JP2011233039A - 画像処理装置、画像処理方法、撮像装置、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、撮像装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高い計算実行効率を保ちながら、局所的な動被写体や照度変化などにロバストなグローバル動き探索(ME)を行うことができる画像処理装置、画像処理方法、撮像装置、およびプログラムを提供する。
【解決手段】現画像と参照画像間のグローバル動き探索を行うために、画面全体にわたるLucas-Kanade法(以下LK法)を、2回以上実行し、2回目の動き探索では、LK法で動きベクトルを求めるために必要な、少なくとも画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報を求める際に、画素ごとに、加算するか否かの判断を設定条件に従って行い、条件を満足する場合に、2回目のLK法の結果として新たに一組の動きベクトルを求めなおして、出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像シーケンスのうち2枚の画像間のグローバルな動き量を推定する動きベクトル探索(ME: Motion Estimation)を行う画像処理装置、画像処理方法、撮像装置、およびプログラムに関するものである。
動き推定を行うのに最もよく使用する手法として、ブロックマッチングがある。
ブロックマッチングで画像間のグローバル動きを推定するには、基本的には、分割したブロックごとに生成される動きベクトル(MV:ローカルMV)の画面全体にわたる重み付き平均をとる。
その際、ローカルMVが信頼できないブロックの重みを小さくして、ロバスト性を高めることができる(たとえば特許文献1,2参照)。
他の動き推定手法としてLucas-Kanade法(LK法)が知られている(非特許文献1参照)。
特に全画面にわたるLK法を用いると、ブロックマッチングと比較して、大幅に計算実行効率のよいグローバルMEを行うことができる。
特開平5−289159号公報 特開2006−222933号公報
[1] An Iterative Image Registration Technique with an Application to Stereo Vision, B. D. Lucas, T. Kanade, Intl. Joint Conf. on AI, pp.674-679, 1981
しかし、上記特許文献1,2に開示された技術では、ブロックごとにMVを求める必要があるブロックマッチングは計算資源が多く必要で、一般的に実行効率の悪い処理である。
LK法は、ブロックマッチングと比較して、大幅に計算実行効率のよいグローバルMEを行うことができる一方で、全画面にわたるLK法はローカルMVを算出しないため、上記特許文献1,2と同じ手法でロバスト性を向上させることはできない。
本発明は、高い計算実行効率を保ちながら、局所的な動被写体や照度変化などにロバストなグローバル動き探索(ME)を行うことができる画像処理装置、画像処理方法、撮像装置、およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の観点の画像処理装置は、現画像と参照画像に対してグローバル動き探索(ME)を行って動きベクトル(MV)を出力するグローバル動き探索装置を有し、上記グローバル動き探索装置は、現画像と参照画像間のグローバル動き探索を行うために、画面全体にわたるLucas-Kanade法(以下LK法)を、2回以上実行する機能を有する動き探索処理部を含み、上記動き探索処理部は、1回目の動き探索では、少なくとも、画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報に基づいて一組の動きベクトルを求め、2回目の動き探索では、LK法で動きベクトルを求めるために必要な、少なくとも画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報を求める際に、画素ごとに、加算するか否かの判断を設定条件に従って行い、条件を満足する場合に、2回目のLK法の結果として新たに一組の動きベクトルを求めなおして、出力する。
本発明の第2の観点の画像処理方法は、現画像と参照画像に対してグローバル動き探索(ME)を行って動きベクトル(MV)を出力するグローバル動き探索を行う際に、現画像と参照画像間のグローバル動き探索を行うために、画面全体にわたるLucas-Kanade法(以下LK法)を、2回以上実行し、1回目の動き探索では、少なくとも、画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報に基づいて一組の動きベクトルを求め、2回目の動き探索では、LK法で動きベクトルを求めるために必要な、少なくとも画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報を求める際に、画素ごとに、加算するか否かの判断を設定条件に従って行い、条件を満足する場合に、2回目のLK法の結果として新たに一組の動きベクトルを求めなおして、出力する。
本発明の第3の観点の撮像装置は、上記固体撮像素子に被写体像を結像する光学系と、上記固体撮像素子による画像に対する画像処理を行う画像処理装置と、を有し、現画像と参照画像に対してグローバル動き探索(ME)を行って動きベクトル(MV)を出力するグローバル動き探索装置を含み、上記グローバル動き探索装置は、現画像と参照画像間のグローバル動き探索を行うために、画面全体にわたるLucas-Kanade法(以下LK法)を、2回以上実行する機能を有する動き探索処理部を含み、上記動き探索処理部は、1回目の動き探索では、少なくとも、画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報に基づいて一組の動きベクトルを求め、2回目の動き探索では、LK法で動きベクトルを求めるために必要な、少なくとも画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報を求める際に、画素ごとに、加算するか否かの判断を設定条件に従って行い、条件を満足する場合に、2回目のLK法の結果として新たに一組の動きベクトルを求めなおして、出力する。
本発明の第4の観点は、現画像と参照画像に対してグローバル動き探索(ME)を行って動きベクトル(MV)を出力するグローバル動き探索を行う際に、現画像と参照画像間のグローバル動き探索を行うために、画面全体にわたるLucas-Kanade法(以下LK法)を、2回以上実行し、1回目の動き探索では、少なくとも、画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報に基づいて一組の動きベクトルを求め、2回目の動き探索では、LK法で動きベクトルを求めるために必要な、少なくとも画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報を求める際に、画素ごとに、加算するか否かの判断を設定条件に従って行い、条件を満足する場合に、2回目のLK法の結果として新たに一組の動きベクトルを求めなおして、出力する画像処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明によれば、高い計算実行効率を保ちながら、局所的な動被写体や照度変化などにロバストなグローバル動き探索(ME)を行うことができる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置に含まれるグローバル動き探索装置を示す図である。 図1のグローバル動き探索装置の基本的な機能ブロック図である。 本実施形態に係るグローバルME処理手順の概要を示すフローチャートである。 本実施形態に係る1回目のMEの手順を示すフローチャートである。 図4のステップST105の偏微分計算例を示す図である。 本実施形態に係るME有効無効判定の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る2回目のMEの手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像処理装置を採用した撮像装置(カメラシステム)の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るグローバルME装置を画揺れ補正(DIS:Digital Image Stabilizer)機能を含む画像処理装置に適用した場合の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.画像処理装置としてのグローバル動き探索(ME)装置
2.グローバルME装置の具体的な処理
3.撮像装置(カメラシステム)の構成例
<1.画像処理装置としてのグローバル動き探索(ME)装置>
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置に含まれるグローバル動き探索装置を示す図である。
図2は、図1のグローバル動き探索装置の基本的な機能ブロック図である。
本実施形態に係る画像処理装置1はグローバル動き探索(または動き推定:ME)装置10を有する。
グローバルME装置10は、基本的に、図1に示すように、現画像CIMと参照画像RIMの2枚の画像を入力して1組の動きベクトル(MV)を出力するグローバルME処理を行う。
グローバルME装置10は、基本的に機能ブロックとして、図2に示すように、第1ME処理部11、ME判定部12、第2ME処理部13、およびメモリ14を有する。
本実施形態において、グローバルME装置10は、画像シーケンスI(x,y,t)のうち2枚の画像間のグローバルMEを行うために、画面全体にわたるLucas-Kanade法(以下LK法)を、以下のように2回以上実行する機能を有している。
[1回目のME]
1回目はLK法でMVを求めるために必要なΣ(Ix),Σ(Iy),ΣIxIy,ΣIxIt,ΣIyItの他にも、Ix,Iy,Itからなる項の加算値ΣFn(Ix,Iy,It)を特定の数(n個)だけ変数としてメモリ14に保持しておく。
そして、第1ME処理部11で1回目のLK法の結果として一組のMV(v,v)を計算する。
[ME結果の有効無効判定]
ME判定部12で第1ME処理部11によるMEが有効であるか無効であるかを判定する。
ME判定部12で有効であると判定されると第2ME処理部13による2回目のMEを行う。無効である場合、後述するようにMVは0として出力する。
[2回目のME]
2回目はLK法でMVを求めるために必要な、Σ(I´x),Σ(I´y),ΣI´xI´y,ΣI´xI´t,ΣI´yI´tを求める際に、画素ごとに、加算するかどうか判断を行う。
ここで、条件判断には、以下の変数からなる条件式を用いる:
第1は、その画素におけるI´x,I´y,I´tである。
第2は、1回目で求めたΣ(Ix),Σ(Iy),ΣIxIy,ΣIxIt,ΣIyItとMV(v,v)である。
第3は、1回目で求めた加算値ΣFn(Ix,Iy,It)である。
第4に、閾値パラメータである。
2回目のLK法の結果として新たに一組のMV(v´,v´)を計算しなおし、出力する。
上記において、Ix,Iy,Itはそれぞれ当該画素における「水平方向の画素値変化量」「垂直方向の画素値変化量」「時間方向の画素値変化量」を指す。Σは「画面全体にわたって加算したもの」を指す。
したがって、ΣFn(Ix,Iy,It)は「水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算したもの」と表すことができる。
1回目の計算と2回目の計算を区別するため、2回目で読み込む画像には記号I´をつけているが、同じ画像ペアに対して2回のLK法を実行するだけなので、実際にはI=I´である。ただし(v,v)と(v´,v´)は異なる値になる。
[ME結果の有効無効判定の具体例]
ME判定部12は、第1ME処理部11によるMV(v,v)を受けて、グローバルMEの難易度が高いと判断される場合は、ME無効(MVはゼロ)とする。
この場合、第2ME処理部13による2回目のLK法を実行する必要はない。
ここで、条件判断には、以下の変数からなる条件式を用いる。
第1は、1回目で求めたΣ(Ix),Σ(Iy),ΣIxIy,ΣIxIt,ΣIyItとMV(v,v)である。
第2は、1回目で求めた加算値ΣFn(Ix,Iy,It)である。
第3に、閾値パラメータである。
ここで、加算値ΣFn(Ix,Iy,It)として、ΣIx,ΣIy,ΣIt,Σ(It)の4つを導入して、LK法における誤差関数値の画面全体にわたる分布の標準偏差を計算する。
そして、その計算結果がある閾値を上回っているかどうかを上記の条件式のひとつとし、これが成立するときME無効とする。
また、加算値ΣFn(Ix,Iy,It)として、ΣItを導入して、1画素あたりの時間方向の画素値変化の絶対値を計算し、その計算結果がある閾値を上回っているかどうかを上記の条件式のひとつとし、これが成立するときME無効とする。
また、上記第2ME処理においては、次の処理を行うことも可能である。
加算値ΣFn(Ix,Iy,It)として、ΣIx,ΣIy,ΣIt,Σ(It)の4つを導入して、LK法における誤差関数値の画面全体にわたる分布の平均と標準偏差を計算する。
そして、その平均と標準偏差に基づいて、各画素における誤差関数値から外れ値度合いを計算し、それがある閾値を上回っているかどうかを上記の条件式のひとつとし、これが成立するとき該当画素をMVの計算にいれない。
また、上記第2ME処理においては、次の処理を行うことも可能である。
加算値ΣFn(Ix,Iy,It)として、ΣIt,Σ(It)の2つを導入して、時間方向の画素値変化の画面全体にわたる分布の平均と標準偏差を計算する。
そして、その平均と標準偏差に基づいて、各画素における画素値変化から外れ値度合いを計算し、それがある閾値を上回っているかどうかを上記の条件式のひとつとし、これが成立するとき該当画素をMVの計算にいれない。
<2.グローバルME装置の具体的な処理>
以下、グローバルME装置10の具体的な処理について、図3から図7に関連付けて説明する。
図3は、本実施形態に係るグローバルME処理手順の全体の概要を示すフローチャートである。
[ステップST1]
まず、ステップST1において、1回目のMEを行う。
[ステップST2,ST3]
ステップST2およびST3において、1回目MEの結果からグローバルMEの難易度や信頼性を判定し、MEが有効か無効どうか判定する。
[ステップST4]
ステップST3において、ME無効の場合は分岐し、MVをゼロとして出力、終了する。ME有効の場合は、ステップST4で2回目のMEを行い、その結果のMVを出力して終了する。
ME無効のときに2回目のMEを行わないようにすることで、望ましくないMVを誤って使用することを防ぐとともに、処理量を削減することができる。
図4は、本実施形態に係る1回目のMEの手順を示すフローチャートである。
図4のME処理は、LK(Lucas-Kanade)法を増補したものであり、基本的には、次式に従ってMVを求めている。
Figure 2011233039
上式でΣは画面全体にわたる総和を示している。またIx,Iy,Itは上述したように画像シーケンスI(x,y,t)の水平・垂直・時間方向の偏微分値であり、様々な計算方法があるが、一例として図5のフローチャートに示すように計算する。
途中の計算結果であるΣ(Ix),Σ(Iy),ΣIxIy,ΣIxIt,ΣIyItは、以降のME無効判定や2回目のMEで使用するため、任意の記憶領域に保存しておく(図4のAxx,Ayy,Axy,Axt,Ayt)。
また、本来LK法で必要としないΣIx,ΣIy,ΣIt,Σ(It)も同様に計算し、保存しておく(図4のAx,Ay,At,Att)。
[ステップST101]
ステップST101において、現画像配列Iと参照画像配列Jを入力し、画像の幅Wおよび画像の高さHを得る。
[ステップST102]
ステップST102において、Σ(Ix),Σ(Iy),ΣIxIy,ΣIxIt,ΣIyItに相当するパラメータAxx,Ayy,Axy,Axt,Aytを初期値0に設定する。
[ステップST103]
ステップST103において、ΣIx,ΣIy,ΣIt,Σ(It)に相当するパラメータAx,Ay,At,Attを初期値0に設定する。
[ステップST104]
ステップST104において、座標xを0〜W−2、座標yを0〜H−2として2次元ループを開始する。
[ステップST105]
ステップST105において、座標(x,y)における現画像Iと参照画像Jの偏微分Ix,Iy,Itを求める。
図5は、図4のステップST105の偏微分計算例を示す図である。
座標(x,y)における現画像Iと参照画像Jを得(ST1051)、その偏微分Ix,Iy,Itを求める(ST1052)。
この場合、Ix=I[y][x+1]−I[y][x]となる。
Iy=I[y+1][x]−I[y][x]となる。
It=I[y][x]−I[y][x]となる。
[ステップST106]
ステップST106において、Σ(Ix)に相当するパラメータAxx=Axx+Ix*Ixとして求める。
Σ(Iy)に相当するパラメータAyy=Ayy+Iy*Iyとして求める。
ΣIxIyに相当するパラメータAxy=Axy+Ix*Iyとして求める。
ΣIxItに相当するパラメータAxt=Axt+Ix*Itとして求める。
ΣIyItに相当するパラメータAyt=Ayt+Iy*Itとして求める。
[ステップST107]
ステップST107において、ΣIxに相当するパラメータAx=Ax+Ixとして求める。
ΣIyに相当するパラメータAy=Ay+Iyとして求める。
ΣItに相当するパラメータAt=At+Itとして求める。
Σ(It)に相当するパラメータAtt=Att+It*Itとして求める。
[ステップST108]
ステップST108において、x,yループが終了したか否かを判定し、終了していない場合にはステップST104に戻り、終了した場合にはステップST109の処理に移行する。
[ステップST109]
ステップST109において、MV(v,v)を求め、ME判定部12に出力する。
このとき、v=(Axy+Ayt−Ayy*Axt)/divでMV(v)が求まる。
=(Axy+Axt−Axx*Ayt)/divでMV(v)が求まる。
ただし、div=Axx*Axt−Axx*Axyである。
図6は、本実施形態に係るME有効無効判定の手順を示すフローチャートである。
[ステップST201]
ステップST201において、画像の幅Wおよび画像の高さHの情報を得る。
[ステップST202]
ステップST202において、1回目のMEによるMV(v,v)、1回目のMEのパラメータ値Axt(ΣIxIt),Ayt(ΣIyIt),Ax(ΣIx),Ay(ΣIy),At(ΣIt),Att(Σ(It))のアキュムレート値を取得する。
[ステップST203]
ステップST203において、以上の1回目のME処理結果を用いて、標準偏差σe(Se)および絶対値δ(D)を求める。
なお、σeはLK法における誤差関数値の画面全体にわたる分布の標準偏差を示し、絶対値δ(D)は1画素あたりの時間方向の画素値変化の絶対値を示している。
[ステップST204]
ステップST204において、標準偏差σe(Se)に対するあらかじめ設定された閾値パラメータで閾値判定を行う。
[ステップST205]
ステップST205において、閾値判定の結果、閾値より高いと判定された場合はME無効として終了する。
[ステップST206]
ステップST206において、閾値より低い場合は、絶対値δ(D)に対するあらかじめ設定された閾値パラメータで閾値判定を行う。
[ステップST207]
ステップST207において、閾値判定の結果、閾値より高いと判定された場合はME無効として終了する。
閾値より低い場合は、1回目のMEは有効であると判定する。
標準偏差σe(Se)の閾値判定により、画面内のローカル動きが大きすぎるときに出やすい望ましくないMVを誤って使用することを防ぐことができる。
同様に、絶対値δ(D)の閾値判定により、画面の照度変化が大きすぎるときに出やすい望ましくないMVを誤って使用することを防ぐことができる。
なお、閾値判定する際に、過去の標準偏差σe(Se)(絶対値δ(D)についても同様)も用いて平均化フィルタをかけたあとに閾値比較するとより望ましい結果が得られる。さらに、ヒステリシス性をもった閾値比較をするとより望ましい結果が得られる。
図7は、本実施形態に係る2回目のMEの手順を示すフローチャートである。
1回目のMEと同様LK(Lucas−Kanade)法を増補したものであり、基本的にはMV(v,v)を求める処理であるが、特定の画素においてΣ、すなわち、「画面全体にわたって加算」をとらないという点が異なる。
その計算に入れない特定の画素を判断するために、まず1回目のMEの結果(v,v)、ΣIx,ΣIy,ΣIt,Σ(It))を使用して、以下を求めておく(ST403)。
LK法における誤差関数値の画面全体にわたる分布の平均μe(Me)、LK法における誤差関数値の画面全体にわたる分布の標準偏差σe(Se)を求める。さらに、時間方向の画素値変化の画面全体にわたる分布の平均μi(Mi)、時間方向の画素値変化の画面全体にわたる分布の標準偏差Siを求める。
そして、新たにΣ(I´x),Σ(I´y),ΣI´xI´y,ΣI´xI´t,ΣI´yI´tを求め直すループ(ST405〜ST410)で、以下の条件式を評価する条件分岐を導入する(ST407,ST408)。
偏微分計算後、分布の平均μe(Me)と標準偏差σe(Se)に基づいて、各画素における誤差関数値から外れ値度合いを計算する。
そして、その計算結果がある閾値を上回っているかどうかを判断する。
また、分布の平均μi(Mi)と分布の標準偏差Siに基づいて、各画素における画素値変化から外れ値度合いを計算する。
そして、その計算結果がある閾値を上回っているかどうかを判断する。
ここでI´x,I´y,I´tは1回目のMEのものではなく、2回目MEのループ内のステップST406で求める各画素における偏微分値である。
ただし同じ画像ペアに対して2回のLK法を実行するだけなので、実際にはI=I´である。
ステップST407、ST408に示すように、どちらか一方あるいは両方が成立した場合はΣをとらずに次の画素に進む。
このようにすることで、ある程度のローカル動きやノイズ的な輝度変化を除去し、グローバルMVとして望ましい結果を得ることができる。
なお、以下は容易に想像可能なバリエーションであり、本発明に含まれるものとする。
MEの繰り返し回数を2回に限定しているが、繰り返し数をさらに増やしても適用可能である。
並進移動成分のみのMV推定だけではなく、回転拡大を含めたアフィンパラメータ推定あるいは射影変換行列推定に適用したバージョンも適用可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、LK(Lucas-Kanade)法の高い計算実行効率を保ちながら、局所的な動被写体や照度変化などにロバストなグローバルMEを行うことができる。
特に,DISに適用する場合、入力画像の縮小画像だけでグローバルMEが可能なので、より少ない計算資源で実現可能である。
ブロックマッチング手法をとる場合、通常は専用のハードウェアをもつことが多いが、本手法であれば、一般的な画像縮小回路と汎用メモリとプロセッサがあれば十分である。
このような効果を有する固体撮像素子は、デジタルカメラやビデオカメラの撮像デバイスとして適用することができる。
<3.撮像装置(カメラシステム)の構成例>
図8は、本発明の実施形態に係る画像処理装置を採用した撮像装置(カメラシステム)の構成例を示す図である。
本撮像装置100は、本実施形態に係るグローバルME装置110が適用されている。
さらに、撮像装置100は、CMOSイメージセンサ等の撮像デバイス120の画素領域に入射光を導く(被写体像を結像する)光学系、たとえば入射光(像光)を撮像面上に結像させるレンズ230を有する。
撮像装置100は、さらに、前段信号処理装置140および後段信号処理装置150を有する。
撮像装置100においては、レンズ系130、撮像デバイス120により撮影された画像信号は、前段信号処理装置140で信号処理して2系統の画素値信号を生成する。
前段信号処理装置140において、ひとつの画素値信号からは逐次現画像と参照画像がグローバルME装置110に与えられて動きベクトルを出力する。他方の画素値信号は、その動きベクトルを使用して後段信号処理装置150で信号処理し、映像信号として出力する。
図9は、本発明の実施形態に係るグローバルME装置を画揺れ補正(DIS:Digital Image Stabilizer)機能を含む画像処理装置に適用した場合の構成例を示す図である。
本画像処理装置1Aは、グローバルME装置10に加えて、前段信号処理装置20および後段信号処理装置30を有する。
前段信号処理装置20は、メモリ21,22、縮小および平滑化回路23を有する。
後段信号処理装置30は、動きベクトル(MV)フィルタ31および切り出し部32を有する。
画像処理装置1Aにおいて、まず、入力端子T11から画像シーケンスを取得する。
画像は一枚ずつ入力し、一方の経路ではそのままメモリ21に格納する。
これは主にME経路の時間遅れと出力の同期をとるためである。もう一方の経路では縮小および平滑化回路23で縮小と平滑化処理を行ってからメモリ22に格納する。
縮小することによりグローバルMEの計算量が減り、かつ平滑化と組み合わせることでノイズに強く精度の良いMVを得ることができる。
そして、メモリ22から最新入力画像の縮小平滑化画像(現画像)と一つ過去の画像の縮小平滑化画像(参照画像)を取り出し、上述したグローバルME装置10に入力する。
グローバルMEの結果得られるMVは動きベクトルフィルタ31を通して補正ベクトルに変換する。
フィルタ31として最も単純なケースでは積分フィルタ(入力されたMVの系列を順次加算していくだけ)を行う。
最終的に、最新入力画像をメモリ21から取り出し、補正ベクトルに従って切り出し部32で切り出し拡大(あるいは単に切り出し)を行うことで、画揺れ補正が施された安定化画像シーケンスを生成し、端子T12から出力する。
なお、本発明は図9の様式で、DIS以外にも画面全体の動き推定・位置合わせを行うようなもの全てに適用できる。
たとえば、ステレオ視マッチング、超解像、3次元ノイズリダクション、パノラマスティッチング、流し撮り(動物体のスチル化)、動画像符号化などに適用可能である。
上述した本実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り、適宜、変更しうることはいうまでもない。
また、以上詳細に説明した方法は、上記手順に応じたプログラムとして形成し、CPU等のコンピュータで実行するように構成することも可能である。
また、このようなプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
1,1A・・・画像処理装置、10・・・グローバルME装置、11・・・第1ME処理部、12・・・ME判定部、13・・・第2ME処理部、20・・・前段信号処理装置、30・・・後段信号処理装置、100・・・撮像装置、110・・・グローバルME装置、120・・・撮像デバイス、130・・・光学系(レンズ系)、140・・・前段信号処理装置、150・・・後段信号処理装置。

Claims (20)

  1. 現画像と参照画像に対してグローバル動き探索(ME)を行って動きベクトル(MV)を出力するグローバル動き探索装置を有し、
    上記グローバル動き探索装置は、
    現画像と参照画像間のグローバル動き探索を行うために、画面全体にわたるLucas-Kanade法(以下LK法)を、2回以上実行する機能を有する動き探索処理部を含み、
    上記動き探索処理部は、
    1回目の動き探索では、少なくとも、画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報に基づいて一組の動きベクトルを求め、
    2回目の動き探索では、LK法で動きベクトルを求めるために必要な、少なくとも画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報を求める際に、画素ごとに、加算するか否かの判断を設定条件に従って行い、条件を満足する場合に、2回目のLK法の結果として新たに一組の動きベクトルを求めなおして、出力する
    画像処理装置。
  2. 上記2回目の動き探索における画素ごとに、加算するか否かの判断を設定条件は、少なくとも、
    当該画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、
    1回目の動き探索で求めた水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報の画面全体にわたる加算値、および動きベクトル、並びに、
    設定される閾値パラメータ、
    のいずれかである
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 上記グローバル動き探索装置は、
    上記1回目の動き探索結果が有効であるか無効であるかを判定する判定部を含み、
    上記判定部は、
    グローバル動き探索の難易度が高いと判断される場合は、1回目の動き探索は無効とする
    請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 上記判定部が上記1回目の動き探索結果が有効であるか無効であるかを判定する条件は、少なくとも、
    1回目の動き探索で求めた水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報の画面全体にわたる加算値、および動きベクトル、並びに、
    設定される閾値パラメータ、
    のいずれかである
    請求項3記載の画像処理装置。
  5. 上記判定部は、
    判定する条件としての画面全体にわたる水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報の加算値を採用し、
    LK法における誤差関数値の画面全体にわたる分布の標準偏差を求め
    当該標準偏差が設定される閾値を上回っているかどうかを上記の条件のひとつとし、当該条件が成立するとき1回目の動き探索を無効とする
    請求項4記載の画像処理装置。
  6. 上記判定部は、
    判定する条件としての時間方向の画素値変化量に関する情報の画面全体にわたる加算値を採用し、
    1画素あたりの時間方向の画素値変化の絶対値を求め、
    当該絶対値が設定される閾値を上回っているかどうかを上記の条件のひとつとし、当該条件が成立するとき1回目の動く探索を無効とする
    請求項4または5記載の画像処理装置。
  7. 上記グローバル動き探索装置は、
    1回目の動き探索が無効の場合、2回目の動き探索を行わない
    請求項4から7のいずれか一に記載の画像処理装置。
  8. 上記動き探索処理部は、
    2回目の動き探索において、水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報の画面全体にわたる加算値を採用し、
    LK法における誤差関数値の画面全体にわたる分布の平均と標準偏差を求め、
    求めた平均と標準偏差に基づいて、各画素における誤差関数値から外れ値度合いを求め、求めた外れ度合い値が設定される閾値を上回っているかどうかを上記の条件のひとつとし、当該条件が成立するとき該当画素を動きベクトルの計算にいれない
    請求項1から7のいずれか一に記載の画像処理装置。
  9. 上記動き探索処理部は、
    2回目の動き探索において、時間方向の画素値変化量に関する情報の画面全体にわたる加算値を採用し、
    LK法における画素値変化の画面全体にわたる分布の平均と標準偏差を求め、
    求めた平均と標準偏差に基づいて、各画素における誤差関数値から外れ値度合いを求め、求めた外れ度合い値が設定される閾値を上回っているかどうかを上記の条件のひとつとし、当該条件が成立するとき該当画素を動きベクトルの計算にいれない
    請求項1から8のいずれか一に記載の画像処理装置。
  10. 前段信号処理で縮小および平滑化された画素値信号を上記グローバル動き探索装置に出力する前段信号処理部と、
    上記グローバル動き探索装置の動きベクトル出力の時系列にディジタルフィルタをかけて補正ベクトルとし、補正ベクトルで示された位置に従って、元の入力画像から一定の割合の大きさの部分を切り出しする後段信号処理部と、を有する
    請求項1から9のいずれか一に記載の画像処理装置。
  11. 現画像と参照画像に対してグローバル動き探索(ME)を行って動きベクトル(MV)を出力するグローバル動き探索を行う際に、現画像と参照画像間のグローバル動き探索を行うために、画面全体にわたるLucas-Kanade法(以下LK法)を、2回以上実行し、
    1回目の動き探索では、少なくとも、画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報に基づいて一組の動きベクトルを求め、
    2回目の動き探索では、LK法で動きベクトルを求めるために必要な、少なくとも画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報を求める際に、画素ごとに、加算するか否かの判断を設定条件に従って行い、条件を満足する場合に、2回目のLK法の結果として新たに一組の動きベクトルを求めなおして、出力する
    画像処理方法。
  12. 上記2回目の動き探索における画素ごとに、加算するか否かの判断を設定条件は、少なくとも、
    当該画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、
    1回目の動き探索で求めた水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報の画面全体にわたる加算値、および動きベクトル、並びに
    設定される閾値パラメータ、
    のいずれかである
    請求項11記載の画像処理方法。
  13. 上記1回目の動き探索結果が有効であるか無効であるかを判定し、
    グローバル動き探索の難易度が高いと判断される場合は、1回目の動き探索は無効とする
    請求項11または12記載の画像処理方法。
  14. 上記1回目の動き探索結果が有効であるか無効であるかを判定する条件は、少なくとも、
    1回目の動き探索で求めた水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報の画面全体にわたる加算値、および動きベクトル、並びに、
    設定される閾値パラメータ、
    のいずれかである
    請求項13記載の画像処理方法。
  15. 判定する条件としての画面全体にわたる水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報の加算値を採用し、
    LK法における誤差関数値の画面全体にわたる分布の標準偏差を求め
    当該標準偏差が設定される閾値を上回っているかどうかを上記の条件のひとつとし、当該条件が成立するとき1回目の動き探索を無効とする
    請求項14記載の画像処理方法。
  16. 判定する条件としての時間方向の画素値変化量に関する情報の画面全体にわたる加算値を採用し、
    1画素あたりの時間方向の画素値変化の絶対値を求め、
    当該絶対値が設定される閾値を上回っているかどうかを上記の条件のひとつとし、当該条件が成立するとき1回目の動く探索を無効とする
    請求項14または15記載の画像処理方法。
  17. 2回目の動き探索において、水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報の画面全体にわたる加算値を採用し、
    LK法における誤差関数値の画面全体にわたる分布の平均と標準偏差を求め、
    求めた平均と標準偏差に基づいて、各画素における誤差関数値から外れ値度合いを求め、求めた外れ度合い値が設定される閾値を上回っているかどうかを上記の条件のひとつとし、当該条件が成立するとき該当画素を動きベクトルの計算にいれない
    請求項11から16のいずれか一に記載の画像処理方法。
  18. 2回目の動き探索において、時間方向の画素値変化量に関する情報の画面全体にわたる加算値を採用し、
    LK法における画素値変化の画面全体にわたる分布の平均と標準偏差を求め、
    求めた平均と標準偏差に基づいて、各画素における誤差関数値から外れ値度合いを求め、求めた外れ度合い値が設定される閾値を上回っているかどうかを上記の条件のひとつとし、当該条件が成立するとき該当画素を動きベクトルの計算にいれない
    請求項11から17のいずれか一に記載の画像処理方法。
  19. 固体撮像素子と、
    上記固体撮像素子に被写体像を結像する光学系と、
    上記固体撮像素子による画像に対する画像処理を行う画像処理装置と、を有し、
    現画像と参照画像に対してグローバル動き探索(ME)を行って動きベクトル(MV)を出力するグローバル動き探索装置を含み、
    上記グローバル動き探索装置は、
    現画像と参照画像間のグローバル動き探索を行うために、画面全体にわたるLucas-Kanade法(以下LK法)を、2回以上実行する機能を有する動き探索処理部を含み、
    上記動き探索処理部は、
    1回目の動き探索では、少なくとも、画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報に基づいて一組の動きベクトルを求め、
    2回目の動き探索では、LK法で動きベクトルを求めるために必要な、少なくとも画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報を求める際に、画素ごとに、加算するか否かの判断を設定条件に従って行い、条件を満足する場合に、2回目のLK法の結果として新たに一組の動きベクトルを求めなおして、出力する
    撮像装置。
  20. 現画像と参照画像に対してグローバル動き探索(ME)を行って動きベクトル(MV)を出力するグローバル動き探索を行う際に、現画像と参照画像間のグローバル動き探索を行うために、画面全体にわたるLucas-Kanade法(以下LK法)を、2回以上実行し、
    1回目の動き探索では、少なくとも、画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報に基づいて一組の動きベクトルを求め、
    2回目の動き探索では、LK法で動きベクトルを求めるために必要な、少なくとも画素における水平方向の画素値変化量、垂直方向の画素値変化量、および時間方向の画素値変化量に関する情報、および水平方向の画素値変化量と垂直方向の画素値変化量と時間方向の画素値変化量からなる任意の計算式の計算結果を、画面全体にわたって加算した情報を求める際に、画素ごとに、加算するか否かの判断を設定条件に従って行い、条件を満足する場合に、2回目のLK法の結果として新たに一組の動きベクトルを求めなおして、出力する
    画像処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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