JP5047037B2 - ツール取替装置 - Google Patents

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Description

本発明は、産業用ロボット装置に取り付けられるツール取替装置に関する発明であって、特に、ショックセンサを備えた中空形状(円筒)のツール取替装置に関する。
溶接・切断作業を行う産業用ロボット装置では、ロボットアームの先端部に位置するツールホルダに、溶接トーチや切断ツール等の各種ツールを取り付けて、溶接や切断等の作業を行っている。
ここで、産業用ロボット装置による溶接・切断作業は、ツールが作業対象物に接触・衝突等するため、溶接トーチ等の破損やロボット装置に負荷がかかるという問題がある。
また、例えば特許文献1に示すように、ツールの接触・衝突等は、溶接トーチの破損のみならず、ツールホルダに対して取り付け位置を位置決めして取り付けたツールが、取り付け位置からずれるという問題が生じていた。
そして、ツールの取り付け位置がずれると、正確な作業ができないため、作業を中断して再度位置決めをして取り付けるという煩雑さを伴うものであった。また、その取り付け作業もツールをツールホルダに対してボルト等により固定していたため、着脱が容易ではなかった。
前記したツールの接触・衝突等の問題に関して、通常、ロボットアームの先端部にショックセンサを取り付けることで、ツールの接触・衝突等を感知して改善を図る構成が知られている。
また、特許文献2には、接触・衝突等によるツールの取り付け位置のずれを防止するために、溶接トーチ等を接続するツールホルダに複数バネを設け、ツールが接触しても位置や傾きの誤差を吸収・修正するツールホルダが開示されている。
一方で、引用文献3においては、着脱容易化を図るために、ツールの取り付けについて、加圧エアを用いたホルダに係る発明が開示されている。
特開平5−192890号公報 特開平9−330125号公報 特開2003−117868号公報
ここで、ロボットアームに取り付けられる溶接トーチ等のツールは重量が大きく、溶接トーチ等を移動させようとする位置に対して正確に移動させるためには、溶接トーチ等がロボットアームの長手方向の軸線上に配置されることが好ましい。
しかしながら、前記特許文献2によれば、前記ホルダは、位置及び傾きの誤差を吸収するバネがホルダ内部にあるため、ツールをホルダ内部に挿通させて保持すること、つまり、ツールをロボットアーム内に収容することができず、ロボットアームの外側でツールを保持しなければならなかった。
そのため、ツールをロボットアームの長手方向の軸線上に配置することができず、溶接トーチ等のツールを移動させるロボットアームの動作の正確性が損なわれるという問題があった。
また、ツールをねじやボルトで取り付けているため、ツールの着脱が煩雑になるという問題が解決されていない。
特許文献3によれば、エアによる加圧によりボール(図1の「ボール47」参照)をツールプレート(図1の「ツールプレート30」参照)に係合させることで、ツールを保持しているため、停電等により電力の供給が停止した場合に、加圧エアの供給が止まり、ツールプレートがボールと係合が解除され、溶接トーチ等がツールホルダから外れるという問題がある。
また、特許文献3によれば、溶接トーチ等がツールホルダからはずれてしまう場合に備えて、フェールセーフ機構を備えたとしても、エアによる加圧が止まれば、ボールとツールプレートとは係合しないため、溶接トーチ等はツールホルダの位置決めした取り付け位置からずれてしまうという問題を解消できない。
また、従来の中空形状のホルダにおいて、ショックセンサを備えたホルダは、存在しなかった。
前記問題に鑑み、本発明は、ツールの衝突等を検知することができ、電力の供給が停止しても、ツールを保持することができ、かつ、ツールの着脱が容易であって、ツールを移動させるロボットアームの動作の正確性を高めることができるツール取替装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明のツール取替装置は、ツールが挿入される先端側に取付穴が形成され、基端側がロボットアームの先端部に取り付けられるツール取替装置において、前記ツール取替装置は、先端側と、基端側と、先端側と基端側の間において内径側に向かって延出する第1延出部、第2延出部、第3延出部が形成された略円筒状のケース部材と、前記ケース部材の内側に位置し、前記第2延出部と前記第3延出部の間の前記ケース部材の内周面に向かって延出する第4延出部が形成された略円筒状の保持部材と、前記保持部材の先端側に位置し、前記保持部材と前記ケース部材の間に支持され、前記第1延出部と前記第3延出部の間の前記ケース部材の内周面に向かって延出する第5延出部が形成された略円筒状の可動部材とを備え、前記ケース部材は、前記第2延出部と前記第4延出部の間に第1弾性体を介して、前記保持部材を前記ケース部材の円筒軸方向に移動自在に支持すると共に、前記第3延出部と前記第5延出部の間に第2弾性体を介して、前記可動部材を前記ケース部材の前記円筒軸方向に移動自在に支持し、前記第3延出部の基端側端面に、前記第4延出部に当接して前記保持部材の移動を検知するショックセンサを備え、前記第1延出部の基端側端面には、前記第5延出部の先端側端面に流体を供給して第2弾性体の付勢力の方向と逆方向に前記可動部材を移動させる流体供給穴が形成され、前記保持部材には、前記可動部材との間に保持された係合ボールが前記保持部材の内周面側に突出自在となる突出穴が形成され、前記可動部材は、前記第2弾性体に付勢される前記第5延出部の先端側端面が前記第1延出部の基端側端面と当接したときに、前記係合ボールと対向する前記可動部材の内周面に当接することにより、前記係合ボールを前記突出穴から前記保持部材の内周面側に突出させる押出面を有すると共に、前記流体供給穴から供給された流体により、前記5延出部が前記第2弾性体の付勢に抗して押圧され、前記可動部材が前記基端側に移動したとき、前記係合ボールと対向する前記可動部材の内周面に、前記係合ボールが前記突出穴から前記可動部材の内周面側に移動して収容される溝部とが形成されたことを特徴とする。
前記した構成によれば、溶接トーチ等のツールをケース部材内に位置する保持部材に挿入して、ツールの被係合部と保持部材内に突出する係合ボールと係合させることにより、ツールをツール取替装置に保持することができる。
従って、ツール取替装置に保持されるツールは、ロボットアームの長手方向の軸線上に位置し、ロボットアームの動作の正確性を損なうという問題を解消することができる。
また、前記構成によれば、ケース部材に配置されたショックセンサが、保持部材に当接しているため、ツールが外部の部材に接触することによって、ツールを保持する保持部材が基端側に移動したときには、ショックセンサが保持部材の移動を検知することで、ツールが外部の部材に接触したことを検知することができる。
また、ツールの被係合部と係合ボール部材が係合するように、可動部材の突出面が係合ボール部材を押圧しているため、電力の供給が停止してもツールを保持部材から保持することができ、かつ、ツールの取付位置がずれるという問題も生じない。また、ツールを外す際には、第2バネの付勢力に抗して可動部材を流体により加圧するだけで、係合ボール部材が保持部材の外側に移動して、ツールを取り外し可能な状態となるため、ツールの着脱が容易である。
前記課題を解決するため、請求項2に係る発明のツール取替装置は、ツールが挿入される先端側に前記ツールの取付穴が形成され、基端側がロボットアームの先端部に取り付けられるツール取替装置において、前記ツール取替装置は、先端側と基端側に外径方向に延出する第1延出部と第2延出部とが形成された略円筒状のケース部材と、前記ケース部材の先端側に位置し、基端側が内径側に向かって延出して前記ケース部材の前記第1延出部と前記第2延出部との間に位置する第3延出部と、先端側が内径側に向かって延出する第4延出部と、前記第3延出部と第4延出部の間に、内径側に延出する第5延出部とが形成された略円筒状の保持部材と、前記保持部材の内側に位置し、先端側と基端側の間において外径側に向かって延出して前記第4延出部と前記第5延出部との間に位置する第6延出部が形成された可動部材とを備え、前記ケース部材は、前記第2延出部と前記第3延出部の間に第1弾性体を介して、前記保持部材を前記ケース部材の円筒軸方向に移動自在に支持すると共に、第2延出部の先端側端面に配設され、円筒方向に移動する前記保持部材の前記第3延出部の基端側端面に当接することによって、前記保持部材の移動を検知するショックセンサを備えており、前記保持部材は、前記第5延出部と前記第6延出部の間に第2弾性体を介して、前記可動部材を前記保持部材の前記円筒軸方向に移動自在に支持すると共に、前記第4延出部の基端側端面には、前記第6延出部の先端側端面に流体を供給して第2弾性体の付勢力の方向と逆方向に前記可動部材を移動させる流体供給穴が形成されており、前記第5延出部の内径側端面から先端側に延出する第7延出部が形成され、かつ、前記第7延出部には、前記可動部材との間に保持された係合ボールが前記保持部材の内周面側に突出自在となる突出穴が形成されており、前記可動部材は、前記第2弾性体に付勢される前記第6延出部の先端側端面が前記第4延出部の基端側端面と当接したときに、前記係合ボールと対向する前記可動部材の内周面に当接することにより、前記係合ボールを前記突出穴から前記保持部材の内周面側に突出させる押出面を有すると共に、前記流体供給穴から供給された流体により、前記6延出部が前記第2弾性体の付勢に抗して押圧され、前記可動部材が前記基端側に移動したとき、前記係合ボールと対向する前記可動部材の内周面に、前記係合ボールが前記突出穴から前記可動部材の内周面側に移動して収容される溝部とが形成されたことを特徴とする。
前記した構成によれば、溶接トーチ等のツールをケース部材の先端側に位置する保持部材に挿入して、ツールの被係合部と保持部材内に突出する係合ボールと係合させることにより、ツールをツール取替装置に保持することできる。
従って、ツール取替装置に保持されるツールは、ロボットアームの長手方向の軸線上に位置し、ロボットアームの動作の正確性を損なうという問題を解消できる。
また、前記構成によれば、ケース部材と保持部材との間にショックセンサが配置されているため、ツールが外部の部材に接触することによって、ツールを保持する保持部材が基端側に移動したときには、ショックセンサを保持部材の移動を検知することで、ツールが外部の部材に接触したことを検知することができる。
また、ツールの被係合部と係合ボール部材が係合するように、可動部材の突出面が係合ボール部材を押圧しているため、電力の供給が停止してもツールを保持することができ、かつ、ツールの取付位置がずれるという問題も生じない。また、ツールを外す際には、第2バネの付勢力に抗して可動部材を流体により加圧するだけで、係合ボール部材が保持部材の外側に移動して、ツールを取り外し可能な状態となるため、ツールの着脱が容易である。
請求項3に係る発明のツール取替装置は、前記第1弾性体と前記第2弾性体は、バネであり、前記ケース部材の円周方向に沿って所定間隔で当該バネが配置されることを特徴とする。
前記構成によるツール取替装置では、バネという機械的な力による付勢力を用いて、ツールを係合することができる。
本発明に係るツール取替装置によれば、ツールの衝突等を検知することができ、電力の供給が停止しても、ツールを保持することができ、かつ、ツールの着脱が容易であって、ツールを移動させるロボットアームの動作の正確性を高めることができる。
次に本発明の一実施形態に係るツール取替装置について、図1〜7を参照して説明する。尚、図1は、溶接トーチを保持した産業用ロボット装置を示す側面図である。図2は、ツール取替装置を示す斜視図である。図3は、図2に示すツール取替装置をA−A線に沿って切り出した断面図である。図4は、図3に示されたツール取替装置の枠Bの部分を拡大した断面拡大図である。図5は、ツール取替装置に対して溶接トーチを挿入する方法を示す斜視図である。図6は、溶接トーチとツール取替装置とが係合する過程を示す拡大断面図である。図7は、保持部材が元の位置に復帰する過程を示す図である。
産業用ロボット装置100は、図1に示すように、6軸方向に自在に移動できるロボットアーム2の先端部にツール取替装置1が設けられており、そのツール取替装置1によって溶接トーチ3を保持している。
ロボットアーム2は、各アームの関節部位が図1に示す矢印の方向にそれぞれ回動することで、先端部にツール取替装置1を介して保持された溶接トーチ3を3次元空間の所定の位置へ移動させることができる。
また、ロボットアーム2の内部は中空に形成されており、溶接ワイヤやケーブル4が挿通されている。
ツール取替装置1に保持される溶接トーチ3は、加工する対象物に対しアーク溶接等を行うツールである。この溶接トーチ3に供給される電力、シールドガス、冷却水及び溶接ワイヤは、ロボットアーム2内に挿通されたケーブル4を通じて供給される。
次に、ツール取替装置1について、図2〜4を参照して説明する。
ツール取替装置1は、図2に示すように、基端側がロボットアーム2の先端側に取り付けられ、先端側から基端側に亘って取付穴11が形成された円筒状のケース部材10と、このケース部材10の内部に位置した円筒状の保持部材20と、ケース部材10と保持部材20との間に位置する可動部材30と、を備えている。
また、保持部材20と可動部材30との間には、保持部材20の内周面側に突出自在なように係合ボール29が保持されており、この係合ボール29が保持部材20の内周面側に突出して、保持部材20に挿入された溶接トーチ3の被係合部と係合することで、保持部材20に溶接トーチ3が保持されるように構成されている。
また、ケース部材10には、保持部材20の移動を検知するショックセンサ40(図3参照)が設けられている。そして、ケース部材10は、後述する第1バネ26により保持部材20を円筒方向に移動自在に支持し、第2バネ39により可動部材30を円筒方向に移動自在に支持している。
ケース部材10は、図3に示すように、略円筒状であって、ツールが挿通可能な取付穴11が先端側から基端側に亘って形成されており、内径側に向かって延出した第1延出部12a〜第3延出部12cが円周方向に沿って形成されている。また、ケース部材10の基端部には、ロボットアーム2の先端部に取り付けられるフランジ19が形成されている。
第1延出部12aは、図4に示すように、ケース部材10の先端側において、ケース部材10の内周面が内径側に向かって延出した部位であり、この第1延出部12aの内径は、後記する可動部材30の先端側の外径と略同一の径に形成されている。
また、第1延出部12aの基端側端面には、後述する加圧エア供給穴51が形成されている。この加圧エア供給穴51は、円周方向に連続して形成されている構成、または、円周方向に所定の間隔を空けて形成されている構成であってもよい。
第2延出部12bは、ケース部材10の基端側において、ケース部材10の内周面が内径側に向かって延出した部位であり、円周方向に連続して形成される。また、この第2延出部12bの内径は、保持部材20の内径よりも小さい径で形成されている。
また、第2延出部12bの先端側端面には、基端側に向かって形成された溝である第1バネ深穴14が、円筒軸を中心として円周方向に所定の間隔をあけて、環状的に複数形成されている。そして、第1バネ深穴14には、第1バネ26の一端側が固定されている。尚、実施形態に係る第1バネ26は、コイルバネを用いているが、板バネであってもよい。
第3延出部12cは、ケース部材10の先端側と基端側の間において、ケース部材10の内周面が内径側に向かって円周方向に連続して延出した部位であり、この第3延出部12cの内径は、後記する保持部材20の保持部21の外径よりも大きく形成されている。
また、第3延出部12cの先端側端面には、基端側に向かって形成された溝である第2バネ深穴17が、円筒軸中心に環状的に複数形成されている。そして、複数の第2バネ39の一端側が、第2バネ深穴17に固定されている。尚、実施形態に係る第2バネ39は、コイルバネを用いているが、板バネであってもよい。
また、第3延出部12cの基端側端面には、図3に示すように、円周方向に沿って溝が形成されている。そして、その円周方向に形成された溝に、位置修正ボール15aが、その球面を基端側に突出する状態でボール保持部材15bに保持されるように、所定間隔をあけて配設されている。そして、位置修正ボール15aの球面は、第3延出部12cの基端側端面よりも、基端側に突出するように形成されている。
また、第3延出部12cの基端側端面には、図4に示すように、後記するショックセンサ40を収容するショックセンサ収容空間16が形成されている。また、ショックセンサ収容空間16は、周方向に等間隔で4つ形成されており、それぞれのショックセンサ収容空間16毎にショックセンサ40が固定される。また、ショックセンサ40は、対象物に先端部を当接させることで、対象物の変位を検知する公知のセンサである。
第1延出部12aと第3延出部12cとの間には、ケース部材10の内周面が外径方向に向かって形成された溝である可動部材収容穴13aが円周方向に沿って形成されている。この可動部材収容穴13aの径は、後述する可動部材30に形成された第5延出部31の外径と略同一の径を有するように形成されている。
第2延出部12bと第3延出部12cとの間には、外径方向に向かって保持部材収容穴13bが円周方向に沿って形成されている。この保持部材収容穴13bの基端側の径は、後記する保持部材20の第4延出部22の外径より大きく形成されている。
また、保持部材収容穴13bの先端側は、ケース部材10の第3延出部12cに対して斜めに形成されているガイド面18が形成されている。
次に、可動部材30について説明する。
可動部材30は、図4に示すように、ケース部材10の先端側に挿入される円筒状の部材であり、その内径は、保持させる溶接トーチ3が挿通可能なように、溶接トーチ3の被保持部材の外径よりも大きい径で形成されている。
可動部材30には、可動部材収容穴13aに収容される第5延出部31が円周方向に沿って形成されている。なお、ケース部材10の可動部材収容穴13aの円筒軸方向の長さは、第5延出部31の円筒軸方向の長さよりも長く形成されている。また、第3延出部12cの先端側に形成された溝の円筒軸方向の長さは、第5延出部31の基端側端面が第3延出部の先端側端面と当接できる程度の長さに形成されている。したがって、可動部材30は、ケース部材10の円筒軸方向に摺動可能な状態でケース部材10に支持されている。
また、可動部材30の第5延出部31には、第2バネ浅穴32が円周方向に沿って所定の間隔で形成されており、一端側がケース部材10の第1延出部12aに形成された第2バネ深穴17に固定された第2バネ39の他端側が固定されている。なお、第2バネ39は、第5延出部31の先端側端面が、常時、ケース部材10の第1延出部12aの先端側端面に当接する程度の付勢力であり、常に可動部材30を先端側に付勢するようになっている。
また、可動部材30の内周面基端側は、基端側から先端側に向かって溝が形成されている。この溝の円筒軸方向の長さは、加圧エアが供給されることによって可動部材30が基端側に移動して、第5延出部31の基端側端面と第3延出部12cの先端側端面とが当接することができる程度の長さである。
また、可動部材30には、加圧室33が第5延出部31の先端側端面に形成されている。この加圧室33は、第1延出部12aの基端側端面に形成された加圧エア供給穴51と、第5延出部の先端側端面とが対向する間の空間に形成されている。
したがって、加圧室33が形成されているため、加圧エア供給穴51に供給された加圧エアが加圧室33に流れ込むと、第5延出部31が基端側に移動することになる。すなわち、可動部材30が第2バネ39の付勢力に抗して、基端側に移動することとなる。
そして、可動部材30が第2バネ39の付勢力に抗して基端側に移動すると、後述する係合ボール29は、制止面36と当接せず、溝部34に収納されることとなる。
なお、供給される加圧エアは、第2バネ39によって先端側に付勢された可動部材30が基端側に移動できる程度であればよい。また、加圧室33に送り込まれた加圧エアが、漏れないようにするために、ケース部材10と可動部材30との間には、Oリング52が装備されている。
また、可動部材30の内周面には、先端側から基端側に向かって順に、溝部34、押出面35、制止面36が形成されている。
溝部34は、可動部材30の内周面から外径に向かって円周方向に沿って形成された溝である。制止面36は、溝部34の径よりも内側に位置する平面である。また、押出面35は、溝部34と制止面36との間に位置する傾斜面である。そして、溝部34は後述する係合ボール29を収納し、係合ボール29が突出穴23から突出させないための溝である。また、押出面35は、溝部34に位置する係合ボール29を突出穴23に移動させて係合ボール29の一部を突出穴23から突出させるための斜面である。さらに、制止面36は、係合ボール29の一部を突出穴23から突出した状態を維持するための平面である。
次に、保持部材20について説明する。
保持部材20は、図4に示すように、略円筒状の保持部21と、保持部材収容穴13bに収容される円周方向に沿って形成された第4延出部22と、後述する係合ボール29が保持部材20の内周面側に突出自在な穴である突出穴23とを有する。
ケース部材10の保持部材収容穴13bの径は、第4延出部22の外径より大きく形成されていると共に、ケース部材10の第3延出部12cの内径は、保持部21の外径よりも大きく形成され、保持部材20がケース部材10内に支持されている。また、保持部材20の外径よりもケース部材10の内径のほうが大きいため、保持部材20は、ケース部材10内において、外径方向(円筒軸方向に直交する方向)に移動することができる。
保持部21は、略円筒状であって、その内側にツールが挿通できるように、内径がツールの被保持部材の外径と略同一の径で形成されている。
また、保持部21の外径は、保持部21の外周面側に位置する第3延出部12cや可動部材30の制止面36の内径よりも小さい径であり、かつ、第4延出部22の後述する摺動面28が保持部材収容穴13bに形成されたガイド面18と当接した状態となるように形成されている。
また、第4延出部22の基端側端面には、第1バネ浅穴25が形成されている。この第1バネ浅穴25には、一端側がケース部材10の第2延出部12bの第1バネ深穴14に固定された第1バネ26の他端側が、当該第1バネ26を固定するためのエンジニアプラスチックを介して固定されている。
なお、第1バネ26は、第4延出部22の先端側端面が、常時、ケース部材10の第3延出部12cの先端側端面に当接する程度の付勢力となっている。
これによって、保持部材20は、ケース部材10内に設けられた複数の第1バネ26によって、常時、円筒方向に沿って先端側方向に付勢され、かつ、第4延出部22の先端側端面が、ケース部材10の第3延出部12cの基端側端面に当接した状態となる。
また、保持部材20が基端側に移動した後に、第1バネ26の付勢力によって、先端側に復帰する際に、保持部材20が円筒軸の径方向にずれていた場合には、第4延出部22の摺動面28が、ケース部材10のガイド面18に沿って先端側に移動するため、保持部材20の円筒軸の径方向のずれが修正される。
また、第1バネ26によって先端側に付勢された第4延出部22の先端面側には、位置修正溝27が形成されているため、この位置修正溝27と、ケース部材10の第3延出部12cの基端側端面から突出して配置されている位置修正ボール15aとが係合することによって、保持部材20の円筒軸の周方向にずれが修正される。
ここで、ケース部材10内のショックセンサ収容空間16に収容されたショックセンサ40は、ショックセンサ40の先端部が第4延出部22の先端側端面を当接するように取り付けられている。したがって、保持部材20が保持する溶接トーチ3が外部の部材と接触して、保持部材20が基端側に移動した場合には、ショックセンサ40の先端部が保持部材20の移動を検知する。
また、第4延出部22の先端側端面には、斜面である摺動面28が形成され、ケース部材10のガイド面18と当接している。
保持部21の突出穴23は、図4に示すように、円周方向に沿って所定間隔に形成されている。また、突出穴23の上下方向の位置は、第4延出部22の先端側端面が、ケース部材10の第3延出部12cの基端側端面に当接し、かつ、ケース部材10の第1延出部12aの基端側端面に、可動部材30の第5延出部31の先端側端面が当接した状態(以下、「常時状態」という。)において、可動部材30の制止面36と対向する位置に形成されている。
また、突出穴23は、保持部21の内周面側から外周面側に向かうに連れて拡径されるように貫穴してなるが、内周面側の穴の直径は、この突出穴23に挿通される係合ボール29の直径よりも小さい径であって、外周側の穴の直径は、係合ボール29の直径よりも大きい径に形成されてなる。
係合ボール29は、突出穴23と可動部材30の溝部34、押出面35、制止面36との間に配置されている。また、係合ボール29の直径は、保持部21の外周面側に位置する制止面36と当接した状態において、突出穴23に嵌まり、かつ、保持部21の内周面側に突出する径に形成されている。尚、係合ボール29の材料としては、鋼材などの硬質部材が例として挙げられるが、これに限定されるものではない。
これによって、常時状態(エアが供給されていない状態)において、保持部21内に挿通された溶接トーチ3の被係合部と、保持部21の内周面側に突出する係合ボール29が係合することが可能となる。
また、係合ボール29は、可動部材30の制止面36と当接するため、保持部21の外径方向に移動することがなく、係合ボール29と溶接トーチ3の被係合部との係合状態を維持することが可能である。
なお、保持部21内に溶接トーチ3が挿通されていない状態において、突出穴23の内周側の穴の直径が係合ボール29の直径よりも小さいため、係合ボール29が保持部21の内周面側に脱落しない。
また、可動部材30の加圧室33に加圧エアが供給され、第2バネ39に抗して可動部材30が基端側に移動した場合には、保持部21に形成された突出穴23の外周面側に可動部材30の溝部34が位置するため、突出穴23内に支持される係合ボール29が、溝部34に移動することが可能となる。また、溝部34は、係合ボール29が保持部材20の突出穴23から保持部材20の内周面側に突出している分だけ、外径方向に向かって形成された溝であるため、溝部34内に移動した係合ボール29は、保持部材20の内周面側に突出することもない。
次に、実施形態に係るツール取替装置1を備えた産業用ロボット装置100に、溶接トーチ3を取り付ける手順を説明する。
尚、ツール取替装置1は、ツールである溶接トーチ3をツール取替装置1の先端側の取付穴11側から挿入し取付けるタイプと、ツール取替装置1の基端側のロボットアーム2に形成された取付け用の穴から、溶接トーチ3を収容し、ツール取替装置1の基端側から先端側に向けて取付けるタイプとがある。
溶接トーチ3は、図5に示すように、ツール取替装置1に保持される略円筒状の被保持部材7と、被保持部材7の外周基端側から先端側に向かって形成された溝部5と、被保持部材7の外周面の周方向に形成された溝である被係止部6と、被保持部材7の基端側端面から送給装置に亘って配線されたケーブル4とを備えている。
溶接トーチ3をツール取替装置1の基端側から先端側に向けて取付けるタイプの場合、図5に示すように、溶接トーチ3の先端側をロボットアーム2内に形成された穴に向けて、溶接トーチ3を挿入する。その際、溶接トーチ3の溝部5をツール取替装置1の内周面側に形成された突出部24と係合するように挿入する。
また、溶接トーチ3をツール取替装置1の先端側の取付穴11側から挿入し取付けるタイプの場合、溶接トーチ3は、送給装置からケーブル4を一旦外した状態で、溶接トーチ3の基端側をツール取替装置1の取付穴11に向けて挿入する。その際、ケーブル4はロボットアーム2内を挿通させて、送給装置に接続する。
次に、図6を用いて、溶接トーチ3の被保持部材7とツール取替装置1の保持部材20とが係合する過程を説明する。ここで、図6に示す図は、図3に示すツール取替装置1の断面図の枠Cで囲まれた箇所の拡大図である。
図6(a)に示すように、加圧エアを加圧室33に供給していない状態では、係合ボール29は保持部材20の内周面側に突出しているため、溶接トーチ3の被保持部材7が係合ボール29に干渉して、溶接トーチ3を保持部材20の内部に挿入できない。
従って、図6(b)に示すように、溶接トーチ3を挿入する際には、加圧エア供給穴51に、加圧エアを送り込み、加圧室33に加圧エアが供給されると、可動部材30の第5延出部31が加圧エアによって基端側に押圧され、第2バネ39に抗して可動部材30が基端側に移動する。
そして、保持部材20内に挿入された溶接トーチ3の被保持部材7によって係合ボール29は、保持部材20の外側に押し出されて溝部34内に移動し始める。さらに溶接トーチ3の被保持部材7が基端側に移動すると、係合ボール29は、溝部34内に入り込み、保持部材20の内周面から突出していない状態となるため、被保持部材7の挿入を妨げない。
次に、図6(c)に示すように、溶接トーチ3の被保持部材7が保持部材20内に挿入された状態で、加圧エアの供給をやめると、第2バネ39が可動部材30を先端側に付勢するため、係合ボール29は、押出面35により保持部材20の内周面側に向かって、押し出される。
そして、図6(d)に示すように、押出面35に押し出された係合ボール29が、溶接トーチ3の被保持部材7に形成された被係止部6内に突出し係合することで、保持部材20に溶接トーチ3が保持される。また、係合ボール29が係合している状態において、係合ボール29は、制止面36と当接し、保持部材20の外周方向に移動ができなくなる。
以上の過程により、保持部材20内に溶接トーチ3の被保持部材7が保持され、溶接トーチ3がツール取替装置1に装着される。
次に、溶接トーチ3が加工対象物など外部の部材に接触する状態について説明する。溶接トーチ3がと、溶接トーチ3を保持する保持部材20は接触時の衝撃によって基端側に移動することになる。
このとき、図7(a)に示すように基端側に移動した保持部材20は、第1バネ26により先端側に付勢される。
また、保持部材20は、軸方向のみならず、径方向にも移動する場合がある。図7(b)に示す図は、保持部材20が径方向にずれた場合の図である。この場合、保持部材20の摺動面28は、ケース部材10のガイド面18と当接する。そして、第1バネ26に付勢される保持部材20は、ガイド面18に沿って径方向のずれを修正しながら、先端側に移動する。
また、ガイド面18に沿って元の位置に戻ったとしても、図7(c)に示すように、保持部材20が周方向にずれている可能性がある。
この場合、保持部材20に形成された位置修正溝27の先端側が、ケース部材10の位置修正ボール15aと当接する。そして、位置修正溝27の先端側は、球状である位置修正ボール15aの表面を摺動して、位置修正ボール15aの球面が位置修正溝27内に収まる。これによって、図7(d)に示すように、保持部材20は、周方向の位置のずれを修正し、元の位置に復帰することができる。
また、図4に示すように、ショックセンサ40の先端部は、保持部材20の第4延出部22に当接した状態で装着されているため、溶接トーチ3が接触した場合には、保持部材20が基端側に移動したことを検知する。したがって、ショックセンサ40は、溶接トーチ3が他の部材と不要な接触をしていると判断することができる。そのため、ショックセンサ40の信号より、ロボットアーム2は動作を停止することができる。また、ショックセンサ40はケース部材10内の周方向に等間隔で4つ備え付けられているため、4つのショックセンサ40が、保持部材20がどの方向にどの程度移動したかを検知することによって、ケース部材10内における保持部材20の基端側への移動に加えて、保持部材20の径方向と周方向への移動も検知することも可能である。
また、図6(d)に示すように、係合ボール29は、可動部材30の制止面36と当接し、径方向に移動できないため、溶接作業中に停電等によって電力の供給が停止した場合であっても、溶接トーチ3がツール取替装置1から外れることがない。
以上、説明したように、実施形態に係るツール取替装置によれば、溶接トーチ等のツールをツール取替装置内に保持できるため、ロボットアームの長手方向の軸上に位置し、ロボットアームの動作の正確性を損なうという問題を解消することができる。また、保持部材に保持されたツールは、加圧エアを供給しない限り外れないため、電力の供給が停止してもツールがツール取替装置1から外れることがない。
その他、本発明の変形例として、図8に示すように、ツール取替装置101が挙げられる。ツール取替装置101とツール取替装置1との異なる点は、前記したツール取替装置1では、ケース部材10の内側に保持部材20が配置されているが、図8に示す変形例では、ケース部材110の外側に保持部材120が配置され、その保持部材120の内側に可動部材130が取付けられるとともに、加圧エア供給穴151が形成されている点が異なっている。
ケース部材110は、円筒状であって、その円筒状の外周面の先端側と基端側とには、外径方向に延出した第1延出部111と第2延出部112が形成されている。
そして、保持部材120の基端側には、内径側に延出した第3延出部121が形成され、その第3延出部121は、ケース部材110の外周面側に形成された第1延出部111と第2延出部112との間に位置している。
また、保持部材120の先端側には、内径側に延出する第4延出部122が形成され、その第4延出部122と基端側に形成された第3延出部121との間に、内径側に延出した第5延出部123が形成されている。
可動部材130は、外径方向に延出した第6延出部131が形成され、保持部材120の第4延出部122と第5延出部123との間に位置している。
ケース部材110の第2延出部112の先端側端面と保持部材120の第3延出部121の基端側端面との間に第1バネ126が配置されている。第1バネ126が動き易くなり、ツール取替装置101が物に衝突してから止まるまでの惰性の力を分散させやすくする。
尚、保持部材120の第5延出部123の先端側端面と可動部材130の第6延出部131の基端側端面との間には第2バネ139が配設され、可動部材130が保持部材120の内側で円筒軸方向に移動自在に支持されている。また、保持部材120の第4延出部122の基端側端面には、加圧エア供給穴151が形成されている。
また、保持部材120の第5延出部123の内径側端面には、先端側に延出する第7延出部124が形成され、第7延出部124には溶接トーチ3の被係合部と係合する係合ボール129が支持されている。また、可動部材130は、その内周面側に、係合ボール129を収納する溝部134、係合ボール129を保持部材120の内周面側に突出するための押出面135と、係合ボール129が保持部材120の内周面側に突出した状態を維持するための制止面136が形成されている。
また、図示しないが、ショックセンサは、ケース部材110の第2延出部112の先端側端面と保持部材120との間に配置される。これによって、図示しないショックセンサが保持部材120の移動を検知すると、保持部材120が保持する溶接トーチ3が接触したことを判断することができる。
実施形態に係るツール取替装置を備えた産業用ロボット装置の全体を示す側面図である。 実施形態に係るツール取替装置の全体を示す斜視図である。 図2に示すツール取替装置をA−A線に沿って切り出した断面図である。 図3に示されたツール取替装置の枠Bの部分を拡大した断面拡大図である。 ツール取替装置に対して溶接トーチを挿入する方法を示す斜視図である。 溶接トーチの被保持部材と保持部材との係合過程を示す拡大断面図である。 保持部材が元の位置に復帰する過程を示す図である。 変形例に係るツール取替装置の断面を示す断面図である。
符号の説明
1 ツール取替装置
2 ロボットアーム
3 溶接トーチ
4 ケーブル
5 溝部
6 被係止部
7 被保持部材
10 ケース部材
11 取付穴
12a 第1延出部
12b 第2延出部
12c 第3延出部
13a 可動部材収容穴
13b 保持部材収容穴
14 第1バネ深穴
15a 位置修正ボール
15b ボール保持部材
16 ショックセンサ収容空間
17 第2バネ深穴
18 ガイド面
19 フランジ
20 保持部材
21 保持部
22 第4延出部
23 突出穴
24 突起部
25 第1バネ浅穴
26 第1バネ
27 位置修正溝
28 摺動面
29 係合ボール
30 可動部材
31 第5延出部
32 第2バネ浅穴
33 加圧室
34 溝部
35 押出面
36 制止面
39 第2バネ
40 ショックセンサ
51 加圧エア供給穴
52 Oリング
100 産業用ロボット装置
101 ツール取替装置
110 ケース部材
111 第1延出部
112 第2延出部
120 保持部材
121 第3延出部
122 第4延出部
123 第5延出部
124 第7延出部
126 第1バネ
130 可動部材
134 溝部
135 押出面
136 制止面
139 第2バネ
151 加圧エア供給穴

Claims (3)

  1. ツールが挿入される先端側に前記ツールの取付穴が形成され、基端側がロボットアームの先端部に取り付けられるツール取替装置において、
    前記ツール取替装置は、
    先端側と、基端側と、先端側と基端側の間において内径側に向かって延出する第1延出部、第2延出部、第3延出部が形成された略円筒状のケース部材と、
    前記ケース部材の内側に位置し、前記第2延出部と前記第3延出部の間の前記ケース部材の内周面に向かって延出する第4延出部が形成された略円筒状の保持部材と、
    前記保持部材の先端側に位置し、前記保持部材と前記ケース部材の間に支持され、前記第1延出部と前記第3延出部の間の前記ケース部材の内周面に向かって延出する第5延出部が形成された略円筒状の可動部材とを備え、
    前記ケース部材は、
    前記第2延出部と前記第4延出部の間に第1弾性体を介して、前記保持部材を前記ケース部材の円筒軸方向に移動自在に支持すると共に、前記第3延出部と前記第5延出部の間に第2弾性体を介して、前記可動部材を前記ケース部材の前記円筒軸方向に移動自在に支持し、
    前記第3延出部の基端側端面に、前記第4延出部に当接して前記保持部材の移動を検知するショックセンサを備え、
    前記第1延出部の基端側端面には、前記第5延出部の先端側端面に流体を供給して第2弾性体の付勢力の方向と逆方向に前記可動部材を移動させる流体供給穴が形成され、
    前記保持部材は、前記可動部材との間に保持された係合ボールが前記保持部材の内周面側に突出自在となる突出穴が形成され、
    前記可動部材は、
    前記第2弾性体に付勢される前記第5延出部の先端側端面が前記第1延出部の基端側端面と当接したときに、前記係合ボールと対向する前記可動部材の内周面に当接することにより、前記係合ボールを前記突出穴から前記保持部材の内周面側に突出させる押出面を有すると共に、
    前記流体供給穴から供給された流体により、前記第5延出部が前記第2弾性体の付勢に抗して押圧され、前記可動部材が前記基端側に移動したとき、前記係合ボールと対向する前記可動部材の内周面に、前記係合ボールが前記突出穴から前記可動部材の内周面側に移動して収容される溝部とが形成されたことを特徴とするツール取替装置。
  2. ツールが挿入される先端側に前記ツールの取付穴が形成され、基端側がロボットアームの先端部に取り付けられるツール取替装置において、
    前記ツール取替装置は、
    先端側と基端側に外径方向に延出する第1延出部と第2延出部とが形成された略円筒状のケース部材と、
    前記ケース部材の先端側に位置し、基端側が内径側に向かって延出して前記ケース部材の前記第1延出部と前記第2延出部との間に位置する第3延出部と、先端側が内径側に向かって延出する第4延出部と、前記第3延出部と第4延出部の間に、内径側に延出する第5延出部とが形成された略円筒状の保持部材と、
    前記保持部材の内側に位置し、先端側と基端側の間において外径側に向かって延出して前記第4延出部と前記第5延出部との間に位置する第6延出部が形成された可動部材とを備え、
    前記ケース部材は、
    前記第2延出部と前記第3延出部の間に第1弾性体を介して、前記保持部材を前記ケース部材の円筒軸方向に移動自在に支持すると共に、
    前記第2延出部の先端側端面に配設され、円筒方向に移動する前記保持部材の前記第3延出部の基端側端面に当接することによって、前記保持部材の移動を検知するショックセンサを備えており、
    前記保持部材は、
    前記第5延出部と前記第6延出部の間に第2弾性体を介して、前記可動部材を前記保持部材の前記円筒軸方向に移動自在に支持すると共に、
    前記第4延出部の基端側端面には、前記第6延出部の先端側端面に流体を供給して前記第2弾性体の付勢力の方向と逆方向に前記可動部材を移動させる流体供給穴が形成されており、
    前記第5延出部の内径側端面から先端側に延出する第7延出部が形成され、かつ、
    前記第7延出部には、前記可動部材との間に保持された係合ボールが前記保持部材の内周面側に突出自在となる突出穴が形成されており、
    前記可動部材は、
    前記第2弾性体に付勢される前記第6延出部の先端側端面が前記第4延出部の基端側端面と当接したときに、前記係合ボールと対向する前記可動部材の内周面に当接することにより、前記係合ボールを前記突出穴から前記保持部材の内周面側に突出させる押出面を有すると共に、
    前記流体供給穴から供給された流体により、前記第6延出部が前記第2弾性体の付勢に抗して押圧され、前記可動部材が前記基端側に移動したとき、前記係合ボールと対向する前記可動部材の内周面に、前記係合ボールが前記突出穴から前記可動部材の内周面側に移動して収容される溝部とが形成されたことを特徴とするツール取替装置。
  3. 前記第1弾性体と前記第2弾性体は、バネであり、前記ケース部材の円周方向に沿って所定間隔で当該バネが配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のツール取替装置。
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