JP5044657B2 - 超吸収体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、超吸収体の製造方法に関する。本発明はとりわけ、混練機付き反応器において超吸収体を製造するための改善された方法に関する。さらに本発明は、本発明による方法で製造される超吸収体、ならびにこの超吸収体を含む液体吸収性製品に関する。
超吸収体は、公知である。このような物質はまた、「高膨潤性ポリマー」、「ハイドロゲル」(乾燥形態に対してもしばしば用いられる)、「ハイドロゲル形成ポリマー」、「吸水性ポリマー」、「吸収性ゲル形成物質」、「膨潤性樹脂」、「吸水性樹脂」などの呼称が、同様に「Super absorbent polymer」についてはSAPという略称が慣用である。この際重要となるのは、架橋された親水性ポリマー、とりわけ(共)重合された親水性モノマーから成るポリマー、適切なグラフトベース上の1またはそれ以上の親水モノマーのグラフト(コ)ポリマー、架橋されたセルロースエーテルもしくはデンプンエーテル、架橋されたカルボキシメチルセルロース、部分的に架橋されたポリアルキレンオキシド、または水性の液体中で膨潤可能な天然生成物、例えばグアール誘導体であり、この際、一部中和されたアクリル酸ベースの吸水性ポリマーが最も普及している。超吸収体の本質的な特性は、一定の圧力下であっても自身の質量の何倍もの水性液体を吸収し、かつ再び放出しない能力である。乾燥粉末の形で使用される超吸収体は、液体を受け入れるとゲルに、通常水を受け入れた際には相応してハイドロゲルに変わる。超吸収体の最も重要な使用範囲は、体から出る液体の吸収である。超吸収体は例えば、幼児用のおむつ、成人用失禁用品、または女性向け生理用品に使用される。他分野での適用は例えば、園芸における保水剤として、防火のための保水、食品包装における液体吸収、または極めて一般的には湿気の吸収である。
吸収剤にとって重要なのはその吸収能力だけではなく、圧力下での液体保持性(Retention)であり、およびまた膨潤した状態での液体移動性である。膨潤したゲルはまだ膨潤していない超吸収体への液体の移動を減衰させるか、さらには妨げる(ゲルブロッキング)。液体について良好な移動特性を有するのは例えば、膨潤状態でゲル強度が高いハイドロゲルである。強度の僅かなゲルは適用された圧力(体による圧力)により変形し、超吸収体/セルロース繊維吸収体内の孔質を詰まらせ、これによりさらなる液体吸収を妨げる。ゲル強度の向上は一般的に、架橋度の上昇により得られるが、これにより製品の水保持能力の減少につながる。ゲル強度を向上させるための優れた方法は、表面後架橋である。この方法では、平均的な架橋密度を有する乾燥させた吸収体を付加的な架橋工程に供する。表面後架橋によって超吸収体粒子のシェルにおける架橋密度が増加し、このことによって圧力負荷下での吸収性がより高い水準に高められる。超吸収体粒子の表面層における吸収能力が減少する一方、可動性の(beweglich)ポリマー鎖が存在することによりコアはシェルに比べて改善された吸収能力を有し、その結果シェル構造はゲルブロッキングを起こすことなく、改善された液体の誘導が保証される。超吸収体の全能力が自然にではなく、時間的に遅れて消耗するのが、極めて望ましい。衛生用品は一般的に繰り返し尿にさらされるため、超吸収体の吸収能力は、最初に尿にさらされた後でも能力を失わないのが有利である。
本願でテーマとなる超吸収体は、自重の何倍もの水を吸収し、かつ一定の圧力下であってもその水を保持できる通常の超吸収体である。一般的にこのような超吸収体は、少なくとも5g/gの、好ましくは少なくとも10g/gの、およびより好ましい形態では15g/gのCRC(Centrifuge Retention Capacity、測定法は下記参照)を有する。「超吸収体」はまた、物質的に異なる個々の超吸収体の混合物、または相互作用で初めて超吸収体特性を示す成分の混合物であってよく、この場合重要なのは物質的な組成というより、超吸収特性である。
超吸収体の製造方法もまた、公知である。市販で最も流通しているアクリル酸ベースの超吸収体は、架橋剤(「内部架橋剤」)の存在下、アクリル酸のラジカル重合によって製造するのだが、この際、通常アルカリ、たいていは水酸化ナトリウム水溶液を添加して、アクリル酸を重合前、重合後、または一部重合前、一部重合後に一定の中和度に中和する。こうして得られたポリマーゲルを微粉砕し(使用する重合反応器によるが、これは重合と同時に行ってもよい)、そして乾燥させる。こうして得られた乾燥粉末(「基礎ポリマー」または「ベースポリマー」)を通常、さらなる架橋剤、例えば有機架橋剤、または多価のカチオン、例えばアルミニウム(たいてい硫酸アルミニウムとして使用する)と反応させて粒子の表面で後架橋し、粒子内部と比べてより高架橋度の表面層を生成する。
Frederic L.Buchholz und Andrew T.Graham編:"Modern Superabsorbent Polymer Tchnology"、J.Wiley&Sons、New York、U.S.A./Wiley−VCH、Weinheim,ドイツ、1997年、ISBN 0−471−19411−5は、公知の超吸収体製造方法の包括的な概観を示す。
WO2005005513A1は、アルコキシ化された不飽和ポリオールエーテルの(メタ)アクリル酸エステルと、その製造を開示している。これらのエステルは、一般式
Figure 0005044657
[式中、R1、R2、R3、R4、およびR5は相互に独立して水素、またはC1〜C6−アルキルであり、C3〜C6−アルキルは、分枝状でも非分枝状でもよく、
6は水素またはメチル、
mは0から10の整数、
nは1〜5の整数、
oは0〜100の整数、
pは2〜100の整数、
qは1〜5の整数、
AはC3〜C20−アルキル(n+q)、またはC3〜C20−ヘテロアルキル(n+q)であり、
nとqとの和は3から10の整数であり、かつ
Bは以下の構造式
Figure 0005044657
(式中、*は結合箇所が示されている)
を有する基の群から選択された基と同一の、または異なる基である]
を有する。
これらのエステルを、一般式II
Figure 0005044657
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、m、n、o、p、q、A、およびBは上記の意味を有する]
のアルコキシ化された不飽和ポリオールエーテルアルコールを、(メタ)アクリル酸でエステル化することにより製造する。
WO90/15830A1は、1成分がビスアクリロイルもしくはトリスアクリロイル含有化合物、例えば1分子あたり1〜9のエチレングリコール単位を有するポリエチレングリコールジアクリラートである架橋剤混合物を用いて得られる超吸収体を開示している。もう一方はビスアリルエーテル、ビスアリルアミド、ビスアリルアミン、およびトリアリルアミンから選択し、そしてこれは例えばポリオールのジアリルエーテル、例えば分子中に1〜3のエチレングリコール単位を有するポリエチレングリコールである。WO02/32964A2は、1成分が好ましい形態では多価のアルコールのアリルエーテル、例えば200〜2000の分子量を有する、すなわち分子中に約4〜44のグリコール単位を有するポリエチレングリコールのジアリルエーテルである、架橋剤混合物の使用を推奨している。
同様にDE19543368A1、DE19645240A1、DE19939662A1、DE19941423A1、WO01/00258A1、WO01/00259A1、WO02/20068A1、およびWO02/34384A2は、超吸収体のための架橋剤としての、アルコキシ化されたアリルアルコールの(メタ)アクリルエステルの使用を記載している。
EP238050A2は超吸収体のためのあり得る内部架橋剤として、トリメチロールプロパンアクリラート、アクリル酸もしくはメタクリル酸によって少なくとも2回エステル化されたグリセリン、アクリル酸もしくはメタクリル酸により2回もしくは3回エステル化された、トリメチロールプロパンへのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドの付加生成物を開示している。後者の架橋剤は、WO93/21237A1にも記載されている。これらの、およびこれに類似の架橋剤はまた、WO98/47951A1、WO01/41818A1、WO01/56625A2の教示に従って使用される。
言及したすべての先行技術文献によれば、(メタ)アクリルエステルはその都度相応するアルコールのエステル化により得られるが、これらの(メタ)アクリルエステルはまた参考文献にそれぞれ開示されているか、または一般に公知である。
DE19646484A1はとりわけ、エチレングリコールの、もしくは分子中で最大45のグリコール単位を有するポリエチレングリコールのモノアリルエーテル、およびまたその(メタ)アクリルエステルを記載しており、これらは超吸収体を製造するための架橋剤混合物成分として使用される。日本特許出願公開公報JP62/104805は、ポリエチレングリコールの、もしくはポリエチレングリコール/プロピレングリコール混合物のモノアリルエーテルを記載しており、これらは文書中で、超吸収体製造の際にコモノマーとして使用される。この際架橋剤としては、ハロエポキシアルカン、ポリエポキシド、またはアルデヒドを使用する。
日本特許出願公開公報JP2000/001541、およびJP11/228685は、グリセリンの他の2のヒドロキシ基が、エチレングリコール単位もしくはエチレングリコール/プロピレングリコール単位によってポリアルコキシ化されている、グリセリンモノアリルエーテルの製造を開示している。WO99/10407A1は、二重金属シアン化物触媒を用いた、不飽和基を有するこのようなポリエーテルポリオールの製造を記載している。
US5073612は、さらにヒドロキシ基も含むα−β−不飽和コモノマーを使用する超吸収体の製造方法を教示する。これに対してWO01/45758A1の方法では、一成分がなお1の遊離ヒドロキシ基を含む架橋剤混合物を利用する。同様にEP629411A1の教示によれば、遊離ヒドロキシ基が存在する架橋剤混合物を利用する。
WO2006/034806A1、WO2006/034853A1、WO01/38402A1、ならびに出願番号PCT/EP/2006/063787の比較的古い国際出願は、混練機内での超吸収体の連続的な製造方法を教示している。
本発明の課題はさらに、新規の、もしくは改善された超吸収体製造方法を発見することである。望ましいのはとりわけ、副生成物、または不良生成物の形成を回避し、ならびに直接市販できない製品を後処理するための返送の必要性を、またはそのための他の手間と費用を減少させるか、または不要にする方法である。とりわけ望ましいのは、重合と微粉砕とを同時に行う実施態様(例えば混練機付き反応器での態様)でとりわけ観察される、微粉砕されていない製品の凝集体(塊)が、減少するか、または避けられ、除去および返送、または他のさらなる処理が回避できる方法(例えば、別々に微粉砕)である。これらの返送もしくは他のさらなる処理は、このような塊の物質特性が原因で煩雑である。これらは膨潤した粘着性ポリマーゲルであり、かつそのため移動もしくは微粉砕するのに手間と時間が掛かる。
これに従って、以下の構造式(1)、(2)、(3)、および(4)
Figure 0005044657
[式中、nは0または1であり、
mは1、2、3、4、5、または6であり、
oは1から200の自然数であり、かつ
Aは−(H2C−CHR1−O)−、または−(R1HC−CH2−O)−
(式中、R1は相互に独立して水素、または有機基である)である]
を有するポリエーテルオールから成る群から選択されている少なくとも1の不飽和ポリエーテルポリオールの存在下で重合させることを特徴とする、超吸収体の製造方法が判明した。
本発明による方法においては、とりわけ重合と微粉砕とを同時に行うことを特徴とする反応器で行う場合、公知の方法より塊が少ないことが判明した。塊の除去、返送、または他の処理は、避けられたか、または少なくとも著しく減少した。従って本発明による方法は、従来公知の方法に比べてより経済的である。さらには、本発明による方法で得られる超吸収体、およびこれらの超吸収体を含む衛生用品が判明した。
添加する化合物はポリエーテルオール、すなわちエーテル基とアルコール基とを有する化合物である。これらは不飽和である、すなわちこれらはさらに少なくとも1のエチレン不飽和基、つまりC=C二重結合を含む。
上記の式中で、nは0または1である。前者の場合、当該化合物はビニルエーテルであり、後者の場合、これはアリルエーテルである。
好ましい形態では、mが1である上記式の不飽和ポリエーテルオールを使用する。
好ましい形態では、oが1から100の、より好ましくはoが1から50の自然数である、上記式の不飽和ポリエーテルオールを添加する。特にとりわけ好ましくは、oが10〜30の自然数であるポリエーテルオールを使用する。数oは、ポリエーテルオール鎖におけるアルキレンオキシド単位の数である。アルキレンオキシドによるアルコールのアルコキシ化においては常に、長さの異なるアルキレンオキシド単位鎖を有する混合物が生じる。従って数oは、上記式の化合物の2分子に対して同一である必要は必ずしもない。当該化合物がアルキレンオキシド単位から成る複数の鎖を有する場合、個々の分子の内部にある鎖に対する数でもあるoは、同一の分子の他の鎖に対する数と同一である必要はない。従って数oは、当該化合物におけるアルキレンオキシド単位の鎖のアルキレンオキシド単位の数の統計的な平均、つまり平均アルコキシ化度を表す。
上記式中でAは、アルコールもしくはアミンと、アルキレンオキシド(オキシラン)との反応で生じた、ポリエーテル鎖におけるアルキレンオキシド単位を表す。置換基R1は、アルコキシ化のために使用されるアルキレンオキシドのオキシラン環にある置換基であり、典型的には有機基である。好ましい形態では、Aが−(H2C−CHR1−O)−または−(R1HC−CH2−O)−[式中、R1は水素、線状のアルキル基もしくはフェニル基である]である、上記式の不飽和ポリエーテルオールを使用する。特に好ましい方法では、R1は水素、メチル基、またはエチル基である。基R1はまた、本発明に従って使用する1の化合物において、また1分子内で異なっていてもよい。これはすなわち、異なるアルキレンオキシドでアルコキシ化されているポリエーテルオールも使用することができるということである。この場合、アルキレンオキシド単位は鎖中でブロック状に、またはランダムに分散していてよい。
本発明に従って添加する不飽和ポリエーテルオールは、これらの製造方法と同様に公知である。このような化合物はまた、慣用の市販品である。たいていはまず、ポリオールのビニルエーテルもしくはアリルエーテルを生成し、これをアルキレンオキシドでアルコキシ化する。式(3)の化合物の場合、アミノアルコールの、もしくはアミノ化されたポリオールの、ビニルエーテルもしくはアリルエーテルを相応して使用する。便宜的にこのようなアミノアルコールまたはアミノ化されたポリオールは、以降「ポリオール」という言葉でまとめる。
このようなビニルエーテルは例えば、相応するポリオールとアセチレンとの反応により得られる。式(4)の化合物の基本構造を合成するためにとりわけ便利なのは例えば、アセチレンによるブタンジオールのモノビニル化である。
ポリオールのアリルエーテルは、相応するポリオールによりアリルアルコール(2−プロペン−1−オール)を相応する化学当量でエーテル化することによって、相応するポリオールにより塩化アリルを反応させることによって、または相応する塩化ポリオールによりアリルアルコールを反応させることによって得られる。n=1、かつm=1である式(1)、(2)、および(3)の化合物の基本構造を合成するためにとりわけ便利なのは例えば、エピクロロヒドリン(1−クロロ−2−エポキシプロパン)によりアリルアルコールを反応させて1−アルコキシ−2−エポキシプロパンを形成し、そして引き続きオキシラン環を加水分解もしくはアミノ化することである。
本発明に従って使用可能なポリオールエーテルにアルコキシ化できる不飽和ポリオールアリルエーテルの例は、グリセリン−1−モノアリルエーテル、グリセリン−2−モノアリルエーテル、グリセリン−1−モノビニルエーテル、グリセリン−2−モノビニルエーテルである。好ましい例は、グリセリン−1−モノアリルエーテルである。
こうして生成したビニルエーテルもしくはアリルエーテルを引き続きアルキレンオキシドとの反応によってアルコキシ化する。適切なアルキレンオキシドは例えば、エチレンオキシド(オキシラン)、プロピレンオキシド(1,2−エポキシプロピレン、メチルオキシラン)および/またはブチレンオキシド(1,2−エポキシブテン、エチルオキシラン)、またはスチレンオキシド(2−フェニル−1,2−エポキシエテン、フェニルオキシラン)である。好ましくは、エチレンオキシドまたはプロピレンオキシドを使用する。これらの方法もまた、公知である。可能な実施態様はとりわけ、Houben−Weyl、Methoden der Organischen Chemie、第4版、1963年、Thieme Verlag、Stuttgart、14/2巻、440〜444ページ)に見られる。
本発明に従って使用するアルコキシ化された不飽和ポリエーテルオールの粘度は、最大約80℃で問題なく給送可能であること以外には、特別な要求に合わせる必要はない。該ポリエーテルオールは好ましくは、2000mPas未満、より好ましくは1000mPas未満、および最も好ましくは500mPas未満の粘度を有する。
超吸収体の製造方法、および表面後架橋された超吸収体は公知である。合成の超吸収体は例えば、
a)酸基を有する、少なくとも1のエチレン不飽和モノマー、
b)少なくとも1の架橋剤、
c)選択的に、モノマーa)と共重合可能な1またはそれ以上のエチレン不飽和モノマー、および/またはアリル不飽和モノマー、および
d)選択的に、モノマーa)、b)、および場合によりc)を少なくとも部分的にグラフトさせることができる、1またはそれ以上の水溶性ポリマー
を含むモノマー溶液の重合により得られる。本発明によれば、上記のモノマー溶液に
e)以下の構造式(1)、(2)、(3)、および(4)
Figure 0005044657
[式中、nは0または1であり、
mは1、2、3、4、5、または6であり、
oは1から200の自然数であり、かつ
Aは−(H2C−CHR1−O)−、または−(R1HC−CH2−O)−
(式中、R1は相互に独立して水素、または有機基である)である]
を有するポリエーテルオールから成る群から選択されている、少なくとも1の不飽和ポリエーテルオールを加える。
ポリエーテルオールまたはポリエーテルオール混合物は、重合前、重合の間、または一部を重合前、または一部を重合後に計量添加する。重合前にポリエーテルオールまたはポリエーテルオール混合物を加え、そして他のポリエーテルオールまたはポリエーテルオール混合物を重合中に計量添加することも、同様に可能である。従ってとりわけ便利かつ好ましくは、重合前にモノマー溶液を添加する。
添加するポリエーテルオールe)の総量は、その都度モノマー溶液中のモノマーa)に対して、一般的に少なくとも0.001質量%、好ましくは少なくとも0.01質量%、およびより好ましい形態では少なくとも0.03質量%であり、かつまた一般的に最高1質量%、好ましくは最高0.5質量%、およびより好ましい形態では最高0.03質量%である。
適切なモノマーa)は例えば、エチレン不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、およびイタコン酸、またはこれらの誘導体、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸エステル、およびメタクリル酸エステルである。とりわけ好ましいモノマーは、アクリル酸とメタクリル酸である(メタクリル酸とアクリル酸の両方に対する上位概念としてしばしば、「(メタ)アクリル酸」という言葉を用いる)。特にとりわけ好ましいのは、アクリル酸である。
モノマーa)、とりわけアクリル酸は、ヒドロキノン半エーテルを好ましくは最大0.025質量%含む。好ましいヒドロキノン半エーテルは、ヒドロキノンモノメチルエーテル(MEHQ)、および/またはトコフェロールである。
トコフェロールとは、以下の式(III)
Figure 0005044657
[式中、R3は水素またはメチル、R4は水素またはメチル、R5は水素またはメチルであり、かつR4は水素または1〜20の炭素原子を有する酸基である。]
の化合物であると理解される。
好ましい基R6は、アセチル、アスコルビル、スクシニル、ニコチニル、および他の生理学的に認容できるカルボン酸である。カルボン酸は、モノカルボン酸、ジカルボン酸、またはトリカルボン酸であってよい。
好ましいのは、R3=R4=R5=メチルであるα−トコフェロール、とりわけラセミ体のα−トコフェロールである。特に好ましくは、R6は水素またはアセチルである。とりわけ好ましいのは、RRR−α−トコフェロールである。
モノマー溶液はアクリル酸に対して、アクリル酸塩もアクリル酸として考慮して、好ましくは最高130質量ppm、より好ましくは最高70質量ppmの、好ましくは少なくとも10質量ppm、より好ましくは少なくとも30質量ppm、および特に約50質量ppm、ヒドロキノン半エーテルを含む。モノマー溶液の調製のために例えば、相応するヒドロキノン半エーテル含分を有するアクリル酸を使用することができる。
架橋剤b)は、ラジカルによりポリマー網状構造に重合導入可能な、少なくとも2の重合可能な基を有する化合物である。適切な架橋剤b)は例えば、EP530438A1に記載されているようなエチレングリコールジメタクリラート、ジエチレングリコールジアクリラート、アリルメタクリラート、トリメチロールプロパントリアクリラート、トリアリルアミン、テトラアリルオキシエタンであり、EP547847A1、EP559476A1、EP632068A1、WO93/21237A1、WO03/104299A1、WO03/104300A1、WO03/104301A1、およびDE10331450A1に記載されているようなジアクリラートとトリアクリラートであり、DE10331456A1、およびWO04/013064A2に記載されているような、アクリラート基の他にさらなるエチレン不飽和基を含む混合アクリラートであるか、または例えばDE19543368A1、DE19646484A1、WO90/15830A1、およびWO02/032962A2に記載されているような架橋剤混合物である。
適切な架橋剤b)はとりわけ、例えばEP343427A2に記載されているように、N,N’−メチレンビスアクリルアミドとN,N’−メチレンビスメタクリルアミド、不飽和モノカルボン酸もしくは不飽和ポリカルボン酸とポリオールとのエステル、例えばジアクリラートまたはトリアクリラート、例えばブタンジオールジアクリラート、ブタンジオールジメタクリラート、エチレングリコールジアクリラート、エチレングリコールジメタクリラート、ならびにトリメチロールプロパントリアクリラート、およびアリル化合物、例えばアリル(メタ)アクリラート、トリアリルシアヌラート、マレイン酸ジアリルエステル、ポリアリルエステル、テトラアリロキシエタン、トリアリルアミン、テトラアリルエチレンジアミン、ホスホン酸のアリルエステル、ならびにビニルホスホン酸誘導体である。適切な架橋剤b)はさらに、ペンタエリトリットジアリルエーテル、ペンタエリトリットトリアリルエーテル、ペンタエリトリットテトラアリルエーテル、ポリエチレングリコールジアリルエーテル、エチレングリコールジアリルエーテル、グリセリンジアリルエーテル、グリセリントリアリルエーテル、ソルビトールベースのポリアリルエーテル、ならびにエトキシ化されたこれらの変性体である。本発明による方法は、ポリエチレングリコールのジ(メタ)アクリラートを用いることができ、この際、使用されるポリエチレングリコールは300〜1000の分子量を有する。
しかしながらとりわけ有利な架橋剤b)は、3〜15回エトキシ化されたグリセリンの、3〜15回エトキシ化されたトリメチロールプロパンの、3〜15回エトキシ化されたトリメチロールエタンのジアクリラートもしくはトリアクリラートであり、特に2〜6回エトキシ化されたグリセリンの、または2〜6回エトキシ化されたトリメチロールプロパンの、3回プロポキシ化されたグリセリンの、3回プロポキシ化されたトリメチロールプロパンの、ジアクリラートもしくはトリアクリラート、ならびに合計3回エトキシ化もしくはプロポキシ化されたグリセリンの、合計3回エトキシ化もしくはプロポキシ化されたリメチロールプロパンの、15回エトキシ化されたグリセリンの、15回エトキシ化されたトリメチロールプロパンの、ジアクリラートもしくはトリアクリラート、ならびに40回エトキシ化されたグリセリンの、40回エトキシ化されたトリメチロールエタンの、または40回エトキシ化されたトリメチロールプロパンの、ジアクリラートもしくはトリアクリラートである。
とりわけ好ましい架橋剤b)は、例えばWO03/104301A1に記載されているように、アクリル酸もしくはメタクリル酸でジアクリラートもしくはトリアクリラートにエステル化する、複数回エトキシ化および/またはプロポキシ化されたグリセリンである。とりわけ有利なのは、3〜10回エトキシ化されたグリセリンのジアクリラートおよび/またはトリアクリラートである。特に非常に好ましいのは、1〜5回エトキシ化されたおよび/またはプロポキシ化されたグリセリンの、ジアクリラートもしくはトリアクリラートである。最も好ましいのは、3〜5回エトキシ化されたおよび/またはプロポキシ化されたグリセリンのトリアクリラートである。これらはとりわけ、吸水性ポリマーにおける低い残留含分(典型的には10質量ppm未満)が特徴的であり、こうして製造された吸水性ポリマーの水性抽出物は、同じ温度の水と比較してほとんど変わらない表面張力を有する(典型的には少なくとも0.068N/m)を有する。
モノマーa)と共重合可能なエチレン不飽和モノマーc)は例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、クロトン酸アミド、ジメチルアミノエチルメタクリラート、ジメチルアミノエチルアクリラート、ジメチルアミノプロピルアクリラート、ジエチルアミノプロピルアクリラート、ジメチルアミノブチルアクリラート、ジメチルアミノエチルメタクリラート、ジエチルアミノエチルメタクリラート、ジメチルアミノネオペンチルアクリラート、およびジメチルアミノネオペンチルメタクリラートである。
水溶性ポリマーd)としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デンプン、デンプン誘導体、ポリグリコール、外見上全体、もしくは一部がビニルアミンモノマーから構成されたポリマー、例えば一部もしくは完全に加水分解されたポリビニルアミド(いわゆる「ポリビニルアミン」)、またはポリアクリル酸を、好ましくはポリビニルアルコールとデンプンを使用することができる。
重合は選択的に、通常の重合調節剤の存在下で行う。適切な重合調節剤は例えば、チオ化合物、例えばチオグリコール酸、メルカプトアルコール、例えば2−メルカプトエタノール、メルカプトプロパノール、およびメルカプトブタノール、ドデシルメルカプタン、ギ酸、アンモニア、およびアミン、例えばエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、モルホリン、およびピペリジンである。
モノマー(a)(b)、および場合により(c)は、選択的に水溶性ポリマー(d)の存在下、およびポリエーテルオール(e)の存在下、20〜80質量%、好ましくは20〜50質量%、および特に30〜45質量%の水溶液中で重合開始剤の存在下、相互に共重合させる。重合開始剤としては、重合条件下でラジカルに分解するすべての化合物、例えば過酸化物、ヒドロペルオキシド、過酸化水素、過硫酸塩、アゾ化合物、およびいわゆるレドックス系開始剤を使用することができる。水溶性開始剤の使用が好ましい。異なる重合開始剤の混合物を使用するのが有利な場合もあり、その例は過酸化水素と、ペルオキソ二硫酸ナトリウムもしくはペルオキソ二硫酸カリウムとの混合物である。過酸化水素とペルオキソ二硫酸ナトリウムとの混合物はあらゆる任意の比率で用いることができる。適切な有機過酸化物は例えば、アセチルアセトンペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、t−アミルペルピバラート、t−ブチルペルピバラート、t−ブチルペルネオヘキサノアート、t−ブチルペルイソブチラート、t−ブチル−2−ペルエチルヘキサノアート、t−ブチルペルイソノナノアート、およびt−アミルペルネオデカノアートである。さらなる適切な重合開始剤は、アゾ開始剤、例えば2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド、2,2’−アゾビス−(N.N’−ジメチレン)イソブチルアミジンジヒドロクロリド、2−(カルバモイルアゾ)イソブチロニトリル、および4,4’−アゾビス−(4−シアノバレリン酸)である。上記の重合開始剤は通常の量、例えば、重合させるモノマーに対して0.01〜5mol%、好ましくは0.1〜2mol%で使用する。
レドックス系開始剤は酸化成分として少なくとも1の先に述べたペル化合物(Perverbindung)、および1の還元性成分を含み、該成分は例えばアスコルビン酸、グルコース、ソルボース、亜硫酸水素アンモニウム、アルカリ金属亜硫酸水素塩、亜硫酸アンモニウム、アルカリ金属亜硫酸塩、チオ硫酸アンモニウム、アルカリ金属チオ硫酸塩、次亜硫酸アンモニウム、アルカリ金属次亜硫酸塩、ピロ亜硫酸アンモニウム、アルカリ金属ピロ亜硫酸塩、硫酸アンモニウム、アルカリ金属硫酸塩(とりわけナトリウム化合物)、金属塩、例えば鉄(II)イオン、もしくは銀イオン、またはヒドロキシメチルスルホキシラート、または2−ヒドロキシ−2−スルフィナート酢酸のジナトリウム塩と、2−ヒドロキシ−2−スルホネート酢酸との混合物、または前記還元性成分の混合物である。レドックス系開始剤の還元成分として好ましくは、アスコルビン酸、またはピロ亜硫酸ナトリウムを使用する。重合で使用されるモノマー量に対して、レドックス系開始剤の還元成分の1×10-5〜1mol%、および酸化成分の1×10-5〜5mol%を使用する。酸化成分に代えて、または付加的に、1またはそれ以上の水溶性アゾ開始剤を使用することもできる。
好ましくは、過酸化水素、ペルオキソ二硫酸ナトリウム、およびアスコルビン酸から成るレドックス系開始剤を使用する。これらの成分は例えば、モノマーに対して過酸化水素1×10-2mol%、ペルオキソ二硫酸ナトリウム0.084mol%、およびアスコルビン酸2.5×10-3mol%の濃度で使用する。
別の方法で重合を開始することも同様に可能であり、このための多くの方法が公知である。例えば、たいていは紫外線による照射の際にラジカルを形成する化合物の存在下で、紫外線照射により重合を開始させる。このような化合物の例は2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン、および/またはα,α−ジメトキシ−α−フェニルアセトフェノンである。
水性モノマー溶液は、溶解された形で、または分散された形で開始剤を含んでいてよい。しかしながら開始剤はまた、モノマー溶液とは別に重合反応器に供給してもよい。
好ましい重合開始剤は、最適な効果のために溶解された酸素を必要とする。従って開始剤は重合前に不活性化によって、すなわち不活性化ガス、好ましくは窒素を貫流させることによって、溶解された酸素から解放されている。これは並流で、向流で、またはその両者の間の入射角で導入可能な不活性ガスによって行う。良好な混合は例えば、ノズル、スタティックミキサーもしくは機械的なミキサー、または泡鐘塔により行うことができる。重合前に、モノマー溶液の酸素含分を好ましくは、1質量ppm未満に、およびより好ましくは0.5質量ppm未満に低下させておく。選択的にはモノマー溶液を、不活性ガス流とともに反応器に導く。
超吸収体は通常、水性モノマー溶液の重合によって、および選択的には引き続きハイドロゲルを微粉砕することによって得られる。適切な製造方法は、文献に記載されている。超吸収体は例えば、
・例えばEP445619A2、およびDE19846413A1に記載されているような、バッチ法もしくは管式反応器でのゲル重合、および引き続いた粉砕機、押出機、もしくは混練機での微粉砕、
・例えばWO01/38402A1に記載されているような、対向撹拌軸により連続的に微粉砕する、混練機での重合、
・例えばEP955086A2、DE3825366A1、またはUS6241928に記載されているような、ベルト上での重合、および引き続いた粉砕機、押出機、または混練機での微粉砕、
・例えばEP457660A1に記載されているような、相対的に狭いゲルサイズ分布のビーズポリマーが生成するエマルション重合、
・例えばWO02/94328A2、WO02/94329A1に記載されているような、たいてい連続的な工程で事前に水性モノマー溶液をスプレーし、かつ引き続き光重合に供した、その場での不織布層の重合、
によって得られる。
ここで方法工程の詳細については、前掲の文献で説明的に指摘されている。反応は好ましくは、混練機内、またはベルト式反応器で行う。
とりわけ好ましい形態においては、本発明による方法を非スタティックの、または「撹拌」重合として、すなわち機械的なエネルギー、重合させる物質にとりわけ剪断エネルギーを与えることによって行う。従ってとりわけ好ましくは、重合させる物質を同時に重合および微粉砕しながら、本発明による方法を実施する。特にとりわけ好ましいのは、混練機内での実施である。混練機は例えば、1、2もしくはそれ以上の撹拌軸、好ましくは1もしくは2の、より好ましい形態では2の撹拌軸を(たいていは「撹拌軸とクリーニングシャフト」として、または双腕シグマ軸として)備え、これらの軸が同方向に、または反対方向に回転してモノマー溶液として導入され混練機で重合させる材料を連続的に微粉砕する。このような方法およびこのための適切な装置は例えば、WO01/38402A1、WO2006/034806A1、またはWO2006/34853A1に記載されており、これらについてはここで説明的に得られる。
経済的な理由から好ましく、従って現在通常の超吸収体製造方法は、連続的な重合である。この際まずアクリル酸溶液に対して、時間的および/または空間的に分離した添加工程で中和剤、選択的なコモノマー、および/またはさらなる助剤、例えば本発明に従って使用するポリエーテルオールを添加することによってモノマー混合物を調製し、その後この混合物を反応器に移すか、または反応器に装入しておく。最後の添加物として、重合を開始させるための開始剤システムを供給する。引き続き連続的な重合法では、ポリマーゲルへの反応、すなわち重合溶媒(典型的には水)中で膨潤してゲルになるポリマーの反応が起こるが、このゲルは撹拌重合の場合は前段階で微粉砕されている。ポリマーゲルを引き続き乾燥させ、場合によりかつチップ状にし、粉砕し、かつ篩別し、そしてさらなる表面処理に移す。
超吸収体の酸基は、通常部分的に、一般的には少なくとも10mol%、好ましくは少なくとも25mol%、およびより好ましい形態では少なくとも30mol%、かつ一般的には最高95mol%、好ましくは最高80mol%、およびより好ましい形態では最高50mol%、中和されており、このためには通常の中和剤、好ましくはアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属酸化物、アルカリ金属炭酸塩、またはアルカリ金属炭酸水素塩、ならびにこれらの混合物を使用することができる。アルカリ金属塩の代わりに、アンモニウム塩を使用することもできる。ナトリウムとカリウムがアルカリ金属としてとりわけ好ましいが、最も好ましいのは水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、または炭酸水素ナトリウム、ならびにこれらの混合物である。中和は通常、中和剤を水溶液として、または好ましくは固体物質として添加混合することによって行う。例えば明らかに50質量%未満の水含分を有する水酸化ナトリウムは、23℃以上の融点を有するロウ状の物質として存在できる。この場合、塊として、または高められた温度で溶融物として供給することも可能である。
中和はまた重合後、ハイドロゲルの段階(すなわち乾燥前)に行ってもよい。しかしまた所望の中和度への中和は、重合前に部分的に、または完全に実施することができる。重合前の部分的な中和の場合、モノマー溶液に中和剤の一部を添加しておくことによって、使用するモノマー中の酸基の一般的には少なくとも10mol%、好ましくは少なくとも15mol%を、かつまた一般的には最高40mol%、好ましくは最高30mol%、およびより好ましい形態では最高25mol%を重合の前に中和する。この場合、所望の最終中和度は、終盤に、または重合後に、好ましくは乾燥させる前のハイドロゲルの段階で調整する。モノマー溶液は、中和剤を添加混合することによって中和する。ハイドロゲルは中和の際に、例えば粉砕機もしくはゲル状の物質を微粉砕するための類似の装置によって機械的に微粉砕することができ、この際に中和剤をスプレーするか、振りかけるか、または注ぎ込み、その後注意深く混ぜ込む。このためには得られたゲル体を、均質化のために粉砕機でさらに繰り返し粉砕してもよい。
好ましい形態においては、重合前にモノマー溶液に中和剤を添加して所望の最終中和度に調整する。
こうして重合させたゲルを選択的に一定の時間、例えば少なくとも30分間、好ましくは少なくとも60分間、およびより好ましくは少なくとも90分間、かつまた一般的には最高12時間、好ましくは最高8時間、およびより好ましい形態では最高6時間、一般的に少なくとも50℃、好ましくは少なくとも70℃、かつまた一般的に最高130℃、および好ましくは最高100℃に保ち、このことによりしばしば、それらの特性をさらに改善させることができる。
同様に、ゲルを後処理するためのさらなる公知の処置を用いることも可能である。そこで例えば、さらなる製造工程の篩別工程から得られた微粒子(いわゆる「Fines」)を、重合させた未乾燥のゲルの段階で添加混合することができる。同様に例えばさらなる開始剤の添加によって、ゲル中の残留モノマー含分を低下させるための処置を行うこともできる。選択的には、還元剤(例えば亜硫酸水素ナトリウム)もしくは漂白剤でゲルを処理することもできる。
中和したハイドロゲルをこの後、残留水含分が好ましくは15質量%未満、および特に10質量%未満になるまでベルト式乾燥機、またはドラム式乾燥機で乾燥させる。この際水含分は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)推奨試験法No.430−02"Moisture content"により測定する。従って乾燥した超吸収体は、最大15質量%の、好ましくは最高10質量%の水含分を含む。「乾燥した」という分類の決定的な基準となるのはとりわけ、例えばエアコンベア、充填、篩別、または固体工程技術に関連する他の工程で粉末として取り扱えるのに充分な流動性(Rieselfaehigkeit)である。また選択的には、流動床乾燥機、または加熱したエアコンベアを使用することができる。とりわけ無色の生成物を得るためには、このゲルを乾燥させる際、蒸発する水を素早く取り除くことを保証することが有利である。このためには乾燥温度を最適化し、空気供給量および排気量を制御し、かつあらゆる場合において充分な換気に注意しなければならない。ゲルの固体含分が高くなればなるほど、乾燥は当然より容易になり、生成物はより無色になる。従って重合の際の溶媒含分は、乾燥前のゲルの固体含分が一般的に少なくとも20質量%、好ましくは少なくとも25質量%、およびより好ましくは少なくとも30質量%、かつまた一般的に最高90質量%、好ましくは最高85質量%、およびより好ましい形態では最高80質量%である。とりわけ有利には、乾燥機に窒素、または他の非酸化性不活性ガスを通気させる。しかしながら選択的には、乾燥の間に酸素の部分圧だけを低下させて、酸化による黄変工程を防止することができる。しかし通常は、充分な換気と水蒸気の除去だけでも、同様に適格な生成物につながる。色と製品品質の観点から、可能な限り短い乾燥時間が、通常有利である。
乾燥させたハイドロゲル(未だにこう呼びはするが、これはもはやゲルではなく、超吸収特性を有する乾燥ポリマーであり、これは「超吸収体」という言葉にあてはまる)を、好ましくは粉砕し、かつ篩別し、この際粉砕装置としては通常、ロールミル、ピンミル、ハンマーミル、カッティングミル、スイングミルを使用することができる。篩別した乾燥ハイドロゲルの粒径は、好ましくは1000μm未満、より好ましくは900μm未満、および最も好ましくは850μm未満であり、かつ80μm超、より好ましくは90μm超、および最も好ましくは100μm超である。
特にとりわけ好ましい形態では、106〜850μmの範囲の粒径(ふるい画分)である。粒径はEDANA(European Disposables and Nonwovens Association)推奨試験法No.420.2−02"Particle size distribution"により測定する。
こうして製造した乾燥状態の超吸収性ポリマーは、通常は「ベースポリマー」と呼ばれ、かつ好ましくは引き続き表面後架橋させる。表面後架橋は、乾燥させ、粉砕し、かつ篩別したポリマー粒子を使って、それ自体公知の方法で行うことができる。表面後架橋のためには、ベースポリマーの官能基と架橋反応させることができる化合物を、たいてい溶液の形でベースポリマー粒子の表面に施与する。適切な後架橋剤は例えば:
・ジエポキシドもしくはポリエポキシド、例えばジグリシジル化合物、またはポリグリシジル化合物、例えばホスホン酸ジグリシジルエステル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、またはポリアルキレングリコールのビスクロロヒドリンエーテル
・アルコキシシリル化合物
・ポリアジリジン、アジリジン単位を含む、ポリエーテルもしくは置換された炭化水素ベースの化合物、例えばビス−N−アジリジノメタン、
・ポリアミン、またはポリアミドアミン、およびまたこれらとエピクロロヒドリンとの反応生成物、
・ポリオール、例えばエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、グリセリン、メチルトリグリコール、200〜10000の平均分子量Mwを有するポリエチレングリコール、ジグリセリンおよびポリグリセリン、ペンタエリトリット、ソルビット、これらのポリオールのオキシエチレート、およびまたこれらとカルボン酸もしくは炭酸とのエステル、例えばエチレンカーボネート、またはプロピレンカーボネート、
・炭酸誘導体、例えば尿素、チオ尿素、グアニジン、ジシアンジアミド、2−オキサゾリジノン、およびその誘導体、ビスオキサゾリン、ポリオキサゾリン、ジイソシアネートおよびポリイソシアネート、
・N−ジメチロール化合物およびN−ポリメチロール化合物、例えばメチレンビス(N−メチロールメタクリルアミド)、またはメラミン−ホルムアミド樹脂、
・2またはそれ以上のブロックトイソシアネート基を有する化合物、例えば2,2,3,6−テトラメチルピペリジノン−4でブロックされたトリメチルヘキサメチレンジイソシアネート
である。
場合により酸触媒、例えばp−トルエンスルホン酸、リン酸、ホウ酸、またはリン酸二水素アンモニウムを加えてもよい。
とりわけ適切な後架橋剤は、ジグリシジル化合物またはポリグリシジル化合物、例えばエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリアミドアミンとエピクロロヒドリンとの反応生成物、2−オキサゾリジノン、およびN−ヒドロキシエチル−2−オキサゾリジノンである。
表面後架橋(しばしば単に「後架橋」と呼ぶ)は通常、表面後架橋剤溶液をハイドロゲルまたは乾燥したベースポリマー粉末にスプレーすることによって行う。
表面後架橋剤に使用される溶媒は、通常の適切な溶媒、例えば水、アルコール、DMF、DMSO、およびまたこれらの混合物である。特に好ましいのは、水、および水/アルコールの混合物、例えば水/メタノール、水/1,2−イソプロパノール、水/1,2−プロパンジオール、および水/1,3−プロパンジオールである。
後架橋剤溶液のスプレーを好ましくは、可動式混合装置を有するミキサー、例えばスクリューミキサー、パドルミキサー、ディスクミキサー、スキ型ミキサー、およびシャベル型ミキサーで実施する。とりわけ好ましいのは垂直型ミキサーであり、かつ特にとりわけ好ましいのは、スキ型ミキサーとシャベル型ミキサーである。公知のミキサーとしては例えば、Loedige(登録商標)、Bepex(登録商標)、Nauta(登録商標)、Processall(登録商標)、およびSchugi(登録商標)のミキサーである。極めて特に好ましくは、高速ミキサー、例えばSchugi−Flexomix(登録商標)タイプ、またはTurbolizer(登録商標)タイプを使用する。
選択的には架橋剤溶液をスプレー後、表面後架橋反応を起こすために必要な熱処理工程(たいていは単に「乾燥」と呼ぶが)を、好ましくは下流で加熱したミキサー(乾燥機)で、一般的に少なくとも50℃、好ましくは少なくとも80℃、およびより好ましい形態では少なくとも90℃で、かつまた一般的に最高250℃、好ましくは最高200℃、およびより好ましい形態では150℃で続けてもよい。処理する超吸収体の乾燥機内での平均滞留時間(つまり個々の超吸収体粒子の平均滞留時間)は、一般的に少なくとも1分間、好ましくは少なくとも3分間、およびより好ましい形態では少なくとも5分間であり、かつまた一般的に最高6時間、好ましくは最高2時間、およびより好ましい方法では最高1時間である。この際そもそもの乾燥に加えて、場合により存在する脱離生成物、およびまた溶媒成分を除去する。熱による乾燥は、通常の乾燥機、例えばトレー式乾燥機、回転管式オーブン、または加熱可能なスクリューで、好ましくは接触式乾燥機で行う。好ましいのは、生成物を動かす乾燥機、つまり加熱されたミキサー、より好ましくはシャベル型乾燥機、最も好ましくはディスク式乾燥機の使用である。適切な乾燥機は例えばBepex(登録商標)乾燥機、およびNara(登録商標)乾燥機である。これに加えて流動床乾燥機を使用することもできる。しかしまた乾燥は、ジャケットの加熱、または予備加熱したガス、例えば空気をその中に吹き込むことによって、ミキサー自体の中で行うこともできる。しかしまた、例えば共沸蒸留を乾燥工程として利用することもできる。架橋反応は乾燥の前だけでなく、乾燥中に起こすこともできる。
とりわけ好ましい本発明の実施態様においては付加的に、錯体形成によってベースポリマー粒子表面の親水性を変性させる。粒子外面シェルへの錯体形成は、ポリマーの酸基と反応して錯体を形成することができる二価の、またはそれ以上の多価のカチオンの溶液をスプレーすることによって行う。二価の、またはそれ以上の多価のカチオンの例は、外見上完全にまたは部分的にビニルアミンモノマーから成るポリマー、例えば部分的にまたは完全に加水分解されたポリビニルアミド(いわゆる「ポリビニルアミン」)であり、これらのアミン基は常に(pH値が非常に高い場合であっても)、部分的にアンモニウム基にプロトン化されて存在するか、または金属カチオン、例えばMg2+、Ca2+、Al3+、Sc3+、Ti4+、Mn2+、Fe2+/3+、Co2+、Ni2+、Cu2+、Zn2+、Y3+、Zr4+、La3+、Ce4+、Hf4+、およびAu3+で存在する。好ましい金属カチオンはMg2+、Ca2+、Al3+、Ti4+、Zr4+、La3+であり、およびとりわけ好ましい金属カチオンは、Al3+、Ti4+、およびZr4+である。金属カチオンは単独でも、また相互の混合物として使用してもよい。上記の金属カチオンについては、使用する溶媒で充分な溶解度を有するすべての金属塩が適している。とりわけ適しているのは、錯体化された弱アニオンを有する金属塩、例えば、塩化物、硝酸塩、および硫酸塩、硫酸水素塩、炭酸塩、炭酸水素塩、硝酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩、リン酸二水素塩、およびカルボン酸塩、例えば酢酸塩、および乳酸塩である。特に好ましい形態では、硫酸アルミニウムを使用する。金属塩のための溶媒としては、水、アルコール、DMF、DMSO、ならびにこれらの成分の混合物を使用することができる。とりわけ好ましいのは、水、および水/アルコールの混合物、例えば水/メタノール、水/イソプロパノール、水/1,2−プロパンジオール、および水/1,3−プロパンジオールである。
二価の、もしくはそれ以上の多価のカチオン溶液によるベースポリマーの処理は、選択的な乾燥工程も含めて表面後架橋と同じ方法で行う。表面後架橋剤と多価のカチオンは、一緒の溶液で、または別々の溶液でベースポリマーにスプレーすることができる。超吸収体粒子への金属塩溶液のスプレーは、表面後架橋工程の前だけではなく、その後にも行ってよい。とりわけ好ましい方法では、金属塩溶液のスプレーを、架橋剤溶液のスプレーと同じ工程で行うことができ、この際これら2の溶液は連続して別々に、または同時に2のノズルを介してスプレーするか、または架橋剤溶液と金属塩溶液を1のノズルを介してまとめてスプレーしてもよい。
表面後架橋、および/または錯化剤による処理後に乾燥工程を行う場合には、乾燥後に生成物を冷却するのが有利であるが、これは必ずしも必要ではない。冷却は連続的にも、非連続的にも行ってよく、このために生成物を連続的に、乾燥機の下流にある冷却器に運ぶのが便利である。このために、粉末状の固体から熱を除去するための公知の装置、とりわけ乾燥装置として前述のあらゆる装置を使用することができるが、ただしこの装置は、加熱手段ではなく冷却手段、例えば冷却水を備えており、その結果、熱が壁面を介して、およびその構造にも依るが撹拌部材、または他の熱交換表面を介して超吸収体に伝わらずに、超吸収体から排出されるようになっていることが条件である。好ましくは、生成物を動かす冷却器、つまり冷却ミキサー、例えばシャベル型冷却器、ディスク型冷却器、またはパドル型冷却器、例えばNara(登録商標)、またはBepex(登録商標)冷却器を使用する。超吸収体はまた、冷却ガス、例えば冷たい空気をその中に吹き込むことにより、流動床で冷却することもできる。冷却条件は、さらなる工程に望ましい温度を有する超吸収体が得られるように調整する。典型的には、冷却器での平均滞留時間を一般的に少なくとも1分、好ましくは少なくとも3分、およびより好ましい形態では少なくとも5分に、かつまた一般的には最高6時間、好ましくは最高2時間、およびより好ましい方法では最高1時間に調整し、そして得られる生成物が一般的に少なくとも0℃、好ましくは少なくとも10℃、およびより好ましい形態では少なくとも20℃の温度を、かつまた一般的には最高100℃、好ましくは最高80℃、およびより好ましい形態では最高60℃の温度を有するように、冷却出力を決める。
選択的には、超吸収体のさらなる変性を、微粒子状無機固体、例えば二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、二酸化チタン、および酸化鉄(II)の添加混合によって行うこともでき、このことによって表面後処理の効果がさらに強化される。とりわけ好ましくは、4〜50nmの平均一次粒径、および50〜450m2/gの比表面を有する親水性の二酸化ケイ素、または酸化アルミニウムを添加混合する。微粒子状無機固体の添加混合は、好ましくは架橋/錯体形成による表面変性後に行うが、これらの表面変性前、または表面変性の間に行うこともできる。
選択的に超吸収体は、貯蔵特性、または操作特性に影響を与えるさらなる通常の添加剤、および補助材料を備えている。これらの例は、着色剤、膨潤させたゲルの視認性を改善させるための不透明性添加剤(これは適用によっては所望となる)、粉末の流動性を改善するための添加剤、表面活性剤などである。超吸収体にはしばしば、防汚剤、または汚れ吸着剤を添加混合する。防汚剤、または汚れ吸着剤は公知であり、例えばポリエーテルグリコール、例えば400〜20000g/molの分子量を有するポリエチレングリコール、選択的にまた7〜20回エトキシ化されているポリオール、例えばグリセリン、ソルビット、ネオペンチルグリコール、またはトリメチロールプロパンを使用する。また所望の場合は、超吸収体の最終的な水含分を、水の添加によって調整することができる。
固体物、添加剤、および助剤はそれぞれ、別々の工程で加えることができるが、たいてい最も便利なのは、例えば溶液のスプレーにより、または微粉末状の固体で、もしくは液体での添加により、これらを冷却器中で超吸収体に加える方法である。
表面後架橋された超吸収体は選択的に、通常の方法で粉砕するか、および/または篩別する。この際粉砕は典型的には必要ではないが、製品に対する所望の粒径分布を調整するためには、形成されたアグロメレートもしくは微細粒子を篩別するのが、たいていの場合望ましい。アグロメレートと微細粒子は廃棄するか、または好ましくは公知の方法で工程中の適切な箇所に返送する;微粉砕後のアグロメレート。超吸収体粒子の粒径は好ましくは、最高1000μm、より好ましくは最高900μm、最も好ましくは最高850μmであり、かつ好ましくは少なくとも80μm、より好ましくは少なくとも90μm、およびより好ましくは少なくとも100μmである。典型的なふるい画分は例えば、106〜850μm、または150〜850μmである。
さらに、本発明による超吸収体を含む液体吸収性製品が判明した。とりわけ衛生用品が判明し、これらは軽度もしくは重度の失禁用の液体吸収性衛生用品、これは例えば、軽度もしくは重度の失禁用のパッド、失禁用パンツ、さらにおむつ、乳児および幼児用のいわゆる「トレーニングパンツ」、または女性用生理用品、例えばパッド、生理用ナプキン、またはタンポン、靴の中敷き、および体から出る液体を吸収する他の衛生用品である。これらの衛生用品は、公知である。
本発明による超吸収体はまた、液体、とりわけ水もしくは水溶液を吸収させる、他の工業的分野で使用することもできる。これらの分野は例えば、貯蔵、包装、輸送(水もしくは湿気に敏感な製品、例えば生花輸送のための、ならびに機械的な衝撃に対する保護のための包装材料の構成要素として);動物用衛生用品(キャットリッター);食品包装(魚、新鮮な肉の輸送;新鮮な魚もしくは肉の包装中の、水もしくは血の吸収);医薬品(キズ用絆創膏、やけど包帯用の、もしくは他の滲出性創傷用の吸水性材料)、化粧品(薬品化学物質、および薬剤のための担持材料、リュウマチ用絆創膏、超音波ジェル、冷却ジェル、化粧品用増粘剤、日焼け止め);水中油型エマルションもしくは油中水型エマルションのための増粘剤;繊維(繊維中の水分調整剤、靴の中敷き、蒸発冷却のため、例えば防護衣服、手袋、ヘッドバンド);化学工業的な適用(有機反応のための触媒として、機能性高分子の固定、例えば酵素の固定、アグロメレートにおける接着剤(Adhaesionsmittel)、蓄熱剤、濾過助剤、重合積層体における親水性成分、分散剤、流動化剤);粉末射出成形における助剤、建築工学における助剤として(設置、ロームベースのプラスター中で、振動防止媒体として、水の多い地下でのトンネル掘削における助剤として、ケーブルシース);水処理、廃棄物処理、水の除去(氷結防止剤、再利用可能な砂袋);洗浄;農業技術(灌漑、溶けた水と地表に降りた露の保持、コンポストへの添加剤、菌類/昆虫の侵入に対する森林防護、植物への作用物質の遅延性放出);消防、または防火;熱可塑性ポリマーにおける共押出剤(例えば多層フィルムを親水化するため);水を吸収可能なフィルムの、および熱可塑性成形体の製造(例えば雨露を貯めるための農業用フィルム;湿性フィルムに包装された果物や野菜を新鮮に保つための超吸収体含有フィルム;超吸収体とポリスチレンの共押出、例えば食品包装、例えば肉、魚、鳥肉、果物、および野菜のため);または作用物質(薬品、作物保護)の調製における担体物質である。
本発明による液体吸収性製品は、本発明による超吸収体を含むことが、公知の製品と異なる。
さらに液体吸収性製品、とりわけ衛生用品を製造する際に少なくとも1の本発明の超吸収体を使用することを特徴とする、当該製品の製造方法が判明した。その他の点では、超吸収体を用いたこのような製品の製造方法は、公知である。
本発明による方法を以下の実施例によってより詳しく説明する。
実施例
試験方法
遠心分離時の水保持能力(CRC、Centrifuge Retention Capacity):
遠心分離時の水保持能力(CRC)は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association,Avenue Eugene Plasky 157,1030 Bruessels,ベルギー)推奨の試験法No.441.2−02"Centrifuge Retention Capacity"で測定する。
抽出可能な成分
16時間後に抽出可能な成分(LA16)を、EP−A−0811636の13ページ、1〜19行目に記載されているように測定した。
実施例1:ポリエーテルオールの製造
ジャケット冷却、エチレンオキシド原料、および内部温度計を備えた20lのスチール製反応器に、3−アリルオキシ−1,2−プロパンジオール264g、および水酸化カリウム4.05gを装入した。反応器を窒素でパージし、100℃(内部温度)に加熱し、そして20mbarで脱水した。引き続き、計1760gのエチレンオキシドを、圧力が9barに維持されるように605分間以内に135℃で添加した。反応混合物を一定の圧力で撹拌し、引き続き80℃に冷却し、そして窒素でストリッピングした。1620.5gの生成物が得られた。
実施例2:ポリエーテルオールの製造
ジャケット冷却、エチレンオキシド原料、および内部温度計を備えた20lのスチール製反応器に、3−アリルオキシ−1,2−プロパンジオール244.2g、および水酸化カリウム3.7gを装入した。反応器を窒素でパージし、そして100℃(内部温度)に加熱した。引き続き、計1603.4gのエチレンオキシドを、圧力が5〜8barに維持されるように495分以内に添加した。反応混合物をさらに6時間、8barかつ100℃に保ち、そして引き続き80℃に冷却し、そして窒素でストリッピングした。1660.8gの生成物が得られた。
さらなる実施例で製造された超吸収体はその都度、以下の一般的な製法に従って製造した。
37.3%のアクリル酸ナトリウム水溶液3100.23g、アクリル酸1328.61g、およびその都度以下に示す使用量の脱塩水を混合し、そして窒素を導入した。この混合物を、窒素で不活性化した混練機(製造者;Coperion Werner&Pfeiderer GmbH&Co.KG.、Stuttgart、ドイツ;2のシグマ軸を有するLUK 8.0 K2型)に満たした。引き続き、PEGDA400(平均モル質量400のポリエチレングリコールのジアクリル酸エステル)をその都度以下に示す使用量で、尿素3.32g、0.5質量%のアスコルビン酸水溶液22.14g、15質量%の過硫酸ナトリウム水溶液13.73g、および3質量%の過酸化水素水溶液2.21g、ならびにその都度以下で示す使用量の不飽和ポリエーテルオールを加えた。混練機の内容物を、最大回転数(速いほうの軸が約98回転/分、遅い方の軸が約49回転/分、比は約2:1に相当)で撹拌した。過酸化水素を添加直後、混練機の加熱ジャケットを74℃に加熱した。最大温度に達した後に加熱を止め、そして混練機の内容物をさらに15分間、後反応させた。製造されたゲルを65℃に冷却し、そして取り出した。
ゲルは175℃で75分間、空気強制循環式乾燥キャビネットで、乾燥トレーあたり700gのゲルを載せて乾燥させる。ロールミル(製造者;Baumeister Zerkleinerungstechnik GmbH,Norderstedt、ドイツ;1000μm、600μm、400μmのギャップ幅を有するLRC125/70型)で三回粉砕後、ポリマーをふるいに通し、850〜100μmのふるい画分を篩別した。
実施例3(比較例)
使用量:
水 2521.02g
PEGDA400 8.72g
不飽和ポリエーテルオールは加えなかった。
ゲルは1〜2cmのサイズの塊(ゲル凝集体)を若干含んでいた。乾燥させ、かつ篩別した超吸収体は、25.6g/gのCRC、ならびに8.5質量%のLA16値を有していた。
実施例4
使用量:
水 2519.38g
PEGDA400 6.86g
実施例1の不飽和ポリエーテルオール 1.0g
ゲルは塊(ゲル凝集体)をほとんど含まなかった。乾燥させ、かつ篩別した超吸収体は、25.3g/gのCRC、ならびに8.9質量%のLA16値を有していた。
実施例5
使用量:
水 2520.24g
PEGDA400 5.00g
実施例1の不飽和ポリエーテルオール 1.99g
ゲルは塊(ゲル凝集体)をほとんど含まなかった。乾燥させ、かつ篩別した超吸収体は、27.0g/gのCRC、ならびに10.9質量%のLA16値を有していた。
実施例6
使用量:
水 2528.61g
PEGDA400 6.86g
実施例2の不飽和ポリエーテルオール 1.11g
ゲルは塊(ゲル凝集体)をほとんど含まなかった。乾燥させ、かつ篩別した超吸収体は、25.4g/gのCRC、ならびに8.3質量%のLA16値を有していた。
実施例7
使用量:
水 2519.82g
PEGDA400 6.86g
実施例2の不飽和ポリエーテルオール 0.55g
ゲルは塊(ゲル凝集体)をほとんど含まなかった。乾燥させて篩別した超吸収体は、26.9g/gのCRCを有していた。
実施例8
使用量:
水 2519.77g
PEGDA400 6.86g
Pluriol(登録商標)、エトキシ化されたアリルアルコール(BASF株式会社、Ludwigshaften、ドイツ) 0.60g
ゲルは塊(ゲル凝集体)をほとんど含まなかった。乾燥させて篩別した超吸収体は、25.3g/gのCRCを有していた。
これらの実施例により、本発明による不飽和ポリエーテルオールの添加は、超吸収体の他の重要な特性に目立った影響を与えずに、凝塊形成を防ぐことができると判明した。

Claims (11)

  1. a)酸基を有する、少なくとも1のエチレン不飽和モノマー、
    b)少なくとも1の架橋剤、
    c)選択的に、モノマーa)と共重合可能な1またはそれ以上のエチレン不飽和モノマー、および/またはアリル不飽和モノマー、および
    d)選択的に、モノマーa)、b)、および場合によりc)を少なくとも部分的にグラフトさせることができる、1またはそれ以上の水溶性ポリマー
    を含むモノマー溶液の重合によって得られる超吸収体の製造方法において、
    以下の構造式(1)、(2)、(3)、および(4)
    Figure 0005044657
    [式中、nは0または1であり;
    mは1、2、3、4、5、または6であり;
    oは1から200の自然数であり、かつ
    Aは−(H2C−CHR1−O)−、または−(R1HC−CH2−O)−
    (式中、R1は相互に独立して水素、または有機基である)の基である]
    を有するポリエーテルオールから構成される群から選択されている少なくとも1の不飽和ポリエーテルオールの存在下で前記重合を行うことを特徴とする、超吸収体の製造方法。
  2. mが1であるポリエーテルオールを使用することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. oが1から50の自然数であるポリエーテルオールを使用することを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. oが10から30の自然数であるポリエーテルオールを使用することを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 1が水素、メチル基、またはエチル基であるポリエーテルオールを使用することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 1が−(H2C−CH2−O)−であるポリエーテルオールを使用することを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記重合を、機械的なエネルギーを与えながら行うことを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記重合を混練機中で行うことを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法により得られる、超吸収体。
  10. 請求項9に記載の超吸収体を含む、液体吸収性製品。
  11. 製造の際に請求項9で定義した超吸収体を使用することを特徴とする、液体吸収性製品の製造方法。
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