JP5049925B2 - 自在継手外輪の製造方法及び自在継手外輪用中間製品 - Google Patents
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Description
図12は従来の等速ジョイントの要部断面図であり、カップ型の自在継手外輪100の内周面に、複数本の案内溝101が設けられており、これらの案内溝101、101にローラ102、102が回転自在に配置されている。これらのローラ102、102は枝軸103、103を介して伝動軸104の一端に取付けられている。
自在継手外輪100が出力部材であるときには、枝軸103、ローラ102、ローラ102を介して、伝動軸104から自在継手外輪100へ動力が伝達される。
丸棒から削り出すために、切削量が大きくなり、材料の歩留まりはよくない。 材料費を低減するには材料の歩留まりをよく必要があり、そのための技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
反面、一体化工程が必須であるため、加工コストが増加する。さらには、軽量化などを目的として中実の軸部111を中空の軸部に変えることがある。この場合には、中実の軸部にドリルで穴を開けることになる。すると、加工コストが更に嵩む。このように、加工コストが嵩むことは好ましくない。
そこで、材料コストと加工コストとの両方を低減することができる技術が必要となる。
前記カップ部の素となる大径筒部と、前記中空軸部の素となる小径筒部と、この小径筒部を前記大径筒部に繋ぐテーパ部とからなる筒形素材を準備し、前記小径筒軸部を囲うように前記案内溝の数と同数の成形用ローラを配置し、前記筒形素材を軸方向へ移動させながら前記テーパ部及び前記大径筒部をこの順に前記成形用ローラで圧縮することで、一対の成形用ローラ間に前記案内溝を塑性成形する自在継手外輪の製造方法において、
前記成形用ローラには、ローラ部とこのローラ部からローラの軸方向に延ばした一対のローラ軸部とからなり、前記ローラ部を収納するローラ収納部及び前記一対のローラ軸部を収納する軸収納部を有するホルダーに回転自在に支持されているものを用いることを特徴とする。
前記カップ部は、一対の案内溝の間で成形用ローラで径中心へ凸になるように凹溝が形成されており、且つ前記中空軸部から最も離れた端部で、前記案合溝の部分よりも前記凹溝の部分が軸方向に突出していることを特徴とする。
出発材料をパイプ素材とし、このパイプ素材を絞ることで筒形素材を得るようにすれば、材料の歩留まりは飛躍的に向上させることができ、材料コストの一層の低減を図ることができる。
図1は本発明に係る自在継手外輪用中間製品の斜視図であり、自在継手外輪用中間製品10は、カップ部11と、このカップ部11から延びる中空軸部12とからなり、カップ部11には軸方向に延びる凹溝13が形成され、この凹溝13の先端(中間軸部12から最も離れた端部。図では下端)が軸方向に突出している。この凸部14は、後の仕上げ工程で最小となる。
このような凸部14の存在により、自在継手外輪用中間製品10が、ローラにより絞り加工で製造されたことが分かる。
図5は筒形素材の製造装置の原理図であり、筒形素材の製造装置20は、筒形素材の外側形状を規定する成形穴21を有するダイ22と、筒形素材の内側形状を規定するパンチ23とからなり、パンチ23にはパイプ素材の後端を押す鍔部24が備えられている。
次に、パイプ素材26内へパンチ23を挿入する。
すると、(b)に示すように、鍔部24がパイプ素材26を押し下げる。この結果、パイプ素材26は下端は、成形穴21に沿って中心へ曲がり、縮径される。
結果、(c)に示すように、ダイ22とパンチ23とで絞り加工され、筒形素材30が得られる。
以上のように筒形素材30は、パイプ素材を出発材料とし、このパイプ素材に絞り加工を施すことで得ることができ、材料コストを低減することができる。しかし、筒形素材30は、絞り加工の他、熱間鍛造や温間鍛造でも製造することができるため、製造方法は絞り加工に限定するものではない。
図8は中間製品製造装置の原理図であり、中間製品製造装置40は、第1成形用ローラ41と第2成形用ローラ42を備えているホルダ43と、マンドレル兼用パンチ44を備えている昇降部材45とからなる。ホルダ43はローラ41、42を組込むことができるように、第1型〜第4型46〜49に分割可能とされ、左右の分割型51、52で分離不能に抑えられている。左右の分割型51、52を左右に分離すると、第1型〜第4型46〜49は互いに分離することができる。
第3型48には、ローラ部56を収納する、ローラ収納部58と、一対のローラ軸57、57を収納する軸収納部59、59と、マンドレル兼用パンチ(図8、符号44)を挿入させるダイ穴61とが開けられている。
図8に示した第1型46、第2型47及び第4型49にも、ローラ収納部58、軸収納部59、59及びダイ穴61が設けられているが、詳細な説明は省略する。
図11は中間製品製造装置の作用説明図であり、(a)は図8の11a−11a断面図に相当し、(a)に示されるように、パンチ23に筒形素材30をセット(装着)する。筒形素材30と溝形成凹条部54、54、54との間に、大きな隙間ができる。
Claims (3)
- カップ部と、このカップ部から延びる中空軸部とからなり、前記カップ部内に軸方向に延びる複数本の案内溝が設けられている自在継手外輪の製造方法であって、
前記カップ部の素となる大径筒部と、前記中空軸部の素となる小径筒部と、この小径筒部を前記大径筒部に繋ぐテーパ部とからなる筒形素材を準備し、前記小径筒軸部を囲うように前記案内溝の数と同数の成形用ローラを配置し、前記筒形素材を軸方向へ移動させながら前記テーパ部及び前記大径筒部をこの順に前記成形用ローラで圧縮することで、一対の成形用ローラ間に前記案内溝を塑性成形する自在継手外輪の製造方法において、
前記成形用ローラには、ローラ部とこのローラ部からローラの軸方向に延ばした一対のローラ軸部とからなり、前記ローラ部を収納するローラ収納部及び前記一対のローラ軸部を収納する軸収納部を有するホルダーに回転自在に支持されているものを用いることを特徴とする自在継手外輪の製造方法。 - 前記筒形素材は、パイプ素材を絞り加工することで得ることを特徴とする請求項1記載の自在継手外輪の製造方法。
- カップ部と、このカップ部から延びる中空軸部とからなり、前記カップ部内に軸方向に延びる複数本の案内溝が設けられている、自在継手外輪の仕上げ加工前の中間製品であって、
前記カップ部は、一対の案内溝の間で成形用ローラで径中心へ凸になるように凹溝が形成されており、且つ前記中空軸部から最も離れた端部で、前記案合溝の部分よりも前記凹溝の部分が軸方向に突出していることを特徴とする自在継手外輪用中間製品。
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