JP4238227B2 - 電子部品板収容箱 - Google Patents

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Description

本発明は、内部に複数の電子部品板を収容する電子部品板収容箱に関する。
従来より、内部に油路が形成された基体(ポンプボディ、ハイドロユニット(H/U))と、この基体に設けられた電磁弁や電動モータなどの各種機器と、この各種機器を制御する制御ユニット等が組み付けられてなる車両用ブレーキ液圧制御装置が知られている。制御ユニットは、箱状の制御ユニットケース(電子機器収容箱)と、これに収容される制御ユニット本体(電子部品板)とを主に備えている。制御ユニット本体は、所定の回路パターンが形成された基板と、この基板に搭載された電子部品(例えばトランジスタ)とを主に備えてなる電子部品板の一つである。制御ユニット本体は、電磁弁に環装するコイルや前記電動モータなどと電気的に接続しており、制御ユニット本体が、電磁弁や電動モータなどを所定に作動させることによって、アンチロックブレーキ制御などが行われる。
ところが、このような制御を行うと制御ユニット本体が発熱する。そこで、この熱を放熱させるため、従来、制御ユニット本体に放熱板といった放熱の用に供する電子部品板をハンダなどにより接合し、この放熱板を介して放熱させていた。
このような制御ユニット本体の熱を放熱させる技術に関連して、制御ユニットケースの一部を金属製とし、この金属製の一部を介して放熱させる技術が提案されている(特許文献1参照)。その他、制御ユニット本体と金属製の基体とを熱的に接続する伝熱板を取り付け、制御ユニット本体の熱を伝熱板を介して基体に伝熱させ、放熱する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開平8−58544号公報(段落番号0018〜0020、図2) 特開平8−11692号公報(段落番号0033、図2)
しかしながら、前記したように、制御ユニット本体に放熱板をハンダなどで接合するには、非常に手間がかかり、制御ユニット本体、放熱板などを容易に収容できなかった。
そこで、本発明は、制御ユニット本体、放熱板などの複数の電子部品板を、容易に収容可能な電子部品板収容箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、発明は、内部に複数の電子部品板を収容する電子部品板収容箱であって、箱本体と、前記箱本体の内壁面から突出して形成された支持部材本体と、前記複数の電子部品板に対応して前記支持部材本体に設けられた複数の係合部と、を備え、前記支持部材本体、前記係合部、および前記支持部材本体と前記係合部との連結部の少なくとも一部は弾性を有し、前記各係合部が前記各電子部品板の一面側に係合して、前記各電子部品板が前記支持部材本体にスナップ結合するように構成したことを特徴とする電子部品板収容箱である。
ここで、箱本体の内壁面とは、箱本体を構成する底壁、周壁など以外に、後記する第1実施形態における中間壁などの箱本体の内側に向いた壁面を含む。
また、電子部品板とは、回路パターンが形成された基板と、これに固着された電子部品とからなるいわゆる制御基板だけでなく、その他、制御基板に装着されて用いられることの多い板状の電子部品、例えば、後記する実施形態で説明する放熱板・ヒートシンクなどを含む。
このような電子部品板収容箱によれば、複数の電子部品板を収容するとき、弾性を有する支持部材本体、係合部、および支持部材本体と係合部との連結部の少なくとも一部を、その弾性に抗して、所定の方向に曲げるなど、変形することができる。そして、各係合部が、各電子部品板の一面側に係合することで、各電子部品板が支持部材本体にスナップ結合し、各電子部品板の収容状態は維持される。
また、支持部材本体と複数の係合部は、箱本体と一体であるため、部品点数が少なくなり、その取り扱いが容易となる。
また、本発明は、前記各係合部は、前記支持部材本体の側方に突設されたことを特徴とする電子部品板収容箱である。
このような電子部品板収容箱によれば、支持部材本体、支持部材本体の側方に突設された各係合部、および支持部材本体と各係合部との連結部の少なくとも一部を、その弾性に抗して変形させて、各係合部を各電子部品板の一面側に係合させることができる。
また、本発明は、前記各係合部は、前記支持部材本体の先端側から前記内壁面側に向かって斜めに延設された腕部からなることを特徴とする電子部品板収容箱である。
このような電子部品板収容箱によれば、支持部材本体、腕部(腕部の各係合部)、および支持部材本体と腕部との連結部の少なくとも一部を、その弾性に抗して変形させて、各係合部を各電子部品板の一面側に係合させることができる。
また、本発明は、前記各電子部品板を他面側からそれぞれ支持する他面側支持部を、備えたことを特徴とする電子部品板収容箱である。
このような電子部品板収容箱によれば、複数の他面側支持部によって、各電子部品板を他面側から支持することができる。
また、本発明は、前記係合部と前記他面側支持部とで、前記電子部品板を厚さ方向に挟持することを特徴とする電子部品板収容箱である。
このような電子部品板収容箱によれば、各係合部と各他面側支持部とで、その間に収容される電子部品板を厚さ方向に挟持し、電子部品板をその厚さ方向に拘束することができる。
本発明によれば、制御ユニット本体、放熱板などの複数の電子部品板を、容易に収容可能な電子部品板収容箱を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を適宜参照して説明する。
なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
≪第1実施形態≫
第1実施形態に係る電子部品板収容箱について、図1から図6を参照して説明する。ここでは、電子部品板収容箱が、車両用ブレーキ液圧制御装置の制御ユニットケースである場合を例示する。
参照する図面において、図1は、第1実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の分解斜視図である。図2は、図1に示す制御ユニットの分解斜視図である。図3は、制御ユニット本体および放熱板の収容後における制御ユニットケースのX−X断面図である。図4は、制御ユニット本体および放熱板の組み付け前における突設体のX−X拡大断面図である。図5は、図4に示す突設体の構成を説明するための模式図である。図6は、制御ユニット本体および放熱板の組み付け後における突設体のX−X拡大断面図である。
≪車両用ブレーキ液圧制御装置≫
図1に示すように、第1実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置1は、背面側から正面側に向かって、電動モータ11と、基体12と、基体12に装着される複数の電磁弁13(図1では1つのみを描いている)、圧力センサ14などの各種機器と、制御ユニット20とを主に備えている。
基体12は、その外形が略直方体を呈し、アルミニウム合金などから形成された金属製部品である。基体12の正面側の第1取付面12A、背面側の第2取付面12Bを含む各方面には、電磁弁13、圧力センサ14などの各種機器を取り付けるための挿着穴12aや、マスタシリンダ(図示しない)に接続する入口ポート12bや、車輪ブレーキ(図示しない)に接続する出口ポート12cなどが形成されている。基体12の内部には、ブレーキ液の通り道となる油路(図示しない)が適宜形成されている。複数の電磁弁13は、基体12に装着されて、基体12内の油路において、入口弁、出口弁、カット弁、吸入弁などとして機能する弁である。電動モータ11は、基体12の第2取付面12Bに固着され、基体12内の油路内のブレーキ液を送るプランジャポンプ(図示しない)を作動させる動力源となる。
≪制御ユニット≫
制御ユニット20は、基体12の正面側の第1取付面12Aに固着されるユニットである。図1に加えて図2に示すように、制御ユニット20は、電子部品板の一種である制御ユニット本体21と、同じく電子部品板の一種である放熱板23と、制御ユニットケース30(電子部品板収容箱)とを主に備えている。
<制御ユニット本体>
制御ユニット本体21は、電動モータ11、電磁弁13、圧力センサ14などと電気的に接続され、圧力センサ14を介してブレーキ液圧を監視すると共に、電動モータ11および電磁弁13を制御する。このような制御ユニット本体21は、所定の回路パターンが形成された基板21Aと、基板21Aに固定されたCPU、ROM、トランジスタ等の電子部品21Bとを主に備えている。また、制御ユニット本体21には、後記する4つの突設体42がそれぞれ挿通される4つの取付孔21Aaが形成されている。
ここで、説明の都合上、図2に示すように、ケース本体40Aから正面側に向かって、左側(図2の奥側)、右側(図2の手前側)を設定する。また、第1実施形態に係る「背面側」は、特許請求の範囲における「他面側」に相当する。一方、第1実施形態に係る「正面側」は、特許請求の範囲における「一面側」に相当する。さらに、突設体42の突設方向を軸方向とする。
<放熱板>
放熱板23は、車両用ブレーキ液圧制御装置1の作動中に発熱する制御ユニット本体21の熱を、効率的に放熱させるための放熱器であり、例えば、アルミニウム合金などから形成される。また、放熱板23には、後記する4つの突設体42がそれぞれ挿通される4つの取付孔23aが形成されている。
なお、第1実施形態では、放熱板23を単純な板材とした場合について説明しているが、放熱板23の形状はこれに限定されず、例えば、表面積を適宜に増加させるため、フィンや凹凸を有する形状であってもよいことはもちろんである。また、放熱板23がアルミニウム合金から形成された場合について説明しているが、熱伝導性を有し放熱の用に足るならば、その他の材料を使用して放熱板23が形成されてもよいことは言うまでもない。
<制御ユニットケース>
制御ユニットケース30は、主として、制御ユニット本体21と、放熱板23とを所定間隔を隔てつつ積層した状態で収容し、制御ユニット本体21および放熱板23を保護するケースである。制御ユニットケース30は、ケース本体40A(箱本体)と、ケース蓋51と、シール部材52を主に備えている。
[ケース本体]
ケース本体40Aは、その外形が薄型の略直方体を呈する箱体である。ケース本体40Aは、周壁48と、その深さ方向の中間位置に設けられ、正面側空間40aと背面側空間40bとに仕切る中間壁41(箱壁、図3参照)と、中間壁41と一体であると共に中間壁41の正面側(収容される制御ユニット本体21および放熱板23(電子部品板)側)の中間壁面41a(内周面)から正面側に突出して形成された4つの突設体42とを有している。中間壁41および各突設体42を含むケース本体40Aは、適宜な樹脂(例えばPBT:poly butylene terephthalate)から一体成型されたものであり、同じ材質である。また、各突設体42の正面側先端の外形は略円錐を呈しており、その配置が異なるのみである。
以下、図2に示す右上の突設体42について説明し、その他の突設体42の説明は省略する。
(突設体)
突設体42は、図4および図5に示すように、中間壁面41aから正面側に突出して形成された略直方体状の台座部43と、台座部43の略中央位置から正面側に突設された一対の腕部44、44と、腕部44、44の左右外側で台座部43の正面側にそれぞれ突設された支持部45、45(他面側支持部)とを有している。さらに説明すると、一対の腕部44、44は所定幅のスリット42aを隔てて対峙しており、この腕部44、44の外側に所定間隔を隔てて、支持部45、45がそれぞれ配置されている。すなわち、スリット42aを対称軸として、突設体42の左側と、突設体42の右側とは対称となっている。
そして、一対の腕部44、44は、前記したように樹脂製であるため、適宜な弾性(可撓性)を有している。したがって、腕部44、44の腕本体44A、44Aは、自己の弾性(可撓性)に抗して、スリット42a側に撓めるようになっている。また、支持部45、45は、腕部44、44から所定間隔を隔てており、支持部45と腕部44との間には空間が存在するため、各腕部44は、スリット42a側に大きく撓めるようになっている。
このような左右対称である突設体42について、以下、その左側を詳細に説明し、右側の説明は省略する。
突設体42の左側の腕部44は、腕本体44A(支持部材本体、図5参照)と、第1係合爪44B(係合部)と、第2係合爪44C(係合部)とを有している。なお、第1係合爪44Bは放熱板23の正面側(一面側)に、第2係合爪44Cは基板21Aの正面側(一面側)に、それぞれ係合する爪である(図6参照)。
腕本体44Aは、図5に示すように、段違いの外周面を有し、正面側が小径の2段式の半円柱体であり、台座部43の正面側に突設されている。すなわち、腕本体44Aは、台座部43の正面側に突設された大径の半円柱体(これを台座部側半円柱体44A1という)と、台座部側半円柱体44A1の正面側に突設された小径の半円柱(これを正面側半円柱体44A2という)とから構成されている。
台座部側半円柱体44A1は、その正面側に円弧状の支持面44A1aを有しており、放熱板23が突設体42に取り付けられた際に、支持面44A1aが、放熱板23の背面(他面)に当接し、放熱板23を背面側から支持するようになっている(図6参照)。すなわち、支持面44A1aを有する台座部側半円柱体44A1は、放熱板23が台座部43側に挿入され過ぎないようにするストッパ(他面側支持部)としての機能を有している。
第1係合爪44Bは、正面側半円柱体44A2の正面側(先端側)において、正面側半円柱体44A2の外周面から径方向外側(腕本体44Aの側方)に向かって突設されており、放熱板23の正面側に係合し(図6参照)、放熱板23が腕本体44Aにスナップ結合するように構成されている。
また、第1係合爪44Bは、その軸方向の略中間位置で、径方向外側に大きく突設している。すなわち、第1係合爪44Bの外周面は、その軸方向の略中間位置が最大径となるテーパ面となっており、放熱板23を着脱する際に、腕部44がスリット42a側に容易に曲がるようになっている。
第1係合爪44Bと、台座部側半円柱体44A1の支持面44A1aとの間隔L1は、放熱板23の厚さT2よりやや小さく設定されている(L1<T2、図4参照)。したがって、放熱板23が突設体42に取り付けられた際に、放熱板23は、その正面側からの第1係合爪44Bと、その背面側からの支持面44A1aとで挟持され、その厚さ方向において拘束されるようになっている(図6参照)。ゆえに、後記するように、放熱板23と制御ユニット本体21を構成するCPUなどの電子部品21Bとの熱的接続が、良好に維持されるようになっている。
第2係合爪44Cは、台座部側半円柱体44A1の正面側において、台座部側半円柱体44A1に、その外周面から外側(腕本体44Aの側方)に向かって突設されており、基板21Aの正面側に係合し(図6参照)、基板21A(制御ユニット本体21)が腕本体44Aにスナップ結合するように構成されている。
また、第2係合爪44Cは、その軸方向の略中間位置で、径方向外側に大きく突設している。すなわち、第2係合爪44Cの外周面は、その軸方向の略中間位置が最大径となるテーパ面となっており、制御ユニット本体21を着脱する際に、腕部44がスリット42a側に容易に曲がるようになっている。
さらに、仮にスリット42aを基準とすると、スリット42aからの第2係合爪44Cの突出寸法は、スリット42aからの第1係合爪44Bの突出寸法よりも大きく設定されている。これにより、左右の第2係合爪44C、44Cで構成される仮想的な円(第2仮想円という)は、左右の第1係合爪44B、44Bで構成される仮想的な円(第1仮想円という)よりも大きく設定されている。
これに対応して、制御ユニット本体21の取付孔21Aaと放熱板23の取付孔23aとの大きさが設定されている。
さらに説明すると、放熱板23の取付孔23aは、前記第1仮想円(詳細には左右の腕部44、44がスリット42a側に撓んだ際の前記第1仮想円)よりも小さく設定されおり、かつ、前記第2仮想円(詳細には左右の腕部44、44がスリット42a側に撓んだ際の前記第2仮想円)よりも大きく設定されている。これにより、取付孔23aは、取付孔23aは第1係合爪44B、44Bを通り抜けるが、第2係合爪44C、44Cを通り抜けることができず、放熱板23が第1係合爪44B、44Bと、第2係合爪44C、44Cとの間に組み付けられるようになっている。
一方、制御ユニット本体21の取付孔21Aaは、前記第1仮想円(詳細には左右の腕部44、44がスリット42a側に撓んだ際の前記第1仮想円)および前記第2仮想円(詳細には左右の腕部44、44がスリット42a側に撓んだ際の前記第2仮想円)よりも大きく設定されている。これにより、取付孔21Aaは、取付孔23aは左右の第1係合爪44B、44Bと、第2係合爪44C、44Cとを通り抜け、制御ユニット本体21が第2係合爪44C、44Cと、支持部45、45との間に組み付けられるようになっている。
このように、スリット42aを基準とした場合、係合爪のうち最も中間壁41側の第2係合爪44Cの突出寸法を最も大きく設定し、中間壁41から離れた第1係合爪44Bの突出寸法を小さく設定し、これに対応して、取付孔21Aaおよび取付孔23aの大きさを設定したことにより、制御ユニット本体21および放熱板23が、所定位置で組み付けられるようになっている。
すなわち、中間壁41から離れるに伴って係合爪の突出寸法を段階的に小さく設定すると共に、これに対応して電子部品板側の取付孔を段階的に小さく設定することにより、電子部品板が誤った位置で組み付けられることを防止可能となっている。
支持部45は細長の板状片であり、台座部43の左側の縁部に、正面側に向かって所定長さで突設されている。そして、制御ユニット本体21が突設体42に取り付けられた際に、支持部45の正面側の端面が、基板21Aの背面(他面)に当接し、基板21A(つまり、制御ユニット本体21)を背面側から支持するようになっている(図6参照)。すなわち、支持部45は、制御ユニット本体21が台座部43側に挿入し過ぎないようにするストッパ(他面側支持部)としての機能を有している。
第2係合爪44Cと支持部45の先端との間隔L2は、基板21Aの厚さT1よりやや小さく設定されている(L2<T1、図4参照)。したがって、制御ユニット本体21が突設体42に取り付けられた状態において、制御ユニット本体21は、その正面側からの第2係合爪44Cと、その背面側からの支持部45とで挟持され、その厚さ方向において拘束されるようになっている(図6参照)。ゆえに、制御ユニット本体21を構成するCPUなどの電子部品21Bと放熱板23の熱的接続や、制御ユニット本体21と圧力センサ14などとの電気的接続は、良好に維持されるようになっている。
第2係合爪44Cの軸方向(突設体42の突設方向)における長さは、基板21Aに固定された電子部品21Bの厚みより僅かに大きく設定されている。これにより、制御ユニット本体21を突設体42に取り付け、電子部品21Bの正面にシリコーンSを塗布した後、放熱板23を突設体42に取り付けた際に、電子部品21Bと放熱板23とが、シリコーンSを介して密着し、熱的に良好に接続されるようになっている。
(ケース蓋)
図1および図3に示すように、ケース蓋51は、ケース本体40Aの正面側の開口を塞ぐように、適宜な手段(例えば、振動溶着)で着脱自在に固定される。これにより、ケース本体40A内の正面側空間40aは密閉され、この正面側空間40aに収容された制御ユニット本体21および放熱板23を、水や埃などから好適に保護可能となっている。
(シール部材)
図1に示すように、シール部材52は、環状(無端状)の弾性部材(パッキン)であり、ケース本体40Aと基体12との当接部分に沿って、ケース本体40Aに設けられている。これにより、基体12とケース本体40Aとは、組み付けられた状態で良好に密着し、ケース本体40A内の背面側空間40bは良好に密閉される(図3参照)。したがって、背面側空間40bに位置する電磁弁13、圧力センサ14、その他、電磁弁13に環装するコイル13aなどを、水や埃などから好適に保護可能となっている。
≪ケース本体への制御ユニット本体および放熱板の組み付け方法≫
次に、このようなケース本体40Aに、制御ユニット本体21と、放熱板23とを組み付ける方法について、図2、図4、図6を主に参照して説明する。
<制御ユニット本体の組み付け>
ケース本体40Aの4つの突設体42と、制御ユニット本体21の4つの取付孔21Aaとを位置合わせしたうえで、各突設体42の正面側先端を対応する取付孔21Aaに通す(図2参照)。さらに説明すると、取付孔21Aaに、第1係合爪44B、44Bを通した後、基板21Aの取付孔21Aaを、第2係合爪44C、44Cの正面側のテーパ面に当接させる。
そして、制御ユニット本体21を中間壁41側に押し込む(図4、矢印A1参照)。そうすると、各突設体42において、弾性(可撓性)を有する腕部44、44がスリット42a側にそれぞれ撓む。
なお、制御ユニット本体21を突設体42に押し込んだとき、中間壁41から正面側に突出する圧力センサ14などの端子やバスバーBが、基板21Aに設けられた接続端子21C(圧着端子)などを介して、制御ユニット本体21と電気的に接続するようになっている。
そうすると、第2係合爪44C、44Cが、取付孔21Aaを正面側に通り抜ける。その後、支持部45、45の正面側の端面が、基板21Aの背面に当接し、制御ユニット本体21の中間壁41側への押し込みがストップされる(図6参照)。これにより、制御ユニット本体21と中間壁41との間に所定間隔が確保され、制御ユニット本体21の熱が、直接的に中間壁41に伝達しないようになっている。
これと共に、スリット42a側に撓んでいた腕部44、44が、台座部43に対して直立状態に戻る。つまり、第2係合爪44C、44Cが径方向外側(左側、右側)に開き、第2係合爪44C、44Cが、基板21Aの正面側に係合し、基板21Aが腕本体44A、44Aにスナップ結合する(図6参照)。これにより、制御ユニット本体21が、突設体42から抜け出すことが防止され、制御ユニット本体21の収容状態が維持される。
同時に、基板21Aは、その正面側からの第2係合爪44C、44Cと、その背面側からの支持部45、45とで挟持される(図6参照)。これにより、制御ユニット本体21は、突設体42に取り付けた後、その厚さ方向において拘束される。したがって、制御ユニット本体21と、前記端子等との電気的接続は、良好に維持される。
なお、腕部44、44の直立状態において、腕部44、44と基板21Aの取付孔21aとの間に僅かな隙間(クリアランス)が形成されることが好ましい。このように隙間が形成されると、制御ユニット本体21(基板21A)の収容状態において、腕部44、44が撓んだままとならず、腕部44、44の耐久性が向上するからである。
<放熱板の組み付け>
次に、放熱板23の組み付けについて説明する。
まず、図4に示すように、制御ユニット本体21の電子部品21Bの正面に、熱伝導性の高いシリコーンSを塗布する。そして、ケース本体40Aの4つの突設体42と、放熱板23の4つの取付孔23aを位置合せしたうえで(図2参照)、突設体42の正面側先端を対応する取付孔23aに通し、放熱板23を中間壁41側に押し込む(図4、矢印A2参照)。そうすると、各突設体42において、弾性を有する腕部44、44がスリット42a側に撓む。
その後、第1係合爪44B、44Bが、取付孔23aを通り抜けた後、支持面44A1a、44A1aとが、放熱板23の背面に当接し、放熱板23の中間壁41側への押し込みがストップされる(図6参照)。
なお、放熱板23を押し込んだとき、前記シリコーンSが押し広げられ、放熱板23と電子部品21Bとが熱的に接続する。
これと共に、撓んでいた腕部44、44が、台座部43に対して直立状態に戻る。そして、第1係合爪44B、44Bが径方向外側に開き、第1係合爪44B、44Bが、放熱板23の正面側に係合し、放熱板23が腕本体にスナップ結合する(図6参照)。これにより、放熱板23が、突設体42から抜け出すことが防止され、放熱板23の収容状態が維持される。
同時に、放熱板23は、正面側からの第1係合爪44B、44Bと、背面側からの支持面44A1a、44A1aとで挟持される(図6参照)。これにより、放熱板23は、突設体42に取り付けた後、その厚さ方向において拘束される。したがって、放熱板23と、電子部品21Bとの熱的接続は、良好に維持される。
なお、腕部44、44の直立状態において、腕部44、44と放熱板23の取付孔23aとの間に僅かな隙間が形成されることが好ましく、このように隙間が形成されると、放熱板23の収容状態において、腕部44、44が撓んだままとならず、腕部44、44の耐久性は向上するからである。
このように第1実施形態に係るケース本体40Aによれば、制御ユニット本体21、放熱板23などの複数の電子部品板を、従来のようにハンダなどを使用せず、容易に収容することができる。また、ハンダ付けなどの工数とコストを要せずに、制御ユニット本体21に放熱板23を熱的に接続し、固定することができる。さらに、一つの突設体42に複数の電子部品板(制御ユニット本体21および放熱板23)を取り付けることができるため、電子部品板毎に突設体を設ける場合と比較して、ケース本体40A内のスペースの圧迫を防止すると共に、部品点数の増加に伴うコストの上昇や重量増加を低く抑えることができる。さらにまた、一つの突設体42の第1係合爪44Bの突出寸法と、第2係合爪44C突出寸法とが異なる構成とし、これに対応して、電子部品板側の放熱板23の取付孔23aと基板21Aの取付孔21Aaとを異形にしたことにより、夫々の係合爪に対応する電子部品板を相互に誤った係合爪に組み付けられることを抑制する誤組抑制効果を奏する。
第1参考例
次に、第1実施形態を変形した第1参考例に係る制御ユニットについて、図7から図9を参照して説明する。参照する図面において、図7は、第1参考例に係る制御ユニットの分解斜視図である。図8は、制御ユニット本体および放熱板の組み付け前における突設体のY−Y断面図である。図9は、制御ユニット本体および放熱板の組み付け後における突設体のY−Y断面図である。
<ケース本体>
第1参考例に係る制御ユニットは、主として、図7に示すように、第1実施形態に係るケース本体40Aとは異なるケース本体40Bを備える点を特徴とする。ケース本体40Bは、第1実施形態に係る4つの突設体42(図2参照)に代えて、4つの突設体60を備えている。4つの突設体60は、第1実施形態に係る4つの突設体42と、略同じ位置に配置されているものの、4つの突設体60が、制御ユニット本体22および放熱板24を図7における上下方向(制御ユニット本体22および放熱板24の面方向)から挟持することによって、ケース本体40B内に収容するようになっている。したがって、第1参考例に係る制御ユニット本体22および放熱板24は、取付孔を有していない。
また、制御ユニット本体22は、4つの切欠22Aaを有しており、制御ユニット本体22がケース本体40Bに収容された際に、4つの切欠22Aaが4つの突設体60にそれぞれ係合し、制御ユニット本体22の図7における左右方向に移動が規制されるようになっている。これと同様に、放熱板24は、4つの突設体60に係合する4つの切欠24aを有している。
なお、各突設体60は、第1実施形態と同様、ケース本体40Bと一体成型されたものである。したがって、後記する第1腕部71、連結部72、および、第2腕部73はいずれも、その弾性(可撓性)に抗して、制御ユニット本体22および放熱板24側(以下、内側とする)と逆の外側(上側または下側)に開くことが可能となっている。
[突設体]
4つの突設体60は、図7の上下位置において、その向きが逆であるものの、同じ形状である。ここではケース本体40Bから正面側に向かって右上に配置する突設体60について、図8、図9を参照して説明する。
図8に示すように、突設体60は、第1突設体70と、第2突設体80と、台座部90とを備えている。第2突設体80は、第1突設体70よりも内側に配置されている。
(第1突設体)
第1突設体70は、中間壁41(箱壁)の正面側(電子部品板側)の中間壁面41aから突出して形成された台座部90と、台座部90から正面側に突設された板状の第1腕部71(支持部材本体)と、第1腕部71の正面側先端から内側に延設された断面視半円弧状の連結部72(折り返し部)と、連結部72の先端から中間壁面41a側に向かって斜めに延設された第2腕部73とを有している。さらに説明すると、第2腕部73は、連結部72の先端から、電子部品板を挟持する方向側(内側)に傾斜しつつ、中間壁41側に向かって斜めに延びている。したがって、第2腕部73は、連結部72を介して、第1腕部71から中間壁41に向かって斜めに延びており、特許請求の範囲における「腕部」に相当する。
(第1突設体−第2腕部)
第2腕部73は、連結部72側から中間壁41側に向かって、第1係合部73aと、溝部73bと、第2係合部73cとを有している。
第1係合部73aは、細長の板状片を呈し、放熱板24が組み付けられた状態において、放熱板24の正面側に係合する部分である(図9参照)。溝部73bは、断面視が逆「コ」の字形を呈し、放熱板24の上側縁が差し込まれる部分である。溝部73bの溝幅L3は、放熱板24の厚さT4よりやや小さく設定されている(L3<T4)。これにより、第1係合部73aと第2係合部73cとで、放熱板24をその厚さ方向において挟持するようになっている。
第2係合部73cは、細長の板状片を呈し、制御ユニット本体22が組み付けられた状態において、基板22Aの正面側に係合する部分である。また、第2係合部73cは、放熱板23の背面側を支持するストッパ(他面側支持部)としての機能も有している。
(第2突設体)
第2突設体80は、ストッパ81(他面側支持部)と、第3係合部82とを有している。
ストッパ81は、制御ユニット本体22に係る基板22Aの背面側を支持する他面側支持部であり、細長の板状片を呈し、中間壁41の正面側の中間壁面41aから突出した台座部90の正面側に形成されている。ストッパ81は、第2係合部73cの中間壁41側の先端と、中間壁41との間に配置されており、ストッパ81の正面側の先端と、第2係合部73cの中間壁41側先端との間隔L4は、基板22Aの厚さT3よりもやや小さく設定されている(L4<T3)。これにより、基板22Aが、第2係合部73cとストッパ81とで挟持されるようになっている。
第3係合部82は、ストッパ81の正面側先端から外側に延設された断面逆「L」字形の部分であり、基板22Aの外周縁に係合するようになっている。これにより、基板22Aは組み付けられた際に、図7における上下方向において規制されるようになっている。
また、最も中間壁41側に組み付けられる制御ユニット本体22の上下方向の長さ(図7参照)は、上下一対に配置した突設体60、60間において、溝部73b、73bの開口部間の距離よりも短く設定されている。これにより、制御ユニット本体22を組み付ける際、制御ユニット本体22が対向した溝部73b、73bには差し込まれず、対向した第2係合部73c、73cの内側の両テーパ面(傾斜面)に当接し、第2係合部73c、73cを外側に押し広げて中間壁41側に進んだ後、第2突設体80、80に当接するようになっている。
そして、基板22Aの外周縁が係合するストッパ81の内面位置は、溝部73bの底面よりも、内側に設定されており、上下に対応して配置された一対のストッパ81、81によって、制御ユニット本体22が上下方向から挟持されるようになっている。
これに対し、制御ユニット本体22よりも中間壁41から離れた位置に組み付けられる放熱板24の上下方向長さ(図7参照)は、制御ユニット本体22の上下方向の長さよりも長く設定されており、かつ、上下一対の第1係合部73a、73a等が外側に撓んだ際における対向した溝部73b、73bの開口部間の距離よりも長く設定されている。これにより、放熱板24が溝部73b、73bには差し込まれた後、中間壁41側には進めず、対向した一対の溝部73b、73bに確実に組み付けられるようになっている。
このように電子部品板の外縁を、対向して配置した一対の突設体60、60に差し込んで組み付ける場合、中間壁41に近づくに伴って、電子部品板の幅(第1参考例では図7における上下長さ)を段階的に小さく設定し、これに対応して、各電子部品板が差し込まれる溝等の開口部間の距離を段階的に短く設定することで、電子部品板の誤った位置での組み付けを防止し、電子部品板を所定位置に確実に組み付け可能となっている。
≪ケース本体への制御ユニット本体および放熱板の組み付け方法≫
次に、このようなケース本体40Bに、制御ユニット本体22、放熱板24を組み付ける方法について説明する。
<制御ユニット本体の組み付け>
ケース本体40Bの4つの突設体60と、制御ユニット本体22とを位置合せしたうえで(図7参照)、制御ユニット本体22を中間壁41側に押し込む(図8、矢印A3参照)。そうすると、各突設体60において、弾性(可撓性)を有する「第1腕部71、連結部72、および、第2腕部73」の少なくとも1つがその弾性に抗して曲がり、第2腕部73が外側(図8では左側)に開く。
その後、基板22Aの背面に、ストッパ81の正面側先端が当接する。これと共に、第2係合部73cが基板22Aの正面側に、第3係合部82が基板22Aの外周縁にそれぞれ係合し、制御ユニット本体22が、ケース本体40Bに組み付けられる(図9参照)。
<放熱板の組み付け>
次に、制御ユニット本体22を構成する電子部品22Bの正面にシリコーンSを塗布する。そして、4つの突設体60と放熱板24とを位置合せしたうえで(図7参照)、放熱板24を中間壁41側に押し込む(図8、矢印A4参照)。
そうすると、各突設体60において、弾性(可撓性)を有する「第1腕部71、連結部72、および、第2腕部73」の少なくとも1つがその弾性に抗して曲がり、第2腕部73が外側(図8では左側)に開く。その後、放熱板24の縁が溝部73bに差し込まれる。これと共に、第1係合部73aは放熱板24の正面側に係合し、第2係合部73cは放熱板24を背面側から支持し、放熱板24がケース本体40Bに組み付けられる(図9参照)。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は前記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば以下のような変更をすることができる。
前記した第1実施形態では、制御ユニット本体21と放熱板23とを収容するケース本体40A、つまり、2つの電子部品板を収容する場合について説明したが、電子部品板の数はこれに限定されず、適宜変更自由である。電子部品板の数を変更する場合は、突設体を構成する係合爪の数を対応して変更する。
前記した第1実施形態では、スリット42aを中心に対称な突設体42について説明したが、突設体の形状はこれに限定されず、例えば、スリットにより周方向に3分割されたものであってもよい。
前記した第1実施形態では、弾性(可撓性)を有する腕本体44A(支持部材本体)が、スリット42a側に撓む場合について説明したが、第1係合爪44Bおよび第2係合爪44C(係合部)が弾性を有し、制御ユニット本体21、放熱板23を収容する際にその径方向内側に変形する構成であってもよい。
前記した第1参考例では、第2腕部73が第1腕部71の先端から中間壁面41aに向かって延設された場合を説明したが、第2腕部73が第1腕部71の途中位置から中間壁面41aに向かって延設された構成であってもよい。
前記した実施形態の他に、例えば、第1実施形態に係る突設体42の片側(例えば左側)のみを中間壁41に形成し、周壁48の内周面に、制御ユニット本体21、放熱板23に対応した溝をそれぞれ形成し、これら溝に制御ユニット本体21、放熱板23の一辺側を差し込み、これに対向する他辺側を、前記突設体42の片側で係合・挟持する構成としてもよい。
前記した各実施形態では、突設体42、60が、ケース本体40A、40Bの中間壁41と一体に形成された場合について説明したが、これに限定されない。すなわち、例えば、図10に示すように、台座部43から上側の突設体42と、中間壁41とが別体で構成されてもよい。このような場合、突設体42を中間壁41に、別途はめ込み固定する構成(矢印A5参照)や、接合する構成とするとよい。因みに、突設体60を別体とする場合(図8、図9参照)、台座部90から上側を別体に構成してもよい。
第1実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の分解斜視図である。 図1に示す制御ユニットの分解斜視図である。 制御ユニット本体および放熱板の収容後における制御ユニットケースのX−X断面図である。 制御ユニット本体および放熱板の組み付け前における突設体のX−X拡大断面図である。 図4に示す突設体の構成を説明するための模式図である。 制御ユニット本体および放熱板の組み付け後における突設体のX−X拡大断面図である。 第1参考例に係る制御ユニットの分解斜視図である。 制御ユニット本体および放熱板の組み付け前における突設体のY−Y断面図である。 制御ユニット本体および放熱板の組み付け後における突設体のY−Y断面図である。 変形例に係る突設体と中間壁との関係を示す断面図である。
符号の説明
1 車両用ブレーキ液圧制御装置
11 電動モータ
12 基体
20 制御ユニット
21、22 制御ユニット本体(電子部品板)
23、24 放熱板(電子部品板)
30 制御ユニットケース(電子部品板収容箱)
40A、40B ケース本体(箱本体)
41 中間壁(箱壁)
41a 中間壁面(内壁面)
42、60 突設体
44 腕部
44A 腕本体(支持部材本体)
44B 第1係合爪(係合部)
44C 第2係合爪(係合部)
70 第1突設体
71 第1腕部(支持部材本体)
72 連結部(接続部)
73 第2腕部
73a 第1係合部
73b 溝部
73c 第2係合部(他面側支持部)
80 第2突設体
81 ストッパ(他面側支持部)

Claims (1)

  1. 基板及び前記基板に固定された電子部品を有する制御ユニット本体と、前記電子部品に高熱伝導膜を介して熱的に接続される放熱板とを、内部に収容する電子部品板収容箱であって、
    箱本体と、
    前記箱本体の内壁面から突出して形成されると共に、所定幅のスリットを隔てて対峙する一対の支持部材本体と、
    記支持部材本体の側方に突設された、前記放熱板と係合する第1係合爪、及び、前記制御ユニット本体と係合する第2係合爪と、
    前記内壁面から突出して形成されると共に、前記一対の支持部材本体の外側に所定間隔を隔てて配置され、前記放熱板よりも前記内壁面側の前記制御ユニット本体をその他面側から支持する他面側支持部と、
    を備え、
    前記支持部材本体の少なくとも一部は弾性を有し、
    前記第1係合爪が前記放熱板の一面側に係合し、前記第2係合爪が前記制御ユニット本体の一面側に係合し、前記電子部品と前記放熱板とが前記高熱伝導膜を介して熱的に接続されるように前記放熱板及び前記制御ユニット本体が前記支持部材本体にスナップ結合するように構成した
    ことを特徴とする電子部品板収容箱。
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