JP5038085B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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また、バックアップ用のレゾルバは、メインのレゾルバが故障しない限り検出信号が検出されないため、実際にメインのレゾルバが故障した場合に、バックアップ用のレゾルバに対しても同様な故障が発生して動作しない虞がある。
また、故障検出手段により回転角度検出手段の故障を検出した際に重畳手段によりd軸電流の制御信号に交流波電圧又は矩形波電圧を重畳することで、バックアップ手段によってブラシレスモータの回転角度を検出することができ、さらに、回転角度検出手段の故障が検出されていない場合であっても、所定のタイミングで所定時間だけ交流波電圧又は矩形波電圧の重畳を行い、バックアップ手段が故障しているか否かを常に監視しているため、回転角度検出手段の故障時に確実にバックアップ手段によってブラシレスモータの回転角度を検出することができ、したがって、ブラシレスモータの回転角度検出の信頼性を向上させることができる効果がある。
図1に示すように、この実施の形態に係る車両の操舵制御装置において、ステアリングホイール1に一体に設けられたステアリング軸2は、ユニバーサルジョイント3a,3bを有する連結軸3を介して、ステアリングギアボックス(図示略)内に設けられたラック・ピニオン機構4のピニオン4aに連結されて手動操舵力発生機構5を構成している。
ラック軸6と同軸にいわゆるブラシレスタイプのモータ8が配設されており、モータ8の回転力はラック軸6にほぼ平行に設けられたボールねじ機構9を介して推力に変換される。すなわち、モータ8の回転子(図示略)には駆動側ヘリカルギア8aが一体に設けられ、この駆動側ヘリカルギア8aはボールねじ機構9のねじ軸9aの軸端に一体に設けられたヘリカルギア9bに噛合わされている。また、モータ8には、モータ8と隣接し、回転子の回転角度を検出するレゾルバ15が設けられている。
駆動回路38は、中点変調DUTY制御部37から出力されたU相デューティ電圧DUTY_U及びV相デューティ電圧DUTY_V及びW相デューティ電圧DUTY_Wに基づいてスイッチング素子のON/OFFを制御してモータ8に対してU相電流IU及びV相電流IV及びW相電流IWを通電する。
位置検出部41は、交流波形成手段47によって交流微小電圧VSが重畳されたd軸制御電圧Vdに基づいて通電制御が行われている相電流をUVW/α−β変換部40で変換したα軸電流Iαとβ軸電流Iβとに基づいて回転子の位置すなわちモータ8の回転角度を検出するものである。この位置検出部41で検出される回転角度は上述した角度算出部36で算出される回転角度ANGLEに代わる角度情報として選択スイッチ45を介してモータ速度算出部26、2軸3相変換部33および中点変調デューティ制御部37に入力可能になっている。
まず、ステップS1では、レゾルバ故障検出部44の出力に基づいてレゾルバ15、レゾルバ15の角度検出系統であるI/F回路35、角度算出部36のうち何れかが故障状態か否かを判定する。ステップS1の判定結果が「Yes」(故障)である場合は、ステップS6に進み、「No」(故障ではない)である場合は、ステップS2に進む。
ステップS4では、バックアップ(B/U)回路50が正常か否かを判定する。ステップS4の判定結果が「Yes」(正常)である場合は、この処理を終了し、「No」(正常ではない)である場合は、ステップS5に進む。ここで、バックアップ回路50が正常か否かの判定の一例としては、例えばステップS3で所定時間EPS制御装置10の主回路にバックアップ回路50が接続されているときに、モータ速度算出部26からモータ回転数MVELが出力されている場合に正常、出力されていない場合に異常と判定できる。
一方、ステップS6では、レゾルバ15が故障していると判定されているので、スイッチ46をON制御するとともに選択スイッチ45で位置検出部41を選択してバックアップ(B/U)回路50をEPS制御装置10の主回路に常時接続してこの処理を終了する。なお、レゾルバ15の故障状態が解消されたと判定された場合にバックアップ回路50をEPS制御装置10の主回路から切り離すようにしてもよい。
具体的には、矩形波形成手段60は、上述した実施の形態の交流波形成手段47と同様に、波高値が微小で比較的高周波な所定の周波数の電圧を発生するオシレータであり、交流波形成手段47との相違点としては、波形が交流波ではなく矩形波を採用している。この場合、矩形波が重畳されたV軸制御電圧Vdに基づいて出力された相電流の検出値であるU・V・W相電流IU,IV,IWに基づいてモータ8の回転角度を検出するために、上述したUVW/α−β変換部40に替えて、電流差分ベクトル検出(Current Difference Vector detect)部55を設けている。
39 相電流検出部(電流センサ)
15 レゾルバ(回転角度検出手段)
44 レゾルバ故障検出部(故障検出手段)
47 交流波形成手段(重畳手段)
34 重畳部(重畳手段)
50 バックアップ回路(バックアップ手段)
60 矩形波形成手段(重畳手段)
Claims (2)
- ブラシレスモータの相電流を検出する電流センサと、前記ブラシレスモータの回転角度を検出する回転角度検出手段との各検出結果を少なくとも用いて求めたq軸電流およびd軸電流を2軸3相変換して前記ブラシレスモータの各相電流を制御する電動パワーステアリング装置において、
前記回転角度検出手段の故障を検出する故障検出手段と、前記d軸電流を制御する制御信号に対して交流波電圧又は矩形波電圧を重畳可能な重畳手段と、を備え、該重畳手段によりd軸電流の制御信号に交流波電圧又は矩形波電圧が重畳されているときの前記ブラシレスモータの各相電流に基づいて前記ブラシレスモータの回転角度を検出するバックアップ手段を設け、
該バックアップ手段は、前記故障検出手段によって前記回転角度検出手段の故障が検出された場合には、前記d軸電流の制御信号に対する交流波電圧又は矩形波電圧の重畳を維持し、前記故障検出手段によって前記回転角度検出手段の故障が検出されていない場合には、前記d軸電流の制御信号に対する交流波電圧又は矩形波電圧の重畳を所定のタイミングで所定時間だけ行うことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記故障検出手段によって前記回転角度検出手段の故障が検出されていない場合、前記ブラシレスモータが高回転状態のときに前記d軸電流の制御信号に対して交流波電圧又は矩形波電圧を所定時間だけ重畳させることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
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