JP5046595B2 - 誘電体原料粉末の製法 - Google Patents

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Description

本発明は、誘電体原料粉末の法に関し、特に、誘電体粒子を母体として副成分の被膜を有する誘電体原料粉末の法に関する。
近年のセラミック電子部品は、電子機器の小型化に対応するため、小型高性能化が急速に進んでいる。積層セラミックコンデンサもまた同様であり、誘電体材料の高性能化と共に、誘電体層の薄層化、高積層化が進められている。これらの目標に対するアプローチとして、誘電体層を構成する原料粉末の配合、成形、焼成など種々の要素技術の開発が行われている。
ところで、積層セラミックコンデンサは誘電体層と内部電極層とが交互に積層された構造を有し、その誘電体層は、通常、主成分であるチタン酸バリウムなどの主原料粉末と、この主原料粉末の誘電特性を制御するための希土類元素の酸化物等、各種の副原料粉末が添加された混合粉末の焼結体で構成される。
そして、このような高性能の誘電体層を形成できる微粒のチタン酸バリウムを主成分とする誘電体原料粉末を得ようとする種々の開発が行われている。例えば、母体となるチタン酸バリウム粒子に対して副原料粉末となる添加剤をカップリング剤のかたちで添加してチタン酸バリウム粒子の表面に薄い被膜を形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−198251号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示されたチタン酸バリウムを主成分とする誘電体原料粉末は室温付近の温度で調製されているため、母体であるチタン酸バリウム粒子も高い表面エネルギを有する状態である。このため積層セラミックコンデンサ製品を製造する焼成の段階で被膜成分がチタン酸バリウム粒子に固溶しやすいことから、焼結後の誘電体磁器は被膜成分のチタン酸バリウム粒子内部への過剰な固溶により比誘電率が低下するという問題があった。
従って本発明は、誘電体粒子の表面に被膜を有し、比誘電率の高い誘電体磁器を得ることのできる誘電体原料粉末の製法を提供することを目的とする。
発明の誘電体粉末の製法は、誘電体粒子と、該誘電体粒子の表面に非晶質の金属酸化物からなる被膜とを有する誘電体原料粉末の製法であって、前記誘電体粒子と被膜成分とを溶媒中で混合し、乾燥させて、前記誘電体粒子の表面に該誘電体粒子よりもサイズの小さい前記被膜成分が付着した複合粒子を調製する工程と、温度が上昇する方向に変化する温度勾配を有し最高温度が1000℃以上に設定された空間に、前記複合粒子を、当該複合粒子の周囲の温度が1000℃/sec以上で変化するように通過させる加熱工程と、最高温度が1000℃以上に設定された空間から温度が低下する方向に変化する温度勾配を有する空間に、前記複合粒子を、当該複合粒子の周囲の温度が1000℃/sec以上で変化するように通過させる冷却工程とを有することを特徴とする。
上記誘電体原料粉末の製法では、前記被膜成分として、希土類元素の酸化物粉末を用いること、前記被膜成分として、平均粒子径が10〜20nmの粒子を用いることが望ましい。
発明の誘電体原料粉末の製法は誘電体粒子と被膜成分との複合粒子を高い加熱の速度および冷却の速度を有する加熱炉に投入する方法であるため、母体である誘電体粒子を熱的に安定化でき、かつ誘電体粒子の表面に固溶し難い被膜を容易に形成することができる。そして、このような製法により得られた誘電体原料粉末は誘電体粒子の内部に高誘電率の部分が多く残ることから、高誘電率の誘電体磁器を容易に得ることが可能となり、高容量かつ高絶縁性の積層セラミックコンデンサを得ることができる。
図1は、本発明の誘電体原料粉末の製法により作製された誘電体原料粉末(以下、本発明の誘電体原料粉末という場合がある。)断面の透過電子顕微鏡写真である。図2は、この透過電子顕微鏡写真の誘電体原料粉末の模式図である。図1および図2において、1は誘電体粒子、3は被膜である。本発明の誘電体原料粉末は、誘電体粒子1の表面に形成された被膜3を有し、その被膜3が非晶質の金属酸化物であることを特徴とするものであり、特に、当該被膜3が誘電体粒子1の表面の全面に形成されていることが望ましい。ここで、誘電体粒子1の表面の全面とは、図1に示した透過電子顕微鏡写真のように、本発明の誘電体原料粉末の断面を観察したときに、被膜3が誘電体粒子1の輪郭の90%以上の周囲に形成されていることを意味する。
ここで、誘電体粒子1とは、一般式がABOで表され、ペロブスカイト型結晶構造を有する誘電体粒子1のことであり、チタン酸バリウム(BaTiO:BT)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO:ST)、チタン酸カルシウム(CaTiO:CT)に代表されるものである。この場合、室温付近における比誘電率が最も高いという点でチタン酸バリウムを主成分とするものが好ましい。
また、本発明の誘電体原料粉末の平均粒子径が100〜150nmであることが望ましい。平均粒子径が100nm以上であると、誘電体粒子1に対する被膜3成分の拡散領域の割合が小さくなり、被膜3によって誘電体原料粉末がコアシェル構造となる場合に、コア部の割合が大きくなることから、微粒であっても高い比誘電率を得ることが可能となる。
一方、平均粒子径が150nm以下であると、例えば、積層セラミックコンデンサの誘電体層として薄層化に好適なものとなり、誘電体層中において厚み方向に多くの粒界を形成できるため高絶縁性となる。なお、本発明の誘電体原料粉末を用いて作製した焼結体における結晶粒子の平均粒子径は90〜140nmであることが望ましい。この場合、焼結体中における結晶粒子のサイズは、その結晶粒子の最大径の部分の断面ではないため、元の誘電体原料粉末のサイズよりも小さくなる。
また、本発明の誘電体原料粉末を構成する被膜3の厚みは1.4〜2nmであることが望ましい。被膜3の厚みが1.4nm以上であると誘電体粒子1の表面の全面に、ほぼ均一な被膜3が形成されやすくなり、誘電体粒子1の表面の全面における被膜3の成分の効果の均一化が図れる。
また、誘電体原料粉末の平均粒子径のばらつき(CV:平均粒径をx、標準偏差をσとしたときに、σ/x(%)で表される。)を小さくできるという利点がある。この場合、CVは積層セラミックコンデンサの高温負荷寿命を高めるという理由から60%以下が好ましい。
一方、被膜3の厚みが2nm以下であると、被膜3の厚みによる誘電体原料粉末の粒子径の増加を抑制できるとともにCVが小さくなり、誘電体粒子1への被膜3成分の固溶量を低減でき、誘電体原料粉末を高誘電率化できるという利点がある。
一方、被膜3が非晶質でないような状態では、誘電体粒子1の表面に強固にかつ厚みのばらつきの少ない状態で強固に固着させることは困難であり、例えば、被膜成分の錯体や溶液を用いて、1000℃以上の高温での加熱を行うことなく、例えば、室温付近の温度、もしくは500℃以下の温度で熱処理された誘電体原料粉末などは原料粉末の混合やスラリ調合時に形成された被膜3が剥がれやすくなり、被膜3は透過電子顕微鏡観察結果によれば格子模様が見られ、あたかも結晶化しているような状態であり、このように被膜3が結晶化しているように見える状態であれば誘電体粒子1の表面の全面に広がらずに分離した状態で形成されている。このため誘電体原料粉末の焼結性にばらつきが発生しやすくなる。
なお、本発明において被膜3が非晶質というのは透過電子顕微鏡写真から格子模様が見られないものとする。また、非晶質の判定は透過電子顕微鏡に付設の電子線回折によっても評価できる。この場合、格子列が乱れて、格子点間隔が不規則かつ格子点角度が一定でない状態とする。
また、本発明の誘電体原料粉末における被膜3は希土類元素を主成分とすることが望ましい。希土類元素の酸化物はABOで表されるチタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウムまたはチタン酸カルシウムなどの誘電体材料に比較して高融点であるために、ペロブスカイト型の誘電体粒子1を熱的に安定化できる。また、希土類元素が酸化物として誘電体粒子1に微量固溶すると誘電体原料粉末の絶縁性が高まり高温負荷寿命等の信頼性を高められるという利点がある。この場合、上記の効果が有する点で、特にYおよびその酸化物が好ましい。
また、被膜3の厚みは透過電子顕微鏡写真から求められる。この場合、非晶質の金属酸化物である被膜3は上記のように格子列が乱れた領域とし、その被膜3について誘電体粒子1の周囲を等間隔に4箇所指定して測定し平均化して求める。
図3は、誘電体原料粉末の成形体を熱機械分析(TMA)を用いて得られた熱収縮曲線の模式図である。熱収縮曲線Aは本発明の誘電体原料粉末の場合、熱収縮曲線Bは液相法によって誘電体粒子1の表面に被膜成分を単に付着させ、500℃で熱処理しただけの誘電体原料粉末である。
本発明の誘電体原料粉末は、被膜成分と共に高温にて加熱されているために、誘電体粒子1の表面に被膜成分を単に付着させただけの誘電体原料粉末に比較して焼結開始温度が高温側に移動し、かつ収縮率の大きいものとなる。この結果から、本発明の誘電体原料粉末は誘電体粒子1の表面に被膜成分を単に付着させただけの誘電体原料粉末に比較して焼結性に優れたものとなる。焼結開始温度は熱収縮曲線が大きく折れ曲がる曲線の交点Sとする。
次に、本発明の誘電体原料粉末の製法について説明する。図4は、本発明の誘電体原料粉末の製法に用いる複合粒子の模式図である。本発明では、まず母体となる誘電体粒子1を準備する。ここで用いる誘電体粒子1については、例えば、一般式がABOで表されるBaTiOの場合、バリウムとチタンの原子比(Ba/Ti)は0.997〜1.005の範囲であることが望ましい。(Ba/Ti)が0.997〜1.005の範囲であると、正方晶を示すペロブスカイト型構造を有する均質な誘電体粒子を形成できるという利点がある。
また、本発明の誘電体原料粉末の製法に用いる誘電体粒子1としては、微粒かつ高結晶性であることが望ましく、この点で固相法、ゾルーゲル法、水熱法、蓚酸塩法または噴霧法のいずれかの製法で調製される誘電体粒子1が好適である。この中で、微粒化を可能とする点で水熱法が好ましく、また、原料中の炭酸基や水酸基を低減できるという点で固相法が望ましい。
また、本発明の誘電体原料粉末の製法に用いる誘電体粒子1の平均粒子径は100〜150nmであることが望ましい。用いる誘電体粒子1の平均粒子径が100〜150nmであると、微粒化による誘電体層の薄層化および高絶縁化が図れるという利点がある。
そして、本発明の誘電体原料粉末の製法は、誘電体粒子1と被膜成分7とを溶媒中で混合し、乾燥させて、誘電体粒子1の表面に、この誘電体粒子1よりもサイズの小さい被膜成分7が付着した複合粒子5を調製することを特徴とする。
ここで、誘電体粒子1よりもサイズの小さい被膜成分が付着した複合粒子5では、この複合粒子5を構成する被膜成分7が液状またはスラリなどの場合、図4に示すように誘電体粒子1の表面に部分的に膜のように接着されている場合や液体が表面張力によって球状化して接着している場合など種々の状態で付着している。なお、このような付着の状態は被膜成分7の相の状態や粘度などによって異なる。通常、複合粒子5の状態では誘電体粒子1の表面に被膜成分7がファンデアワールス力等によって付着した状態であり、また、被膜成分7が誘電体粒子1の表面に局所的に存在しているため、被膜成分7の厚みが不均一であり、また、被膜成分7を酸化物の粉末のかたちで用いたものは、透過電子顕微鏡観察結果によれば格子模様が見られる。そのため本発明では、このように透過電子顕微鏡観察結果により格子模様が見られる状態を結晶質の状態であるとする。
本発明の製法においては、被膜成分7として種々のセラミック成分を用いることができるが、一般式ABO型の誘電体粒子1として通常用いられるチタン酸バリウムなどに比較して融点が高く、誘電体粒子1に対して、耐還元性および絶縁性を高め、高誘電率化できるという点で、Yなど希土類元素の酸化物粉末であることが望ましい。なお、Yなどの希土類元素は、これらの元素を含む錯体、溶液または酸化物粉末などいずれの原料を用いることが可能である。
被膜成分7として、Yなど希土類元素の酸化物粉末を用いる場合、平均粒子径が10〜20nmの粒子を用いることが望ましい。平均粒子径が10〜20nmであると被膜成分7による粒径のばらつきを抑制できるという利点がある。そして、被膜成分7を酸化物粉末のかたちで添加する場合、母体である誘電体粒子1の表面に形成される被膜3の厚みをより均一にするという点で、誘電体粒子1の平均粒子径よりも小さいことが重要であり、この場合、誘電体粒子1の平均粒子径に対して5分の1以下の大きさがより好ましい。
以下、被膜成分7の形成工程について説明する。本発明の製法においては、上述のように、被膜成分7は母体となる誘電体粒子1に対して均一に混合できるという点では錯体や溶液が好ましい。一方、Yなど希土類元素の酸化物粉末を用いると、錯体から発生する遊離成分を低減でき、回収される誘電体原料粉末中への混入を低減でき、被膜3を高純度化できるという利点がある。
次に、誘電体粒子1と上記した被膜成分7とを溶媒中で混合する。この場合、溶媒としては、被膜成分7の溶解性や加熱による発火を考慮して水が好ましいが、低分子量の有機溶媒でもよい。本発明の製法において添加する被膜成分7の量は母体となる誘電体粒子1の表面に形成する被膜3の厚みに応じて調整される。
次に、上記誘電体粒子1と被膜成分7との混合溶液を乾燥させて、誘電体粒子1と被膜成分7との複合粒子5を調製する。乾燥温度は得られる複合粒子5の凝集を抑制するという点で用いた溶媒が揮発する程度の室温より少し高い温度、例えば、80〜120℃の温度が好ましい。乾燥は常圧での加熱乾燥、真空乾燥、スラリのスプレードライ等の方法を適用することができ、低価格かつ小型の設備を使用できるという点で、大気中での加熱乾燥が好ましい。
次に、得られた複合粒子5を加熱炉に投入して誘電体粒子1の表面に付着させた被膜成分7を非晶質に変化させつつ誘電体粒子1の表面に固着させる。
図5は、本発明の誘電体原料粉末を作製するための加熱炉の断面模式図である。用いる加熱炉は、炉本体11の上部に原料投入フィーダ13が、一方、炉本体11の下部に粉末回収部15が備えられており、さらに、回収部15には炉心管17内の気流の流れ(層流)をつくるための吸引装置21が備えられている。炉本体11は炉心管17の周囲に加熱部19が設けられている。そして、加熱炉は原料投入フィーダ13から炉本体11を通じて粉末回収部15に至る経路(矢印)の方向に向けて吸引したガスによって複合粒子5を含む気体の流れが形成される。また、炉本体11には複合粒子5を含む気体の流れが炉心管17の長さ方向の中央部に、高温に設定された温度領域の空間23が設けられており、本発明においては、上述の複合粒子5を構成している被膜成分7を瞬時に溶融させる加熱工程と、溶融した前記被膜成分を瞬時に固化させる冷却工程とを有することを特徴とする。
そして、本発明における加熱工程は、上記複合粒子5を、温度が上昇する方向に変化する温度勾配を有し最高温度が1000℃以上に設定された空間23を、この複合粒子5の周囲の温度が1000℃/sec以上で変化するように通過させることが望ましい。
また、上記の加熱工程に続く冷却工程は、複合粒子5を、最高温度が1000℃以上に設定された空間23から温度が低下する方向に変化する温度勾配を有する空間24を、この複合粒子5の周囲の温度が1000℃/sec以上で変化するように通過させることが望ましい。
本発明では、被膜成分7が溶融する温度領域である空間23の温度は得られる誘電体原料粉末の平均粒子径のばらつき(CV)を小さくするという点で、特に1100℃以上1250℃以下が好ましい。加熱炉の最高温度が1000℃以上であると、誘電体粒子1の表面において被膜成分7が溶解し濡れ広がりやすいという利点がある。
上述のように本発明の製法では複合粒子5を上記のような方法で瞬時に加熱し冷却することにより、誘電体粒子1の表面に付着した被膜成分7を非晶質に変化させることができる。
上述の加熱工程および冷却工程の条件は複合粒子5を含む気体の流れの速度と、加熱炉における炉心管11の上下端の温度と炉心管11の最高温度を示す位置との間の距離とから求められる。つまり、加熱炉の炉心管17の上端部と、その長さ方向の中央部の位置における最高温度との間、および中央部付近の位置における最高温度と炉心管17の下端部との間を通過する加熱された気体の速度から見積もられる。
なお、本発明の製法においては加熱炉の炉心管17の下端部側から吸引して層流を形成しているために炉心管17を境に上端部側と下端部側とは複合粒子5を通過させる周囲の温度変化はほぼ同じになる。
さらに、誘電体粒子1の表面上での被膜成分7の凝集や結晶化を抑制し、得られる誘電体原料粉末の粒径のばらつき(CV)を低減するという理由から、本発明では以下のような温度変化を有する環境に設定することが望ましい。
つまり、本発明では、複合粒子5を構成している被膜成分7を瞬時に溶融させる加熱工程において、複合粒子5を通過させる周囲の温度変化が1000℃/sec以上、特に、1100℃/sec以上が好ましい。
また、上記の加熱工程の後の被膜成分7を瞬時に固化させる冷却工程においても、加熱工程と同様に、複合粒子5を通過させる周囲の温度変化が1000℃/sec以上、特に、1100℃/sec以上が好ましい。複合粒子5を通過させる周囲の温度変化が1100℃/sec以上であると、複合粒子5の表面に付着した被膜成分7が非晶質に変化しやすく、また、被膜3の厚みのばらつきを小さくでき、これから得られる誘電体原料粉末の平均粒子径のばらつきを低減できるという利点がある。
一方、加熱工程および冷却工程において複合粒子5を通過させる条件(温度変化)が2600℃/sec以下では被膜成分7の未反応物量を低減でき、例えば、被膜成分7として希土類元素の酸化物粉末を用いた場合に被膜3の結晶化を抑制できる。
なお、本発明では炉心管17の下端部側から空気を吸引する方法であるために加熱工程および冷却工程において複合粒子5を通過させる条件(温度変化)は同じである。
これに対して、自然落下のように吸引操作を行わずに複合粒子5を加熱および冷却した場合には複合粒子5が加熱炉の炉心管11の中で落下中に凝集して粗大な粒子が形成されてしまう。なお、加熱工程および冷却工程において複合粒子5を通過させる条件(温度勾配)を上記のように設定でき、本発明のように誘電体粒子1の表面に非晶質の被膜3を形成できるという点で、炉心管17の長さは3m以上、特に、4m以上が好ましい。
なお、本発明の製法は誘電体以外のセラミック粉末についても被膜を形成する手法として適用できることはいうまでもなく、例えば、チタンジルコン酸鉛、アルミナ、ジルコニア、コーディエライト、ムライト、スピネル等のセラミック粉末や種々のガラス粉末等にも適用可能である。
本発明の製法は、従来より公知の製法である、元素を含む溶液を加熱炉中に噴霧して溶液からセラミック粉末を合成する噴霧熱分解法に比較して、母体として緻密な誘電体粒子1をそのまま用いることから、加熱処理後も緻密な誘電体原料粉末が得られる。それととともに、母体である誘電体粒子1の表面に被膜3を形成でき、しかも上記した被膜成分7の混合と加熱を繰り返し行うことにより、誘電体粒子1の表面に被膜3を層状に形成できるという利点を有する。
つまり、噴霧熱分解法は合成時に溶媒の揮発とセラミックスの合成が同時に起こるために、合成されるセラミック粉末が溶媒の揮発により膨らみ、得られる粉末がいびつな形状であったり、セラミック粉末の内部に空隙が生じやすい。しかも、本発明の製法のように誘電体粒子1の表面に層状に被膜3を形成することができない。
また、上記本発明の製法に比較して、最高温度が、例えば、1000℃よりも低温、特に、500℃の温度で処理を行う従来の被膜の形成方法では、被膜成分7が溶解しないために誘電体粒子1の表面に形成されるセラミックスの被膜3は濡れ広がりが無く、被膜3は透過電子顕微鏡観察によれば格子模様が見られる。なお、本発明では被膜3に格子模様が見られる状態を結晶化しているとする。そのため、このような誘電体原料粉末を用いてスラリを調製する場合にボールミルを用いると、誘電体粒子1の表面に形成された被膜成分7が剥離したりする。そのため、被膜成分7が磁器中で偏析したり、誘電体粒子1自体の粒成長が生じたりする。
次に、本発明の誘電体原料粉末を用いて得られる誘電体磁器、ならびに、この誘電体磁器によって形成される積層セラミックコンデンサについて説明する。本発明の誘電体原料粉末を用いて得られる誘電体磁器は、上記誘電体原料粉末を成形し、焼成して得られることを特徴とする。そして、本発明の積層セラミックコンデンサは、誘電体層と電極層とが積層されており、この誘電体層が、本発明のチタン酸バリウム系粉末の焼結体である。この積層セラミックコンデンサは、例えば、以下のように製造することができる。
まず、本発明のチタン酸バリウム系粉末を焼結助剤であるガラス成分とともに樹脂および必要に応じて溶媒と混合してスラリを調製する。焼結助剤としては、例えば、SiO−CaO−B系ガラスが好適である。樹脂はポリビニルブチラール、ポリビニルアルコールなどを使用することができ、溶媒としては、例えば、水、アルコール、酢酸ブチル、酢酸エチルなどを使用することができる。
続いて、前記スラリをシート状に成形し誘電体グリーンシートを作製する。成形方法は特に限定するものではないが、例えば、ドクターブレード法などを採用することができる。次に、誘電体グリーンシートと電極パターンとを積層して積層体を得る。電極パターンとしては、例えば、銅、ニッケルまたはコバルトなどの卑金属粉末に、樹脂および溶媒を混合してなる導体ペーストを用いることができる。なお、誘電体グリーンシートおよび電極パターンの積層数は、特に限定するものではなく、所望の静電容量などに応じて適宜設定することができる。
次に、必要に応じて脱バインダ処理などを実施した後、この積層体を焼成し、さらに、焼成した積層体に外部電極などが適宜形成されて積層セラミックコンデンサが得られる。
焼成温度は、焼結助剤の種類および添加量、ならびに用いる誘電体原料粉末の粒子径に応じて適宜設定することができるが、例えば1100〜1300℃、好ましくは1150〜1250℃である。また、焼成雰囲気は、電極層の酸化を抑制するため、非酸化性雰囲気とすることが好ましい。
まず、蓚酸塩法で得られた表1に示す平均粒子径(D50:粒度分布における50%累積値における粒径)のチタン酸バリウム粒子(A/B=1.005)および被膜成分を準備した。被膜成分は表1に示す平均粒子径のYを含む希土類酸化物粉末およびSiOを用いた。希土類元素酸化物およびSiOの量は誘電体粒子100モルに対して0.5モルとした。
次に、誘電体粒子と被膜成分とを純度99.9%のイオン交換水を用いて、ボールミルを用いて混合し、次いで、大気中、温度120℃で2時間の乾燥を行い、誘電体粒子1の表面に被膜成分を付着させた複合粒子5を調製した。
次に、この複合粒子を図5に示した加熱炉を用いて、表1の条件(温度、吸引力(層流)、昇温速度)にて熱処理を行い誘電体原料粉末を調製した。温度は加熱炉の長さ方向中央部の炉内の温度とした。昇温速度は以下のように求めた。つまり、本発明の誘電体原料粉末の製法において調製される層流は吸引ポンプを用いて大気を排出することによって調製した。この場合、炉心管の直径は75mm、長さは5m、長さ方向の中央部が最高温度の領域であり、炉心管の上端は50℃であった。複合粒子を通過させる周囲の温度変化は炉心管の上端の位置から中央部までの2.5mの位置に達する気流の時間から求めた。炉心管中央部付近の最高温度が1250℃であると、その温度差は1200℃、吸引量10L/minの場合の落下速度が5mあたり2秒であるので、加熱工程および冷却工程における複合粒子5を通過させる周囲の温度変化は1200/1=1200℃/secとなる。この場合、炉心管の下端部側から空気を吸引する方法であるために加熱工程および冷却工程における複合粒子5を通過させる周囲の温度変化は同じとした。炉心管の最高温度が800℃未満では層流中の複合粒子の落下速度は3sec、800℃以上では2秒である。なお、吸引しないで自然落下させた場合、高さ5mの炉心管の上端から回収部までの到達時間は10秒であったが、この場合、複合粒子が凝集し、焼結して直径が10μm以上の大きさの凝集体となった(試料No.20の平均粒子径は凝集体を構成する個々の粒子径の平均値である)。
次に、得られた誘電体原料粉末について平均粒子径を求めた。また、同誘電体原料粉末について被膜の占有状態(誘電体粒子の表面に占める被膜の領域)および結晶状態ならびに厚みを透過電子顕微鏡を用いて評価した。被膜の厚みは得られた写真から上記の方法によって測定し各粉末から試料3個の写真を抽出して平均化して求めた。また、被膜の非晶質の確認もまた同3個の試料について透過電子顕微鏡写真から格子模様の見えないものを非晶質として評価した。この場合、全面とは誘電体粒子の輪郭表面の90%以上が非晶質もしくは結晶の被膜のいずれか一方で覆われている状態である。
次に、得られた誘電体原料粉末を用いて成形体を作製し、TMAを用いて熱収縮曲線を求め、図3のようにして収縮開始温度を求めた。TMAの試料は10mm×5mm×5mmとした。TMAの温度は室温から1300℃、雰囲気は大気中とした。
また、同誘電体原料粉末を用いて直径12mm、厚み1mmのペレット状の成形体を作製し、表1に示す温度において、大気中にて2時間の焼成を行った。次に、得られた焼結体の各試料について結晶粒子1の平均粒子径とそのばらつきを測定した。また、この焼結体試料の両主面にIn−Gaの金属を塗布して、静電容量を測定し、試料の厚みと表面積から比誘電率を求めた。試料数は各10個とした。
誘電体原料粉末の平均粒子径と被膜の厚みおよび焼結体中における結晶粒子の平均粒子径とそのばらつきは得られた焼結体の破断面を研磨した後、走査型電子顕微鏡を用いて内部組織の写真を撮り、次いで、その写真に映し出されている結晶粒子の輪郭を画像処理し、各粒子を円と見立ててその直径を求め、平均化して求め、またそのばらつき(CV)を求めた。この場合、焼結体中の結晶粒子の断面は最大径のところの断面ではない場合が多いために原料粉末である誘電体粒子の平均粒子径よりも小さくなる場合がある。
Figure 0005046595
Figure 0005046595
表1、2の結果から明らかなように、本発明の製法により作製した試料は被膜が非晶質態であり、誘電体粒子の表面の全面に形成されていた。本発明の誘電体原料粉末を用いて形成した焼結体は、被膜を従来の液相法により形成した試料(No.26)に比較して、誘電体粒子としてチタン酸バリウム粉末(BT粉末)を用い、被膜成分として希土類元素を用いた場合、焼結時の収縮開始温度が高まり、また、焼結体の粒成長も抑制され、粒子径のばらつきも小さかった。そして、本発明の誘電体原料粉末を用いて作製した焼結体は被膜を従来の液相法により形成した試料(No.26)に比較して比誘電率が高かった。
次に、実施例1における試料No.7である本発明の誘電体原料粉末を用いて積層セラミックコンデンサを作製した。誘電体粒子の誘電特性を制御する助剤として、Y、MgOおよびMnOを酸化物の形態で添加した。MnOはMnCOを原料として用いた。添加物の組成は、誘電体粒子であるチタン酸バリウム系粉末100質量部に対してMgOを0.09質量部、Yを0.5質量部、MnOを0.1質量部になるように配合した。焼結助剤としては、SiO=50、BaO=20、CaO=20、LiO=10(モル%)のガラスを用い、その添加量はチタン酸バリウム系粉末100質量部に対して1.2質量部とした。予め、これらの粗原料粉末をジルコニアのボールミルを用いて溶媒としてイオン交換水を加えて10時間混合した。
次に、上記混合粉末100質量部と、ブチラール7質量部と、酢酸ブチル15質量部とを、ジルコニアボールを媒体として約6時間ボールミル混合しスラリーを調製した。次に、この誘電体スラリを用いて厚み2.5μmの誘電体グリーンシートを作製し、この表面に、ニッケルペーストを用いて内部電極を形成し、内部電極付きグリーンシートを作製した。また、別途、上記の誘電体スラリを用いて、厚み50μmの保護用グリーンシートを作製した。次に、内部電極付きのグリーンシートを100枚積層し、この積層体の上下面に保護層用グリーンシートを4枚づつ積層して熱圧着した後、個片に寸断して、21型サイズの積層コンデンサグリーンチップを作製した。
次に、この積層コンデンサグリーンチップに対して、脱バインダ処理を実施した後、これを焼成した。脱バインダ処理は、大気中、毎時15℃の割合で400℃まで昇温し、400℃で5時間保持した後、炉内放冷するというプロファイルで実施した。
また、焼成は、窒素と水素との混合ガス雰囲気中で、毎時200℃の割合で常温から900℃まで昇温し、900℃で1時間保持しながらマスフローコントローラを動作させてニッケルの酸化還元平衡酸素分圧よりも2桁下になるように炉内の酸素分圧を調整し、その後、各温度でこの酸素分圧が保持されるようにマスフローコントローラを動作させながら、1170℃の温度まで毎時200℃で昇温し、更にその温度で2時間保持した後、毎時200℃の割合で常温まで降温するというプロファイルで行った。
その後、焼成したチップをバレル研磨して面取りを施し、銅ペーストを内部電極が露出した部分に塗布して焼付けを行って端子電極を形成し、この端子電極にニッケルめっきおよびハンダめっきを順次施して、積層セラミックコンデンサを製造した。得られた積層セラミックコンデンサの寸法は2mm×1.2mm×0.6mmであった。
比較例として、チタン酸バリウム粒子の表面にY成分を液相法で付着させたチタン酸バリウム系粉末である、実施例1の試料No.26の誘電体原料粉末を用いて上記と同様の製法により積層セラミックコンデンサを作製した。
得られた積層セラミックコンデンサについて静電容量と高温負荷寿命を評価した。
積層セラミックコンデンサの静電容量はLCRメータを用いて、25℃において、AC電圧1V、周波数1kHzの条件にて30秒後の値として評価した。高温負荷寿命は125℃、12.6Vで評価し、時間経過における不良の発生頻度を調べ、不良数50%での時間(MTTF)を求めた。試料数は100個とした。
その結果、本発明の製法で得られたチタン酸バリウム系粉末を用いて作製した試料は静電容量が平均で4.7μFであったのに対し、比較例の試料の静電容量は平均で4.6μFであった。
また、高温負荷寿命であるMTTFは本発明の製法で得られたチタン酸バリウム系粉末を用いて作製した試料は120時間であったのに対し、比較例の試料は85時間であった。
本発明の誘電体原料粉末の断面の透過電子顕微鏡写真である。 図1の透過電子顕微鏡写真の誘電体原料粉末の模式図である。 誘電体原料粉末の成形体を熱機械分析(TMA)を用いて得られた熱収縮曲線である。熱収縮曲線Aは本発明の誘電体原料粉末、熱収縮曲線Bは液相法によって誘電体粒子表面に被膜成分を単に付着させただけの誘電体原料粉末である。 本発明の誘電体原料粉末の製法に用いる複合粒子の模式図である。 本発明の誘電体原料粉末を作製するための加熱炉の断面模式図である。
符号の説明
1 誘電体粒子
3 被膜
11 炉本体
13 原料投入フィーダ
15 粉末回収部
17 炉心管
19 加熱部
23 空間

Claims (3)

  1. 誘電体粒子と、該誘電体粒子の表面に非晶質の金属酸化物からなる被膜とを有する誘電体原料粉末の製法であって、
    前記誘電体粒子と被膜成分とを溶媒中で混合し、乾燥させて、前記誘電体粒子の表面に該誘電体粒子よりもサイズの小さい前記被膜成分が付着した複合粒子を調製する工程と、
    温度が上昇する方向に変化する温度勾配を有し最高温度が1000℃以上に設定された空間に、前記複合粒子を、当該複合粒子の周囲の温度が1000℃/sec以上で変化するように通過させる加熱工程と、
    最高温度が1000℃以上に設定された空間から温度が低下する方向に変化する温度勾配を有する空間に、前記複合粒子を、当該複合粒子の周囲の温度が1000℃/sec以上で変化するように通過させる冷却工程と
    を有することを特徴とする誘電体原料粉末の製法。
  2. 前記被膜成分として、希土類元素の酸化物粉末を用いる請求項1に記載の誘電体原料粉末の製法。
  3. 前記被膜成分として、平均粒子径が10〜20nmの粒子を用いる請求項1または2に記載の誘電体原料粉末の製法。
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