JP5035948B2 - 増粘組成物及び化粧料 - Google Patents
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Description
[化1]
R 1 −{(O−R 2 ) k −OCONH−R 3 [−NHCOO−(R 4 −O) n −R 5 ] h } m (1)
[式中、R 1 、R 2 、及びR 4 は、互いに同一でも異なってもよい炭化水素基を表し、R 3 はウレタン結合を有しても良い炭化水素基を表し、R 5 は直鎖、分岐鎖または2級の炭化水素基、フッ化炭素基、アルキルシリコーン基及び/又は芳香族炭化水素基を表し、mは2以上の数であり、hは1以上の数であり、k及びnは独立に0〜1000の範囲の数である]
[化2]
R 1 −{(O−R 2 ) k −OCONH−R 3 [−NHCOO−(R 4 −O) n −R 5 ] h } m (1)
[式中、R 1 、R 2 、及びR 4 は、互いに同一でも異なってもよい炭化水素基を表し、R 3 はウレタン結合を有しても良い炭化水素基を表し、R 5 は直鎖、分岐鎖または2級の炭化水素基、フッ化炭素基、アルキルシリコーン基及び/又は芳香族炭化水素基を表し、mは2以上の数であり、hは1以上の数であり、k及びnは独立に0〜1000の範囲の数である]
2.本発明の増粘組成物は、広いpH範囲で安定した増粘効果を示し、また、塩型薬剤配合時における増粘効果の耐塩性に優れている。
3.新規な感触を有する。新規な感触とは増粘組成物の弾力感である。すなわち、本発明の増粘組成物は指で押して負荷をかけると弾力感を感じる。そして、一定の負荷に達するまでは崩れないが、一定の限界負荷を超えると一気に崩れるような感触を有する。その結果、容器から一定量を皮膚に取り出し易く、それを皮膚上に伸ばすときに(指で負荷がかかる)、増粘組成物が崩れて伸ばし易く、しかも崩れた際に水が弾き出るようなみずみずしい塗布感を与える。
4.上述した顕著な効果の作用機構は必ずしも明らかではないが、(A)成分のミクロゲルと(B)成分の会合性高分子とが、水溶液中にて、増粘効果に好ましい巨大なネットワーク構造を形成し、その結果、増粘効果が飛躍的に増大し、かつ増粘組成物のゲルの弾力性が増大するものと考えられる。そして、このネットワーク構造は動的なため、負荷(衝撃)を与えると一時的に一気に破壊されるが、直ちに再構成する性質を有していると考えられる。
5.本発明の増粘増粘剤は、上記の優れた効果を有するので特に化粧料に好ましく利用できる。
本発明に用いるミクロゲルからなる増粘剤とは、有機溶媒若しくは油分を分散媒とし水を分散相とする組成物において、水溶性エチレン性不飽和モノマーを分散相に溶解し分散相中にてラジカル重合して得られる合成高分子のミクロゲルからなる増粘剤であり、前記特許文献1(特開2004−43785)に記載されている増粘剤である。
特に適宜選択された親水疎水バランス(HLB)に調節された界面活性剤を使用することにより、逆相乳化重合における重合系が一相マイクロエマルションあるいは微細W/Oエマルションを形成する条件下において、ミクロゲルからなる増粘剤が製造されることが好ましい。
好ましい有機溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカンなどのアルカン類;シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタンなどのシクロアルカン類;ベンゼン、トルエン、キシレン、デカリン、ナフタレンなどの芳香族および環状炭化水素が挙げられる。
好ましい油分としてはパラフィン油などの非極性油分が挙げられる。
水溶性エチレン性不飽和モノマーは、分散相である水に溶解し次いで分散媒である有機溶媒あるいは油分と混合され、所望の温度に加熱した後、重合開始剤を水相に添加し重合を行う。
これに対して、従来の懸濁重合による高分子の増粘剤(例えば、特開平2001−114641号公報記載の方法)では重合時の水滴の粒子径コントロールが困難であり、良質なミクロゲルを得ることは困難である。
非イオン性モノマーは一般式(2)に示すジアルキルアクリルアミドが好ましい。
一般式(2)
一般式(3)
一般式(4)
特に好ましいイオン性アクリルアミド誘導体は、2-アクリルアミド2-メチルプロパンスルホン酸およびその塩である。
特に好ましいカチオン性アクリルアミド誘導体は、N,N,-ジメチルアミノプロピルアクリルアミドメチルクロライドである。
イルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンヘキシルデシルエーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ソルビタン脂肪酸エステル、モノ脂肪酸グリセリン、トリ脂肪酸グリセリン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン、ジステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルなどが挙げられる。
これらの界面活性剤を適宜組み合わせて所望のHLBに調整して重合系に添加することが出来る。
一般式(5)
(1)ミクロゲルの0.5%(質量百分率)の水分散液の見かけ粘度が、ずり速度1.0s-1において10000mPa・s以上である。
(2)ミクロゲルの0.5%(質量百分率)のエタノール分散液の見かけ粘度が、ずり速度1.0 s-1において5000mPa・s以上である。
(3)ミクロゲルの0.5%(質量百分率)の水分散液若しくはエタノール分散液における動的弾性率が、歪み1%以下、周波数0.01〜10Hzの範囲でG'>G"である。
なお、ミクロゲルの水若しくはエタノール分散液の見かけ粘度とは、コーンプレート型レオメータ(Paar Rhysica製 MCR-300)を用い、測定温度25℃、ずり速度1s-1における粘度である。
また、動的弾性率は、同上の測定装置を用いて測定温度25℃、歪み1%以下で周波数範囲0.1〜10Hzで測定した貯蔵弾性率(G')および損失弾性率(G" )の値を意味する。
また、ミクロゲルに共重合されるイオン性モノマーを、強酸性のモノマー(例えばスルホン酸残基を含むモノマー)を選択することで、従来のカルボキシビニルポリマーでは増粘が不可能であった酸性製剤の増粘も可能である。
一方、本発明に用いる会合性高分子からなる増粘剤は、親水性連鎖部分によって分離された、少なくとも2つの直鎖又は分岐アルキル、芳香族、フッ化炭素、アルキルシリコーン基からなる疎水基を含むグラフト又はシーケンシャルポリマーであることが好ましい。
そして、下記一般式(1)で表される疎水変性ポリエーテルウレタンからなる増粘剤が好ましい。この疎水変性ポリエーテルウレタンからなる増粘剤は前記特許文献2〜4に記載されているものである。
[化6]
R1−{(O−R2)k−OCONH−R3[−NHCOO−(R4−O)n−R5]h}m (1)
[式中、R1 、R2 、及びR4は、互いに同一でも異なってもよい炭化水素基を表し、R3はウレタン結合を有しても良い炭化水素基を表し、R5は直鎖、分岐鎖または2級の炭化水素基、フッ化炭素基、アルキルシリコーン基及び/又は芳香族炭化水素基を表し、mは2以上の数であり、hは1以上の数であり、k及びnは独立に0〜1000の範囲の数である]
また、R3がR3-(NCO)h+1で表されるポリイソシアネートの残基であることが好ましく、さらに、R3-(NCO)h+1で表されるポリイソシアネートの残基が、2〜8価のポリオールと、2〜4価のポリイソシアネートを反応させて得られるポリイソシアネートの残基であることが好ましい。
また、R1がR1-(OH)mで表されるポリオールの残基であることが好ましい。
さらに、R5が炭素原子数8〜36の直鎖、分岐鎖又は2級の炭化水素基または炭素原子数4〜24の直鎖、分枝鎖又は2級のフッ化炭素基であることが好ましい。
また、R5が炭素原子数10以上の芳香族炭素基であることも好ましい。
さらに、R5が分子量200以上のアルキルシリコーンであることも好ましい。
また、一般式(1)の疎水変性ポリエーテルウレタンは、R1-[(O-R2)k-OH]mで表されるポリエーテルポリオールと、R3−(NCO)h+1で表されるポリイソシアネートと、HO−(R4−O)n−R5で表されるポリエーテルモノアルコールとの反応物であることが好ましい。
この場合、一般式(1)中のR1〜R5は、用いるR1−[(O−R2)k−OH]m、R3−(NCO)h+1、HO−(R4−O)n−R5により決定される。3者の仕込み比は、特に限定されないが、ポリエーテルポリオールおよびポリエーテルモノアルコール由来の水酸基と、ポリイソシアネート由来のイソシアネート基の比が、NCO/OH=0.8:1〜1.4:1であるのが好ましい。
さらに、R2に占めるエチレン基の割合が、好ましくは全R2の50〜100質量%であると、本発明に好ましい会合性増粘剤が得られる。
さらに、R1−[(O−R2)k−OH]mの分子量は、500〜100,000のものが好ましく、1,000〜50,000のものが特に好ましい。
一般式(6)
[化7]
R23−OH
また、付加させるアルキレンオキサイド、スチレンオキサイドは、単独重合、2種以上のランダム重合あるいはブロック重合であって良い。付加の方法は通常の方法であって良い。重合度nは0〜1000であり、好ましくは1〜200、更に好ましくは10〜50が良い。また、R4に占めるエチレン基の割合が、好ましくは全R4の50〜100質量%、さらに好ましくは、65〜100質量%であると、本発明の目的に好ましい会合性増粘剤が得られる。
また、R1−[(O−R2)k−OH]mで表されるポリエーテルポリオール(a)と、R3−(NCO)h+1で表されるポリイソシアネート(b)と、HO−(R4−O)n−R5で表されるポリエーテルモノアルコール(c)とを反応させる場合には、一般式(1)の構造の化合物以外のものも副生することがある。例えば、ジイソシアネートを用いた場合、主生成物としては一般式(1)で表されるc−b−a−b−c型の化合物が生成するが、その他、c−b−c型、c−b−(a−b)x−a−b−c型等の化合物が副生することがある。この場合、特に一般式(1)の化合物を分離することなく、一般式(1)の化合物を含む混合物の状態で本発明に使用することができる。
本発明の増粘組成物は、上記成分(A)のミクロゲルを0.01〜10質量%と、(B)会合性高分子を0.1〜10質量%を、(C)成分として水に混合して製造される。増粘組成物中の(A)成分と(B)成分の含有量は、それぞれ上記範囲内で任意であるが、配合量が、それぞれ0.01質量%、0.1質量%よりも少ない場合は、増粘の相乗効果が認められない場合がある。また、10質量%より多い場合には、粘度が高くなりすぎて、製造時の取り扱いに不都合を生じるようになり、作業効率が低下したり、実使用時に容器からの取り出しに不都合を生じたり、肌へ塗布時の伸びが悪くなる場合がある。
本発明の化粧料は、上記増粘組成物に本発明の効果を損なわない範囲で任意の化粧料成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル油、シリコーン油、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料を必要に応じて適宜配合し、目的とする製品に応じて常法により製造することが出来る。
合成例1
ジメチルアクリルアミド(興人製)を40gと2-アクリルアミド2-メチルプロパンスルホン酸(Sigma製)9gを250gのイオン交換水に溶解し水酸化ナトリウムでpH=7.0に調節する。還流装置を備えた1000ml三つ口フラスコに、n-ヘキサン250gとポリオキシエチレン(3)オレイルエーテル(エマレックス503、日本エマルション製)8.2gおよびポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル(エマレックス506、日本エマルション製)16.4gを入れ混合溶解しN2置換する。この三つ口フラスコにモノマー水溶液を添加してN2雰囲気下で攪拌しながらオイルバスで65℃〜70℃に加熱する。系の温度が65℃〜70℃に達したところで系が半透明なマイクロエマルション状態になっていることを確認した後、過硫酸アンモニウム2gを重合系に添加し重合を開始する。重合系を65℃〜70℃に3時間攪拌しながら維持することでミクロゲルが生成する。重合終了後ミクロゲル懸濁液にアセトンを加えてミクロゲルを沈殿させ、引き続きアセトンで3回洗浄し、残存モノマーおよび界面活性剤を除去する。沈殿物は濾過後減圧乾燥し、白色粉末状のミクロゲル乾燥物を得る。
ジメチルアクリルアミド(興人製)を35gと2-アクリルアミド2-メチルプロパンスルホン酸(Sigma製)17.5gを260gのイオン交換水に溶解し水酸化ナトリウムでpH=7.0に調節する。還流装置を備えた1000ml三つ口フラスコに、n-ヘキサン260gとポリオキシエチレン(3)オレイルエーテル(エマレックス503、日本エマルション製)8.7gおよびポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル(エマレックス506、日本エマルション製)17.6gを入れ混合溶解しN2置換する。この三つ口フラスコにモノマー水溶液を添加してN2雰囲気下で攪拌しながらオイルバスで65℃〜70℃に加熱する。系の温度が65℃〜70℃に達したところで系が半透明なマイクロエマルション状態になっていることを確認した後、過硫酸アンモニウム2gを重合系に添加し重合を開始する。重合系を65℃〜70℃に3時間攪拌しながら維持することでミクロゲルが生成する。重合終了後ミクロゲル懸濁液にアセトンを加えてミクロゲルを沈殿させ、引き続きアセトンで3回洗浄し、残存モノマーおよび界面活性剤を除去する。沈殿物は濾過後減圧乾燥し、白色粉末状のミクロゲル乾燥物を得る。
ジメチルアクリルアミド(興人製)を30gと2-アクリルアミド2-メチルプロパンスルホン酸(Sigma製)26.7gを280gのイオン交換水に溶解し水酸化ナトリウムでpH=7.0に調節する。還流装置を備えた1000ml三つ口フラスコに、n-ヘキサン280gとポリオキシエチレン(3)オレイルエーテル(エマレックス503、日本エマルション製)9.4gおよびポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル(エマレックス506、日本エマルション製)19gを入れ混合溶解しN2置換する。この三つ口フラスコにモノマー水溶液を添加してN2雰囲気下で攪拌しながらオイルバスで65℃〜70℃に加熱する。系の温度が65℃〜70℃に達したところで系が半透明なマイクロエマルション状態になっていることを確認した後、過硫酸アンモニウム2gを重合系に添加し重合を開始する。重合系を65℃〜70℃に3時間攪拌しながら維持することでミクロゲルが生成する。重合終了後ミクロゲル懸濁液にアセトンを加えてミクロゲルを沈殿させ、引き続きアセトンで3回洗浄し、残存モノマーおよび界面活性剤を除去する。沈殿物は濾過後減圧乾燥し、白色粉末状のミクロゲル乾燥物を得る。
ジメチルアクリルアミド(興人製)を35gと2-アクリルアミド2-メチルプロパンスルホン酸(Sigma製)17.5gおよびメチレンビスアクリルアミド7mgを260gのイオン交換水に溶解し水酸化ナトリウムでpH=7.0に調節する。還流装置を備えた1000ml三つ口フラスコに、n-ヘキサン260gとポリオキシエチレン(3)オレイルエーテル(エマレックス503、日本エマルション製)8.7gおよびエポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル(エマレックス506、日本エマルション製)17.6gを入れ混合溶解しN2置換する。この三つ口フラスコにモノマー水溶液を添加してN2雰囲気下で攪拌しながらオイルバスで65℃〜70℃に加熱する。系の温度が65℃〜70℃に達したところで系が半透明なマイクロエマルション状態になっていることを確認した後、過硫酸アンモニウム2gを重合系に添加し重合を開始する。重合系を65℃〜70℃に3時間攪拌しながら維持することでミクロゲルが生成する。重合終了後ミクロゲル懸濁液にアセトンを加えてミクロゲルを沈殿させ、引き続きアセトンで3回洗浄し、残存モノマーおよび界面活性剤を除去する。沈殿物は濾過後減圧乾燥し、白色粉末状のミクロゲル乾燥物を得る。
ジメチルアクリルアミド(興人製)を35gと2-アクリルアミド2-メチルプロパンスルホン酸(Sigma製)17.5gおよびメチレンビスアクリルアミド70mgを260gのイオン交換水に溶解し水酸化ナトリウムでpH=7.0に調節する。還流装置を備えた1000ml三つ口フラスコに、n-ヘキサン260gとポリオキシエチレン(3)オレイルエーテル(エマレックス503、日本エマルション製)8.7gおよびポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル(エマレックス506、日本エマルション製)17.6gを入れ混合溶解しN2置換する。この三つ口フラスコにモノマー水溶液を添加してN2雰囲気下で攪拌しながらオイルバスで65℃〜70℃に加熱する。系の温度が65℃〜70℃に達したところで系が半透明なマイクロエマルション状態になっていることを確認した後、過硫酸アンモニウム2gを重合系に添加し重合を開始する。重合系を65℃〜70℃に3時間攪拌しながら維持することでミクロゲルが生成する。重合終了後ミクロゲル懸濁液にアセトンを加えてミクロゲルを沈殿させ、引き続きアセトンで3回洗浄し、残存モノマーおよび界面活性剤を除去する。沈殿物は濾過後減圧乾燥し、白色粉末状のミクロゲル乾燥物を得る。
ジメチルアクリルアミド(興人製)を35gとN,N-ジメチルアミノプロピルアクリルアミドメチルクロライド(興人製)17.5gを260gのイオン交換水に溶解する。還流装置を備えた1000ml三つ口フラスコに、n-ヘキサン260gとポリオキシエチレン(3)オレイルエーテル(エマレックス503、日本エマルション製)8.7gおよびポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル(エマレックス506、日本エマルション製)17.6gを入れ混合溶解しN2置換する。この三つ口フラスコにモノマー水溶液を添加してN2雰囲気下で攪拌しながらオイルバスで65℃〜70℃に加熱する。系の温度が65℃〜70℃に達したところで系が半透明なマイクロエマルション状態になっていることを確認した後、過硫酸アンモニウム2gを重合系に添加し重合を開始する。重合系を65℃〜70℃に3時間攪拌しながら維持することでミクロゲルが生成する。重合終了後ミクロゲル懸濁液にアセトンを加えてミクロゲルを沈殿させ、引き続きアセトンで3回洗浄し、残存モノマーおよび界面活性剤を除去する。沈殿物は濾過後減圧乾燥し、白色粉末状のミクロゲル乾燥物を得る。
ジメチルアクリルアミド(興人製)を35gとN,N-ジメチルアミノプロピルアクリルアミドメチルクロライド(興人製)17.5gおよびメチレンビスアクリルアミド7mgを260gのイオン交換水に溶解する。還流装置を備えた1000ml三つ口フラスコに、n-ヘキサン260gとポリオキシエチレン(3)オレイルエーテル(エマレックス503、日本エマルション製)8.7gおよびポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル(エマレックス506、日本エマルション製)17.6gを入れ混合溶解しN2置換する。この三つ口フラスコにモノマー水溶液を添加してN2雰囲気下で攪拌しながらオイルバスで65℃〜70℃に加熱する。系の温度が65℃〜70℃に達したところで系が半透明なマイクロエマルション状態になっていることを確認した後、過硫酸アンモニウム2gを重合系に添加し重合を開始する。重合系を65℃〜70℃に3時間攪拌しながら維持することでミクロゲルが生成する。重合終了後ミクロゲル懸濁液にアセトンを加えてミクロゲルを沈殿させ、引き続きアセトンで3回洗浄し、残存モノマーおよび界面活性剤を除去する。沈殿物は濾過後減圧乾燥し、白色粉末状のミクロゲル乾燥物を得る。
合成例8
温度計、窒素導入管及び攪拌機を付した容器1000mLの4つ口フラスコにポリエチレングリコール(PEG)(分子量約11000)(R1−[(O−R2)k−OH]mに相当)を550部、下記一般式(10)
[化11]
C12H25−CH(C10H21)−CH2−O−(CH2CH2O)20−H (10)
の分岐アルコールのエチレンオキサイド(EO)20モル付加物(HO−(R4−O)n−R5に相当)を、198部仕込み、次いで、80℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)(R3−(NCO)h+1に相当)29.6部を加え、窒素気流下80〜100℃に2時間反応させ、イソシアネートが0%であることを確認し、常温で淡黄色固体の反応生成物を得た。
*2:サイラプレーンFM0421(チッソ社)
以下に、(A)及び(B)成分の増粘剤を混合配合した増粘組成物の粘度挙動に関するデータを示す。
なお、表中に示される増粘組成物中、増粘剤以外の残余は水である。また、増粘組成物の粘度は、コーンプレート型粘度計(Parr Physica社製MCR300)を用い、測定温度25℃、ずり速度10s-1において測定した粘度である。
すなわち、組成物2、3、4は、組成物1及び5の粘度と比較して、飛躍的に増大していることが分かる(組成物1の粘度に対して、組成物2は約1.5倍、組成物3は約2.5倍、組成物3は約1.7倍にも増大している)。
以上の結果より、本発明の増粘組成物においては、ミクロゲルからなる増粘剤と会合性高分子からなる増粘剤との混合による粘度が、それぞれの粘度の相加ではなく、相乗的に増大し、飛躍的な増大効果を発揮する。
以下に塩を配合した増粘組成物の粘度挙動に関するデータを示す。
なお、表中に示される成分以外の残余は水である。また、増粘組成物の粘度は、コーンプレート型粘度計(Parr Physica社製MCR300)を用い、測定温度25℃、ずり速度10s-1において測定した粘度である。
専門パネラー10名により、「表6」の増粘組成物について(水溶液)、肌に塗布する際に、新規な弾力感を感じるかどうか評価を行なった。評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
◎:パネラー8名以上が、新規な弾力感を感じることができると認めた。
○:パネラー6名以上8名未満が、新規な弾力感を感じることができると認めた。
△:パネラー3名以上6名未満が、新規な弾力感を感じることができると認めた。
×:パネラー3名未満が、新規な弾力感を感じることができると認めた。
これに対して、本発明の増粘組成物の場合には、使用者に新規な弾力感を感じさせることができ、新たな使用感を有する基剤が得られることが明らかとなった。したがって、本発明の増粘組成物を化粧料に利用した場合には、新規な使用感を発揮する化粧料を提供できる。すなわち、本発明の化粧料は弾力感を感じるように調製可能である。そして、一定の負荷に達するまでは崩れないが、一定の限界負荷を超えると一気に崩れるような感触を発揮する。その結果、容器から一定量を皮膚に取り出して、それを皮膚上に伸ばすときに(指で負荷がかかる)、増粘組成物が崩れて伸ばし易くなり、しかも崩れて伸ばす際には水が弾き出るようなみずみずしい塗布感を与える。
(1)ジメチルポリシロキサン 2
(2)ベヘニルアルコール 1
(3)バチルアルコール 0.5
(4)グリセリン 5
(5)1,3−ブチレングリコール 7
(6)エリスリトール 2
(7)硬化油 3
(8)スクワラン 6
(9)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 2
(10)イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 1
(11)モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン 1
(12)ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
(13)フェノキシエタノール 適量
(14)合成例1で得られる増粘剤 0.5
(15)合成例8で得られる増粘剤 0.5
(16)精製水 残余
(1)セタノール 1
(2)グリセリン 5
(3)1,3−ブチレングリコール 5
(4)ポリエチレングリコール20000 2
(5)テトラ(2−エチルヘキサン酸・パラメトキシ桂皮酸)ペンタエリスリット
3
(6)コハク酸ジ2−エチルヘキシル 3
(7)水酸化カリウム 適量
(8)エデト酸3ナトリウム 0.1
(9)トリメトキシ桂皮酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル
2
(10)4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 2
(11)パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 2
(12)ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル
2
(13)合成例1で得られる増粘剤 0.1
(14)合成例8で得られる増粘剤 0.1
(15)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレンTR−1)
0.1
(16)パラベン 適量
(17)フェノキシエタノール 適量
(18)精製水 残余
(19)香料 適量
(1)ワセリン 5
(2)ベヘニルアルコール 0.5
(3)バチルアルコール 0.5
(4)グリセリン 7
(5)1,3−ブチレングリコール 7
(6)1,2−ペンタンジオール 1
(7)キシリット 3
(8)ポリエチレングリコール20000 2
(9)硬化油 2
(10)ホホバ油 2
(11)スクワラン 5
(12)イソステアリン酸 0.5
(13)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 2
(14)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
(15)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 0.4
(16)ピロ亜硫酸ナトリウム 0.01
(17)ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
(18)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
(19)トリメチルグリシン 3
(20)アルブチン 3
(21)酵母エキス 0.1
(22)酢酸トコフェロール 0.1
(23)チオタウリン 0.1
(24)クララエキス 0.1
(25)ベンガラ 適量
(26)クインスシードエキス 0.1
(27)合成例3で得られる増粘剤 0.2
(28)合成例11で得られる増粘剤 0.3
(29)フェノキシエタノール 適量
(30)精製水 残余
(1)エタノール 50
(2)乳酸 0.3
(3)β−グリチルレチン酸 0.05
(4)アルギニン塩酸塩 0.1
(5)シャクヤクエキス 0.1
(6)硫黄 0.2
(7)POE(20)ソルビタンモノオレート 1
(8)合成例2で得られる増粘剤 0.8
(9)合成例8で得られる増粘剤 0.2
(10)精製水 残余
(1)ワセリン 5
(2)ベヘニルアルコール 0.5
(3)バチルアルコール 0.5
(4)グリセリン 7
(5)1,3−ブチレングリコール 7
(6)1,2−ペンタンジオール 1
(7)キシリット 3
(8)ポリエチレングリコール20000 2
(9)硬化油 2
(10)ホホバ油 2
(11)スクワラン 5
(12)イソステアリン酸 0.5
(13)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 2
(14)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
(15)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 0.4
(16)ピロ亜硫酸ナトリウム 0.01
(17)ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
(18)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
(19)トリメチルグリシン 3
(20)アルブチン 3
(21)酢酸トコフェロール 0.1
(22)チオタウリン 0.1
(23)ベンガラ 適量
(24)クインスシードエキス 0.1
(25)合成例3で得られる増粘剤 0.25
(26)合成例9で得られる増粘剤 0.25
(27)フェノキシエタノール 適量
(28)精製水 残余
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 3
(2)メチルフェニルポリシロキサン 3
(3)ベヘニルアルコール 1
(4)1,3−ブチレングリコール 5
(5)イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 1.5
(6)モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 1
(7)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
(8)トリメチルグリシン 1
(9)L−アスコルビン酸2−グルコシド 2
(10)エデト酸3ナトリウム 0.1
(11)パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 7
(12)キサンタンガム 0.1
(13)合成例4で得られる増粘剤 0.1
(14)合成例8で得られる増粘剤 0.4
(15)フェノキシエタノール 適量
(16)精製水 残余
(17)香料 適量
(1)流動パラフィン 3
(2)ワセリン 1
(3)ジメチルポリシロキサン 1
(4)ステアリルアルコール 1.8
(5)ベヘニルアルコール 1.6
(6)グリセリン 8
(7)ジプロピレングリコール 5
(8)マカデミアナッツ油 2
(9)硬化油 3
(10)スクワラン 6
(11)ステアリン酸 2
(12)ヒドロキシステアリン酸コレステリル 0.5
(13)2−エチルヘキサン酸セチル 4
(14)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
(15)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3
(16)ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
(17)トリメチルグリシン 2
(18)α−トコフェロール 2−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム
1
(19)酢酸トコフェロール 0.1
(20)甜茶エキス 0.1
(21)パラベン 適量
(22)エデト酸3ナトリウム 0.05
(23)4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 0.05
(24)ジパラメトキシ桂皮酸モノ-2-エチルヘキサン酸グリセリル
0.05
(25)色剤 適量
(26)合成例3で得られる増粘剤 0.4
(27)合成例9で得られる増粘剤 0.4
(28)精製水 残余
(1)エタノール 3
(2)グリセリン 5
(3)1,3−ブチレングリコール 6
(4)ポリエチレングリコール1500 5
(5)ポリオキシエチレンメチルグルコシド 2
(6)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 1
(7)ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
(8)ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン 0.1
(9)グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
(10)ビワ葉エキス 0.1
(11)L−グルタミン酸ナトリウム 0.1
(12)ウイキョウエキス 0.1
(13)ハマメリスエキス 0.1
(14)オウバクエキス 0.1
(15)ジオウエキス 0.1
(16)ユーカリ油 0.05
(17)ジモルホリノピリダジノン 0.1
(18)キサンタンガム 0.05
(19)合成例5で得られる増粘剤 0.5
(20)合成例12で得られる増粘剤 0.5
(21)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレンTR−1)
0.05
(22)水酸化カリウム 適量
(23)フェノキシエタノール 適量
(24)精製水 残余
(1)ジメチルポリシロキサン 1
(2)エタノール 5
(3)ステアリルアルコール 0.1
(4)ベヘニルアルコール 0.2
(5)グリセリン 2
(6)ジプロピレングリコール 1
(7)1,3−ブチレングリコール 1
(8)塩化アルキルトリメチルアンモニウム(77%) 0.5
(9)合成例6で得られる増粘剤 0.1
(10)合成例10で得られる増粘剤 0.1
(11)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(12)精製水 残余
(13)香料 適量
(1)ジメチルポリシロキサン 0.5
(2)ベンジルアルコール 5
(3)セトステアリルアルコール 7
(4)ベヘニルアルコール 3
(5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 1
(6)N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム 1
(7)合成例2で得られる増粘剤 0.5
(8)合成例10で得られる増粘剤 0.5
(9)クエン酸 0.2
(10)フェノキシエタノール 適量
(11)精製水 残余
(12)香料 適量
(1)ジメチルポリシロキサン 1.5
(2)ジプロピレングリコール 3
(3)ジステアリン酸エチレングリコール 2
(4)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 2
(5)ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.1
(6)ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 7.5
(7)ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン
3.5
(8)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 3.5
(9)合成例1で得られる増粘剤 0.3
(10)合成例8で得られる増粘剤 0.3
(11)クエン酸 0.01
(12)L−グルタミン酸 0.2
(13)塩化ナトリウム 1
(14)安息香酸ナトリウム 適量
(15)エデト酸2ナトリウム 適量
(16)水酸化ナトリウム 0.01
(17)精製水 残余
(18)香料 適量
(1)プロピレングリコール 5
(2)ポリオキシプロピレングリセリルエーテル 0.5
(3)イソステアリン酸 1
(4)ラウリン酸 10
(5)パーム脂肪酸 9
(6)ミリスチン酸 1
(7)ジステアリン酸エチレングリコール 2
(8)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 1
(9)ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 1.5
(10)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 0.3
(11)ラウリン酸タウリンナトリウム 0.3
(12)2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリニウベタイン 2
(13)合成例1で得られる増粘剤 0.4
(14)合成例8で得られる増粘剤 0.1
(15)水酸化カリウム 5
(16)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.4
(17)ビワ葉エキス 適量
(18)エデト酸2ナトリウム 適量
(19)精製水 残余
(20)香料 適量
(1)グリセリン 6
(2)1,3−ブチレングリコール 4
(3)ポリエチレングリコール400 13
(4)サラシミツロウ 0.5
(5)ステアリン酸 20
(6)ラウリン酸 5
(7)ミリスチン酸 10
(8)ポリオキシエチレン(25)ポリオキシプロピレングリコール(30)
0.5
(9)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 2
(10)酸化チタン 0.2
(11)クエン酸ナトリウム 0.05
(12)水酸化カリウム 6.5
(13)合成例3で得られる増粘剤 0.3
(14)合成例10で得られる増粘剤 0.2
(15)カモミラエキス 0.1
(16)エデト酸3ナトリウム 適量
(17)精製水 残余
(18)香料 適量
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 16
(2)メチルフェニルポリシロキサン 1
(3)バチルアルコール 1
(4)1,3−ブチレングリコール 5
(5)マカデミアナッツ油 0.1
(6)ステアリン酸 1
(7)パルミチン酸 1
(8)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 1
(9)自己乳化型ステアリン酸プロピレングリコール 1
(10)ベンガラ被覆雲母チタン(パール剤) 13
(11)合成金雲母 0.1
(12)無水ケイ酸 2
(13)トリエタノールアミン 1
(14)酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
(15)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(16)フェノキシエタノール 適量
(17)合成例7で得られる増粘剤 0.1
(18)合成例13で得られる増粘剤 0.2
(19)ベントナイト 1
(20)トリメチルシロキシケイ酸 5
(21)精製水 残余
(22)ステアリルアルコール 0.5
(23)ベヘニルアルコール 0.5
(1)ベヘニルアルコール 0.5
(2)ジプロピレングリコール 6
(3)ステアリン酸 1
(4)モノステアリン酸グリセリン 1
(5)水酸化カリウム 0.2
(6)トリエタノールアミン 0.8
(7)酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
(8)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(9)黄酸化鉄 1
(10)α−オレフィンオリゴマー 3
(11)ジメチルポリシロキサン(6mPa.s) 2
(12)ジメチルポリシロキサン(100mPa.s) 5
(13)バチルアルコール 0.5
(14)イソステアリン酸 1
(15)ベヘニン酸 0.5
(16)2−エチルヘキサン酸セチル 10
(17)モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン 1
(18)酸化チタン 3
(19)雲母チタン・ポリアクリル酸アルキル複合粉末 0.5
(20)表面処理酸化チタン(MT−062) 10
(21)ポリアクリル酸アルキル被覆雲母チタン 0.5
(22)黒酸化鉄被覆雲母チタン 0.5
(23)無水ケイ酸 6
(24)パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル 2
(25)ベンガラ 適量
(26)群青 適量
(27)黒酸化鉄 適量
(28)法定色素 適量
(29)合成例3で得られる増粘剤 0.1
(30)合成例14で得られる増粘剤 0.1
(31)ベントナイト 1
(32)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1
(33)精製水 残余
(34)香料 適量
(1)メチルポリシロキサン 2
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 5
(3)エタノール 3
(4)ベヘニルアルコール 0.1
(5)バチルアルコール 0.1
(6)ジプロピレングリコール 5
(7)1,3−ブチレングリコール 3
(8)ポリエチレングリコール1500 4
(9)植物性スクワラン 0.1
(10)イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 0.3
(11)酸化チタン・ベンガラ被覆雲母 0.3
(12)雲母チタン 0.3
(13)ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
(14)酢酸トコフェロール 0.1
(15)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(16)チタン酸リチウムコバルト 適量
(17)多孔性球状セルロース末 0.5
(18)ポリエチレングリコール(MW=100万) 0.2
(19)合成例1で得られる増粘剤 0.5
(20)合成例8で得られる増粘剤 0.5
(21)精製水 残余
Claims (10)
- (A)水溶性エチレン性不飽和モノマーを分散相に溶解し分散相中にてラジカル重合して得られるミクロゲルからなる増粘剤0.01〜10質量%と、(B)会合性高分子からなる増粘剤0.1〜10質量%と、(C)水0.1〜99.89質量%とを含有することを特徴とする増粘組成物であって、前記(A)水溶性エチレン性不飽和モノマーがジメチルアクリルアミドと2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸であり、前記会合性高分子が、下記一般式(1)で表される疎水変性ポリエーテルウレタンであって、前記成分(A)と前記成分(B)との配合比が質量比で(A):(B)=2:8〜8:2であることを特徴とする増粘組成物。
[化1]
R 1 −{(O−R 2 ) k −OCONH−R 3 [−NHCOO−(R 4 −O) n −R 5 ] h } m (1)
[式中、R 1 、R 2 、及びR 4 は、互いに同一でも異なってもよい炭化水素基を表し、R 3 はウレタン結合を有しても良い炭化水素基を表し、R 5 は直鎖、分岐鎖または2級の炭化水素基、フッ化炭素基、アルキルシリコーン基及び/又は芳香族炭化水素基を表し、mは2以上の数であり、hは1以上の数であり、k及びnは独立に0〜1000の範囲の数である] - 前記一般式(1)の疎水変性ポリエーテルウレタンにおいて、R 2 及び/又はR 4 が互いに同一でも異なっても良い炭素原子数2〜4のアルキレン基、又は、フェニルエチレン基である請求項1記載の増粘組成物。
- 前記一般式(1)の疎水変性ポリエーテルウレタンにおいて、R 3 がR 3 −(NCO) h+1 で表されるポリイソシアネート残基であることを特徴とする請求項1又は2記載の増粘組成物。
- 前記R 3 −(NCO) h+1 で表されるポリイソシアネート残基が、2〜8価のポリオールと、2〜4価のポリイソシアネートを反応させて得られるポリイソシアネートの残基であることを特徴とする請求項3記載の増粘組成物。
- 前記一般式(1)の疎水変性ポリエーテルウレタンにおいて、R 1 がR 1 −(OH) m で表されるポリオールの残基であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の増粘組成物。
- 前記一般式(1)の疎水変性ポリエーテルウレタンにおいて、R 5 が炭素数8〜36の直鎖、分岐または2級の炭化水素基または炭素原子数4〜24の直鎖、分岐または2級のフッ化炭素である請求項1、2、3、4又は5記載の増粘組成物。
- 前記一般式(1)の疎水性ポリエーテルウレタンにおいて、R 5 が炭素原子数10以上の芳香族炭素基である請求項1、2、3、4又は5記載の増粘組成物。
- 前記一般式(1)の疎水性ポリエーテルウレタンにおいて、R 5 が分子量200以上のアルキルシリコーンである請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の増粘組成物。
- 前記一般式(1)に記載のポリエーテルウレタンが、R 1 −[(O−R 2 ) k OH] m で表されるポリエーテルポリオールと、R 3 −(NCO) h+1 で表されるポリイソシアネートと、HO−(R 4 −O) n −R 5 で表されるポリエーテルモノアルコールとの反応物であることを特徴とする請求項1記載の増粘組成物。
- (A)水溶性エチレン性不飽和モノマーを分散相に溶解し分散相中にてラジカル重合して得られるミクロゲルからなる増粘剤0.01〜10質量%と、(B)会合性高分子からなる増粘剤0.1〜10質量%と、(C)水0.1〜99.89質量%とを含有することを特徴とする化粧料であって、前記(A)水溶性エチレン性不飽和モノマーがジメチルアクリルアミドと2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸であり、前記会合性高分子が、下記一般式(1)で表される疎水変性ポリエーテルウレタンであって、前記成分(A)と前記成分(B)との配合比が質量比で(A):(B)=2:8〜8:2であることを特徴とする化粧料。
[化2]
R 1 −{(O−R 2 ) k −OCONH−R 3 [−NHCOO−(R 4 −O) n −R 5 ] h } m (1)
[式中、R 1 、R 2 、及びR 4 は、互いに同一でも異なってもよい炭化水素基を表し、R 3 はウレタン結合を有しても良い炭化水素基を表し、R 5 は直鎖、分岐鎖または2級の炭化水素基、フッ化炭素基、アルキルシリコーン基及び/又は芳香族炭化水素基を表し、mは2以上の数であり、hは1以上の数であり、k及びnは独立に0〜1000の範囲の数である]
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