JP4622264B2 - 動きベクトル検出装置、および動きベクトル検出方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents
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Description
評価値テーブルの生成処理、
評価値テーブルに基づく候補ベクトルの選択処理、
各画素対応の動きベクトルとして、複数の候補ベクトルから最適なものを対応付ける処理
以上の処理によって、各画素毎の動きベクトルを求める方式である。この方式を、以下、候補ベクトル方式と称する。
|X-Y|<TH
を満足する場合、評価値テーブルの対応位置に+1カウントし、画面内の全ての代表点の演算結果を評価値テーブルに足し込むことで評価値テーブルを生成する。
|X-Y|<TH
を満足するので、評価値テーブルに対する積算ポイントとして設定される。しかし、実際は、3つの画素35,36,37中、正しい動きベクトルに対応するのは、画素36のみであり、他の2つの画素35,37は、誤った積算ポイントとして評価値テーブルに加算されることになる。
(a)検出した代表点との相関のみに基づいて+1カウントする方式では、評価値テーブルの頻度が画像内の物体の面積に依存する。従って評価値テーブルから画面内に存在する複数の物体の動きベクトルを検出するのが困難になる。
(b)評価値テーブルのピークの大きさが物体の面積に依存することになるため、物体の面積は小さいが画像内では目立つ物体、例えばテロップなどの候補ベクトルのピークが小さくなり、その候補ベクトルを読み出すのが困難になる。
動画像データから動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であり、
時間軸上における異なるフレーム間の画素値相関情報に基づいて評価値テーブルを生成する評価値テーブル形成部と、
前記評価値テーブルに基づいて動画像データのフレーム構成画素に対する動きベクトルを検出して対応付ける動きベクトル決定部とを有し、
前記評価値テーブル形成部は、
時間軸上における異なるフレーム間の相関情報の算出処理を、一方のフレームから選択した代表点に基づく代表点マッチング処理に基づいて実行する画素相関演算部と、
注目画素と注目画素近傍領域画素の画素値差分データに対応するフラグデータを生成するフラグデータ演算部と、
前記フラグデータに基づいてフレーム間のフラグデータ相関情報の算出処理を実行するフラグ相関演算部と、
前記画素相関演算部の演算結果に基づく画素相関情報、および前記フラグ相関演算部の演算結果に基づくフラグ相関情報の少なくともいずれかの結果を適用して重み係数Wを算出し、該重み係数Wに基づく算出値としての信頼度指数αを生成する重み算出処理部と、
前記重み算出処理部の算出した信頼度指数αに対応する評価値を積算し評価値テーブルを生成する評価値テーブル算出部と、
を有することを特徴とする動きベクトル検出装置にある。
W=(TH1−|X−Y|)
によって算出する値Wを重み係数Wとする構成であることを特徴とする。
W=(TH1-|X-Y|)+(TH2-|Xf0-Yf0|)+(TH2-|Xf1-Yf1|)
によって算出する値Wを重み係数Wとして算出する構成であることを特徴とする。
α=A×W
によって、信頼度指数αを算出する処理を実行する構成であることを特徴とする。
α=A×W
によって、信頼度指数αを算出する処理を実行する構成であることを特徴とする。
動画像データから動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法であり、
時間軸上における異なるフレーム間の画素値相関情報に基づいて評価値テーブルを生成する評価値テーブル形成ステップと、
前記評価値テーブルに基づいて動画像データのフレーム構成画素に対する動きベクトルを検出して対応付ける動きベクトル検出ステップとを有し、
前記評価値テーブル形成ステップは、
時間軸上における異なるフレーム間の相関情報の算出処理を、一方のフレームから選択した代表点に基づく代表点マッチング処理に基づいて実行する画素相関演算ステップと、
注目画素と注目画素近傍領域画素の画素値差分データに対応するフラグデータを生成するフラグデータ演算ステップと、
前記フラグデータに基づいてフレーム間のフラグデータ相関情報の算出処理を実行するフラグ相関演算ステップと、
前記画素相関演算ステップにおける演算結果に基づく画素相関情報、および前記フラグ相関演算部の演算結果に基づくフラグ相関情報の少なくともいずれかの結果を適用して重み係数Wを算出し、該重み係数Wに基づく算出値としての信頼度指数αを生成する重み算出処理ステップと、
前記重み算出処理ステップの算出した信頼度指数αに対応する評価値を積算し評価値テーブルを生成する評価値テーブル算出ステップと、
を有することを特徴とする動きベクトル検出方法にある。
W=(TH1−|X−Y|)
によって算出する値Wを重み係数Wとして設定することを特徴とする。
W=(TH1-|X-Y|)+(TH2-|Xf0-Yf0|)+(TH2-|Xf1-Yf1|)
によって算出する値Wを重み係数Wとして設定することを特徴とする。
該算出アクティビティAと、前記重み係数Wとに基づいて、下記式、
α=A×W
によって、信頼度指数αを算出する処理を実行することを特徴とする。
α=A×W
によって、信頼度指数αを算出する処理を実行することを特徴とする。
動画像データから動きベクトルを検出する処理をコンピュータで実行させるコンピュータ・プログラムであり、
時間軸上における異なるフレーム間の相関情報の算出処理を、一方のフレームから選択した代表点に基づく代表点マッチング処理に基づいて実行する画素相関演算ステップと、
注目画素と注目画素近傍領域画素の画素値差分データに対応するフラグデータを生成するフラグデータ演算ステップと、
前記フラグデータに基づいてフレーム間のフラグデータ相関情報の算出処理を実行するフラグ相関演算ステップと、
前記画素相関演算ステップにおける演算結果に基づく画素相関情報、および前記フラグ相関演算部の演算結果に基づくフラグ相関情報の少なくともいずれかの結果を適用して重み係数Wを算出し、該重み係数Wに基づく算出値としての信頼度指数αを生成する重み算出処理ステップと、
前記重み算出処理ステップの算出した信頼度指数αに対応する評価値を積算し評価値テーブルを生成する評価値テーブル算出ステップと、
前記評価値テーブルに基づいて動画像データのフレーム構成画素に対する動きベクトルを検出して対応付ける動きベクトル検出ステップと
を前記コンピュータで実行させるコンピュータ・プログラム。
1.代表点マッチングによる評価値テーブルの生成、候補ベクトル方式の概要
2.動きベクトル検出装置全体構成および動きベクトル検出処理手順
3.近傍画素との差分に基づくフラグを適用した評価値テーブル生成処理の詳細
4.評価値テーブルの具体例
以下、説明する動きベクトル検出処理においては、代表点マッチング法を適用する。代表点マッチング法については、本特許出願人が先に出願し、特許取得済みである特許2083999号公報に開示されている。すなわち、以下、説明する動きベクトル検出処理は、前述の背景技術の欄で説明した候補ベクトル方式(特開2001−61152号公報に開示)を適用するとともに、代表点マッチング法を利用した処理例である。
a.ブロックの中心位置の画素値、
b.ブロック内のすべての画素の画素値の平均値、
c.ブロック内のすべての画素の画素値の中間値、
等の、ブロックを代表する画素値が対応付けられる。
(1)着目するフレームのある画素と参照フレーム内でn個の候補ベクトルに関して、動きベクトル先の画素との相関性が同じ、もしくは似ている画素が複数存在し、どの動きベクトルが正しい動きベクトルか、相関性の高さを表す画素差分絶対値(以後MC残差と呼ぶ)だけでは判断することが困難である。
(2)正しい動きベクトルであれば、その動きベクトル先の画素とのMC残差が最も小さいと考えられるが、実際には画像データにはノイズなどの影響により、正しい動きベクトル先の画素とのMC残差が候補ベクトルの中で最小とは限らない。
動きベクトル検出処理を実行する本発明の動きベクトル検出装置の一実施例構成を図6に示し、動きベクトル検出処理の処理シーケンスを図7のフローチャートに示す。
次に、本発明の動きベクトル検出装置における評価値テーブル形成部の処理の詳細、すなわち、近傍画素との差分に基づくフラグを適用した評価値テーブル生成処理の詳細について説明する。評価値テーブル形成部の詳細構成を図8に示す。
a.ブロックの中心位置の画素値、
b.ブロック内のすべての画素の画素値の平均値、
c.ブロック内のすべての画素の画素値の中間値、
等の、ブロックを代表する画素値データが対応付けられる。
フラグデータ演算部220は、画像データを入力し、入力される画素全てに対して、隣接する画素データの関係をフラグデータに変換する処理を実行する。
−255<d≦−32→フラグ=0
−32<d≦−16→フラグ=1
:
16<d≦32→フラグ=14
32<d≦255→フラグ=15
であり、各量子化器224,227は、各差分算出部223,226から入力する8ビット差分データd(0〜255)の値に基づいて4ビットのフラグデータ(0〜15)を生成してフラグデータ格納メモリ231に出力する。
次に、フラグデータ演算部220から上述した説明に従って生成するフラグデータを入力するフラグ相関演算部230の処理について説明する。
次に重み算出処理部250の処理について説明する。重み算出処理部250は、フラグ相関演算部230の算出したフラクデータ差分値をデコーダ254に入力して、画像データのアクティビティを算出する。
右画素のフラグデータ情報[9]に対応する代表値差分は[2]
であり、この場合のアクティビティAは、
A=|−10|+|2|
=12となる。
着目画素の画素値=128、
右隣接画素の画素値=130、
左隣接画素の画素値=118、
この設定において、上記計算によって算出されるアクティビティは、
A=|130−128|+|118−128|
=12
であり、この3画素間の画素値最大値(MAX)=130、画素値最小値(MIN)=118の差分であるダイナミックレンジ(DR)に等しい値となる。
比較部241では、
|X-Y|<TH1 ・・・ (式1)
が成立するか否かが判定され、
比較部242では
|Xf0-Yf0|<TH2 ・・・ (式2)
|Xf1-Yf1|<TH2 ・・・ (式3)
が成立するか否かが判定され、これらの判定結果を重み算出部252に入力する。
W=(TH1-|X-Y|) ・・・ (式4)
と示すことができる。ただし、式2と式3が満たされない場合はW=0とする。従って重み係数Wの値が大きい程、検出した候補動きベクトルの信頼度は大きいと判断される。さらに、式2、3の相関の度合いを重み係数Wに反映する構成としてもよい。すなわち、
Wall=(TH1-|X-Y|)+(TH2-|Xf0-Yf0|)+(TH2-|Xf1-Yf1|) ・・・(式5)
ただし、式2と式3が満たされない場合はWall=0とする。
α=A×W ・・・(式6)
a.ブロックの中心位置の画素値、
b.ブロック内のすべての画素の画素値の平均値、
c.ブロック内のすべての画素の画素値の中間値、
等の、ブロックを代表する画素値が対応付けられる。
α=A×W
として信頼度指数αが算出される。
上述した評価値テーブル形成部構成を持つ動きベクトル検出装置を適用し、実際の動画像データに対する処理を実行した場合に生成される度数分布型評価値テーブルの例を説明する。
11 検査ブロックBy
12 サーチエリア
20 現フレーム
21 基準ブロックBx
30 前フレーム
31 現フレーム
32 サーチエリア
35,36,37 画素
38 代表点
70 前フレーム
71 代表点Ry
80 現フレーム
81 サーチエリア
90 評価値テーブル
91 前フレーム画素
95,96,97 現フレーム画素
101 評価値テーブル形成部
102 候補ベクトル抽出部
103 動きベクトル決定部
104 制御部(コントローラ)
200 評価値テーブル形成部
210 画素相関演算部
211 代表点メモリ
212 差分算出部
213 絶対値算出部
220 フラグデータ演算部
221,222 レジスタ
223,226 差分算出部
224,227 量子化器
225 変換テーブル
230 フラグ相関演算部
231 フラグデータ格納メモリ
232 差分算出部
233 絶対値算出部
241,242 比較部
250 重み算出処理部
251 アクティビティ算出部
252 重み算出部
253 変換テーブル
254 デコーダ
260 演算部
270 評価値テーブル算出部
271 評価値積算部
272 評価値テーブルメモリ
300 着目画素
301,302 隣接画素
800 動画像データ
801〜804 移動物体
Claims (15)
- 動画像データから動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であり、
時間軸上における異なるフレーム間の画素値相関情報に基づいて評価値テーブルを生成する評価値テーブル形成部と、
前記評価値テーブルに基づいて動画像データのフレーム構成画素に対する動きベクトルを検出して対応付ける動きベクトル決定部とを有し、
前記評価値テーブル形成部は、
時間軸上における異なるフレーム間の相関情報の算出処理を、一方のフレームから選択した代表点に基づく代表点マッチング処理に基づいて実行する画素相関演算部と、
注目画素と注目画素近傍領域画素の画素値差分データに対応するフラグデータを生成するフラグデータ演算部と、
前記フラグデータに基づいてフレーム間のフラグデータ相関情報の算出処理を実行するフラグ相関演算部と、
前記画素相関演算部の演算結果に基づく画素相関情報、および前記フラグ相関演算部の演算結果に基づくフラグ相関情報の少なくともいずれかの結果を適用して重み係数Wを算出し、該重み係数Wに基づく算出値としての信頼度指数αを生成する重み算出処理部と、
前記重み算出処理部の算出した信頼度指数αに対応する評価値を積算し評価値テーブルを生成する評価値テーブル算出部と、
を有することを特徴とする動きベクトル検出装置。 - 前記フラグデータ演算部は、注目画素と注目画素近傍領域画素の画素値差分データに対応するフラグデータを、画素値差分データより少ないビット数として算出する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。
- 前記重み算出処理部は、
前記画素相関演算部の演算結果に基づく画素相関情報から算出する重み係数として、代表点画素の画素値:Xと相関判定対象画素の画素値Y、予め定めた閾値:TH1とに基づいて、下式、
W=(TH1−|X−Y|)
によって算出する値Wを重み係数Wとする構成であることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記重み算出処理部は、
前記画素相関演算部の演算結果に基づく画素相関情報と、前記フラグ相関演算部の演算結果に基づくフラグ相関情報から算出する重み係数として、代表点画素の画素値:Xと代表点画素の2つの隣接画素の画素値差分データに基づくフラグデータ:Xf0,Xf1とし、相関判定対象画素の画素値Y、と、該画素の2つの隣接画素の画素値差分データに基づくフラグデータ:Yf0,Yf1としたとき、予め定めた閾値:TH1、TH2とに基づいて、下式、
W=(TH1-|X-Y|)+(TH2-|Xf0-Yf0|)+(TH2-|Xf1-Yf1|)
によって算出する値Wを重み係数Wとして算出する構成であることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記重み算出処理部は、
前記フラグデータ演算部の算出する隣接画素間のフラグデータに基づいて、画像データの複雑性を示す指標値としてのアクティビティAを算出し、
該算出アクティビティAと、前記重み係数Wとに基づいて、下記式、
α=A×W
によって、信頼度指数αを算出する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項3または4に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記重み算出処理部は、
前記画素相関演算部の算出するフレーム差分絶対値に基づいて、画像データの複雑性を示す指標値としてのアクティビティAを算出し、
該算出アクティビティAと、前記重み係数Wとに基づいて、下記式、
α=A×W
によって、信頼度指数αを算出する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項3または4に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記動きベクトル検出装置は、さらに、
前記評価値テーブルに基づいて1以上の候補ベクトルを抽出する候補ベクトル抽出部を有し、
前記動きベクトル決定部は、
動画像データのフレーム構成画素各々に対応する動きベクトルを、前記候補ベクトルから選択して対応付ける処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。 - 動画像データから動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法であり、
時間軸上における異なるフレーム間の画素値相関情報に基づいて評価値テーブルを生成する評価値テーブル形成ステップと、
前記評価値テーブルに基づいて動画像データのフレーム構成画素に対する動きベクトルを検出して対応付ける動きベクトル検出ステップとを有し、
前記評価値テーブル形成ステップは、
時間軸上における異なるフレーム間の相関情報の算出処理を、一方のフレームから選択した代表点に基づく代表点マッチング処理に基づいて実行する画素相関演算ステップと、
注目画素と注目画素近傍領域画素の画素値差分データに対応するフラグデータを生成するフラグデータ演算ステップと、
前記フラグデータに基づいてフレーム間のフラグデータ相関情報の算出処理を実行するフラグ相関演算ステップと、
前記画素相関演算ステップにおける演算結果に基づく画素相関情報、および前記フラグ相関演算部の演算結果に基づくフラグ相関情報の少なくともいずれかの結果を適用して重み係数Wを算出し、該重み係数Wに基づく算出値としての信頼度指数αを生成する重み算出処理ステップと、
前記重み算出処理ステップの算出した信頼度指数αに対応する評価値を積算し評価値テーブルを生成する評価値テーブル算出ステップと、
を有することを特徴とする動きベクトル検出方法。 - 前記フラグデータ演算ステップは、
注目画素と注目画素近傍領域画素の画素値差分データに対応するフラグデータを、画素値差分データより少ないビット数として算出する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項8に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記重み算出処理ステップは、
前記画素相関演算ステップにおける演算結果に基づく画素相関情報から算出する重み係数として、代表点画素の画素値:Xと相関判定対象画素の画素値Y、予め定めた閾値:TH1とに基づいて、下式、
W=(TH1−|X−Y|)
によって算出する値Wを重み係数Wとして設定することを特徴とする請求項8に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記重み算出処理ステップは、
前記画素相関演算ステップにおける演算結果に基づく画素相関情報と、前記フラグ相関演算ステップにおける演算結果に基づくフラグ相関情報から算出する重み係数として、代表点画素の画素値:Xと代表点画素の2つの隣接画素の画素値差分データに基づくフラグデータ:Xf0,Xf1とし、相関判定対象画素の画素値Y、と、該画素の2つの隣接画素の画素値差分データに基づくフラグデータ:Yf0,Yf1としたとき、予め定めた閾値:TH1、TH2とに基づいて、下式、
W=(TH1-|X-Y|)+(TH2-|Xf0-Yf0|)+(TH2-|Xf1-Yf1|)
によって算出する値Wを重み係数Wとして設定することを特徴とする請求項8に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記重み算出処理ステップは、
前記フラグデータ演算ステップにおいて算出する隣接画素間のフラグデータに基づいて、画像データの複雑性を示す指標値としてのアクティビティAを算出し、
該算出アクティビティAと、前記重み係数Wとに基づいて、下記式、
α=A×W
によって、信頼度指数αを算出する処理を実行することを特徴とする請求項10または11に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記重み算出処理ステップは、
前記画素相関演算ステップにおいて算出するフレーム差分絶対値に基づいて、画像データの複雑性を示す指標値としてのアクティビティAを算出し、
該算出アクティビティAと、前記重み係数Wとに基づいて、下記式、
α=A×W
によって、信頼度指数αを算出する処理を実行することを特徴とする請求項10または11に記載の動きベクトル検出方法。 - 前記動きベクトル検出方法は、さらに、
前記評価値テーブルに基づいて1以上の候補ベクトルを抽出する候補ベクトル抽出ステップを有し、
前記動きベクトル検出ステップは、
動画像データのフレーム構成画素各々に対応する動きベクトルを、前記候補ベクトルから選択して対応付ける処理を実行するステップであることを特徴とする請求項8に記載の動きベクトル検出方法。 - 動画像データから動きベクトルを検出する処理をコンピュータで実行させるコンピュータ・プログラムであり、
時間軸上における異なるフレーム間の相関情報の算出処理を、一方のフレームから選択した代表点に基づく代表点マッチング処理に基づいて実行する画素相関演算ステップと、
注目画素と注目画素近傍領域画素の画素値差分データに対応するフラグデータを生成するフラグデータ演算ステップと、
前記フラグデータに基づいてフレーム間のフラグデータ相関情報の算出処理を実行するフラグ相関演算ステップと、
前記画素相関演算ステップにおける演算結果に基づく画素相関情報、および前記フラグ相関演算部の演算結果に基づくフラグ相関情報の少なくともいずれかの結果を適用して重み係数Wを算出し、該重み係数Wに基づく算出値としての信頼度指数αを生成する重み算出処理ステップと、
前記重み算出処理ステップの算出した信頼度指数αに対応する評価値を積算し評価値テーブルを生成する評価値テーブル算出ステップと、
前記評価値テーブルに基づいて動画像データのフレーム構成画素に対する動きベクトルを検出して対応付ける動きベクトル検出ステップと
を前記コンピュータで実行させるコンピュータ・プログラム。
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