JP5040618B2 - 鋳造品のひけ割れ推定方法、そのひけ割れ推定装置、そのひけ割れ推定プログラム、及び当該プログラムを記録した記録媒体、並びにその成形型製造方法 - Google Patents

鋳造品のひけ割れ推定方法、そのひけ割れ推定装置、そのひけ割れ推定プログラム、及び当該プログラムを記録した記録媒体、並びにその成形型製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、鋳造品のひけ割れ推定方法、そのひけ割れ推定装置、そのひけ割れ推定プログラム、及び当該プログラムを記録した記録媒体、並びにその成形型製造方法に関する。
アルミニウム等のダイカスト鋳造を行う際には、鋳造シミュレーションを用いて、鋳造品に生じる凝固収縮率の分布を予測している。この凝固収縮率の分布においては、特に鋳造品において表面形状が窪んで形成された窪み状角部等においては、成形型(金型等)の表面によって冷却され難く、溶湯の未凝固部分に関連する凝固収縮率が高くなる傾向にある。
また、設計者等は、鋳造シミュレーションの結果を見て、凝固収縮率が極端に大きい部位は、この部位に対応する鋳造品の表面にひけ割れが生じる可能性が高いことを認知している。そして、設計者等は、ひけ割れが生じる可能性が高い表面部位の形状を変更したり、この表面部位の近くの冷却効果を高めたりしている。
例えば、特許文献1においては、複雑な形状をとり得る鋳物製品について、製品全体としての指向性凝固の成否を予測し、鋳造方案の設計を効率よく行うことができる鋳造方案評価装置等が開示されている。この鋳造方案評価装置等においては、鋳物モデルの三次元形状データと鋳造条件とに基づいて、鋳物モデルにおける各微小要素の溶湯の凝固時間を算出し、この凝固時間と、微小要素から他の各微小要素までの隣接する要素数の最小値である距離番号との関係から鋳造方案の良否を評価している。
また、例えば、特許文献2においては、微少なひけ巣の発生予測を精度よく行うことのできる凝固解析方法が開示されている。この凝固解析方法においては、注目セルが指定固相率に達したときに、隣接セルとの固相率差を算出して、算出した固相率差に応じて注目セルの収縮量を隣接セルに分配し、最終的に各セルの収縮量が大きい部分をひけ巣発生の可能性があるものと推定している。
しかしながら、上記特許文献1、2に開示されたものは、いずれも凝固収縮率等に基づいてひけ巣等の発生部位を予測することができるものに過ぎない。そのため、ひけ巣によって、鋳造品の表面にひけ割れが生ずる可能性があるか否かは、設計者等のカン、コツ等の感覚に頼らざるを得なかった。
特開2007−222886号公報 特開2005−329465号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位を、画一的で客観的な基準で特定することができる鋳造品のひけ割れ推定方法、そのひけ割れ推定装置、そのひけ割れ推定プログラム、及び当該プログラムを記録した記録媒体、並びにその成形型製造方法を提供しようとするものである。
第1の発明の一つは、鋳造シミュレーションによって予測された鋳造品に生じる凝固収縮率の分布を基にして複数のひけ巣の発生部位を三次元で特定したひけ巣データと、上記鋳造品の表面形状を三次元で抽出した表面データとを、三次元座標軸を一致させて統合して、三次元の統合データを得る統合ステップと、
上記三次元の統合データにおける上記各ひけ巣と上記三次元の統合データにおける上記鋳造品の表面の形状が窪んで形成された窪み状角部との間の最短距離を求めると共に、該窪み状角部の曲率半径を求める計測ステップと、
上記各ひけ巣のうち、上記最短距離及び上記曲率半径を用いて決定した評価値が所定の規定値の範囲を外れたひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定する評価ステップとを含むことを特徴とする鋳造品のひけ割れ推定方法にある(請求項1)。
第1の発明の他の一つは、鋳造シミュレーションによって予測された鋳造品に生じる凝固収縮率の分布を基にして複数のひけ巣の発生部位を三次元で特定したひけ巣データと、上記鋳造品の表面形状を三次元で抽出した表面データとを、三次元座標軸を一致させて統合して、三次元の統合データを得る統合ステップと、
上記三次元の統合データにおける上記各ひけ巣と上記三次元の統合データにおける上記鋳造品の表面の形状が窪んで形成された窪み状角部との間の最短距離を求めると共に、上記三次元の統合データにおける上記各ひけ巣の体積と、上記窪み状角部の曲率半径とを求める計測ステップと、
上記各ひけ巣のうち、上記最短距離、上記体積及び上記曲率半径を用いて決定した評価値が所定の規定値の範囲を外れたひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定する評価ステップとを含むことを特徴とする鋳造品のひけ割れ推定方法にある(請求項3)。
本発明の鋳造品のひけ割れ推定方法は、鋳造シミュレーションによる凝固収縮率の分布結果を用いて、鋳造品の表面においてひけ割れが生ずる可能性がある部位を特定することができるものである。
具体的には、本発明においては、統合ステップとして、上記鋳造シミュレーションによって得られたひけ巣データと、鋳造品の表面形状を三次元で抽出した表面データとを、三次元座標軸を一致させて統合して、三次元の統合データを得る。このとき、この統合データにおいては、ひけ巣データと表面データとが同一次元に展開される。
次いで、計測ステップとして、三次元の統合データにおける各ひけ巣(鋳巣)と、三次元の統合データにおける鋳造品の表面との間の最短距離を求める。その後、評価ステップとして、各ひけ巣のうち、最短距離を用いて決定した評価値が所定の規定値の範囲を外れたひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定する。
これにより、本発明においては、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位を、設計者等のカン、コツ等の感覚に頼らなくても、画一的で客観的な基準で特定することができる。
それ故、本発明の鋳造品のひけ割れ推定方法によれば、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位を、画一的で客観的な基準で特定することができる。そして、設計者等は、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位に対して、表面形状を変更する等の対策を講じることができる。
第2発明は、上記ひけ割れ推定方法をコンピュータに実行させるための鋳造品のひけ割れ推定プログラムにある(請求項)。
第3発明は、上記ひけ割れ推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体にある(請求項)。
第4発明は、上記ひけ割れ推定方法を実行するよう構成されたコンピュータを有することを特徴とする鋳造品のひけ割れ推定装置にある(請求項)。
これらの発明においても、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位を、画一的で客観的な基準で特定することができる。
第5発明は、上記ひけ割れ推定方法を用いて、上記鋳造品の成形型を製造する方法であって、
上記ひけ割れが生じる可能性が高いことを特定された上記ひけ巣に対応する上記鋳造品の表面形状を変更した後、該鋳造品の成形型を成形することを特徴とする鋳造品の成形型製造方法にある(請求項)。
本発明の鋳造品の成形型製造方法においては、上記ひけ割れ推定方法を行い、評価ステップにおいてひけ割れが生じる可能性が高いと特定されたひけ巣に対して、改善策を講じる。具体的には、本発明においては、ひけ割れが生じる可能性が高いことを特定されたひけ巣に対応する鋳造品の表面形状を変更する。そして、表面形状を変更した後の鋳造品に対して成形型を製造する。これにより、この成形型を用いて実際に成形した鋳造品に、ひけ割れが生じることを防止することができる。
それ故、本発明の鋳造品の成形型製造方法によれば、ひけ割れの発生を防止した成形型を容易に製造することができる。
なお、ひけ割れが生じる可能性が高いことを特定されたひけ巣に対応する鋳造品の表面形状の変更は、例えば、三次元の統合データにおいて、ひけ割れが生じる可能性が高いことを特定されたひけ巣の最短距離を形成する角部の曲率半径を大きくすることにより対応することができる。また、上記表面形状は、三次元の統合データにおいて、ひけ割れが生じる可能性が高いことを特定されたひけ巣の最短距離を長くすることにより対応することもできる。さらに、上記表面形状は、三次元の統合データにおいて、ひけ割れが生じる可能性が高いことを特定されたひけ巣の最短距離を長くすると共に曲率半径を大きくすることによっても対応することができる。
第6発明は、上記のひけ割れ推定方法を用いて、上記鋳造品の成形型を製造する方法であって、
上記成形型において、上記ひけ割れが生じる可能性が高いことを特定された上記ひけ巣に対応する上記鋳造品の表面の冷却効果又は当該成形型内の湯流れ性を高めた後、該鋳造品の成形型を成形することを特徴とする鋳造品の成形型製造方法にある(請求項)。
本発明の鋳造品の成形型製造方法においても、上記ひけ割れ推定方法を行い、評価ステップにおいてひけ割れが生じる可能性が高いと特定されたひけ巣に対して、改善策を講じる。具体的には、本発明においては、ひけ割れが生じる可能性が高いことを特定されたひけ巣に対応する鋳造品の表面の冷却効果、又はキャビティ、湯道、せき等の成形型内の溶湯の湯流れ性を高め、ひけ巣の発生部位を鋳造品の表面から遠ざけることができる。そして、冷却効果又は湯流れ性を高めた後の鋳造品に対して成形型を製造する。これにより、この成形型を用いて実際に成形した鋳造品に、ひけ割れが生じることを防止することができる。
それ故、本発明の鋳造品の成形型製造方法によっても、ひけ割れの発生を防止した成形型を容易に製造することができる。
なお、ひけ割れが生じる可能性が高いことを特定されたひけ巣に対応する鋳造品の表面の冷却効果による改善と湯流れ性による改善とは、合わせて採用することができる。また、冷却効果又は湯流れ性による改善と、上記表面形状の変更による改善とを、合わせて採用することもできる。
また、冷却効果の改善は、例えば、成形型(金型等)に設ける冷却用穴(冷却媒体等を流す穴)の形成位置、形成状態等を変更することにより行うことができる。
また、湯流れ性の改善は、例えば、鋳造品を成形するためのキャビティへ溶湯を導くための鋳込口、ランナー等の形成位置、形成状態等を変更することにより行うことができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記第1の発明において、鋳造シミュレーションにおいては、鋳造品に生じる凝固収縮率の分布は、鋳造品の各部の溶湯の凝固速度に依存して求めることができる。そして、鋳造シミュレーションにおいて、ひけ巣の発生部位は、凝固収縮率が高い部位、すなわち凝固速度が遅い部位(周辺部分が凝固したのに対して、未凝固の部分として残る部位)として特定することができる。
また、上記凝固収縮率とは、成形する鋳造品の各部における所定の体積(単位体積)当たりの空洞の発生率を示す。この空洞は、成形する鋳造品の各部において、成形型(金型等)からの位置、形状等の違いによって生じる各部の冷却速度の差に起因して形成されるものである。
また、上記鋳造品は、アルミニウム等のダイカスト品とすることができる。
また、上記最短距離に基づく評価値は、最短距離自体とし、この最短距離が所定寸法以下であるひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定することができる。また、上記最短距離に基づく評価値は、最短距離以外の条件も考慮した値とし、この値が所定の規定値の範囲を外れたひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定することもできる。
また、上記第1の発明の一つにおいて、上記計測ステップにおいては、上記三次元の統合データにおける上記最短距離を求めると共に、上記三次元の統合データにおける上記各ひけ巣における上記最短距離を形成する角部の曲率半径を求め、上記評価ステップにおいては、上記各ひけ巣のうち、上記最短距離及び上記曲率半径を用いて決定した評価値が所定の規定値の範囲を外れたひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定する
これにより、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位を、より精度よく特定することができる。
また、上記第1の発明の一つにおいて、上記評価ステップにおいては、上記最短距離及び上記曲率半径のそれぞれについて、大きさの大小に応じて点数を割り振り、上記各ひけ巣のうち、上記最短距離の点数と上記曲率半径の点数とを掛け合わせたときの評価点数が所定の点数以上であるひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定することが好ましい(請求項)。
この場合には、上記評価点数を用いることにより、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位を、より精度よく特定することができる。
なお、最短距離の点数は、最短距離が小さいほど大きくすることができ、曲率半径の点数は、曲率半径が小さいほど大きくすることができる。
また、上記第1の発明の他の一つにおいて、上記計測ステップにおいては、上記三次元の統合データにおける上記最短距離を求めると共に、上記三次元の統合データにおける上記各ひけ巣の体積と、上記三次元の統合データにおける上記各ひけ巣における上記最短距離を形成する角部の曲率半径とを求め、上記評価ステップにおいては、上記各ひけ巣のうち、上記最短距離、上記体積及び上記曲率半径を用いて決定した評価値が所定の規定値の範囲を外れたひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定する
この場合にも、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位を、より精度よく特定することができる。
また、上記第1の発明の他の一つにおいて、上記評価ステップにおいては、上記最短距離、上記体積及び上記曲率半径のそれぞれについて、大きさの大小に応じて点数を割り振り、上記各ひけ巣のうち、上記最短距離の点数と上記体積の点数と上記曲率半径の点数とを掛け合わせたときの評価点数が所定の点数以上であるひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定することが好ましい(請求項)。
この場合には、上記評価点数を用いることにより、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位を、より精度よく特定することができる。
なお、最短距離の点数は、最短距離が小さいほど大きくすることができ、体積の点数は、体積が大きいほど大きくすることができ、曲率半径の点数は、曲率半径が小さいほど大きくすることができる。
また、上記第1の発明において、上記最短距離は、上記三次元の統合データにおける上記各ひけ巣と、上記三次元の統合データにおける上記鋳造品の表面の形状が窪んで形成された窪み状角部との間の距離として求める。
上記成形型において鋳造品を成形する際に、上記窪み状角部の周辺の溶湯は、成形型の表面によって冷却され難いために、未凝固部分として残り易く、凝固収縮率が高くなる傾向にある。そのため、上記最短距離を、各ひけ巣と窪み状角部との間の距離として求めることにより、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位の特定を、より安定して行うことができる。
以下に、本発明の鋳造品のひけ割れ推定方法及びひけ割れ推定装置にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
図1〜図3に示すごとく、本例の鋳造品のひけ割れ推定方法は、鋳造シミュレーションのプログラム100による凝固収縮率の分布結果を用いて、鋳造品の表面においてひけ割れが生ずる可能性がある部位を特定することができるものである。ひけ割れ推定方法は、以下の統合ステップ、計測ステップ及び評価ステップを行うことにより、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位を特定することができる。このひけ割れ推定方法は、パソコン等のコンピュータにインストールした鋳造シミュレーションのプログラム100及びひけ割れ推定方法のプログラム10によって実行される。また、本例のひけ割れ推定装置1は、鋳造シミュレーションのプログラム100及びひけ割れ推定方法のプログラム10をインストールしたパソコン等のコンピュータである。
本例のひけ割れ推定方法においては、まず、統合ステップ(図1のステップS105)として、図4、図5に示すごとく、鋳造シミュレーションのプログラム100によって予測された鋳造品に生じる凝固収縮率の分布を基にして複数のひけ巣(鋳巣)221の発生部位を三次元で特定したひけ巣データ22と、図7に示すごとく、鋳造品の表面240の形状を三次元で抽出した表面データ24とを、三次元座標軸を一致させて統合して、図8に示すごとく、三次元の統合データ25を得る。次いで、計測ステップ(図1のS106、S107)として、三次元の統合データ25における各ひけ巣221と三次元の統合データ25における鋳造品の表面240との間の最短距離Lと、三次元の統合データ25における各ひけ巣221の体積Vと、三次元の統合データ25における各ひけ巣221の最短距離Lを形成する角部241の曲率半径Rとを求める。
その後、評価ステップ(図1のステップS108、S109)として、各ひけ巣221のうち、最短距離L、体積V及び曲率半径Rを用いて決定した評価値が所定の規定値の範囲を外れたひけ巣221に対応する鋳造品の表面240においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定する。より具体的には、本例においては、最短距離L、体積V及び曲率半径Rのそれぞれについて、大きさの大小に応じて点数を割り振り、各ひけ巣221のうち、最短距離Lの点数と体積Vの点数と曲率半径Rの点数とを掛け合わせたときの評価点数が所定の点数以上であるひけ巣221に対応する鋳造品の表面240の部位においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定する。
以下に、本例の鋳造品のひけ割れ推定方法及びひけ割れ推定装置1にかかる実施例につき、図1〜図11を参照して詳説する。
本例の鋳造品は、アルミニウムのダイカスト品である。
本例の鋳造シミュレーションのプログラム100としては、鋳造湯流れ凝固解析ソフトウェア(製品名:TopCAST、株式会社トヨタコミュニケーションシステム製)を用いた。
ひけ割れ推定装置1は、鋳造シミュレーションを行うプログラム100及びひけ割れ推定を行うプログラム10を、同じコンピュータにインストールして構成することができ、別々のコンピュータにインストールして構成することもできる。また、ひけ割れ推定を行うプログラム10は、例えば、表面データを生成する部分と、統合データを生成して評価を行う部分とを、別々のコンピュータによって構成することもできる。
そして、図2、図3に示すごとく、本例のひけ割れ推定装置1は、ひけ割れの発生頻度を示すひけ割れランクを表示する表示画面(モニタ)19を有している。
また、図10に示すごとく、本例においては、上記最短距離L(LA、LB、LC)は、三次元の統合データ25における各ひけ巣221(A、B、C)と、三次元の統合データ25における鋳造品の表面240の形状が窪んで形成された窪み状角部241との間の距離として求められる。成形型3において実際に鋳造品4を成形する際に、窪み状角部241の周辺においては、鋳造品の表面形状の特徴上、溶湯と成形型3との間の熱伝達が集中し易く、さらに成形型3内に冷却配管が配置し難い。そして、窪み状角部241の周辺の溶湯は、成形型3の表面によって冷却され難いために、未凝固部分として残り易く、凝固収縮率が高くなる傾向にある(図11参照)。そのため、最短距離L(LA、LB、LC)を、各ひけ巣221と窪み状角部241との間の距離として求めることにより、鋳造品の表面240においてひけ割れが生じる可能性が高い部位の特定を、より安定して行うことができる。なお、図10においては、鋳造品を成形するための成形型3を斜線で示した。
図11には、実際に成形した鋳造品4においてひけ割れ6が生じた状態を示す。同図は、窪み状角部41の近傍にひけ巣5が生じたとき、このひけ巣5の周辺に位置する鋳造品4の表面部位40には、ひけ割れ6が発生する可能性が高いことを示す。
図3に示すごとく、本例のひけ割れ推定装置(コンピュータ)1が実行可能な手段は、後述する各ステップを実行する手段であり、具体的には、収縮率算出ステップ実行手段11、表面抽出ステップ実行手段12、統合ステップ実行手段13、計測ステップ実行手段14及び評価ステップ実行手段15からなる。収縮率算出ステップ実行手段11は、鋳造シミュレーションのプログラム100をインストールして形成してあり、その他の実行手段は、ひけ割れ推定方法のプログラム10をインストールして形成してある。
本例のひけ割れ推定方法を実行するに当たっては、収縮率算出ステップとして、図4に示すごとく、鋳造シミュレーションのプログラム100を用いて、鋳造品に生じる凝固収縮率の分布を算出する(図1のステップS101)。このとき、鋳造シミュレーションのプログラム100においては、鋳造品を複数の要素に区画し、各要素において溶湯の体積の縮小変化を算出し、各要素が凝固する際に生じた体積の縮小部分に、隣接する未凝固の要素から溶湯を補給して、最終的に空洞として残った部分が多い要素がひけ巣(鋳巣)221として算出される。このとき、ひけ巣221として算出する要素は、凝固収縮率が90%以上である要素とすることができる。そして、図4、図5に示すごとく、鋳造品に生じる凝固収縮率の分布を示す鋳造シミュレーションデータ21からひけ巣221のみのデータを抽出して、複数のひけ巣221の発生部位を三次元で特定したひけ巣データ22を生成する(図1のS102)。
一方、表面抽出ステップとして、図6に示すごとく、鋳造品の三次元CADデータ23を生成し(図1のS103)、図7に示すごとく、この三次元CADデータ23から鋳造品の表面240の形状を三次元で抽出した表面データ24を生成する(図1のS104)。
ここで、ひけ巣データ22の生成(S101、S102)と表面データ24の生成(S103、S104)とは、いずれかを先にして順次行うことができ、別々のコンピュータにおいて同時に行うこともできる。
次いで、統合ステップとして、図8に示すごとく、ひけ巣データ22と表面データ24とを、三次元座標軸を一致させて統合して、三次元の統合データ25を生成する(図1のS105)。このとき、この統合データ25においては、ひけ巣データ22と表面データ24とが同一次元に展開される。
次いで、計測ステップとして、図9、図10に示すごとく、三次元の統合データ25における各ひけ巣221から表面までの最短距離L(LA、LB、LC)を測定する(図1のS106)。このとき、最短距離Lが所定の距離以下(例えば、15mm以下として設定することができる。)になったひけ巣221のみ以下のひけ割れの可能性を推定する評価対象とすることができる。
次いで、図10に示すごとく、三次元の統合データ25における評価対象となったひけ巣221について、体積V(VA、VB、VC)と、最短距離Lを形成する角部241の曲率半径R(RA、RB、RC)とを測定する(図1のS107)。
次いで、最短距離L、体積V及び曲率半径Rのそれぞれについて、大きさの大小に応じて点数を割り振る。このとき、最短距離Lの点数は、最短距離Lが小さいほど大きくすることができ、体積Vの点数は、体積Vが大きいほど大きくすることができ、曲率半径Rの点数は、曲率半径Rが小さいほど大きくすることができる。
そして、評価対象となったひけ巣221について、最短距離Lの点数と体積Vの点数と曲率半径Rの点数とを掛け合わせたときの評価点数を算出する(図1のS108)。このとき、評価点数の大きさに応じて、ひけ割れが発生する頻度をランク分けすることができる。そして、評価点数が所定の点数以上であるひけ巣221に対応する鋳造品の表面240の部位に、ひけ割れが生じる可能性が高いことを特定することができる(図1のS109)。
このように、本例においては、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位を、設計者等のカン、コツ等の感覚に頼らなくても、画一的で客観的な基準で特定することができる。
それ故、本例の鋳造品のひけ割れ推定方法及びひけ割れ推定装置1によれば、鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高い部位を、画一的で客観的な基準で特定することができる。
表1には、上記ひけ割れ推定方法によって、ひけ割れの推定を行う一例を示す。
三次元統合データ25における各ひけ巣221(ここでは、A〜Cとする。)から表面までの最短距離Lの点数は、例えば、L1未満の場合をP1とし、L1以上L2以下の場合をP2として設定することができる。ここで、P1>P2である。
三次元統合データ25における各ひけ巣A〜Cの体積Vの点数は、例えば、V1未満の場合をP3とし、V1以上V2以下の場合をP4とし、V2以上の場合をP5として設定することができる。ここで、P5>P4>P3である。
三次元統合データ25における各ひけ巣A〜Cの最短距離Lを形成する角部241の曲率半径Rの点数は、例えば、R1未満の場合をP6とし、R1以上R2以下の場合をP7とし、R2以上の場合をP8として設定することができる。ここで、P6>P7>P8である。
そして、同表に示すごとく、ひけ巣Aについては、評価点数がP1×P5×P7として算出され、ひけ巣Bについては、評価点数がP2×P4×P6として算出され、ひけ巣Cについては、評価点数がP1×P3×P7として算出される。その結果、ひけ巣Aの評価点数が最も大きくなり、この評価点数が、ひけ割れが発生する可能性が高い所定の点数以上になっているときには、ひけ割れランクをS1として、ひけ割れが発生する可能性が高いことを特定することができる。これに対し、ひけ巣B、Cについては、その評価点数が、ひけ割れが発生する可能性が高い所定の点数未満になっているときには、ひけ割れランクをS2、S3として、ひけ割れが発生する可能性が低いことを認知することができる。
また、ひけ割れ推定方法及びひけ割れ推定装置を用いることにより、以下のように、ひけ割れの発生を防止した成形型3を製造することができる。
すなわち、成形型3を製造するに当たっては、上記ひけ割れ推定方法を行い、評価ステップにおいてひけ割れが生じる可能性が高いと特定されたひけ巣221に対応する鋳造品の表面240の形状を変更する。そして、表面形状を変更した後の鋳造品に対して成形型3を製造する。これにより、この成形型3を用いて実際に成形した鋳造品に、ひけ割れが生じることを防止することができる。
また、上記鋳造品の表面240の形状を変更する代わりに、成形型3に工夫を行って、鋳造品の表面240の冷却効果、又はキャビティ、湯道、せき等の成形型3内の溶湯の湯流れ性を高め、ひけ巣の発生部位を鋳造品の表面240から遠ざけることもできる。これによっても、冷却効果又は湯流れ性を高めた後の成形型3を用いて実際に成形した鋳造品に、ひけ割れが生じることを防止することができる。
実施例における、ひけ割れ推定方法の動作順序を示すフローチャート。 実施例における、ひけ割れ推定装置の機械的構成を示す説明図。 実施例における、ひけ割れ推定装置の電気的構成を示す説明図。 実施例における、鋳造品のシミュレーションデータを示す説明図。 実施例における、鋳造品のひけ巣データを示す説明図。 実施例における、鋳造品の三次元CADデータを示す説明図。 実施例における、鋳造品の表面データを示す説明図。 実施例における、鋳造品の統合データを示す説明図。 実施例における、鋳造品の統合データにおけるひけ巣の周辺を拡大して示す説明図。 実施例における、鋳造品の統合データにおいて、各ひけ巣と鋳造品の表面との間の最短距離、各ひけ巣の体積、各ひけ巣の最短距離を形成する角部の曲率半径を求める状態を示す説明図。 実施例における、実際に成形した鋳造品においてひけ割れが生じた状態を示す説明図。
符号の説明
1 ひけ割れ推定装置(コンピュータ)
10、100 プログラム
21 鋳造シミュレーションデータ
22 ひけ巣データ
221 ひけ巣
23 三次元CADデータ
24 表面データ
240 表面
241 窪み状角部
25 統合データ
3 成形型
4 鋳造品
41 窪み状角部
5 ひけ巣
6 ひけ割れ
L 最短距離
V 体積
R 曲率半径

Claims (9)

  1. 鋳造シミュレーションによって予測された鋳造品に生じる凝固収縮率の分布を基にして複数のひけ巣の発生部位を三次元で特定したひけ巣データと、上記鋳造品の表面形状を三次元で抽出した表面データとを、三次元座標軸を一致させて統合して、三次元の統合データを得る統合ステップと、
    上記三次元の統合データにおける上記各ひけ巣と上記三次元の統合データにおける上記鋳造品の表面の形状が窪んで形成された窪み状角部との間の最短距離を求めると共に、該窪み状角部の曲率半径を求める計測ステップと、
    上記各ひけ巣のうち、上記最短距離及び上記曲率半径を用いて決定した評価値が所定の規定値の範囲を外れたひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定する評価ステップとを含むことを特徴とする鋳造品のひけ割れ推定方法。
  2. 請求項において、上記評価ステップにおいては、上記最短距離及び上記曲率半径のそれぞれについて、大きさの大小に応じて点数を割り振り、上記各ひけ巣のうち、上記最短距離の点数と上記曲率半径の点数とを掛け合わせたときの評価点数が所定の点数以上であるひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定することを特徴とする鋳造品のひけ割れ推定方法。
  3. 鋳造シミュレーションによって予測された鋳造品に生じる凝固収縮率の分布を基にして複数のひけ巣の発生部位を三次元で特定したひけ巣データと、上記鋳造品の表面形状を三次元で抽出した表面データとを、三次元座標軸を一致させて統合して、三次元の統合データを得る統合ステップと、
    上記三次元の統合データにおける上記各ひけ巣と上記三次元の統合データにおける上記鋳造品の表面の形状が窪んで形成された窪み状角部との間の最短距離を求めると共に、上記三次元の統合データにおける上記各ひけ巣の体積と、上記窪み状角部の曲率半径とを求める計測ステップと、
    上記各ひけ巣のうち、上記最短距離、上記体積及び上記曲率半径を用いて決定した評価値が所定の規定値の範囲を外れたひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定する評価ステップとを含むことを特徴とする鋳造品のひけ割れ推定方法。
  4. 請求項において、上記評価ステップにおいては、上記最短距離、上記体積及び上記曲率半径のそれぞれについて、大きさの大小に応じて点数を割り振り、上記各ひけ巣のうち、上記最短距離の点数と上記体積の点数と上記曲率半径の点数とを掛け合わせたときの評価点数が所定の点数以上であるひけ巣に対応する鋳造品の表面においてひけ割れが生じる可能性が高いことを特定することを特徴とする鋳造品のひけ割れ推定方法。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載のひけ割れ推定方法をコンピュータに実行させるための鋳造品のひけ割れ推定プログラム。
  6. 請求項に記載のひけ割れ推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載のひけ割れ推定方法を実行するよう構成されたコンピュータを有することを特徴とする鋳造品のひけ割れ推定装置。
  8. 請求項1〜のいずれか一項に記載のひけ割れ推定方法を用いて、上記鋳造品の成形型を製造する方法であって、
    上記ひけ割れが生じる可能性が高いことを特定された上記ひけ巣に対応する上記鋳造品の表面形状を変更した後、該鋳造品の成形型を成形することを特徴とする鋳造品の成形型製造方法。
  9. 請求項1〜のいずれか一項に記載のひけ割れ推定方法を用いて、上記鋳造品の成形型を製造する方法であって、
    上記成形型において、上記ひけ割れが生じる可能性が高いことを特定された上記ひけ巣に対応する上記鋳造品の表面の冷却効果又は当該成形型内の湯流れ性を高めた後、該鋳造品の成形型を成形することを特徴とする鋳造品の成形型製造方法。
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