JP5040345B2 - 回路接合方法、回路基板積層体およびメモリカード - Google Patents

回路接合方法、回路基板積層体およびメモリカード Download PDF

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Description

本発明は、ベース基板上に回路部品を接合する回路接合方法、並びに、回路部品積層体および当該回路部品積層体を備えるメモリカードに関する。
従来より、情報を記録する記録媒体の一つとしてメモリチップが内蔵されたメモリカードが利用されており、このようなメモリカードは携帯性に優れているため、携帯型情報端末や携帯電話等の携帯型電子機器の記録媒体として広く使用されている。これらの携帯型電子機器は携帯性向上等の観点から年々大容量化が進められており、これに伴ってメモリカードの大容量化が求められている。
一方、メモリカードの形状や大きさ、厚さ等は通常、規格により定められているため、メモリカードの容量を増大させる際には、メモリカードを大型化することなく大容量化を実現する必要がある。特許文献1では、それぞれにベアチップが実装された複数のフィルム基板をマザー基板上に積層して電子回路モジュールを形成することにより、電子回路モジュールを薄型化する技術が開示されている。
国際公開第2006/095703号パンフレット
ところで、特許文献1の電子回路モジュールの製造では、それぞれにベアチップが実装された複数のフィルム基板を1枚ずつ積層して接合する工程が繰り返された後、積層状態の複数のフィルム基板がマザー基板に接合される。このため、フィルム基板の枚数が多くなると、フィルム基板を積層するために要する時間が増大してしまい、生産性の向上に限界がある。
また、電子回路モジュールの製造では、2枚のフィルム基板間の接合は、互いに対向する2枚のフィルム基板の電極間に配置された金属ボール表面のはんだ層を溶融させた後に固化することにより行われる。このような加熱を伴う接合を行う際には、通常、一方のフィルム基板の接合面(すなわち、他方のフィルム基板と対向する主面)とは反対側の主面にヒートツール等を当接させることにより、接合面上の電極を加熱することが行われる。しかしながら、ヒートツールが当接する基板等の回路部品が厚い場合等、ヒートツールから電極に伝導される熱が不足すると、回路部品を強固に接合することができず、接合の質が低下してしまう恐れがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、回路部品のベース基板に対する接合の信頼性を向上することを主な目的としており、また、積層構造を有する回路部品の接合を簡素化することも目的としている。
上記課題を解決するために、回路基板積層体であって、基板電極を有するベース基板と、前記ベース基板上に接合されたスペーサと、前記スペーサ上に接合されたフレキシブル回路基板と、を備え、前記スペーサが、第1基板本体と、前記ベース基板の前記基板電極に電気的に接続された基板電極と、前記第1基板本体の前記フレキシブル回路基板に対向する面上に設けられた第1中間電極と、前記第1基板本体を貫通するとともに一端が前記スペーサの基板電極に接続され、他端が前記第1中間電極に接続された第1配線と、
前記スペーサの基板電極近傍において前記第1基板本体を貫通する金属にて形成され、かつ、前記第1配線と電気的に分離された第1熱伝導部と、を備え、前記フレキシブル回路基板が、第2基板本体と、前記第2基板本体の両面に実装された半導体チップと、前記スペーサの前記第1中間電極に電気的に接続された第2中間電極と、前記第2中間電極に接続された第2配線と、前記第2中間電極近傍において前記第2基板本体を貫通する金属にて形成され、前記第2配線と電気的に分離されるとともに前記第1熱伝導部に熱的に接続された第2熱伝導部と、を備え、前記スペーサにおいて、前記第1熱伝導部が、前記第1配線の周囲を囲むことを特徴とする回路基板積層体を用いる。
さらに、上記記載の回路基板積層体であって、前記スペーサが、異方性導電性樹脂または非導電性樹脂を介して前記ベース基板に接合されており、前記フレキシブル回路基板が、異方性導電性樹脂または非導電性樹脂を介して前記スペーサに接合されていることを特徴とする回路基板積層体を用いる。上を用いる。

さらに、メモリカードであって、上記記載の回路基板積層体と、前記回路基板積層体の前記ベース基板上において前記スペーサおよび前記フレキシブル回路基板を覆うカバー部と、を備えることを特徴とするメモリカードを用いる。

本発明では、回路部品のベース基板に対する接合の信頼性を向上することができる。請求項3ないし14の発明では、積層構造を有する回路部品の接合を簡素化することができる。請求項6の発明では、第1熱伝導部と第2熱伝導部とを熱的に確実に接合することができる。
図1は、本発明の一の実施の形態に係るメモリカード1の構成を示す平面図である。図2は、メモリカード1を図1中に示すA−Aの位置で切断した縦断面図である。図1では、メモリカード1の内部構造の理解を容易にするために、カバー部5については輪郭のみを破線にて示す。
本実施の形態では、メモリカード1はSDメモリカード(Secure Digital memory card)である。好ましくは、メモリカード1の長さおよび幅(すなわち、図1中の左右方向および上下方向の大きさ)、並びに、厚さ(すなわち、図2中の上下方向の大きさ)はそれぞれ、32mm、24mmおよび2.1mmである。以下の説明では、便宜上、図2中の上側および下側をそれぞれ、メモリカード1の上側および下側として説明する。
図1および図2に示すように、メモリカード1は、一の角部が切り欠かれた略矩形状の回路基板2、複数の回路部品が積層された積層構造を有するとともに回路基板2の上面21上に接合されて回路基板2に電気的に接続される積層モジュール3、回路基板2の上面21にはんだを用いて実装される抵抗等の微細なチップ部品4、並びに、回路基板2の上面21側において積層モジュール3およびチップ部品4を覆う樹脂製のカバー部5を備える。回路基板2は、メモリカード1の各構成が接合されるベース基板となるため、以下の説明では、「ベース基板2」という。
図3.Aは、メモリカード1のベース基板2および積層モジュール3を拡大して示す縦断面図である。以下の説明では、ベース基板2および積層モジュール3を合わせて回路部品積層体と呼ぶ。図3.Aでは、図示の都合上、回路部品積層体の厚さを実際よりも大きく描いている。また、図の理解を容易にするために、後述するフレキシブル回路基板31およびスペーサ32は平行斜線を付さずに示している(図3.Bおよび図7においても同様)。
ベース基板2はガラスエポキシにより形成されており、図3.Aに示すように、積層モジュール3が接合されるベース基板電極211を上面21に有し、外部の電子機器との接続用の複数の外部電極221を下面22に有する。外部電極221は、ベース基板2の下面22から上面21へと連通するビア(図示省略)を介して、上面21上に設けられている配線に電気的に接続される。
積層モジュール3は、ベース基板2上において交互に積層される4枚のフレキシブル回路基板31および4つのスペーサ32、並びに、4枚のフレキシブル回路基板31のそれぞれの上面311および下面312に実装された複数の半導体チップ33を備える。4つのスペーサ32はそれぞれ、ベース基板2と図3.A中の最下層のフレキシブル回路基板31との間、および、4枚のフレキシブル回路基板31の間において、図1および図3.Aに示すように、フレキシブル回路基板31の長手方向(すなわち、図3.A中の左右方向)の略中央に配置される。
また、半導体チップ33は、各フレキシブル回路基板31の両側の主面において、長手方向に関してスペーサ32の両側に配置される。換言すれば、スペーサ32は、フレキシブル回路基板31の同一の主面に実装された2つの半導体チップ33の間に配置される。各半導体チップ33は、フレキシブル回路基板31およびスペーサ32のそれぞれに形成された配線を介してベース基板2に電気的に接続される。
図3.Aに示す半導体チップ33は、情報を記憶するメモリデバイスであり、非導電性樹脂34を介してフレキシブル回路基板31上に実装されており、フレキシブル回路基板31は、異方性導電性樹脂35を介してスペーサ32上に接合されている。また、図3.A中の最下層のスペーサ32は、異方性導電性樹脂35を介してベース基板2上に接合されている。
異方性導電性樹脂とは、内部に微細な導電性の金属粒子を分散させた絶縁性の樹脂材料であり、異方性導電性樹脂を介した接合では、電極間に異方性導電性樹脂を挟んで加熱および加圧することにより、両電極が金属粒子を介して電気的および熱的に接続されるとともに硬化および収縮した樹脂材料により物理的に接合される。また、非導電性樹脂を介した接合では、電極上に付与された非導電性樹脂を挟んで電極と対向するバンプを電極上に押圧しつつ加熱することにより、バンプと電極とを接触させて電気的に接続するとともに非導電性樹脂を硬化および収縮させることにより物理的な接合が行われる。
図3.Bは、図3.A中の最下層のスペーサ32近傍を拡大して示す図であり、図4は、最下層のスペーサ32を示す底面図である。図3.Bでは、図示の都合上、フレキシブル回路基板31上の半導体チップ33の図示を省略している。図3.Bおよび図4に示すように、最下層のスペーサ32は、ガラスエポキシにより形成されたスペーサ本体323、および、スペーサ本体323を貫通するとともにベース基板2と最下層のフレキシブル回路基板31とを電気的に接続する貫通配線である複数のスペーサビア324を備える。本実施の形態では、スペーサビア324は銅(Cu)により形成される。図4では、図示の都合上、スペーサビア324および後述のスペーサダミービア325の個数を実際よりも少なく描いており、また、図の理解を容易にするために、スペーサダミービア325に平行斜線を付す(図5における基板ビア314および基板ダミービア315においても同様)。
図4に示すように、スペーサ32の下面322には、ベース基板2のベース基板電極211(図3.A参照)に接合されてベース基板2の配線に電気的に接続される複数のスペーサ電極3241が設けられている。各スペーサビア324の一端は、図3.Aに示すように、スペーサ電極3241に接続されており、ベース基板電極211を介してベース基板2に電気的に接続される。また、スペーサ32の上面321(すなわち、最下層のフレキシブル回路基板31に対向する面)上にも同様に、スペーサビア324の他端に接続された複数のスペーサ電極3241が設けられており、スペーサビア324が、当該スペーサ電極3241に接続されて最下層のフレキシブル回路基板31に電気的に接続される。
スペーサ32は、また、スペーサ本体323の上面321側のスペーサ電極部3241近傍から下面322側のスペーサ電極3241近傍へと貫通して設けられる(すなわち、スペーサ電極3241近傍においてスペーサ本体323を貫通する)銅等の金属にて形成された複数のスペーサダミービア325を備える。
各スペーサダミービア325は、スペーサビア324と電気的に分離されており(すなわち、電気的に非接続とされており)、また、回路部品積層体(すなわち、ベース基板2および積層モジュール3)のいずれの電気配線とも電気的に分離されているため、メモリカード1(図1および図2参照)内においてスペーサダミービア325を用いて信号の伝達が行われることはない。図4に示すように、スペーサ32では、複数のスペーサダミービア325が、複数のスペーサビア324の周囲を囲んで設けられる。
図3.A中の上側から3つのスペーサ32は、最下層のスペーサ32と同様に、スペーサ本体323、スペーサビア324およびスペーサダミービア325を備える。当該3つのスペーサ32では、スペーサビア324が、スペーサ電極3241を介して上下両側に配置されたフレキシブル回路基板31に電気的に接続される。
図5は、図3.A中の最下層のフレキシブル回路基板31の一部を示す底面図である。図5では、フレキシブル回路基板31のスペーサ32(図3.A参照)との接合部近傍を示しており、また、半導体チップ33の一部も併せて描いている。図3.Bおよび図5に示すように、フレキシブル回路基板31は、ポリイミドにより形成された基板本体313、および、基板本体313を貫通するとともに第1基板電極3141を介して上下両側のスペーサ32を電気的接続する貫通配線である複数の基板ビア314を備える。本実施の形態では、基板ビア314もスペーサビア324(図4参照)と同様に銅等の金属により形成される。
図3.Bおよび図5に示すように、フレキシブル回路基板31の下面312には、スペーサ32の上面321のスペーサ電極3241に接合されて電気的に接続される複数の第1基板電極3141が設けられている。各基板ビア314の一端は、図3.Bに示すように、第1基板電極3141に接続されており、スペーサ電極3241を介して下側のスペーサ32に電気的に接続される。また、フレキシブル回路基板31の上面311にも同様に、基板ビア314の他端に接続された複数の第1基板電極3141が設けられており、当該第1基板電極3141およびスペーサ電極3241を介してフレキシブル回路基板31が上側のスペーサ32に電気的に接続される。
フレキシブル回路基板31の下面312には、図5に示すように、第1基板電極3141から下面312に沿って半導体チップ33へと伸びる表面配線316が設けられており、表面配線316に接続される図3.Aに示す第2基板電極3161上に、半導体チップ33のチップ電極部332が接合される。本実施の形態では、チップ電極部332はボールバンプ(いわゆる、スタッドバンプ)を有し、フリップチップ実装により半導体チップ33がフレキシブル回路基板31上に実装される。また、フレキシブル回路基板31の上面311にも、同様の表面配線316が設けられている。
図3.Bに示すように、フレキシブル回路基板31は、また、基板本体313の上面311側の第1基板電極3141近傍から下面312側の第1基板電極3141近傍へと貫通して設けられる(すなわち、第1基板電極3141近傍において基板本体313を貫通する)銅等の金属にて形成された複数の基板ダミービア315を備える。各基板ダミービア315は、基板ビア314および表面配線316(図5参照)と電気的に分離されており、また、回路部品積層体(すなわち、ベース基板2および積層モジュール3)のいずれの電気配線とも電気的に分離されているため、メモリカード1内において基板ダミービア315を用いて信号の伝達が行われることはない。
図5に示すように、フレキシブル回路基板31では、複数の基板ダミービア315および基板ダミービア315が接続されるダミービア接合部3151が、複数の基板ビア314から半導体チップ33へと伸びる表面配線316を避けつつ複数の基板ビア314の周囲(すなわち、フレキシブル回路基板31に設けられる配線のうち、基板本体313を貫通する貫通配線の周囲)を囲んで設けられる。複数の基板ダミービア315は、図3.Bに示すように、金属にて形成されたダミービア接合部3151,3251を介して、上下両側のスペーサ32のスペーサダミービア325と熱的に接続される。積層モジュール3では、ダミービア接合部3151,3251をそれぞれ、基板ダミービア315およびスペーサダミービア325の端部と捉えることができる。
図3.A中の上側から3つのフレキシブル回路基板31は、最下層のフレキシブル回路基板31と同様に、基板本体313、基板ビア314および表面配線316、並びに、基板ダミービア315を備える。最上層のフレキシブル回路基板31では、上側にスペーサ32が接合されないため、上面311には第1基板電極3141およびダミービア接合部3151は設けられない。
各フレキシブル回路基板31の厚さは約25μmであり、各半導体チップ33のチップ本体部331の厚さは約50μmである。また、半導体チップ33のチップ電極部332の上下方向の高さは約30μmとされる。図3.A中の最下層のスペーサ32の上下方向の高さは約105μmであり、他の3つのスペーサ32の高さは約185μmである。
積層モジュール3では、スペーサ32が、複数の半導体チップ33が実装された1枚のフレキシブル回路基板31(以下、「回路モジュール」と呼ぶ。)の一部、および、当該回路モジュールの上側に隣接する他の回路モジュールのフレキシブル回路基板31の一部と対向している。そして、スペーサ32により、一方の回路モジュールのフレキシブル回路基板31が、積層方向(すなわち、図3.A中の上下方向)に関して他方の回路モジュールのフレキシブル回路基板31から所定の距離だけ離間しつつ他方のフレキシブル回路基板31に対して支持される。また、最下層のスペーサ32は、ベース基板2および最下層の回路モジュールのフレキシブル回路基板31のそれぞれの一部と対向しており、当該スペーサ32により、最下層のフレキシブル回路基板31が積層方向に関してベース基板2から所定の距離だけ離間しつつベース基板2に対して支持される。
また、4枚のフレキシブル回路基板31の基板ダミービア315(図3.B参照)、および、4つのスペーサ32のスペーサダミービア325(図3.B参照)は、最上層のフレキシブル回路基板31の上面311から最下層のスペーサ32の下面322まで、ダミービア接合部3151,3251(図3.B参照)を介して連続しており、熱的に接続されている。
ここで、積層モジュール3をベース基板2上に接合される回路部品と捉えると、基板ダミービア315、スペーサダミービア325およびダミービア接合部3151,3251は、回路部品の部品電極(すなわち、最下層のスペーサ32の下面322側のスペーサ電極3241)近傍においてベース基板2とは反対側からベース基板2側へと回路部品を貫通して連続的に設けられることとなる。以下の説明では、これらの基板ダミービア315、スペーサダミービア325およびダミービア接合部3151,3251をまとめて、単に「ダミービア」という。
次に、回路部品積層体(すなわち、ベース基板2および積層モジュール3)の製造方法について説明する。図6は、回路部品積層体の製造の流れを示す図であり、図7は、製造途上の回路部品積層体を示す縦断面図である。
回路部品積層体が製造される場合には、まず、4枚のフレキシブル回路基板31の上面311および下面312(図3.A参照)において、複数の半導体チップ33が実装される領域に非導電性樹脂フィルム(NCF(Non Conductive Film))が貼付される。そして、各フレキシブル回路基板31の上面311および下面312に、それぞれ2つの半導体チップ33がNCFを介して順次フリップチップ実装されて4つの回路モジュールが形成される(ステップS11)。
続いて、ベース基板2のベース基板電極211上に異方性導電性樹脂フィルム(ACF(Anisotropic Conductive Adhesive Film))が貼付される(すなわち、異方性導電性樹脂が付与される)。具体的には、約80℃に加熱されたACFがベース基板電極211(図3.B参照)上に仮圧着されたのち、ACFのベース基板電極211とは反対側の主面を覆う保護フィルムが剥離される。ACFが貼付されると、1つのスペーサ32が、下面322側のスペーサ電極3241(図3.B参照)をベース基板電極211とACFを挟んで対向させつつベース基板2の上面21上に搭載される。なお、ACFは、スペーサ32の下面322側のスペーサ電極3241上に貼付されてもよい。
次に、スペーサ32の上面321側のスペーサ電極3241上にACFが貼付される。当該ACFは、スペーサ32の上面321側のダミービア接合部3251上にも貼付(すなわち、付与)される。そして、ACFを介して、フレキシブル回路基板31の下面312側の第1基板電極3141(図3.B参照)をスペーサ32のスペーサ電極3241と対向させつつ1つの回路モジュール(すなわち、フレキシブル回路基板31および半導体チップ33)がスペーサ32上に搭載される。このとき、フレキシブル回路基板31の下面312側のダミービア接合部3151は、ACFを介してスペーサ32のダミービア接合部3251と対向する。なお、ACFは、フレキシブル回路基板31の下面312側の第1基板電極3141およびダミービア接合部3151上に貼付されてもよい。
以下同様に、ACFを介して行われるスペーサ32および回路モジュールの搭載が繰り返され、4つのスペーサ32および4つの回路モジュール(すなわち、両面に半導体チップ33が実装されたフレキシブル回路基板31)が、図7に示すように、ベース基板2上に積層される(ステップS12)。
このように、ベース基板2上に4つのスペーサ32および4つの回路モジュールが交互に積層されつつ搭載されると、最上層の回路モジュールのフレキシブル回路基板31の上面311に加熱部であるヒートツール9が当接される。ヒートツール9は、最上層のフレキシブル回路基板31の上面311において、2つの半導体チップ33の間の領域に接触し、平面視においてスペーサ32全体を覆う。
そして、予め加熱されたヒートツール9により下向きの荷重が加えられることにより、各ACFが押し潰され、図3.Bに示すように、フレキシブル回路基板31の第1基板電極3141とスペーサ電極3241、および、スペーサ電極3241とベース基板電極211とが、ACF中の金属粒を介して電気的に接続される。また、基板ダミービア315に接続されたダミービア接合部3151とスペーサダミービア325に接続されたダミービア接合部3251とが、ACF中の金属粒を介して熱的に接続される。そして、ヒートツール9からの熱が、複数のフレキシブル回路基板31およびスペーサ32を介してベース基板2側へと伝導され、第1基板電極3141、スペーサ電極3241およびベース基板電極211上のACFが約180℃に加熱される。
このとき、ヒートツール9からの熱は、主に、基板本体313やスペーサ本体323に比べて熱伝導率が高い金属性のダミービア(すなわち、基板ダミービア315、スペーサダミービア325およびダミービア接合部3151,3251)を介して、第1基板電極3141、スペーサ電極3241およびベース基板電極211近傍へと伝導され、これにより各ACFが効率良く加熱される。すなわち、ダミービアは、ヒートツール9からの熱を積層方向に効率良く伝導する熱伝導部となっており、フレキシブル回路基板31の基板ダミービア315、および、スペーサ32のスペーサダミービア325はそれぞれ熱伝導部の一部となっている。
このように、ACFが加熱された状態で複数の回路モジュールおよびスペーサ32がベース基板2に向けて押圧されることにより、各ACFが熱硬化して4つの回路モジュールがそれぞれ異方性導電性樹脂35を介して下側のスペーサ32上に電気的に接合され、回路モジュールのスペーサ32に対する接合と並行して、上側の3つのスペーサ32がそれぞれ異方性導電性樹脂35を介して下側の回路モジュールのフレキシブル回路基板31上に電気的に接合される。さらに、回路モジュールおよびスペーサ32の接合と並行して、最下層のスペーサ32が異方性導電性樹脂35を介してベース基板2上に電気的に接合される(ステップS13)。換言すれば、ヒートツール9による加熱および押圧により、加熱を伴う接合による(すなわち、熱圧着による)積層モジュール3の形成、および、加熱を伴う接合による積層モジュール3のベース基板2に対する電気的接合(すなわち、物理的な接合および電気的な接続)が並行して行われる。
ここで、積層モジュール3を「回路部品」と捉えると、回路部品積層体(すなわち、ベース基板2および積層モジュール3)の製造では、回路部品の部品電極である最下層のスペーサ32の下面322側のスペーサ電極3241をベース基板2のベース基板電極211と対向させた状態で、回路部品のベース基板2とは反対側に当接されたヒートツール9により、回路部品がベース基板2に向けて押圧され、かつ、加熱される。ヒートツール9からの熱は、主に、回路部品を貫通するダミービアにより積層方向に伝導され、これにより、回路部品が、加熱を伴う接合により異方性導電性樹脂35を介してベース基板2上に電気的に接合される。
また、最下層のスペーサ32および回路モジュールに注目し、スペーサ32および回路モジュールをそれぞれ「第1回路部品」および「第2回路部品」と捉えると、スペーサ32の上面321側のスペーサ電極3241、および、フレキシブル回路基板31(すなわち、第2回路部品の部品基板)の下面312側の第1基板電極3141は、第1回路部品および第2回路部品の中間に位置する第1中間電極および第2中間電極といえる。また、スペーサダミービア325および基板ダミービア315は、第1熱伝導部および第2熱伝導部と捉えられる。第1回路部品では、、第1中間電極が第1熱伝導部近傍において第2回路部品に対向し、第2回路部品では、第2中間電極が第2熱伝導部近傍において第1回路部品に対向する。
回路部品がベース基板2上に電気的に接合される際には、第1回路部品の第1熱伝導部と第2回路部品の第2熱伝導部とが熱的に接続され、第1熱伝導部および第2熱伝導部を介して部品電極(すなわち、スペーサ電極3241)近傍が加熱される。さらに、第2熱伝導部を介して第1中間電極および第2中間電極近傍が加熱されることにより、第1中間電極と第2中間電極とが電気的に接合される。換言すれば、第2熱伝導部からの熱により、第1回路部品と第2回路部品とが接合される。
以上に説明したように、メモリカード1の回路部品積層体(すなわち、ベース基板2および積層モジュール3)では、金属により形成されたダミービアが、ベース基板2側の部品電極(すなわち、最下層のスペーサ32の下面322側のスペーサ電極3241であり、ベース基板電極211と対向する電極)近傍において積層モジュール3を貫通して連続的に設けられている。そして、積層モジュール3のベース基板2への電気的接合において、ヒートツール9からの熱が、ダミービアを介して積層モジュール3のベース基板2側の電極近傍およびベース基板電極211近傍に効率良く伝導される。その結果、ベース基板電極211上のACFを効率良く加熱して積層モジュール3をベース基板2上に強固に接合することができ、積層モジュール3のベース基板2に対する電気的接合の信頼性を向上することができる。
回路部品積層体の製造では、ベース基板2に対する最下層のスペーサ32の電気的接合、および、ベース基板2上に積層された複数のスペーサ32と複数の回路モジュールとの電気的接合が、ヒートツール9による1回の押圧により並行して行われる。このとき、ヒートツール9からの熱がダミービアを介して積層方向に効率良く伝導され、複数の回路モジュールと複数のスペーサ32とのそれぞれの間に位置する複数のACF、および、ベース基板電極211上のACFが効率良く加熱される。
これにより、積層方向におけるヒートツール9との間の距離が小さいACF(例えば、最上層の回路モジュールとスペーサ32との間のACF)を過剰に加熱することなく(すなわち、適切な温度にて加熱しつつ)、ヒートツール9との間の距離が比較的大きいACF(例えば、最下層のスペーサ32とベース基板2との間のACF)を適切な温度にて十分に加熱することができる。換言すれば、ヒートツール9からの積層方向の距離の差による各電極近傍の温度差を小さくすることができる。その結果、ベース基板2に対する最下層のスペーサ32の接合、および、ベース基板2上に積層された複数のスペーサ32と複数の回路モジュールとの接合を、接合の信頼性を高く維持しつつ並行して行うことができ、回路部品積層体の製造(すなわち、積層構造を有する積層モジュール3のベース基板2に対する接合)を簡素化することができる。
ところで、SDメモリカードのようなメモリカードでは、形状や大きさ、厚さ等が通常、規格により定められているため、メモリカードの容量を増大させる際には、メモリカードを大型化することなく大容量化を実現する必要がある。また、メモリカードの製造に係るコストを低減するために、製造工程を簡素化する必要もある。
本実施の形態に係る回路部品積層体では、上述のように、それぞれに複数の半導体チップ33が実装されたフレキシブル回路基板31(すなわち、回路モジュール)を積層することにより、回路部品積層体を大型化することなく大容量化することができ、また、ベース基板2、スペーサ32および回路モジュールを並行して接合することにより、回路部品積層体の製造を簡素化することができる。したがって、本実施の形態に係る回路部品積層体は、大容量化および製造の簡素化が求められているメモリカードに適しているといえる。
回路部品積層体の製造では、ベース基板2に対するスペーサ32の接合、および、スペーサ32と回路モジュールとの接合が異方性導電性樹脂35を介して行われることにより、高精度かつ信頼性が高い接合を容易に行うことができる。
回路部品積層体では、ベース基板2上に積層される複数の回路モジュールの間にスペーサ32が設けられることにより、ベース基板2と最下層の回路モジュールのフレキシブル回路基板31との間の積層方向の距離、および、隣接する2つの回路モジュールのフレキシブル回路基板31間の積層方向の距離を容易に決定することができ、ベース基板2上における複数の回路モジュールの積層構造の形成を簡素化することができる。
また、一の回路モジュールが、ベース基板2および他の回路モジュールと接触することを防止することもできる。したがって、回路部品積層体の構造は、他の構成との無用な接触の防止が求められる半導体チップ33がフレキシブル回路基板31上に実装されている場合に特に適しており、さらには、半導体チップ33がフレキシブル回路基板31の両側の主面上に実装されている場合により適しているといえる。
メモリカード1では、回路部品積層体の積層モジュール3において、情報の送受信に利用される基板ビア314およびスペーサビア324が、金属により形成された基板ダミービア315およびスペーサダミービア325により周囲を囲まれている。これにより、基板ダミービア315およびスペーサダミービア325が、基板ビア314およびスペーサビア324に対する電磁シールドの役割を果たすため、基板ビア314およびスペーサビア324に対する電磁波の影響を低減することができる。その結果、メモリカード1の電磁波耐性を向上することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、基板ダミービア315とダミービア接合部3151とが一体的に形成されてもよく、スペーサダミービア325とダミービア接合部3251とが一体的に形成されてもよい。また、ダミービア接合部3151は、必ずしもダミービア接合部3251と接合される必要はなく、ダミービア接合部3151,3251が互いに接触することにより、熱的に接続されていればよい。
回路部品積層体の積層モジュール3では、必ずしも、各フレキシブル回路基板31の両側の主面に半導体チップ33が実装される必要はなく、例えば、各フレキシブル回路基板31の一方の主面のみに半導体チップ33が実装されていてもよい。また、両側の主面に半導体チップ33が実装されたフレキシブル回路基板31、および、一方の主面のみに半導体チップ33が実装されたフレキシブル回路基板31がベース基板2上に積層されてもよい。
積層モジュール3では、各フレキシブル回路基板31の一方の主面に実装される半導体チップ33の個数は2つには限定されず、3つ以上の半導体チップ33が各フレキシブル回路基板31の一方の主面に実装されてもよい。また、回路部品積層体を備えるメモリカードが、上記実施の形態のメモリカード1よりもさらに小型である場合(例えば、miniSDメモリカードやmicroSDメモリカードである場合)、各フレキシブル回路基板31の一方の主面には1つの半導体チップ33のみが実装されてもよい。
フレキシブル回路基板31に実装される半導体チップ33は、必ずしもメモリデバイスである必要はなく、メモリデバイスを制御するコントロールデバイスであってもよく、メモリ・コントローラ兼用デバイスであってもよい。なお、半導体チップは、半導体を利用したチップであれば、全体が半導体のチップでなくともよい。
半導体チップ33のフレキシブル回路基板31に対する実装は、必ずしもNCFを利用して行われる必要はなく、例えば、非導電性樹脂ペースト(NCP(Non Conductive Paste))、ACFまたは異方性導電性樹脂ペースト(ACP(Anisotropic Conductive Adhesive Paste))を利用して行われてもよい。
ベース基板2に対するスペーサ32の電気的接合、および、フレキシブル回路基板31とスペーサ32との電気的接合も、必ずしもACFを利用して行われる必要はなく、例えば、ACP、NCF、NCPを利用して行われてもよい。この場合であっても、ACFを利用して接合した場合と同様に、高精度かつ信頼性が高い接合を容易に行うことができる。また、フレキシブル回路基板31およびスペーサ32の電極をハンダバンプとすることにより、ACF等の樹脂材料を介することなくこれらの接合が行われてもよい。
積層モジュール3では、フレキシブル回路基板31に代えて、例えば、ガラスエポキシ等により形成されたリジッド基板が回路基板としてベース基板2上に積層されてもよい。また、複数のスペーサ32が省略され、複数の回路基板がベース基板2上において直接積層されてもよい。
回路部品積層体では、必ずしも複数のフレキシブル回路基板31がベース基板2上に積層される必要はなく、例えば、ベース基板2上に1つのスペーサ32が接合され、当該スペーサ32上に1つの回路モジュール(すなわち、半導体チップ33が実装されたフレキシブル回路基板31)が接合されることにより回路部品積層体が形成されてもよい。この場合も、上記実施の形態に係る接合方法を適用することにより、接合の信頼性を向上しつつ接合工程を簡素化することができる。また、ベース基板2上に1つの回路部品が電気的に接合され、当該接合と並行して、当該回路部品上に回路部品と電気的に分離された(非接続とされる)他の部品が接合されてもよい。
上記実施の形態に係る回路部品の接合方法は、ベース基板2に接合される回路部品が積層構造を有しない場合にも適用できる。例えば、ベース基板2上に比較的厚い電子部品等の回路部品が接合される場合、当該回路部品のベース基板2側の部品電極近傍において回路部品を貫通して連続的に設けられる金属により形成されたダミービア(すなわち、熱伝導部)を介して、ヒートツール9からの熱を部品電極近傍に効率良く伝導することにより、回路部品を加熱を伴う接合によりベース基板2上に強固に接合することができ、その結果、回路部品のベース基板2に対する接合の信頼性を向上することができる。
上記実施の形態に係るメモリカード1は、SDカード以外の他のカード型記録媒体として利用されてもよい。また、回路部品積層体は、メモリカード以外の他の電子製品に利用されてもよく、この場合、マイクロプロセッサ等の他の半導体チップがフレキシブル回路基板上に実装されてよい。さらには、上記実施の形態に係る回路部品の接合方法は、スペーサやフレキシブル回路基板あるいは電子部品以外にも、他の様々な回路部品をベース基板上に電気的に接合する場合に利用されてよい。
本発明は、ベース基板上に様々な回路部品を電気的に接合する際に利用可能であり、また、ベース基板上に回路部品が接合された回路部品積層体、および、当該回路部品積層体を備えるメモリカードに利用可能である。
メモリカードの平面図 メモリカードの縦断面図 回路部品積層体を拡大して示す縦断面図 回路部品積層体の一部を拡大して示す縦断面図 スペーサの底面図 フレキシブル回路基板の底面図 回路部品積層体の製造の流れを示す図 製造途上の回路部品積層体を示す縦断面図
符号の説明
1 メモリカード
2 ベース基板
3 積層モジュール
5 カバー部
9 ヒートツール
31 フレキシブル回路基板
32 スペーサ
33 半導体チップ
35 異方性導電性樹脂
211 ベース基板電極
311 上面
312 下面
313 基板本体
314 基板ビア
315 基板ダミービア
316 表面配線
323 スペーサ本体
324 スペーサビア
325 スペーサダミービア
3141 第1基板電極
3151,3251 ダミービア接合部
3241 スペーサ電極
S11〜S13 ステップ

Claims (3)

  1. 回路基板積層体であって、
    基板電極を有するベース基板と、
    前記ベース基板上に接合されたスペーサと、
    前記スペーサ上に接合されたフレキシブル回路基板と、
    を備え、
    前記スペーサが、
    第1基板本体と、
    前記ベース基板の前記基板電極に電気的に接続された基板電極と、
    前記第1基板本体の前記フレキシブル回路基板に対向する面上に設けられた第1中間電極と、
    前記第1基板本体を貫通するとともに一端が前記スペーサの基板電極に接続され、他端が前記第1中間電極に接続された第1配線と、
    前記スペーサの基板電極近傍において前記第1基板本体を貫通する金属にて形成され、かつ、前記第1配線と電気的に分離された第1熱伝導部と、
    を備え、
    前記フレキシブル回路基板が、
    第2基板本体と
    前記第2基板本体の両面に実装された半導体チップと、
    前記スペーサの前記第1中間電極に電気的に接続された第2中間電極と、
    前記第2中間電極に接続された第2配線と、
    前記第2中間電極近傍において前記第2基板本体を貫通する金属にて形成され、前記第2配線と電気的に分離されるとともに前記第1熱伝導部に熱的に接続された第2熱伝導部と、
    を備え、
    前記スペーサにおいて、前記第1熱伝導部が、前記第1配線の周囲を囲むことを特徴とする回路基板積層体。
  2. 請求項に記載の回路基板積層体であって、
    前記スペーサが、異方性導電性樹脂または非導電性樹脂を介して前記ベース基板に接合されており、
    前記フレキシブル回路基板が、異方性導電性樹脂または非導電性樹脂を介して前記スペーサに接合されていることを特徴とする回路基板積層体。
  3. メモリカードであって、
    請求項1または2に記載の回路基板積層体と、
    前記回路基板積層体の前記ベース基板上において前記スペーサおよび前記フレキシブル回路基板を覆うカバー部と、
    を備えることを特徴とするメモリカード。
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