JP5044324B2 - 陳列兼用保存ケース - Google Patents
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Description
この公知のケースは、本体台紙と蓋体台紙(折返片)とが見開きの状態となるように連結されていて、外側端縁同志を袋とじ状に接着結合し、本体台紙には、品物を収納する透明カバー、品物の取り出し・収納用の開放口、蓋体台紙を係止する仮止め機構を設け、蓋体台紙にはその端部にライン状の切込などの開放機構(線状脆弱部)を設ける構成が採用されている。
第二の技術的手段は、折返片同志の重合面に少なくとも一つの点接着部を設け、一方の折返片の点接着部の周囲に線状脆弱部を設けたことである。
左右の折返片のうち、内側に重合させる折返片の縦の長さが短く形成されているから、台紙上に重合させた状態で台紙の上下の側縁が露出することになる。
その上に外側の折返片を重合させると、折返片の上下の側縁と台紙の上下の側縁とが直接対面する接着部となっているから、これを接着させることによって内側に重合させる折返片を挟み込んだ状態で台紙と左右の折返片との重合状態が固定される。
したがって、台紙と折返片の左右が谷折部、上下が結合された状態となるから、物品の収納状態は安定したものとなる。
したがって、台紙及び左右の折返片のほぼ全体を情報表示スペースとして利用できるのである。
また、本発明に係るケースは、係合部を利用して一方の折返片を他方の折返片に仮止めする構成が採用されているから、開封後に収納ケースに物品を収納した状態で折返片を仮止めし保存ケースとして利用することができる。
この場合、一方の折返片の点接着部の周囲には線状脆弱部が設けられているから、外側の折返片を開封しようとすると、最初にこの点接着部がきれいな形で折返片から切り離されることになる。切り離された側の折返片には穴があくが、この位置は予め設計できるため、情報表示部分が途切れてしまうのを防止することができる。
なお、折返片は、台紙と同じ素材のものを使用できるが、それより薄肉のものを使用した場合には、折返片を重合させた場合にゴワツキや厚手感が生じるのを防止することができる。
台紙や折返片に設ける線状の脆弱部としては、ミシン目、ジッパー、ライン状の切込などを使用することができ、折返片の素材や厚さなどを勘案して設計することになる。
さらに、折返片を重合して台紙と接着させた後工程で物品を収納した収納ケースを台紙の表面に付設させることができるから、製造工程を単純化できる利点もある。
本実施形態では、チューブ2の収納ケース5は透明プラスチックで形成してあって、その開口部に沿って外側に突出させた接着片6を台紙10表面の略中央に接着させることによって台紙10と一体化させている。
折返片13は、台紙10の上下の側縁を露出させられるように縦の長さを短くしてあり、その上に折返片14を重合させて、その上下の側縁と台紙10裏面の上下の側縁とを接着して一体化させている(図3参照)。
折返片14の上下の側縁の接着部の内方側に沿って、線状脆弱部としての切込15、15が形成してあって、この切込15を切り開くことによって折返片14を開けるようにしている(図4参照)。
内側に位置する折返片13の点接着部16の周囲にはミシン目17が成してあり、折返片14を開く際にその点接着部16が折返片13から切り抜かれ、きれいな穴が開くようにしている(図4参照)。
台紙10は、その中央部には、収納ケース5の開口縁の左右の縁部に沿ってミシン目21、22を設けると共に、その中間点を同じくミシン目23で連結してあって、これらのミシン目21、22、23を切り開くと収納ケース5が開口し、チューブ2を取り出せるようになっている(図5、6参照)。
なお、ミシン目21、22の上下の端部を結んで折り目24、25が形成され、上下に切り開らかれた台紙10の開閉蓋片3、4は、再び収納ケース5の開口部を閉塞できるようにしている。
Claims (2)
- 台紙の表面に物品収納ケースを付設し、収納ケースの縁部に沿って線状脆弱部を台紙に設け、台紙の側縁を谷折部とした折返片を連設させた陳列兼用保存ケースにおいて、台紙の左右にその側縁を谷折部として折返片を連設し、内側に重合させる折返片の縦の長さを台紙の上下の側縁が露出するように短く形成し、外側に重合させる折返片の上下の側縁を台紙の露出する上下の側縁との接着部となし、その接着部に沿って線状脆弱部を設け、開封後に折返片の一方の側縁を仮止めする係合部を他方の折返片に設けた陳列兼用保存ケース。
- 折返片同志の重合面に少なくとも一つの点接着部を設け、一方の折返片の点接着部の周囲に線状脆弱部を設けた請求項1に記載の陳列兼用保存ケース。
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JP2007214270A JP5044324B2 (ja) | 2007-08-21 | 2007-08-21 | 陳列兼用保存ケース |
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Family Cites Families (2)
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2007
- 2007-08-21 JP JP2007214270A patent/JP5044324B2/ja not_active Expired - Fee Related
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