JP5044303B2 - 粉・粒状体の包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭や業務用調理場等において、調理材料等のうち、特に小麦粉やコーヒー等の粉や粒状の物を入れるのに適した粉・粒状体の包装袋に関するものである。
従来、この種の包装袋は、折り畳んだときに平坦で、内容物を入れたときに膨らんで立体形になるが、その膨らみを大きくするために、底部、または底部と両サイドにガセット(いわゆる横ガセット)を設けている場合が多い。また、使用者の手に渡ってから中身の出し入れを度々行う必要のあるものについては、上部の開口部に雌雄咬合型のチャックを設けているものが多いが、チャックが設けられている包装袋には、ガセットの全く無いシンプルなものか、底部のみにガセットを設けているものが殆どである。それは、横ガセットがあると、ガセットの上部とチャックの両端との組み合わせに特別な工夫を要し、この部分の構造が複雑になるからである。
このような包装袋に入れられる内容物としては、小麦粉、天ぷら粉、コーヒー、砂糖、塩などの食材や調味料で、粉状や粒状のものが多く、これらは、殆ど上述したような包装袋に充填されて、運搬、保管され、使用される。これらの包装袋に多く期待されることは、使用者の立場からは、使い勝手がよいこと、すなわち有効容量が大きく、中身が取り出しやすいこと、使用中に自立ができ、開口部を上にして置いても容易には倒れないこと、などがある。一方、提供者の立場からは、製造、輸送、保管、陳列に有利で、特にコストが安いことが最大の要件となる。そのためには、構造が簡単で袋の素材は安価なほどよい。
これらの要件を満たすものとして、本出願人は、既に、単純な構造で安価な素材を使用し、しかも、粉状又は粒状の物の出し入れが容易なように開口部が大きく、使用途中に残った物の密閉保存ができ、かつ、どのような状態でも自立させて置くことができるような使い勝手のよい「粉・粒状体の包装袋」(特許文献1参照)を提案している。
特開2003−104388号公報
上記特許文献1に示されたものを含め、上部の開口部にチャックを設けた従来のものについては、それらのチャックの構造は、概ね図12に示すようになっている。図12は、従来例の包装袋100を、底部102を内側に折り込んで畳み、平坦な状態として、雌雄咬合型チャック103の長手方向に直角な仮想平面で切断し、その端面を示したものである。図中の大きな円で囲んだ部分は、小さい円で囲んだ部分(チャック103の付近)を拡大して示した断面図である。
図12に示すように、従来のこの種の袋の開口部を密閉するためのチャック103は、横に長い雌型部分上下の突出部104a、104bと、それに対向する雄型部分の突出部105aで構成されている。開口部109は、雌型の突出部104aと104bの間に雄型の突出部105aを挿入したときに、密閉状態となる。
このような包装袋のチャックに対し期待される機能としては、チャック咬合部の嵌合強度が適当であって、包装袋に内容物が一杯にいれられた状態で段ボールなどの箱にそれら包装袋が複数詰め込まれて輸送される場合でも、終始密閉機能が完全に維持され、また、使用者が開口部103の開閉を繰り返しても、常にその操作に不便を感じないことである。
しかし、従来のチャック構造では、上述の二つの要件を完全に満たすような嵌合強度の実現は相当困難であるので、一般的には、開封の容易さより密閉機能を優先する傾向がある。ところが、最近では、使用者の高齢化が進み、開口部を指先で摘まむ力が低下し、開封時に困難を感じること多い。
本発明の課題は、包装袋の内側(胴部)から開こうとする力に対応する抵抗力は十分にあり、かつ開口部側からは弱い力でも比較的容易に開くことができるようチャックの構造を改良することにより、運搬時に支障なく、しかも開封が容易で、従来製品より使い勝手のよい粉・粒状体の包装袋を提供することである。
前記課題を解決するための、請求項1の発明は、折り畳んだ状態では平坦であり、粉状又は粒状の物を入れた状態では膨らんで立体形状となる粉・粒状体の包装袋であって、筒状の胴部(1)とその胴部(1)の下端に接続される底部(2)とがフィルムにより形成され、前記胴部(1)の上端に開口部(9)があって、その開口部(9)付近に袋を密封するための雌雄咬合型のチャック(3)を備え、前記立体形状となった状態で自立できるように前記底部(2)のみがガゼット形状になっている粉・粒状体の包装袋において、前記チャックの雄型部分(5)の長手方向に沿った突出部分(5a、5b)を前記自立の状態における上下方向に二分する横に長い溝(5c)を備え、前記チャックの雄型部分は、前記横に長い溝と、前記横に長い溝の前記開口部側に隣接する雄上側突出部と、前記横に長い溝の前記胴部側に隣接する雄下側突出部とを備え、雌雄咬み合わせ状態における前記チャックの前記開口部側の嵌合強度を前記胴部側の嵌合強度より弱くするために、前記雄上側突出部の先端部付近を支持する部分の厚さが、前記雄下側突出部の先端部付近を支持する部分の厚さより薄く形成されていることを特徴とする粉・粒状体の包装袋である。
本発明によれば、以下のような効果がある。
(1) 袋の開口部付近に、密封するための雌雄咬合型のチャックを備える粉・粒状体の包装袋において、チャックの雄型部分に、長手方向に沿って雄型の突出部分を上下に二分するように設けた溝を備えることによって、チャックを胴部側から開くよう働く力と、チャックの上側の部分を指で摘まんでこれを開く力とに対し、溝の上下の別の部分で独立して対応させて、抵抗する度合いに差を設けることができるので、保管や運搬時などの外力、あるいは衝撃に対しては容易に開かず、使用時の開封に際しては、従来に比べ遥かに小さい力でチャックを開くことができるようになる。
(2) 上記の包装袋において、チャックは、横に長い溝によって雄上側突出部と雄下側突出部に分かれているので、雄上側突出部と雌上側突出部との咬み合わせの深さが、雄下側突出部と雌下側突出部との咬み合わせの深さより浅くなるよう、雄上側突出部と雄下側突出部のそれぞれの先端部付近の形状に差をつけることにより、上記(1)の効果をより確実、かつ容易に実現することができる。
(3) 上記の包装袋において、チャックは、横に長い溝によって雄上側突出部と雄下側突出部に分かれているので、雄上側突出部と雄下側突出部のそれぞれの先端部付近の支持部分の厚さに差を設け、下側の厚さより上側の厚さを薄く形成することにより、上記(2)と同様の効果を実現することができる。
(4) 上記の包装袋において、チャックは、横に長い溝によって雄上側突出部と雄下側突出部に分かれているので、これらに対向する雌上側突出部と雌下側突出部の形状に差を設けて、下側の雌雄咬み合わせ程度より上側の雌雄咬み合わせ程度を浅くすることによっても、上記(2)と同様の効果を実現することができる。
本発明は、上端の開口部付近に、袋を密封するための雌雄咬合型のチャックを備える粉・粒状体の包装袋において、チャックの雄型部分に、その突出部分を上下に二分する横に長い溝を設けることにより、チャックを袋の内側から開こうとする力に十分対応でき、かつ、開口部側からは弱い力でも比較的容易に開くことができるようにする。
以下に図面等を参照して、発明を実施するための最良の形態を、実施例をあげて説明する。
図1は、本発明による実施例1の粉・粒状体の包装袋(以下、包装袋という)を、底部を内側に折り畳んだ状態で、その中央部を縦に、チャックの長手方向に直角な仮想平面(図2中に示すy−z面)で切断した端面を示す説明図(断面図)である。
図1は、チャック3の主要部分(図中に小さい円で囲んだ部分)を拡大して図中の別の部分(大きい円で囲んだ部分)に示してある。
図1に示すように、包装袋10の開口部9を開閉するためのチャック3は、雌雄咬合型のチャックであって、雌型部分4とそれに対向する雄型部分5によって構成されている。
雌型部分4は、従来技術と同様に、雄型部分5を挿入した場合に、雄型部分5の上側と下側を挟むようになっている。雌型部分4は、内側に向かって突出する雌上側突出部4aと雌下側突出部4bを備えている。雄型部分5は、中央に横に細長く設けられた本発明の特徴である溝5cが形成されており、その上側に沿って雄上側突出部5a、その下側に沿って雄下側突出部5bがそれぞれ突出する形になっている。
包装袋10は、食品材料などの粉または粒状体の内容物を入れると、図2のような状態になる。図2は、図1の包装袋10に内容物を入れた状態の外観を示す斜視図である。
図3は、図2の状態で、段ボール箱詰め、運搬の作業中などに、例えば外側面から矢印
Poで示す押し圧力が加えられた場合の各部に発生する圧力、張力などをモデル化して示す説明図(断面図)である。
図3に示すように、矢印Poで示す押し圧力が加えられると、包装袋10の内側には、チャック3の下側に続く袋の胴部を形成する前面フィルム1a、及び後面フィルム1bに対して、内部空気による圧力Piが発生する。それゆえ、チャック3の下側に続く前面フィルム1a、及び後面フィルム1bには、矢印Ptで示す引っ張り力が現れる。
一方、開口部9を開く場合には、チャック3の開口部9側に続く前面フィルム1a、及び後面フィルム1bの略中央の部分を、両手の親指と人差し指で摘まんで引っ張る。このとき、チャック3の下側(袋の胴部側)は、人差し指の先で外側から押され、上側(開口部側)は、親指で外側に向かって引っ張られる。そこで、チャック3は、下側を支点とし、上側が回転するようにして、チャック3の中央部が局部的に開かれる。
図4は、チャック3を開くときの使用者の指先と、チャック3の関係を示す説明図(斜視図)である。
図5は、閉じた状態にあるチャック3と、それを開こうとして働く力との関係を示す説明図(拡大断面図)である。
図5に示す状態では、雌型部分4の雌上側突出部4aと雄型部分5の雄上側突出部5aが咬合し、雌型部分4の雌下側突出部4bと雄型部分5の雄下側突出部5bが咬合している。
この状態において、図3に矢印Poで示す押し圧力が胴部のフィルム1a、1bに加えられると、チャック3の胴部側が、図5の図中にモデル化して示した点線の矢印Ptの引っ張り力を受ける。矢印Ptの引っ張り力は、チャック3の咬合の下側で、しかも横に長いチャックのすべての部分に分散してかかるので、引っ張り力Ptによって容易にチャック3が開くことはない。
一方、使用者が両手の指先で、開口部9を開こうとすると、図5中に実線の矢印Pa、及びPbで示す方向に力が加わる。
矢印Pa、及びPbは、横に長いチャック3の略中央部分に集中してかかり、しかもチャック3に対し、上側と下側とでは逆方向に働く。したがって、雌型部分4と雄型部分5は、それぞれ下端付近を支点として回動する。それゆえ、両手の人差し指で押す力による下側の矢印Pbの力は、下側の咬合状態には影響を与えず、上側の矢印Paの力のみが集中的にチャック上側の中央部の咬合を開く方向に働く。
しかも、雄型部分5には、横方向に中央に細長く設けられた溝5cがあって、雄上側突出部5aと雄下側突出部5bが、それぞれ独立して動くようになっている。
図6は、指先でチャック3を開く場合に、最初に開口部側の咬合が外れるときの状況を示す説明図(部分拡大断面図)である。
図6に示すように、チャック3の矢印Pa(図5参照)で示す上側の力によって、雌上側突出部4aと雄上側突出部5aを引き離そうとする場合、それぞれの先端付近の接触部分が滑りながら、雌上側突出部4aは押し上げられ、雄上側突出部5aは押し下げられるが、このとき雄上側突出部5aの動きは雄下側突出部5bに伝えられることはなく、すべて横に長い溝5cで吸収されてしまう。
よって、雄上側突出部5aの上端から雄下側突出部5bの下端までの距離は、通常状態におけるLaより短くなってLbとなる。このとき同時に雌上側突出部4aも上方向へ動くので、チャック3の開口部側の咬合は、横に長い係合の中央の限られた部分だけであれば、開放する力が小さい場合でも比較的容易に開放され得る。そして、いったん一箇所の咬合が解かれチャック3が開かれると、上側咬合の他の隣接する部分の開放は容易となる。
図7は、図6の状態を経て、下側の咬合が開放される状況を示す説明図(部分拡大断面図)である。この場合も、図6の場合と同様に、雌下側突出部4bと雄下側突出部5bを引き離そうとするとき、それぞれの先端付近の接触部分が滑りながら、雌下側突出部4bは押し下げられ、雄下側突出部5bは押し上げられるが、この雄下側突出部5bの動きは雄上側突出部5aに伝えられることはなく、すべて横に長い溝5cで吸収されてしまう。
よって、雄上側突出部5aの上端から雄下側突出部5bの下端までの距離は、通常の状態におけるLaより短くなりLcとなる。このとき、雌下側突出部4bも下側に動くので、上側の咬合の開放に続き、雌下側突出部4bと雄下側突出部5bの咬合の開放も容易となる。
一方、図3に矢印Piで示す内部空気による圧力が胴部のフィルム1a、1bに加えられ、チャック3に図5中の点線で示される矢印Ptの引っ張り力が加わった場合は、図8に示すように、チャック3の下側に、チャックが開く方向に引っ張る力が発生するが、そのために雌下側突出部4bと雄下側突出部5bの先端部が下方向に開くことがあっても、圧力が加えられる以前の状態(図8中に二点鎖線で示す状態)の位置から、それぞれ下向へ動く距離は僅かで、しかも、それは同時かつ略同量であるので、チャック3が開けられることへの影響は少ない。図8は、その様子をモデル化して示す説明図(部分拡大断面図)である。
実施例1では、図5〜8に示すように、チャック3の雄型部分の中央に、横方向に長い溝5cを設けることによって、チャックの胴部側から開こうとする力と、開口部側から開封する力との間に、差をつけることができるが、実施例2では、雄上側突出部と雄下側突出部の断面を、雄型部分の横に長い溝に関し非対称形とすることによって、さらに、開口部側からの開封を容易にすることができる。
図9は、本発明による粉・粒状体の包装袋の実施例2におけるチャックの断面の一例を示す説明図である。図9は、上記の開封を容易にする手段として、雄上側突出部15aと雄下側突出部15bの断面のそれぞれの先端付近の形状を異なるようにしたものである。すなわち実施例2の包装袋のチャックにおいては、図9に示すように、雄下側突出部15bの先端部は、根本方向に折返すフック状となっているが、雄上側突出部15aの先端部は、折返し部分がなく、単に山形の外側に向かった出っ張りがあるだけである。このようにすれば、雄上側突出部15aと雌上側突出部14aとの引っ掛かり具合が浅くなるので、指先で摘まんで開封する場合、それら二者の咬合解除が図6と同様の過程において、図6の場合よりいっそう小さい力でなされることとなる。
図9に示す形状のチャックにおいて、上側(開口部側)及び下側(胴部側)の嵌合強度を様々に変化させたチャックを複数作製した。
これらを人手により、上側(開口部側)及び下側(胴部側)から開封する試験を行った。
なお、上側の咬合と下側の咬合のそれぞれの嵌合強度は、デジタルフォースゲージにより測定した。
測定は、周囲温度23℃、引張速度300mm/min、測定幅50mmの条件下で行った。
人手による開封試験結果は以下のようであった。
Figure 0005044303
この結果より、下側(胴部側)では、30〜60Nが好適であるのに対し、上側(開口部側)では、5〜20Nが好適であることが分かった。
図10は、本発明による粉・粒状体の包装袋の実施例3におけるチャックの断面の一例を示す説明図である。図10は、開口部側からの開封を一層容易にする手段として、雄上側突出部25aと雄下側突出部25bの断面を、横に長い溝25cに対し非対称形とし、雄上側突出部25aと雄下側突出部25bの断面において、雄上側突出部25aの先端付近を支持する部分25a−1と、雄下側突出部25bの先端付近を支持する部分25b−1との厚さを異なるようにしたものである。すなわち、図10に示すように、雄上側突出部25aの先端付近を支持する部分25a−1は、雄下側突出部25bの先端付近を支持する部分25b−1よりも薄くしてある。このようにすれば、雄上側突出部25aの姿勢に柔軟性が増すので、指先で摘まんで開封する場合、図6と同様の過程において、実施例2と略同様の結果を得ることができる。
図11は、本発明による粉・粒状体の包装袋の実施例4におけるチャックの断面の一例を示す説明図である。図11は、開口部側からの開封を一層容易にする手段として、雌上側突出部34aと雌下側突出部34bの断面を、両突出部の中間の仮想平面に対し、それぞれの先端付近の形状を異なるようにしたものである。
すなわち、実施例4の包装袋のチャック3は、図11に示すように、雌下側突出部34bの先端部は、根本方向に折返すフック状となっているが、雌上側突出部34aの先端部は、折返し部分がなく、単に内側に向かった山形の出っ張りがあるだけである。このようにすれば、指先で摘まんで開封する場合、雌上側突出部34aと雄上側突出部35aの咬合解除が図6と同様の過程において、図6の場合よりいっそう小さい力でなされることとなる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、包装袋の本体の形状は、図1〜図3に図示した以外のものであってもよい。また、チャックの構造も、雌型部分、雄型部分の形状、相対寸法などが、本発明の主旨に沿うものであれば、どんなものでもよい。例えば、図1、及び図5〜図8に示すチャックの雌雄の突起部は、先端部の形状が、根本方向に折返すフック状になっているが、これらの一部、または全てのものが、従来のチャックに多くみられる球状、またはその他のフック以外の形状であってもよい。
本発明による粉・粒状体の包装袋の実施例1の構造を示す説明図(断面図)である。 図1の包装袋に内容物を入れた状態の外観を示す斜視図である。 図2の状態で、外側面から押し圧力が加えられた場合に発生する力を示す説明図(断面図)である。 チャックを開くときの指先とチャックとの関係を示す説明図(斜視図)である。 閉じた状態にあるチャックと、開こうとする力との関係を示す説明図(拡大断面図)である。 指先でチャックを開く場合の開口部側の咬合が外れるときの状況を示す説明図(部分拡大断面図)である。 図6の状態を経て胴部側の咬合が開放される状況を示す説明図(部分拡大断面図)である。 包装袋の内側からチャックを開く力がかかった場合の各部の状況を示す説明図(部分拡大断面図)である。 実施例2のチャックの断面の一例を示す説明図(断面図)である。 実施例3のチャックの断面の一例を示す説明図(断面図)である。 実施例4のチャックの断面の一例を示す説明図(断面図)である。 従来例の包装袋を折り畳んだ状態で示した説明図(断面図)である。
符号の説明
1 胴部
1a 前面フィルム
1b 後面フィルム
2 底部
3 チャック
4、14、24、34 チャックの雌型部分
4a、14a、24a、34a 雌上側突出部
4b、14b、24b、34b 雌下側突出部
5、15、25、35 チャックの雄型部分
5a、15a、25a、35a 雄上側突出部
5b、15b、25b、35b 雄下側突出部
5c、15c、25c、35c 雄型部分の溝
9 開口部

Claims (1)

  1. 折り畳んだ状態では平坦であり、粉状又は粒状の物を入れた状態では膨らんで立体形状となる粉・粒状体の包装袋であって、筒状の胴部とその胴部の下端に接続される底部とがフィルムにより形成され、前記胴部の上端に開口部があって、その開口部付近に袋を密封するための雌雄咬合型のチャックを備え、前記立体形状となった状態で自立できるように前記底部のみがガゼット形状になっている粉・粒状体の包装袋において、
    前記チャックの雄型部分の長手方向に沿った突出部分を前記自立の状態における上下方向に二分する横に長い溝を備え
    前記チャックの雄型部分は、前記横に長い溝と、前記横に長い溝の前記開口部側に隣接する雄上側突出部と、前記横に長い溝の前記胴部側に隣接する雄下側突出部とを備え、
    雌雄咬み合わせ状態における前記チャックの前記開口部側の嵌合強度を前記胴部側の嵌合強度より弱くするために、前記雄上側突出部の先端部付近を支持する部分の厚さが、前記雄下側突出部の先端部付近を支持する部分の厚さより薄く形成されていること
    を特徴とする粉・粒状体の包装袋。
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