JP5049171B2 - バレル研磨機 - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、クランプシャフトの重量増と作業性の低下の双方を回避しながら、蓋部材を確実に閉蓋状態に保持できるようにすることを目的とする。
クランプシャフトを回転して閉蓋姿勢にすると、クランプシャフトの両端部においては、一対の第1偏心カムが受圧部を下から押圧するので、受圧部からの反力によりクランプシャフトが蓋部材の上面を押圧する。また、一対の第1偏心カムの間の中央側部分においては、第2偏心カムがクランプ部材を下から押圧して押し上げるので、フックが槽本体に係止し、それ以上のクランプ部材の上動が規制される。すると、クランプ部材からの反力により、クランプシャフトが蓋部材の上面を押圧する。これにより、蓋部材は、そのクランプシャフトの軸線方向における両端部領域だけでなく、第2偏心カム及びクランプ部材の配置されている中央側領域においても、開口部を確実に閉塞する状態に保持される。
受圧部に第1偏心カムを挿入したときには、クランプシャフトの端面が受圧部の後縁に当接することにより、クランプシャフトが軸線方向において位置決めされるので、軸線方向において第1偏心カムが受圧部から外れる虞はない。
嵌合孔と第2偏心カムとの嵌合により、クランプ部材とクランプシャフトが一体化されているので、クランプ部材とクランプシャフトの取り扱いが簡単である。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図10を参照して説明する。本実施形態のバレル研磨機は、バレル槽10内にマス(図示せず)を収容してバレル研磨を行うようにしたものであって、バレル槽10は、上面に開口部12が形成された槽本体11と、槽本体11に対し開口部12を開閉するように着脱される蓋部材13と、槽本体11に取り付けた蓋部材13を閉蓋状態に保持するためのクランプ手段20とを備えて構成されている。
槽本体11の前後両端部には、一対の支持板21F,21Rが、槽本体11の上方へ突出した形態で固定されている。各支持板21F,21Rには、縦長の長円形をなす長孔22F,22Rが、前後方向に貫通する形態で形成されており、各長孔22F,22Rの上端部は受圧部23となっている。一対の支持板21F,21Rのうち前側の支持板21Fには、長孔22Fを前方から塞ぐ閉塞板24が取り付けられている。また、槽本体11の左右両側壁には、その上端縁に沿って前後方向に延びる左右一対の係止縁部25が形成されている。
バレル槽10の開口部12を閉塞する際には、蓋部材13を槽本体11の上面に載せて開口部12を塞ぐ。この後、クランプシャフト26を開蓋姿勢、即ち第1偏心カム30F,30Rと第2偏心カム31を下方へ偏心させた姿勢(図5及び図6を参照)とし、そのクランプシャフト26の後端側の第1偏心カム30Rを、前方から後側の長孔22Rに貫通させる。このとき、クランプシャフト26の後端面が後側の支持板21Rの前面に係止するので、クランプシャフト26が槽本体11及び蓋部材13に対して過剰に後方へ移動することはない。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)クランプシャフトの横断面形状は、円形に限らず、非円形(例えば、楕円形など)であってもよい。
(2)第1偏心カムの外径は、クランプシャフトの外径と同じか、それよりも大きい寸法であってもよい。
(3)第2偏心カムの外径は、クランプシャフトの外径と同じか、それよりも小さい寸法であってもよい。
(4)第1偏心カムの横断面形状は、円形に限らず、非円形(例えば、楕円形など)であってもよい。
(5)第2偏心カムの横断面形状は、円形に限らず、非円形(例えば、楕円形など)であってもよい。
(6)受圧部は、孔状に限らず、略L字形に屈曲された形態とし、第1偏心カムをクランプシャフトの軸線方向と交差する方向に取り付けるようにしてもよい。
(7)第2偏心カムは、クランプ部材を貫通する形態に限らず、クランプ部材に対しクランプシャフトの軸線方向と交差する方向に離脱できる形態であってもよい。
(8)第2偏心カム及びクランプ部材によって蓋を押圧する位置は、1箇所だけでもよく、3箇所以上であってもよい。
11…槽本体
12…開口部
13…蓋部材
23…受圧部
26…クランプシャフト
30F,30R…第1偏心カム
31…第2偏心カム
37…クランプ部材
41…嵌合孔
45…固定フック
46…可動フック
Claims (3)
- マスが収容される槽本体の上面の開口部が蓋部材によって開閉されるようになっているバレル槽と、
前記槽本体の両端部に固定して設けられた一対の受圧部と、
前記蓋部材の上面に当接可能であり、軸線回りに閉蓋姿勢と開蓋姿勢との間で回転し得るように設けられたクランプシャフトと、
前記クランプシャフトの軸線に対して径方向に偏心し、前記クランプシャフトの両端部に一体回転し得るように設けられた一対の第1偏心カムと、
前記クランプシャフトの軸線に対して径方向に偏心し、前記クランプシャフトの軸線方向における前記一対の第1偏心カムの間の位置に配されて、前記クランプシャフトと一体回転可能な第2偏心カムと、
前記蓋部材の上方を前記クランプシャフトの軸線と交差する方向に横切る形態で配され、両端部には前記槽本体に対して下から係止可能なフックを備えたクランプ部材とを備えており、
前記クランプシャフトが閉蓋姿勢をとっているときには、前記第1偏心カムが前記受圧部に対して下から押圧することに起因する前記受圧部からの反力により、前記クランプシャフトの両端部が前記蓋部材を押圧し、
同じく前記クランプシャフトが閉蓋姿勢をとっているときには、前記第2偏心カムが前記クランプ部材に対して下から押圧することに起因する前記クランプ部材からの反力により、前記クランプシャフトの中央部分が前記蓋部材を押圧するようになっており、
前記クランプシャフトが開蓋姿勢をとっているときには、前記受圧部に対する前記第1偏心カムの押圧が解除されるとともに、前記クランプ部材に対する前記第2偏心カムの押圧が解除されるようになっていることを特徴とするバレル研磨機。 - 前記受圧部は、前記受圧部に対して前記第1偏心カムの軸線方向への挿抜を許容する貫通孔状をなしており、
前記第1偏心カムは、前記クランプシャフトよりも小径であって、前記クランプシャフトの端面から軸線方向に突出した形態であり、
前記クランプシャフトの端面が前記受圧部の孔縁部に対して軸線方向に当接することで、前記クランプシャフトが軸線方向に位置決めされるようになっていることを特徴とする請求項1記載のバレル研磨機。 - 前記クランプ部材には、貫通形態であって円形をなす嵌合孔が形成され、
前記第2偏心カムは円形をなしており、
前記嵌合孔に対し前記第2偏心カムが相対回転可能に嵌合されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバレル研磨機。
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