JP4207763B2 - 動きベクトル検出装置、および動きベクトル検出方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents
動きベクトル検出装置、および動きベクトル検出方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDFInfo
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評価値テーブルの生成処理、
評価値テーブルに基づく候補ベクトルの選択処理、
各画素対応の動きベクトルとして、複数の候補ベクトルから最適なものを対応付ける処理
以上の処理によって、各画素毎の動きベクトルを求める方式である。この方式を、以下、候補ベクトル方式と称する。
動画像データから動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であり、
時間軸上における異なるフレーム間の画素値相関情報に基づいて評価値テーブルを生成する評価値テーブル形成部と、
前記評価値テーブルに基づいて動画像データのフレーム構成画素に対する動きベクトルを検出して対応付ける動きベクトル検出部とを有し、
前記評価値テーブル形成部は、
時間軸上における異なるフレーム間の相関情報の算出処理を実行する相関演算部と、
注目画素を含む近傍領域画素の特徴量に基づく可変閾値を生成する可変閾値生成部と、
前記相関演算部の算出した相関情報と、前記可変閾値生成部の生成した閾値との比較処理を実行し、該比較処理結果に基づく仮評価値を算出する相関判定部と、
画像特性に基づく重み情報を算出し、前記相関判定部の算出した仮評価値および前記重み情報に基づく演算を実行して最終評価値を算出する評価値調整部と、
前記評価値調整部の出力する最終評価値を積算し、評価値テーブルを生成する評価値テーブル算出部と、
を有することを特徴とする動きベクトル検出装置にある。
W1=TH−|ΔF|+1
前記乗算部は、前記相関判定部の算出した仮評価値と前記重み情報W1との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として前記評価値テーブル算出部に出力する処理を実行する構成であることを特徴とする。
W2=DR
前記乗算部は、前記相関判定部の算出した仮評価値と前記重み情報W2との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として前記評価値テーブル算出部に出力する処理を実行する構成であることを特徴とする。
W2'=DR/n
ただし、nは2以上の自然数
前記乗算部は、前記相関判定部の算出した仮評価値と前記重み情報W2'との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として前記評価値テーブル算出部に出力する処理を実行する構成であることを特徴とする。
W1=TH−|ΔF|+1
W2=DR
W3=αW1+βW2
α,β:係数
前記乗算部は、前記相関判定部の算出した仮評価値と前記重み情報W3との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として、前記評価値テーブル算出部に出力する処理を実行する構成であることを特徴とする。
動画像データから動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法であり、
時間軸上における異なるフレーム間の画素値相関情報に基づいて評価値テーブルを生成する評価値テーブル形成ステップと、
前記評価値テーブルに基づいて動画像データのフレーム構成画素に対する動きベクトルを検出して対応付ける動きベクトル検出ステップとを有し、
前記評価値テーブル形成ステップは、
時間軸上における異なるフレーム間の相関情報の算出処理を実行する相関演算ステップと、
注目画素を含む近傍領域画素の特徴量に基づく可変閾値を生成する可変閾値生成ステップと、
前記相関演算ステップにおいて算出した相関情報と、前記可変閾値生成ステップにおいて生成した閾値との比較処理を実行し、該比較処理結果に基づく仮評価値を算出する相関判定ステップと、
画像特性に基づく重み情報を算出し、前記相関判定ステップにおいて算出した仮評価値および前記重み情報に基づく演算を実行して最終評価値を算出する評価値調整ステップと、
前記評価値調整ステップにおいて算出する最終評価値を積算し、評価値テーブルを生成する評価値テーブル算出ステップと、
を有することを特徴とする動きベクトル検出方法にある。
W1=TH−|ΔF|+1
前記乗算ステップは、前記相関判定ステップにおいて算出した仮評価値と前記重み情報W1との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として算出する処理を実行することを特徴とする。
W2=DR
前記乗算ステップは、前記相関判定ステップにおいて算出される仮評価値と前記重み情報W2との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として算出する処理を実行することを特徴とする。
W2'=DR/n
ただし、nは2以上の自然数
前記乗算ステップは、前記相関判定ステップにおいて算出される仮評価値と前記重み情報W2'との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として算出する処理を実行することを特徴とする。
W1=TH−|ΔF|+1
W2=DR
W3=αW1+βW2
α,β:係数
前記乗算ステップは、前記相関判定ステップにおいて算出される仮評価値と前記重み情報W3との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として算出する処理を実行することを特徴とする。
動画像データから動きベクトルを検出する動きベクトル検出処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
時間軸上における異なるフレーム間の画素値相関情報に基づいて評価値テーブルを生成する評価値テーブル形成ステップと、
前記評価値テーブルに基づいて動画像データのフレーム構成画素に対する動きベクトルを検出して対応付ける動きベクトル検出ステップとを有し、
前記評価値テーブル形成ステップは、
時間軸上における異なるフレーム間の相関情報の算出処理を実行する相関演算ステップと、
注目画素を含む近傍領域画素の特徴量に基づく可変閾値を生成する可変閾値生成ステップと、
前記相関演算ステップにおいて算出した相関情報と、前記可変閾値生成ステップにおいて生成した閾値との比較処理を実行し、該比較処理結果に基づく仮評価値を算出する相関判定ステップと、
画像特性に基づく重み情報を算出し、前記相関判定ステップにおいて算出した仮評価値および前記重み情報に基づく演算を実行して最終評価値を算出する評価値調整ステップと、
前記評価値調整ステップにおいて算出する最終評価値を積算し、評価値テーブルを生成する評価値テーブル算出ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
1.代表点マッチングによる評価値テーブルの生成、候補ベクトル方式の概要
2.動きベクトル検出装置全体構成および動きベクトル検出処理手順
3.画像特性に基づく重みを設定した評価値テーブル形成処理の詳細
以下、説明する動きベクトル検出処理においては、代表点マッチング法を適用する。代表点マッチング法については、本特許出願人が先に出願し、特許取得済みである特許2083999号公報に開示されている。すなわち、以下、説明する動きベクトル検出処理は、前述の背景技術の欄で説明した候補ベクトル方式(特開2001−61152号公報に開示)を適用するとともに、代表点マッチング法を利用した処理例である。
a.ブロックの中心位置の画素値、
b.ブロック内のすべての画素の画素値の平均値、
c.ブロック内のすべての画素の画素値の中間値、
等の、ブロックを代表する画素値が対応付けられる。
動きベクトル検出処理を実行する本発明の動きベクトル検出装置の一実施例構成を図5に示し、動きベクトル検出処理の処理シーケンスを図6のフローチャートに示す。
次に、本発明の動きベクトル検出装置における評価値テーブル形成部の詳細について説明する。評価値テーブル形成部の詳細構成を図7に示す。
a.ブロックの中心位置の画素値、
b.ブロック内のすべての画素の画素値の平均値、
c.ブロック内のすべての画素の画素値の中間値、
等の、ブロックを代表する画素値データが対応付けられる。
ビット値[1]は、代表点の画素値と、サーチエリアの比較対照となる画素値との相関あり
ビット値[0]は、代表点の画素値と、サーチエリアの比較対照となる画素値との相関なし
のいずれかを示すことになる。
10−11=−1
11−11=0
7−11=−4
9−11=−2
9−11=−2
12−11=+1
15−11=+4
11−11=0
8−11=−3
となり、これら9個の差分データに基づいて、図9に示す特徴量抽出部221において求められる値(DR)は、上記9式の結果の最大値[+4]から最小値[−4]を減算した値であり、[8]となる。一方、前フレーム[Ft−1]の9点の画素値{10、11、7、9、9、12、15、11、8}から直接求めたダイナミックレンジは、15(MAX)−7(MIN)=8であり、いずれの値も[8]となって、いずれも同値となる。
|ΔF|<TH・・・(式1)
(a)相関演算部210から入力するフレーム差分絶対値|ΔF|と、可変閾値生成部220から入力する閾値THを適用して重み情報W1を算出する処理例
(b)可変閾値生成部220から入力する画像特徴量としてのダイナミックレンジ(DR)を適用して重み情報W2を算出する処理例
これらの2通りの処理例について説明する。
まず、相関演算部210から入力するフレーム差分絶対値|ΔF|と、可変閾値生成部220から入力する閾値THを適用して重み情報W1を算出する処理例について説明する。
W1=TH−|ΔF|+1・・・(式2)
フレーム差絶対値=0→最終評価値=6
フレーム差絶対値=1→最終評価値=5
フレーム差絶対値=2→最終評価値=4
フレーム差絶対値=3→最終評価値=3
フレーム差絶対値=4→最終評価値=2
フレーム差絶対値=5→最終評価値=1
のように、相関演算部210から入力するフレーム差分絶対値の値に応じた最終評価値が得られることになる。この場合、最終評価値は0〜6の値であり、最大3ビット情報となる。従って、フレーム差絶対値をそのまま評価値とする場合に必要となる8ビット情報に比較するとデータ量が削減され、評価値テーブルメモリの容量を小さくすることができる。
次に、可変閾値生成部220から入力する画像特性情報としての代表点近傍のダイナミックレンジDRを適用して重み情報W2を算出する処理例について説明する。
W2=DR・・・(式3)
W2'=DR/n・・・(式4)
ただし、nは2以上の自然数
(a)相関演算部210から入力するフレーム差分絶対値|ΔF|と、可変閾値生成部220から入力する閾値THを適用して重み情報W1を算出する処理例
(b)可変閾値生成部220から入力する画像特徴量としてのダイナミックレンジ(DR)を適用して重み情報W2を算出する処理例
これらの2通りの処理例について説明したが、重み決定部241では、これらいずれかの処理を実行するか、あるいは、これらの処理の双方を実行し、双方の結果に基づく重み情報W3を算出し、重み情報W3を乗算部242に出力する構成としてもよい。
W3=αW1+βW2・・・(式5)
α,β:係数
(a)相関演算部210から入力するフレーム差分絶対値|ΔF|と、可変閾値生成部220から入力する閾値THを適用して重み情報W1を算出する処理、あるいは、
(b)可変閾値生成部220から入力する画像特徴量としてのダイナミックレンジ(DR)を適用して重み情報W2を算出する処理、
のいずれか、または、両処理を実行して双方の重みを考慮した重み情報W3を算出する処理などである。
11 検査ブロックBy
12 サーチエリア
20 現フレーム
21 基準ブロックBx
70 前フレーム
71 代表点Ry
80 現フレーム
81 サーチエリア
90 評価値テーブル
91 前フレーム画素
95,96,97 現フレーム画素
101 評価値テーブル形成部
102 候補ベクトル抽出部
103 動きベクトル検出部
104 制御部(コントローラ)
200 評価値テーブル形成部
210 相関演算部
211 代表点メモリ
212 減算回路
213 絶対値算出部
220 可変閾値生成部
221 特徴量抽出部
222 特徴量メモリ
223 閾値生成部
230 相関判定部
231 比較部
240 評価値調整部
241 重み決定部
242 乗算部
243,244 重み情報算出部
250 評価値テーブル算出部
251 評価値積算部
252 評価値テーブルメモリ
301 最大値検出部
302 レジスタ
303 最小値検出部
304 レジスタ
305 減算回路
306 ラッチ
351 ビット分解部
352〜355 OR回路
356 ビット合成部
400 静止背景
401 移動物体(A)
402 移動物体(B)
411〜413 ピーク(極値)
421〜423 ピーク(極値)
500 評価値テーブル
501 注目点
Claims (23)
- 動画像データから動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であり、
時間軸上における異なるフレーム間の画素値相関情報に基づいて評価値テーブルを生成する評価値テーブル形成部と、
前記評価値テーブルに基づいて動画像データのフレーム構成画素に対する動きベクトルを検出して対応付ける動きベクトル検出部とを有し、
前記評価値テーブル形成部は、
時間軸上における異なるフレーム間の相関情報の算出処理を実行する相関演算部と、
注目画素を含む近傍領域画素の特徴量に基づく可変閾値を生成する可変閾値生成部と、
前記相関演算部の算出した相関情報と、前記可変閾値生成部の生成した閾値との比較処理を実行し、該比較処理結果に基づく仮評価値を算出する相関判定部と、
画像特性に基づく重み情報を算出し、前記相関判定部の算出した仮評価値および前記重み情報に基づく演算を実行して最終評価値を算出する評価値調整部と、
前記評価値調整部の出力する最終評価値を積算し、評価値テーブルを生成する評価値テーブル算出部と、
を有することを特徴とする動きベクトル検出装置。 - 前記評価値調整部は、
画像特性に基づく重み情報を算出する重み決定部と、前記仮評価値と前記重み情報との乗算を実行する乗算部を有し、前記乗算部における乗算結果を最終評価値として前記評価値テーブル算出部に出力する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記評価値調整部は、
画像特性に基づく重み情報を算出する重み決定部と、前記仮評価値と前記重み情報との乗算を実行する乗算部を有し、
前記重み決定部は、
前記相関演算部から入力するフレーム差分絶対値|ΔF|と、前記可変閾値生成部から入力する閾値THを適用して、下記式に従って重み情報W1を算出する処理を実行し、
W1=TH−|ΔF|+1
前記乗算部は、
前記相関判定部の算出した仮評価値と前記重み情報W1との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として前記評価値テーブル算出部に出力する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記評価値調整部は、
画像特性に基づく重み情報を算出する重み決定部と、前記仮評価値と前記重み情報との乗算を実行する乗算部を有し、
前記重み決定部は、
前記可変閾値生成部から入力する画像特徴量としてのダイナミックレンジ(DR)を適用して、下記式に従って重み情報W2を算出する処理を実行し、
W2=DR
前記乗算部は、
前記相関判定部の算出した仮評価値と前記重み情報W2との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として前記評価値テーブル算出部に出力する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記評価値調整部は、
画像特性に基づく重み情報を算出する重み決定部と、前記仮評価値と前記重み情報との乗算を実行する乗算部を有し、
前記重み決定部は、
前記可変閾値生成部から入力する画像特徴量としてのダイナミックレンジ(DR)を適用して、下記式に従って重み情報W2'を算出する処理を実行し、
W2'=DR/n
ただし、nは2以上の自然数
前記乗算部は、
前記相関判定部の算出した仮評価値と前記重み情報W2'との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として前記評価値テーブル算出部に出力する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記評価値調整部は、
画像特性に基づく重み情報を算出する重み決定部と、前記仮評価値と前記重み情報との乗算を実行する乗算部を有し、
前記重み決定部は、
前記相関演算部から入力するフレーム差分絶対値|ΔF|と、前記可変閾値生成部から入力する閾値THと、画像特徴量としてのダイナミックレンジ(DR)を適用して、下記式に従って、複数の重み情報W1,W2に基づく重み情報W3を算出する処理を実行し、
W1=TH−|ΔF|+1
W2=DR
W3=αW1+βW2
α,β:係数
前記乗算部は、
前記相関判定部の算出した仮評価値と前記重み情報W3との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として、前記評価値テーブル算出部に出力する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記相関判定部は、
前記相関演算部の算出した相関情報と、前記可変閾値生成部の生成した閾値との比較処理を実行し、該比較処理結果に基づく1ビットの仮評価値を算出し、
前記評価値調整部は、
画像特性に基づく重み情報を算出し、前記相関判定部の算出した1ビット仮評価値と前記重み情報に基づく演算を実行して複数ビットの最終評価値を算出する構成であることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記動きベクトル検出装置は、さらに、
前記評価値テーブルに基づいて1以上の候補ベクトルを抽出する候補ベクトル抽出部を有し、
前記動きベクトル検出部は、
動画像データのフレーム構成画素各々に対応する動きベクトルを、前記候補ベクトルから選択して対応付ける処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記可変閾値生成部は、
注目画素を含む近傍領域画素のダイナミックレンジを算出し、該ダイナミックレンジを特徴量として、該特徴量に基づく可変閾値を設定する構成であることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記可変閾値生成部は、
前記相関演算部の算出するフレーム間差分情報を入力し、該フレーム間差分情報に基づいて、前記注目画素を含む近傍領域画素のダイナミックレンジを算出する構成であることを特徴とする請求項9に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記可変閾値生成部は、
前記相関演算部の算出するフレーム間差分情報を入力し、該フレーム間差分情報に基づいて、前記注目画素を含む近傍領域画素のダイナミックレンジを算出するとともに、該ダイナミックレンジ構成ビットのビット情報圧縮処理により閾値を算出する構成であることを特徴とする請求項9に記載の動きベクトル検出装置。 - 動画像データから動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法であり、
時間軸上における異なるフレーム間の画素値相関情報に基づいて評価値テーブルを生成する評価値テーブル形成ステップと、
前記評価値テーブルに基づいて動画像データのフレーム構成画素に対する動きベクトルを検出して対応付ける動きベクトル検出ステップとを有し、
前記評価値テーブル形成ステップは、
時間軸上における異なるフレーム間の相関情報の算出処理を実行する相関演算ステップと、
注目画素を含む近傍領域画素の特徴量に基づく可変閾値を生成する可変閾値生成ステップと、
前記相関演算ステップにおいて算出した相関情報と、前記可変閾値生成ステップにおいて生成した閾値との比較処理を実行し、該比較処理結果に基づく仮評価値を算出する相関判定ステップと、
画像特性に基づく重み情報を算出し、前記相関判定ステップにおいて算出した仮評価値および前記重み情報に基づく演算を実行して最終評価値を算出する評価値調整ステップと、
前記評価値調整ステップにおいて算出する最終評価値を積算し、評価値テーブルを生成する評価値テーブル算出ステップと、
を有することを特徴とする動きベクトル検出方法。 - 前記評価値調整ステップは、
画像特性に基づく重み情報を算出する重み決定ステップと、
前記仮評価値と前記重み情報との乗算を実行する乗算ステップを有し、
前記乗算ステップにおける乗算結果を最終評価値として設定する処理を実行することを特徴とする請求項12に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記評価値調整ステップは、
画像特性に基づく重み情報を算出する重み決定ステップと、前記仮評価値と前記重み情報との乗算を実行する乗算ステップを有し、
前記重み決定ステップは、
前記相関演算ステップにおいて算出されるフレーム差分絶対値|ΔF|と、前記可変閾値生成ステップにおいて算出される閾値THを適用して、下記式に従って重み情報W1を算出する処理を実行し、
W1=TH−|ΔF|+1
前記乗算ステップは、
前記相関判定ステップにおいて算出した仮評価値と前記重み情報W1との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として算出する処理を実行することを特徴とする請求項12に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記評価値調整ステップは、
画像特性に基づく重み情報を算出する重み決定ステップと、前記仮評価値と前記重み情報との乗算を実行する乗算ステップを有し、
前記重み決定ステップは、
前記可変閾値生成ステップにおいて算出される画像特徴量としてのダイナミックレンジ(DR)を適用して、下記式に従って重み情報W2を算出する処理を実行し、
W2=DR
前記乗算ステップは、
前記相関判定ステップにおいて算出される仮評価値と前記重み情報W2との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として算出する処理を実行することを特徴とする請求項12に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記評価値調整ステップは、
画像特性に基づく重み情報を算出する重み決定ステップと、前記仮評価値と前記重み情報との乗算を実行する乗算ステップを有し、
前記重み決定ステップは、
前記可変閾値生成ステップにおいて算出される画像特徴量としてのダイナミックレンジ(DR)を適用して、下記式に従って重み情報W2'を算出する処理を実行し、
W2'=DR/n
ただし、nは2以上の自然数
前記乗算ステップは、
前記相関判定ステップにおいて算出される仮評価値と前記重み情報W2'との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として算出する処理を実行することを特徴とする請求項12に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記評価値調整ステップは、
画像特性に基づく重み情報を算出する重み決定ステップと、前記仮評価値と前記重み情報との乗算を実行する乗算ステップを有し、
前記重み決定ステップは、
前記相関演算ステップにおいて算出されるフレーム差分絶対値|ΔF|と、前記可変閾値生成ステップにおいて算出される閾値THと、画像特徴量としてのダイナミックレンジ(DR)を適用して、下記式に従って、複数の重み情報W1,W2に基づく重み情報W3を算出する処理を実行し、
W1=TH−|ΔF|+1
W2=DR
W3=αW1+βW2
α,β:係数
前記乗算ステップは、
前記相関判定ステップにおいて算出される仮評価値と前記重み情報W3との乗算を実行し、乗算結果を最終評価値として算出する処理を実行することを特徴とする請求項12に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記相関判定ステップは、
前記相関演算ステップにおいて算出される相関情報と、前記可変閾値生成ステップにおいて算出される閾値との比較処理を実行し、該比較処理結果に基づく1ビットの仮評価値を算出し、
前記評価値調整ステップは、
画像特性に基づく重み情報を算出し、前記相関判定ステップにおいて算出される1ビット仮評価値と前記重み情報に基づく演算を実行して複数ビットの最終評価値を算出することを特徴とする請求項12に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記動きベクトル検出方法は、さらに、
前記評価値テーブルに基づいて1以上の候補ベクトルを抽出する候補ベクトル抽出ステップを有し、
前記動きベクトル検出ステップは、
動画像データのフレーム構成画素各々に対応する動きベクトルを、前記候補ベクトルから選択して対応付ける処理を実行することを特徴とする請求項12に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記可変閾値生成ステップは、
注目画素を含む近傍領域画素のダイナミックレンジを算出し、該ダイナミックレンジを特徴量として、該特徴量に基づく可変閾値を設定するステップであることを特徴とする請求項12に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記可変閾値生成ステップは、
前記相関演算ステップにおいて算出するフレーム間差分情報を入力し、該フレーム間差分情報に基づいて、前記注目画素を含む近傍領域画素のダイナミックレンジを算出することを特徴とする請求項20に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記可変閾値生成ステップは、
前記相関演算ステップにおいて算出するフレーム間差分情報を入力し、該フレーム間差分情報に基づいて、前記注目画素を含む近傍領域画素のダイナミックレンジを算出するとともに、該ダイナミックレンジ構成ビットのビット情報圧縮処理により閾値を算出することを特徴とする請求項20に記載の動きベクトル検出方法。 - 動画像データから動きベクトルを検出する動きベクトル検出処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
時間軸上における異なるフレーム間の画素値相関情報に基づいて評価値テーブルを生成する評価値テーブル形成ステップと、
前記評価値テーブルに基づいて動画像データのフレーム構成画素に対する動きベクトルを検出して対応付ける動きベクトル検出ステップとを有し、
前記評価値テーブル形成ステップは、
時間軸上における異なるフレーム間の相関情報の算出処理を実行する相関演算ステップと、
注目画素を含む近傍領域画素の特徴量に基づく可変閾値を生成する可変閾値生成ステップと、
前記相関演算ステップにおいて算出した相関情報と、前記可変閾値生成ステップにおいて生成した閾値との比較処理を実行し、該比較処理結果に基づく仮評価値を算出する相関判定ステップと、
画像特性に基づく重み情報を算出し、前記相関判定ステップにおいて算出した仮評価値および前記重み情報に基づく演算を実行して最終評価値を算出する評価値調整ステップと、
前記評価値調整ステップにおいて算出する最終評価値を積算し、評価値テーブルを生成する評価値テーブル算出ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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