シングルエンドの信号を差動信号に変換する差動信号ドライバ204と、インバータ回路202A,202Bとを含む。インバータ回路202A,202Bは、差動信号レシーバ203の出力ノードと差動信号ドライバ204の入力ノードとの間に直列に接続される。各インバータ回路202A,202Bには、入力信号が変化してから出力信号が変化するまでに僅かの時間差がある。タイミング信号遅延回路201では、この時間差を利用して受信したタイミング信号2.kを遅延させた新たなタイミング信号2.k+1を出力する。このときの遅延時間Tdは、インバータ回路202A,202Bに用いられるトランジスタの大きさや従属接続されるインバータ回路の段数によって調節することができる。
図4は、図1のタイミングコントローラ10の出力信号の電圧波形を模式的に示すタイミング図である。具体的には、図1のタイミング信号線12.1,12.6およびデータ信号線13.1〜13.10の電圧波形を示す。
また、図5は、図1のソースドライバ11の入力信号の電圧波形を模式的に示すタイミング図である。具体的には、ソースドライバ11.1〜11.5の入力側に接続されるタイミング信号線12.1〜12.5およびデータ信号線13.1〜13.5の電圧波形を示す。なお、図5には図示していないが、ソースドライバ11.6〜11.10の入力信号の波形は、ソースドライバ11.1〜11.5の入力波形と同様になる。
ここで、図4、図5では、理解が容易なように1パルスの波形を示しているけれども、実際にはタイミング信号は周期的なパルス信号であり、データ信号は2値のデジタル信号である。後述する図8、図11も同様の理由で1パルスの波形を示している。また、図4、図5では、タイミング信号の立上がりとデータ信号の変化のタイミングとが一致する場合に、タイミング信号とデータ信号とが同期しているとする。なお、以下の説明では、ソースドライバ11の個数2nが10(n=5)の場合に限定しているが、一般の場合も同様である。
図4を参照して、図1のタイミングコントローラ10は、互いに時間差をつけた時刻t0〜t4にデータ信号をデータ信号線13.1〜13.10に出力する。この出力タイミングの時間差は、ソースドライバ11.1〜11.4,11.6〜11.9でそれぞれ設定されるタイミング信号の遅延時間Tdおよびデータ信号の伝送時間を考慮して決定される。この結果、図5に示すように、各ソースドライバ11は、タイミング信号とデータ信号とが互いに同期した状態で受信することができる。
具体的に図4、図5の場合、タイミングコントローラ10は、タイミング信号線12.1へ出力するタイミング信号と同期したタイミング(時刻t0)でデータ信号線13.1にデータ信号を出力する。そして、データ信号線13.2〜13.5へのデータ信号の出力タイミングは、データ信号線13.1へのデータ信号の出力タイミングよりも、それぞれTd,2Td,3Td,4Tdだけ遅延した時刻t1〜t4である。
一方、受信側では、たとえば、ソースドライバ11.5は、ソースドライバ11.1〜11.4でそれぞれTdずつ遅延したタイミング信号を時刻t4に受信するので、タイミング信号には合計で4Tdの遅延時間が生じる。この結果、ソースドライバ11.5は、タイミング信号とデータ信号とを時刻t4に両信号が同期した状態で受信することができる。他のソースドライバ11.2〜11.4についても同様に、それぞれ時刻t1〜t3にタイミング信号とデータ信号とを互いに同期した状態で受信することができる。なお、図4、図5では、各データ信号の伝送時間は考慮していないが、より厳密にはデータ信号の伝送時間も考慮してタイミングコントローラ10における各データ信号の出力タイミングが決定される。
図6は、実施の形態1の駆動回路100によるEMIの低減効果を説明するための図である。
図1で各ソースドライバ11の動作タイミングを互いに異ならせた場合、ノイズ電流のピークが分散されることによるEMIの低減効果に加えて、ノイズ電流から放射された電磁波が相互干渉することによるEMIの低減効果が期待できる。特に後者の相互干渉による場合には、各ソースドライバ11で設定される遅延時間Tdを調整することによって、特定の周波数成分を低減させることが可能になる。たとえば、同一周期の波形を互いに5ナノ秒ずらして足し合わせた場合、100MHzの周波数成分は180度の位相差を持つために打消し合い、その周波数成分の振幅は0になる。このことから、ノイズが発生する周波数が分かっている場合には、その値に合わせた遅延時間Tdを設定することによって効果的にEMIを低減することができる。
具体的に、図1に示す駆動回路100において、ソースドライバ11.1〜11.4,11.6〜11.9でそれぞれ設定される遅延時間TdをTd=2ナノ秒にした場合について考察する。ここで、各ソースドライバ11は、異なるタイミングで同一の動作をすると仮定する。このとき、ソースドライバ11.1および11.6から放射される周波数fの電磁波の電界強度をsin(2πft)とすると(ただし、πは円周率、tは時間を表わす。)、ソースドライバ11の全体から放射される電磁波の電界強度E(t)は、
E(t)=sin(2πft)+sin(2πf(t+Td))+sin(2πf(t+2Td))
+sin(2πf(t+3Td))+sin(2πf(t+4Td)) …(1)
と表わされる。
図6は、周波数fを横軸にし、電界強度E(t)の実効値を縦軸にして、上式(1)の関係を表示したものである。ここで、図6の縦軸は、遅延時間Td=0の場合(各ソースドライバが同一のタイミングで動作する場合)の電界強度E(t)の実効値を基準として、デジベル表示している。
図6に示すように、遅延時間Td=0の場合と比べるとほとんど全ての周波数領域で相互干渉によって電磁波が減衰する。例外は、周波数fが1/Tdの整数倍に等しい500MHzおよび1GHzの場合である。この場合、各ソースドライバ11から放射される電磁波の位相が揃うので相互干渉による減衰効果が得られない。
特に、周波数fが100MHz、200MHz、300MHz、400MHzの周波数成分では、上式(1)の右辺の第1項〜第5項が互いに打消し合い振幅が0となるので減衰量が大きくなる。一般に、n個(nは3以上の整数)のソースドライバ11がタイミング信号線を介して従属接続されている場合には、f=p/(Td×n)(ただし、pはnと異なる整数)を満たす周波数成分fが強く減衰する。
図1のソースドライバ11が動作することによって発生する放射ノイズには、電源ノイズに起因するものやクロック信号およびデータ信号の高調波成分に起因するものなどが考えられる。たとえば、電源ノイズが原因となる放射ノイズのスペクトルのうち最大値の周波数がFpであるとすると、電源ノイズのピーク値を減衰させるためには、
Td<1/Fp …(2)
を満たすように各ソースドライバ11の遅延時間Tdを設定すればよい。また、周波数Fpを挟んでFa〜Fbの周波数範囲の放射ノイズを抑えるためには、
Td<1/Fb …(3)
と設定する。具体的な電源ノイズの周波数帯域は、ソースドライバの回路構成によっても異なるが、およそ数十MHz〜数百MHzと考えられる。そこで、たとえば、100MHz〜200MHzの放射ノイズを減衰させる場合には、Td=1/300MHz=3.3nsec(ナノ秒)と設定する。
ここで、図1の各ソースドライバ11の動作タイミングをずらすことによる画質への影響はほとんどないと考えられる。たとえば、120Hz(倍速)駆動タイプのフルハイビジョン(走査線1080本)液晶ディスプレイの場合、走査信号の1周期は約7.7μ秒である。これに対して、数百MHzの放射ノイズを低減させるために設定されるタイミング信号の遅延時間Tdは数n秒であるので、走査信号の1周期と比べてほとんど無視できる大きさであるからである。
以上のとおり、実施の形態1では、ポイント・ツー・ポイント方式でタイミングコントローラ10から各ソースドライバ11へのデータ信号の伝送を行なうインターフェース方式の駆動回路に対して好適なEMI低減手段を提供する。具体的には、ソースドライバ11に供給するタイミング信号の位相を互いに異ならせることによって、ソースドライバ11同士の動作タイミングを意図的にずらす。これによって、画質にほとんど影響を与えることなく、各ソースドライバ11の動作に伴って発生する放射ノイズを相互に干渉させることができる。この結果、従来技術に比べ広い周波数帯域でEMIを低減させることができる。
なお、実施の形態1の駆動回路100は、互いに独立して動作する第1のグループのソースドライバ11.1〜11.nと第2のグループのソースドライバ11.n+1〜11.2nを含む構成であった。これに対して、n個のソースドライバによって構成される1グループの構成としてもよく、また3グループ以上のソースドライバの構成としてもよく、いずれの場合も実施の形態1の駆動回路100と同様の効果を奏する。
[実施の形態2]
図7は、本発明の実施の形態2で用いられるソースドライバ11Aの概略的な構成を示すブロック図である。実施の形態2のソースドライバ11Aのうち初段および最終段を除くソースドライバ11A.2〜11A.n−1および11A.n+2〜11A.2n−1は(ただし、nは3以上の整数)、図7に示すように、表示信号生成回路200、タイミング信号遅延回路201、およびデータ信号遅延回路205を含む。
ここで、図7のデータ信号遅延回路205は、データ信号線13.kを介して供給されたデータ信号3.kを予め定める第2の遅延時間だけ遅延させて表示信号生成回路200に出力する。データ信号遅延回路205は、図3に示すタイミング信号遅延回路201と同様にインバータ回路を用いて構成することができる。表示信号生成回路200およびタイミング信号遅延回路201の構成は、実施の形態1と同様であるので説明を繰返さない。なお、図7においてkは2≦k≦n−1またはn+2≦k≦2n−1を満たす整数である。
一方、従属接続の初段のソースドライバ11A.1,11A.n+1は、表示信号生成回路200およびタイミング信号遅延回路201を含み、図7のデータ信号遅延回路205を含まない構成である。また、最終段のソースドライバ11A.nおよび11A.2nは、表示信号生成回路200およびデータ信号遅延回路205を含み、図7のタイミング信号遅延回路201を含まない構成である。ソースドライバ11A.n,11A.2nのデータ信号遅延回路205も、対応するデータ信号線13.n,13.2nを介して供給されたデータ信号を第2の遅延時間だけ遅延させて表示信号生成回路200に出力する。
実施の形態2の液晶ディスプレイの駆動回路は、図1のソースドライバ11.1〜11.2nがソースドライバ11A.1〜11A.2nにそれぞれ置換えられる点で、実施の形態1の駆動回路100と異なる。また、図8を参照して次に説明するように、実施の形態2のタイミングコントローラ10は、データ信号を出力する出力タイミングが実施の形態1と異なる。その他の点については実施の形態1と同様であるので、以下の説明では、異なる部分の参照符号を適宜読替えることによって、図1も参照して説明する。
図8は、実施の形態2の場合にタイミングコントローラの出力信号の電圧波形を模式的に示すタイミング図である。具体的には、図1のタイミング信号線12.1,12.6およびデータ信号線13.1〜13.10の電圧波形を示す。
図8に示すように、実施の形態2のタイミングコントローラは、タイミング信号と同一のタイミング(時刻t0)で全てのデータ信号を出力する。このとき、各ソースドライバ11Aでは、データ信号をタイミング信号に同期させるために図7のデータ信号遅延回路205が設けられている。具体的に、図1のソースドライバ11.rおよび11.r+n(ただし、rは2≦r≦nを満たす整数である。)のデータ信号遅延回路205は、受信したデータ信号を(r−1)×Tdの時間だけ遅延させる。これによって、タイミング信号とデータ信号とを同期させることができ、各ソースドライバ11Aの表示信号生成回路200は、図5に示した受信信号の波形と同じタイミングで各信号を受信できる。なお、より厳密にはデータ信号の伝送時間も考慮してデータ信号遅延回路205におけるデータ信号の遅延量が決定される。
上述の実施の形態2のソースドライバ11Aを用いる場合においても、各ソースドライバ11Aの動作タイミングが異なるので、実施の形態1の場合と同様のEMIの低減効果が得られる。
[実施の形態3]
図9は、本発明の実施の形態3の液晶ディスプレイの駆動回路101の概略的な構成を示すブロック図である。図9を参照して、実施の形態3の駆動回路101は、タイミングコントローラ10とソースドライバ11B.1〜11B.10(総称する場合または不特定のものを示す場合にソースドライバ11Bとも称する)とが個別のタイミング信号線12.1〜12.10を介してそれぞれ接続されている点で、図1の駆動回路100と異なる。したがって、実施の形態3では、データ信号と同様にタイミング信号もポイント・ツー・ポイントでタイミングコントローラ10からソースドライバ11Bに伝送される。
図10は、図9のソースドライバ11Bの概略的な構成を示すブロック図である。図10を参照して、ソースドライバ11B.k(ただし、図10において、kは1≦k≦10を満たす整数である。)は、タイミング信号遅延回路201およびデータ信号遅延回路205のいずれも含まない点で、図2および図7のソースドライバと異なる。表示信号生成回路200の構成は、実施の形態1,2と同様であるので説明を繰返さない。
図11は、図9のタイミングコントローラ10Bの出力信号の波形を模式的に示すタイミング図である。具体的には、図9のタイミング信号線12.1〜12.10およびデータ信号3.1〜3.10の電圧波形を示す。
実施の形態3の各ソースドライバ11Bには、タイミング信号およびデータ信号を遅延させる回路が設けられていない。そこで、図11に示すように、タイミングコントローラ10Bにおけるタイミング信号およびデータ信号の出力タイミングを各ソースドライバ11Bごとに異ならせる。これによって、各ソースドライバ11Bは、タイミング信号とデータ信号とが同期した状態でこれらの信号を受信することができる。
具体的には、図11に示すように、各ソースドライバ11B.q(ただし、qは2≦q≦10を満たす整数である。)に出力するタイミング信号およびデータ信号の両方の出力タイミングを、ソースドライバ11B.1に出力する出力タイミングよりも(q−1)×Tdだけ遅らせる。したがって、ソースドライバ11B.1〜11B.5への両信号の出力時刻はそれぞれt0〜t4になり、ソースドライバ11B.6〜11B.10への両信号の出力時刻はそれぞれt0〜t4になる。これによって、各ソースドライバ11Bの動作タイミングを時間Tdずつ異ならせることができるので、実施の形態1,2の場合と同様のEMIの低減効果が得られる。なお、より厳密にはタイミング信号およびデータ信号の伝送時間も考慮してタイミングコントローラ10Bからの出力タイミングが決定される。
上述の実施の形態1〜3では、液晶ディスプレイの場合について説明したが、本発明の適用範囲は液晶ディスプレイに限るものでない。本発明の駆動回路は、プラズマディスプレイや無機または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなど、行列状に配列された複数の表示素子を複数のドライバ回路で駆動する方式の表示装置に広く適用することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1の液晶ディスプレイの駆動回路100の概略的な構成を示すブロック図である。 図1のソースドライバ11の概略的な構成を示すブロック図である。 図2のタイミング信号遅延回路201の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 図1のタイミングコントローラ10の出力信号の電圧波形を模式的に示すタイミング図である。 図1のソースドライバ11の入力信号の電圧波形を模式的に示すタイミング図である。 実施の形態1の駆動回路100によるEMIの低減効果を説明するための図である。 本発明の実施の形態2で用いられるソースドライバ11Aの概略的な構成を示すブロック図である。 実施の形態2の場合にタイミングコントローラの出力信号の電圧波形を模式的に示すタイミング図である。 本発明の実施の形態3の液晶ディスプレイの駆動回路101の概略的な構成を示すブロック図である。 図9のソースドライバ11Bの概略的な構成を示すブロック図である。 図9のタイミングコントローラ10Bの出力信号の波形を模式的に示すタイミング図である。
符号の説明
2 タイミング信号、3 データ信号、5 表示信号、10,10B タイミングコントローラ、11,11A,11B ソースドライバ、12 タイミング信号線、13 データ信号線、14 液晶パネル、15 ソース線、100,101 駆動回路、200 表示信号生成回路、201 タイミング信号遅延回路、205 データ信号遅延回路。

Claims (5)

  1. 行列状に配設された複数の表示素子と、前記複数の表示素子の列にそれぞれ対応して設けられ、前記複数の表示素子に表示信号を供給するための複数のソース線とを含む表示装置の駆動回路であって、
    タイミング信号およびn個(ただし、nは3以上の整数)のデータ信号を出力するタイミングコントローラと、
    各々が、前記n個のデータ信号のうち対応のデータ信号を個別のデータ信号線を介して受信し、かつ、前記複数のソース線の少なくとも一本と接続される第1番目〜第n番目のn個のソースドライバとを備え、
    前記n個のソースドライバのうち第1番目〜第n−1番目のソースドライバの各々は、タイミング信号遅延回路を含み、
    第1番目のソースドライバの前記タイミング信号遅延回路は、前記タイミングコントローラから出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を予め定める第1の遅延時間だけ遅延させた新たなタイミング信号を生成して出力し、
    第i番目(ただし、iは2以上n−1以下の整数)のソースドライバの前記タイミング信号遅延回路は、第i−1番目のソースドライバの前記タイミング信号遅延回路から出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を予め定める第1の遅延時間だけ遅延させた新たなタイミング信号を生成して出力し、
    前記n個のソースドライバの各々は、表示信号生成回路をさらに含み、
    第1番目のソースドライバの前記表示信号生成回路は、前記タイミングコントローラから出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を基準にして、対応のデータ信号に基づいて接続されたソース線に出力するための前記表示信号を生成し、
    第j番目(ただし、jは2以上n以下の整数)のソースドライバの前記表示信号生成回路は、第j−1番目のソースドライバの前記タイミング信号遅延回路から出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を基準にして、対応のデータ信号に基づいて接続されたソース線に出力するための前記表示信号を生成し、
    前記タイミングコントローラは、第2番目〜第n番目のソースドライバの各々の前記表示信号生成回路が、受信したタイミング信号に同期したタイミングで対応のデータ信号を受信するように、第1番目〜第n−1番目のソースドライバごとに定められた前記第1の遅延時間に応じて、前記n個のデータ信号を互いに異なるタイミングで出力する、表示装置の駆動回路。
  2. 行列状に配設された複数の表示素子と、前記複数の表示素子の列にそれぞれ対応して設けられ、前記複数の表示素子に表示信号を供給するための複数のソース線とを含む表示装置の駆動回路であって、
    タイミング信号およびn個(ただし、nは3以上の整数)のデータ信号を出力するタイミングコントローラと、
    各々が、前記n個のデータ信号のうち対応のデータ信号を個別のデータ信号線を介して受信し、かつ、前記複数のソース線の少なくとも一本と接続される第1番目〜第n番目のn個のソースドライバとを備え、
    前記n個のソースドライバのうち第1番目〜第n−1番目のソースドライバの各々は、タイミング信号遅延回路を含み、
    第1番目のソースドライバの前記タイミング信号遅延回路は、前記タイミングコントローラから出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を予め定める第1の遅延時間だけ遅延させた新たなタイミング信号を生成して出力し、
    第i番目(ただし、iは2以上n−1以下の整数)のソースドライバの前記タイミング信号遅延回路は、第i−1番目のソースドライバの前記タイミング信号遅延回路から出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を予め定める第1の遅延時間だけ遅延させた新たなタイミング信号を生成して出力し、
    前記n個のソースドライバの各々は、表示信号生成回路をさらに含み、
    第1番目のソースドライバの前記表示信号生成回路は、前記タイミングコントローラから出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を基準にして、対応のデータ信号に基づいて接続されたソース線に出力するための前記表示信号を生成し、
    第j番目(ただし、jは2以上n以下の整数)のソースドライバの前記表示信号生成回路は、第j−1番目のソースドライバの前記タイミング信号遅延回路から出力されたタイミング信号を受信し、受信したタイミング信号を基準にして、対応のデータ信号に基づいて接続されたソース線に出力するための前記表示信号を生成し、
    前記タイミングコントローラは、前記n個のデータ信号を同一のタイミングで出力し、
    第2番目〜第n番目のソースドライバの各々は、前記表示信号生成回路が受信したタイミング信号に同期したタイミングで対応のデータ信号を受信するように、第1番目〜第n−1番目のソースドライバごとに定められた前記第1の遅延時間に応じて、対応のデータ信号を予め定める第2の遅延時間だけ遅延させるデータ信号遅延回路をさらに含む、表示装置の駆動回路。
  3. 第1番目〜第n−1番目のソースドライバの各々に設定される前記第1の遅延時間は、同一の値に設定される、請求項1または2に記載の表示装置の駆動回路。
  4. 前記n個のソースドライバの各々に設定される前記第1の遅延時間Tdは、前記n個のソースドライバの各々から発生する最大電源ノイズの周波数をFpとした場合に、
    Td<1/Fp …(A1)
    の関係を満たす、請求項に記載の表示装置の駆動回路。
  5. 第1番目〜第n−1番目のソースドライバのうち少なくとも1つに設定される前記第1の遅延時間は、残余のソースドライバに設定される前記第1の遅延時間と異なる値に設定される、請求項1または2に記載の表示装置の駆動回路。
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