JP5043176B2 - 光源点灯装置及び照明器具 - Google Patents

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Description

この発明は、光源点灯装置及び照明器具に関する。
従来、発光色、または色温度が異なる複数の光源、例えば光源として発光ダイオード(LED)を有するLED照明器具において、各LEDに供給する電流値を調整することにより、色温度及び光量を任意に設定できるLED照明装置が知られている(例えば特許文献1参照)。また、定電流源を用いて色温度可変を行う装置も発明されている(例えば特許文献2参照)。
特開2007−200723号公報 特開2009−9817号公報
しかしながら、例えば特許文献1の点灯装置では定電圧電源から各色温度または各発光色の複数LEDを並列接続し、電流制限抵抗を介してLEDを点灯させるため、電流制限抵抗による発熱により効率が低下する。従って高出力のLED照明器具においては適用することが困難である。
これを解決するために、例えば特許文献2の点灯装置では、定電流電源により駆動するため高効率であるが、LEDに供給する電流をPWM制御によりオン・オフするため、LED電流がパルス状と波形となり、ちらつきが発生し易い。また、LED電流に高い周波数成分の電流を含むこととなり、光源点灯装置自体がノイズ源となり、他の機器等に悪影響を及ぼす可能性がある。
そこで、発光色または色温度の異なる光源ごとに専用の定電流回路を設け、直流電流を任意の電流値に設定すれば、特許文献2に示すようなPWM制御を行わなくても任意の色温度を得られることができる。
しかしながら定電流回路が複数用いられるため、それぞれの回路に用いられる電子部品の特性ばらつきや定数ばらつきにより、例えば電源を投入した際に各発光色のLEDで点灯を開始するタイミングが若干異なる可能性がある。
また、電源遮断時もLEDが消灯するタイミングが各発光色のLEDでずれる可能性があり、点灯時及び消灯時にちらつきとして感じ、不快に感じる。
本発明は、LEDごとにそれぞれ定電流回路を用いた場合に、各LEDを同時タイミングにて点灯可能な光源点灯装置を提供することを目的とする。
この発明の光源点灯装置は、
商用交流電源による交流電圧を直流電圧に変換し、変換された直流電圧を出力する変換部と、
前記変換部に並列接続された複数の定電流電源部であって、対応する光源が接続されると共に、駆動制御を受けることによって直流電流を接続された対応する前記光源に出力する複数の定電流電源部と、
前記複数の定電流電源部ごとに対応して設けられ、制御電源の供給を受けることによって前記複数の定電流電源部を駆動制御する複数の駆動部と、
前記商用交流電源が投入されると、前記商用交流電源に基づき起動すると共に前記商用交流電源に基づく前記制御電源の生成を開始する制御電源回路部と、
前記商用交流電源の投入を検出すると、前記制御電源回路部によって生成された前記制御電源の前記複数の駆動部への供給を、所定期間が経過してから開始する制御電源供給制御部と
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、LEDごとにそれぞれ定電流回路を用いた場合に、各LEDを同時タイミングにて点灯可能な光源点灯装置を提供できる。
実施の形態1の光源点灯装置110の回路図。 実施の形態1の光源点灯装置110の動作タイミング図。 実施の形態2の光源点灯装置120の回路図。 実施の形態2の光源点灯装置120の動作タイミング図。 実施の形態3の照明器具200の側断面図。
実施の形態1.
図1を参照して実施の形態1の光源点灯装置110を説明する。本実施の形態1においては、光源としてLED(発光ダイオード)を用いて説明する。
図1は光源点灯装置110の回路図である。光源点灯装置110は、商用交流電源1より電力の供給を受けて、それぞれ複数のLED素子からなるLED8a、8bを点灯させる装置である。図1において、商用交流電源1と、LED8a、8bと、色温度・調光コントローラ16以外は、光源点灯装置110の構成要素である。
(光源点灯装置110の構成)
光源点灯装置110は、交流−直流変換部29(変換部)、第1降圧チョッパ回路30(定電流電源部)、第2降圧チョッパ回路31(定電流電源部)、駆動回路10a(駆動部)、駆動回路10b(駆動部)、制御電源回路11(制御電源回路部)、遮断スイッチ12、制御回路13(制御電源供給制御部)を備えている。
(1)交流−直流変換部29は、整流回路2と、第1平滑コンデンサ3と、商用電源検出回路14とを備えている。
(2)第1降圧チョッパ回路30は、スイッチング素子4a、還流ダイオード5a、インダクタ6a、第2平滑コンデンサ7a、LED電流検出抵抗9a及び絶縁回路15aを備えている。
(3)第2降圧チョッパ回路31は、第1降圧チョッパ回路30と同様の構成である。
(4)駆動回路10aは、第1降圧チョッパ回路30のスイッチング素子4aを駆動する。
(5)駆動回路10bは、第2降圧チョッパ回路31のスイッチング素子4bを駆動する。
(6)制御電源回路11は、駆動回路10a、10bに制御電源を供給する。
(7)遮断スイッチ12は、制御電源の供給・遮断を制御する。
(8)制御回路13は、遮断スイッチ12のオン・オフ制御及び、駆動回路10a、10bに目標LED電流を指示するLED電流目標信号を出力する。制御回路13は、例えばマイクロコンピュータを使用する。
(降圧チョッパ回路と光源)
第1降圧チョッパ回路30と第2降圧チョッパ回路31とは、交流−直流変換部29を共有化している。第1平滑コンデンサ3に対して第1降圧チョッパ回路30と第2降圧チョッパ回路31とが並列に接続されている。各降圧チョッパ回路には互いに異なる色温度のLEDが接続される。例えば本実施の形態1では、第1降圧チョッパ回路30には色温度3000KのLED8aが接続され、第2降圧チョッパ回路31には色温度5000KのLED8bが接続される。これにより色温度3000KのLED8aから出力される光と、色温度5000KのLED8bから出力される光とを混合することにより、その中間の色温度を有する混色光を得ることができる。そして、第1降圧チョッパ回路30と第2降圧チョッパ回路31とから出力される直流電流の出力比率を変えることで、混色光を任意の色温度に調整することができる。
(交流−直流変換部29)
整流回路2は、商用交流電源1から供給される交流電圧を全波整流する。第1平滑コンデンサ3は整流回路2により直流化された電圧を平滑化し、電圧を一定に保つ。本実施の形態1では、交流−直流変換部29として、整流回路2及び第1平滑コンデンサ3によるコンデンサインプット型整流回路を構成している。しかし、力率改善が必要な場合は、交流−直流変換部29として、例えば整流回路及び昇圧チョッパ回路からなる力率改善回路を用い、その後段に第1降圧チョッパ回路30と第2降圧チョッパ回路31を接続しても良い。
(フィードバック制御)
第1降圧チョッパ回路30は駆動回路10aによりスイッチング素子4aが駆動され、LED8aに電流を供給する。LED8aに供給される電流はLED電流検出抵抗9aにより検出されて、電圧信号に変換される(以降、この電圧信号をLED電流検出信号という)。検出された信号は駆動回路10aに入力される。一方、制御回路13からは色温度・調光コントローラ16から入力される信号によって決定するLED電流の目標値を指示する信号(以降、この信号をLED電流目標信号という)が出力され、駆動回路10aに入力される。駆動回路10aはLED電流検出信号とLED電流目標信号とを比較し、両者が一致する方向にスイッチング素子4aのデューティ比を調整し、フィードバック制御を行う。
(絶縁回路15a)
駆動回路10aより出力されるスイッチング素子4aを駆動する信号は、スイッチング素子4a(ここでは例えばMOS−FETとする)のゲートに入力される。本実施の形態1ではスイッチング素子4aが高圧側に設けられているため、絶縁回路15aにより駆動信号が電気的に絶縁されて伝達される。絶縁回路15aは信号の絶縁のため、例えばトランスやフォトカプラが用いられる。
(第2降圧チョッパ回路31)
なお、実施の形態1では、駆動回路10bによって制御される第2降圧チョッパ回路31はLED8bに電流を供給する目的で設けられる。その構成・制御原理は上述の第1降圧チョッパ回路30及び駆動回路10aと同一であるため、説明を省略する。
(制御電源回路11)
制御電源回路11は、駆動回路10a、10bに電力を供給するための制御電源を生成する回路である。制御電源回路11は、商用交流電源1が投入されると、商用交流電源1に基づき起動すると共に、商用交流電源1に基づく制御電源の生成を開始する。すなわち制御電源回路11は、商用交流電源1を電源として起動し、また商用交流電源1から制御電源を生成する。回路構成は、図示しないが、例えば第1平滑コンデンサ3から分圧抵抗とツェナーダイオードを接続して必要電圧に降圧する方法や、第1平滑コンデンサ3からスイッチング電源を介して適切な電圧に変換する方法が考えられる。制御電源回路11は商用交流電源1を適切な電圧に変換後、駆動回路10a、10bに供給する。
(遮断スイッチ12)
遮断スイッチ12は駆動回路10a、10bへの制御電源の遮断・供給を制御するものである。遮断スイッチ12は駆動回路10a、10bに対して共通の電源供給経路に設けられ、遮断スイッチ12の制御により駆動回路10a、10bに対して同時に遮断・供給することができる。遮断スイッチ12のオン・オフ制御は制御回路13により行われる。
(色温度・調光コントローラ16)
色温度・調光コントローラ16は光源点灯装置110の外部に設けられ、ユーザーが照明器具を任意の色温度、調光率に設定するための設定機器である。色温度・調光コントローラ16は、例えば壁に設けられたボリュームや、リモコンである。これらボリュームや、リモコンの操作により、希望する色温度や調光率を設定する。色温度・調光コントローラ16からは、設定された調光率・色温度を指示する信号またはLED8a、LED8bの電流値を指示する信号が出力される。色温度・調光コントローラ16より出力された信号は、制御回路13に入力される。制御回路13では、入力された信号に基づいて、LED8aとLED8bとのそれぞれのLED電流目標信号を出力する。
(動作の説明)
以上、本実施の形態1にかかわる光源点灯装置110の構成について説明した。次に本実施の形態1に係る光源点灯装置110の動作について、図2を用いて説明する。
図2は、光源点灯装置110の動作タイミング図である。図2の横軸は全て時間tである。
図2(a)は、商用電源検出回路14によって検出され、制御回路13に入力される商用電源検出信号を示す。
図2(b)は、制御電源回路11の出力電圧を示す。
図2(c)は、遮断スイッチ12のオン、オフ状態を示す。
光源点灯装置110に商用交流電源1を投入すると、商用電源検出回路14によって商用交流電源1の投入が検出され(時刻t1)、商用電源検出信号が制御回路13に入力される。また、整流回路2は商用交流電源1から供給される交流電圧を整流し、直流電圧に変換する。得られた直流電圧により第1平滑コンデンサ3が充電され、制御電源回路11が起動する(時刻t1)。制御電源回路11の出力電圧は、起動直後はゼロであるが、駆動回路10a、10bに電源を供給するため、それに適した電圧、例えば15Vとなるまで上昇していく。この時点(時刻t1〜t2)では、遮断スイッチ12は遮断状態(オフ状態)であり、駆動回路10a、10bに制御電源は供給されていない。
次に、制御回路13は、制御電源回路11の出力電圧が時間経過により十分安定した電圧状態に達した時点で、すなわち、商用電源検出回路14による商用交流電源投入の検出から所定時間経過後、遮断スイッチ12をオンして(時刻t2)、駆動回路10a、10bに制御電源を投入する。つまり制御回路13は時計機能を有しており、商用交流電源投入の検出があると、予め設定された所定期間(時刻t1〜t2)の経過後、遮断スイッチ12をオンする。ここで、遮断スイッチ12は駆動回路10a、10bに対して共通の電源供給経路に設けられている。このため、遮断スイッチ12をオンすると、同時タイミングにて駆動回路10a、10bに制御電源が印加される。このように、制御回路13は、商用交流電源投入直後(時刻t1)は駆動回路10a、10bに制御電源を印加せず、所定期間待機する。これによって、制御電圧が十分安定化している状態(時刻t2以降)で駆動回路10a、10bに同時タイミングにて制御電源を印加する。
(LED8a,8bの同時点灯)
制御電源回路11は商用交流電源1が印加されてから動作を開始するが、制御電源回路11から出力される電圧は徐々に上昇していく。このため、駆動回路10aと駆動回路10bとの間に動作を開始する電圧にばらつきがあると、駆動回路10aと駆動回路10bとが起動を開始するタイミングにずれを生じる。それにともなってLED8a,LED8bの点灯するタイミングにもずれが生じる恐れがある。ここでは、制御電源電圧が十分安定化した状態になってから同時タイミング(時刻t2)にて駆動回路10a,10bに制御電源を供給しているため、これら駆動回路の起動開始電圧にばらつきがあっても、それを超える電圧が瞬時に印加されることになる。よって、ほぼ同時タイミングにて第1降圧チョッパ回路30及び第2降圧チョッパ回路31を起動させることができる。
(第1降圧チョッパ回路30の動作)
第1降圧チョッパ回路30が動作を開始すると、LED8aに電流が流れ始める。第1降圧チョッパ回路30の動作は、次の様である。スイッチング素子4aがオンすると、第1平滑コンデンサ3→スイッチング素子4a→インダクタ6a→第2平滑コンデンサ7a→第1平滑コンデンサ3の経路で電流が流れ、インダクタ6aにエネルギーが蓄えられる。またスイッチング素子4aがオフすると、インダクタ6aに蓄えられたエネルギーが放出され、インダクタ6a→第2平滑コンデンサ7a→還流ダイオード5a→インダクタ6aの経路で電流が流れる。第2平滑コンデンサ7aからはLED8aに電流が供給されるが、第2平滑コンデンサ7aはこのときLED電流の脈動を抑制し、平滑化する役目を果たす。スイッチング素子4aのオンデューティ比を調節することで、LED8aに流れる電流を調節することができる。
(フィードバック制御の動作)
LED8aに電流が流れ始めると、LED電流検出抵抗9aによりLED8aに流れる電流が電圧信号に変換されて検出される。検出された信号は、LED電流検出信号として駆動回路10aに入力されて、LED電流目標信号と比較される。例えばLED電流検出信号よりもLED電流目標信号の方が大きい場合、駆動回路10aから絶縁回路15aを介してスイッチング素子4aに出力される信号は、スイッチング素子4aのオンデューティ比を増大させる信号であり、LED8aに流れる電流は増加する。反対にLED電流目標信号よりもLED電流検出信号のほうが大きい場合、スイッチング素子4aのオンデューティ比は減少し、LED8aに流れる電流は減少する。このように駆動回路10aにてLED電流検出信号とLED電流目標信号とを比較し、両者の差が小さくなる方向にスイッチング素子4aのデューティ比を制御して、定電流フィードバック制御を行う。第2降圧チョッパ回路31及び駆動回路10bの動作については、第1降圧チョッパ回路30及び駆動回路10aと同様であるため説明を省略する。
ここで、制御回路13は、色温度・調光コントローラ16から入力される信号に応じて色温度3000KのLED8aと、色温度5000KのLED8bとに供給する電流値(LED電流目標信号)をそれぞれ決定する。制御回路13は駆動回路10a、10bにそれぞれのLED電流目標信号を与える。これによりLED8aとLED8bに設定した電流が供給され、光の混合により任意の色温度・調光率の光を得ることができる。
(商用交流電源1の遮断時)
次に商用交流電源1を遮断した場合を考える。光源点灯装置110は第1平滑コンデンサ3が接続されており、また、制御電源回路11にも図示しないが、通常内部に平滑コンデンサを有している。このため、商用交流電源1の遮断直後も降圧チョッパ回路は動作を継続するため、商用交流電源1の遮断後すぐにはLED8a,8bは消灯しない。ここで、LED8aの接続灯数とLED8bの接続灯数が異なる場合を考える。例えば、LED8aの接続灯数の方が少ないと仮定すると、第1降圧チョッパ回路30の方が低い電圧で点灯動作が可能であるため、商用交流電源1の遮断後に第1平滑コンデンサ3の電圧が低下したとき、出力電圧が小さくてすむLED8aの方が、LED8bより長く点灯を継続する。従って商用交流電源1の遮断時に3000Kと5000KのLEDの消灯するタイミングがずれてしまう。
そこで、本実施の形態1の光源点灯装置110では、図2に示すように、商用交流電源1が遮断されると(時刻t3)、商用電源検出回路14により商用交流電源1の遮断を検出し、検出信号は制御回路13に入力される。制御回路13は商用交流電源1の遮断を検出すると、直ちに遮断スイッチ12をオフして駆動回路10a、10bへの制御電源の供給を遮断する。遮断スイッチ12は駆動回路10a、10bに対して共通の電源供給経路に設けられているため、同時に第1降圧チョッパ回路30と第2降圧チョッパ回路31の動作を停止することができる。これによりLED8aとLED8bを同時タイミングにて消灯させることができる(時刻t3)。
以上のように各降圧チョッパ回路に互いに異なる色温度のLEDを接続した光源点灯装置110において、商用交流電源1の投入時、所定期間だけ制御電源の投入を遅延して、制御電源電圧が安定後、同時タイミングにて駆動回路10aと駆動回路10bとに制御電源を投入する構成とした。よって、各降圧チョッパ回路に接続されたLEDを同時タイミングにて点灯させることができる。
また、光源点灯装置110では、商用交流電源1の遮断時は電源が遮断したことを検出して同一タイミングにて駆動回路10aと駆動回路10bとへの制御電源を遮断する。よって、第1降圧チョッパ回路30と第2降圧チョッパ回路31とが同時に動作を停止し、同時タイミングにてLED8a,8bを消灯させることができる。
よって、3000KのLED8aと5000KのLED8bとの間で、商用交流電源1を投入した際に点灯を開始するタイミングがずれたり、電源遮断時に消灯するタイミングがずれることを抑制できる。よって、点灯・消灯するタイミングが3000KのLEDと5000KのLEDとで若干ずれることにより感じるちらつき感を抑制することができる。
なお、実施の形態1においては、第1降圧チョッパ回路30と第2降圧チョッパ回路31とにそれぞれ3000Kと5000Kとの異なる色温度のLEDを接続したが、これに限定するものではなく、他の色温度のLEDや、または同じ色温度のLEDを接続しても良い。第1降圧チョッパ回路30と第2降圧チョッパ回路31とに同じ色温度のLEDを接続する例を以下に述べる。高出力・大型のLED照明器具においてはLED接続数が多くなるため、LEDの直列数が増加する。それに伴い光源点灯装置110の出力電圧を高くする必要があるが、電源電圧や回路方式により、出力できる電圧に制限がある。そこで本実施の形態1で述べたように降圧チョッパ回路部分を2回路設けることにより1回路あたりの出力電圧を低く抑えることができる。このような場合でも、商用交流電源1の投入時、及び商用交流電源1の遮断時に同時タイミングにて第1降圧チョッパ回路30、第2降圧チョッパ回路31の動作開始、及び停止できるので、LEDの点灯及び消灯するタイミングを同時にできる。
また、LEDに電流を供給する回路として降圧チョッパ回路を用いているが、LEDに定電流を供給できる回路方式であれば他の回路方式でもよく、例えばフライバックコンバータなどでもよい。
(光源の種別)
さらに、本実施の形態1では、光源としてLEDを用いて説明したが、光源の種別としては、例えば有機ELを用いても良い。この場合、各降圧チョッパ回路に互いに異なる色温度の有機ELを接続することにより、同様の色温度可変制御を行うことができる。そして、LEDを用いる場合と同様に、電源投入時及び電源遮断時において、各降圧チョッパ回路に接続された有機ELが、降圧チョッパ回路ごとに点灯・消灯するタイミングがずれることにより感じるちらつき感を抑制することができる。
実施の形態2.
次に図3を参照して実施の形態2の光源点灯装置120を説明する。本実施の形態2においては、光源としてLEDを用いて説明する。
図3は光源点灯装置120の回路図である。図3において、商用交流電源1、LED8a、LED8b及び色温度・調光コントローラ16以外は光源点灯装置120の構成要素である。実施の形態1の図1と異なる部分は、
(1)駆動回路内にオペアンプで構成されるエラーアンプと、
(2)オペアンプの非反転入力端子に抵抗25・コンデンサ26からなる積分回路(RC積分回路)と、
(3)コンデンサ放電用スイッチ27と
を設けたことであり、実施の形態1と同様の部分については説明を省略する。
駆動回路10aは、スイッチング素子4aを駆動する制御IC20a(制御部)と、オペアンプ22a、コンデンサ23a、抵抗24aで構成されるエラーアンプ(比較部)と、オペアンプ22aの非反転入力端子に設けられ、抵抗25aとコンデンサ26aとからなる積分回路と、コンデンサ26aに並列に接続された放電用スイッチ27a(短絡スイッチ)とを備えている。放電用スイッチ27aは、例えば半導体スイッチが用いられ、ここではトランジスタを用いている。オペアンプ22aの出力端子は、第1降圧チョッパ回路30のスイッチング素子4aを駆動する制御IC20aに入力される。制御IC20aはオペアンプ22aの出力電圧に応じてスイッチング素子のDuty比を決定する。駆動回路10bは駆動回路10aと同様の構成であり、説明は省略する。
制御回路13は、放電用スイッチ27a、27bのオン・オフ制御を行う。また、制御回路13からは色温度・調光コントローラ16より出力される信号に応じてLED電流目標信号が出力される。LED電流目標信号は直流電圧信号やPWM信号であり、オペアンプ22aの非反転入力端子に入力される。オペアンプの非反転入力端子には、ノイズを除去する目的、または制御回路13からのLED電流目標信号がPWM信号の場合、直流電圧に平滑化する目的で、抵抗25a及びコンデンサ26aからなる積分回路が接続されている。
以上、本実施の形態2に係わる光源点灯装置120の構成について説明した。次に、本実施の形態2に係わる光源点灯装置120の動作について図4を用いて説明する。
図4は光源点灯装置120の動作タイミング図である。
図4の横軸は全て時間tである。
図4(a)は、商用電源検出回路14によって検出され制御回路13に入力される、商用電源検出信号を示す。
図4(b)は、制御電源回路11の出力電圧を示す。
図4(c)は、遮断スイッチ12のオン、オフ状態を示す。
図4(d)は、3000Kの光源に対するLED電流目標信号を示す。
図4(e)は、5000Kの光源に対するLED電流目標信号を示す。
図4(f)は、放電用スイッチ27a,27bのオン、オフ状態を示す。
図4(g)は、コンデンサ26aの電圧を示す。
図4(h)は、コンデンサ26bの電圧を示す。
なお、実施の形態1と同様の動作については説明を省略する。
商用交流電源1を投入すると、制御電源回路11が起動を開始する((b)の時刻t1)。制御回路13は商用電源検出回路14を介して商用交流電源1の投入を検出すると、所定期間経過後(時刻t1〜t2)、遮断スイッチ12をオンする((c)の時刻t2)。すると「制御IC20aと制御IC20b」及び「オペアンプ22aとオペアンプ22b」に同時タイミングにて制御電源が供給される(時刻t2)。これにより駆動回路10a及び駆動回路10bは、時刻t2から起動を開始するが、制御回路13は、時刻t2〜t3の期間では、それぞれのLED電流目標信号((d)、(e))の出力をゼロとする。すなわち制御回路13は、商用交流電源1の投入を検出すると所定の期間経過後(時刻t1〜t2経過後)に遮断スイッチ12をONにし、遮断スイッチ12のONの時刻t2から時刻t3までの間、LED電流目標信号をゼロにする。そして制御回路13は、時刻t3以降、それぞれのLED電流目標信号を出力する。時刻t2〜t3は、0秒以上であればよい。すなわち、制御回路13による各LED電流目標信号の出力は、遮断スイッチ12のオン以降(時刻t2以降、制御電源の供給開始以降)とする。なお「オン以降」とは、遮断スイッチ12のオンと同時の場合(時刻t2〜t3がゼロ秒の場合)も含む意味である。時刻t2〜t3の期間では、これにより第1降圧チョッパ回路30及び第2降圧チョッパ回路31はLEDへの出力電流がゼロ、すなわち消灯状態(降圧チョッパ回路動作停止)となる。
次に、時刻t3において、制御回路13から色温度・調光コントローラ16の設定により決定する3000K用および5000K用の各LED電流目標信号を、オペアンプ22aとオペアンプ22bとの非反転入力端子に同時タイミングにてそれぞれ入力する((d)、(e)の時刻t3)。これにより第1降圧チョッパ回路30及び第2降圧チョッパ回路31は同時タイミングにてLEDに電流を供給し、LED8a,8bが同時に点灯を開始する。つまり、LED電流検出信号は各エラーアンプにより、LED電流目標信号と比較される。そして制御IC20a,20bは、両者の電圧レベルが一致する方向にスイッチング素子4a、4bのデューティ比を制御してLED電流を目標電流に一致させる。
駆動回路10aについて具体的に説明すると、駆動回路10aの積分回路(抵抗25aとコンデンサ26aのRC積分回路)は、第1降圧チョッパ回路30に接続されたLED8aに流すべき電流の目標値を示すLED電流目標信号(目標信号)が制御回路13から継続して入力された場合は、LED電流目標信号に応じた電圧(出力値)を出力する(図4の(g))。一方、駆動回路10aのエラーアンプは、LED電流検出抵抗9aにより検出された検出値(LED8aのLED電流に対応する検出値)と、積分回路の出力電圧とを比較する。制御IC20aは、エラーアンプによる検出値と出力電圧との比較結果に基づいて、第1降圧チョッパ回路30のスイッチング素子4aのスイッチングを制御する。駆動回路10bの動作も駆動回路10aと同様である。この駆動回路の動作において、制御回路13は、制御電源回路11によって生成された制御電源の供給開始以降に(時刻t2と同時か、時刻t2の後に)、各駆動回路の積分回路へのLED電流目標信号の出力を開始する。
(積分回路)
実施の形態2ではオペアンプ22a、22bの非反転入力端子にノイズを除去する目的で抵抗25a、25b及びコンデンサ26a、26bからなる積分回路が接続されている。これによりLED電流目標信号に重畳したノイズを除去する。また、制御回路13がLED電流目標信号としてPWM信号を出力する場合は、PWM信号を平滑化して直流電圧に変換する役割を果たす。この場合、PWM信号のデューティ比の増減に応じてオペアンプの非反転入力端子に入力されるLED電流目標信号の電圧レベル(目標信号に応じた出力値)が増減する。
(ソフトスタート)
このようにエラーアンプの基準電圧入力端子部に積分回路、すなわち抵抗値とコンデンサ容量で決まる時定数を有する回路を設け、かつ、商用交流電源1の投入直後、遮断スイッチ12のオン後の所定期間(時刻t2〜t3)、制御回路13から出力されるLED電流目標信号をゼロとする。そして、時刻t3から、制御回路13が色温度・調光コントローラ16の設定値により決定するLED電流目標信号をオペアンプ22a、22bの非反転入力端子に入力すると、時定数により非反転入力端子に入力される電圧は、図4の(g)、(h)のように、ゼロから徐々に時間経過に伴い上昇していく。これに伴って、LED電流もゼロから徐々に上昇していく。このため、第1降圧チョッパ回路30及び第2降圧チョッパ回路31のスイッチング素子4a,4bへのストレスを軽減する、いわゆる「ソフトスタート効果」が得られる。すなわち、制御回路13から各駆動回路の積分回路にLED電流目標信号が出力開始されるタイミングを、制御電源回路11によって生成された制御電源の各駆動回路への供給の開始の時刻t2以降とする。こうすることで、各降圧チョッパ回路はエラーアンプからの出力に応じて直ちに駆動する状態ではあるが、エラーアンプの非反転入力端子に入力される電圧は時刻t3から徐々に上昇するので、各降圧チョッパ回路がLED8a,8bに供給するLED電流も徐々に増加する「ソフトスタート」が可能となる。
(交流電源の遮断時)
次に、図4を参照して、商用交流電源1を遮断した場合について述べる。
(遮断スイッチ12のオフ)
商用交流電源1が遮断された場合、実施の形態1と同様、商用電源検出回路14により商用交流電源1が遮断したことを検出し((a)の時刻t4)、この検出信号が制御回路13に入力される。制御回路13は、商用交流電源1が遮断されたことを判断して、直ちに遮断スイッチ12オフして((c)の時刻t4)、制御電源の供給を遮断する。遮断スイッチ12は駆動回路10aと駆動回路10bとに対して直列に共通する経路に設けられているため、遮断スイッチ12のオフにより同時に第1降圧チョッパ回路30と第2降圧チョッパ回路31との動作が停止する。これによりLED8aとLED8bを同時に消灯することができる。
(放電用スイッチのオン)
ここで、実施の形態2においては、制御回路13は、遮断スイッチ12をオフすると同時に、放電用スイッチ27a、27bを時刻t4〜t5の間だけオンする。これにより、コンデンサ26a,26bの両端を短絡させて商用交流電源1の遮断時にコンデンサ26a、26bに蓄えられた電荷を放電する。なお時刻t5で放電用スイッチ27a、27bをオフに戻すのは、再び商用交流電源1が投入された場合は、積分回路にLED電流目標信号が入力されるからである。放電用スイッチ27a、27bによるコンデンサ26a,26bの短絡により、例えば電源遮断後すぐに電源を投入した場合に、コンデンサ26a、26bに電荷が残った状態であることを防止することができる。仮に、コンデンサ26a、26bに電荷が残った状態で駆動回路10a及び駆動回路10bに制御電源が投入されれば、制御回路13からのLED電流目標信号をゼロとしても、オペアンプの非反転入力端子にはコンデンサ26a、26bの残留電荷がLED電流目標信号として与えられてしまう。このため、LEDに電流が流れてしまう。従って積分回路によるソフトスタート機能が得られず、降圧チョッパ回路の起動時にスイッチング素子のストレスが大きくなり、電流、電圧定格の小さいスイッチング素子を用いたときなどに、定格をオーバーしてしまう恐れがある。
そこで、本実施の形態2では、商用交流電源1の遮断と同時にコンデンサ26a、26bの電荷を瞬時に引き抜くため、商用交流電源1の遮断後、すぐに電源を再投入しても既にコンデンサ26a、26bの電荷が引き抜かれた状態である。よって、制御回路13からLED電流目標信号が出力されると、積分回路の時定数によりオペアンプ22a、22bの反転入力端子の電圧は徐々に上昇していき、同様にソフトスタート効果を得ることができる。ちなみに、抵抗28a、28bは放電用スイッチ27a、27bとしてトランジスタを用いた場合、コンデンサからの放電電流がトランジスタの定格をオーバーしないように電流値を制限するもので、抵抗値は抵抗25a、25bより十分小さな値となっている。
(消灯信号時の受信時)
また、商用交流電源1の遮断時のみならず、例えば色温度・調光コントローラ16から消灯を指示する消灯信号が出力された場合も、制御回路13は、消灯信号が入力されたことを認識すると、遮断スイッチ12をオフすると同時に、放電用スイッチ27a、27bを時刻t4〜t5の所定の期間だけオンする。これにより駆動回路10a、10bが動作を停止してLEDを消灯すると同時にコンデンサ26a、26bの電荷を瞬時に引き抜く。このため、消灯信号入力後すぐに点灯を指示する信号が色温度・調光コントローラ16より入力されても、既にコンデンサ26a、26bの電荷が引き抜かれた状態であるため、同様にソフトスタート効果を得ることができる。なお、色温度・調光コントローラ16の出力する消灯信号は、全てのLEDに対する消灯信号でもよいし(LED8a,LED8bの両者に対する消灯信号)、いずれかのLEDに対する消灯信号(例えばLED8aのみに対する消灯信号)の場合でもよい。
以上のように、光源点灯装置120は、第1降圧チョッパ回路30と第2降圧チョッパ回路31とは互いに異なる色温度のLED8a,LED8bが接続され、独立して任意の電流を供給する。そして、光源点灯装置120は、商用交流電源1の投入時、所定期間点灯待機して、制御電源電圧が安定後、同時に駆動回路10aと駆動回路10bに制御電源を投入する構成である。よって、各降圧チョッパ回路に接続されたLEDを同時タイミングにて点灯させることができる。
また、制御電源投入時は、LED目標電流値をゼロとしたので、オペアンプの反転入力端子に接続した積分回路の働きによりソフトスタートを実現することができる。
さらに、商用交流電源1の遮断時は電源が遮断されたことを検出して同時タイミングにて駆動回路10a、10bへの制御電源を遮断し、降圧チョッパ回路の動作を停止させるため、同時タイミングにて異なる色温度のLEDを消灯させることができる。
そして、さらに、光源点灯装置120は、制御電源の遮断と同時に、エラーアンプに設けられた時定数回路(積分回路)のコンデンサの電荷を引き抜くため、電源遮断直後の電源再投入においても、確実にソフトスタートを達成することができる。
よって、商用交流電源1を投入した際に各発光色のLEDごとに点灯開始するタイミングがずれたり、電源遮断時に消灯するタイミングが各発光色のLEDごとにずれることを抑制でき、点灯・消灯するタイミングが若干ずれることにより感じるちらつき感を抑制することができる。また、ソフトスタート機能によりスイッチング素子への電流・電圧ストレスを低減できる。
なお、実施の形態2においては、第1降圧チョッパ回路30と第2降圧チョッパ回路31に、それぞれ3000Kと5000KのLEDを接続する場合を説明したが、他の色温度のLEDや、同色温度のLEDを接続しても良い。
同じ色温度のLEDを接続する例を以下に述べる。高出力・大型のLED照明器具においてはLED接続数が多くなるため、LEDの直列数が増加する。それに伴い光源点灯装置120の出力電圧を高くする必要があるが、電源電圧や回路方式により、出力できる電圧に制限がある。そこで本実施の形態2で述べたように降圧チョッパ回路部分を2回路設けることにより1回路あたりの出力電圧を低く抑えることができる。このような場合でも、商用交流電源1の投入時、及び商用交流電源1の遮断時に同時タイミングにて第1降圧チョッパ回路30、第2降圧チョッパ回路31の動作開始、及び停止できるので、LEDの点灯及び消灯するタイミングを同時にできる。
また、LEDに電流を供給する回路として降圧チョッパ回路を用いているが、LEDに電流を供給できる回路方式であれば他の回路方式でもよく、例えばフライバックコンバータなどでもよい。
さらに、本実施の形態2では、光源としてLEDを用いて説明したが、例えば有機ELを用いても良い。この場合、各降圧チョッパ回路に互いに異なる色温度の有機ELを接続することにより、同様の色温度可変制御を行うことができる。そして、電源投入時及び、電源遮断時に各降圧チョッパ回路に接続された有機ELが、降圧チョッパごとに点灯・消灯するタイミングがずれることにより感じるちらつき感を抑制することができる。また、ソフトスタート機能によりスイッチング素子への電流・電圧ストレスを低減できる。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3に係る照明器具200の側断面図である。
照明器具本体40の内部には、実施の形態1、2のいずれかで説明した光源点灯装置110、あるいは光源点灯装置120が収納され、光源点灯装置は、電源線42、コネクタ43を介して商用交流電源1に接続される。色温度の異なるLEDパッケージ44a、44bを実装した実装基板45は、照明器具本体40の発光面に装着され、配線46により光源点灯装置110(あるいは光源点灯装置120)に接続され、照明器具200を形成する。
また、図示しないが、光源点灯装置は調光信号線接続コネクタを備え、外部に設けられた色温度・調光コントローラと接続される。
本実施の形態3に係る照明器具200によれば、各実施の形態で述べた光源点灯装置を組み込むことができる。光源点灯装置を組み込んだ照明器具200は、それぞれの定電流電源部に接続された光源の、「点灯を開始するタイミングまたは消灯するタイミング」がずれることを抑制できる。よって、照明器具200は、点灯時または消灯時に感じるちらつき感を抑制することができる。なお、本実施の形態3では光源としてLEDを用いているが、有機ELや他の光源を用いても良い。
1 商用交流電源、2 整流回路、3 第1平滑コンデンサ、4a,4b スイッチング素子、5a,5b ダイオード、6a,6b インダクタ、7a,7b 第2平滑コンデンサ、8a,8b LED、9a,9b LED電流検出抵抗、10a,10b 駆動回路、11 制御電源回路、12 遮断スイッチ、13 制御回路、14 商用電源検出回路、15a,15b 絶縁回路、16 色温度・調光コントローラ、20a,20b 制御IC、21a,21b ダイオード、22a,22b オペアンプ、23a,23b コンデンサ、24a,24b 抵抗、25a,25b 抵抗、26a,26b コンデンサ、27a,27b 放電用スイッチ、28a,28b 抵抗、29 交流−直流変換部、30 第1降圧チョッパ回路、31 第2降圧チョッパ回路、40 照明器具本体、41 光源点灯装置、42 電源線、43 コネクタ、44 LEDパッケージ、45 実装基板、110,120 光源点灯装置、200 照明器具。

Claims (6)

  1. 商用交流電源による交流電圧を直流電圧に変換し、変換された直流電圧を出力する変換部と、
    前記変換部に並列接続された複数の定電流電源部であって、対応する光源が接続されると共に、駆動制御を受けることによって直流電流を接続された対応する前記光源に出力する複数の定電流電源部と、
    前記複数の定電流電源部ごとに対応して設けられ、制御電源の供給を受けることによって前記複数の定電流電源部を駆動制御する複数の駆動部と、
    前記商用交流電源が投入されると、前記商用交流電源に基づき起動すると共に前記商用交流電源に基づく前記制御電源の生成を開始する制御電源回路部と、
    前記商用交流電源の投入を検出すると、前記制御電源回路部によって生成された前記制御電源の前記複数の駆動部への供給を、所定期間が経過してから開始する制御電源供給制御部と
    を備え
    前記複数の駆動部の各駆動部は、
    対応する前記定電流電源部に接続された前記光源に流すべき直流電流の目標値を示す目標信号が継続して入力され、継続して入力される前記目標信号に応じた出力値を出力する積分回路と、
    対応する前記定電流電源部に接続された前記光源に流れる直流電流に対応する検出値と、前記積分回路の前記出力値とを比較する比較部と、
    前記比較部による前記検出値と前記出力値との比較結果に基づいて、対応する前記定電流電源部を駆動制御する制御部と
    を備え、
    前記制御電源供給制御部は、
    各駆動部の前記積分回路に前記目標信号を継続して出力し、
    前記制御電源供給制御部によって各駆動部の前記積分回路に前記目標信号が出力開始されるタイミングは、
    前記制御電源回路部によって生成された前記制御電源の前記複数の駆動部への供給の開始以降であることを特徴とする光源点灯装置。
  2. 各駆動部の前記積分回路は、
    抵抗とコンデンサとからなるRC積分回路と、
    制御を受けることにより前記コンデンサの両端を短絡させる短絡スイッチと
    を備え、
    前記制御電源供給制御部は、
    前記商用交流電源の遮断を検出すると、各駆動部の前記積分回路の前記短絡スイッチによって前記コンデンサの両端を短絡させることを特徴とする請求項記載の光源点灯装置。
  3. 前記制御電源供給制御部は、
    いずれかの前記定電流電源部に対応する前記光源の消灯を指示する消灯信号を入力すると、消灯が指示された前記光源に対応する前記定電流電源部を駆動する前記駆動部の前記積分回路の前記短絡スイッチによって前記コンデンサの両端を短絡させることを特徴とする請求項記載の光源点灯装置。
  4. 前記光源点灯装置は、
    前記光源として、発光ダイオードと有機EL(Electro Luminescence)との少なくともいずれか一方を用いたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の光源点灯装置。
  5. 前記複数の定電流電源部の各定電流電源部は、
    前記光源として、他の前記定電流電源部と色温度の異なる前記光源が接続されたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の光源点灯装置。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の光源点灯装置を備えたことを特徴とする照明器具。
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