JP2013066164A - 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム - Google Patents
画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013066164A JP2013066164A JP2012145054A JP2012145054A JP2013066164A JP 2013066164 A JP2013066164 A JP 2013066164A JP 2012145054 A JP2012145054 A JP 2012145054A JP 2012145054 A JP2012145054 A JP 2012145054A JP 2013066164 A JP2013066164 A JP 2013066164A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- motion vector
- lmv
- local motion
- reliability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T7/00—Image analysis
- G06T7/20—Analysis of motion
- G06T7/223—Analysis of motion using block-matching
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/50—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
- H04N19/503—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
- H04N19/51—Motion estimation or motion compensation
- H04N19/527—Global motion vector estimation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/50—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
- H04N19/503—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
- H04N19/51—Motion estimation or motion compensation
- H04N19/513—Processing of motion vectors
- H04N19/521—Processing of motion vectors for estimating the reliability of the determined motion vectors or motion vector field, e.g. for smoothing the motion vector field or for correcting motion vectors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
【解決手段】ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)と、ブロック各々のLMVの信頼度指標としてのブロック重みを算出し、ブロック重みに応じてグローバル動きベクトル(GMV)を算出する。注目ブロックと、該注目ブロックに近接する近傍ブロック各々のブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の信頼度と、注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)の類似度を算出し、信頼度と類似度を適用した演算処理により、ブロック重みを算出する。本構成により、信頼度の高いグローバル動きベクトル(GMV)を効率的に算出することが可能となる。
【選択図】図4
Description
x'=x+a0
y'=y+a1
x'=sina0x−cosa0y+a2
y'=cosa0x+sina0y+a3
x'=a0x−a1y+a2
y'=a3x+a4y+a5
x'=((a0x+a1y+a2)/(a6x+a7y+1))
y'=((a3x+a4y+a5)/(a6x+a7y+1))
この特許文献1は、例えば、動画像を構成するフレーム画像の分割領域であるブロックに対応するローカル動きベクトル(LMV)の平均値を求めて、その平均値との比較する方法を開示している。
しかし、ある画像領域に様々な異なるローカル動きベクトル(LMV)が設定されている場合などには、たまたま平均値が注目ブロックのベクトルに近いベクトルになってしまうといった場合も発生し、状況によっては正確な処理ができなくなる場合が発生するといった問題がある。
フレーム画像の分割領域であるブロックをフレーム画像中に離間して設定し、設定した各ブロックに対応する動きベクトルをローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)として算出するローカル動きベクトル算出部と、
前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出するブロック重み算出部と、
前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、フレーム画像に含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出するグローバル動きベクトル算出部を有し、
前記ブロック重み算出部は、
注目ブロックと、該注目ブロックに近接する近傍ブロック各々のブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の信頼度と、
前記注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)の類似度を算出し、
前記信頼度と類似度を適用した演算処理により、前記ブロック重みを算出する画像処理装置にある。
画像処理装置において実行する画像処理方法であり、
ローカル動きベクトル算出部が、フレーム画像の分割領域であるブロックをフレーム画像中に離間して設定し、設定した各ブロックに対応する動きベクトルをローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)として算出するローカル動きベクトル算出ステップと、
ブロック重み算出部が、前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出するブロック重み算出ステップと、
グローバル動きベクトル算出部が、前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、フレーム画像に含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出するグローバル動きベクトル算出ステップを実行し、
前記ブロック重み算出部は、前記ブロック重み算出ステップにおいて、
注目ブロックと、該注目ブロックに近接する近傍ブロック各々のブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の信頼度と、
前記注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)の類似度を算出し、
前記信頼度と類似度を適用した演算処理により、前記ブロック重みを算出する画像処理方法にある。
画像処理装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
ローカル動きベクトル算出部に、フレーム画像の分割領域であるブロックをフレーム画像中に離間して設定し、設定した各ブロックに対応する動きベクトルをローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)として算出させるローカル動きベクトル算出ステップと、
ブロック重み算出部に、前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出させるブロック重み算出ステップと、
グローバル動きベクトル算出部に、前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、フレーム画像に含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出させるグローバル動きベクトル算出ステップを実行させ、
前記ブロック重み算出ステップにおいて、
注目ブロックと、該注目ブロックに近接する近傍ブロック各々のブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の信頼度と、
前記注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)の類似度を算出し、
前記信頼度と類似度を適用した演算処理により、前記ブロック重みを算出させるプログラムにある。
具体的には、ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)と、ブロック各々のLMVの信頼度指標としてのブロック重みを算出し、ブロック重みに応じてグローバル動きベクトル(GMV)を算出する。注目ブロックと、該注目ブロックに近接する近傍ブロック各々のブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の信頼度と、注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)の類似度を算出し、信頼度と類似度を適用した演算処理により、ブロック重みを算出する。
本構成により、信頼度の高いグローバル動きベクトル(GMV)を効率的に算出することが可能となる。
1.ローカル動きベクトル(LMV)算出ブロックの重みに基づくグローバル動き推定(GME)処理について
2.ブロック重み算出処理の概要
3.ブロック重み算出処理の詳細
4.ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の類似度判定処理の詳細
5.隣接ブロックのLMV信頼度と類似度判定に基づく重み算出処理例
6.グローバル動きベクトル算出部(GME)の処理について
7.画像処理装置の構成例について
8.本開示の構成のまとめ
まず、ローカル動きベクトル(LMV)を設定したLMV設定ブロックの重みに基づくグローバル動き推定(GME)処理について説明する。
その後、個々のローカル動きベクトル(LMV)の重み(Weight)を考慮してグローバル動きベクトル(GMV)を求める。
参照フレーム画像は、現在フレーム画像と異なる時間に撮影された画像である。具体的には、現在フレーム画像の前フレーム、あるいは後フレームの画像である。各フレーム画像の撮影間隔は既知であるとする。
図5(a)には、現在フレーム画像(T)と、その現在フレーム画像の直前に撮影された参照フレーム画像(R)を示している。現在フレーム画像に設定したブロックbtの画素構成に最も近い画素構成を持つ参照フレーム画像内のブロックbrを探索する。
このbrからbtに向かうベクトルがローカル動きベクトル(LMV)となる。
現在フレーム画像と参照フレーム画像の対応ブロックの画素値情報の差分絶対値和である最小残差(SAD:Sum of Absolute Difference)を生成して、このSAD値が最小となるブロックを対応ブロックとして選択して、ローカル動きベクトル(LMV)を算出する。
具体的には、以下の(式1)に従って、ローカル動きベクトル(LMV)を算出する。
(x,y)は、現在フレーム画像のブロックの1つの頂点座標、
(i,j)はブロックサイズ、
(X,Y)は、現在フレームと参照フレームの対応ブロックの移動量のx,yの各成分、
に相当する。
ブロック対応重み(Weight)は、先に図3を参照して説明した重みであり、各ブロック対応のローカル動きベクトル(LME)の信頼度や類似度に応じて算出される。
このブロック対応重み(Weight)の算出処理の詳細については後述する。
次に、ブロック重み算出部102の実行するブロック重み算出処理の概要について説明する。
ブロック重み算出部102は、現在フレーム画像に設定されたブロック各々の重み(weight)、すなわち各ブロック対応のローカル動きベクトル(LME)の信頼度や類似度に従った重み(weight)を算出する。ブロック重み算出部102の実行する処理について図6以下を参照して説明する。
ブロック重みを算出する対象となるブロックを注目ブロックとし、この注目ブロックの周囲の8ブロックを近傍ブロックとする。
さらに、注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)と、近傍ブロック各々のローカル動きベクトル(LMV)との類似度を算出する。
これらの信頼度および類似度情報を適用して注目ブロックの重み(Weight)を算出する。
注目ブロックの重み(Weight)は、グローバル動きベクトル(GMV)を算出する際の各ローカル動きベクトル(LMV)の寄与度に対応する。
まず、図7に示すように、ステップ(S1)において、注目ブロックの周囲の近傍ブロックから、各ブロックに対応して算出したローカル動きベクトル(LMV)の信頼度の高いブロックを選択する。
信頼度は、例えば、各ブロックに対応して算出したローカル動きベクトル(LMV)が信頼できる場合は[1]、信頼できない場合は[0]の設定とする。
図7に示す例では、信頼度の高い近傍ブロック、すなわち、信頼度=1の設定された近傍ブロック数=5である。
複数の信頼度算出処理例について、図8を参照して説明する。
図8には、以下の(1)〜(4)4つの信頼度算出処理例を示している。
(1)各ローカル動きベクトル(LMV)対するSAD値に基づく信頼度、
(2)ブロック内の画素値の分散に基づく信頼度、
(3)SADの第1、第2極小値との比に基づく信頼度、
(4)ブロック内の特徴点数に基づく信頼度、
具体的には、以下の(式2)に従って信頼度(reliability)を算出する。
E(R(x,y))は、LMV算出に適用した参照フレーム画像のブロックの画素値平均、
V(R(x,y))は、LMV算出に適用した参照フレーム画像のブロックの画素値分散、
V(T(x,y))は、LMV算出に適用した現在フレーム画像のブロックの画素値分散、
である。
さらに、ブロック探索において探索した結果として得られた2番目に小さいSADをSAD2ndとする。
この2つの極小値の比を以下の算出式(式3)で算出する。
Reliability=NF(R(x,y))・(NF(T(x,y))
・・・・・(式4)
NF(R(x,y))は、ローカル動きベクトル(LMV)の算出に際して求めた参照フレーム画像の対応ブロックの特徴点数、
NF(T(x,y))は、ローカル動きベクトル(LMV)の算出に際して求めた現在フレーム画像の対応ブロックの特徴点数、
である。
図4に示すブロック重み算出部102では、図8を参照して説明した(1)〜(4)のいずれかの手法を適用して各ブロック対応の信頼度を算出する。なお、図8を参照して説明した(1)〜(4)の手法を組み合わせて適用して信頼度算出を行ってもよい。
ステップ(S1)において、上述した処理に従って、各ブロックの信頼度として、1(信頼できる)、0(信頼できない)の各値を設定する。
図に示す例では、差分が閾値以下の類似度の高い、かつ信頼度=1の信頼できる近傍ブロックの数=3である。
(差分が閾値以下の信頼できる近傍ブロックの数)/(信頼可能な近傍ブロック数)
を算出する。
この例では、
(差分が閾値以下の信頼できる近傍ブロックの数)/(信頼可能な近傍ブロック数)
=3/5
=0.6
となる。
ブロック重み算出部102は、この算出値=0.6を、注目ブロックの重み(Weight)として設定し、グローバル動き算出部103に出力する。
次に、図9以下を参照してブロック重み算出部102の実行するブロック重み算出処理の詳細シーケンスについて説明する。
図9は、ブロック重み算出部102の実行するブロック重み算出処理の詳細シーケンスを説明するフローチャートである。
フローの各ステップの処理について説明する。
注目ブロックをb0、近傍ブロックb1〜b8として、これらの9つのブロックを参照ブロックとする。
また、各ブロックに対応する信頼度として、
1:信頼できる
0:信頼できない
これらの信頼度情報を算出済みであるとする。
注目ブロックb0が信頼できるか否かを判定する。
すなわち、信頼度=1の設定ブロックであるか否かを判定する。
注目ブロックが信頼度=1の設定ブロックであり、信頼できる場合はステップS102に進み、注目ブロックが信頼度=0の設定ブロックであり、信頼できない場合はステップS111に進み、重み(weight)を0に設定する。
すなわち、注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)が信頼可能か否かを判定し、信頼度=0の設定ブロックで信頼不可と判定した場合は、重み(Weight)=0で終了する。
Reliability_Cnt=0;
under_threshhold_Cnt=0;
i=1;
Reliability_Cnt:近傍8ブロック中の信頼度=1の設定された信頼可能ブロック数を示すカウンタ、
under_threshhold_Cnt:信頼可能ブロック中、注目ブロックとの差分が閾値以下の類似ブロックの数を示すカウンタ、
i:ブロック位置のindex
である。
注目ブロック近傍にある近傍ブロックbiが、信頼度=1の設定ブロックであり信頼可能であれば、ステップS104において、信頼ブロック数のカウンタ[Reliability_Cnt]をインクリメントする。
近傍ブロックbiが、信頼度=0の設定ブロックであり、信頼不可であれば、ステップS107に進む。
具体的には、
注目ブロックb0のローカル動きベクトル(LMV)と、
近傍ブロックbiのローカル動きベクトル(LMV)と、
これら2つのローカル動きベクトルが1つの共通するグローバル動きベクトル(GMV)に対応した動きベクトルであるか否かを判定する。
この類似度判定処理の詳細については後述する。
近傍ブロックi=1〜8について処理が順次実行される。
ステップS108において、
i>8
と判定され、近傍ブロックB1〜b8の処理がすべて完了すると、ステップS109に進む。
近傍ブロック中、信頼度=1の設定された信頼ブロック数のカウンタ[Reliability_Cnt]が0より大か否かを判定する。
すなわち、近傍ブロックb1〜b8の中に1つでも信頼できるブロックがあるか否かを判定する。
ない場合は、ステップS111に進み、注目ブロックの重み(Weight)を0に設定する。
ステップS110では、
注目ブロックの重み(Weight)を算出する。
Weight=(under_threshhold_Cnt)/(Reliability_Cnt)
すなわち、
注目ブロックの重み=(近傍ブロック中の信頼可能(信頼度=1)な差分閾値以下のブロック数)/(近傍ブロック中の信頼ブロック数)
として注目ブロックの重みを算出する。
なお、上記式に示す注目ブロックの重み(Weight)の算出処理例は一例であり、この他の式を適用した重み算出処理も可能である。
注目ブロックの重み(Weight)の算出処理のその他の具体例については、後段で説明する。
次に、ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の類似度判定処理の詳細について説明する。
前述したように、図9に示すフローのステップS105では、注目ブロックb0とそのブロック近傍のあるブロックbiのローカル動きベクトル(LMV)の類似度を判定している。
すなわち、
注目ブロックb0のローカル動きベクトル(LMV)と、
近傍ブロックbiのローカル動きベクトル(LMV)と、
これら2つのローカル動きベクトルが1つの共通するグローバル動きベクトル(GMV)に対応した動きベクトルであるか否かを判定する。
一方、2つのローカル動きベクトルが1つの共通するグローバル動きベクトル(GMV)に対応した動きベクトルでない場合、これらのローカル動きベクトル(LMV)は類似しない。すなわち類似度=0と判定する。
注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)は、
起点(x1,y1)、終点(x1',y1')のベクトルであり、
水平方向成分=u1,
垂直方向成分=v1、
である。
すなわち、注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)は、(u1,v1)である。
起点(x0,y0)、終点(x0',y0')のベクトルであり、
水平方向成分=u0,
垂直方向成分=v0、
である。
すなわち、近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)は、(u0,v0)である。
グローバル動きベクトル(GMV)は、画面全体に共通する動きベクトルであり、グローバル動きベクトル(GMV)による座標変換は、以下の(式5)によって定義される。
(x0,y0)は変換前の座標、
(x'0,y'0)はグローバル動きベクトル(GMV)に従った座標変換後の座標、
aはグローバル動きベクトル(GMV)に従ったx方向の移動量、
bはグローバル動きベクトル(GMV)に従ったy方向の移動量、
θはグローバル動きベクトル(GMV)に従った回転角、
を示している。
上記(式5)に示す3軸対応のグローバル動きベクトル(GMV)による座標変換式と、近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)を適用して以下の(式6)のように示すことができる。
Iは、単位行列であり、θ=0としたときの回転行列に相当し、以下の(式7)によって示される行列である。
注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u1,v1)と、
近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)との差分は、
以下の(式7)のように表現できる。
(x1,y1)は、注目ブロックの1つの特徴点座標、
(x0,y0)は、近傍ブロックの1つの特徴点座標、
θは、前述の(式6)に示す3軸対応のグローバル動きベクトル(GMV)に従った座標変換処理に適用する回転角度であり、画面全体のグローバル動きにおける回転角度に相当する。
−θmax≦θ≦θmax
とする。
この許容回転量は、例えば撮像装置(カメラ)の手ぶれ等によって回転した画像に対する補正可能な角度などによって規定される。
具体的には、例えば撮像装置の水平方向の画素ライン数などに基づいて決定される。撮像装置の出力画像として生成する画像の水平画素ライン数は、撮像装置の撮像素子の水平ラインより少なく設定され、手ぶれ等によって画像を回転させる補正が必要な場合に、撮像素子上下の画素情報を利用して画像を回転させた補正画像を生成することができる。
上記の許容回転角度θは、これらの撮像素子の構成等によって規定される。
このように、例えば撮像素子の構成等に従って、補正可能な角度範囲−θmax〜θmaxが規定され、この角度範囲をグローバル動きの許容回転量とする。
−θmax≦θ≦θmax
のθの範囲を上記の(式7)に代入して、
注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u1,v1)と、
近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)との差分の許容範囲を算出することができる。
注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u1,v1)と、
近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)との差分、
すなわち、
u1−u0、
v1−v0、
これらの各値が、以下の(式A)、(式B)の条件式を満足するか否かを判定する。
≦u1−u0
≦(x1−x0)(1−coxθmax)+|y1−y0|sinθmax
・・・・・(式A)
−|x1−x0|sinθmax+(y1−y0)(1−coxθmax)
≦v1−v0
≦|x1−x0|sinθmax+(y1−y0)(1−coxθmax)
・・・・・(式B)
近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)との差分、
すなわち、
u1−u0、
v1−v0、
これらの各値が、上記の(式A)、(式B)の条件式を満足すれば、これら2つのローカル動きベクトルによって規定されるグローバル動きベクトル(GMV)は、許容範囲の回転角度θ、すなわち、
−θmax≦θ≦θmax
上記範囲のθを持つGMVであると判断される。
注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u1,v1)と、
近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)との差分が、上記(式A)と(式B)の両判定式を満足する場合、
これら2つのローカル動きベクトル(LMV)は、補正可能な許容回転角度を持つ1つのGMV対応の類似するローカル動きベクトル(LMV)であると判定することができ、
この場合、
注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u1,v1)と、
近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)とは、類似すると判定する。すなわち類似度=1とする。
注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u1,v1)と、
近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)との差分が、上記(式A)と(式B)の両判定式の少なくともいずれかを満足しない場合、
これら2つのローカル動きベクトル(LMV)は、補正可能な許容回転角度を持つ1つのGMV対応の類似するローカル動きベクトル(LMV)ではないと判定することができ、
この場合、
注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u1,v1)と、
近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)とは、類似しないと判定する。すなわち類似度=0とする。
≦u1−u0
≦(x1−x0)(1−coxθmax)+C+|y1−y0|sinθmax
・・・・・(式A2)
−C−|x1−x0|sinθmax+(y1−y0)(1−coxθmax)
≦v1−v0
≦C+|x1−x0|sinθmax+(y1−y0)(1−coxθmax)
・・・・・(式B2)
近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)との差分が、上記(式A2)と(式B2)の両判定式を満足する場合、
これら2つのローカル動きベクトル(LMV)は、補正可能な許容回転角度を持つ1つのGMV対応の類似するローカル動きベクトル(LMV)であると判定することができ、
この場合、
注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u1,v1)と、
近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)とは、類似すると判定する。すなわち類似度=1とする。
注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u1,v1)と、
近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)との差分が、上記(式A2)と(式B2)の両判定式の少なくともいずれかを満足しない場合、
これら2つのローカル動きベクトル(LMV)は、補正可能な許容回転角度を持つ1つのGMV対応の類似するローカル動きベクトル(LMV)ではないと判定することができ、
この場合、
注目ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u1,v1)と、
近傍ブロックのローカル動きベクトル(LMV)=(u0,v0)とは、類似しないと判定する。すなわち類似度=0とする。
この類似度判定処理と画像フレームの動きとの対応関係について、図11を参照して説明する。
図11に示すように、連続撮影画像である参照フレーム画像211と、現在フレーム画像212が、例えば手ぶれ等に起因して回転中心220を中心として角度θで回転したとする。
また、回転後の現在フレーム画像212の2つの隣接ブロック241,242へ向かうベクトルをq1,q2とし、
参照フレーム画像211の座標位置(x,y)を現在フレーム画像212の対応座標位置(x',y')に変換する回転行列をR(θ)とする。
これらの各パラメータの関係は、以下のように示される。
q1=R(θ)p1
q2=R(θ)p2
LMV1=q1−p1、
LMV2=q2−p2、
となる。
また、隣接ブロックのローカル動きベクトル(LMV)の差分値は、以下のように示される。
LMV2−LMV1=(q2−p2)−(q1−p1)
=(R(θ)−E)(p1−p2)
となる。
なお、Eは単位行列である。
図12には、連続撮影画像である参照フレーム画像310と、現在フレーム画像320を示している。
これらの2つの画像は連続撮影画像であるが、手ぶれの影響で回転している。
現在フレーム画像320にローカル動きベクトル(LMV)算出用のブロックを設定し、前述したブロックマッチング処理等を適用して各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)を算出する。
先に図3を参照して説明したブロック設定例では、ブロックは隙間なく設定する例として説明したが、図12に示すように、ブロック間に隙間を設定して複数のブロックを離間して設定してもよい。
注目ブロック321に対応するローカル動きベクトル(LMV)は、(u1,v1)である。
また、現在フレーム320の近傍ブロック322に対応する参照フレーム310のブロックは、図に示す近傍ブロック312である。
近傍ブロック322に対応するローカル動きベクトル(LMV)は、(u0,v0)である。
次に、隣接ブロックのLMV信頼度と類似度判定に基づく重み算出処理例について説明する。
先に説明した図9に示すフローのステップS110では、注目ブロックの重み(Weight)を算出する一処理例として、以下の式に従って、注目ブロックの重み(Weight)を算出する処理例を説明した。
Weight=(under_threshhold_Cnt)/(Reliability_Cnt)
すなわち、
注目ブロックの重み=(近傍ブロック中の信頼可能(信頼度=1)な差分閾値以下のブロック数)/(近傍ブロック中の信頼ブロック数)
として注目ブロックの重みを算出する処理例である。
図9に示すフローに従った処理を実行すると、1つの注目ブロックと周囲の8つの近傍ブロックを含む9ブロックについて、ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の信頼度と類似度が設定される。
具体的には、図13に示すように、1つの注目ブロックと周囲の8つの近傍ブロックを含む9ブロックにおいて、
9ブロック各々のローカル動きベクトル(LMV)の信頼度、
注目ブロックと8つの近傍ブロック間の類似度、
これらの信頼度と類似度からなる判定データが算出される。
この重みの算出は、例えば、以下の(式C1)、(式C2)、(式C3)のいずれかを適用して算出可能である。
R0は、注目ブロックの信頼度、
Riは、近傍ブロックi番目の信頼度、
Siは、注目ブロックと近傍ブロックi番目との類似度、
iは、近傍ブロックの識別番号i=1〜8
である。
上記(式C2)は、注目ブロックと各近傍ブロックの類似度Siと近傍ブロックの信頼度Riの乗算値の加算結果を近傍ブロックの信頼度Riの加算値で除算した結果を重みWとして算出する式である。
上記(式C3)は、注目ブロックと各近傍ブロックの類似度Siの加算値を、近傍ブロックの信頼度Riの加算値で除算した結果を重みWとして算出する式である。
例えば、
信頼度0≦R≦1、
類似度0≦S≦1
このように、0〜1の範囲で設定して上記の(式C1)〜(式C3)のいずれかを適用して、注目ブロックの重み(Weight)を算出する構成としてもよい。
次に、図4に示すグローバル動きベクトル算出部(GME)103において実行するグローバル動きベクトル(GMV)の推定処理(GME)について説明する。
平行移動(並進)と回転を考慮した3軸(3自由度)のグローバル動きベクトル(GMV)、
アフィン変換に対応する6軸(6自由度)のグローバル動きベクトル(GMV)、
例えば、これらの種類がある。
これらの2つのタイプのGMV推定処理(GME)を実行する構成について説明する。
GMVによる座標変換を以下の式によって定義する。
また、並進+回転は、3軸対応のグローバル動きベクトル(GMV)を適用した場合の座標変換である。
一方、並進と回転(3自由度)は、カメラの手ぶれの補正で支配的な要素である。
格子点とは、各ブロックnの特徴点、
nはブロックの識別番号、
Wnは、ブロックnの重み(Weight)、
である。
6軸対応の6自由度のグローバル動きベクトル(GMV)は、
図15に示すように、最終的には以下の式によって算出される。
各ブロックn対応の重みWnと、
各ブロックnの特徴点(x,y)に対するローカル動きヘクトル(LMV)(u,v)の適用位置と、対応点(x',y')との差分の2乗データとの積算値である。
このコスト(Cost)を最小にするように、上記式に示す3軸機対応GMV、または6軸対応GMVの各パラメータを算出する。
6軸機対応GMVのパラメータは、アフィン変換に関するパラメータa0,a1,a2,b0,b1,b2である。
なお、コスト(Cost)を最小にする各パラメータの算出処理には、例えば最小二乗法を適用する。
本願構成におけるグローバル動きベクトルの算出処理に際しては、例えば、この特許文献1(特開2009−065332号公報)に記載された手法が適用可能である。
まず、図4に示すローカル動きベクトル算出部101が、画像フレームにブロックを設定し、設定したブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)を求める。
なお、設定するブロックは、図3に示すように隙間の内設定としてもよいし、図11や図12に示すように隙間を設定して離間して配置した離散的なブロックでもよい。
例えば具体的には、信頼できるローカル動きベクトル(LMV)が少なすぎるためにグローバル動きベクトル(GMV)の推定を諦めるといったケースを減らすことができる。
最後に、図16、図17を参照して、上述した処理を実行する画像処理装置の構成例について説明する。
図16は、撮像装置としての装置構成例を示している。
図16に示す撮像装置500は、撮像部501、フレームメモリ502、グローバル動きベクトル生成部503、画像補正部504、記憶部505を有する。
例えば、これらの連続撮影画像は、手ぶれ等の影響で、各画像フレーム間に画像ずれが発生している。
このグローバル動きベクトル生成部503は、先に説明した図4の構成を持つ。グローバル動きベクトル生成部503は、先に説明した図7に示すフローに従った処理を実行して画像全体の動きを示すグローバル動きベクトル(GMV)を算出する。
生成したグローバル動きベクトル(GMV)521は画像補正部504に入力される。
先に説明したように、このラインメモリの数に応じて許容回転量θが決定される。
グローバル動きベクトル生成部502は、信頼度が高く、かつ類似度ありの判定のなされたブロックのローカル動きベクトル(LMV)の重みを高く設定してグローバル動きベクトル(GMV)の算出処理を実行する。
CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702、または記憶部708に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、上述の実施例において説明したグローバル動きベクトル(GMV)を決定するプログラムを実行する。RAM(Random Access Memory)703には、CPU701が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704により相互に接続されている。
以上、特定の実施例を参照しながら、本開示の実施例について詳解してきた。しかしながら、本開示の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本開示の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
(1) フレーム画像の分割領域であるブロックをフレーム画像中に離間して設定し、設定した各ブロックに対応する動きベクトルをローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)として算出するローカル動きベクトル算出部と、
前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出するブロック重み算出部と、
前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、フレーム画像に含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出するグローバル動きベクトル算出部を有し、
前記ブロック重み算出部は、
注目ブロックと、該注目ブロックに近接する近傍ブロック各々のブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の信頼度と、
前記注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)の類似度を算出し、
前記信頼度と類似度を適用した演算処理により、前記ブロック重みを算出する画像処理装置。
(3)前記ブロック重み算出部は、各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)によって対応付けられるブロック間の画素値差分絶対値和を適用して前記信頼度を算出する前記(1)または(2)に記載の画像処理装置。
(5)前記ブロック重み算出部は、注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)が1つのグローバル動き(GMV)の回転に対応した動きベクトルに近いか否かを判定して前記類似度の算出を実行する前記(1)〜(4)いずれかに記載の画像処理装置。
(6)前記ブロック重み算出部は、画像処理装置内の画像補正部において回転補正可能な許容回転角度を考慮し、注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)が前記許容回転角度以内のグローバル動き(GMV)の回転に対応した動きベクトルに近いか否かを判定して前記類似度の算出を実行する前記(5)に記載の画像処理装置。
(8)前記ブロック重み算出部は、注目ブロックと各近傍ブロックの類似度と近傍ブロックの信頼度の乗算値の加算結果を近傍ブロックの信頼度の加算値で除算した結果を前記ブロック重みとして算出する前記(1)〜(7)いずれかに記載の画像処理装置。
(10)前記グローバル動きベクトル算出部は、各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)と、各ブロック重みを適用したコスト演算式を適用して、コストを最小とするグローバル動きベクトル(GMV)のパラメータを算出する前記(1)〜(9)いずれかに記載の画像処理装置。
具体的には、ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)と、ブロック各々のLMVの信頼度指標としてのブロック重みを算出し、ブロック重みに応じてグローバル動きベクトル(GMV)を算出する。注目ブロックと、該注目ブロックに近接する近傍ブロック各々のブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の信頼度と、注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)の類似度を算出し、信頼度と類似度を適用した演算処理により、ブロック重みを算出する。
本構成により、信頼度の高いグローバル動きベクトル(GMV)を効率的に算出することが可能となる。
21 動きベクトル
101 ローカル動きベクトル算出部(LME)
102 ブロック重み算出部
103 グローバル動きベクトル(GMV)算出部
500 撮像装置
501 撮像部
502 フレームメモリ
503 グローバル動きベクトル生成部
504 画像補正部
505 記憶部
701 CPU
702 ROM
703 RAM
704 バス
705 入出力インタフェース
706 入力部
707 出力部
708 記憶部
709 通信部
710 ドライブ
711 リムーバブルメディア
Claims (13)
- フレーム画像の分割領域であるブロックをフレーム画像中に離間して設定し、設定した各ブロックに対応する動きベクトルをローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)として算出するローカル動きベクトル算出部と、
前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出するブロック重み算出部と、
前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、フレーム画像に含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出するグローバル動きベクトル算出部を有し、
前記ブロック重み算出部は、
注目ブロックと、該注目ブロックに近接する近傍ブロック各々のブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の信頼度と、
前記注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)の類似度を算出し、
前記信頼度と類似度を適用した演算処理により、前記ブロック重みを算出する画像処理装置。 - 前記ブロック重み算出部は、
前記信頼度の高い信頼される近傍ブロックを信頼近傍ブロックとして抽出し、
さらに、前記信頼近傍ブロック中、前記類似度の高い類似ブロックを抽出し、
前記信頼近傍ブロックに対する前記類似ブロックの比率を前記注目ブロックの重みとして設定する処理を実行する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記ブロック重み算出部は、
各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)によって対応付けられるブロック間の画素値差分絶対値和を適用して前記信頼度を算出する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記ブロック重み算出部は、
各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)によって対応付けられるブロックの分散値または特徴点数を適用して前記信頼度を算出する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記ブロック重み算出部は、
注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)が1つのグローバル動き(GMV)の回転に対応した動きベクトルに近いか否かを判定して前記類似度の算出を実行する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記ブロック重み算出部は、
画像処理装置内の画像補正部において回転補正可能な許容回転角度を考慮し、注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)が前記許容回転角度以内のグローバル動き(GMV)の回転に対応した動きベクトルに近いか否かを判定して前記類似度の算出を実行する請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記ブロック重み算出部は、
注目ブロックと各近傍ブロックの類似度と、近傍ブロックの信頼度との乗算値の加算結果を近傍ブロックの信頼度の加算値で除算した結果と、注目ブロックの信頼度を乗算して前記ブロック重みを算出する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記ブロック重み算出部は、
注目ブロックと各近傍ブロックの類似度と近傍ブロックの信頼度の乗算値の加算結果を近傍ブロックの信頼度の加算値で除算した結果を前記ブロック重みとして算出する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記ブロック重み算出部は、
注目ブロックと各近傍ブロックの類似度の加算値を、近傍ブロックの信頼度の加算値で除算した結果を前記ブロック重みとして算出する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記グローバル動きベクトル算出部は、
各ブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)と、各ブロック重みを適用したコスト演算式を適用して、コストを最小とするグローバル動きベクトル(GMV)のパラメータを算出する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記グローバル動きベクトル算出部は、
並進および回転を考慮した3軸対応のグローバル動きベクトルのパラメータ、またはアフィン変換を考慮した6軸対応のグローバル動きベクトルのパラメータを算出する請求項10に記載の画像処理装置。 - 画像処理装置において実行する画像処理方法であり、
ローカル動きベクトル算出部が、フレーム画像の分割領域であるブロックをフレーム画像中に離間して設定し、設定した各ブロックに対応する動きベクトルをローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)として算出するローカル動きベクトル算出ステップと、
ブロック重み算出部が、前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出するブロック重み算出ステップと、
グローバル動きベクトル算出部が、前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、フレーム画像に含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出するグローバル動きベクトル算出ステップを実行し、
前記ブロック重み算出部は、前記ブロック重み算出ステップにおいて、
注目ブロックと、該注目ブロックに近接する近傍ブロック各々のブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の信頼度と、
前記注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)の類似度を算出し、
前記信頼度と類似度を適用した演算処理により、前記ブロック重みを算出する画像処理方法。 - 画像処理装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
ローカル動きベクトル算出部に、フレーム画像の分割領域であるブロックをフレーム画像中に離間して設定し、設定した各ブロックに対応する動きベクトルをローカル動きベクトル(LMV:Local Motion Vector)として算出させるローカル動きベクトル算出ステップと、
ブロック重み算出部に、前記ブロック各々に対応するローカル動きベクトル(LMV)の信頼度指標としてのブロック重みを算出させるブロック重み算出ステップと、
グローバル動きベクトル算出部に、前記ローカル動きベクトル(LMV)と、前記ブロック重みを入力し、フレーム画像に含まれる複数のブロックに共通の動きベクトルであるグローバル動きベクトル(GMV:Global Motion Vector)を算出させるグローバル動きベクトル算出ステップを実行させ、
前記ブロック重み算出ステップにおいて、
注目ブロックと、該注目ブロックに近接する近傍ブロック各々のブロック対応のローカル動きベクトル(LMV)の信頼度と、
前記注目ブロックと近傍ブロックの各ローカル動きベクトル(LMV)の類似度を算出し、
前記信頼度と類似度を適用した演算処理により、前記ブロック重みを算出させるプログラム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012145054A JP2013066164A (ja) | 2011-09-02 | 2012-06-28 | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム |
PCT/JP2012/068554 WO2013031424A1 (ja) | 2011-09-02 | 2012-07-23 | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム |
US14/240,059 US9177386B2 (en) | 2011-09-02 | 2012-07-23 | Image processing apparatus, image processing method, and program |
CN201280040885.7A CN103765898A (zh) | 2011-09-02 | 2012-07-23 | 图像处理设备、图像处理方法和程序 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011191188 | 2011-09-02 | ||
JP2011191188 | 2011-09-02 | ||
JP2012145054A JP2013066164A (ja) | 2011-09-02 | 2012-06-28 | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013066164A true JP2013066164A (ja) | 2013-04-11 |
Family
ID=47755931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012145054A Ceased JP2013066164A (ja) | 2011-09-02 | 2012-06-28 | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9177386B2 (ja) |
JP (1) | JP2013066164A (ja) |
CN (1) | CN103765898A (ja) |
WO (1) | WO2013031424A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019144803A (ja) * | 2018-02-20 | 2019-08-29 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104519239A (zh) * | 2013-09-29 | 2015-04-15 | 诺基亚公司 | 用于视频防抖的方法和装置 |
US20160191945A1 (en) * | 2014-12-24 | 2016-06-30 | Sony Corporation | Method and system for processing video content |
JP6890944B2 (ja) * | 2016-10-07 | 2021-06-18 | キヤノン株式会社 | 像ぶれ補正装置およびその制御方法、撮像装置 |
CN107454418B (zh) * | 2017-03-03 | 2019-11-22 | 叠境数字科技(上海)有限公司 | 基于运动注意力模型的360度全景视频编码方法 |
JP6886622B2 (ja) * | 2018-01-22 | 2021-06-16 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置 |
CN111279685A (zh) | 2018-04-28 | 2020-06-12 | 深圳市大疆创新科技有限公司 | 运动估计 |
CN109740643A (zh) * | 2018-12-19 | 2019-05-10 | 惠科股份有限公司 | 用于确定画面相邻行相似度的方法 |
CN109740644A (zh) | 2018-12-19 | 2019-05-10 | 惠科股份有限公司 | 用于确定画面相邻行相似度的方法 |
CN111967515B (zh) * | 2020-08-14 | 2024-09-06 | Oppo广东移动通信有限公司 | 图像信息提取方法、训练方法及装置、介质和电子设备 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009065332A (ja) * | 2007-09-05 | 2009-03-26 | Sony Corp | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラム |
JP2009258868A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Sony Corp | 画像処理装置および画像処理方法 |
JP2010147985A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Sony Corp | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム |
JP2011100428A (ja) * | 2009-10-06 | 2011-05-19 | Nanao Corp | 動きベクトル検出装置、フレーム補間処理装置およびそれらの方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995004432A1 (en) * | 1993-07-30 | 1995-02-09 | British Telecommunications Plc | Coding image data |
US20030059089A1 (en) * | 2001-09-25 | 2003-03-27 | Quinlan James E. | Block matching at the fractional pixel level for motion estimation |
EP1924098A1 (en) * | 2006-11-14 | 2008-05-21 | Sony Deutschland GmbH | Motion estimation and scene change detection using two matching criteria |
JP4506875B2 (ja) * | 2008-05-19 | 2010-07-21 | ソニー株式会社 | 画像処理装置および画像処理方法 |
JP2009290827A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-10 | Sony Corp | 画像処理装置および画像処理方法 |
CN101924874B (zh) * | 2010-08-20 | 2011-10-26 | 北京航空航天大学 | 一种匹配块分级的实时电子稳像方法 |
-
2012
- 2012-06-28 JP JP2012145054A patent/JP2013066164A/ja not_active Ceased
- 2012-07-23 CN CN201280040885.7A patent/CN103765898A/zh active Pending
- 2012-07-23 WO PCT/JP2012/068554 patent/WO2013031424A1/ja active Application Filing
- 2012-07-23 US US14/240,059 patent/US9177386B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009065332A (ja) * | 2007-09-05 | 2009-03-26 | Sony Corp | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラム |
JP2009258868A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Sony Corp | 画像処理装置および画像処理方法 |
JP2010147985A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Sony Corp | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム |
JP2011100428A (ja) * | 2009-10-06 | 2011-05-19 | Nanao Corp | 動きベクトル検出装置、フレーム補間処理装置およびそれらの方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019144803A (ja) * | 2018-02-20 | 2019-08-29 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
JP7009252B2 (ja) | 2018-02-20 | 2022-01-25 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20140185938A1 (en) | 2014-07-03 |
US9177386B2 (en) | 2015-11-03 |
WO2013031424A1 (ja) | 2013-03-07 |
CN103765898A (zh) | 2014-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013031424A1 (ja) | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム | |
JP5045320B2 (ja) | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラム | |
EP3110138B1 (en) | Projection system, semiconductor integrated circuit, and image correction method | |
CN110322542B (zh) | 重建真实世界3d场景的视图 | |
TWI455588B (zh) | 以雙向、局部及全域移動評估為基礎之框率轉換 | |
US10410358B2 (en) | Image processing with occlusion and error handling in motion fields | |
JP2009290827A (ja) | 画像処理装置および画像処理方法 | |
JP2016508652A (ja) | 画像シーケンスにおける物体のオクルージョンの決定 | |
WO2011161579A1 (en) | Method, apparatus and computer program product for providing object tracking using template switching and feature adaptation | |
JP7116262B2 (ja) | 画像深度推定方法および装置、電子機器、ならびに記憶媒体 | |
TWI408620B (zh) | 用以決定插補畫面之移動向量的影像處理方法及其相關裝置 | |
JP2011071986A (ja) | 低解像度ビデオから高解像度ビデオを生成する方法 | |
JPWO2018139461A1 (ja) | 移動物体検出装置、移動物体検出方法及び記憶媒体 | |
US8447126B2 (en) | Image processing method and related apparatus | |
EP3633606A1 (en) | Information processing device, information processing method, and program | |
CN104202603B (zh) | 一种应用于视频帧速率上转换的运动向量场生成方法 | |
JP2007053621A (ja) | 画像生成装置 | |
Lee et al. | Fast 3D video stabilization using ROI-based warping | |
CN105100588A (zh) | 图像处理设备、成像设备以及图像处理方法 | |
JP2010250611A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体 | |
JP3268258B2 (ja) | 2次元三角パッチ線格子モデルを用いた動画像の動き推定方法 | |
JP5928465B2 (ja) | 劣化復元システム、劣化復元方法およびプログラム | |
JP5478533B2 (ja) | 全方位画像生成方法、画像生成装置およびプログラム | |
JP2010044586A (ja) | 2次元コード読取装置とそのプログラム | |
JP2004096557A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150507 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160706 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20160819 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161227 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20170425 |