JP2019177895A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】軟包装袋において、一旦開封して具材や調味料を添加して再封止した上で、そのまま電子レンジで加熱することのできる包装袋を提案するものである。【解決手段】基材層16とシーラント層18を有する表面積層体2と裏面積層体3のシーラント層同士を対向させ、周縁を熱シールして収納部8を形成してなる包装袋1であって、包装袋の上部に、開封した包装袋を再封止するための、合成樹脂製ファスナー10を備え、前記収納部を形成する表面積層体には、加熱によって発生した水蒸気によって包装袋の内圧が高まった時に自動的に水蒸気を開放するための通蒸機構11を有し、前記合成樹脂製ファスナーは、嵌合突起と、これに嵌合する嵌合溝をそれぞれ1列づつ有し、閉じた状態を内側から開く場合の嵌合強度が80N/50mm以上であり、閉じた状態を外側から開く場合の嵌合強度が10N/50mm以下であることを特徴とする包装袋である。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を収納した状態で電子レンジで加熱することのできる包装袋において、一旦開封して好みの具材や調味料を添加した後に電子レンジで加熱調理することのできる包装袋に関する。
従来、軟包装袋に食品を収納した後、レトルト殺菌処理を施して長期保存を可能としたレトルト食品が広く普及している。層構成中にアルミニウム箔を用いた軟包装袋は、袋のまま電子レンジで加熱することができないため、袋ごと湯煎するか、あるいは一旦開封して内容物を他の容器に移してから電子レンジで加熱する必要があった。
しかし近年アルミニウム箔を用いないで、長期保存性を担保出来る包装袋が実用化されたため、包装袋のまま電子レンジで加熱する調理方法が一般的になりつつある。
合成樹脂フィルム等を用いた軟包装材料を用いて作成された包装袋に内容物を収納し、開封することなく、そのまま電子レンジで加熱調理することのできる包装体が提案されている。特許文献1に記載された自動調圧機能を有する包装用袋は、電子レンジ等による加熱に際し袋内が所定の内圧に達したときに、袋の特定の部位から袋内の圧力を確実に自動的に逃がすことができ、かつ製造工程的にも有利な自動調圧機能を有する包装用袋である。
特許文献1に記載された包装用袋は、基材フィルム(1a)/シーラント層(1b)の層構成を有する第1フィルムと基材フィルム(2a)/シーラント層(2b)/シーラント層(2c)の層構成を有する第2フィルムとが、シーラント層1b、2cが対向するように配置された状態でヒートシールされた構造の袋であり、第2フィルムには、基材フィルム(2a)/シーラント層(2b)の層構成の部分のみを貫通して厚み方向に打抜きまたは切り込みによる小開口が設けられていることを特徴とする包装袋である。
特許文献1に記載された包装袋は、周縁がすべてヒートシールされているため、加熱する前に内容物を付加したり、調味料を添加するような操作は不可能である。しかし近年、電子レンジによる調理が一般化するに従って、単なる加熱に留まらず、新鮮な野菜等の好みの具材を付加したり、あるいは調味料を添加したりした上で、加熱調理することが求められるようになって来た。
特開平11−139466号公報
本発明の解決しようとする課題は、軟包装袋において、一旦開封して具材や調味料を添加して再封止した上で、そのまま電子レンジで加熱することのできる包装袋を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、それぞれ基材層とシーラント層を有する表面積層体と裏面積層体のシーラント層同士を対向させ、周縁を熱シールして収納部を形成してなる包装袋であって、包装袋の上部に、開封した包装袋を再封止するための、合成樹脂製ファスナーを備え、前記収納部を形成する表面積層体には、加熱によって発生した水蒸気によって包装袋の内圧が高まった時に自動的に水蒸気を開放するための通蒸機構を有し、前記合成樹脂製ファスナーは、嵌合突起と、これに嵌合する嵌合溝をそれぞれ1列づつ有し、閉じた状態を内側から開く場合の嵌合強度が80N/50mm以上であり、閉じた状態を外側から開く場合の嵌合強度が10N/50mm以下であることを特徴とする包装袋である。
本発明に係る包装袋は、上部に合成樹脂製ファスナーを備えているので、開封後に具材等を添加して再封止することができる。またファスナーを内側から開く場合の嵌合強度が80N/50mm以上であれば、電子レンジで加熱した場合でも、発生する水蒸気の圧力によって開いてしまうことがない。
また、請求項2に記載の発明は、それぞれ基材層とシーラント層を有する表面積層体と裏面積層体のシーラント層同士を対向させ、周縁を熱シールして収納部を形成してなる包装袋であって、包装袋の上部に、開封した包装袋を再封止するための、合成樹脂製ファスナーを備え、前記収納部を形成する表面積層体には、加熱によって発生した水蒸気によって包装袋の内圧が高まった時に自動的に水蒸気を開放するための通蒸機構を有し、前記合成樹脂製ファスナーは、嵌合突起と、これに嵌合する嵌合溝をそれぞれ2列づつ有し、閉じた状態を内側から開く場合の嵌合強度が60N/50mm以上であり、閉じた状態を外側から開く場合の嵌合強度が10N/50mm以下であることを特徴とする包装袋である。
また、請求項3に記載の発明は、前記通蒸機構が、収納部に島状のシール部を形成し、該島状シール部内の表面積層体に全貫通孔または半貫通孔を設けたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋である。
また、請求項4に記載の発明は、前記通蒸機構が、収納部にサイドシール部から張り出した突起状のシール部を形成し、該突起状シール部内の表面積層体に全貫通孔または半貫通孔を設けたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋である。
また、請求項5に記載の発明は、前記通蒸機構が、収納部を形成する表面積層体に、基材層を貫通するかまたは貫通しない切り込み線を設けたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋である。
また、請求項6に記載の発明は、表面積層体および裏面積層体を構成する基材層が、水蒸気および酸素の透過を抑制するガスバリア層を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装袋である。
本発明に係る包装袋は、電子レンジで加熱した際に発生する水蒸気を逃がすための通蒸機構を収納部に備えているため、包装袋のまま電子レンジで加熱調理することができる。一方、収納部の上部には、合成樹脂製のファスナーを備えているので、一旦開封した後、ファスナーを開いて新鮮な野菜など好みの具材や調味料等を添加することができる。
また、ファスナーを内側から開く場合の嵌合強度を80N/50mm以上としたので、再封止してから加熱しても、水蒸気の圧力でファスナーが開いてしまうことがない。また、閉じた状態を外側から開く場合の嵌合強度を10N/50mm以下としたことにより、ファスナーを手で開く操作が弱い力でも容易にできる。
請求項2に記載の発明のように、合成樹脂製ファスナーとして、嵌合突起と、これに嵌合する嵌合溝をそれぞれ2列づつ有するものを使用した場合には、閉じた状態を内側から開く場合の嵌合強度が60N/50mm以上でよいことが実験的に確認されている。
請求項3〜5に記載の発明のような通蒸機構は、いずれも製袋工程の大きな変更や設備の大幅な改造を必要とせず、少ない費用で実現できる。
請求項6に記載の発明のように、表面積層体および裏面積層体を構成する基材層が、水蒸気および酸素の透過を抑制するガスバリア層を含む場合には、包装体の長期保存が可能となり、さまざまな用途に展開出来る。
図1は、本発明に係る包装袋の一実施態様を模式的に示した平面説明図である。 図2は、図1のA−A´断面を模式的に示した断面説明図である。 図3は、本発明に係る包装袋の他の実施態様を模式的に示した平面説明図である。 図4は、図3のB−B´断面を模式的に示した断面説明図である。 図5は、本発明に係る包装袋の他の実施態様を模式的に示した平面説明図である。 図6は、本発明に係る包装袋を構成する表面積層体及び裏面積層体の一例における層構成を模式的に示した断面説明図である。 図7は、本発明に係る包装袋に使用する合成樹脂製ファスナーの一例における断面構造を模式的に示した拡大断面説明図であり、嵌合突起と、これに嵌合する嵌合溝をそれぞれ1列づつ有するタイプを示している。 図8は、本発明に係る包装袋に使用する合成樹脂製ファスナーの他の例における断面構造を模式的に示した拡大断面説明図であり、嵌合突起と、これに嵌合する嵌合溝をそれぞれ2列づつ有するタイプを示している。
以下図面を参照しながら、本発明に係る包装袋について詳細に説明する。図1は、本発明に係る包装袋1の一実施態様を模式的に示した平面説明図である。また、図2は、図1のA−A´断面を模式的に示した断面説明図である。また、図6は、本発明に係る包装袋を構成する表面積層体2及び裏面積層体3の一例における層構成を模式的に示した断面説明図である。
本発明に係る包装袋1は、基材層16とシーラント層18を少なくとも有する表面積層体2と裏面積層体3のシーラント層同士を対向させ、周縁を熱シールして収納部8を形成してなる包装袋である。包装袋1の上部には、一旦開封した包装袋を再封止するための合成樹脂製ファスナー10を備えている。合成樹脂ファスナー10は、嵌合突起と、これに嵌合する嵌合溝をそれぞれ1列づつ備えている。
収納部8を形成する表面積層体2には、加熱によって発生した水蒸気によって包装袋の内圧が高まった時に自動的に水蒸気を開放するための通蒸機構11を有する。この例では通蒸機構11は、島状のシール部12と、この島状シール部内の表面積層体2に設けた貫
通孔である蒸気抜き孔13とから成る。
本発明に係る包装袋1は、合成樹脂製ファスナー10として、閉じた状態を内側から開く場合の嵌合強度が80N/50mm以上であるものを使用することを特徴とする。合成樹脂製ファスナー10の、内側から開く場合の嵌合強度が80N/50mm以上であれば、ファスナーを閉じた状態で電子レンジで加熱しても、発生した水蒸気の圧力によって通蒸機構11が働いて、水蒸気の圧力を逃がす以前に、開いてしまうことがない。従って内容物が漏れ出す心配がない。
また、合成樹脂ファスナー10を外側から開く場合の嵌合強度を、10N/50mm以下としたことにより、使用する人がファスナーを開く操作がやり易くなり、力の弱い人でも容易に開くことができる。
合成樹脂製ファスナー10としては、図7や図8に示したような左右非対称の断面構造をもつファスナーが好適に用いられる。図7に示した例は、嵌合突起と、これに嵌合する嵌合溝がそれぞれ1列のものであり、図1、図3に示した包装袋に用いられている。
図8に示した例は、嵌合突起と、これに嵌合する嵌合溝がそれぞれ2列のものであり、図5に示した包装袋に用いられている。このような非対称断面を有するファスナーは、内側から開く場合の嵌合強度と外側から開く場合の嵌合強度を異なるものにすることができる。
本発明に係る包装袋1に用いる合成樹脂製ファスナー10として、図8に示したような、嵌合突起と、これに嵌合する嵌合溝がそれぞれ2列のものの場合には、内側から開く場合の嵌合強度が60N/50mm以上であれば、加熱時の内圧によって不必要に開いてしまうことがないことが実験的に確認されている。
次に通蒸機構11について説明する。本発明に係る包装袋の通蒸機構11としては、一例として図1に示したような、収納部8に島状のシール部12を形成し、島状シール部12内の表面積層体2に全貫通孔または半貫通孔である蒸気抜き孔13を設けたものが挙げられる。
包装袋に収納された内容物が電子レンジで加熱されて水蒸気が発生すると、収納部8の内圧が高まり、島状シール部12に応力が集中する。その結果、島状シール部12のシールが後退して剥離し、蒸気抜き孔13から水蒸気が放出される。
図3に示した例では、通蒸機構11は、収納部8にサイドシール部4、5から張り出した突起状のシール部14を形成し、突起状シール部14内の表面積層体2に全貫通孔または半貫通孔である蒸気抜き孔13を設けたものである。
この例でも、図1に示した例と同様に、水蒸気の発生に伴って収納部8の内圧が高まり、突起状シール部14に応力が集中する。その結果、突起状シール部14のシールが後退して剥離し、蒸気抜き孔13から水蒸気が放出されるのである。
図5に示した例では、通蒸機構11は、収納部8を形成する表面積層体2に、基材層16を貫通するかまたは貫通しない切り込み線15を設けたものである。この例では、水蒸気の発生に伴って収納部8の内圧が高まり、切り込み線15に直接引張応力がかかる。その結果、切り込み線15の部分の表面積層体2が裂けて水蒸気が放出される。
本発明に係る包装袋1に具備する通蒸機構11としては、上記の例に限定されるものではなく、例えばシール部の一部を弱シール部とする機構や、表面積層体に設けたひだ部に
蒸気排出孔を設けた機構等も採用することができる。
なお、図1、図3、図5に示したような通蒸機構の場合には、表面積層体2に予め蒸気抜き孔13や切り込み線15を形成した後に、周縁のシール部や島状シール部12、突起状シール部14等を形成する。
本発明に係る包装袋1を構成する積層体に用いる基材層16としては、耐熱性や引張強度に優れた各種合成樹脂フィルムが用いられる。具体的には、延伸ポリプロピレン樹脂(OPP)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN)等のポリエステル系樹脂、ナイロン−6、ナイロン−66等のポリアミド系樹脂、ポリカーボネート樹脂(PC)等の合成樹脂フィルムである。
基材層16には、水蒸気および酸素の透過を抑制するガスバリア層17を含むことができる。ガスバリア層17としては、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレンビニルアルコール共重合体フィルム、ガスバリア性ナイロンフィルム、ガスバリア性ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等のガスバリア性フィルムや、PETフィルム等にアルミニウム等の金属を蒸着した金属蒸着フィルムや、PETフィルムに酸化アルミニウムや酸化珪素等の無機酸化物を蒸着させた無機酸化物蒸着フィルム、あるいは、ポリ塩化ビニリデンコーティング、水溶性樹脂と無機層状化合物を含有する被膜や金属アルコキシドあるいはその加水分解物とイソシアネート化合物を反応させた被膜からなる樹脂層などのガスバリアコーティング層などを用いることができる。特にPETフィルムに蒸着層を設けたガスバリア性フィルムは、そのまま基材層として用いることができる。
シーラント層18としては、ポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等が使用される。
各層の貼り合わせには、接着剤を用いたドライラミネート法や、押出機を用いた押出しラミネート法を用いることができる。以下実施例に基いて、本発明に係る包装袋についてさらに具体的に説明する。
<実施例1>
基材層として、厚さ15μmのナイロンフィルムを使用し、シーラント層として厚さ30μmの無延伸PP樹脂フィルム(CPP)を用いた。両者をドライラミネートして積層体(1)とした。表面積層体となるべき積層体には、予め所定の場所に蒸気抜き孔を設けておいた。
この積層体(1)を用いて図1に示したような包装袋を作成した。包装袋の寸法は、幅130mm、高さ135mm、上辺から蒸気抜き孔までの距離60mmとした。合成樹脂ファスナーとしては、図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が80N/50mm、外側からの嵌合強度が8N/50mmのもの(A−80タイプ)を用いた。この包装袋に水100ccを封入して合成樹脂ファスナーを閉じ、600Wの電子レンジで2分加熱した。この時のファスナーの開裂の有無、及びファスナーの開封性を評価した。開封性は、5名のパネラーによる5段階評価の平均とした。
<実施例2>
合成樹脂ファスナーとして図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が100N/50mm、外側からの嵌合強度が10N/50mmのもの(A−100タイプ)を用いた以外は、実施例1と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<実施例3>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が60N/50mm、外側からの嵌合強度が6N/50mmのもの(B−60タイプ)を用いた以外は、実施例1と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<実施例4>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が80N/50mm、外側からの嵌合強度が8N/50mmのもの(B−80タイプ)を用いた以外は、実施例1と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<実施例5>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が100N/50mm、外側からの嵌合強度が10N/50mmのもの(B−100タイプ)を用いた以外は、実施例1と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<実施例6>
基材層として、厚さ15μmのナイロンフィルムを使用し、シーラント層として厚さ60μmのLLDPE樹脂フィルムを用いた。両者をドライラミネートして積層体(2)とした。表面積層体となるべき積層体には、予め所定の位置に長さ40mmのシーラント層を貫通する切り込み線を形成した。
この積層体を用いて、図5に示したような包装袋を作成した。包装袋の寸法は、幅130mm、高さ135mm、上辺から切り込み線までの距離45mmとした。合成樹脂ファスナーとしては、図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が80N/50mm、外側からの嵌合強度が8N/50mmのもの(A−80タイプ)を用いた。この包装袋に水100ccを封入して同様に評価した。
<実施例7>
合成樹脂ファスナーとして図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が100N/50mm、外側からの嵌合強度が10N/50mmのもの(A−100タイプ)を用いた以外は、実施例6と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<実施例8>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が60N/50mm、外側からの嵌合強度が6N/50mmのもの(B−60タイプ)を用いた以外は、実施例6と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<実施例9>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が80N/50mm、外側からの嵌合強度が8N/50mmのもの(B−80タイプ)を用いた以外は、実施例6と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<実施例10>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が100N/50mm、外側からの嵌合強度が10N/50mmのもの(B−100タイプ)を用いた以外は、実施例6と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<実施例11>
積層体として、実施例1に用いたものと同様の積層体(1)を用いて、図3に示したような包装袋を作成した。包装袋の寸法は、幅130mm、高さ135mm、上辺から蒸気抜き孔までの距離を60mmとした。合成樹脂ファスナーとしては、図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が80N/50mm、外側からの嵌合強度が8N/50mmのもの(A−80タイプ)を用いた。この包装袋に水100ccを封入して同様に評価した。
<実施例12>
合成樹脂ファスナーとして図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が100N/50mm、外側からの嵌合強度が10N/50mmのもの(A−100タイプ)を用いた以外は、実施例11と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<実施例13>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が60N/50mm、外側からの嵌合強度が6N/50mmのもの(B−60タイプ)を用いた以外は、実施例11と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<実施例14>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が80N/50mm、外側からの嵌合強度が8N/50mmのもの(B−80タイプ)を用いた以外は、実施例11と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<実施例15>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が100N/50mm、外側からの嵌合強度が10N/50mmのもの(B−100タイプ)を用いた以外は、実施例11と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例1>
合成樹脂ファスナーとして図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が40N/50mm、外側からの嵌合強度が4N/50mmのもの(A−40タイプ)を用いた以外は、実施例1と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例2>
合成樹脂ファスナーとして図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が60N/50mm、外側からの嵌合強度が6N/50mmのもの(A−60タイプ)を用いた以外は、実施例1と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例3>
合成樹脂ファスナーとして図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が120N/50mm、外側からの嵌合強度が12N/50mmのもの(A−120タイプ)を用いた以外は、実施例1と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例4>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が40N/50mm、外側からの嵌合強度が4N/50mmのもの(B−40タイプ)を用いた以外は、実施例1と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例5>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が120N/50mm、外側からの嵌合強度が12N/50mmのもの(B−120タイプ)を用いた以外は、実施例1と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例6>
合成樹脂ファスナーとして図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が40N/50mm、外側からの嵌合強度が4N/50mmのもの(A−40タイプ)を用いた以外は、実施例6と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例7>
合成樹脂ファスナーとして図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が60N/50mm、外側からの嵌合強度が6N/50mmのもの(A−60タイプ)を用いた以外は、実施例6と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例8>
合成樹脂ファスナーとして図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が120N/50mm、外側からの嵌合強度が12N/50mmのもの(A−120タイプ)を用いた以外は、実施例6と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例9>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が40N/50mm、外側からの嵌合強度が4N/50mmのもの(B−40タイプ)を用いた以外は、実施例6と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例10>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が120N/50mm、外側からの嵌合強度が12N/50mmのもの(B−120タイプ)を用いた以外は、実施例6と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例11>
合成樹脂ファスナーとして図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が40N/50mm、外側からの嵌合強度が4N/50mmのもの(A−40タイプ)を用いた以外は、実施例11と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例12>
合成樹脂ファスナーとして図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が60N/50mm、外側からの嵌合強度が6N/50mmのもの(A−60タイプ)を用いた以外は、実施例11と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例13>
合成樹脂ファスナーとして図7に示したような嵌合突起と嵌合溝が1本のタイプ(Aタイプ)で、内側からの嵌合強度が120N/50mm、外側からの嵌合強度が12N/50mmのもの(A−120タイプ)を用いた以外は、実施例11と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例14>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が40N/50mm、外側からの嵌合強度が4N/50mmのもの(B−40タイプ)を用いた以外は、実施例11と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。
<比較例15>
合成樹脂ファスナーとして図8に示したような嵌合突起と嵌合溝が2本のタイプ(Bタイプ)で、内側からの嵌合強度が120N/50mm、外側からの嵌合強度が12N/50mmのもの(B−120タイプ)を用いた以外は、実施例11と同様にして包装袋を作成し、同様に評価した。以上の評価結果を表1にまとめた。
Figure 2019177895
表1の結果から、本発明に係る包装袋の優位性が確認される。
1・・・包装袋
2・・・表面積層体
3・・・裏面積層体
4、5・・・サイドシール部
6・・・ボトムシール部
7・・・トップシール部
8・・・収納部
9・・・開封ノッチ
10・・・合成樹脂製ファスナー
11・・・通蒸機構
12・・・島状シール部
13・・・蒸気抜き孔
14・・・突起状シール部
15・・・切り込み線
16・・・基材層
17・・・ガスバリア層
18・・・シーラント層

Claims (6)

  1. それぞれ基材層とシーラント層を有する表面積層体と裏面積層体のシーラント層同士を対向させ、周縁を熱シールして収納部を形成してなる包装袋であって、包装袋の上部に、開封した包装袋を再封止するための、合成樹脂製ファスナーを備え、前記収納部を形成する表面積層体には、加熱によって発生した水蒸気によって包装袋の内圧が高まった時に自動的に水蒸気を開放するための通蒸機構を有し、前記合成樹脂製ファスナーは、嵌合突起と、これに嵌合する嵌合溝をそれぞれ1列づつ有し、閉じた状態を内側から開く場合の嵌合強度が80N/50mm以上であり、閉じた状態を外側から開く場合の嵌合強度が10N/50mm以下であることを特徴とする包装袋。
  2. それぞれ基材層とシーラント層を有する表面積層体と裏面積層体のシーラント層同士を対向させ、周縁を熱シールして収納部を形成してなる包装袋であって、包装袋の上部に、開封した包装袋を再封止するための、合成樹脂製ファスナーを備え、前記収納部を形成する表面積層体には、加熱によって発生した水蒸気によって包装袋の内圧が高まった時に自動的に水蒸気を開放するための通蒸機構を有し、前記合成樹脂製ファスナーは、嵌合突起と、これに嵌合する嵌合溝をそれぞれ2列づつ有し、閉じた状態を内側から開く場合の嵌合強度が60N/50mm以上であり、閉じた状態を外側から開く場合の嵌合強度が10N/50mm以下であることを特徴とする包装袋。
  3. 前記通蒸機構は、収納部に島状のシール部を形成し、該島状シール部内の表面積層体に全貫通孔または半貫通孔を設けたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。
  4. 前記通蒸機構は、収納部にサイドシール部から張り出した突起状のシール部を形成し、該突起状シール部内の表面積層体に全貫通孔または半貫通孔を設けたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。
  5. 前記通蒸機構は、収納部を形成する表面積層体に、基材層を貫通するかまたは貫通しない切り込み線を設けたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。
  6. 表面積層体および裏面積層体を構成する基材層が、水蒸気および酸素の透過を抑制するガスバリア層を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装袋。



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