JP5045320B2 - 画像処理装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents
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Description
x'=x+a0
y'=y+a1
x'=sina0x−cosa0y+a2
y'=cosa0x+sina0y+a3
x'=a0x−a1y+a2
y'=a3x+a4y+a5
x'=((a0x+a1y+a2)/(a6x+a7y+1))
y'=((a3x+a4y+a5)/(a6x+a7y+1))
画像処理装置であり、
動画像を構成する画像フレームの分割領域であるブロックに対応する動きベクトルをローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)として算出するローカル動きベクトル算出部と、
前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出するブロック重み算出部と、
前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、画像フレームに含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出するグローバル動きベクトル算出部を有し、
前記グローバル動きベクトル算出部は、
各ブロック(n)対応のローカル動きベクトル(LMVn)とグローバル動きベクトル(GMV)との差分[en]と、差分算出ブロックのブロック重み[wn]との乗算データ[wn×en]の総和をコスト[Q]として算出し、コスト[Q]を最小とする前記グローバル動きベクトル(GMV)の構成パラメータを算出し、算出パラメータを設定したグローバル動きベクトル(GMV)を生成する構成であることを特徴とする画像処理装置にある。
(a)各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)のサイズ、
(b)各ブロック対応の差分絶対値和(SAD:Sum of Absolute Difference)
(c)各ブロック対応のブロック構成画素値の分散値、
(d)処理対象フレームと参照フレームの対応ブロックの構成画素値から算出する共分散値、
(e)ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)と周辺ブロックのローカル動きベクトル(LMV)との相関値、
(f)処理対象フレームと参照フレームの対応ブロックの構成画素値から算出する相関係数、
上記(a)から(f)の少なくともいずれかの値を適用したブロック重み算出処理を実行する構成であることを特徴とする。
画像処理装置において動きベクトル検出を実行する画像処理方法であり、
ローカル動きベクトル算出部が、動画像を構成する画像フレームの分割領域であるブロックに対応する動きベクトルをローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)として算出するローカル動きベクトル算出ステップと、
ブロック重み算出部が、前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出するブロック重み算出ステップと、
グローバル動きベクトル算出部が、前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、画像フレームに含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出するグローバル動きベクトル算出ステップを有し、
前記グローバル動きベクトル算出ステップは、
各ブロック(n)対応のローカル動きベクトル(LMVn)とグローバル動きベクトル(GMV)との差分[en]と、差分算出ブロックのブロック重み[wn]との乗算データ[wn×en]の総和をコスト[Q]として算出し、コスト[Q]を最小とする前記グローバル動きベクトル(GMV)の構成パラメータを算出し、算出パラメータを設定したグローバル動きベクトル(GMV)を生成するステップであることを特徴とする画像処理方法にある。
(a)各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)のサイズ、
(b)各ブロック対応の差分絶対値和(SAD:Sum of Absolute Difference)
(c)各ブロック対応のブロック構成画素値の分散値、
(d)処理対象フレームと参照フレームの対応ブロックの構成画素値から算出する共分散値、
(e)ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)と周辺ブロックのローカル動きベクトル(LMV)との相関値、
(f)処理対象フレームと参照フレームの対応ブロックの構成画素値から算出する相関係数、
上記(a)から(f)の少なくともいずれかの値を適用したブロック重み算出処理を実行するステップであることを特徴とする。
画像処理装置において動きベクトル検出を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
ローカル動きベクトル算出部に、動画像を構成する画像フレームの分割領域であるブロックに対応する動きベクトルをローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)として算出させるローカル動きベクトル算出ステップと、
ブロック重み算出部に、前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出させるブロック重み算出ステップと、
グローバル動きベクトル算出部に、前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、画像フレームに含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出させるグローバル動きベクトル算出ステップを有し、
前記グローバル動きベクトル算出ステップは、
各ブロック(n)対応のローカル動きベクトル(LMVn)とグローバル動きベクトル(GMV)との差分[en]と、差分算出ブロックのブロック重み[wn]との乗算データ[wn×en]の総和をコスト[Q]として算出し、コスト[Q]を最小とする前記グローバル動きベクトル(GMV)の構成パラメータを算出し、算出パラメータを設定したグローバル動きベクトル(GMV)を生成させるステップであることを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
x'=x+a0
y'=y+a1
・・・(式1)
ローカル動きベクトル(LMVn)=(MVXn,MVYn)
とすると、現フレーム画像のブロックnの座標(xn,yn)と、参照画像のブロックnの座標(un,vn)との対応は、以下の式(式2)によって示される。
un=xn+MVXn
vn=yn=MVYn
・・・(式2)
例えば、ブロック数がp個の場合、p個のローカル動きベクトル(LMV)=(MVXn,MVYn)に対応する上記関係式が設定される。
x'=x+a0
y'=y+a1
上記のグローバル動きベクトル(GMV)を決定する。
(a)LMV対応重み算出部221、
(b)残差対応重み算出部222、
(c)分散対応重み算出部223、
(d)共分散対応重み算出部224、
(e)LMV相関対応重み算出部225、
さらに、乗算部231を有する。
LMV対応重み算出部221は、図4に示すローカル動きベクトル算出部(LME)101から入力する各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)を入力し入力LMVに基づいてLMV対応重みを算出する。
LMV2=LMVx2+LMVy2
として算出される。LMVxはローカル動きベクトル(LMV)のx成分、LMVyはローカル動きベクトル(LMV)のy成分を示している。
なお、図6に示すLMV対応重み算出テーブルに設定される重みは1.0〜0.0の範囲であり、最大重みが[1.0]となっている。なお、このテーブルは一例であり、設定する重みの範囲も0.0〜1.0の範囲とする設定でもよいし、例えば0.5〜1.0k範囲に設定するなどの構成としてもよい。
残差対応重み算出部222は、図4に示すローカル動きベクトル算出部(LME)101から入力する各ブロック対応の最小残差(SAD:Sum of Absolute Differnce)を入力して、最小残差(SAD)対応の重みを算出する。この処理について、図8を参照して説明する。
ブロック分散対応重み算出部223は、ブロック分散値算出部211から現在フレームの各ブロック対応のブロック分散値を入力して、ブロック分散対応重みを算出する。この処理について、図9を参照して説明する。
なお、
piはブロック内のi番目の画素値、
piバー(−)は、ブロック内の画素値の平均値、
nはブロック内の画素数、
である。
ブロック共分散対応重み算出部224は、画像間共分散算出部212から現在フレームと動き補償(MC)画像の対応ブロックの解析によって算出した共分散値を入力して共分散対応重みを算出する。この処理について、図10を参照して説明する。
まず、現在フレーム画像321の処理対象ブロック322のブロック内画素値(pi)の平均値(piバー(−))を算出する。
次に、動き補償のなされた参照画像(MC画)331の対応ブロック332のブロック内画素値(qi)の平均値(qiバー(−))を算出する。
これらの算出値に基づいて以下の式(式7)に従って共分散を算出する。
なお、
piは現在フレームのブロック内のi番目の画素値、
piバー(−)は、現在フレームのブロック内の画素値の平均値、
qiは動き補償のなされた参照画像(MC画)の対応ブロック内のi番目の画素値、
qiバー(−)は、動き補償のなされた参照画像(MC画)の対応ブロック内の画素値の平均値、
nはブロック内の画素数、
である。
なお、
piは現在フレームのブロック内のi番目の画素値、
piバー(−)は、現在フレームのブロック内の画素値の平均値、
qiは動き補償のなされた参照画像(MC画)の対応ブロック内のi番目の画素値、
qiバー(−)は、動き補償のなされた参照画像(MC画)の対応ブロック内の画素値の平均値、
nはブロック内の画素数、
である。
ローカル動きベクトル(LMV)相関対応重み算出部225は、近傍LMVとの相関算出部213から現在フレームの各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)相関値を入力して、ローカル動きベクトル(LMV)相関対応重みを算出する。この処理について、図12を参照して説明する。
ただし、
AveLmvX:処理対象ブロックの近傍ブロックのLMV平均値(水平方向)
AveLmvY:処理対象ブロックの近傍ブロックのLMV平均値(垂直方向)
LMVx:処理対象ブロックのLMV(水平方向)
LMVy:処理対象ブロックのLMV(垂直方向)
である。
(a)LMV対応重み算出部221、
(b)残差対応重み算出部222、
(c)分散対応重み算出部223(+ブロック分散値算出部211)
(d)共分散対応重み算出部224(+画像間共分散算出部212)、
(e)LMV相関対応重み算出部225(+近傍LMVとの相関算出部213)、
これらの各重み算出部の処理について説明した。
(b)残差対応重み算出部222の算出する残差対応重みを[W_sad]、
(c)分散対応重み算出部223の算出する分散対応重みを[W_var]、
(d)共分散対応重み算出部224の算出する共分散対応重みを[W_cor]、
(e)LMV相関対応重み算出部225の算出するLMV相関対応重みを[W_lmvcor]、
このように設定したとき、乗算部231は、これらの値を入力して、ブロック重み[W_block]を以下の算出式(式10)に従って算出する。
W_block=W_lmv×W_sad×W_var×W_cor×W_imvcor
・・・(式10)
(a)LMV対応重み算出部221の算出したLMV対応重み[W_lmv]、
(b)残差対応重み算出部222の算出した残差対応重み[W_sad]、
(c)分散対応重み算出部223の算出した分散対応重み[W_var]、
(d)共分散対応重み算出部224の算出した共分散対応重み[W_cor]、
(e)LMV相関対応重み算出部225の算出したLMV相関対応重み[W_lmvcor]、
これらのデータに基づいて、下式、すなわち、
W_block=W_lmv×W_sad×W_var×W_cor×W_imvcor
このブロック重み算出式を適用して、各ブロック各々の重みを算出した結果である。
x'=x+a0
y'=y+a1
ローカル動きベクトル(LMVn)=(MVXn,MVYn)
とすると、現フレーム画像のブロックnの座標(xn,yn)と、参照画像のブロックnの座標(un,vn)との対応は、以下の式によって示される。
un=xn+MVXn
vn=yn=MVYn
x'=x+a0
y'=y+a1
この2つのパラメータ[a0,a1]を用いた式として表現されているので、上記式(式12)によって算出されるGMVコスト[Q]を最小にする2つのパラメータ[a0,a1]算出する。
x'=x+a0
y'=y+a1
上記のグローバル動きベクトル(GMV)が決定される。
Only Memory)702、または記憶部708に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、上述の実施例において説明したグローバル動きベクトル(GMV)を決定するプログラムを実行する。RAM(Random Access Memory)703には、CPU701が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU301、ROM702、およびRAM703は、バス704により相互に接続されている。
21 動きベクトル
101 ローカル動きベクトル算出部(LME)
102 ブロック重み算出部
103 グローバル動きベクトル(GMV)算出部
211 ブロック分散値算出部
212 画像間共分散算出部
213 近傍LMVとの相関算出部
221 LMV対応重み算出部
222 残差対応重み算出部
223 分散対応重み算出部
224 共分散対応重み算出部
225 LMV相関対応重み算出部
231 乗算部
701 CPU
702 ROM
703 RAM
704 バス
705 入出力インタフェース
706 入力部
707 出力部
708 記憶部
709 通信部
710 ドライブ
711 リムーバブルメディア
Claims (11)
- 動画像を構成する注目画像フレームと参照画像フレームとの間で、所定の分割領域であるブロック毎に差分絶対値和(SAD:Sum of Absolute Difference)を算出することにより得られる前記分割領域に対応するローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)と、前記ローカル動きベクトル(LMV)によって動き補償がなされた動き補償画像(MC画像:Motion Compensation画像)とを算出するローカル動きベクトル算出部と、
前記ローカル動きベクトル算出部において算出された前記ローカル動きベクトル(LMV)、前記ローカル動きベクトル算出部において算出された前記動き補償画像(MC画像)、および前記ローカル動きベクトル算出部において算出された差分絶対値和(SAD)の全てを用いて、前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出するブロック重み算出部であり、少なくとも各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)のサイズが大きくなるにつれてブロック重みを小さくする設定としたブロック重みを算出するブロック重み算出部と、
前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、画像フレームに含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出するグローバル動きベクトル算出部を有し、
前記グローバル動きベクトル算出部は、
各ブロック(n)対応のローカル動きベクトル(LMVn)とグローバル動きベクトル(GMV)との差分[en]と、差分算出ブロックのブロック重み[wn]との乗算データ[wn×en]の総和をコスト[Q]として算出し、コスト[Q]を最小とする前記グローバル動きベクトル(GMV)の構成パラメータを算出し、算出パラメータを設定したグローバル動きベクトル(GMV)を生成する構成であることを特徴とする画像処理装置。 - 前記ブロック重み算出部は、
異なる複数のデータに基づく複数のブロック対応重みデータを算出し、該複数のブロック対応重みデータに基づいて各ブロックに対応するブロック重みを算出する構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記ブロック重み算出部は、
異なる複数のデータに基づく複数のブロック対応重みデータを算出し、該複数のブロック対応重みデータの乗算結果を各ブロックに対応するブロック重みとして算出する構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記ブロック重み算出部は、
(a)各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)のサイズ、
(b)各ブロック対応の差分絶対値和(SAD:Sum of Absolute Difference)
(c)各ブロック対応のブロック構成画素値の分散値、
(d)処理対象フレームと参照フレームの対応ブロックの構成画素値から算出する共分散値、
(e)ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)と周辺ブロックのローカル動きベクトル(LMV)との相関値、
(f)処理対象フレームと参照フレームの対応ブロックの構成画素値から算出する相関係数、
上記(a)から(f)の少なくともいずれかの値を適用したブロック重み算出処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記グローバル動きベクトル算出部は、
前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、画像フレームに含まれる全てのブロックに共通の動きベクトルとしてフレーム対応の1つのグローバル動きベクトル(GMV)を算出する構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 画像処理装置において動きベクトル検出を実行する画像処理方法であり、
ローカル動きベクトル算出部が、動画像を構成する注目画像フレームと参照画像フレームとの間で、所定の分割領域であるブロック毎に差分絶対値和(SAD:Sum of Absolute Difference)を算出することにより得られる前記分割領域に対応するローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)と、前記ローカル動きベクトル(LMV)によって動き補償がなされた動き補償画像(MC画像:Motion Compensation画像)とを算出するローカル動きベクトル算出ステップと、
ブロック重み算出部が、前記ローカル動きベクトル算出ステップにおいて算出された前記ローカル動きベクトル(LMV)、前記ローカル動きベクトル算出部において算出された前記動き補償画像(MC画像)、および前記ローカル動きベクトル算出部において算出された差分絶対値和(SAD)の全てを用いて、前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出するブロック重み算出ステップであり、少なくとも各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)のサイズが大きくなるにつれてブロック重みを小さくする設定としたブロック重みを算出するブロック重み算出ステップと、
グローバル動きベクトル算出部が、前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、画像フレームに含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出するグローバル動きベクトル算出ステップを有し、
前記グローバル動きベクトル算出ステップは、
各ブロック(n)対応のローカル動きベクトル(LMVn)とグローバル動きベクトル(GMV)との差分[en]と、差分算出ブロックのブロック重み[wn]との乗算データ[wn×en]の総和をコスト[Q]として算出し、コスト[Q]を最小とする前記グローバル動きベクトル(GMV)の構成パラメータを算出し、算出パラメータを設定したグローバル動きベクトル(GMV)を生成するステップであることを特徴とする画像処理方法。 - 前記ブロック重み算出ステップは、
異なる複数のデータに基づく複数のブロック対応重みデータを算出し、該複数のブロック対応重みデータに基づいて各ブロックに対応するブロック重みを算出するステップであることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。 - 前記ブロック重み算出ステップは、
異なる複数のデータに基づく複数のブロック対応重みデータを算出し、該複数のブロック対応重みデータの乗算結果を各ブロックに対応するブロック重みとして算出するステップであることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。 - 前記ブロック重み算出ステップは、
(a)各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)のサイズ、
(b)各ブロック対応の差分絶対値和(SAD:Sum of Absolute Difference)
(c)各ブロック対応のブロック構成画素値の分散値、
(d)処理対象フレームと参照フレームの対応ブロックの構成画素値から算出する共分散値、
(e)ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)と周辺ブロックのローカル動きベクトル(LMV)との相関値、
(f)処理対象フレームと参照フレームの対応ブロックの構成画素値から算出する相関係数、
上記(a)から(f)の少なくともいずれかの値を適用したブロック重み算出処理を実行するステップであることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。 - 前記グローバル動きベクトル算出ステップは、
前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、画像フレームに含まれる全てのブロックに共通の動きベクトルとしてフレーム対応の1つのグローバル動きベクトル(GMV)を算出するステップであることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。 - 画像処理装置において動きベクトル検出を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
ローカル動きベクトル算出部に、動画像を構成する注目画像フレームと参照画像フレームとの間で、所定の分割領域であるブロック毎に差分絶対値和(SAD:Sum of Absolute Difference)を算出することにより得られる前記分割領域に対応するローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)と、前記ローカル動きベクトル(LMV)によって動き補償がなされた動き補償画像(MC画像:Motion Compensation画像)とを算出させるローカル動きベクトル算出ステップと、
ブロック重み算出部に、前記ローカル動きベクトル算出ステップにおいて算出された前記ローカル動きベクトル(LMV)、前記ローカル動きベクトル算出部において算出された前記動き補償画像(MC画像)、および前記ローカル動きベクトル算出部において算出された差分絶対値和(SAD)の全てを用いて、前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出するブロック重み算出ステップであり、少なくとも各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)のサイズが大きくなるにつれてブロック重みを小さくする設定としたブロック重みを算出するブロック重み算出ステップと、
グローバル動きベクトル算出部に、前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、画像フレームに含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出させるグローバル動きベクトル算出ステップを有し、
前記グローバル動きベクトル算出ステップは、
各ブロック(n)対応のローカル動きベクトル(LMVn)とグローバル動きベクトル(GMV)との差分[en]と、差分算出ブロックのブロック重み[wn]との乗算データ[wn×en]の総和をコスト[Q]として算出し、コスト[Q]を最小とする前記グローバル動きベクトル(GMV)の構成パラメータを算出し、算出パラメータを設定したグローバル動きベクトル(GMV)を生成させるステップであることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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