JP5038626B2 - 眼底撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、眼底撮影装置、更に詳細には、撮影絞りの位置を変えて眼底を撮影するステレオ撮影が可能な眼底撮影装置に関する。
従来から眼底撮影装置において、眼底撮像時の撮影光による対物レンズの反射を防止するために、対物レンズの各面の反射光による撮影絞り像に共役な位置に黒点を置くことが行われており、この黒点は一般的には、照明光学系の光路に配置された平面ガラス上に遮光部材を設けることにより形成される(例えば、特許文献1)。
また、従来から、ステレオ撮影という同一被検眼に対し視差を持った2枚の画像を撮影して、それらの画像を対にして表示することにより、被検眼を立体視することが行われている。この視差を持った画像を撮影可能なステレオ撮影装置では、対物レンズに対して被検眼の瞳孔と共役な位置に、左右2つの孔が形成された撮影絞り(2孔絞り)が設けられ、シャッタ操作に応じて撮影絞りの一方の孔からの撮影を他方の孔からの撮影に切り換えて、連続して立体視用の2枚の画像を取得することが行われている(特許文献2)。
ところで、このようなステレオ撮影装置で、撮影絞りの位置を切り替えて眼底を撮影する場合、撮影絞りの位置によって、黒点位置を調整しないと、眼底撮像時の撮影光による対物レンズの反射を十分に防止することができず、撮影した眼底像の中心に白いスポットのようなアーチファクトが発生し、立体視用の眼底画像の品質と信頼性を低下させてしまうという問題があった。
また、前眼部の反射を防止するために、撮影絞りの大きさと、照明光路中の遮光点の大きさとを連動させたり(特許文献3)、撮影モードによって照明光路中の遮光点の位置を変え黒点の機能を無効化したり(特許文献4)、あるいは、撮影倍率によって照明光路中の遮光点を光軸方向に移動する(特許文献5)ことが行われている。
特開2005―253811号公報 特開昭59―90547号公報 特開平5―199997号公報 特開昭55―26959号公報 特開昭56―97433号公報
対物レンズの反射を防止するための遮光点は、眼底共役位置に近い位置に配置されるために、撮影画像に与える影響が大きく、位置精度が要求されるため、前眼部の反射を防止するための上記特許文献3〜5に記載されているような移動機構を、対物レンズの反射を防止する手段としてそのまま採用することはできず、従来では、ステレオ撮影時、眼底撮像時の撮影光による対物レンズの反射を十分に防止することができないという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、撮影絞りの位置を変えて撮影が行われる場合でも、品質のよい眼底撮影が可能な眼底撮影装置を提供することを課題とする。
本発明は、
被検眼眼底を対物レンズを介して照明する照明光学系と、
前記照明光学系内で被検眼の前眼部とほぼ共役な位置に配置された照明絞りと、
対物レンズの面反射に基づく有害光を除去するために前記照明光学系に配置された黒点板と、
対物レンズを通過した被検眼眼底からの光を撮影絞りを介して撮像素子に導く撮影光学系と、
異なる位置にある撮影絞りを選択する選択手段とを備え、
前記選択手段によって選択された撮影絞りに応じて、前記照明絞りの開口の形状を変化させるとともに、前記黒点板の黒点の位置、形状、大きさ、及び個数のうち少なくとも一つを変化させることを特徴とする。
本発明では、撮影絞りの位置に応じて、黒点の遮光パラメータ、すなわち、黒点の位置、形状、大きさ、及び個数の少なくとも一つが変えられるので、ステレオ撮影など撮影絞りの位置を変えて撮影が行われる場合でも、対物レンズでの反射光が撮影絞りを通過するのを防止でき、有害光を除去した良好な眼底画像を得ることができる。
以下、眼底撮影装置を、眼底カメラを例にして詳細に説明する。
図1の眼底カメラ10には、赤外光並びに可視光の照明光を発光する観察ランプ11が球面ミラー12の曲率中心に配置され、観察ランプ11並びに球面ミラー12からの光は、光路に挿脱可能な可視光カット赤外光透過フィルタ13、コンデンサーレンズ14、撮影用光源としてのストロボ15、コンデンサーレンズ16を経て、全反射ミラー17に入射する。
全反射ミラー17で反射した照明光は、照明絞りとしてのリングスリット21を介して、通常撮影用黒点板101、立体撮影用黒点板102並びにリレーレンズ22を通過し、穴あき全反射ミラー23で反射され、対物レンズ24を経て被検眼Eの前眼部(瞳)Epに入射する。
リングスリット21は、移動遮光板19と固定絞り20からなり、照明光学系内で被検眼の前眼部Ep(瞳)とほぼ共役な位置に配置される。移動遮光板19は、図5に示したように、円形の遮光部19a、19b、19cを有する透明なガラス板からなり、固定絞り20は、中心に開口20aを有する開口絞りで、移動遮光板19はその移動に応じて、図5(A)、(B)、(C)に示す位置をとり、遮光板19の位置に応じた照明光パターンが得られる。
照明光学系で照明された眼底Erからの反射光は、撮影光学系を構成する対物レンズ24、穴あき全反射ミラー23、固定絞り31、移動絞りユニット32、合焦レンズ35、結像レンズ36、ハーフミラー37、変倍レンズ38aを通過してリターンミラー39に入射する。リターンミラー39が図示の位置では、眼底からの反射光が赤外光に感度を有する眼底と共役な位置にあるCCD(撮像手段)40に入射し、眼底がCCD40により撮像される。また、リターンミラー39が光路から離脱すると、眼底からの反射光が可視光に感度を有する眼底と共役なCCD(撮像手段)41に入射し、眼底がCCD41により撮影される。
穴あき全反射ミラー23は、図2(C)に示すように、開口23aを中心部に設けた全反射ミラーであり、固定絞り31は、図2(B)に示すように、中心部に通常撮影用の撮影絞り31aと、その両側にフォーカス指標投影用並びにステレオ撮影用の撮影絞り(2孔絞り)31b、31cを設けた絞りで、穴あき全反射ミラー23に密着させて固定される。各撮影絞り31a、31b、31cは、光量確保の点並びに収差を少なくするために、好ましくは、矩形状とされるが、本実施例では、撮影絞り31b、31cは円形に、撮影絞り31aは縦長の楕円形に形成される。
各撮影絞り31a、31b、31cは、被検眼前眼部(瞳)とほぼ共役な位置に配置される。その場合、撮影絞り31aは、その中心が対物レンズ24の光軸(撮影光学系の光軸)26と一致する位置(第1の位置)に配置され、撮影絞り31bは、立体視用の左右の画像を得るために撮影光路を瞳共役位置で左右に分割したときの左側光路位置(第2の位置)に、また撮影絞り31cは、その右側光路位置(第3の位置)にそれぞれ配置される。
また、移動絞りユニット32は、図2(A)に示すように、切り欠け部32a、32b、32cを有し、切り欠け部32aの両側には、フォーカス指標を眼底に向けて反射させる反射プリズム32d、32e(図4も参照)が設けられる。移動絞りユニット32は、上下方向に移動され、図3(A)に示した位置に移動すると、切り欠け部32aが撮影絞り31aの開口を開放し、撮影絞り31aが選択される。また、図3(B)、図3(C)に示した位置に移動すると、切り欠け部32b、32cが撮影絞り31b、31bの開口をそれぞれ開放し、撮影絞り31bあるいは31cが選択される。
また、通常撮影用黒点板101は、図6に示したように、中心に円形の黒点101aを有し、ステレオ撮影用黒点板102は、中心に円形の黒点102aを有する。後述するように、ステレオ撮影モードが設定されたときは、各黒点板101と102は、図6(A)に示したように、いずれもストッパ103に当接し、各黒点101a、102aの中心が照明光学系の光軸100と一致する位置をとる。一方、通常撮影モード(単眼撮影モード)が設定されたときは、黒点板102が制御部65により駆動されて照明光学系の光路から離脱し、黒点板101が有効となる。
対物レンズ24での撮影光の反射光による結像に関して、黒点101a、102aは、それぞれ撮影絞りとほぼ共役な位置に配置される。通常撮影用の黒点101aの大きさは、撮影絞り面での黒点101aの像101bが、図8(A)に示すように、撮影絞り31aの全体を覆うような大きさに設定され、また、ステレオ撮影用の黒点102aの大きさは、ステレオ撮影時、撮影絞り面での黒点102aの像102bが、図8(B)に示すように、撮影絞り31bと31cの全体を覆うような大きさに形成される。
図1に戻って、対物レンズ24と穴あき全反射ミラー23間の光路には、前眼部レンズ30が挿脱可能に配置され、前眼部でアライメントを行うために、前眼部Epを赤外光で照明する赤外光源27と、前眼部を撮影するために、前眼部を微弱白色光で照明する光源28が配置される。
また、眼底カメラには、フォーカス指標投影光学系が設けられる。この投影光学系において、赤外LEDからなるフォーカス指標用光源50からの指標光は、レンズ51、ミラー52、レンズ53を通過し、移動絞りユニット32に固定された反射プリズム32dと32eにより光路が2分されて、眼底Erに投影される。フォーカス調整のために、合焦レンズ35が移動されると、それと連動してレンズ53の位置が移動し、反射プリズム32d、32eで反射したフォーカス指標の像の分離状態が変化するので、検者は、指標像が一致するように、合焦レンズ35を移動させて、眼底にピントを合わせる。
なお、照明光学系の光路には、蛍光撮影時にエキサイタフィルタ18が挿入され、合焦レンズ35の被検眼側には、蛍光撮影時にバリアフィルタ34が挿入される。また、被検眼を眼底カメラに対して固視させるために、複数の固視灯55a〜55dからなる内部固視灯55が設けられる。
CCD40で撮像された眼底、あるいは前眼部の像は、CPUなどで構成される制御演算部60に入力され、その画像がモニタ62に動画像として表示される。また、立体視専用ディスプレイとしてステレオモニタ63が設けられ、検者は、このステレオモニタ63を介してステレオ撮影された左右の画像を観察することにより眼底を立体視することができる。
また、CCD41は、シャッタスイッチ66を操作したときストロボ15で照明された眼底を静止画として撮影する。この眼底像は、一旦高速なメモリ61に格納され、制御演算部60を介して外部記録装置としての低速なハードディスク(HDD)64に記録されたり、あるいはモニタ62、ステレオモニタ63に表示される。
また、キーボード67、マウス68などの入力手段が設けられ、これらの入力手段を介して、種々のデータが入力できるようになっている。
更に、眼底カメラには、CPUなどからなる制御部65が設けられ、この制御部65は、制御演算部60と接続されて互いに信号を交換するとともに、シャッタスイッチ66が操作されたときに、リターンミラー39を光路から離脱させるとともに、ストロボ15を適量な光量で発光させる。また、制御部65は、可視光カット赤外光透過フィルタ13、エキサイタフィルタ18、バリアフィルタ34、前眼部レンズ30、変倍レンズ38a、38bの光路への挿脱を制御し、移動絞りユニット32の移動、移動遮光板19の移動、ステレオ撮影用黒点板102の移動を制御する。
また、眼底カメラには、操作部69が設けられ、この操作部69には、通常撮影(単眼撮影)、ステレオ撮影、3枚連続撮影の撮影モードを選択する撮影モード選択スイッチ、前眼部レンズ挿脱スイッチ、撮影位置選択スイッチなどが配置され、操作部69で選択された各スイッチ情報が制御部65に入力される。
更に、眼底カメラには、撮影する被検眼が左眼か右眼かを検知する左右眼検知部70が設けられ、検知された左眼か右眼かの情報が制御部65に入力される。
このような構成において、眼底を一つの画像として撮影する通常撮影モードが設定されると、移動絞りユニット32は、図3(A)に示した位置に移動され、撮影絞り31aが選択され、また、照明絞りは、図5(A)に示した位置に移動され、遮光部19aが固定絞り20の開口aの中心にくる照明絞りとなる。また、黒点板102は、図6(B)に示したように、光路から離脱して、黒点101aが有効となる。この状態が、図7の「通常撮影」の欄に示されている。
光源27で照明された前眼部のCCD40による前眼部像をモニタ62で観察しながら前眼部アライメントを行い、それが完了すると、前眼部レンズ30が光路から離脱され、照明絞りを介して赤外光で照明された眼底からの光は、穴あき全反射ミラー23の穴23a、撮影絞り31aを通過して、CCD40に結像され、その像がモニタ62に表示される。そこで、検者は眼底画像を観察してアライメントを行い、また、合焦レンズ35を操作して、フォーカス調整を行う。
眼底アライメント並びにフォーカス調整が完了すると、シャッタスイッチ66が操作され、リターンミラー39が光路から離脱されて、ストロボ15が発光する。
ストロボ15の発光により照明された眼底像は、撮影絞り31aを介して合焦レンズ35、結像レンズ36、変倍レンズ38aを通過してCCD41に結像され、眼底画像が取得される。このとき、撮影絞り面での黒点101aの像101bは、図8(A)に示すように、撮影絞り31aの全体を覆うようになり、対物レンズ24で反射された撮影光が、撮影絞り31aを通過するのを防止することができ、撮影された眼底画像の品質を向上させることができる。
一方、ステレオ撮影(立体撮影)モードが設定されている場合には、1回のシャッタ操作で、連続して立体視用の左右の2枚の眼底画像が撮影される。右画像を撮影する場合には、移動絞りユニット32は、図3(B)に示した位置に移動され、撮影絞り31bが選択され、また、照明絞りは、図5(B)に示した位置に移動され、遮光部19bが固定絞り20の開口aに入る照明絞りとなる。また、黒点板102は、図6(A)に示したように、照明光学系の光路に挿入される。この状態が、図7の「ステレオ撮影(右画像用)」の欄に示されている。
一方、立体視用の左画像を撮影する場合には、移動絞りユニット32は、図3(C)に示した位置に移動され、撮影絞り31cが選択され、また、照明絞りは、図5(C)に示した位置に移動され、遮光部19cが固定絞り20の開口aに入る照明絞りとなる。また、黒点板102は、右画像を撮影する場合と同じで、図6(A)に示したように、照明光学系の光路に挿入される。この状態が、図7の「ステレオ撮影(左画像用)」の欄に示されている。
たとえば、最初に右画像、続いて左画像を撮影する場合は、眼底アライメントとフォーカス調整が完了後、シャッタスイッチ66を操作すると、ストロボが発光して、図7の「ステレオ撮影(右画像用)」の欄に示された照明絞り、撮影絞り、並びに黒点板で1回目の撮影が行われ、続いて、図7の「ステレオ撮影(左画像用)」の欄に示された照明絞り、撮影絞り、並びに黒点板で、ストロボが発光して2回目の撮影が行われる。いずれの撮影時にも、撮影絞り面での黒点102aの像102bは、図8(B)に示すように、撮影絞り31b、31cの全体を覆うようになり、対物レンズ面で反射された撮影光が、撮影絞り31b、31cを通過するのを防止することができ、各眼底画像の品質を向上させることができる。
また、本実施例では、3枚連続撮影モードも設定でき、このモードでは、1回のシャッタ操作で3枚の画像が連続して撮影される。1枚目の画像は、通常撮影と同様な画像であり、2枚目と3枚目は、立体視用の左右の眼底画像である。
なお、撮影された眼底の単眼画像、立体視用の左右の2枚の眼底画像は、それぞれ、被検眼ID、撮影日時、撮影光量(ストロボ発光量)、左右眼の区別、撮影絞りの位置(第1〜第3の位置)などの撮影条件と関連付けして、一旦メモリ61に記録され、続いて所定のタイミングで外部記憶装置64に転送され、そこに保存される。
また、メモリ61あるいは外部記録装置64に記録された画像を呼び出して表示する場合は、撮影モードに応じて表示方法並びに表示手段(モニタ)を変えるようにする。例えば、通常撮影で撮影した単眼の眼底画像を表示する場合には、モニタ62が自動的に選択され、該眼底画像がモニタ62に静止画像として撮影条件情報を付して表示される。また、ステレオ撮影で得られた左右2枚の画像を呼び出して眼底を立体視する場合は、ステレオモニタ63を使用して、左位置の情報が付された左画像を左側に表示し、右位置情報が付された右画像をその右側に並べ、他の撮影条件情報も付して表示する。一方、3枚連続撮影で得られた3枚の画像を呼び出して、表示する場合には、モニタ62を使用して3枚の画像を一枚ずつ繰り返して表示する。この繰り返し表示により一種の動画立体像が表示される。
以下に、通常撮影用及びステレオ撮影用の黒点を形成する他の実施例を述べる。下記の各実施例において、所定の撮影絞りが選択されたときの黒点板の移動は、制御部65の制御の元に行われる。
図6に示した実施例では、ステレオ撮影用黒点板102は、通常撮影時に、通常撮影用黒点板101と平行にスライドして照明光学系の光路から離脱されるが、図9に示すように、ステレオ撮影用黒点板102の左端に回動軸104を設け、通常撮影時には、図9(B)に示したように、ステレオ撮影用黒点板102を回動軸104を中心に通常撮影用黒点板101に対して約90度回転させて照明光学系の光路から離脱させるようにしてもよい。
図6、図9に示した実施例では、撮影絞り31aが選択されると、小黒点101aが有効となり、撮影絞り31b、31cが選択されると、大黒点102aが有効となって、撮影絞りの位置に応じて黒点の大きさが変化する。このとき、ステレオ撮影用黒点板102に形成される黒点の形状あるいは個数を変化させることができる。たとえば、図13(A)に示した例は、図6、図9に示したように、ステレオ撮影用黒点板102に円形の黒点102aが形成される例であり、この円形の黒点102aを、図13(B)に示したように、矩形形状の黒点102c、あるいは図13(C)に示したように、分離した2つの円形黒点102dと102eにすることができる。いずれの黒点形状でも、その大きさは、ステレオ撮影時、黒点板102が光路に挿入されたときには、撮影絞り面での黒点102c、102d、102eの像が撮影絞り31b、31cを覆い、対物レンズ面で反射された撮影光が、撮影絞り31b、31cを通過するのを防止できる大きさにすることはもちろんである。
また、図10には、ステレオ撮影用黒点板102が、左右のガイドレール105、106に案内されて照明光学系の光軸100に沿って移動できる例が示されている。この実施例では、ステレオ撮影のときで、撮影絞り31b、31cが選択されるときは、黒点板101と102は、図10(A)に示したように、図6(A)、図9(A)と同じ位置を占め、一方通常撮影のときで、撮影絞り31aが選択されたときは、黒点101aは固定されて、黒点102aが、たとえば約10mm照明光学系の光軸100に沿って対物レンズ24側に移動する。この移動により黒点102aは、無効化され、黒点101aのみが有効となって、対物レンズ面で反射された撮影光が、撮影絞り31aを通過するのを防止する。
図11に示す例は、円形の黒点111aを中心に形成した黒点板111と、黒点111aの形状と大きさが同じ黒点112aを中心に形成した黒点板112を、照明光学系の光軸100に対して直交する方向に移動できるようにしたものである。通常撮影のときで、撮影絞り31aが選択されるときは、図11(B)に示したように、黒点板111はストッパ114の凸部114aに当接し、黒点板112はストッパ113の凸部113aに当接して、各黒点111aと112aはその中心が光軸100と一致して互いに重なる位置をとる。一方、ステレオ撮影時で、撮影絞り31b、31cが選択されるときは、図11(A)に示したように、黒点板111は左方に移動してストッパ113の凹部113bに当接し、黒点板112は右方に移動してストッパ114の凹部114bに当接する。この状態では、2つの分離した同じ大きさの黒点111a、112aが光軸100を挟んで等距離に位置する。各黒点111aと112aの大きさは、各黒点の撮影絞りでの像がそれぞれの選択された撮影絞り全体を覆うような大きさとされ、それにより、対物レンズ面で反射された撮影光が、各撮影絞りを通過するのを防止できるようになる。
図12に示す例は、円形の黒点120aを中心部に形成した一つの黒点板120を照明光学系の光軸100と直交する方向に左右に移動させるようにしたものである。図12の左に示した状態のときは、黒点120aの中心が光軸100と一致し、通常撮影で撮影絞り31aが選択されたときのものであり、撮影絞り31aでの黒点120aの像120bは、下方左に示したように、撮影絞り31a全体を覆うようになる。また、図12の中央に示した状態では、ステレオ撮影で撮影絞り31bが選択されたときで、黒点板120は、光軸100から左方に移動し、このとき、撮影絞り31bでの黒点120aの像120bは、下方中央に示したように、撮影絞り31b全体を覆うようになる。また、図12の右に示した状態では、ステレオ撮影で撮影絞り31cが選択されたときで、黒点板120は、光軸100から右方に移動し、このとき、撮影絞り31cでの黒点120aの像120bは、下方右に示したように、撮影絞り31c全体を覆うようになる。いずれも、対物レンズ面で反射された撮影光が、撮影絞り31a、31b、31cを通過するのを防止し、対物レンズでの反射を防止して、眼底画像の品質を高めることができる。なお、黒点120aの形状は、円形でなく、矩形など他の形状とすることができることはもちろんである。
本発明の眼底撮影装置の光学系を示した構成図である。 (A)は移動絞りユニットの構成を示す平面図、(B)は固定絞りの構成を示す平面図、(C)は穴あき全反射ミラーの構成を示す平面図である。 移動絞りユニットの移動により撮影絞りが選択される状態を説明した説明図である。 撮影絞りを通過する光線の経路を詳細に示した説明図である。 照明絞りの切り替えを示した説明図である。 撮影モードに応じて黒点を変化させる実施例を示した説明図である。 各撮影モードで選択される黒点板、撮影絞り、照明絞りを示した説明図である。 撮影絞り面での黒点の像を示した説明図である。 撮影モードに応じて黒点を変化させる他の実施例を示した説明図である。 撮影モードに応じて黒点を変化させる他の実施例を示した説明図である。 撮影モードに応じて黒点を変化させる他の実施例を示した説明図である。 撮影モードに応じて黒点を変化させる他の実施例を示した説明図である。 黒点形状あるいは個数を変化させる例を示した説明図である。
符号の説明
15 ストロボ
21 リングスリット
23 穴あき全反射ミラー
30 前眼部レンズ
31 固定絞り
31a、31b、31c 撮影絞り
32 移動絞りユニット
50 フォーカス指標光源
55 内部固視灯
101 通常撮影用黒点板
102 ステレオ撮影用黒点板

Claims (6)

  1. 被検眼眼底を対物レンズを介して照明する照明光学系と、
    前記照明光学系内で被検眼の前眼部とほぼ共役な位置に配置された照明絞りと、
    対物レンズの面反射に基づく有害光を除去するために前記照明光学系に配置された黒点板と、
    対物レンズを通過した被検眼眼底からの光を撮影絞りを介して撮像素子に導く撮影光学系と、
    異なる位置にある撮影絞りを選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段によって選択された撮影絞りに応じて、前記照明絞りの開口の形状を変化させるとともに、前記黒点板の黒点の位置、形状、大きさ、及び個数のうち少なくとも一つを変化させることを特徴とする眼底撮影装置。
  2. 前記黒点が複数個設けられ、少なくとも一つの黒点を照明光学系の光軸方向に、あるいは光軸と直交する方向に移動させ、無効化することを特徴とする請求項1に記載の眼底撮影装置。
  3. 前記黒点が複数個設けられ、撮影絞りの位置によって、少なくとも二つの黒点の位置が照明光学系の光軸方向から見て重なるようになることを特徴とする請求項1に記載の眼底撮影装置。
  4. 第1、第2、第3の位置に撮影絞りが設けられ、第1の位置にある撮影絞りが選択された時と、他の位置にある撮影絞りが選択された時とで、前記黒点板に配置されている黒点の位置、形状、大きさ、及び個数のうち少なくとも一つを変化させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の眼底撮影装置。
  5. 撮影絞りが前記第1の位置以外の位置にあるときは、1回の撮影操作で、前記黒点板の状態を切り換えることなく、撮影絞りの位置を順次切り換えて、連続撮影を行なうことを特徴とする請求項4に記載の眼底撮影装置。
  6. 通常撮影モードとステレオ撮影モードを有し、通常撮影モードが設定されたときは、第1の位置にある撮影絞りが選択され、ステレオ撮影モードが設定されたときは、第2又は第3の位置にある撮影絞りが選択されることを特徴とする請求項4又は5に記載の眼底撮影装置。
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