JP5048595B2 - 光走査装置及び該光走査装置を用いた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び該光走査装置を用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えばレーザビームプリンタやディスプレイ等に用いられる光走査装置及び該光走査装置を用いた画像形成装置に関するものである。
従来から、レーザービームプリンタやディスプレイ等に用いられる光走査装置において、ガルバノミラーやポリゴンミラーにより光ビームを走査させる機構が知られている。また、シリコンプロセスを使ったMEMS技術によるマイクロミラーも用いられ、その駆動方法として電磁駆動、静電駆動、圧電駆動など幾つかの方法が提案され、実用化されている。
一方、これらとは異なる駆動方式の光走査装置として、板波を利用したものが提案されている(特許文献1)。この方式は、基板に捩れ梁を設け、そこにミラー部を支持し、その状態で基板に板波を発生させると、この板波により捩れ梁を介してミラー部に捩れ振動が励起され、ミラー部により反射された光ビームが走査するというものである。この駆動方式は構造が簡単で、プレス加工による金属板を基板として使用できるため光走査装置の低コスト化が可能な技術として注目されている。
図1は、この駆動方式を説明する図である。
基板10は、捻り梁12と、この梁12の支持部19を有し、捻り梁12にはミラー部13が形成されている。この基板10を固定部材16に固定し、基板10上に設けられた圧電膜(圧電素子)11を振動させて基板10に板波を発生させ、ミラー部13に回転振動を励起する。図中のxは、捻り梁12の中心軸を示しており、この中心軸12は板波の節14からずれた位置に設定されている。
ここで基板10の厚みは50μm程度、ミラー部13の長手方向の長さは約1mm、梁12の幅は約100μmmで、基板10の最大長さが10mm以下と小型である。圧電膜11は、20KHzを超える周波数で振動するとき、ミラー部13の振れ角は約40°となっている(非特許文献1参照)。
上記方式では、基本的に、捩れ梁12と基板10との接続位置と、基板に発生した板波の節14の位置とを一致させて、ミラー部13には捻り振動のみを励起するのが理想的であるが、その構造上、捻り振動の立ち上げに非常に時間がかかる。即ち、圧電膜11の振動を開始してからミラー部13の振動が正規の振動状態に到達するまでの時間が長くなる。そこで、この立ち上がり時間を短縮するために、ミラー部13の重心を捻り梁12の位置から若干ずらしている。
特開2006−293116号公報 Jae-Hyuk Park, et al.,MEMS 2006,Istanbul, 19th IEEE Int. Conf.,pp730-733
捻り梁12の振動、即ち、ミラー部13の回転軸の変動は、プリンタやディスプレイ用途において表示品質や印刷品質の低下を招く大きな問題となる。それを考慮すると、従来の光走査装置において、捻り梁12に加えることができる上下動は微少であり、立ち上がり時間の短縮は充分ではなかった。
また基板10に金属板などを用いた場合は、金属板はシリコン基板に比べて降伏応力が小さく、回転振幅を大きくすると疲労などにより特性が劣化し易いという問題もある。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、ミラー回転軸の変動を抑えながら、立ち上がり時間の短い、特性の安定した光走査装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る光走査装置は以下のような構成を備える。即ち、
基板に設けられた支持部により支持されたミラー部を揺動させ、光源からの光を当該ミラー部により反射させて走査させる光走査装置であって、
前記基板を前記ミラー部が設けられた側の反対側端部で固定する固定部材と、
前記基板上に設けられ当該基板に板波を発生させるための振動源と、
前記振動源を駆動する駆動手段と、
前記駆動手段による前記振動源の駆動を制御すると共に、前記ミラー部を揺動させる駆動の立ち上げ時、前記駆動手段から前記振動源に供給する電圧を通常駆動時よりも高くするように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る光走査装置は以下のような構成を備える。即ち、
基板に設けられた支持部により支持されたミラー部を揺動させ、光源からの光を当該ミラー部により反射させて走査させる光走査装置であって、
前記基板を前記ミラー部が設けられた側の反対側端部で固定する固定部材と、
前記基板上に設けられ当該基板に板波を発生させるための第1及び第2の振動源と、
前記第1及び第2の振動源を駆動する駆動手段と、
前記駆動手段による前記第1及び第2の振動源の駆動を制御すると共に、前記ミラー部を揺動させる駆動の立ち上げ時、前記駆動手段により前記第1及び第2の振動源の少なくともいずれか一方に供給する電圧を通常駆動時よりも高くするように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ミラー部を揺動させる駆動の立ち上げ時に、定常作動時に必要とされるよりも大きな振動エネルギーを基板に与えることにより、ミラーの回転振動の立ち上げに要する時間を短縮できる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。以下の説明では、振動源として圧電素子を用いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、磁歪素子や、磁石を配置した電磁駆動などであってもよい。尚、以下の説明で使用される基板や振動源である圧電素子の材質や寸法、形成方法などについては、特許文献1に記載されているものを同様に適用できるが、本発明はそれに限定されないことはもちろんである。
[実施形態1]
図2は、本実施形態1に係る光走査装置のミラーを振動させるミラー振動部1の構成を説明する図で、図2(A)は、このミラー振動部1の上面図、図2(B)は、このミラー振動部1を駆動する原理を説明する図である。
図2(A)において、100は基板、110は基板上に設けられた圧電素子(圧電膜)、120はミラー130が取り付けられている梁を示している。160は、この基板100を、ミラー130が取り付けられている側の反対側端部で光走査装置に固定するための固定部である。尚、これら基板100、圧電素子110、梁120、ミラー130は、上述した基板10、圧電膜11、梁12、ミラー部13と原理的に同様である。またここでは、圧電素子110の中心とミラー130の重心中心とを略一致させている。
図2(B)において、200は圧電素子110の駆動回路を示している。この駆動回路200により圧電素子110を所定の周波数で電圧を印加して駆動する。この電圧の印加により圧電素子110が伸縮して図2(B)の上下方向に基板100を振動させる。尚、この圧電素子110は、基板100上に直接形成された圧電膜であると基板100の板波の励起効率をより良くすることができる。この圧電素子110は、図2(A)において圧電素子110の上側に正の電圧を印加すると圧電素子110は伸び、負の電圧を印加すると縮むように構成されている。これにより基板100上で板波が発生し、基板100の一端が固定部160により固定されているため、その板波の振動エネルギーが梁120で支持されたミラー130を揺動させ、より効率的にミラー130に回転モーメントを与えることができる。
図3(A)(B)は、本実施形態1に係る、圧電素子110の振動によって基板100に発生された板波による基板100の変形とミラー130の回転振動の様子を説明する図である。
この図では、基板100の長さ方向をx軸、基板100の厚み方向をz軸とし、z軸方向のスケールをx軸に比べて大きくして描画している。ここでは基板100とミラー130の交点が梁120の位置、即ち、ミラー130の回転軸としている。またミラー130の回転軸の中心を板波の節に一致させている。図において、実線と点線は、夫々、圧電素子110に正と負の電圧が印加されたときの最大振幅時の状態を示している。また図3(A)は、起動時における振動の一例を示している。このように起動時における圧電素子110の駆動電圧を大きくして、基板100に大きな振動を与えることでミラー130の回転振動の励起を速めている。こうして必要な回転振動が得られると、図3(B)に示すような定常の駆動状態に切り替える。
図4は、本実施形態1に係る光走査装置の概略構成を示すブロック図である。
図において、レーザ光源403から射出されたレーザ光は、図示していない光学系を通過してミラー130で反射され、ミラー130の回転振動に応じて走査される。BDセンサ404は、このミラー130で反射されたレーザ光を有効走査範囲(実際に画像形成或いは画像読み取り等で使用される領域)の外で、最大走査角の位置(所定位置)に設けられており、レーザ光を検出すると検出信号を出力する。
制御部400は、CPU410、CPU410により実行されるプログラム等を記憶するROM411、CPU410による制御処理時にワークエリアを提供して、各種データを記憶するRAM412を有している。レーザ駆動回路402は、制御部400から供給されるPWM信号に応じてレーザ光源403を駆動する。駆動回路200は、制御部400からの指令信号に応じて圧電素子110の駆動周波数、及びその駆動電圧を変更して圧電素子110を駆動することができる。
図5は、本実施形態1に係る制御部400によるレーザ走査の立ち上げ時の処理を説明するフローチャートである。この処理を実行するプログラムはROM411に記憶されており、CPU410の制御の下に実行される。
この処理は、プリンタの場合はプリントが指示されてレーザ走査を開始する時、或いはスキャナの場合には画像の読み取りが指示されてレーザ走査を開始する時、或いはディスプレイの場合には画像の表示が指示されてレーザ走査を開始することにより開始される。先ずステップS1で、圧電素子110を駆動する電圧を、通常の駆動電圧よりも高くするように駆動回路200に指示して圧電素子110を駆動する。次にステップS2で、レーザ駆動回路402にレーザ駆動信号を出力してレーザ光源403からレーザ光を発光させる。次にステップS3に進み、BDセンサ404からの検知信号が入力されるのを待つ。即ち、BDセンサ404がレーザ光を検知したかどうかをみる。BDセンサ404によりレーザ光が検知されるとステップS4に進み、レーザ光源403によるレーザ光の発光を停止する。次にステップS5に進み、圧電素子110を駆動する電圧を、通常駆動時の電圧に戻すように駆動回路200に指示する。
図6は、上述した本実施形態1に係る圧電素子の駆動信号の一例を示す図である。
図のBDは、BDセンサ404の検出信号を示し、V1は、圧電素子110の駆動信号の振幅を表している。レーザ光の走査開始時には、定常のレーザ光走査で必要とされる駆動信号の電圧Vsよりも大きい電圧Viの駆動信号を圧電素子110に印加している(ステップS1)。そして検出信号が所定の閾値Vthを越えた時点(t=t')で(ステップS3でYESの判定)、圧電素子110の駆動電圧を、通常駆動時の電圧Vsに切り替える(ステップS5)。
このように本実施形態1によれば、ミラー130に過剰な回転振幅を与えることなく、速やかにミラー130の回転を起動することができる。
尚、本実施形態1では、BDセンサ404がレーザ光を検知すると直ぐに圧電素子110の駆動電圧を通常の電圧に戻している。しかし、これ以外にも、BDセンサ404によるレーザ光の検知周期が所定の周期になったかどうかを判定し、所定の周期になったときに、圧電素子110の駆動電圧を通常の電圧に戻すようにしても良い。
[実施形態2]
図7は、本発明の実施形態2に係る光走査装置のミラーを振動させるミラー振動部2の構成を説明する図で、図7(A)は、このミラー振動部2の上面図、図7(B)は、このミラー振動部2を駆動する原理を説明する図である。ここで図2と共通する部分は同じ記号で示している。
この実施の形態2では、前述の実施形態1の圧電素子110(第1の振動源)以外に、起動時の駆動力を大きくするための圧電素子111(第2の振動源)を設けている点に特徴がある。この実施形態2に係る光走査装置の構成は、図4に圧電素子111とその駆動回路202が追加されるだけで、前述の実施形態1と基本的に同じである。
図7(A)において、100は基板、110,111は圧電素子(圧電膜)、120はミラー130が取り付けられている梁を示している。160は、この基板100を光走査装置に固定するための固定部である。また圧電素子110,111の中心とミラー130の重心中心とを略一致させている。
図7(B)において、202は圧電素子111の駆動回路を示している。この駆動回路202により圧電素子111を所定の周波数で電圧を印加して駆動する。尚、この圧電素子111もまた圧電素子110と同様に、基板100上に直接形成された圧電膜であると基板100の板波の励起効率をより良くすることができる。
図8は、本実施形態2において、2つの圧電素子110,111で発生された板波による基板100の変形の様子を説明する図である。
圧電素子110と111は、基板100に生じる板波の腹(振幅の山)に当たる付近(節の中間近傍)に配置され、レーザ光の走査開始のときには基板100の振動を増強するように駆動される。ここでは2つの圧電素子110,111の駆動信号の位相が180°ずれるようにし、略同じ電圧で駆動している。尚、図8では圧電素子111による振動の振幅が、圧電素子110の振幅よりも小さく描かれているが、これは圧電素子111が固定部160により近いため、その振動の振幅が小さく抑えられるためである。
このようにして、ミラー130の起動時、基板100の振動を大きくしてミラー130の回転振動が励起されるのを速める作用をする。そしてBDセンサ404がレーザ光を検出して必要な回転振動が得られたと判断されたときは、圧電素子110,111のいずれか一方の駆動が停止される。
図9は、本実施形態2に係る圧電素子の駆動信号の一例を示す図である。
圧電素子110は、電源投入時から定常作動状態の駆動信号Vsで駆動される。一方、圧電素子111は、起動時に電圧Viで駆動され、BDセンサ404からの検出信号を検出した時点で、その圧電素子111の駆動が停止される。
図10は、本実施形態2に係る制御部400によるレーザ走査の立ち上げ時の処理を説明するフローチャートである。この処理を実行するプログラムはROM411に記憶されており、CPU410の制御の下に実行される。
この処理は、プリンタの場合はプリントが指示されてレーザ走査を開始する時、或いはスキャナの場合には画像の読み取りが指示されてレーザ走査を開始する時、或いはディスプレイの場合には画像の表示が指示されてレーザ走査を開始することにより開始される。先ずステップS11で、レーザ駆動回路402にレーザ駆動信号を出力してレーザ光源403からレーザ光を発光させる。次にステップS12に進み、圧電素子110を駆動する電圧を、通常の駆動電圧に設定して駆動回路200に指示して圧電素子110を駆動する。次にステップS13に進み、圧電素子111の駆動電圧を通常の駆動電圧Vsより高く設定して駆動回路200に指示して圧電素子110を駆動する。次にステップS14に進み、BDセンサ404からの検知信号が入力されるのを待つ。即ち、BDセンサ404がレーザ光を検知したかどうかをみる。BDセンサ404によりレーザ光が検知されるとステップS15に進み、レーザ光源403によるレーザ光の発光を停止する。次にステップS16に進み、圧電素子111の駆動を停止するように指示する。
以上説明したように本実施形態2によれば、レーザ光の走査起動時におけるミラー130の回転振動の励起を速めることができ、ミラー130に過剰な応力が加わることも防止できる。
尚、実施形態2においても、BDセンサ404によるレーザ光の検知周期が所定の周期になったかどうかを判定し、所定の周期になったときに、圧電素子111の駆動を停止するようにしても良い。
尚図5及び図10のフローチャートにおいて、レーザ光の発光開始を圧電素子の駆動よりも先に行っても、後で行ってもいずれでも良い。
また図5のステップS4とS5、また図10のステップS15とS16の順序は逆でも良い。
以上説明したように本実施形態によれば、ミラー部を揺動させる駆動の立ち上げ時に、定常作動時に必要とされるよりも大きな振動エネルギーを基板に与えることにより、ミラーの回転振動の立ち上げに要する時間を短縮できる。
また、ミラーにより反射された光を検出して駆動信号を切り替えることにより、過剰な応力が梁等に加わった状態が持続されるのを防止でき、速やかに通常の動作状態を作り出すことができる。
これにより例えば、電源のON/OFFを頻繁に繰り返す省電力モードで使用した場合にも、起動時間を短くでき、安定性、耐久性に優れた光走査装置を実現できる。
図11は、本実施の形態に係る光走査装置を用いたレーザビームプリンタ(LBP)の全体構成を示す模式断面図である。
ピックアップローラ(給送ローラ)1100は、その回転により、カセット1101に積載されたシート(記録媒体)を最上側より送り出す。1102はリタードローラ対であり、ピックアップローラ1100の回転により送り出されたシートを一枚ずつに分離して搬送する。1103,1104は、こうして1枚ずつに分離されたシートを本体内で搬送する搬送ローラである。
1105は、画像形成に関する公知のプロセス手段を内蔵したプロセスカートリッジで、このプリンタ装置本体に着脱可能に設けられている。このプロセスカートリッジ1105には像担持体としての感光体ドラム1106が内蔵されている。1107は帯電器で、感光体ドラム1106の表面を一様に帯電する。帯電器1107により帯電された感光体ドラム1106の表面に、上述した本実施形態1,2に係る光走査装置1110から画像情報に応じたレーザ光が照射されることにより、その表面に静電潜像が形成される。現像器1108は、静電潜像が形成された感光体ドラム1106の表面にトナーを付着させることによりその静電潜像をトナー像にする。この感光体ドラム1106には転写ローラ1111が押圧されており、搬送ローラ1104により搬送されたシートが感光体ドラム1106と転写ローラ1111との間を通過する際に、このドラム表面のトナー像がシートに転写される。定着装置1112は、こうして画像が転写・形成された後のシートに対して熱及び圧力を印加して転写画像を定着させる。そして、画像が定着された後のシートが搬送されて、排出ローラ対1113により装置上面に形成された排出トレイ1114に画像面を下側にして排出される。1109はクリーニング器で、転写されずに感光体ドラム1106の表面に残ったトナーを回収してドラム表面を清掃する。1115は、両面印刷用のシート搬送路である。
こうして本実施形態に係る光走査装置は、レーザ光により画像を形成する画像形成装置(プリンタ)にも適用できる。
またこの光走査装置は、原稿上に光を走査させて、その原稿を読み取るスキャナ(画像読み取り装置)にも適用できる。
またこの光走査装置は、スクリーンや網膜に光を走査させて、画像を表示するディスプレイにも適用できる。
周知の駆動方式を説明する図である。 本実施形態1に係る光走査装置のミラーを振動させるミラー振動部の構成を説明する図である。 本実施形態1に係る、圧電素子の振動によって基板に発生された板波による基板の変形とミラーの回転振動の様子を説明する図である。 本実施形態1に係る光走査装置の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態1に係る制御部によるレーザ走査の立ち上げ時の処理を説明するフローチャートである。 本実施形態1に係る圧電素子の駆動信号の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る光走査装置のミラーを振動させるミラー振動部の構成を説明する図である。 本実施形態2において、2つの圧電素子で発生された板波による基板の変形の様子を説明する図である。 本実施形態2に係る駆動信号の一例を示す図である。 本実施形態2に係る制御部によるレーザ走査の立ち上げ時の処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る光走査装置を用いたレーザビームプリンタ(LBP)の全体構成を示す模式断面図である。
符号の説明
100 基板
110,111,112 圧電素子(圧電膜)
120 捩れ梁
130 ミラー
160 固定部材
200,201 駆動回路

Claims (6)

  1. 基板に設けられた支持部により支持されたミラー部を揺動させ、光源からの光を当該ミラー部により反射させて走査させる光走査装置であって、
    前記基板を前記ミラー部が設けられた側の反対側端部で固定する固定部材と、
    前記基板上に設けられ当該基板に板波を発生させるための振動源と、
    前記振動源を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段による前記振動源の駆動を制御すると共に、前記ミラー部を揺動させる駆動の立ち上げ時、前記駆動手段から前記振動源に供給する電圧を通常駆動時よりも高くするように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記光源からの光が前記ミラー部で反射されたことを所定位置で検出する検出手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記ミラー部を揺動させる駆動の立ち上げ時、前記検出手段により前記光が検出されると前記駆動手段から前記振動源に供給する電圧を通常駆動時の電圧にするように制御することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 基板に設けられた支持部により支持されたミラー部を揺動させ、光源からの光を当該ミラー部により反射させて走査させる光走査装置であって、
    前記基板を前記ミラー部が設けられた側の反対側端部で固定する固定部材と、
    前記基板上に設けられ当該基板に板波を発生させるための第1及び第2の振動源と、
    前記第1及び第2の振動源を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段による前記第1及び第2の振動源の駆動を制御すると共に、前記ミラー部を揺動させる駆動の立ち上げ時、前記駆動手段により前記第1及び第2の振動源の少なくともいずれか一方に供給する電圧を通常駆動時よりも高くするように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする光走査装置。
  4. 前記光源からの光が前記ミラー部で反射されたことを所定位置で検出する検出手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記ミラー部を揺動させる駆動の立ち上げ時、前記検出手段により前記光が検出されると前記駆動手段から前記第1及び第2の振動源の少なくともいずれか一方に供給する電圧を通常駆動時の電圧にするように制御することを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記第1及び第2の振動源は、前記板波の振幅の山が表れる位置に設けられていることを特徴とする請求項又はに記載の光走査装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光走査装置と、
    前記光走査装置から照射される画像情報に応じたレーザ光により記録媒体に像を形成する手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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