JP5044669B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置に関する。
近年、フラッシュメモリの後継候補として、記憶素子に可変抵抗素子を用いる抵抗変化メモリ装置が注目されている。ここで、抵抗変化メモリには、遷移金属酸化物を記録層としてその抵抗状態を不揮発に記憶する狭義の抵抗変化メモリ(ReRAM:Resistive RAM)の他、カルコゲナイド等を記録層として用いてその結晶状態(導体)と非晶質状態(絶縁体)の抵抗情報を利用する相変化メモリ(PCRAM:Phase Change RAM)等も含むものとする(特許文献1参照)。
抵抗変化メモリの可変抵抗素子は製造直後においては非常に高い抵抗値を有しており、その抵抗値を容易には変化させない状態にある。そこで、可変抵抗素子に高電圧を印加するフォーミング動作を実行し、これにより可変抵抗素子の抵抗値が高抵抗状態と低抵抗状態との間で遷移可能な状態を作り出し、メモリセルとして動作し得る状態を作り出している。
しかしながら、従来の抵抗変化メモリでは、フォーミング動作後における複数の可変抵抗素子間での抵抗値のバラツキが大きいという問題がある。バラツキが大きい場合には、その後の書き込み(セット)等の各種動作が困難となる。
特開2008−91025号公報
本発明は、複数の可変抵抗素子の間で抵抗値のバラツキを小さくするようにフォーミング動作を実行可能な半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る半導体記憶装置は、可変抵抗素子を含むメモリセルが複数の第1配線及び複数の第2配線の交差部に配置されたメモリセルアレイと、選択された前記第1配線及び選択された前記第2配線に所定の電圧を印加することにより、選択された前記第1配線及び選択された前記第2配線の交差部に配置された前記メモリセルに電圧を印加する制御回路とを備え、前記メモリセルを高抵抗状態と低抵抗状態との間で遷移可能な状態にするためのフォーミング動作において、前記制御回路は、第1電圧を前記メモリセルに印加した際に前記メモリセルに流れる第1セル電流に基づき、第1処理、及び第2処理を繰り返し実行し、前記第1処理は、前記第1セル電流が制限電流に達していないと判断すると、前記第1電圧を所定値だけ上げる動作であり、前記第2処理は、前記第1セル電流が前記制限電流に達したと判断すると、前記制限電流を上げ、且つ前記第1電圧を初期値まで下げる動作であることを特徴とする。
本発明によれば、複数の可変抵抗素子の間で抵抗値のバラツキを小さくするようにフォーミング動作を実行可能な半導体記憶装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置のブロック図である。 第1の実施の形態に係るメモリセルアレイ11の一部を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るカラム制御回路13を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るセンスアンプ131、記憶回路132を示す回路図である。 第1の実施の形態に係るカラム制御回路13によるフォーミング動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態のフォーミング動作を示すタイミングチャートである。 第1の実施の形態に係るタイミングチャートである。 第1の実施の形態のフォーミング動作による効果を示す図である。 比較例と第1の実施の形態において、フォーミング動作後、所定電圧(1.9V)を印加した際に各メモリセルMC(サンプル数:123)を流れるセル電流の分布を示す図である。 第2の実施の形態に係るカラム制御回路13を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係るカラム制御回路13によるフォーミング動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態のフォーミング動作を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る半導体記憶装置を説明する。
[第1の実施の形態]
[構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置のブロック図である。第1の実施の形態に係る半導体記憶装置は、図1に示すように、メモリセルアレイ11、ロウ制御回路12、カラム制御回路13、制御信号生成部14、及び電源15を備える。
メモリセルアレイ11は、複数本のワード線WLと、これらワード線WLと交差する複数本のビット線BLと、ビット線BLとワード線WLの各交差部に配置されたメモリセルMCとを有する。ロウ制御回路12は、ワード線WLを選択し、ワード線WLに各種動作に必要な電圧を印加する。カラム制御回路13は、ビット線BLを選択し、その選択されたビット線BLに各種動作に必要な電圧を印加する。また、カラム制御回路13は、ビット線BLに現れた信号を検知・増幅してメモリセルMCに保持されているデータを判定するセンスアンプ回路を備える。
制御信号生成部14は、ロウ制御回路12及びカラム制御回路13にそれぞれロウアドレス及びカラムアドレスを与える。電源15は、ロウ制御回路12、カラム制御回路13、及び制御信号生成部14に電源電圧を供給する。
図2は、図1に示したメモリセルアレイ11の一部を示す斜視図である。メモリセルアレイ11は、平行に配置された複数本のワード線WLと、このワード線WLと交差するように配置された複数本のビット線BLと、これらワード線WL及びビット線BLの各交差部に配置されたユニポーラ型のメモリセルMCとを備える。メモリセルMCは、低抵抗状態と高抵抗状態の少なくとも2つの抵抗状態を遷移する可変抵抗素子VRと、非オーミック素子からなる選択素子(例えばダイオードD)とからなる。なお、本発明はユニポーラ型のメモリセルMCに限定されるものではなく、バイポーラ型のメモリセルMCを有する半導体記憶装置にも適用可能である。図2に示す本の実施の形態の半導体記憶装置はいわゆるクロスポイント型の構成となっている。
この構成の場合、ワード線WL及びビット線BLは単なるラインアンドスペースのパターンとなり、ワード線WLとビット線BLとは直交する位置関係で足りるため、ワード線WL方向及びビット線BL方向のずれを考慮する必要はない。従って、製造工程においてメモリセルアレイ内の位置合せ精度を極めて緩くすることができ、容易に製造することができる。
可変抵抗素子VRとしては、以下に示す、PCRAM、CBRAM、及びReRAM等を用いることができる。PCRAMは、カルコゲナイド等のように結晶状態と非晶質状態の相転移により抵抗値を変化させる。CBRAMは、金属陽イオンを析出させて電極間に架橋(コンタクティングブリッジ)を形成したり、析出した金属をイオン化して架橋を破壊したりすることで抵抗値を変化させる。ReRAMは、電圧あるいは電流印加により抵抗値を変化させる。このReRAMは、電極界面に存在する電荷トラップにトラップされた電荷の存在の有無により抵抗変化が起きるものと、酸素欠損等に起因する伝導パスの存在の有無により抵抗変化が起きるものとに大別される。ReRAMの場合、その材料にZnMn、NiO、TiO、SrZrO、Pr0.7Ca0.3MnO等を用いることができる。
可変抵抗素子VRは、製造直後においては非常に抵抗値の高い状態にあり、その抵抗値は容易には変化しない状態にある。よって、可変抵抗素子VRにメモリセルMCとしての各種動作を可能とさせるため、可変抵抗素子VRに対して、フォーミング動作が実行される。フォーミング動作では、可変抵抗素子VRにフォーミング電圧Vform(4V以上)を印加し、可変抵抗素子VRに大電流を流す。この大電流によって、可変抵抗素子VR内にフィラメントパス(電流経路)が形成される。フォーミング動作完了後、可変抵抗素子VR内のフィラメントパスは、所定電圧がメモリセルMCに印加されることによって、切断あるいは修復を繰り返す。これにより、可変抵抗素子VRは、低抵抗状態と高抵抗状態との間で遷移可能となる。
ユニポーラ型のReRAMの場合、メモリセルMCに対するセット動作(データの書き込み)は、可変抵抗素子VRに例えば3.5V(ダイオードDの電圧降下分を含めると実際には4.5V程度)のセット電圧Vsetを印加し、10nA程度の電流を10ns−100ns程度の時間流すことにより行う。これにより、可変抵抗素子VRが高抵抗状態から低抵抗状態へと変化する。
一方、メモリセルMCに対するリセット動作(データの消去)は、セット動作後の低抵抗状態の可変抵抗素子VRに0.8V(ダイオードDの電圧降下分を含めると実際には2.0V程度)のリセット電圧Vresetを印加し、1μA−10μA程度の電流を500ns−2μs程度の時間流すことにより行う。これにより、可変抵抗素子VRが低抵抗状態から高抵抗状態へと変化する。
メモリセルMCに対するリード動作(データの読み出し)は、可変抵抗素子VRに0.4V(ダイオードDの電圧降下分を含めると実際には1.4V程度)のリード電圧Vreadを可変抵抗素子VRに与え、可変抵抗素子VRを介して流れる電流をセンスアンプにてモニターすることにより行う。これにより、可変抵抗素子VRが低抵抗状態にあるか高抵抗状態にあるかを判定する。
図1に示すメモリセルアレイ11のビット線BLには、制御信号生成部14から送られたカラムアドレスに基づき、カラム制御回路13により、上述の各動作に対応した電圧(フォーミング電圧Vform、セット電圧Vset、リセット電圧Vreset、リード電圧Vread)が印加される。
図3は、第1の実施の形態に係る半導体記憶装置のカラム制御回路13を示すブロック図である。図3に示す例では、メモリセルアレイ11は、8つのワード線WL(1)〜(8)、8つのビット線BL(1)〜(8)、それらの交差部にメモリセルMC(1,1)〜(8,8)を有する。カラム制御回路13は、同時にフォーミングの対象とされるビット線BL(1)〜(8)毎に、センスアンプ131(1)〜131(8)、記憶回路132(1)〜(8)、レギュレータ133(1)〜(8)を備える。また、カラム制御回路13は、ビット線BL(1)〜(8)に対して共通に用いられる昇圧回路134を備える。
例えば、ワード線WL2を選択し、且つ全てのビット線BL(1)〜(8)を選択してフォーミング電圧Vformを印加すると、選択されたメモリセルMC(2,1)〜(2,8)には、セル電流Icell@Vform(2,1)〜(2,8)が流れる。また、ワード線WL2を選択し、且つ全てのビット線BL(1)〜(8)を選択してリード電圧Vreadを印加すると、選択されたメモリセルMC(2,1)〜(2,8)には、セル電流Icell@Vread(2,1)〜(2,8)が流れる。
センスアンプ131(1)〜(8)は、フォーミング動作時、レギュレータ133(1)〜(8)を介して供給される電圧SEL(1)〜(8)に基づき、フォーミング電圧Vfrom(1)〜(8)をビット線BL(1)〜(8)に印加する。センスアンプ131(1)〜(8)は、記憶回路132(1)〜(8)に記憶された信号IO(1)〜(8)に基づき、各々、異なるコンプライアンス電流(制限電流)Icomp(1)〜(8)を設定する。センスアンプ131(1)〜(8)は、各々、セル電流Icell@Vform(2,1)〜(2,8)をコンプライアンス電流Icomp(1)〜(8)以下となるように制御する。また、センスアンプ131(1)〜(8)は、各々、セル電流Icell@Vform(2,1)〜(2,8)がコンプライアンス電流Icomp(1)〜(8)に達した場合に、その旨を示す信号IO(1)〜(8)を記憶回路132(1)〜(8)に出力する。
レギュレータ133(1)〜(8)は、フォーミング動作時、電圧SEL(1)〜(8)を段階的に上げることによって、フォーミング電圧Vform(1)〜(8)を段階的に上げることができる。また、レギュレータ133(1)〜(8)は、読出動作時、フォーミング動作時よりも電圧SEL(1)〜(8)の電圧を低い定電圧とすることによって、リード電圧Vreadを設定することができる。昇圧回路134は、フォーミング動作時、基準電圧を昇圧させた電圧を生成し、その電圧をレギュレータ133(1)〜(8)に供給する。なお、以下において、ワード線WL(1)〜(8)、電圧SEL(1)〜(8)、レギュレータ133(1)〜(8)等を総称するときは、番号(1)〜(8)を付さずに、例えばワード線WL、電圧SEL、レギュレータ133のように称することがある。
図4は、センスアンプ131、及び記憶回路132の具体的構成の一例を示す回路図である。センスアンプ131は、図4に示すように、差動増幅器21、キャパシタ22、クランプ回路23、スイッチ回路24、カレントミラー回路25、及びスイッチ回路26を有する。
差動増幅器21の反転入力端子は、センスノードNSENに接続され、その非反転入力端子は、参照電圧Vrefを印加されている。差動増幅器21の出力端子は、記憶回路132に接続されている。キャパシタ22の一端はセンスノードNSENに接続され、その他端は接地されている。
クランプ回路23の一端はセンスノードNSENに接続され、その他端はビット線BLに接続されている。クランプ回路23は、並列に接続されたNMOSトランジスタnTr1、及びPMOSトランジスタpTr1を有する。NMOSトランジスタnTr1、及びPMOSトランジスタpTr1は、センスノードNSENとビット線BLとの間に設けられ、それらのゲートには、各々定電圧の信号BLCLAMP、及び信号BLC_PDRVnが入力されている。
スイッチ回路24は、所定タイミングで導通してビット線BLの電圧を所定電圧VUBに設定する。電圧VUBは、非選択のビット線BLに印加される電圧である。スイッチ回路24は、直列接続されたNMOSトランジスタnTr2〜nTr4を有する。NMOSトランジスタnTr2のドレインはビット線BLに接続され、NMOSトランジスタnTr4のソースは電圧VUBを印加されている。NMOSトランジスタnTr2〜nTr4のゲートは各々、信号STRBnW、信号IREF_BLDIS、及び信号G_GNDを入力されている。信号STRBnW、及び信号IREF_BLDISによって、NMOSトランジスタnTr2、nTr3は、フォーミング動作時において常に導通状態とされている。一方、スイッチ回路24に接続されたビット線BLが非選択とされた場合にのみ、信号G_GNDによってNMOSトランジスタnTr4は導通状態とされる。
カレントミラー回路25は、スイッチ回路26を流れる電流をミラーして、充電電流Ich、又はコンプライアンス電流Icompを流す。充電電流Ichは、ビット線BLを所定値まで充電する際に流され、コンプライアンス電流Icompよりも大きい。コンプライアンス電流Icompは、メモリセルMCを流れるセル電流Icell@Vformの上限値を規定する。
カレントミラー回路25は、PMOSトランジスタpTr2〜pTr5を有する。PMOSトランジスタpTr2及びpTr3は直列に接続されている。PMOSトランジスタpTr2のソースは電圧SELを入力され、PMOSトランジスタpTr3のドレインはセンスノードNSENに接続されている。PMOSトランジスタpTr2及びpTr3のゲートは、各々PMOSトランジスタpTr4及びpTr5のゲートに接続されている。PMOSトランジスタpTr4及びpTr5は直列に接続されている。PMOSトランジスタpTr4のソースは電圧SELを印加され、PMOSトランジスタpTr5のドレインは、そのゲートと接続されている。また、PMOSトランジスタpTr2及びpTr4のゲートは、信号G_PCMを入力されている。クランプ回路23を介してカレントミラー回路25に接続されたビット線BLが非選択とされた場合、PMOSトランジスタpTr2及びpTr4は、信号G_PCMが”H”となることで非導通状態とされる。
スイッチ回路26は、充電電流Ich、コンプライアンス電流Icompの選択、及びそれらの電流値の設定を行なう。スイッチ回路26は、所定タイミングで導通し、PMOSトランジスタpTr5のドレインを接地する。スイッチ回路26は、NMOSトランジスタnTr5〜nTr8を有する。
NMOSトランジスタnTr5及びnTr6は直列接続され、PMOSトランジスタpTr5のドレインと接地端子との間に設けられている。NMOSトランジスタnTr7及びnTr8は直列接続され、NMOSトランジスタnTr5、nTr6と並列にPMOSトランジスタpTr5のドレインと接地端子との間に設けられている。NMOSトランジスタnTr5は、NMOSトランジスタnTr7に比べ大きいサイズを有している。また、NMOSトランジスタnTr5〜nTr8のゲートは、各々、信号IREF_PRCG、信号PRECHG、信号REF_LOAD、及び信号BLSELを入力されている。
ビット線BLの充電時、信号PRECHG、及び信号BLSELによって、NMOSトランジスタnTr6及びnTr8は導通状態となり、それぞれ電流Iload1、Iload2を流す。これにより、ビット線BLの充電時、カレントミラー回路25は、これら電流Iload1及びIload2の和に等しい電流をミラーして、充電電流Ich(=Iload1+Iload2)を流す。一方、フォーミング動作時、NMOSトランジスタnTr6は信号PRECHGが”L”となることにより非導通状態となり、一方、NMOSトランジスタnTr8は信号BLSELが”H”となることにより導通状態となる。すなわち、NMOSトランジスタnTr8のみが電流Iload2を流す。これにより、カレントミラー回路25は、電流Iload2をミラーして、コンプライアンス電流Icomp(=Iload2)を流す。また、信号REF_LOADの電圧レベルを制御することによって、電流Iload2、及びコンプライアンス電流Icompの電流値を所望の値に設定することができる。
記憶回路132は、図4に示すように、レベルシフタ31、スイッチ回路32、及びラッチ回路33を有する。レベルシフタ31は、差動増幅器21から入力された信号の電圧レベルを変換させ、その変換した信号をスイッチ回路32に入力する。
スイッチ回路32は、所定タイミングで、レベルシフタ31からの出力信号に基づき、ラッチ回路33に信号を出力する。スイッチ回路32は、直列接続されたPMOSトランジスタpTr6及びpTr7を有する。PMOSトランジスタpTr6のソースは、所定電圧を印加され、そのゲートは信号STRBnを入力されている。PMOSトランジスタpTr7のゲートは、レベルシフタ31から信号を入力され、そのドレインは接地されている。センスアンプ131の検知信号を取り込む場合に、信号STRBnは”H”となって、これによりPMOSトランジスタpTr6は導通状態とされ、スイッチ回路32は動作可能な状態となる。
ラッチ回路33は、スイッチ回路32からの出力信号をラッチする。ラッチ回路33は、インバータINV1、INV2、及びNMOSトランジスタnTr9を有する。インバータINV1の入力端子は、インバータINV2の出力端子に接続され、インバータINV1の出力端子は、インバータINV2の入力端子に接続されている。また、インバータINV1の出力端子(インバータINV2の入力端子)は、PMOSトランジスタpTr7のドレインに接続されている。また、インバータINV2の出力端子(インバータINV1の入力端子)は、NMOSトランジスタnTr9のドレインに接続され、信号IOを外部に出力する。NMOSトランジスタnTr9のゲートは、信号LAT_RSTを入力されている。ラッチ回路33のデータをリセットする際、信号LAT_RSTが”H”とされ、これによってNMOSトランジスタnTr9は導通状態となる。
次に、図5を参照して、この実施の形態の特徴であるフォーミング動作について説明する。図5に示すように、先ず、カラム制御回路13は、フォーミング電圧Vform、参照電圧Vref、コンプライアンス電流Icompを初期値に設定する(ステップS101)。例えば、ステップS101において、フォーミング電圧Vformは4Vとされ、参照電圧Vrefは0.5Vとされ、コンプライアンス電流Icompは0.1uAとされる。
次に、カラム制御回路13は、セル電流Icell@Vread、Icell@Vformに基づき、ステップS102〜S108の処理を繰り返し実行する。カラム制御回路13は、ステップS105、S106において、セル電流Icell@Vformがコンプライアンス電流Icompに達していないと判断すると、フォーミング電圧Vfromを所定のステップアップ値(ここでは0.1V)上げる。
一方、カラム制御回路13は、ステップS105〜S108において、セル電流Icell@Vformがコンプライアンス電流Icompに達したと判断すると、コンプライアンス電流Icompを所定のステップアップ値(ここでは0.2μA)上げ、且つフォーミング電圧Vformを初期値(4V)まで下げる。
ステップS101〜S108の処理では、ビット線BL(1)〜BL(8)に対して異なるコンプライアンス電流Icomp(1)〜(8)が設定される。すなわち、各々のビット線BL(1)〜BL(8)から流れるセル電流Icell@Vform(2、1)〜(2、8)が各々のコンプライアンス電流Icomp(1)〜(8)に達したと判断されると、各々のコンプライアンス電流Icomp(1)〜(8)の電流値が所定のステップアップ値だけ切り上げられる。次に、ステップS102〜S108の処理を具体的に説明する。
カラム制御回路13は、フォーミング電圧VformをメモリセルMCに印加し、セル電流Icell@Vformを測定する(ステップS102)。続いて、カラム制御回路13は、リード電圧VreadをメモリセルMCに印加し、セル電流Icell@Vreadの電流値を測定する(ステップS103)。
次に、カラム制御回路13は、セル電流Icell@Vreadの電流値が電流値Ispecより大きい(Icell@Vread>Ispec)か否かを判断する(ステップS104)。ここで、カラム制御回路13は、セル電流Icell@Vreadの電流値が電流値Ispecより大きいと判断すると(ステップS104、Y)、フォーミング動作を終了する。一方、カラム制御回路13は、セル電流Icell@Vreadの電流値が電流値Ispec未満であると判断すると(ステップS104、N)、続いてステップS105を実行する。
ステップS105において、カラム制御回路13は、セル電流Icell@Vformがコンプライアンス電流Icompに達した(Icell@Vform=Icomp)か否かを判断する。ここで、カラム制御回路13は、セル電流Icell@Vformがコンプライアンス電流Icompに達していないと判断すると(ステップS105、N)、フォーミング電圧を上げ(ステップS106)、再びステップS102からの処理を実行する。例えば、ステップS106において、フォーミング電圧Vformは、ステップアップ値0.1uAだけその電流値を切り上げられる。
一方、カラム制御回路13は、セル電流Icell@Vformがコンプライアンス電流Icompに達した判断すると(ステップS105、Y)、コンプライアンス電流Icompが最大値IcompMAXに達した(Icomp=IcompMAX)か否かを判断する(ステップS107)。ここで、カラム制御回路13は、コンプライアンス電流Icompが最大値IcompMAXに達したと判断すると(ステップS107、Y)、フォーミング動作を終了する。
一方、カラム制御回路13は、コンプライアンス電流Icompが最大値IcompMAXに達していないと判断すると(ステップS107、N)、コンプライアンス電流Icompを上げ、且つフォーミング電圧Vformを初期条件に設定する(ステップS108)。。例えば、ステップS108において、コンプライアンス電流Icompは、ステップアップ値0.2uAだけその電流値を上げられる。ステップS108の後、カラム制御回路13は、ステップS102からの処理を実行する。
次に、図6を参照して、図5に示す動作によって設定されるフォーミング電圧Vform、リード電圧Vread、及びコンプライアンス電流Icompについて説明する。図6は、第1の実施の形態に係るフォーミング動作を示すタイミングチャートである。図6に示すように、フォーミング電圧Vfrom、リード電圧Vreadが交互にメモリセルMCに印加されることによって、フォーミング電圧Vformの印加動作F、リード電圧Vreadの印加動作Rが、交互に実行される。フォーミング電圧印加動作Fの際にメモリセルMCに流れるセル電流Icell@Vformがコンプライアンス電流Icompに達するまで、フォーミング電圧Vformはパルス状に段階的に上げられ、その増加したフォーミング電圧Vformが、次の動作FにおいてメモリセルMCに印加される。そして、セル電流Icell@Vformがコンプライアンス電流Icompに達した各時刻t1、t2で、フォーミング電圧Vformは初期値まで下げられ、次のフォーミング電圧印加動作Fでは、この初期値に下げられたフォーミング電圧VformがメモリセルMCに印加される。また、各時刻t1、t2で、コンプライアンス電流Icompは所定のステップアップ値だけその電流値を切り上げられる。
次に、図7を参照して、図6の1回のフォーミング電圧印加動作Fにおけるタイミングチャート説明する。ここで、選択されたメモリセルMCに接続されたワード線WL、及びビット線BLを、選択ワード線s−WL、選択ビット線s−BLと称し、選択されないワード線WLを非選択ワード線ns−WL、選択されないビット線BLを非選択ビット線ns−BLと称する。また、フォーミングされ易いメモリセルMCに接続される選択ビット線s−BL、及びセンスノードNSENを、各々、選択ビット線s−BL(fast)、及びセンスノードNSEN(fast)と表記する。一方、フォーミングされ難いメモリセルMCに接続される選択ビット線s−BL、及びセンスノードNSENを、各々、選択ビット線s−BL(slow)、及びセンスノードNSEN(slow)と表記する。
先ず、図7に示すように、時刻t11にて、選択ワード線s−WLの電圧は、「Low」状態から「High状態」に上げられ、非選択ワード線ns−WLの電圧は、電圧VUWまで上昇させられる。また、時刻t11にて、非選択ビット線ns−BLは、電圧VUBまで上げられる。ここで、ワード線WLからビット線BLへと電位差が生じるが、その方向はダイオードDの逆バイアス方向であるので、ワード線WLからビット線BLへと電流は流れない。
次に、時刻t12にて、信号BLSEL、及び信号PRECHGは、「Low状態」から「High状態」に上げられる。これにより、NMOSトランジスタnTr6、nTr8(図4参照)は、非導通状態から導通状態となり、カレントミラー回路25は、充電電流Ichを流し、選択ビット線s−BLを急速に充電する。すなわち、ノードNSEN(fast)、NSEN(slow)は、「Low状態」から「High状態」上げられ、選択ビット線s−BLの電圧は、フォーミング電圧Vformまで上昇する。
続いて、信号PRECHGは「High状態」から「Low状態」に下げられる。これにより、NMOSトランジスタnTr6は、再び非導通状態となり、カレントミラー回路25は、コンプライアンス電流Icompを流し、セル電流Icell@Vformの上限値を規定する。また、時刻t13にて、選択ワード線s−WLは「Low状態」まで下げられる。これにより、選択ビット線s−BLから選択ワード線s−WLへとダイオードDの順バイアス方向に電位差が生じ、選択されたメモリセルMCにフォーミング電圧Vformが印加される。
また、時刻t13にて、信号STRBnは「High状態」から「Low状態」に下げられる。これによって、PMOSトランジスタpTr6(図4参照)は導通状態となり、記憶回路132は、センスアンプ131が検知した検知信号の取り込みを開始する。
上記時刻t13で印加されるフォーミング電圧Vformによって、選択ビット線s−BL(fast)、センスノードNSEN(fast)に接続されたメモリセルMCには微小なセル電流Icell@Vformが流れるようになる。そして、時刻t14にて、セル電流Icell@Vformがコンプライアンス電流Icompと同程度になると、センスノードNSEN(fast)、選択ビット線s−BL(fast)の電圧は低下する。これにより、メモリセルMCへのフォーミング電圧Vformの印加は停止される。
一方、時刻t13(フォーミング動作の開始)から所定時間経過後、時刻t15にて、信号STRBnは再び「High状態」に切替えられる。これによって、PMOSトランジスタpTr6(図4参照)は非導通状態となり、記憶回路132はセンスアンプ131からの検出信号の取り込みを停止する。
続いて、時刻t16にて信号BLSELは再び「Low状態」となる。これにより、NMOSトランジスタnTr8(図4参照)は非導通状態となり、カレントミラー回路131はコンプライアンス電流Icompの供給を停止する。また、時刻t16にて、レギュレータ133は電圧SELの供給を停止する。これにより、選択ビット線s−BL(slow)、センスノードNSEN(slow)は、「Low状態」まで下げられる。
続いて、時刻t17にて、非選択ワード線ns−WL、及び非選択ビット線ns−BLは、接地電圧まで下げられる。以上で、図6の1回のフォーミング電圧印加動作Fは終了する。
[効果]
次に、図8を参照して、第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の効果について説明する。図8は、第1の実施の形態のフォーミング動作による効果を示す図である。ここで、比較例では、第1の実施の形態のようにセル電流Icell@Vformの上昇に基づくタイミングでコンプライアンス電流Icompを上昇させるのではなく、予め定められた一定のタイミングで(例えば、フォーミング電圧Vformのn回のステップアップ毎に)コンプライアンス電流Icompを上昇させて、複数回のフォーミング電圧印加動作を実行する。
比較例の動作手順は、電流値の大きいセル電流Icell(Icell@Vform、Icell@Vread)を流すメモリセルMCを多く作り出す。そして、電流値の大きいセル電流Icellを流すメモリセルMCでは、可変抵抗素子VRに完全な絶縁破壊が生じているので、メモリセルMCはスイッチング動作しないという問題が生じる。
一方、この実施の形態においては、一旦設定されたコンプライアンス電流Icompと、フォーミング電圧Vformの印加時にメモリセルMCに流れるセル電流Icell@Vformが等しくなった場合にのみ、コンプライアンス電流Icompの電流値がステップアップされ、セル電流Icell@Vformがコンプライアンス電流Icompに達しない限り、コンプライアンス電流Icompは増加しない。従って、フォーミング電圧Vformの印加時に、セル電流Icell@Vformが急激に増加することが抑制され、適正なフォーミング動作が可能となっている。
すなわち、本実施の形態では、メモリセルMCの状態に合わせて、コンプライアンス電流Icompを上げていくため、そのメモリセルMCに流れるセル電流Icellを少しずつ増加させることができる。これにより、本実施の形態では、セル電流Icellを狙った値に設定でき、ほぼ全てのメモリセルMCのセル電流Icellをスイッチングが良好な電流領域に留めることができる。よって、本実施の形態は、所定回数のスイッチングに耐えうるメモリセルMCの歩留まりを向上させることができる。
図9は、比較例と第1の実施の形態において、フォーミング動作後、所定電圧を印加した際に各メモリセルMC(サンプル数:123)を流れるセル電流の分布を示す。比較例においては、所定範囲のセル電流Icellを流すメモリセルMCは、全体の21%となった。一方、第1の実施の形態においては、所定範囲のセル電流Icellを流すメモリセルMCは、全体の82%となった。すなわち、第1の実施の形態では、複数の可変抵抗素子VRの間で抵抗値のバラツキが、比較例よりも小さくされている。これにより、第1の実施の形態においてメモリセルMCは、比較例よりもリード等の各種動作を容易に実行することができる。
[第2の実施の形態]
[構成]
次に、図10を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置の構成について説明する。なお、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付し、以下ではその詳細な説明は省略する。
上記第1の実施の形態は、図3に示すように、ビット線BL(1)〜(8)に対して、それぞれ独立してコンプライアンス電流Icomp(1)〜(8)を設定する。このため、第1の実施の形態では、レギュレータ133(1)〜(8)は、センスアンプ131(1)〜(8)毎に設けられ、それら各々に電圧SEL(1)〜(8)を入力している。これに対して、第2の実施の形態は、ビット線BL(1)〜(8)間で共通のコンプライアンス電流Icompを設定する。このため、第2の実施の形態は、図10に示すように、レギュレータ133は、複数のセンスアンプ131(1)〜(8)に共通に1つ設けられており、それらに共通の電圧SELaを供給する。
[動作]
次に、図11を参照して、第2の実施の形態に係るフォーミング動作について説明する。図11は、第2の実施の形態に係るカラム制御回路13によるフォーミング動作を示すフローチャートである。第2の実施の形態において、カラム制御回路13は、ステップS101〜S103の後、8bit全てのセル電流Icell@Vread(2、1)〜(2、8)の電流値が電流値Ispecより大きいか否かを判断する(ステップS104a)。ここで、カラム制御回路13は、8bit全てのセル電流Icell@Vread(2、1)〜(2、8)の電流値が電流値Ispecより大きいと判断すると(ステップS104a、Y)、フォーミング動作を終了する。
一方、ステップS104aにて、カラム制御回路13は、セル電流Icell@Vread(2、1)〜(2、8)の電流値が電流値Ispecより大きくないと判断すると(ステップS104a、N)、続いてステップS105aを実行する。ステップS105aにて、カラム制御回路13は、8bit全てのセル電流Icell@Vform(2、1)〜(2、8)の電流値がコンプライアンス電流Icompに達したか否かを判断する。ここで、カラム制御回路13は、8bit全てのセル電流Icell@Vform(2、1)〜(2、8)の電流値がコンプライアンス電流Icompに達したと判断すると(ステップS105a、Y)、ステップS107を実行する。一方、カラム制御回路13は、セル電流Icell@Vform(2、1)〜(2、8)の電流値がコンプライアンス電流Icompに達していないと判断すると(ステップS105a、N)、ステップS108を実行する。なお、図11に示すその他の処理は、第1の実施の形態と同様である。
図12は、第2の実施の形態に係るタイミングチャートである。なお、図12は、図6に示したリード電圧印加動作R(リード電圧Vread)を省略している。
図12に示すように、第2の実施の形態において、カラム制御回路13は、電圧SELaの電圧を段階的に上げる。これによって、フォーミング電圧Vfrom(1)は、時刻t21まで、段階的に上げられる。そして、時刻t21にて、セル電流Icell@Vform(2、1)は、コンプライアンス電流Icompに達する。これにより、信号IO(1)は、「Low状態」から「High状態」になる。また、時刻t21にて、信号IO(1)に基づき、フォーミング電圧Vform(1)は、接地電圧に下げられる。具体的に、信号G_PCMによって、PMOSトランジスタpTr2、pTr4を非導通状態として(図4参照)、フォーミング電圧Vformを下げることができる。
続いて、時刻t22にて、セル電流Icell@Vform(2、2)は、コンプライアンス電流Icompに達する。これにより、信号IO(2)は、「Low状態」から「High状態」になる。また、時刻t22にて、信号IO(2)に基づき、Vform(2)は、接地電圧に下げられる。以降、時刻t23まで、電圧SELaは段階的に上げられ、信号IO(1)〜(8)が、全て「Low状態」から「High状態」になる。そして、時刻t23で、信号IO(1)〜(8)に基づき、コンプライアンス電流Icompは上げられ、電圧SELaの電圧は初期値まで下げられる。
[効果]
第2の実施の形態は、第1の実施の形態よりもレギュレータ133の数を削減でき、よってその占有面積を抑えることができる。
[その他の実施の形態]
以上、半導体記憶装置の実施の形態を説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、追加、置換等が可能である。
MC…メモリセル、 11…メモリセルアレイ、 12…ロウ制御回路、 13…カラム制御回路、 14…制御信号生成部、 15…電源、 131…センスアンプ、 132…記憶回路、 133…レギュレータ、 134…昇圧回路。

Claims (5)

  1. 可変抵抗素子を含むメモリセルが複数の第1配線及び複数の第2配線の交差部に配置されたメモリセルアレイと、
    選択された前記第1配線及び選択された前記第2配線に所定の電圧を印加することにより、選択された前記第1配線及び選択された前記第2配線の交差部に配置された前記メモリセルに電圧を印加する制御回路とを備え、
    前記メモリセルを高抵抗状態と低抵抗状態との間で遷移可能な状態にするためのフォーミング動作において、前記制御回路は、第1電圧を前記メモリセルに印加した際に前記メモリセルに流れる第1セル電流に基づき、第1処理、及び第2処理を繰り返し実行し、
    前記第1処理は、前記第1セル電流が制限電流に達していないと判断すると、前記第1電圧を所定値だけ上げる動作であり、
    前記第2処理は、前記第1セル電流が前記制限電流に達したと判断すると、前記制限電流を上げ、且つ前記第1電圧を初期値まで下げる動作である
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記制御回路は、複数の前記第1配線の各々に対してそれぞれ異なる前記制限電流を設定可能に構成され、
    前記第2処理において、前記制御回路は、複数の前記第1配線の各々から流れる第1セル電流が、その第1配線のために設定された前記制限電流に達したと判断すると、その第1配線のために設定された前記制限電流の値を所定値だけ上げるように構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記制御回路は、複数の前記第1配線間で共通の前記制限電流を設定可能に構成され、
    前記第2処理において、前記制御回路は、複数の前記第1配線から流れる複数の第1セル電流の全てが前記制限電流に達したと判断すると、前記制限電流の値を所定値だけを上げるように構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記制御回路は、前記第1電圧を前記メモリセルに印加した後、前記メモリセルの状態を読み出すために必要とされる第2電圧を前記メモリセルに印加して、その際に前記メモリセルに流れる第2セル電流を検知し、
    前記第2セル電流が所定値を超えたと判断した場合に前記第1処理及び前記第2処理を終了させる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  5. 前記制御回路は、前記制限電流が所定値に達したと判断した場合、前記第1処理及び前記第2処理を終了させる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
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