JP5045490B2 - エンコーダの着磁方法及び着磁装置 - Google Patents
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Description
尚、図示の例では、円周方向に並べて使用する着磁ヘッド12を2個としたが、3個以上(例えば3〜5個)として実施する事もできる。
尚、図示の例では、使用する着磁ヘッド12の対の数を1としたが、この対の数を2以上(例えば2〜5)として実施する事もできる。
本発明のエンコーダの着磁方法及び着磁装置のうち、請求項1に記載したエンコーダの着磁方法は、上記エンコーダの製造過程で、このエンコーダの素材のうちで上記被検出面となるべき面の円周方向一部分に、着磁装置を構成する着磁ヘッドの先端面を対向させた状態で、この円周方向一部分に、上記被検出面を構成するS極又はN極を着磁形成する。
特に、本発明のエンコーダの着磁方法の場合には、上記着磁ヘッドとして、先端面の円周方向両側縁のうちの少なくとも一部分の傾斜角度が、上記境界のうちで当該部分により形成すべき部分の傾斜角度と異なるものを使用する。これにより、上記被検出面となるべき面に、所望の傾斜角度を有する上記境界を形成する。
即ち、本発明の場合、着磁対象となるエンコーダ素材の構造によって、完成後のエンコーダの被検出面に形成される境界の(少なくとも一部分の)傾斜角度が、着磁ヘッドの先端面の円周方向両側縁の傾斜角度よりも小さくなる(又は大きくなる)場合には、この着磁ヘッドとして、先端面の円周方向両側縁の(少なくとも一部分の)傾斜角度が、上記境界の所望の傾斜角度よりも適度に大きいもの(又は小さいもの)を使用する事により、完成後のエンコーダの被検出面に形成される境界の傾斜角度を、所望の傾斜角度にする事ができる。
図1は、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例の特徴は、着磁装置を構成する1対の着磁ヘッド12aの先端面の形状(=断面形状)にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図12に示した従来の着磁方法の第1例、又は、前述の図13に示した従来の着磁方法の第2例の場合と同様である。この為、重複する図示並びに説明は省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。尚、図1の(A)(B)は、着磁装置を構成する着磁ヘッド12、12aの先端面を、エンコーダ素材の径方向の外方から見た模式図(透視図。図2〜6に就いても同じ。)である。
図2は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の着磁対象となるエンコーダ素材は、前述の図12に示した従来の着磁方法の第1例、又は、前述の図13に示した従来の着磁方法の第2例を実施した場合に、完成後のエンコーダの被検出面に形成される「く」字形の境界の幅方向両半部の傾斜角度の絶対値が、互いに異なる割合で、着磁ヘッド12{図1の(A)参照}の「く」字形の先端面の幅方向両半部の傾斜角度−θ、+θの絶対値θよりも、大きくなるものである。
図3は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の着磁対象となるエンコーダ素材は、前述の図12に示した従来の着磁方法の第1例、又は、前述の図13に示した従来の着磁方法の第2例を実施した場合に、完成後のエンコーダの被検出面に形成される「く」字形の境界の幅方向片半部の傾斜角度の絶対値のみが、着磁ヘッド12{図1の(A)参照}の「く」字形の先端面の幅方向片半部の傾斜角度の絶対値θよりも、大きくなるものである。
図4は、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の着磁対象となるエンコーダ素材は、前述の図12に示した従来の着磁方法の第1例、又は、前述の図13に示した従来の着磁方法の第2例を実施した場合に、完成後のエンコーダの被検出面に形成される「く」字形の境界の幅方向両半部のうち、それぞれの幅方向外半部の傾斜角度の絶対値のみが、互いに等しい割合で、着磁ヘッド12{図1の(A)参照}の「く」字形の先端面の幅方向両半部の傾斜角度の絶対値θよりも、大きくなるものである。
図5は、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の着磁対象となるエンコーダ素材は、前述の図12に示した従来の着磁方法の第1例、又は、前述の図13に示した従来の着磁方法の第2例を実施した場合に、完成後のエンコーダの被検出面に形成される「く」字形の境界の幅方向両半部のうち、それぞれの幅方向外半部の傾斜角度の絶対値のみが、互いに異なる割合で、着磁ヘッド12{図1の(A)参照}の「く」字形の先端面の幅方向両半部の傾斜角度の絶対値θよりも、大きくなるものである。
図6は、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例の着磁対象となるエンコーダ素材は、前述の図12に示した従来の着磁方法の第1例、又は、前述の図13に示した従来の着磁方法の第2例を実施した場合に、完成後のエンコーダの被検出面に形成される「く」字形の境界の幅方向片半部のうちの、幅方向外半部の傾斜角度の絶対値のみが、着磁ヘッド12{図1の(A)参照}の「く」字形の先端面の幅方向片半部の傾斜角度の絶対値θよりも、大きくなるものである。
又、本発明は、例えば、図7〜9に示す様な境界形状を有するエンコーダ4a〜4cの着磁方法及び着磁装置にも適用可能である。
又、本発明は、軸方向側面を被検出面としたエンコーダの着磁方法及び着磁装置にも適用可能である。
又、本発明を実施する場合、着磁装置を構成する着磁ヘッドの数は、3個以上とする事もできる。
2 ハブ
3 転動体
4、4a、4b エンコーダ
5、5a 芯金
6 エンコーダ本体
7 カバー
8 センサホルダ
9a、9b センサ
10、10a 磁性部材
11、11a エンコーダ素材
12、12a〜12j 着磁ヘッド
13 円筒部
14 鍔部
Claims (2)
- 使用時に回転部材に支持固定された状態でこの回転部材と同心になる被検出面を有し、この被検出面にS極とN極とを円周方向に関して交互に且つ等間隔に配置すると共に、これらS極とN極との境界の少なくとも一部分を、上記被検出面の幅方向に対して傾斜させているエンコーダの製造過程で、このエンコーダの素材のうちで上記被検出面となるべき面の円周方向一部分に、着磁装置を構成する着磁ヘッドの先端面を対向させた状態で、この円周方向一部分に、上記被検出面を構成するS極又はN極を着磁形成するエンコーダの着磁方法であって、上記着磁ヘッドとして、先端面の円周方向両側縁のうちの少なくとも一部分の傾斜角度が、上記境界のうちで当該部分により形成すべき部分の傾斜角度と異なるものを使用する事により、上記被検出面となるべき面に、所望の傾斜角度を有する上記境界を形成する事を特徴とするエンコーダの着磁方法。
- 請求項1に記載したエンコーダの着磁方法を実施する為に使用する着磁装置であって、エンコーダの素材のうちで被検出面となるべき面の円周方向一部分にその先端面を対向させた状態で、この円周方向一部分に、上記被検出面を構成するS極又はN極を着磁形成する着磁ヘッドを備え、この着磁ヘッドの先端面の円周方向両側縁のうちの少なくとも一部分の傾斜角度が、上記エンコーダの被検出面に形成すべきS極とN極との境界のうちで当該部分により形成すべき部分の傾斜角度と異なっているエンコーダの着磁装置。
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JP2008042408A JP5045490B2 (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | エンコーダの着磁方法及び着磁装置 |
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