JP5039642B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Description
しかし、遊技球を入賞口へ入賞させる楽しさだけではなく、遊技者の視界の中で遊技を強く印象付ける演出を行うことによって、パチンコ遊技機をより一層楽しくさせる遊技演出も種々行われている。
例えば、特許文献1では、遊技盤面上で遊技映像を表示する図柄表示部の前面に遊技球保持用空間を設け、遊技球を一定の遊技条件下で遊技球保持用空間に保持させることにより、図柄表示部とその前の遊技球保持用空間に保持される遊技球とで協同した表示演出を行うパチンコ遊技機が開示されている。
また、特許文献2では、遊技盤上の液晶表示装置の近辺に第1役物としての戦車模型、あるいは液晶表示装置の画面上方から出現する7セグメント型表示装置からなる第2役物とが設けられていて、戦車模型の砲塔の先端部が7セグメント型表示装置の方向を指し示すことに対応して画面表示を変化させるなど、第1役物と第2役物の動作を組み合わせて演出を行う遊技機が開示されている。
しかしながら、上記したパチンコ遊技機では、遊技球あるいは役物を使い液晶表示装置との間で一定の演出効果は得られるものの、従来の遊技演出の延長線上にあり、遊技者を驚かせ、強く印象付ける斬新な演出効果が得られるとまでは言えなかった。
このように、遊技中における演出は、遊技者がパチンコ遊技機に対してイメージを形成する上で非常に重要な要素であり、遊技に飽きてしまうか継続して遊技を行いたいと思うかの分かれ目となる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、遊技者を驚かせ強く印象付けると共に、楽しみながら遊技が行えるこれまでにない斬新な演出効果が期待できるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
即ち、第1の形態のパチンコ遊技機は、画像を表示可能な画像表示手段と、前記画像表示手段の表示を制御する表示制御手段と、前記画像表示手段の手前に遊技球を貯留可能な貯留手段と、前記貯留手段に貯留された遊技球を解除する解除手段と、遊技盤の所定位置から前記貯留手段に貯留された遊技球に向かって移動可能な可動体と、前記可動体を駆動するモータと、前記モータを駆動制御する駆動制御手段と、前記貯留手段の球入口に遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な変動入賞手段と、第1大当たりと、第1大当たりよりも出球の少ない第2大当たりの何れかを選定する大当たり選定手段と、前記大当たり選定手段により選定された大当たりゲームを実行する当たりゲーム制御手段と、を備え、前記解除手段は、前記駆動制御手段による前記可動体の移動に伴って前記貯留手段に貯留された遊技球を解除する可動体連動解除部と、前記駆動制御手段による前記可動体の移動とは関係なく前記貯留手段に貯留された遊技球を解除する可動体非連動解除部と、を有し、前記表示制御手段は、前記可動体連動解除部による遊技球の解除に伴って前記画像表示手段に所定の表示を行う可動体遊技球連動表示制御部を有し、前記駆動制御手段は、前記大当たり選定手段により第1大当たりが選定された場合に、前記当たりゲーム制御手段により実行される所定ラウンドゲームにおいて前記モータを駆動して前記可動体を前記貯留手段に移動させる条件付駆動制御部を有することを特徴とする。
また第3の形態のパチンコ遊技機は、前記貯留手段は、磁力を使って複数の遊技球を前記画像表示手段の手前に貯留する電磁石と、前記電磁石を制御して貯留している遊技球を落下させる電磁石制御手段と、を有し、前記電磁石によって遊技球を貯留し、前記電磁石制御手段により前記電磁石をオフにして貯留状態を解除することを特徴とする。
また第4の形態のパチンコ遊技機は、前記可動体連動解除部は、前記可動体の当接部が遊技球に当接するタイミングで前記貯留手段の電磁石の磁力をオフにして貯留された遊技球を解除することを特徴とする。
また第5の形態のパチンコ遊技機は、前記可動体非連動解除部は、前記可動体の移動とは関係なく貯留の解除条件の発生により前記貯留手段の電磁石の磁力をオフにして貯留された遊技球を解除することを特徴とする。
また第6の形態のパチンコ遊技機は、前記可動体遊技球連動表示制御手段は、前記画像表示手段に対して前記可動体の当接部が貯留された遊技球に当接するタイミングと当接する位置に合わせて遊技球の解除を強調する画像表示を行うことを特徴とする。
また第8の形態のパチンコ遊技機は、前記可動体連動解除部は、前記可動体が遊技球に移動するタイミングで前記貯留手段の前記回転駆動部により前記球受部を回転させて貯留した遊技球を解除することを特徴とする。
また第9の形態のパチンコ遊技機は、前記可動体非連動解除部は、前記可動体の移動とは関係なく貯留の解除条件の発生により前記貯留手段の前記回転駆動部により前記球受部を回転させて貯留した遊技球を解除することを特徴とする。
また第10の形態のパチンコ遊技機は、前記可動体遊技球連動表示制御手段は、前記画像表示手段に対して前記可動体が貯留された遊技球へ移動するタイミングに合わせて遊技球の解除を強調する画像表示を行うことを特徴とする。
このようにすれば、例えば出球が多く遊技者にとって有利な第1大当たりゲーム時において、遊技中に貯留された遊技球の方向に可動体を移動させるタイミングで貯留状態にある遊技球を解除して落下させると共に、その背後の画像表示手段に遊技球解除に伴う画像が表示されるので、迫力ある演出効果で遊技者を驚かせ、強く印象付けることで、楽しみながら遊技を行うことができる。
特に、画像表示手段には、可動体が遊技球の方向に移動するタイミングに合わせて遊技球の解除を強調する画像表示を行うことにより、一層迫力ある演出効果を得ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。なお、図1は貯留装置の内部構造を説明するため、一部が切欠き断面となっている。
この図1に示すパチンコ遊技機1は、矩形形状の枠2を有し、この枠2の窓孔に対して裏側から遊技盤3が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤3の前面側には図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤3の下部には遊技球を貯めておく受け皿部4と、受け皿部4内の遊技球を発射する発射レバー5等が設けられている。また受け皿部4の上部には、遊技演出を行うチャンスボタンや十字キー、あるいは遊技球の購入ボタンや購入取り消しボタンなどの操作部6が設けられている。
遊技盤3の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤3における遊技領域3aの周囲には、発射レバー5を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域3aの上部に案内したり、アウト口7に案内したりする外レールR1及び内レールR2が設けられている。
遊技盤3の右側下方の遊技領域外には、特別図柄の変動と表示を行う特別図柄表示器8や普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器10などが設けられている。
特別図柄変動中に後述する第1始動口スイッチ又は第2始動口スイッチによって遊技球の入賞が検知されると、当該入球によって得られる特別図柄の変動表示の権利、いわゆる保留球が保留される。この保留された保留球の数は保留ランプ15により表示される。
液晶表示器9の下方には、特別図柄表示器8の特別図柄を可変表示させるための可変入賞装置11が設けられている。
また、液晶表示器9の左側には、遊技盤の右下部に配置された普通図柄表示器10を作動させるためのゲート12が設けられている。ゲート12の内部にはゲートスイッチ(SW)が設けられており、遊技球がゲート12のゲートSW36を通過したときに、所定時間作動して停止するようになっている。そして、所定態様で停止したときに可変入賞装置11に設けられた電チュー17から成る可動片を所定時間、開成動作するように構成されている。
さらに可変入賞装置11の下方には、特別遊技状態の一つである大当り状態のときに開成状態になる開閉扉を有する下大入賞口13が設けられている。
また遊技盤3には、普通入賞口16が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
この貯留装置20は、大当り状態のときに開成状態となる可動片22を備えたもう一つ別の大入賞口(以下、上大入賞口)24を構成しており、上大入賞口24に入賞した遊技球18はセンサ23によりカウントされて貯留装置20に貯留される。このカウント後の遊技球は、排出されるものであるが、ここでは遊技演出を行なうために貯留している。
可動体21は、図1に示すように、例えば剣の形状をしていて、液晶表示器9の右側に回動可能に支持されている。剣の刃に相当する当接部21aは、貯留された遊技球18に実際に当接させて貯留状態を解除する。
スピーカ19は、遊技盤3の下方に設けられていて、遊技音や様々な効果音などを出力する。
この図2に示すように貯留装置20は、液晶表示器9の上部に設けられた上大入賞口24の可動片22が開成状態のときに入賞した遊技球18をセンサ23でカウントし、排出口付近に設けられた電磁石の磁力によって液晶表示器9の手前に、例えば数珠つなぎにぶら下げて貯留される。そして、一定の条件下で、可動体21の当接部21aを後述のように回動させ、貯留した遊技球18に当接させることにより貯留状態を解除する。また、これと同時に、貯留装置20の電磁石の電源を電磁石制御手段によりオフすることで、貯留された全ての遊技球18をバラバラに落下させることができる。これにより、あたかも剣の形状をした可動体21が貯留された遊技球18を切り落としたかのような演出効果が得られる。
図3は、図2に示した貯留装置を右方向から見た透視図である。上大入賞口24に入賞した遊技球は、貯留装置20の電磁石により液晶表示器9の手前で数珠つなぎにぶら下げて貯留される(貯留した遊技球は見易くするため省略してある)。可動体21の当接部21aは、貯留された遊技球18に対して図の奥行き方向に回動させて当接し、解除するものである。なお、本実施形態では、貯留装置20の電磁石により遊技球が数珠つなぎにぶら下がって貯留されるものとして説明したが、例えばぶどうの房状にぶら下がって貯留される場合でも同様に解除することができるのはいうまでもない。
図4に示すように、可動体21は、モータ26によって回動可能に構成されている。モータ26には、トルクがあり回転角度が制御可能なステッピングモータなどを好適に用いることができる。勿論、これ以外のモータであっても良い。
図5に示すように、可動体21をモータ26によって矢印B方向に回動させ、可動体21の当接部21aを貯留された遊技球(図示省略)に当接させることで、解除し遊技球を落下させることができる。
ここで、第1大当たりゲームでは、上大入賞口24の可動片22を例えば、5.2秒開放するゲーム、あるいは可動片22を所定回数に分けて、例えば2回×2.6秒開放するゲームを1ラウンドとした出球があるラウンドゲームを15ラウンド行う。ただし、一回のラウンドゲームにおいて上大入賞口24内に最大9個の遊技球が入賞可能になっている。
一方、第2大当たりゲームでは、上記出球があるラウンドゲームを5ラウンド行った後、上大入賞口24の可動片22を例えば、0.2秒開放するゲームを1ラウンドとした出球が無いラウンドゲームを例えば10ラウンドを行う。
なお、第2大当たりゲームは、第1ラウンドゲームとラウンド数(例えば15R)に設定しつつ、出球があるラウンドゲームを第1大当たりゲームより少ない任意のラウンド数だけ行い、残りのラウンドを出球のないラウンドゲームを行うようにしたり、或いは出球があるラウンドゲームを第1大当たりゲームより少ないラウンド数だけ行うようにしてもよい。
そして、本実施形態では、第1大当たりゲーム、第2大当たりゲームのいずれにおいても、1ラウンド〜5ラウンドの出球があるいずれかのラウンドゲームにおいて、少なくとも1回は貯留装置20により遊技球18を貯留するようにした。
図6は、液晶表示器の前に貯留された遊技球の状態を示した図であり、上大入賞口24に入賞した複数の遊技球18は、貯留装置の電磁石により液晶表示器9の手前に数珠つなぎにぶら下がって貯留されることになる。
図7は、図6に示した遊技球を可動体の回動に連動させて解除した直後の演出を示した図であり、貯留された実際の遊技球に対して可動体21を当接させることで遊技球をバラバラにして、貯留状態を解除する。さらにその背後の液晶表示器9に遊技球の解除を強調する画像表示9aを行うことで迫力ある演出を行うことができる。
これに対して、大当たりゲームが第2大当たりの場合は、遊技球を貯留したラウンドのラウンドゲーム終了時に可動体21を動作させることなく遊技球の貯留を解除する。このとき、液晶表示器9には遊技球の解除を強調する画像表示を行わないようにする。
このように本実施形態のパチンコ遊技機では、出球が多く遊技者に有利な第1大当たりゲーム時においては、貯留装置20に貯留された遊技球の方向に可動体21を移動させるタイミングで貯留状態にある遊技球を解除して落下させると共に、その背後の液晶表示器9に遊技球解除に伴う画像を表示することで、これまでにない迫力ある演出効果により遊技者を驚かせ、強く印象付けることが可能となり楽しみながら遊技を行うことができる。
特に、貯留装置20に貯留された遊技球に可動体21を実際に当接させることにより遊技球を解除して落下させると共に、液晶表示器9に遊技球解除に伴う画像を表示すれば、遊技者をより驚かせることができる。
なお、上記実施の形態では、貯留装置20に貯留する遊技球を遊技盤3上で使用する実際の遊技球を用いて、貯留及びそれを解除する演出を行うようにしたが、実際の遊技球とは異なるダミーの遊技球を用いて貯留及びそれを解除する遊技演出を行うようにしても良い。その場合には、実際の遊技球が流下する遊技領域3aと領域を分けて構成する必要がある。
また、本実施の形態では、貯留装置20を上大入賞口24として利用する場合を例に挙げて説明したが、貯留装置20を大入賞口として利用するのではなく、リーチ演出や予告演出を行う演出装置として利用することも可能である。
この図8に示す貯留装置20は、複数の遊技球18を中央の窪みに貯留可能な球受部と、この球受部を回転して落下させる解除手段としての回転駆動部25とを備えている(図10、図11参照)。
この図8に示す貯留装置20は、液晶表示器9の上部に設けられた上大入賞口24に可動片22が開成状態のときに入賞した遊技球18をセンサ23でカウントし、貯留装置20の球受部により複数の遊技球18が液晶表示器9の手前に貯留される。そして、一定の条件下で、可動体21を後述するように回動させ、貯留した遊技球18と交差する位置に移動するタイミングに合わせて、回転駆動部25により球受部を回転させて貯留状態を解除する。これにより、あたかも剣の形状をした可動体21が貯留された遊技球18を切り落としたかのような演出効果が得られる。
上大入賞口24に入賞した遊技球18は、貯留装置20の球受部により液晶表示器9の手前で貯留される。また、可動体21は、貯留された遊技球18とは別に領域に配置されていて、図9の奥行き方向に回動させることで、あたかも遊技球18と交差するように演出し、遊技球18を解除するものである。
図10は、貯留装置の構成を説明する斜視図であり、図11は、図10の貯留装置の球受部を回転駆動部により回転させた後の状態を示す斜視図である。
図10に示すように、貯留装置20の球受部は、ここでは中央が窪んだレール状に構成されていて、遊技球が一列に複数個貯留できるようになっている。この球受部は、回転駆動部25に接続され、これを図11の矢印A方向に回転させることで、貯留している遊技球を一度に落下させ、解除することができる。回転駆動部25には、トルクがあり回転角度が制御可能なステッピングモータなどを好適に用いることができるが、これに限定されない。
この場合も、第1大当たりゲーム、第2大当たりゲームのいずれにおいても、1ラウンド〜5ラウンドの出球があるいずれかのラウンドゲームにおいて、少なくとも1回は貯留装置20により遊技球18を貯留するようにした。
図12は、液晶表示器の前に貯留された遊技球の状態を示した図であり、大当たり時において上大入賞口24の可動片22が開成する間に入賞した複数の遊技球18は、貯留装置20の球受部により液晶表示器9の手前に貯留される。
ここで、大当たりゲームが第1大当たりゲームの場合は、遊技球を貯留したラウンドのラウンドゲーム終了時に貯留装置20に貯留された遊技球18の方向に可動体21を移動させると同時に貯留装置20の球受部を回転させて遊技球を落下させるという演出を行う。
これに対して、大当たりゲームが第2大当たりの場合は、遊技球を貯留したラウンドのラウンドゲーム終了時に可動体21を動作させることなく遊技球の貯留を解除する。このとき、液晶表示器9には遊技球の解除を強調する画像表示を行わないようにする。
このように構成した場合も、上記同様、これまでにない迫力ある演出効果により遊技者を驚かせ、強く印象付けることが可能となり楽しみながら遊技を行うことができる。
図14に示す遊技制御装置には、遊技の進行を制御する遊技制御基板30が設けられていると共に、遊技の演出を制御する演出制御基板40と、画像制御基板50と、ランプ制御基板60、及び賞球を制御する払出制御基板70等が設けられている。
遊技制御基板30は、CPU31、ROM32、RAM33を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。また、遊技制御基板30には、可変入賞装置11の上始動ポケット14に設けられた第1始動口SW34aや図示しない下始動口に設けられた第2始動口SW34b、可変入賞装置11に備えられた電チュー17を開閉動作させるための第2始動口ソレノイド35、遊技盤3上のゲート12のゲートSW36が接続されている。さらに、上大入賞口24に設けられた上大入賞口SW37b、上大入賞口24の可動片22を開閉動作させるための上大入賞口ソレノイド38a、下大入賞口13に設けられた下大入賞口SW37b、下大入賞口13の開閉扉を夫々開閉動作させるためのした大入賞口ソレノイド38bが接続されている。さらに遊技盤3の普通入賞口16に設けられた普通入賞口SW37c、第1始動口SW34a、第2始動口SW34bで検出された入球数を記憶する保留ランプ15、特別図柄を表示する特別図柄表示器8、普通図柄を表示する普通図柄表示器10などが接続されている。
一方、遊技制御基板30は、演出制御基板40と払出制御基板70とに接続されている。このように構成される遊技制御基板30は、始動条件の成立、即ち上始動ポケットの上第1始動口SW34aや、電チュー17内の第2始動口SW34bにおいて遊技球の入賞を検出したときに、CPU31において乱数の抽選を行い、取得した乱数に応じた演出コマンドを演出制御基板40に送信する。
画像制御基板50は、CPU51、ROM52、RAM53を有し、画像及び音声の制御を行う。画像制御基板50には、液晶表示器9、スピーカ19が接続されている。
画像制御基板50のROM52には、液晶表示器9に表示する画像データなどが記憶されている。
ランプ制御基板60は、CPU61、ROM62、RAM63を有し、接続されている各種ランプ、例え枠ランプ64や盤ランプ65、可動体21、貯留装置20に設けられている電磁石等の制御を行う。
払出制御基板70は、CPU71、ROM72、RAM73を有し、遊技制御基板30からの制御信号に基づいて、払出制御基板70に接続されている払出駆動モータ74の駆動制御を行う。また、払出制御基板70には、払出球検出SW75a、球有り検出SW75b、満タン検出SW75c等が接続されている。
遊技制御基板30のROM32は、大当たり選定手段101、当たりゲーム制御手段102を備えている。
大当たり選定手段101は、遊技球が始動口の始動口SWを通過したときの抽選結果に基づいて、上大入賞口24を使用する第1又は第2大当たりゲーム、或いは下大入賞口13を使用する第3大当たりゲームの何れかを選定する。
当たりゲーム制御手段102は、特別図柄表示器8に所定図柄が表示されたときに所定の大当たりゲームを実行する。
画像制御基板50のROM52は、画像表示制御手段120を備えている。画像表示制御手段120は、液晶表示器9の表示制御を行う。
また画像表示制御手段120は、可動体遊技球連動表示制御手段121を有している。
可動体遊技球連動表示制御手段121は、貯留装置20に貯留された遊技球を解除する可動体連動解除手段111による遊技球の解除に伴って液晶表示器9に所定の表示を行う。可動体連動解除手段111については後述する。
ランプ制御基板60のROM62は駆動制御手段110を備えている。駆動制御手段110は、剣を象った可動体21を駆動するモータ26の駆動制御を行う。
また、駆動制御手段110は、可動体連動解除手段111、可動体非連動解除手段112、及び条件付駆動制御手段113を有している。
可動体連動解除手段111は、条件付駆動制御手段113による可動体21の移動に伴って貯留装置20に貯留された遊技球を解除する。例えば、貯留装置20が図2に示す構造の場合は、条件付駆動制御手段113による可動体21の移動に伴って、貯留装置20の電磁石をオフにすることにより、貯留装置20に貯留されている遊技球を解除するように制御する。
また貯留装置20が図8に示す構造の場合は、可動体21の移動に伴って、貯留装置20の回転駆動部25を回転駆動することにより貯留装置20に貯留されている遊技球を解除するように制御する。
また貯留装置20が図8に示す構造の場合は、可動体21の移動とは関係なく貯留装置20の回転駆動部25を回転駆動することにより貯留装置20に貯留されている遊技球を解除するように制御する。
条件付駆動制御手段113は、大当たり選定手段101により第2ラウンド回数(15R)が選定された場合に、当たりゲーム制御手段102により第1ラウンド回数(5R)のラウンドゲームが終了するまでの間にモータを駆動して可動体21を貯留装置20に移動させる駆動制御を行う。
さらに本実施形態のパチンコ遊技機1では、当たりゲーム制御手段102が上大入賞口24を利用した第2大当たりゲームを実行する場合は、上大入賞口24の可動片22を所定期間(例えば5.2秒)開放するゲームが終了する5Rまでの間に、少なくとも一回は貯留装置20により遊技球を貯留させる。ただしこの場合は、可動体非連動解除手段112により可動体21の移動とは関係なく貯留装置20に貯留された遊技球を解除する。
このようにすれば、第1、第2大当たりゲームのうち、例えば出球が多く遊技者に有利な大当たり、例えば第1大当たりゲームに当選した場合にのみ遊技盤3の中央に貯留された遊技球が、例えば可動体21により叩き落とされてバラバラになるという、これまでにない迫力ある演出効果により遊技者を驚かせ、強く印象付けることが可能となる。また、可動体21により叩き落とされてバラバラになるタイミングで、液晶表示器9にそれを強調する表示を行うことで、より迫力のある演出効果を実現することができる。
またランプ制御基板60により貯留装置20により貯留された遊技球18に可動体21を当接させるタイミングに合わせて回転駆動部25を回転させるようにしているため、可動体21を当接させることなく全ての遊技球を解除することができ、遊技球を勢い良く落下させることが可能となる。
さらに、演出制御基板40及び画像制御基板50は、スピーカ19を使って可動体21が貯留している遊技球18に当接するタイミングで解除の効果音を出力すると、実際の遊技球の解除と液晶表示器9による強調表示と、スピーカ19からの効果音による相乗効果によって、一層迫力のある演出を行うことができる。
なお、以下に説明する処理は、遊技制御基板30のCPU31がROM32に格納されているプログラムを実行することにより実現することができる。
[メイン処理]
図18は、CPUが実行するメイン処理の一例を示したフローチャートである。
CPU31は、1000msの時間待機した後(S1)、RAM33のアクセスを許可する(S2)。次に、RAMクリアスイッチがONであるか否かの判定を行い(S3)、ONであると判定した場合は(S3:Yes)、RAM33をクリアする(S4)。次いで、クリア時の作業領域を設定し(S5)、演出制御基板やランプ制御基板、払出制御基板などの各種サブ基板の設定を行う(S6)。
一方、ステップS3において、RAMクリアスイッチがONでないと判定した場合は(S3:No)、バックアップフラグがONであるか否かの判定を行う(S7)。バックフラグがONであると判定した場合は(S7:Yes)、チェックサムが正常であるか否かの判定を行う(S8)。チェックサムが正常であると判定した場合は(S8:Yes)、復旧処理を実行する(S9)。また、バックアップフラグがONでないと判定した場合(S7:No)、又はチェックサムが正常でないと判定した場合(S8:No)、ステップS4に進み、RAM33をクリアする。
次に、CPU31は、内蔵されているCTC(タイマカウンタ)の周期(例えば、4ms)を設定し(S10)、次いで、電源断監視処理を実行する(S11)。次に、変動パターン乱数を更新し(S12)、割込を禁止する(S13)。次に、初期値乱数を更新し(S14)、割込を許可する(S15)。以降、ステップS11からステップS15の処理を繰り返し実行する。
図19は、CPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU31は、割込処理として、乱数更新処理(S21)、スイッチ処理(S22)、大入賞口処理(S23)、図柄処理(S24)、賞球処理(S25)、出力処理(S26)等を実行してメイン処理に戻る。
[始動口SW処理]
図20はCPUが実行する第1始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU31は、第1又は第2始動口SW34a、34bがONであるか否かの判定を行い(S31)、第1又は第2始動口SW34a、34bがONであると判定した場合は(S31:Yes)、始動口SWの検知回数をカウントした始動口検知カウンタのカウント値U1が、U1<4であるか否かの判定を行う(S32)。始動口検知カウンタのカウント値U1が「4」より小さい場合は(S32:Yes)、カウント値U1に「1」を加算し(S33)、乱数を取得してRAM33に格納する(S34)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S35)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS32において、カウント値U1が「4」であると判定した場合は(S32:No)、ステップS35に移行して、賞球3個コマンドセット(S35)のみを行ってメイン処理に戻る。また、第1又は第2始動口SW34a、34bがONでない場合は(S31:No)、そのままメイン処理に戻る。
図21はCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU31は、ゲート12のゲートSW36がONであるか否かの判定を行い(S41)、ゲートSW36がONであると判定した場合は(S41:Yes)、ゲートSW36の検知回数をカウントしたゲートカウンタのカウント値Gが、G<4であるか否かの判定を行う(S42)。カウント値Gが「4」より小さい場合は(S42:Yes)、カウント値Gに「1」を加算し(S43)、乱数を取得してRAM33に格納して(S44)、メイン処理に戻る。なお、ゲートSW36がONでない場合(S41:No)、またはカウント値G<4の場合も(S42:No)、メイン処理に戻る。
図22はCPUが実行する上大入賞口SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU31は、上大入賞口24の上大入賞口SW37aがONであるか否かの判定を行い(S51)、上大入賞口SW37aがONであると判定した場合は(S51:Yes)、第1または第2大当たり中であるか否かの判定を行う(S52)。第1または第2大当たり中であると判定した場合は(S52:Yes)、入賞個数をカウントする入賞個数カウンタのカウント値Cに「1」を加算し(S53)、賞球10個のコマンドをセットして(S54)、メイン処理に戻る。また第1大当たり中でないと判定した場合は(S52:No)、入賞個数カウンタのカウント値Cに「1」を加算することなく賞球10個のコマンドだけをセットして(S54)、メイン処理に戻る。また、ステップS51において、上大入賞口SW37aがONでないと判定した場合は(S51:No)、そのままメイン処理に戻る。
図23はCPUが実行する下大入賞口SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU31は、下大入賞口13の下大入賞口SW37bがONであるか否かの判定を行い(S61)、下大入賞口SW37bがONであると判定した場合は(S61:Yes)、第3大当たり中であるか否かの判定を行う(S62)。第3大当たり中であると判定した場合は(S62:Yes)、入賞個数をカウントするカウント値Cに「1」を加算し(S63)、賞球15個のコマンドをセットして(S64)、メイン処理に戻る。また、第3大当たり中でないと判定した場合は(S62:No)、入賞個数カウンタのカウント値Cに「1」を加算することなく賞球15個のコマンドをセットして(S64)、メイン処理に戻る。また、ステップS61において、下大入賞口SW37bがONでないと判定した場合は(S61:No)、そのままメイン処理に戻る。
図24はCPUが第1大当たり時に実行する上大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、第1大当たり中であるか否かの判定を行い(S71)、第1大当たり中であると判定した場合は(S71:Yes)、大当たりのオープニング中であるか否かの判定を行う(S72)。大当たりのオープニング中であると判定した場合は(S72:Yes)、オープニング時間を経過したか否かの判定を行う(S73)。オープニング時間を経過したと判定した場合は(S73:Yes)、大当たりラウンド数をカウントするラウンドカウンタのカウント値Rに「1」を加算し(S74)、上大入賞口24の可動片22を開閉動作させる(S75)。この後大当たり演出選択処理を実行する(S76)。なお、ステップS71において、第1大当たりでないと判定した場合(S71:No)、あるいはステップS73において、オープニング時間を経過していないと判定した場合は(S73:No)、メイン処理に戻る。
一方、上大入賞口24の作動時間が経過していた場合は(S77:Yes)、入賞カウンタのカウント値Cのチェックすることなく、上大入賞口24の作動を終了する(S79)。
上大入賞口24の作動終了後は、入賞カウンタのカウント値Cの値を「0」にして(S80)、大当たりラウンド回数が最終ラウンドであるか否かの判定を行う(S81)。大当たりラウンドが最終ラウンドである場合は(S81:Yes)、エンディングを開始し(S82)、大当たりラウンドが最終ラウンドでない場合は(S81:No)、メイン処理に戻る。
一方、エンディング時間を経過していないと判定した場合は(S84:No)、大当たりを終了することなくメイン処理に戻る。
また、ステップS72において、大当たりのオープニング中でないと判定した場合は(S72:Yes)、上大入賞口24の可動片22が作動中であるか否かの判定を行い(S86)、上大入賞口24の可動片22が作動中であれば(S86:Yes)、ステップS77に移行する。
また、上大入賞口24の可動片22が作動中でなければ(S86:No)、次にインターバル中であるか否かの判定を行い(S87)、インターバル中でなければ(S87:No)、ステップS84に移行する。
また、インターバル中であれば(S87:Yes)、次にインターバル時間が経過したか否かの判定を行い(S88)、インターバル時間経過したと判定した場合は(S88:Yes)、ステップS74に移行し、インターバル時間経過していないと判定した場合は(S88:No)、メイン処理に戻る。
図25はCPUが第2大当たりゲーム時に実行する第2大当たり処理を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、第2大当たりゲーム中であるか否かの判定を行い(S91)、第2大当たりゲーム中であると判定した場合は(S91:Yes)、大当たりゲームのオープニング中であるか否かの判定を行う(S92)。大当たりゲームのオープニング中であると判定した場合は(S92:Yes)、オープニング時間を経過したか否かの判定を行う(S93)。オープニング時間を経過したと判定した場合は(S93:Yes)、大当たりゲームのラウンド数をカウントするラウンドカウンタのカウント値Rに「1」を加算する(S94)。
次に、ラウンドカウンタのカウント値Rの値が「5」以上であるか否かの判定を行い(S95)、カウント値Rが「5」以上でないと判定した場合は(S95:No)、上大入賞口24の可動片22の開閉動作を開始させる(S96)。この場合、1ラウンドあたりの最大開閉回数は18回に設定する。この後、大当たり演出選択処理を実行する(S97)。なお、ステップS91において、第2大当たりゲームでないと判定した場合(S91:No)、あるいはステップS93において、オープニング時間を経過していないと判定した場合は(S93:No)、メイン処理に戻る。
またステップS98において、上大入賞口24の可動片22が最大開閉回数作動したと判定した場合は(S98:Yes)、カウント値Cをチェックすることなく、上大入賞口24の可動片22の開閉動作を終了する(S100)。
上大入賞口24の開閉動作終了後は、入賞カウンタのカウント値Cの値を「0」にセットして(S101)、メイン処理に戻る。
ステップS95において、カウント値Rの値が「5」以上であると判定した場合は(S95:Yes)、大当たりゲームのラウンド回数が最終ラウンドであるか否かの判定を行う(S102)。そして、最終ラウンドでないと判定した場合は(S102:No)、上大入賞口24の可動片22を極めて短時間(例えば0.2秒)1回開閉して(S103)、メイン処理に戻る。
エンディング開始後は、ラウンドカウンタのカウント値Rを「0」にセットし(S105)、この後エンディング時間が経過したか否かの判定を行う(S106)。エンディング時間を経過したと判定した場合は(S106:Yes)、大当たりを終了して(S107)、メイン処理に戻る。
また、エンディング時間を経過していないと判定した場合は(S106:No)、大当たりゲームを終了することなくメイン処理に戻る。
また、ステップS92において、大当たりのオープニング中でないと判定した場合は(S92:No)、上大入賞口24の可動片22が作動中であるか否かの判定を行い(S108)、上大入賞口24の可動片22が作動中であれば(S108:Yes)、ステップS98に移行する。
また、上大入賞口24の可動片22が作動中でなければ(S108:No)、次にインターバル中であるか否かの判定を行い(S109)、インターバル中でなければ(S109:No)、ステップS106に移行する。
また、インターバル中であれば(S109:Yes)、次にインターバル時間が経過したか否かの判定を行い(S110)、インターバル時間経過したと判定した場合は(S110:Yes)、ステップS94に移行し、インターバル時間経過していないと判定した場合は(S110:No)、メイン処理に戻る。
図26はCPUが実行する下大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、第3大当たり中であるか否かの判定を行い(S121)、第3大当たり中であると判定した場合は(S121:Yes)、大当たりのオープニング中であるか否かの判定を行う(S122)。大当たりのオープニング中であると判定した場合は(S122:Yes)、オープニング時間を経過したか否かの判定を行う(S123)。オープニング時間を経過したと判定した場合は(S123:Yes)、大当たりラウンド数をカウントするラウンドカウンタのカウント値Rに「1」を加算し(S124)、下大入賞口13の開閉扉を開放する(S125)。
なお、ステップS121において、第3大当たりでないと判定した場合(S121:No)、あるいはステップS123において、オープニング時間を経過していないと判定した場合は(S123:No)、メイン処理に戻る。
一方、下大入賞口13の開放時間が経過していた場合は(S126:Yes)、入賞カウンタのカウント値Cのチェックすることなく、下大入賞口13の開閉扉を閉口する(S128)。
下大入賞口13の閉口後は、入賞カウンタのカウント値Cの値を「0」にして(S129)、大当たりラウンド回数が最終ラウンドであるか否かの判定を行う(S130)。大当たりラウンドが最終ラウンドである場合は(S130:Yes)、エンディングを開始し(S131)、大当たりラウンドが最終ラウンドでない場合は(S130:No)、メイン処理に戻る。
一方、エンディング時間を経過していないと判定した場合は(S133:No)、大当たりを終了することなくメイン処理に戻る。
また、ステップS132において、大当たりのオープニング中でないと判定した場合は(S132:Yes)、下大入賞口13の開閉扉が作動中であるか否かの判定を行い(S135)、下大入賞口13の開閉扉が作動中であれば(S135:Yes)、ステップS136に移行する。また、下大入賞口13の開閉扉が作動中でなければ(S135:No)、次にインターバル中であるか否かの判定を行い(S136)、インターバル中でなければ(S136:No)、ステップS133に移行する。
また、インターバル中であれば(S136:Yes)、次にインターバル時間が経過したか否かの判定を行い(S137)、インターバル時間経過したと判定した場合は(S137:Yes)、ステップS124に移行し、インターバル時間経過していないと判定した場合は(S137:No)、メイン処理に戻る。
図27はCPUが実行する特図変動処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、大当たり中であるか否かの判定を行い(S141)、大当たり中でないと判定した場合は(S141:No)、特別図柄表示器8に表示している特別図柄が変動中であるか否かの判定を行う(S142)。特別図柄が変動中であると判定した場合は(S142:Yes)、次に変動時間が終了したか否かの判定を行い(S143)、変動時間が終了したと判定した場合は(S143:Yes)、特別図柄表示器8に対して変動停止コマンドを送信して(S144)、変動を終了する(S145)。次に変動時間をリセットし(S146)、特図停止中処理(S147)を実行した後、メイン処理に戻る。
なお、ステップS141において、大当たり中であると判定した場合(S141:Yes)、或いはステップS143において、変動時間が終了していないと判定した場合も(S143:No)、メイン処理に戻る。
次に、特別図柄表示器8に変動開始コマンドを送信し(S151)、特別図柄表示器8の変動を開始する(S152)。そしてこの後、変動時間の計測を開始し(S153)、その後、メイン処理に戻る。
なお、ステップS148において、カウント値U1が≧1でないと判定した場合は(S148:No)、メイン処理に戻る。
図28はCPUが実行する特図停止中処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、停止した特別図柄が第1大当たり図柄であるか否かの判定を行う(S161)。停止図柄が第1大当たり図柄である場合は(S161:Yes)、上大入賞口24を開放する第1大当たりを開始して(S162)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS161において、停止図柄が第1大当たり図柄でないと判定した場合は(S161:No)、次に停止した特別図柄が第2大当たり図柄であるか否かの判定を行い(S163)、停止図柄が第2大当たり図柄である場合は(S163:Yes)、上大入賞口24を開放する第2大当たりを開始して(S164)、メイン処理に戻る。
また、ステップS163において、停止図柄が第2大当たり図柄でないと判定した場合は(S163:No)、下大入賞口13を開放する第3大当たりを開始して(S165)、メイン処理に戻る。
図29はCPUが実行する普通図柄変動処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、電チュー17が作動中であるか否かの判定を行い(S171)、電チュー17が作動中でなければ(S171:No)、普通図柄が変動中であるか否かの判定を行う(S172)。普通図柄が変動中であると判定した場合は(S172:Yes)、次に変動時間が終了したか否かの判定を行い(S173)、変動時間が終了したと判定した場合は(S173:Yes)、変動を停止する(S174)。
次に、変動時間をリセットし(S175)、停止図柄が当たり図柄であるか否かの判定を行う(S176)。停止図柄が当たり図柄であると判定した場合は(S176:Yes)、電チュー17の作動を開始して(S177)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS176において、停止図柄が当たり図柄でない場合は(S176:No)、電チュー17を作動することなく、メイン処理に戻る。
なお、ステップS178において、カウント値Gが≧1でないと判定した場合は(S178:No)、メイン処理に戻る。
図30はCPUが実行する普通電役処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、電チュー17が作動中であるか否かの判定を行い(S191)、電チュー17が作動中であれば(S191:Yes)、次にインターバル中であるか否かの判定を行う(S192)。ここで、インターバル中であると判定した場合は(S192:Yes)、インターバル時間が経過したか否かの判定を行い(S193)、インターバル時間経過していると判定した場合は(S193:Yes)、次に時短中であるか否かの判定を行う(S194)。そして、時短中であれば(S194:Yes)、電チュー17の開放時間を3.5秒にセットし(S195)、時短中でなければ(S194:No)、電チュー17の開放時間を0.2秒にセットする(S196)。この後、電チュー17を開放する(S197)。
次に、電チュー17の開放時間が経過したか否かの判定を行い(S198)、電チュー17の開放時間が経過したと判定した場合は(S198:Yes)、電チュー17を閉口して(S199)、電チュー17の作動を終了して(S200)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS192において、インターバル中でないと判定した場合は(S192:No)、ステップS198に移行する。
また、ステップS191において電チュー17が作動中でないと判定した場合(S191:No)、ステップS193においてインターバル時間が経過していないと判定した場合(S196:No)、或いはステップS198において電チュー17の開放時間が経過していないと判定した場合は(S198:No)、メイン処理に戻る。
[第1大当たり演出処理]
図31はCPUが実行する第1大当たり演出処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU41は、指定Rラウンドであるか否かの判定を行い(S211)、指定Rであると判定した場合(S211:Yes)、貯留装置20により遊技球の貯留を開始する(S212)。次に指定Rラウンドが終了したか否かの判定を行い(S213)、指定Rが終了したと判定した場合(S213:Yes)、貯留装置20による遊技球の貯留を解除し(S214)、可動体21を駆動する(S215)。さらに液晶表示器9に遊技球の解除を強調する画像表示を行って(S216)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS211において、指定ラウンドでないと判定した場合(S211:No)、メイン処理に戻る。
図32はCPUが実行する第1大当たり演出処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU41は、指定Rラウンドであるか否かの判定を行い(S221)、指定Rであると判定した場合(S221:Yes)、貯留装置20により遊技球の貯留を開始する(S222)。次に指定Rラウンドが終了したか否かの判定を行い(S223)、指定Rが終了したと判定した場合(S223:Yes)、貯留装置20による遊技球の貯留を解除して(S224)、メイン処理に戻る。なお、ステップS221において、指定ラウンドでないと判定した場合(S221:No)、メイン処理に戻る。
なお、上記実施の形態では、貯留装置20に貯留する遊技球を遊技盤3上で使用する実際の遊技球を用いて、貯留及びそれを解除する演出を行うようにしたが、実際の遊技球とは異なるダミーの遊技球を用いて貯留及びそれを解除する遊技演出を行うようにしても良い。その場合には、実際の遊技球が流下する遊技領域3aと領域を分けて構成する必要がある。
また、上記実施の形態では、可動体21を剣の形状として、貯留された遊技球を切り落とすイメージで解除しているが、ビリヤードのキューのように棒で突いて解除させることも可能であり、その場合の棒の突く位置により解除される遊技球の数を変えても良い。さらに、可動体21を野球のバット、ロボットハンド、ハサミ等の種々の形状とし、これらを使って貯留している遊技球の解除を行うようにしても良い。
Claims (10)
- 画像を表示可能な画像表示手段と、
前記画像表示手段の表示を制御する表示制御手段と、
前記画像表示手段の手前に遊技球を貯留可能な貯留手段と、
前記貯留手段に貯留された遊技球を解除する解除手段と、
遊技盤の所定位置から前記貯留手段に貯留された遊技球に向かって移動可能な可動体と、
前記可動体を駆動するモータと、
前記モータを駆動制御する駆動制御手段と、
前記貯留手段の球入口に遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な変動入賞手段と、
第1大当たりと、第1大当たりよりも出球の少ない第2大当たりの何れかを選定する大当たり選定手段と、
前記大当たり選定手段により選定された大当たりゲームを実行する当たりゲーム制御手段と、
を備え、
前記解除手段は、
前記駆動制御手段による前記可動体の移動に伴って前記貯留手段に貯留された遊技球を解除する可動体連動解除部と、
前記駆動制御手段による前記可動体の移動とは関係なく前記貯留手段に貯留された遊技球を解除する可動体非連動解除部と、
を有し、
前記表示制御手段は、
前記可動体連動解除部による遊技球の解除に伴って前記画像表示手段に所定の表示を行う可動体遊技球連動表示制御部を有し、
前記駆動制御手段は、
前記大当たり選定手段により第1大当たりが選定された場合に、前記当たりゲーム制御手段により実行される所定ラウンドゲームにおいて前記モータを駆動して前記可動体を前記貯留手段に移動させる条件付駆動制御部を有することを特徴とするパチンコ遊技機。 - 前記可動体は、
前記貯留手段へ移動して貯留された遊技球と当接して貯留状態を解除する当接部を有することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。 - 前記貯留手段は、
磁力を使って複数の遊技球を前記画像表示手段の手前に貯留する電磁石と、
前記電磁石を制御して貯留している遊技球を落下させる電磁石制御手段と、
を有し、前記電磁石によって遊技球を貯留し、前記電磁石制御手段により前記電磁石をオフにして貯留状態を解除することを特徴とする請求項1又は2記載のパチンコ遊技機。 - 前記可動体連動解除部は、
前記可動体の当接部が遊技球に当接するタイミングで前記貯留手段の電磁石の磁力をオフにして貯留された遊技球を解除することを特徴とする請求項3に記載のパチンコ遊技機。 - 前記可動体非連動解除部は、
前記可動体の移動とは関係なく貯留の解除条件の発生により前記貯留手段の電磁石の磁力をオフにして貯留された遊技球を解除することを特徴とする請求項3に記載のパチンコ遊技機。 - 前記可動体遊技球連動表示制御手段は、
前記画像表示手段に対して前記可動体の当接部が貯留された遊技球に当接するタイミングと当接する位置に合わせて遊技球の解除を強調する画像表示を行うことを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機。 - 前記貯留手段は、
複数の遊技球を前記画像表示手段の手前で受けて貯留する球受部と、
前記球受部を回転させて貯留している遊技球を落下させる回転駆動部と、
を有し、前記球受部に遊技球を貯留し、前記回転駆動部により前記球受部を回転させて貯留状態を解除することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。 - 前記可動体連動解除部は、
前記可動体が遊技球に移動するタイミングで前記貯留手段の前記回転駆動部により前記球受部を回転させて貯留した遊技球を解除することを特徴とする請求項7に記載のパチンコ遊技機。 - 前記可動体非連動解除部は、
前記可動体の移動とは関係なく貯留の解除条件の発生により前記貯留手段の前記回転駆動部により前記球受部を回転させて貯留した遊技球を解除することを特徴とする請求項7に記載のパチンコ遊技機。 - 前記可動体遊技球連動表示制御手段は、
前記画像表示手段に対して前記可動体が貯留された遊技球へ移動するタイミングに合わせて遊技球の解除を強調する画像表示を行うことを特徴とする請求項7に記載のパチンコ遊技機。
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