JP5039334B2 - キャッシュメモリ制御方法、及び装置 - Google Patents

キャッシュメモリ制御方法、及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、エントリ毎に、データを格納するデータ部、及びそのデータの索引用であるタグアドレスを格納するタグ部を備えたキャッシュメモリにアクセスするための技術に関する。
メインメモリと比較して高速なキャッシュメモリは現在、データ処理をより高速に行うために必須のものとなっている。指定されたアドレスに従ってキャッシュメモリにアクセスするキャッシュメモリ装置には、CPU内部に実装されるものと、その外部に用意されるものとがある。
図1Aは、従来のキャッシュメモリ装置の構成を説明する図であり、図1Bは、そのキャッシュメモリに格納されるメインメモリ内のデータの配置を説明する図である。その図1Bは、1画素当たり1バイトの画像データをメインメモリに格納した場合の各画素データの配置例を示したものである。その画像データは、横方向は1024画素、縦方向は1024ラインに分割した画像のものであり、画素データは座標に対応する位置に配置された形となっている。
図1Aに示すように、従来のキャッシュメモリ装置を構成するキャッシュメモリは、エントリ毎に、タグアドレスを格納するタグ部12、及びデータを格納するデータ部13からなる。CPU等から指定されるアドレス11は、最上位ビット側から、タグアドレス、インデックスアドレス、及びラインアドレスがそれぞれ格納されるフィールド11a〜cが配置された構成となっている。タグアドレスは、格納した、或いは格納するデータの索引用である。インデックスアドレスは、エントリ(番号)を指定するものである。ラインアドレスは、インデックスアドレスで指定されるエントリに格納した、或いは格納するデータを指定するものである。ここでは、1アドレスのデータは1バイトとし、1エントリ(ブロック)に16バイトのデータ(16画素分のデータ)を格納できると想定する。エントリ数は256とする。アドレス11については、最上位ビットから、タグアドレス用に20ビット、インデックスアドレス用に8ビット、ラインアドレス用に4ビットがそれぞれ割り当てられていると想定する。混乱を避けるために以降、「キャッシュアドレス」と呼ぶことにする。
次に動作を説明する。
データ部13からデータを読み出すためのリードリクエストが行われた場合、インデックスアドレスで指定されるエントリのタグアドレスがタグ部12から読み出され、アドレス比較器14によりキャッシュアドレス11中のタグアドレスと比較され、その比較結果がヒット情報として出力される。そのヒット情報は、それらのタグアドレスが一致すれば対象のデータが存在する、つまりヒットしたことを示すものとなり、逆に一致しなければ対象のデータは存在しない、つまりミスヒットしたことを示すものとなる。それにより、ヒットしたことを示すヒット情報がアドレス比較器14から出力された場合、インデックスアドレスで指定のエントリに格納されたデータがデータ部13から読み出されて処理される。
一方、データ部13にデータを格納するためのライトリクエストが行われた場合には、タグ部12のインデックスアドレスで指定されるエントリにキャッシュアドレス11のタグアドレスが格納され、キャッシュアドレス11のラインアドレスに従ってデータがデータ部13に格納される。
キャッシュアドレス11において、フィールド11bに格納されたインデックスアドレスはライン上の位置を示すものとなっている。1エントリには16画素分のデータを格納できるようになっている。それにより図1Bに示すように、1ラインは64(=1024/16)ブロック(エントリ)分のデータとなっている。図1Bにおいて、4ラインの範囲内に「0」「1」或いは「255」を表記した枠はそれぞれ1エントリ分のデータを表している。それにより、横方向(1ライン)に1024画素が並んでいる場合には、4ライン分のデータの格納に256エントリが必要なことを表している。
図1Aに示す従来のキャッシュメモリ装置は、ダイレクトマップ方式を採用したものである。ダイレクトマップ方式では、タグアドレスに対応するデータを格納できるエントリ(空間)は1つのみである。同じインデックスアドレスを持ち、タグアドレスが異なるブロックのデータはそのうちの1つしか格納できない。フィールド11bに格納されたインデックスアドレスはライン上の位置を示すものとなっている。このため、図2に示すように、例えば16×16ブロック(横16画素×縦16ライン)のデータを処理する場合であっても、そのうちの1ライン分のデータしかキャッシュメモリに格納することができない。それにより、ヒット率は極めて小さいものとなる。つまりミスヒットによりデータを書き換えるリプレースが多発して、処理性能は大きく低下する。図2中の「index
i」は処理対象とする16×16ブロック内のデータに対応するインデックスアドレスを表している。
画像処理では、16×16ブロックのような矩形状のブロック単位で処理を行うことが多い。しかし、図1Aに示す従来のキャッシュメモリ装置では、縦方向に並ぶ複数ラインのデータをキャッシュメモリに格納することができない。このことから従来のキャッシュメモリ装置のなかには、特許文献1〜3にそれぞれ記載されているように、縦方向に並ぶ複数ラインのデータをキャッシュメモリに格納できるようにしたものがある。
図1Aに示すキャッシュアドレス11は、上述したように最上位ビット側から、タグアドレス、インデックスアドレス、及びラインアドレスがそれぞれ格納されるフィールド11a〜cが配置された構成となっている。特許文献1に記載の従来のキャッシュメモリ装置では、最上位ビット側から、タグアドレス、第1のインデックスアドレス、第1のラインアドレス、第2のインデックスアドレス、及び第2のラインアドレスがそれぞれ格納されるフィールドが配置された構成をキャッシュアドレス11に採用している。それにより、第1及び第2のインデックスアドレスによりエントリを指定し、第1及び第2のラインアドレスによりエントリ内のアドレスを指定するようにしている。そのようにして、横方向は第2のラインアドレス格納用のフィールドに割り当てたビット数に応じた画素数、縦方向は第1のラインアドレス格納用のフィールドに割り当てたビット数に応じたライン数のブロック分のデータを1エントリに格納できるようにしている。このため、例えば前者、後者ともに2ビットであれば4×4ブロック分のデータを1エントリに格納することができる。
画像処理では、隣接ブロックの参照も良く行われる。そのブロックの縦方向に隣接するブロックのデータは、タグアドレス、及び第1のインデックスアドレスを変更することで別のエントリに格納することができる。このため、縦方向に並ぶ画素データのアクセスはリプレースすることなく行えるようになる。しかし、横方向に隣接するブロックでは、タグアドレスは同じとなるため、そのデータを別のエントリに格納することはできない。つまり横方向に隣接するブロックのデータはリプレースによりキャッシュメモリに格納しなければならない。このため、画像処理を行う場合には、ヒット率の改善は期待できなかった。
特許文献2に記載の従来のキャッシュメモリ装置では、最上位ビット側から、第1のタグアドレス、インデックスアドレス、第2のタグアドレス、及びラインアドレスがそれぞれ格納されるフィールドが配置された構成をキャッシュアドレス11に採用している。ライン上の画素の位置を示す下位ビットをラインアドレス、その上位ビットを第2のタグアドレスとしている。それにより、縦方向に隣接するブロック(ここでは1ライン上に並ぶ複数画素からなるブロック)のデータを異なるエントリに格納できるようにしている。しかし、ライン上の画素の位置を示す下位ビットをラインアドレス、その上位ビットを第2のタグアドレスとしていることから、図3に示すように、同じラインではインデックスアドレスの値は同一となる。このため、横方向に隣接するブロックのデータは別のエントリに格納することはできない。従って、画像処理を行う場合には、ヒット率の改善は期待できなかった。
上記特許文献2には他に、最上位ビット側から、第1のタグアドレス、第1のインデックスアドレス、第2のタグアドレス、第1のラインアドレス、第2のインデックスアドレス、第3のタグアドレス、及び第2のラインアドレスがそれぞれ格納されるフィールドが配置された構成をキャッシュアドレス11に採用の他の従来のキャッシュメモリ装置が記載されている。アドレス11を7つのフィールドに分割し、2つのラインアドレスにそれぞれ対応付けた形で2つのタグアドレスを配置することにより、横方向、及び縦方向ともに、隣接するブロックのデータを異なるエントリに格納できるようになっている。このため、ヒット率は大幅に改善することができる。
前者、後者ともに、画像データとしては横方向は1024画素、縦方向は1024ラインに分割した画像のものを想定している。1画素データは1バイトである。エントリ数は256である。このため、横方向における画素の位置を表すのに10ビット、縦方向におけるラインの位置を表すのに10ビット必要である。後者では、横方向、及び縦方向ともに、必要な10ビットに4ビットを加え、それら4ビットをそれぞれ第3及び第2のインデックスアドレス格納用のフィールドとして用いている。
そのような2つのインデックスアドレス(フィールド)を追加することにより、キャッシュアドレス11に必要なビット数はより多くなる。それにより、ビット数がデータバス、或いはレジスタのビット幅を越えるものとなる可能性がある。アドレス11に必要な前者、及び特許文献1に記載の従来のキャッシュメモリ装置では、メインメモリ上のデータの格納位置からそのデータを格納するエントリを自動的に決定する形となっている。2つのインデックスアドレスを追加した場合、データを格納すべきエントリに格納するように、その2つのインデックスアドレスを決定しなければならない。そのような決定を行わなければならないため、アクセス制御はより複雑なものとなる。このようなことから、2つのインデックスアドレスを追加することは望ましくないと言える。
特許文献3に記載の従来のキャッシュメモリ装置では、縦方向におけるラインの位置を示す座標y、横方向における画素の位置を示す座標xをそれぞれ格納するためのフィールドが配置された構成をキャッシュアドレス11に採用している。各フィールドを2つのサブフィールドに分け、最上位ビット側から、座標yの下位ビット、座標xの下位ビットを配置したものをインデックスアドレスとしている。タグアドレスは、最上位ビット側から、座標yの上位ビット、座標xの上位ビットを配置したものとしている。座標x、yを表すビット列を2つに分け、一方をタグアドレス、他方をインデックスアドレスとして用いることにより、横方向、及び縦方向ともに、隣接するブロックのデータを異なるエントリに格納できるようになっている。このため、ヒット率は大幅に改善することができる。また、座標x、yを表すビット列の分け方を変更することにより、図4に示すように、キャッシュメモリにデータを格納する画像データの範囲(形状)を変更するようになっている。図4中、「0」「1」を表記した枠はそれぞれ1エントリ分のデータを表している。
特許文献3に記載の従来のキャッシュメモリ装置では、キャッシュメモリへのデータの格納、及び読み出しはエントリ単位で行うようになっている。エントリ単位で行うために、1エントリに格納するデータは予め定めた固定形状のブロックのデータ(横方向に並ぶ複数画素のデータ)としている。
処理性能の向上のためには、キャッシュメモリにアクセスする回数をより少なくすることも重要である。固定形状のブロックのデータを各エントリに格納する場合、その形状と処理対象とするデータの関係によってアクセス回数が増える可能性がある。例えば固定形状のブロックが横方向に並ぶ16画素であった場合、4×4ブロックの画素データを全て読み出すには4回の読み出しを行わなくてはならない。このことから、ブロックの形状は必要に応じて変更できるようにすることが望ましいと言える。その変更を行えるようにすることにより、キャッシュメモリはより有効に利用できるようになると考えられる。
特開平5−53909号公報 特開平9−101915号公報 特開平10−154230号公報
本発明は、以上のことに鑑みてなされたものであり、高いヒット率を達成しつつ、キャッシュメモリをより有効に利用するための技術を提供することを目的とする。
本発明のキャッシュメモリ制御方法は、エントリ毎に、データを格納するデータ部、及び該データの索引用であるタグアドレスを格納するタグ部を備えたキャッシュメモリへのアクセス制御に用いられることを前提とし、以下のようにアクセス制御を行う。
本発明のキャッシュメモリ制御方法では、キャッシュメモリにアクセスするためのアドレスを、最上位ビット側から第1〜第4のフィールドに分け、第1及び第3のフィールドをタグアドレスの格納に用い、第2及び第4のフィールドをそれぞれ1つ以上のサブフィールドに分け、1つ以上のサブフィールドをインデックスアドレス、残りのサブフィールドをラインアドレスの格納にそれぞれ用い、第3のフィールドの配置、及びビット数は固定であり、第2及び第4のフィールドをそれぞれ分割するサブフィールドへのビット数の割り当ては、動的に変更し、インデックスアドレス、及びラインアドレスの格納にそれぞれ用いるサブフィールドのビット数の合計は固定である。
なお、上記キャッシュメモリに格納するデータが画像を画素により分割した画像データだった場合、1エントリにデータを格納する画像ブロックの横方向に並ぶ画素数は第3のフィールドでラインアドレス格納用に割り当てるサブフィールドのビット数により管理し、該画像ブロックの縦方向に並ぶライン数は第2のフィールドで該ラインアドレス格納用に割り当てるサブフィールドのビット数により管理することが望ましい。
本発明のキャッシュメモリ装置は、エントリ毎に、データを格納するデータ部、及び該データの索引用であるタグアドレスを格納するタグ部を備えたキャッシュメモリにアクセスするものであり、以下の手段を具備する。
本発明の態様のキャッシュメモリ装置は、キャッシュメモリにアクセスするために指定されたアドレスを、最上位ビット側から第1〜第4のフィールドが配置されているとして、該第1及び第3のフィールドに格納されたデータをタグアドレスとして抽出する第1の抽出手段と、第2及び第4のフィールドがそれぞれ1つ以上のサブフィールドから構成されているとして、1つ以上のサブフィールドに格納されたデータをインデックスアドレス、残りのサブフィールドに格納されたデータをラインアドレスとして抽出する第2の抽出手段とを具備し、第2の抽出手段は、外部からの指示に従って、第2及び第4のフィールドをそれぞれ構成しているとする1つ以上のサブフィールドのビット数を変更し、インデックスアドレス、及びラインアドレスの抽出を行う
本発明では、キャッシュメモリにアクセスするためのアドレスを、最上位ビット側から第1〜第4のフィールドに分け、第1及び第3のフィールドをタグアドレスの格納に用い、第2及び第4のフィールドをそれぞれ1つ以上のサブフィールドに分け、1つ以上のサブフィールドをインデックスアドレス、残りのサブフィールドをラインアドレスの格納にそれぞれ用いる。例えば第2のフィールドを1つのサブフィールドとしてインデックスアドレスの格納に用い、第4のフィールドを2つのサブフィールドに分け、一方をインデックスアドレス、他方をラインアドレスの格納にそれぞれ用いる。或いは、第2及び第4のフィールドをそれぞれ2つのサブフィールドに分け、一方をインデックスアドレス、他方をラインアドレスの格納にそれぞれ用いる。
キャッシュメモリに格納するデータが画像を画素により分解した画像データを例にとれば、第4のフィールドのデータをインデックスアドレスとして利用することにより、1エントリにデータが格納されるブロック(画像ブロック)の横方向に位置するブロックとインデックスアドレスを異ならせることができる。縦方向に位置するブロックとは、第2のフィールドのデータをインデックスアドレスとして利用することにより、異ならせることができる。このため、横方向、及び縦方向の何れの方向であっても、その方向上に並ぶ複数のブロックのデータを異なるエントリに格納することができる。そのブロックの形状は、第2及び第4のフィールドでそれぞれインデックスアドレスの格納用とするビット数により管理することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図5は、本実施の形態によるキャッシュメモリ装置の構成を説明する図である。
図5に示すように、本実施の形態によるキャッシュメモリ装置50を構成するキャッシュメモリは、エントリ毎に、タグアドレスを格納するタグ部52、及びデータを格納するデータ部53からなる。そのキャッシュメモリにアクセスするための構成として、アドレス比較器54、データセレクタ55、及びインデックスアドレス選択部56を備えている。
CPU等から指定されるアドレス(キャッシュアドレス)51は、図5に示すように、最上位ビット側から第1〜第4のフィールド51a〜dが配置された構成となっている。第1のフィールド51aにはタグアドレス(第1のタグアドレス)、第2のフィールド51bにはインデックスアドレス、或いはそのインデックスアドレスとラインアドレス、第3のフィールド51cにはタグアドレス(第2のタグアドレス)、第4のフィールド51dにはインデックスアドレスとラインアドレスがそれぞれ格納される。タグアドレスは、格納した、或いは格納するデータの索引用である。インデックスアドレスは、エントリ(番号)を指定するものである。ラインアドレスは、インデックスアドレスで指定されるエントリに格納した、或いは格納するデータを指定するものである。
図5に示すキャッシュメモリ装置50は、例えば図11に示すように、CPU1100に搭載された内部キャッシュメモリ装置として用いられるものである。図11では、キャッシュメモリ装置50は、メインメモリ70に格納された画像データをより高速に処理するように、その一部の格納に用いられていることを表している。それによりプロセッサコア1101は、キャッシュメモリ装置50を介して画像データを取得し処理する形となっている。インデックスアドレス選択部56に入力されるブロックタイプ選択信号はプロセッサコア1101から出力される。なお、キャッシュメモリ装置50は、外部キャッシュメモリ装置として、つまりメインメモリ70とCPU1100間に配置されるものとして実現させても良い。
図5に示すキャッシュメモリ装置50の動作を説明する前に、図6〜図10に示す各説明図を参照して、キャッシュアドレス51のデータ構成によって実現されるキャッシュメモリのアクセス制御について具体的に説明する。キャッシュメモリに格納するデータは1画素のデータが1バイトの画像データを想定する。
図6は、キャッシュアドレス51のデータ構成を説明する図である。図6に示すようにキャッシュアドレス51を構成する第2のフィールド51bは最大で2つのサブフィールドに分割される。2つのサブフィールドに分割した場合、上位ビットのサブフィールドはインデックスアドレスの格納、下位ビットのサブフィールドはラインアドレスの格納に用いられる。1つのサブフィールドであった場合には、つまり第2のフィールド51bをサブフィールドに分割しなかった場合には、そのフィールド51bはインデックスアドレスの格納に用いられる。第4のフィールド51dは、常に2つのサブフィールドに分割され、上位ビットのサブフィールドはインデックスアドレスの格納、下位ビットのサブフィールドはラインアドレスの格納に用いられる。ここでは、第1のフィールド51aのビット数はaビット、以下同様に、第2のフィールド51bでインデックスアドレスの格納に用いられるサブフィールドはbビット、第2のフィールド51bでラインアドレスの格納に用いられるサブフィールドはcビット、第3のフィールド51cはdビット、第4のフィールド51dでインデックスアドレスの格納に用いられるサブフィールドはeビット、第4のフィールド51dでラインアドレスの格納に用いられるサブフィールドはfビットと想定する。第2のフィールド51bを1つのサブフィールドとする場合には、cの値は0となる。
図7は、キャッシュアドレス51のデータ構成によりキャッシュメモリに格納可能となる画像データの領域を説明する図である。
(d+e+f)ビットは、画像の横方向における画素の位置を表せるものとしている。つまり2(d+e+f)の値は横方向に並ぶ全画素数よりも大きいようにしている。キャッシュメモリに格納可能な横方向におけるデータ量、つまりデータを格納できる画素数は2(e+f)であり、縦方向におけるライン数は2(b+c)である。インデックス(エントリ)数は2(b+e)である。このことから明らかなように、図7中、太線で囲んだ範囲71はキャッシュメモリにデータを格納可能な最大領域を示し、その領域71内の枠は1エントリに格納されるデータを示している。その枠に表記した「0」「1」「index(2e−1)」「index(2(b+e)−1)」は何れも、その領域71内の左上隅に位置する枠のインデックスアドレスの値(以降「インデックス値」)を0とした場合のインデックス値を表している。これは他の図でも同様である。
横方向に並ぶブロックでは、第4のフィールド51dにおけるインデックスアドレスが互いに異なるものとなる。縦方向に並ぶブロックでは、第2のフィールド51bにおけるインデックスアドレスが互いに異なるものとなる。このようなことから図7に示すように、最大領域71を構成する各ブロックのインデックス値は互いに異なるものとすることができる。それにより、最大領域71のデータを全てキャッシュメモリに格納できることとなる。
1エントリにデータが格納されるブロックの形状は、第2及び第4のフィールド51b、51dでそれぞれラインアドレスの格納に用いられるサブフィールドのビット数により管理される。第4のフィールド51dでラインアドレスの格納に用いられるサブフィールドのビット数fにより、横方向に並ぶ画素数が管理され、第2のフィールド51bでラインアドレスの格納に用いられるサブフィールドのビット数cにより、縦方向に並ぶライン数が管理される。つまりブロックの形状は、2f×2cブロック(横方向に2f個の画素が並び、縦方向のライン数が2cラインのブロック)となる。このため、cの値が0であれば、1ライン上の2f個の画素により構成されたブロックとなり、cの値が0でなければ、縦方向が2ライン以上の矩形状のブロックとなる。
第1及び第3のフィールド51a及び51cの配置、及びビット数は固定としている。これは、第2及び第4のフィールドの配置、及びビット数を固定とするためである。また、(c+f)、(b+e)の各値も固定としている。それらの値を共に固定にすると、最大領域71の横方向の全画素数、及び縦方向の全ライン数は一定となる。1エントリにデータを格納する画素数(データ量)、及び選択可能なエントリ(インデックス)数も一定となる。このような条件下で、1エントリにデータを格納するブロックの形状は、cとf(bとe)の値の割り当て、つまり第2及び第4のフィールド51b及び51dをそれぞれ分割するサブフィールドへのビットの割り当て(ビットアサイン)を通して管理する。このため、ブロックの形状のみが異なるように管理することができる。第1及び第3のフィールド51a及び51cの配置、及びビット数と共に、(c+f)、(b+e)の各値を固定としているのはこのためである。
横方向、及び縦方向に複数のブロックのデータをキャッシュメモリに格納できるため、画像処理を行う場合にも高いヒット率を常に維持することができる。また、1エントリにデータを格納するブロックの形状を変更可能としたため、特許文献3に記載の従来のキャッシュメモリ装置とは異なり、常に必要最小限のアクセスで必要なデータをキャッシュメモリから取得することができる。キャッシュアドレス51自体にはインデックスアドレス格納用のビット等を追加していないため、特許文献2に記載の従来のキャッシュメモリ装置とは異なり、アクセス制御が複雑化するのは回避される。
図8〜図10は、キャッシュアドレス51が32ビットの場合のビットアサイン、及びそのビットアサインで実現される最大領域71のブロック分割を説明する図である。以降は図8〜図10を参照して、ビットアサインの具体例、及びそのビットアサインで実現される最大領域71のブロック分割について更に具体的に説明する。ここでは、1アドレスのデータは1バイトとし、1エントリ(ブロック)に16バイトのデータを格納できると想定する。エントリ数は256とする。
キャッシュアドレス51が32ビットの場合、図8(a)に示すように、第1〜第4のフィールド51a〜dにはそれぞれ最上位ビット側から、16ビット、6ビット、4ビット、6ビットが割り当てられている。その図8(a)に示すビットアサイン例では、インデックスアドレス用に、キャッシュアドレス51における10〜15ビット、及び4〜5ビットが割り当てられている。そのような割り当ての内容については「addr<15:10,5:4>」と表記する。この表記法は他の割り当ての内容を示す場合にも用いることとする。
ラインアドレス用には、0〜4ビットが割り当てられている。このため、図8(a)に示すビットアサイン例では、1エントリにデータが格納されるブロックの形状は横方向に並ぶ16個の画素から構成される16×1ブロックとなる。第2及び第4のフィールドのビット数は共に6ビットである。このため図8(b)に示すように、最大領域71の横方向に並ぶ全画素数は64個(データ量は64バイト(Byte))となり、縦方向に並ぶ全ライン数は64ラインとなる。1エントリにデータが格納されるブロックの形状は16×1ブロックであるため、最大領域71の横方向に並ぶブロック数は4(=64/16)個となり、縦方向に並ぶブロック数は64(=64/1)個となる。
画像符号化方式における画像処理は、規格で定められた単位(ブロック)で行われれる。その単位の一つであるマクロブロックは殆どの規格で16×16ブロックとなっている。このため図8(a)に示すビットアサイン例は、マクロブロックを単位とした処理を行う場合に有効である。
図9(a)に示すビットアサイン例は、1エントリに8×2ブロックのデータを格納する場合のものである。そのために、インデックスアドレス用にaddr<15:11,5:3>が割り当てられている。ラインアドレス用には、addr<10:10,2:0>が割り当てられている。このため図9(b)に示すように、最大領域71の横方向に並ぶブロック数は8(=64/8)個となり、縦方向に並ぶブロック数は32(=64/2)個となっている。
画像符号化方式のなかには、ブロックサイズを選択可能とするものもある。選択可能なブロックサイズとして、8×4ブロック、8×8ブロックのようなものが含まれている規格もある(例えばVC(Video Codec)−1(SMPTE 421M))。このため、そのような規格で8×4ブロック、或いは8×8ブロックを選択した場合に、図9(a)に示すビットアサイン例は特に有効となる。
図10(a)に示すビットアサイン例は、1エントリに4×4ブロックのデータを格納する場合のものである。そのために、インデックスアドレス用にaddr<15:12,5:2>が割り当てられている。ラインアドレス用には、addr<11:10,1:0>が割り当てられている。このため図10(b)に示すように、最大領域71の横方向に並ぶブロック数は16(=64/4)個となり、縦方向に並ぶブロック数は16(=64/4)個となっている。
画像符号化方式のなかには、4×4ブロックを単位、或いは選択可能とするものも多い(例えばH.264)。このため、そのような規格で4×4ブロックを単位とした画像処理を行う場合には、図10(a)に示すビットアサイン例は特に有効となる。
上述したように、画像処理の内容によってブロックサイズは異なり、そのブロックサイズによって最適なビットアサインも変化する。このことから、画像処理の内容に応じてビットアサインを動的に変更し、より適切なビットアサインでデータをキャッシュメモリに格納するようにしている。以降は図5に戻って、本実施の形態によるキャッシュメモリ装置50動作について詳細に説明する。
図11に示すように、キャッシュメモリ装置50にはブロックタイプ選択信号がプロセッサコア1101から出力される。そのブロックタイプ選択信号は、選択可能なビットアサインのなかで有効とするビットアサインを選択するためのものである。例えば選択可能なビットアサインが図8〜図10に示す3つであった場合、ブロックタイプ選択信号は2ビットの信号である。その2ビットの値と1エントリにデータが格納されるブロックの形状(ビットアサイン)の関係としては、例えば以下のように定めれば良い。そのブロックの形状によりインデックスアドレス用(計8ビットである)として割り当てられるビットと併せて示す。
ブロックタイプ選択信号<1:0> インデックスアドレス<7:0>
00(16×1ブロック) : addr<15:10,5:4>
01(8×2ブロック) : addr<15:11,5:3>
10(4×4ブロック) : addr<15:12,5:2>
プロセッサコア1101は、画像符号化方式等の規格により定まるブロックサイズ、或いは選択したブロックサイズに応じたブロックタイプ選択信号をキャッシュメモリ装置50に出力する。インデックスアドレス選択部56は、その選択信号の値に応じて、第2及び第4のフィールド51b及び51bでインデックスアドレス用とされたビットを選択し、選択したビットを合成する。その合成は、第2のフィールド51aでインデックスアドレス用と指定されたビットを上位ビット、第4のフィールド51dでインデックスアドレス用と指定されたビットを下位ビットとすることで行う。そのような合成により生成される8ビットのインデックスアドレスをタグ部52に出力する。
一方、第2及び第4のフィールド51a及び51dでインデックスアドレス用として選択しなかったビットは、ラインアドレス用のビットとして、必要に応じて合成し、その合成結果をデータセレクタ55に出力する。必要に応じて合成を行うのは、図8(a)に示すように、第2のフィールド51bは全てインデックスアドレス用とされる場合があるためである。第2のフィールド51bにラインアドレス用のビットが存在していた場合には、そのビットを上位ビットとし、第4のフィールド51dのラインアドレス用のビットを下位ビットとして合成が行われる。それにより、何れの場合も4ビットのラインアドレスがデータセレクタ55に出力される。
データ部53からデータを読み出すためのリードリクエストであった場合、インデックスアドレスをタグ部52に出力することにより、その値で選択されるエントリのタグアドレスが読み出される。アドレス比較器54は、タグ部52から読み出されたタグアドレスを、第1及び第3のフィールド51a及び51cに格納されたタグアドレスと比較し、その比較結果をヒット情報として出力する。そのヒット情報は、それらのタグアドレスが一致すれば対象のデータが存在する、つまりヒットしたことを示すものとなり、逆に一致しなければ対象のデータは存在しない、つまりミスヒットしたことを示すものとなる。第3のフィールド51cに格納されたタグアドレスは、例えば第1のフィールド51aに格納されたタグアドレスの下位ビットとして扱われる。
タグ部52へのインデックスアドレスの出力により、その値で選択されたエントリのデータがデータ部53から読み出される。データセレクタ55は、データ部53から読み出されたデータのなかで対象とするものをラインアドレスの値に従って抽出し出力する。プロセッサコア1101には、アドレス比較器54が出力するヒット情報、及びデータセレクタ55が出力するデータが転送される。
反対にデータ部53にデータを格納するためのライトリクエストであった場合には、タグ部52のインデックスアドレスで指定されるエントリに、第1及び第3のフィールド51a及び51cのタグアドレスが格納される。データ部53のそのエントリには、メインメモリ70から転送されたデータが格納される。そのデータの格納は、インデックスアドレス選択部56から出力されるラインアドレスに従って行われる。
なお、本実施の形態では、第1及び第3のフィールド51a及び51cの配置、及びビット数が固定であることから、それらのフィールド51a及び51cのデータは直接、アドレス比較器54、或いはタグ部52にタグアドレスとして出力する構成を採用しているが、インデックスアドレス選択部56のようなものを用意して、タグアドレスとするデータをキャッシュアドレス51から抽出するようにしても良い。インデックスアドレス、及びラインアドレスを1つの構成要素(インデックスアドレス選択部56)により抽出するのではなく、それぞれ別の構成要素により抽出するようにしても良い。或いは、タグアドレス、インデックスアドレス、及びラインアドレスを1つの構成要素により抽出するようにしても良い。インデックスアドレス、及びラインアドレスをインデックスアドレス選択部56により抽出するようにしたのは、第2及び第4のフィールド51b及び51dでインデックスアドレスとするビットを決定すれば残りのビットをラインアドレスのビットとして自動的に決定できるためである。
本実施の形態では、画像処理用の画像データをキャッシュメモリに格納する場合を想定しているが、画像処理と同様の理由によりヒット率が低下するデータであれば、データの種類に係わらず、本発明を適用すれば良い。
(付記1)
エントリ毎に、データを格納するデータ部、及び該データの索引用であるタグアドレスを格納するタグ部を備えたキャッシュメモリへのアクセス制御に用いられる方法であって、
前記キャッシュメモリにアクセスするためのアドレスを、最上位ビット側から第1〜第4のフィールドに分け、
前記第1及び第3のフィールドをタグアドレスの格納に用い、
前記第2及び第4のフィールドをそれぞれ1つ以上のサブフィールドに分け、1つ以上のサブフィールドをインデックスアドレス、残りのサブフィールドをラインアドレスの格納にそれぞれ用いる
ことを特徴とするキャッシュメモリ制御方法。
(付記2)
前記第3のフィールドの配置、及びビット数は固定である
ことを特徴とする付記1記載のキャッシュメモリ制御方法。
(付記3)
前記第2及び第4のフィールドをそれぞれ分割するサブフィールドへのビット数の割り当ては、動的に変更する
ことを特徴とする付記1、または2記載のキャッシュメモリ制御方法。
(付記4)
前記インデックスアドレス、及びラインアドレスの格納にそれぞれ用いるサブフィールドのビット数の合計は固定である
ことを特徴とする付記3記載のキャッシュメモリ制御方法。
(付記5)
前記キャッシュメモリに格納するデータが画像を画素により分割した画像データだった場合、1エントリにデータを格納する画像ブロックの横方向に並ぶ画素数は前記第3のフィールドで前記ラインアドレス格納用に割り当てるサブフィールドのビット数により管理し、該画像ブロックの縦方向に並ぶライン数は前記第2のフィールドで該ラインアドレス格納用に割り当てるサブフィールドのビット数により管理する
ことを特徴とする付記3、または4記載のキャッシュメモリ制御方法。
(付記6)
前記第2のフィールドを1つのサブフィールドとした場合、該第2のフィールドは前記インデックスアドレスの格納用とし、前記第4のフィールドは2つのサブフィールドに分割して、該2つのサブフィールドのうち上位ビットを該インデックスアドレスの格納に用いる
ことを特徴とする付記1〜5の何れか1項に記載のキャッシュメモリ制御方法。
(付記7)
前記第2及び第4のフィールドをそれぞれ2つのサブフィールドに分けた場合、該2つのサブフィールドのうち上位ビットを前記インデックスアドレスの格納に用いる
ことを特徴とする付記1〜5の何れか1項に記載のキャッシュメモリ制御方法。
(付記8)
エントリ毎に、データを格納するデータ部、及び該データの索引用であるタグアドレスを格納するタグ部を備えたキャッシュメモリへのアクセス制御に用いられる方法であって、
前記キャッシュメモリにアクセスするためのアドレスを、最上位ビット側から第1〜第5のフィールドに分け、
前記第1及び第3のフィールドをタグアドレスの格納に用い、
前記第2及び第4のフィールドをインデックスアドレスの格納に用い、
前記第5のフィールドをラインアドレスの格納に用いる
ことを特徴とするキャッシュメモリ制御方法。
(付記9)
エントリ毎に、データを格納するデータ部、及び該データの索引用であるタグアドレスを格納するタグ部を備えたキャッシュメモリへのアクセス制御に用いられる方法であって、
前記キャッシュメモリにアクセスするためのアドレスを、最上位ビット側から第1〜第6のフィールドに分け、
前記第1及び第4のフィールドをタグアドレスの格納に用い、
前記第2及び第5のフィールドをインデックスアドレスの格納に用い、
前記第3及び第6のフィールドをラインアドレスの格納に用いる
ことを特徴とするキャッシュメモリ制御方法。
(付記10)
エントリ毎に、データを格納するデータ部、及び該データの索引用であるタグアドレスを格納するタグ部を備えたキャッシュメモリにアクセスするキャッシュメモリ装置において、
前記キャッシュメモリにアクセスするために指定されたアドレスを、最上位ビット側から第1〜第4のフィールドが配置されているとして、該第1及び第3のフィールドに格納されたデータをタグアドレスとして抽出する第1の抽出手段と、
前記第2及び第4のフィールドがそれぞれ1つ以上のサブフィールドから構成されているとして、1つ以上のサブフィールドに格納されたデータをインデックスアドレス、残りのサブフィールドに格納されたデータをラインアドレスとして抽出する第2の抽出手段と
を具備することを特徴とするキャッシュメモリ装置。
(付記11)
前記第2の抽出手段は、外部からの指示に従って、前記第2及び第4のフィールドをそれぞれ構成しているとする1つ以上のサブフィールドのビット数を変更し、前記インデックスアドレス、及び前記ラインアドレスの抽出を行う
ことを特徴とする付記10記載のキャッシュメモリ装置。
(付記12)
エントリ毎に、データを格納するデータ部、及び該データの索引用であるタグアドレスを格納するタグ部を備えたキャッシュメモリにアクセスするキャッシュメモリ装置において、
前記キャッシュメモリにアクセスするために指定されたアドレスを、最上位ビット側から第1〜第5のフィールドが配置されているとして、該第1及び第3のフィールドに格納されたデータをタグアドレスとして抽出する第1の抽出手段と、
前記第2及び第4のフィールドに格納されたデータをインデックスアドレスとして抽出する第2の抽出手段と、
前記第5のフィールドに格納されたデータをラインアドレスとして抽出する第3の抽出手段と
を具備することを特徴とするキャッシュメモリ装置。
(付記13)
エントリ毎に、データを格納するデータ部、及び該データの索引用であるタグアドレスを格納するタグ部を備えたキャッシュメモリにアクセスするキャッシュメモリ装置において、
前記キャッシュメモリにアクセスするために指定されたアドレスを、最上位ビット側から第1〜第6のフィールドが配置されているとして、該第1及び第4のフィールドに格納されたデータをタグアドレスとして抽出する第1の抽出手段と、
前記第2及び第5のフィールドに格納されたデータをインデックスアドレスとして抽出する第2の抽出手段と、
前記第3及び第5のフィールドに格納されたデータをラインアドレスとして抽出する第3の抽出手段と
を具備することを特徴とするキャッシュメモリ装置。
従来のキャッシュメモリ装置の構成を説明する図である。 従来のキャッシュメモリ装置を構成するキャッシュメモリに格納されるメインメモリ内のデータの配置を説明する図である。 従来のキャッシュメモリ装置でヒット率が低下する理由を説明する図である。 特許文献2に記載の従来のキャッシュメモリ装置でヒット率が低下する理由を説明する図である。 特許文献3に記載の従来のキャッシュメモリ装置で実現されるキャッシュメモリにデータを格納できる範囲の変更を説明する図である。 本実施の形態によるキャッシュメモリ装置の構成を説明する図である。 キャッシュアドレス51のデータ構成を説明する図である。 キャッシュアドレス51のデータ構成によりキャッシュメモリに格納可能となる画像データの領域を説明する図である。 キャッシュアドレス51が32ビットの場合のビットアサイン、及びそのビットアサインで実現される最大領域71のブロック分割を説明する図である(その1)。 キャッシュアドレス51が32ビットの場合のビットアサイン、及びそのビットアサインで実現される最大領域71のブロック分割を説明する図である(その2)。 キャッシュアドレス51が32ビットの場合のビットアサイン、及びそのビットアサインで実現される最大領域71のブロック分割を説明する図である(その3)。 本実施の形態によるキャッシュメモリ装置の適用例を説明する図である。
符号の説明
50 キャッシュメモリ装置
51 キャッシュアドレス
51a〜d 第1〜第4のフィールド
52 タグ部
53 データ部
54 アドレス比較器
55 データセレクタ
56 インデックスアドレス選択部
70 メインメモリ
71 最大領域
1100 CPU
1101 プロセッサコア

Claims (3)

  1. エントリ毎に、データを格納するデータ部、及び該データの索引用であるタグアドレスを格納するタグ部を備えたキャッシュメモリへのアクセス制御に用いられる方法であって、
    前記キャッシュメモリにアクセスするためのアドレスを、最上位ビット側から第1〜第4のフィールドに分け、
    前記第1及び第3のフィールドをタグアドレスの格納に用い、
    前記第2及び第4のフィールドをそれぞれ1つ以上のサブフィールドに分け、1つ以上のサブフィールドをインデックスアドレス、残りのサブフィールドをラインアドレスの格納にそれぞれ用い
    前記第3のフィールドの配置、及びビット数は固定であり、
    前記第2及び第4のフィールドをそれぞれ分割するサブフィールドへのビット数の割り当ては、動的に変更し、
    前記インデックスアドレス、及びラインアドレスの格納にそれぞれ用いるサブフィールドのビット数の合計は固定である
    ことを特徴とするキャッシュメモリ制御方法。
  2. 前記キャッシュメモリに格納するデータが画像を画素により分割した画像データだった場合、1エントリにデータを格納する画像ブロックの横方向に並ぶ画素数は前記第3のフィールドで前記ラインアドレス格納用に割り当てるサブフィールドのビット数により管理し、該画像ブロックの縦方向に並ぶライン数は前記第2のフィールドで該ラインアドレス格納用に割り当てるサブフィールドのビット数により管理する
    ことを特徴とする請求項記載のキャッシュメモリ制御方法。
  3. エントリ毎に、データを格納するデータ部、及び該データの索引用であるタグアドレスを格納するタグ部を備えたキャッシュメモリにアクセスするキャッシュメモリ装置において、
    前記キャッシュメモリにアクセスするために指定されたアドレスを、最上位ビット側から第1〜第4のフィールドが配置されているとして、該第1及び第3のフィールドに格納されたデータをタグアドレスとして抽出する第1の抽出手段と、
    前記第2及び第4のフィールドがそれぞれ1つ以上のサブフィールドから構成されているとして、1つ以上のサブフィールドに格納されたデータをインデックスアドレス、残りのサブフィールドに格納されたデータをラインアドレスとして抽出する第2の抽出手段と、を具備し、
    前記第2の抽出手段は、外部からの指示に従って、前記第2及び第4のフィールドをそれぞれ構成しているとする1つ以上のサブフィールドのビット数を変更し、前記インデックスアドレス、及び前記ラインアドレスの抽出を行う
    ことを特徴とするキャッシュメモリ装置。
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