JP5045639B2 - 連結部材、部材連結構造、ファン取付構造及び部材連結方法 - Google Patents

連結部材、部材連結構造、ファン取付構造及び部材連結方法 Download PDF

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Description

この発明は、連結部材、部材連結構造、ファン取付構造及び部材連結方法に係り、詳しくは、部材同士を容易に連結することができ、また、部品管理を容易化することのできる連結部材、部材連結構造、ファン取付構造及び部材連結方法に関する。
部材同士を連結する場合には、連結部品を用いてその連結箇所同士を連結する作業を行なっている。例えば、ファン装置を機器本体に連結して取り付ける際には、ファン装置の送風出口側となる前面側のフレームの4隅と、機器本体の筐体の対応する4箇所にネジ止用の貫通穴を形成する。この第1の関連技術の構造により、ファン装置側と機器本体側の貫通穴に雄ネジを貫通させてナット(雌ネジ)を螺合させることにより、ファン装置の前面側を機器本体の筐体にネジ止め固定する技術が知られている。
又は、ファン装置の送風出口側となる前面の4隅に別部品を組み込むなどして雌ネジ穴を準備する一方、機器本体の筐体側の4箇所には貫通穴を形成する。この第2の関連技術の構造により、機器本体の筐体側の貫通穴に雄ネジを貫通させてファン装置の対応する個所の雌ネジに螺合させることにより、ファン装置の前面側を機器本体の筐体にネジ止め固定する技術が知られている。
この種のファン装置としては、第3の関連技術として、空気調和機の前面パネルの取付を容易化することが特許文献1で提案されている。この特許文献1では、底板に固設されている両側の側面板に長穴を開口させて、前面パネルの側辺側に形成されているフックをその長穴内に引っ掛けるとともに、その側面板と前面パネルの上部側を天板の周辺に形成されている枠形状内に差し込むことにより組み立てることが提案されている。
特開2005−180793号公報
しかしながら、このようなネジ止めによる部材同士の連結にあっては、雄ネジ及びナットという小さな複数の部品が必要となったり、特別に雌ネジを設置するなどの作業が必要になるなど、その連結作業の工数が多くなるとともに、注意していないとネジやナットなどの部品が紛失してしまう可能性が高いという問題があった。
この問題は、特許文献1の連結構造を採用することにより解消することもできるが、この連結構造では、引っ掛けたり、差し込んで組み立てているだけであることから、しっかりと固定することができず、振動の大きな種類のファン装置には適用することができない、という課題がある。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、紛失するような小部品によらない一部材での連結を実現することにより、部品を紛失し難くするとともに作業工数の削減を可能にして、例えば、機器本体へのファン装置の連結など、部材同士の連結を負担なく行なうことのできる連結部材などを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明の構成は、第1の被連結部材と装置筐体の後面部を構成する第2の被連結部材との間に介在される介在部材と、該介在部材の前記第1の被連結部材と相対向する面側に突設され、径を拡縮自在に変更し得る太径の頭部と細径の胴部とからなる少なくとも1つの第1の係合突起と、前記介在部材の前記第2の被連結部材と相対向する面側に突設され、径を拡縮自在に変更し得る太径の頭部と長尺で細径の胴部とからなる少なくとも1つの第2の係合突起とからなると共に、前記第1の係合突起は、前記第1の被連結部材に設けられた貫通穴に挿通されて、前記頭部が、前記第1の被連結部材の前記介在部材と背向する面にて係合され、かつ、前記第2の係合突起は、前記装置筐体の前面部を構成し、前記後面部を構成する前記第2の被連結部材とパイプで連結される前面部材に設けられた貫通穴から、前記パイプを経由して、前記第2の被連結部材に設けられた貫通穴に挿通されて、前記頭部が、前記第2の被連結部材の前記介在部材と背向する面にて係合されることで、前記第1の被連結部材と前記第2の被連結部材とを連結する構成になされている連結部材に係り、前記第1及び第2の係合突起のそれぞれには、前記頭部と前記胴部との間に、前記頭部から前記胴部に進むにつれて漸次縮径する逆傾斜面が設けられ、前記頭部から前記逆傾斜面に切り換わる位置が、前記第1又は第2の被連結部材の厚さよりも前記介在部材から離隔する位置に形成される一方、前記逆傾斜面から前記胴部に切り換わる位置が、前記第1又は第2の被連結部材の厚さ未満で前記介在部材から離隔する位置に形成されており、前記頭部の先端から前記胴部に向かって、前記頭部、前記逆傾斜面及び前記胴部の外形の断面形状を前記貫通穴よりも小さな断面形状に変形可能にする深溝部が形成されていることを特徴としている。
この本発明の構成によれば、第1及び第2の被連結部材の間に介在させる介在部材の係合突起を、その第1及び第2の被連結部材の双方に開口する貫通穴内に容易に位置決めして差し込んで挿通するだけで係合させることができ、上記介在部材を介して第1及び第2の被連結部材を連結することができる。したがって、貫通穴の開口する第1及び第2の被連結部材に対して介在部材の一部品のみを準備すればよく、また、上記介在部材を挟み込むように第1及び第2の被連結部材を対面状態にして接近させるだけで連結固定することができる。この結果、連結部品を紛失しなくなるとともに、連結作業の作業工数を少なくすることができる。
第1の被連結部材と第2の被連結部材との間に介在される介在部材と、該介在部材の前記第1の被連結部材と相対向する面側に突設され、径を拡縮自在に変更し得る太径の頭部と細径の胴部とからなる少なくとも1つの第1の係合突起と、前記介在部材の前記第2の被連結部材と相対向する面側に突設され、径を拡縮自在に変更し得る太径の頭部と細径の胴部とからなる少なくとも1つの第2の係合突起とからなる連結部材であって、前記第1の係合突起は、前記第1の被連結部材に設けられた貫通穴に挿通されて、前記頭部が、前記第1の被連結部材の前記介在部材と背向する面にて係合され、かつ、前記第2の係合突起は、前記第2の被連結部材に設けられた貫通穴に挿通されて、前記頭部が、前記第2の被連結部材の前記介在部材と背向する面にて係合されることで、前記第1の被連結部材と前記第2の被連結部材とを連結する構成になされており、前記介在部材は、前記第1及び第2の被連結部材の一方又は双方の連結面の外形形状と略同一の外形形状に作製されている。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について詳細に説明する。
実施形態
図1乃至図6はこの発明に係る連結部材を用いて機器本体にファン装置を取り付ける部材連結構造の一実施形態を示す図である。図1は同ファン装置を取り付ける機器本体の概略構成を示す透視概念図、図2は同部材連結構造の概略全体構成を示す連結組立前の分解斜視図、図3はその要部構成を示す縦断面図、図4はその連結組立後の状態を示す斜視図、図5はその一部を再度分解したときの状態を示す分解斜視図である。
まず、構成を説明する。図1において、ファン装置100は、例えば、動作(駆動)時に発熱するCPUなどの発熱体を搭載するパーソナルコンピュータ等の電子機器本体200に搭載されており、機器本体200内の筐体部材(第1の被連結部材)210に連結部材10を用いて取り付けられている。ファン装置100は、機器本体200の筐体ケース201内の温度をCPUなどが定常動作可能な温度に冷却するために、高温になる内部の空気を外部に排気する。
ここで、ファン装置100は、概略四角の枠形状に形成されて筐体部材を構成する背面部材102の不図示の開口内に駆動モータが内蔵されており、この駆動モータの駆動軸に固設されているボス105周囲の複数枚の羽部材106が回転することにより、例えば、その前面側に送風する。ファン装置100は、概略同一形状の枠形状に形成されてフレームを構成する前面部材101内が開口して送風出口の排気口101aを構成しており、羽部材106の周方向を覆うダクト部材107が排気口101aと背面部材102側開口の周縁同士を連設する状態に組み立てられている。これにより、ファン装置100は、羽部材106の回転により背面部材102側の開口内に吸引する空気を前面部材101の排気口101aから排気するように機能する。なお、前面部材101は、排気口101aの中心にボス105をキャップ103が回転自在に保持しており、このキャップ103はリブ104により支持されている。
このファン装置100は、前面部材101と背面部材102の双方共に、その4隅に貫通穴101h、102hが開口しており、図示することは省略するが、これら貫通穴101h、102h内に雄ネジを貫通させてナットを螺合させることによりファン装置100の前面側をネジ止め固定して取り付けることができるように作製されている。すなわち、前面部材101や背面部材102が第2の被連結部材を構成している。なお、背面部材102の4隅にも貫通穴102hが開口するが、後述する実施形態で説明するように、この貫通穴102hも組立時に利用可能に開口されている。
一方、機器本体200側の筐体部材210は、ファン装置100の前面部材101や背面部材102よりも外形が一回り大きな概略四角の板状の枠形状を一例として図示しているが、この形状に限るものではない。ここでは、筐体部材210は、機器本体200のケース201内で立ち上げられている姿勢の大面積の板状の板金の一部であり、その内側に前面部材101の排気口101aと同様な形状の排気口210aが形成されている。
この筐体部材210は、前面部材101や背面部材102の4隅の貫通穴101h、102hに対応する同一位置に貫通穴210hが開口しており、この貫通穴210h内からファン装置100の前面部材101の貫通穴101hなどに雄ネジを貫通させてネジ止め固定することにより取り付けるように作製されている。すなわち、前面部材101と筐体部材210は4隅が連結箇所となって、その連結位置に貫通穴101h、210hが開口している。
これに対して、連結部材10は、ファン装置100の前面部材101や背面部材102と同様に概略四角の枠形状に形成されている枠状部材(介在部材)11と、この枠状部材11の4隅に一体形成されている係合突起12、22とを備えている。
枠状部材11は、機器本体200側の筐体部材210とファン装置100の前面部材101の間に介在可能に、前面部材101と同様な枠形状に作製されている。枠状部材11は、前面部材101と外形が概略一致する四角形状に形成されているとともに、その内部にも、排気口101aと同様な形状で開口する排気口11aが形成されている。これにより、枠状部材11は、前面部材101と連結状態にした際には一体になって目立たない状態で筐体部材210に連結することができ、筐体部材210側の排気口210aと同様な形状で排気口11aが開口している。
この枠状部材11は、前面部材101と筐体部材210の4隅に対面する両面側に係合突起12、22が突設されており、係合突起12、22は、その4隅の貫通穴101h、210hに対応する位置に形成されている。枠状部材11は、係合突起12、22と共に、弾性力と防振性能を有するゴム材料や樹脂材料を射出成形などすることにより一体成型されている。なお、連結部材10は、枠状部材11と係合突起12、22とを同一材料又は別材料を用いて作製した後に結合し一体にすることにより、枠状部材11のみに、あるいは、係合突起12、22のみに防振性能を発揮させてもよい。しかるに、連結部材10としては、全体で防振機能を発揮することができ、また、容易かつ簡易に作製できることから、最初から振動防止材料により枠状部材11と共に係合突起12、22を一体成型するのが好ましい。
係合突起12、22は、図3に示すように、枠状部材11の表裏面から離隔する先端部13、23が前面部材101や筐体部材210の貫通穴101h、210hよりも小径の断面外形形状に形成されている。また、その枠状部材11の表裏面に隣接する基端部15、25は、その貫通穴101h、210hよりもやや大径の断面外形形状に形成されている。また、これら先端部13、23と基端部15、25の間の中間部14、24は、このままの状態では貫通穴101h、210h内に差込不能にする大径の断面外形形状に形成されている。すなわち、先端部13、23と中間部14、24が係合突起12、22の頭部を構成する一方、基端部15、25が係合突起12、22の胴部を構成している。
この係合突起12、22の先端部13、23は、先端面13a、23aから後述の逆円錐面14b、24bよりも尖った状態になるように傾斜する円錐面13b、23bが中間部14、24の最外周の外周面14a、24aに連続して断面外形形状を拡径させている。中間部14、24は、その外周面14a、24aから緩やかな傾斜面の逆円錐面14b、24bが基端部15、25の側周面15a、25aまで断面外形形状を連続して縮径させている。基端部15は、中間部14の外周面14aが前面部材101の厚さよりも枠状部材11から離隔する高さに位置するように形成されているとともに、その逆円錐面14bから側周面15aに切り換わる位置が前面部材101の厚さ未満で枠状部材11から離隔する高さになるように形成されている。同様に、基端部25は、中間部24の外周面24aが筐体部材210の厚さよりも枠状部材11から離隔する高さに位置するように形成されているとともに、その逆円錐面24bから側周面25aに切り換わる位置が筐体部材210の厚さ未満で枠状部材11から離隔する高さになるように形成されている。すなわち、係合突起12が第2の係合突起を構成する一方、係合突起12が第1の係合突起を構成する。
また、係合突起12、22は、先端部13、23の先端面13a、23aから中間部14、24を通過して基端部15、25の枠状部材11の表裏面と同一レベルまで切り欠いたスリット(深溝部)16、26がそれぞれ形成されている。このスリット16、26は、両側の中間部14、24同士が接近することにより、その最外周の外周面14a、24aが前面部材101や筐体部材210の貫通穴101h、210h内に挿通可能なサイズ(断面外形形状)まで縮径することができる程度の隙間を形成している。
次に、この連結部材10を用いてファン装置100を筐体部材210に連結して取り付ける第1の作業手順(方法)を説明する。
まずは、連結部材10を準備して、ファン装置100の前面部材101に枠状部材11を対面させつつ、係合突起12が対応する貫通穴101hに一致するように位置決めする。このとき、枠状部材11は、形状が決まっていることから、少なくとも2箇所の係合突起12を位置決めするだけで全ての貫通穴101hに係合突起12が対応するように容易に位置決めすることができる。
この状態のまま、係合突起12を対応する貫通穴101hに順次に差し込むことにより、その先端部13の先端面13a側から弾性変形させつつ中間部14の外周面14aが露出するまで押し込んでその貫通穴101h内に挿通して係合させる。このとき、係合突起12は、中間部14の外周面14aが貫通穴101hの周縁よりも外方に位置するように弾性復帰することにより前面部材101の枠状部材11に対する背向面に係合する。また、この係合突起12は、同時に、その中間部14の外周面14aから連続する逆円錐面14bと基端部15の側周面15aが貫通穴101hの開口縁や内面に弾性力により圧接することにより、前面部材101をその枠状部材11の裏面に圧接させる方向に付勢する状態で係合する。したがって、連結部材10は、ファン装置100の前面部材101に圧接する状態で容易に連結固定することができる。
次いで、同様に、ファン装置100の前面部材101に取り付けた枠状部材11の係合突起22を、筐体部材210の対応する貫通穴210hに位置決めしつつ、その先端部23の先端面23a側から差し込んで中間部24の外周面24aが露出するまで押し込むことにより挿通係合させる。このとき、枠形状部11は、その筐体部材210に圧接する方向に係合突起22が付勢する状態で係合する。したがって、連結部材10は、筐体部材210に容易に連結固定することができ、機器本体200側の筐体部材210にファン装置100の前面部材101を容易に取り付けることができる。
なお、ここでは、連結部材10を前面部材101側に連結固定した後に筐体部材210を連結固定してファン装置100を機器本体200側に取り付ける場合を一例にして説明するが、これに限らず、逆に、連結部材10を筐体部材210側に連結固定してから前面部材101側に連結固定して取り付ける手順でもよいことはいうまでもない。
次に、この連結部材10を用いてファン装置100に筐体部材210を連結して取り付ける第2の作業手順を説明する。
まずは、連結部材10を準備して、ファン装置100の前面部材101と機器本体200の筐体部材210の間に枠状部材11を離間する状態で介在させて、その枠状部材11の両面側の係合突起12、22をそれぞれ対応する貫通穴101h、210hに一致するように位置決めする。この場合にも、同様に、枠状部材11の係合突起12、22を前面部材101や筐体部材210の対応する貫通穴101h、210hに先端部13、23の先端面13a、23a側からほぼ同時に差し込んで中間部14、24の外周面14a、24aが露出するまで押し込むことにより挿通係合させる。このとき、枠形状部11は、その前面部材101と筐体部材210に圧接する方向に係合突起12、22が付勢する状態で係合する。
したがって、連結部材10は、上記の第1、第2の何れの作業手順でも、図4に示すように、ファン装置100の前面部材101と筐体部材210の貫通穴101h、210hに係合突起12、22を位置合わせして押し込むだけで容易に挿通係合させることができる。その係合突起12、22は、前面部材101と筐体部材210を弾性力により枠状部材11に圧接させる状態で連結固定することができる。この状態では、同時に、その枠状部材11と係合突起12、22の防振性能によりファン装置100の駆動による振動が機器本体200側の筐体部材210に伝達して騒音を発生させてしまうことを回避することができる。
その一方で、この後に、機器本体200側の筐体部材210からファン装置100を外す必要がある場合には、図5に示すように、その筐体部材210の前面側から露出する連結部材10の係合突起22の先端部23を摘まんで弾性変形させるだけでも、その中間部24の外形を貫通穴210hよりも小さくして離脱させることができ、容易に筐体部材210からファン装置100を外すことができる。また、連結部材10をファン装置100から外す必要がある場合にも、同様に、前面部材101の背面側から露出する連結部材10の係合突起12の先端部13を摘まむだけで離脱させることができ、容易に連結部材10をファン装置100からも外すことができる。
このように、この実施形態によれば、ファン装置100の前面部材101と機器本体200の筐体部材210の間に介在させる連結部材10の枠状部材11の4隅の係合突起12、22を、前面部材101と筐体部材210の4隅にネジ止め用に形成されている貫通穴101h、210h内に差し込むだけで連結して機器本体200にファン装置100を取り付けることができる。したがって、貫通穴の数だけあるネジやナットを準備・管理することを省いて、連結相手と同等の大きさの連結部材10の一部品のみにして部品点数を削減することができ、前面部材101と筐体部材210の間に一つの連結部材10を挟み込むように対面接近させて押し付けるだけで連結固定することができる。反対に、筐体部材210からファン装置100を外すのも係合突起12、22を弾性変形させて容易に貫通穴101h、210hから離脱させることができる。したがって、小さな部品であるネジやナットを紛失しないように管理する面倒な作業を不要にするとともに、筐体部材210とファン装置100との組立・分解作業の作業工数を少なくすることができる。
また、この発明の他の実施形態としては、図6に示すように、ファン装置100が前面部材101と背面部材102の間を連結するパイプ31を備える場合には、係合突起12に代えて、連結部材10の枠状部材11に係合突起(第2の係合突起)32を一体成型すればよい。係合突起32は、係合突起12と同様に先端部13と中間部14を備えるとともに、パイプ31を貫通する長さに形成されている基端部35を有して、その中心にスリット36が形成されている。この場合には、図7に示すように、係合突起32の基端部35の一端側に形成されている中間部14の外周面14aがパイプ21内から背面部材102の貫通穴102h(図1を参照)を通過した後に露出拡開してその背面部材102に係合する。
以上、この発明の一実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、ファン装置の前面側に送風出口の開口するカバーを取り付ける際にも適用することができ、また、連結固定する箇所は、4箇所に限らず、必要に応じて増減することができる。また、上述の実施形態においては、一方の面の係合突起と他方の面の係合突起は共に直線的になるように同一部位の表裏面に形成する場合について示しているが、必ずしも同一部位の表裏面に形成する必要はない。また、係合突起は、スリットで2股の形状にする場合に限らず、3股又は4股の形状にしてもよい。
この発明は、ファン装置に限らず、例えば、他の機器本体に他の部品を取り付けたり、単なる部材同士を連結する場合にも適用することができることはいうまでもない。
この発明の一実施形態である連結部材を用いてファン装置を取り付ける電子機器本体の概略構成を示す透視概念視図である。 同連結部材を用いた部材連結構造の概略構成を示す分解斜視図である。 同連結部品の要部構成を示す縦断面図である。 同部材連結構造の組立後の状態を示す斜視図である。 同部材連結構造の一部を再度分解したときの状態を示す分解斜視図である。 同部材連結構造の他の実施形態を示す分解斜視図である。 同部材連結構造の組立後の状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 連結部材
11 枠状部材(介在部材)
12、32 係合突起(第2の係合突起)
22 係合突起(第1の係合突起)
13、23 先端部(頭部)
14、24 中間部(頭部)
15、25、35 基端部(胴部)
16、26、36 スリット(深溝部)
100 ファン装置
101 前面部材(第2の被連結部材)
101h、102h、210a 貫通穴
102 背面部材(第2の被連結部材)
200 機器本体
210 筐体部材(第1の被連結部材)

Claims (7)

  1. 第1の被連結部材と装置筐体の後面部を構成する第2の被連結部材との間に介在される介在部材と、
    該介在部材の前記第1の被連結部材と相対向する面側に突設され、径を拡縮自在に変更し得る太径の頭部と細径の胴部とからなる少なくとも1つの第1の係合突起と、
    前記介在部材の前記第2の被連結部材と相対向する面側に突設され、径を拡縮自在に変更し得る太径の頭部と長尺で細径の胴部とからなる少なくとも1つの第2の係合突起とからなると共に、
    前記第1の係合突起は、前記第1の被連結部材に設けられた貫通穴に挿通されて、前記頭部が、前記第1の被連結部材の前記介在部材と背向する面にて係合され、かつ、
    前記第2の係合突起は、前記装置筐体の前面部を構成し、前記後面部を構成する前記第2の被連結部材とパイプで連結される前面部材に設けられた貫通穴から、前記パイプを経由して、前記第2の被連結部材に設けられた貫通穴に挿通されて、前記頭部が、前記第2の被連結部材の前記介在部材と背向する面にて係合されることで、前記第1の被連結部材と前記第2の被連結部材とを連結する構成になされている連結部材であって、
    前記第1及び第2の係合突起のそれぞれには、
    前記頭部と前記胴部との間に、前記頭部から前記胴部に進むにつれて漸次縮径する逆傾斜面が設けられ、
    前記頭部から前記逆傾斜面に切り換わる位置が、前記第1又は第2の被連結部材の厚さよりも前記介在部材から離隔する位置に形成される一方、
    前記逆傾斜面から前記胴部に切り換わる位置が、前記第1又は第2の被連結部材の厚さ未満で前記介在部材から離隔する位置に形成されており、
    前記頭部の先端から前記胴部に向かって、前記頭部、前記逆傾斜面及び前記胴部の外形の断面形状を前記貫通穴よりも小さな断面形状に変形可能にする深溝部が形成されていることを特徴とする連結部材。
  2. 前記第1又は第2の被連結部材が複数の被連結部材からなることを特徴とする請求項1記載の連結部材。
  3. 前記介在部材は、前記第1及び第2の被連結部材の一方又は双方の連結面の外形形状と略同一の外形形状に作製されていることを特徴とする請求項1又は2記載の連結部材。
  4. 前記介在部材又は前記係合突起の一方あるいは双方は、振動防止材料で作製されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の連結部材。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか一に記載の連結部材を用いて、前記第1及び第2の被連結部材を連結することを特徴とする部材連結構造。
  6. 請求項1乃至4のうち何れか一に記載の連結部材を用いて、機器が備える前記第1の被連結部材に、ファン装置の筐体の後面部を構成する前記第2の被連結部材が連結されることで、前記機器に前記ファン装置が取り付けられていることを特徴とするファン取付構造。
  7. 請求項1乃至4のうち何れか一に記載の連結部材を準備して、
    前記第1及び第2の被連結部材の前記貫通穴の一方毎に又は双方同時に、前記係合突起の一方又は双方を挿通して係合させることにより該第1及び第2の被連結部材を連結することを特徴とする部材連結方法。
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