JP5040801B2 - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5040801B2 JP5040801B2 JP2008127415A JP2008127415A JP5040801B2 JP 5040801 B2 JP5040801 B2 JP 5040801B2 JP 2008127415 A JP2008127415 A JP 2008127415A JP 2008127415 A JP2008127415 A JP 2008127415A JP 5040801 B2 JP5040801 B2 JP 5040801B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- folded
- deployment
- elongated
- longitudinal direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Description
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、展開方向と逆の方向に折り畳まれて長尺状とされるエアバッグを備え、この折り畳まれたエアバッグにおける車両下方側への展開方向とは逆側の位置に設けられた取付部により同エアバッグが車両の天井部分に対し下側から取り付けられ、前記エアバッグにおける前記展開方向とは逆側の位置に形成された導入口から同エアバッグ内にガスを供給することにより、前記エアバッグを膨張させつつ前記展開方向に展開させるエアバッグ装置において、前記取付部とは別の取付部が前記長尺状とされたエアバッグにおける長手方向両端部に設けられ、前記別の取付部は、前記折り畳まれて長尺状とされるエアバッグの上縁部に同エアバッグの長手方向両端部外側へ延びるように設けられて、前記長尺状のエアバッグに対し前記長手方向両端部外側に向けた張力を作用させるものであり、前記別の取付部は、前記エアバッグの展開膨張中には同エアバッグに対し前記長手方向両端部外側に向けた張力を作用させるものであことを要旨とした。
同図はエアバッグ5を展開した状態を示している。この図に示されるように、エアバッグ5における自動車2の前後方向についての前端(図中上端)部分には、インフレータ6に接続される導入口12aを有する接続部12が形成されている。この接続部12における導入口12aよりも下流側の部分は、自動車2の前後方向についての後方側(図中下方側)に延びて、エアバッグ5の展開膨張時に自動車2の幅方向(図中左右方向)に延びる横セル13に接続されている。この横セル13における上記幅方向の両端部には自動車2の後方かつ下方に延びる二つのサイド用縦セル14が接続され、横セル13における上記幅方向中央部には自動車2の後方かつ下方に延びる二つのセンタ用縦セル15が接続されている。
図3に示されるように、横セル13における自動車2の前側方向(図中上側方向)の縁部であって導入口12aと繋がる部分の近傍には、エアバッグ5を上記天井部分に取り付けるための取付部として取付具16が固定されている。従って、エアバッグ5が折り畳まれて長尺状とされているときには、上記取付具16が同エアバッグ5における展開方向側とは逆側に位置する。
図4は、上記収容空間回りを図2の矢印A−A方向から見た断面図である。
導入口12aからエアバッグ5へのガスの供給により、同ガスがまずエアバッグ5内を車幅方向外側に向かって流れ、折りまれたエアバッグ5の長手方向両端部の折り重ね部38を膨張させながら折り状態を解消させようとする。このときのエアバッグ5の膨張により、同エアバッグ5を結束する結束テープが破れるとともに、同ルーフヘッドライニング4が下方に押されて図5(a)に示されるルーフヘッドライニング4の端部4aがリヤピラーガーニッシュ32の上端部32aを乗り越えて下方に変位する。その結果、ルーフヘッドライニング4が下方に変位してルーフパネル3に対し開いた状態となり、エアバッグ5におけるロール状に畳まれた部分(図4)が、自動車2の後方且つ下方に向けて展開膨張してゆく。
(1)折り畳まれて長尺状とされたエアバッグ5をインナパネル20に取り付ける際には、同エアバッグ5をインナパネル20に接触させつつ、連結部28を同エアバッグ5の長手方向両端部外側に広げて伸ばした状態で固定具29をインナパネル20に固定することが行われる。これにより、長尺状のエアバッグ5に対しその長手方向両端部外側に向けた張力が作用し、上記エアバッグ5を垂れ下がることなくインナパネル20に取り付けることができるようになる。また、上記のようにインナパネル20に取り付けられたエアバッグ5の展開膨張初期には、膨張に伴いエアバッグ5が取付具16を中心とする回動方向に変位して同エアバッグ5の長手方向両端部が固定具29に対し離れようとする。しかし、このときにはエアバッグ5に対しその長手方向両端部外側に向かう張力が作用するため、それによって上述したエアバッグ5の変位を抑制することができるようになる。以上により、収容状態にあるエアバッグ5の垂れ下がりや、展開膨張初期におけるエアバッグ5の取付具16を中心とする回動方向への変位に起因して、エアバッグ5の展開膨張が理想的な軌跡(図6の破線)から外れた軌跡(同図の二点鎖線)で行われることは抑制される。更に、エアバッグ5の展開膨張が理想的な軌跡から外れた軌跡で行われることにより、その展開膨張が良好に行えなくなることを抑制できるようになる。
・図7に示されるように、自動車2の後部において、上記収容空間に収容されたエアバッグ5の展開方向側(図中右側)にワイヤハーネス33が通過している場合がある。この場合、展開膨張するエアバッグ5が上記ワイヤハーネス33に接触し、それによってエアバッグ5の展開膨張を良好に行えなくなるおそれがある。これに対処すべく、エアバッグ5の展開膨張が上記ワイヤハーネス33を避けて行われるよう、展開膨張時の同エアバッグ5の変位を案内するガイド部材34を設けてもよい。このようにガイド部材34を設けることにより、展開膨張するエアバッグ5がワイヤハーネス33に接触して同エアバッグ5の展開膨張が良好に行われなくなることを抑制できるようになる。なお、ガイド部材34に関しては、インナパネル20に取り付けてもよいし、折り畳まれて長尺状とされたエアバッグ5に取り付けてもよい。
この固定具29は、連結部28の先端に設けられるブッシュ41を備えている。ブッシュ41には、連結部28におけるインナパネル20側の面とは反対側の面に接する基部42と、その基部42からインナパネル20側に突出して連結部28に形成された孔43を貫通する突部44とが設けられている。突部44においては、その突出方向に延びる軸孔45が形成されるとともに、同突部44の幅方向両側の側壁には互いに接近離間する方向について弾性を有する一対の弾性係止片46が形成されている。
図13に示されるように取付部61を一つだけ設ける場合には、長尺状とされたエアバッグ5の長手方向中央部に設けることが好ましい。これは、同エアバッグ5においては、その長手方向両端部が取付部27によって天井部分に固定されており、長手方向中央部が最も垂れ下がり易くなる関係から、その部分を取付部61を用いて天井部分に固定することが、エアバッグ5の垂れ下がりを確実に回避するうえで効果的なためである。
Claims (8)
- 展開方向と逆の方向に折り畳まれて長尺状とされるエアバッグを備え、この折り畳まれたエアバッグにおける車両下方側への展開方向とは逆側の位置に設けられた取付部により同エアバッグが車両の天井部分に対し下側から取り付けられ、前記エアバッグにおける前記展開方向とは逆側の位置に形成された導入口から同エアバッグ内にガスを供給することにより、前記エアバッグを膨張させつつ前記展開方向に展開させるエアバッグ装置において、
前記取付部とは別の取付部が前記長尺状とされたエアバッグにおける長手方向両端部に設けられ、
前記別の取付部は、前記折り畳まれて長尺状とされるエアバッグの上縁部に同エアバッグの長手方向両端部外側へ延びるように設けられて、前記長尺状のエアバッグに対し前記長手方向両端部外側に向けた張力を作用させるものであり、
前記別の取付部は、前記エアバッグの展開膨張中には同エアバッグに対し前記長手方向両端部外側に向けた張力を作用させるものである
ことを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記別の取付部は、前記長尺状のエアバッグに対しその長手方向両端部外側に向けた張力を作用させた状態で、同エアバッグを前記天井部分に取り付けるものである
請求項1記載のエアバッグ装置。 - 前記別の取付部は、前記折り畳まれて長尺状とされるエアバッグの長手方向両端部から外方に向けて延びる連結部と、その連結部の先端部に設けられて車両の天井部分に固定される固定具とを備える
請求項1又は2記載のエアバッグ装置。 - 前記連結部は、前記折り畳まれて長尺状とされるエアバッグの長手方向両端部から前記展開方向に対し垂直方向に延びている
請求項3記載のエアバッグ装置。 - 前記連結部は、前記折り畳まれて長尺状とされるエアバッグの長手方向両端部に対し前記展開方向についての幅全体の半分以上に亘って繋がる帯状をなしている
請求項3又は4記載のエアバッグ装置。 - 前記折り畳まれて長尺状とされたエアバッグにおける前記導入口の近傍には、その導入口から前記エアバッグ内に供給されたガスを同エアバッグの長手方向両端部に向けて導くインナチューブが設けられている
請求項1〜5のいずれか一項に記載のエアバッグ装置。 - 前記折り畳まれて長尺状とされるエアバッグの展開方向側にはワイヤハーネスが通過しており、前記エアバッグの展開膨張が前記ワイヤハーネスを避けて行われるよう展開膨張時の同エアバッグの変位を案内するガイド部材が設けられている
請求項1〜6のいずれか一項に記載のエアバッグ装置。 - 前記折り畳まれて長尺状とされるエアバッグにおける展開方向側にも同エアバッグを車両の天井部分に取り付けるための取付部が設けられている
請求項1〜7のいずれか一項に記載のエアバッグ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008127415A JP5040801B2 (ja) | 2007-09-27 | 2008-05-14 | エアバッグ装置 |
US12/232,909 US7909356B2 (en) | 2007-09-27 | 2008-09-25 | Airbag apparatus |
EP08017021.0A EP2042385B1 (en) | 2007-09-27 | 2008-09-26 | Airbag apparatus |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007251096 | 2007-09-27 | ||
JP2007251096 | 2007-09-27 | ||
JP2008009612 | 2008-01-18 | ||
JP2008009612 | 2008-01-18 | ||
JP2008127415A JP5040801B2 (ja) | 2007-09-27 | 2008-05-14 | エアバッグ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009190719A JP2009190719A (ja) | 2009-08-27 |
JP5040801B2 true JP5040801B2 (ja) | 2012-10-03 |
Family
ID=41073101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008127415A Active JP5040801B2 (ja) | 2007-09-27 | 2008-05-14 | エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5040801B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11310101A (ja) * | 1998-04-30 | 1999-11-09 | Tokai Rika Co Ltd | サイドエアバッグ装置 |
JP3731473B2 (ja) * | 2001-01-12 | 2006-01-05 | トヨタ自動車株式会社 | 頭部保護エアバッグ装置の配設構造 |
JP2002362280A (ja) * | 2001-06-01 | 2002-12-18 | Toyoda Gosei Co Ltd | 頭部保護エアバッグ装置 |
JP3951848B2 (ja) * | 2002-07-29 | 2007-08-01 | 豊田合成株式会社 | 車両における後部乗員の保護装置 |
JP2004175179A (ja) * | 2002-11-26 | 2004-06-24 | Honda Motor Co Ltd | 乗員拘束装置 |
JP2006088844A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Honda Motor Co Ltd | 車両用乗員保護装置 |
WO2007055420A1 (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-18 | Autoliv Development Ab | カーテンエアバッグ |
-
2008
- 2008-05-14 JP JP2008127415A patent/JP5040801B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009190719A (ja) | 2009-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20180067354A (ko) | 루프 에어백 장치 | |
JP2019031167A (ja) | カーテンエアバッグ装置の搭載構造及びカーテンエアバッグの展開方法 | |
JP5969792B2 (ja) | 頭部保護エアバッグの組付方法 | |
JP2009292441A (ja) | カーテンエアバッグ用ブラケット及びカーテンエアバッグ装置 | |
JP6277077B2 (ja) | カーテンエアバッグ装置及びカーテンエアバッグの折り畳み方法 | |
JP5366774B2 (ja) | エアバッグ及びエアバッグの折畳方法 | |
JP2011213194A (ja) | 車両の内装構造 | |
EP2042385B1 (en) | Airbag apparatus | |
JP2013208978A (ja) | 頭部保護エアバッグ装置 | |
JP5478219B2 (ja) | エアバッグ | |
JP6895345B2 (ja) | エアバッグ | |
JP2010235043A (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2014189039A (ja) | カーテンエアバッグ取付用ブラケットおよびカーテンエアバッグ | |
JP2008114739A (ja) | カーテンエアバッグ装置を備えた車両の後部構造 | |
JP2010083240A (ja) | エアバッグ及びエアバッグ装置 | |
JP5040801B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP5550315B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP7368210B2 (ja) | エアバッグ及びその折畳方法 | |
JP4816613B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2009202829A (ja) | カーテンエアバッグ装置の連結構造、及びカーテンエアバッグ装置 | |
JP2009078717A (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2013203171A (ja) | エアバッグ | |
JP6462225B2 (ja) | 頭部保護エアバッグ装置 | |
JP5843432B2 (ja) | カーテンエアバッグ装置 | |
JP2009241895A (ja) | エアバッグ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100623 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120313 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120511 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120612 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120625 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5040801 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720 Year of fee payment: 3 |