JP5571913B2 - 水中油型乳化皮膚化粧料 - Google Patents
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Description
特許文献2には、ヒドロキシエチルセルロース等の水溶性高分子と水中に分散された疎水性皮膜形成高分子との組み合わせに微粒子球状シリカを加えた皮膜剤と、グリセリン等の保湿剤とを配合した化粧料が記載され、皮膚にはり・緊張感を与えるとともに、皮膜が剥離しにくく、洗い流し性が良好であるとされている。
しかしながら、上記従来の化粧料は、肌へののびが悪い、あるいは塗布後べたつきが生じる等の問題があり、皮膚のはりやしわ改善効果も十分ではなかった。
(a)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、アクリル酸およびその誘導体の中から選ばれる1種または2種以上を構成単位として含むホモポリマー、コポリマー、クロスポリマー、またはこれらの混合物、
(b)非乳化性架橋型シリコーン、及び
(c)球状シリコーン微粒子を含有する水中油型乳化皮膚化粧料を提供する。
また、本発明の皮膚化粧料は、前記成分(a)〜(c)に加えて、(d)疎水性会合剤及び/又は(e)球状シリカを更に含有するのが好ましい。
前記ビニルジメチコン/アルキルジメチコンクロスポリマーの原料となる部分長鎖アルキル化メチルハイドロジェンポリシロキサンにおいては、その長鎖アルキルの炭素数は10〜18であることが好ましい。
この場合の液状油分としては、例えば液状シリコーン油、液状炭化水素油、液状エステル油、液状高級脂肪酸などが挙げられ、特に、常温(25℃)で低粘度、例えば、100mPa・s以下の液状油分が好ましい。好ましい粘度範囲は、1〜100mPa・sである。
INCI名ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーあるいはポリシリコーン−11と称されるものの膨潤物として、KSG−15((ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、シクロペンタシロキサンの混合物で架橋物は約5%)、KSG−16((ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン6mPa・sの混合物で架橋物は約25%)、KSG−18((ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、フェニルトリメチコンの混合物で架橋物は約15%)(以上、信越化学工業株式会社製)、GRANSIL GCM(ポリシリコーン−11とオクタメチルシクロテトラシロキサンの混合物で架橋物は約6%)、GRANSIL GCM−5(ポリシリコーン−11とデカメチルシクロペンタシロキサンの混合物で架橋物は約6%)、GRANSIL IDS(ポリシリコーン−11とイソデカンの混合物で架橋物は約7%)、GRANSIL DMG−6(ポリシリコーン−11とジメチコン6mPa・sの混合物で架橋物は約18%)、GRANSIL DMG−20(ポリシリコーン−11とジメチコン20mPa・sの混合物で架橋物は約25%)、GRANSIL DMG−50(ポリシリコーン−11とジメチコン50mPa・sの混合物で架橋物は約26%)、GRANSIL PM(ポリシリコーン−11とフェニルトリメチコンの混合物で架橋物は約20%)、GRANSIL ININ(ポリシリコーン−11とイソノナン酸イソノニルの混合物で架橋物は約15%)(以上、GRANT社製)等が挙げられる。
本発明に用いられる球状シリコーン粒子は、5μm以下のものが好ましい。
本発明に用いられる疎水性会合増粘剤(成分(d))としては、下記の一般式(1):
下記(1)〜(3):
(1)アクリル酸又はメタクリル酸
(2) アクリル酸アルキルまたはメタクリル酸アルキル
(3) アクリル酸またはメタクリル酸と、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとのエステル
を構成モノマーとして含むアクリル系ポリマーであるのが好ましい。
また、一般式(1)のR2、R4は、それぞれ独立に炭化水素基を表すが、炭素数2〜4のアルキレン基又はフェニルエチレン基であることが好ましい。
また、一般式(1)のR3は、ウレタン結合を有してもよい炭化水素基を表すが、R3−(NCO)h+1で表されるポリイソシアネートの残基であることが好ましく、また、R3−(NCO)h+1で表されるポリイソシアネートは、2〜8価のポリオールと、2〜4価のポリイソシアネートを反応させて得られるウレタン結合を有するポリイソシアネートであることが好ましい。
ここで、m価のポリオールとしては、2〜8価のものが好ましく、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール等の2価アルコール;グリセリン、トリオキシイソブタン、1,2,3−ブタントリオール、1,2,3−ペンタトリオール、2−メチル−1,2,3−プロパントリオール、2−メチル−2,3,4−ブタントリオール、2−エチル−1,2,3−ブタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、2,3,4−ヘキサントリオール、4−プロピル−3,4,5−ヘプタントリオール、2,4−ジメチル−2,3,4−ペンタントリオール、ペンタメチルグリセリン、ペンタグリセリン、1,2,4−ブタントリオール、1,2,4−ペンタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等の3価アルコール;ペンタエリトリット、1,2,3,4−ペンタンテトロール、2,3,4,5−ヘキサンテトロール、1,2,4,5−ペンタンテトロール、1,3,4,5−ヘキサンテトロール等の4価のアルコール;アドニット、アラビット、キシリット等の5価アルコール;ジペンタエリスリトール、ソルビット、マンニット、イジット等の6価アルコール;ショ糖等の8価アルコール等が挙げられる。
付加させるアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等は単独重合、2種類以上のランダム重合あるいはブロック重合であって良い。付加の方法は通常の方法であって良い。また、重合度kは、0〜1,000であり、好ましくは1〜500、更に好ましくは10〜50が良い。また、R2に占めるエチレン基の割合が、好ましくは全R2の50〜100重量%であることが好ましい。
また、R1−[(O−R2)k−OH]mの分子量は500〜100,000のものが好ましく、1,000〜50,000のものが特に好ましい。
脂肪族ジイソシアネートとしては、例えば、メチレンジイソシアネート、ジメチレンジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジプロピルエーテルジイソシアネート、2,2−ジメチルペンタンジイソシアネート、3−メトキシヘキサンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルペンタンジイソシアネート、ノナメチレンジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、3−ブトキシヘキサンジイソシアネート、1,4−ブチレングリコールジプロピルエーテルジイソシアネート、チオジヘキシルジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、パラキシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
脂環族ジイソシアネートとしては、例えば、水添キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等が挙げられる。ビフェニルジイソシアネートとしては、例えば、ビフェニルジイソシアネート、3,3’−ジメチルビフェニルジイソシアネート、3,3’−ジメトキシビフェニルジイソシアネート等が挙げられる。
このような化合物は、例えば1価アルコールに、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、エピクロルヒドリン等のアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等を付加重合することにより得ることができる。
アルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ターシャリブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ターシャリペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、イソトリデシル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、イソステアリル、イコシル、ドコシル、テトラコシル、トリアコンチル、2−オクチルドデシル、2−ドデシルドデシル、2−ドデシルヘキサデシル、2−テトラデシルオクタデシル、モノメチル分岐−イソステアリル等が挙げられる。
アルキルアリール基としては、フェニル、トルイル、キシリル、クメニル、メシチル、ベンジル、フェネチル、スチリル、シンナミル、ベンズヒドリル、トリチル、エチルフェニル、プロピルフェニル、ブチルフェニル、ペンチルフェニル、ヘキシルフェニル、ヘプチルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフェニル、α−ナフチル、β−ナフチル基等が挙げられる。
芳香族炭化水素としては、例えば、コレステロール、コレスタノール、フィトステロール、フィトスタノール及びこれらの誘導体等が挙げられる。芳香族炭化水素は、水溶媒中では疎水性相互作用のみならずπ-π相互作用により、非常に強く会合する性質を有するため疎水変性ポリエーテルウレタンの材料として好適である。
アルキルシリコーン基としては、構造中に水酸基を一つもつアルキルシロキサンのアルコール残基である。なお、アルキル基の一部がフッ化炭素基に置換されても構わない。前記水酸基含有アルキルシロキサンは、市販品を用いることも可能であり、市販品としては、例えばサイラプレーンFM0411、同FM0421、同FM0425(以上、チッソ社製)等が挙げられる。水酸基含有アルキルシリコーンとして好ましくは分子量が200以上、より好ましくは分子量500以上のものが好適である。
また、ポリエーテルモノアルコールにおいて、付加させるアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等は、単独重合、2種以上のランダム重合あるいはブロック重合であってよい。付加の方法は通常の方法であってよい。重合度nは0〜1,000であり、好ましくは1〜200、更に好ましくは10〜50である。また、R4に占めるエチレン基の割合は、好ましくは全R4の50〜100質量%、さらに好ましくは、65〜100質量%であると、本発明の目的に好ましい疎水変性ポリエーテルウレタンが得られる。
本発明の疎水変性ポリエーテルウレタンは、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えば、アデカノールUH140S、同UH−420、同UH−438、同UH−750、同GT−700(以上、旭電化工業社製)、Serad−FX1100、同FX1010、同1035(以上、HULS社製)、Rheolate205、同208、同204、同225、同278、同244(以上、Rheox社製)、DW1206F、同1206J、同1206G(以上、Rohm&Haas社製)、Dapral−T212(Akzo社製)、Borchigel−LW44、同L75N(以上、Borchers社製)等が挙げられる。
これらのアクリル系ポリマーの中で、べたつきのなさの点で、特に、アキュリン22(アクリレート/ステアレス−20メタクリレート共重合体)が好適である。
前記アクリル系ポリマーの水分散液は、必要に応じて水等で希釈し、アルカリ剤を添加して中和することにより増粘する。よって、本発明の水中油型皮膚化粧料のpHは6〜7.5の範囲であることが好適である。
その細に使用される中和用のアルカリ剤としては、特に限定されず、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等の無機塩基、トリエタノールアミンやイソプロパノールアミン、塩基性アミノ酸等の有機塩基を用いることができる。
上記アクリル系ポリマーの増粘作用は、主として、ポリマー鎖から分岐しているPOE鎖先端のアルキル基による疎水作用と、カルボキシル基による静電反発作用によるものであると考えられる。
本発明で用いられる球状シリカは、真球上の多孔質、無孔質のものが共に用られる。粒径としては、平均粒径5μm以下のものが好ましい。平均粒径5μmを超えると、使用性の面で「よれ」を生じるようになるからである。具体例としては、多孔性のものとしては、SUNSPHERE H-31(平均粒径3μm)、H-51(平均粒径5μm)、H-32(平均粒径3μm)、H-52(平均粒径5μm)、H-33(平均粒径3μm)、H-53(平均粒径5μm)、L-31(平均粒径3μm)、L-51(平均粒径5μm)等が挙げられ、無孔質のものとしては、NP-30(平均粒径3μm)等が挙げられる。
前記任意配合成分としては、例えば、前記以外の油分、粉末成分、色素、前記以外の界面活性剤、保湿剤、前記以外の高分子、前記以外の増粘剤、低級アルコール、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、糖類、各種抽出液、薬剤、アミノ酸類、有機アミン類、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン類、酸化防止剤、香料、水等が挙げられる。
また、アルコキシサリチル酸系美白剤の例としては、例えば特開平6−40886号記載のものが挙げられる。具体例としては、3−メトキシサリチル酸、3−エトキシサリチル酸、4−メトキシサリチル酸、4−エトキシサリチル酸、4−プロポキシサリチル酸、4−イソプロポキシサリチル酸、4−ブトキシサリチル酸、5−メトキシサリチル酸、5−エトキシサリチル酸、5−プロポシキサリチル酸、あるいはこれらの塩が挙げられる。塩はアルカリ金属塩(Na塩、K塩等)、アルカリ土類金属塩(Ca塩、Mg塩等)、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩、アミノ酸塩等が挙げられるが、好ましくはアルカリ金属塩である。
さらに、アルブチン等の美白剤、酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤、L−メントール、カンフル等の清涼剤やイオウ、塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、γ−オリザノール等が挙げられる。
[はり・しわ改善効果]
10名の専門パネラーの顔面に各試料を塗布し、塗布5時間後のはり・しわ改善効果について官能評価を行った。
(評価基準)
A: 10名全員が、はり・しわ改善効果があると回答
B: 7〜9名が、はり・しわ改善効果があると回答
C: 6〜8名が、はり・しわ改善効果があると回答
D:3〜5名が、はり・しわ改善効果があると回答
E:2名以下が、はり・しわ改善効果があると回答
10名の専門パネラーの顔面に各試料を塗布し、塗布後の肌のうるおい感(保湿効果)について官能評価を行った。
(評価基準)
A: 10名全員が、うるおい感があると回答
B: 7〜9名が、うるおい感があると回答
C: 6〜8名が、うるおい感があると回答
D:3〜5名が、うるおい感があると回答
E:2名以下が、うるおい感があると回答
10名の専門パネラーの顔面に各試料を塗布し、塗布後の肌のべたつきについて官能評価を行った。
(評価基準)
A: 10名全員が、べたつきがないと回答
B: 7〜9名が、べたつきがないと回答
C: 6〜8名が、べたつきがないと回答
D:3〜5名が、べたつきがないと回答
E:2名以下が、べたつきがないと回答
10名の専門パネラーの顔面に各試料を塗布し、塗布時の肌へののびについて官能評価を行った。
(評価基準)
A: 10名全員が、のびが軽く、なめらかな使用性を有すると回答
B: 7〜9名が、のびが軽く、なめらかな使用性を有すると回答
C: 6〜8名が、のびが軽く、なめらかな使用性を有すると回答
D:3〜5名が、のびが軽く、なめらかな使用性を有すると回答
E:2名以下が、のびが軽く、なめらかな使用性を有すると回答
実施例で使用する成分(d)(疎水変性ポリエーテルウレタン)を、下記の表1に示した原料を用いて製造した(製造例1〜3)。
温度計、窒素導入管及び攪拌機を付した容器1,000mLの4つ口フラスコにポリエチレングリコール(PEG)(数平均分子量約11,000)(R1−[(O−R2)k−OH]mに相当)を550部、2−ドデシルアルコールのエチレンオキサイド(EO)20モル付加物(HO−(R4−O)n−R5に相当)を198部仕込み、次いで、80℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)(R3−(NCO)h+1に相当)29.6部を加え、窒素気流下80〜100℃に2時間反応させ、イソシアネートが0%であることを確認し、常温で淡黄色固体の反応生成物を得た。
下記の表2に示す組成の水中油型皮膚化粧料(実施例1〜9)を、次のようにして調製した。70℃に加温した(1)〜(7)および(21)(24)〜(26)の水相に、70℃に加温した(8)〜(20)(22)(27)の油相を添加し、ホモジナイザーにて乳化する。次いで、(23)を添加してホモジナイザーで均一に分散して、目的の水中油型乳化皮膚化粧料を得た。
*2:商品名;Aculyn 22(実分30%)、Rhom&Haas社製
*3:商品名;SUNSPHERE L-51、旭硝子(株)社製
*4:商品名;TOSPEARL 145A、MOMENTIVE performance materials社製
*5:商品名;9041 Silicone Elastomer Blend(実分16%)、東レ・ダウコーニング(株)社製
成分(a)〜(c)に成分(d)を更に加えた実施例3は、はり・しわ改善効果はもとより、保湿効果がさらに向上した。成分(a)〜(c)に、成分(e)を更に加えて構成される実施例4及び6は、成分(a)〜(c)を含有得る実施例1及び2に比較して、べたつきのなさが特に改善された。成分(a)〜(e)のすべてを含有する実施例5、7、8及び9は、はり・しわ改善効果、保湿効果、べたつきのなさ、肌へののびの全ての項目において、最高レベルの評価結果が得られた。
下記の表3に示す組成の水中油型皮膚化粧料(比較例1〜9)を、前記実施例と同様の製造方法に従って調製した。
得られた各比較例のサンプルについて、前記安定性試験及び実使用テストを実施した。それらの結果も表3に合わせて示す。
(配合成分) (質量%)
(1)1,3−ブチレングリコール 5.0
(2)グリセリン 3.0
(3)成分(a)
(アクリル酸Na/AMPS)共重合体 1.0
(商品名:SIMULGEL EG、SEPIC社製)
(4)架橋型ポリ−γ−グルタミン酸 3.0
(5)モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40EO) 1.5
(商品名:NIKKOL MYS-40V、日光ケミカルズ(株)社製)
(6)モノステアリン酸グリセリル(自己乳化型) 2.5
(商品名:NIKKOL MGS-ASE、日光ケミカルズ(株)社製)
(7)水添ポリイソブテン 5.0
(8)メドウフォーム油 2.0
(9)ジメチルポリシロキサン5mPa・s 3.0
(10)ステアリルアルコール 0.8
(11)ベヘニルアルコール 1.5
(12)セタノール 2.0
(13)ミリスチン酸ミリスチル 1.0
(14)成分(c)
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 2.5
(商品名:トレフィルE-506S、東レ・ダウコーニング株式会社製)
(15)成分(b)
ジメチコンクロスポリマー/ジメチルポリシロキサン5mPa・s混合物 12.0
(商品名;9041 Silicone Elastomer Blend(実分16%)、
東レ・ダウコーニング(株)社製)
(16)成分(d)
製造例2の疎水変性ポリエーテルウレタン 0.3
(17)成分(d)
アクリレート/ベヘネス−25メタクリレート共重合体 0.1
(商品名:Aculyn 28(実分20%)、Rhom&Haas社製)
(18)水酸化カリウム 0.05
(19)パラベン 0.1
(20)エデト酸塩 0.01
(21)香料 0.1
(22)精製水 残余
(製法)
(1)〜(4)、(16)〜(20)(22)を均一に混合溶解・分散して70℃に加温した水相に、(5)〜(14)(21)を70℃に加温して均一に溶解・分散した油相を徐添してホモジナイザーにて乳化する。次いで、(15)を添加して、ホモイジナイザーで均一に分散して、目的のスキンクリーム(全顔用)を得た。
得られたスキンクリーム(全顔用)は、はり・しわ改善効果、保湿効果に優れ、かつ肌へののびが良く、べたつきが生じないものであった。
(配合成分) (質量%)
(1)流動パラフィン 2.0
(2)イソドデカン 2.0
(3)デカメチルシクロペンタシロキサン 3.0
(4)2−エチルヘキサン酸イソノニル 2.0
(5)成分(b)
(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー/
イソドデカン混合物 7.0
(商品名:KSG−42(実分25%)、信越化学工業(株)社製)
(6)成分(c)
ポリメチルシルセスキオキサン 3.5
(商品名:TOSPEARL 120A、MOMENTIVE performance materials社製)
(7)モノステアリン酸グリセリル(自己乳化型) 1.5
(商品名:EMALEX GMS-ASE、日本エマルジョン(株)社製)
(8)モノステアリン酸ポリエチレングリコール(30EO) 2.5
(商品名:EMALEX 830、日本エマルジョン(株)社製)
(9)モノイソステアリン酸ポリエチレングリコール(8EO) 0.5
(商品名:EMALEX PEIS-8EX、日本エマルジョン(株)社製)
(10)セチルアルコール 2.5
(11)バチルアルコール 1.5
(12)ホホバ油 4.0
(13)成分(d)
製造例3の疎水変性ポリエーテルウレタン 0.7
(14)成分(e)
球状シリカ 2.0
(商品名:SUNSPHERE L-31、旭硝子(株)社製)
(15)香料 0.1
(16)精製水 残余
(17)1,3−ブチレングリコール 3.0
(18)グリセリン 10.0
(19)アスコルビン酸グルコシド 2.0
(20)パラベン 0.15
(21)エタノール 3.0
(22)水酸化ナトリウム 0.1
(23)ビニルピロリドン/AMPS共重合体 0.4
(商品名:ARISTOFLEX AVC、CLARIANT社製)
(24)クエン酸 0.09
(25)クエン酸ナトリウム 0.01
(製法)
(13)(14)(16)〜(25)を均一に混合溶解・分散して70℃に加温した水相に、(1)〜(4)、(6)〜(12)(15)を70℃に加温して均一に溶解・分散した油相を徐添してホモジナイザーにて乳化する。次いで、(5)を添加して、ホモイジナイザーで均一に分散して、目的のスキンクリーム(目元用)を得た。
得られたスキンクリーム(目元用)は、はり・しわ改善効果、保湿効果に優れ、かつ肌へののびが良く、べたつきが生じないものであった。
(配合成分) (質量%)
(1)ジメチルポリシロキサン6mPa・s 4.0
(2)イソヘキサデカン 1.0
(3)2−エチルヘキサン酸2−エチルヘキシル 2.0
(4)モノステアリン酸グリセリル 0.5
(商品名:EMALEX GMS-2E、日本エマルジョン(株)社製)
(5)モノステアリン酸ポリエチレングリコール(55EO) 2.0
(商品名:NIKKOL MYS-55V、日光ケミカルズ(株)社製)
(6)セトステアリルアルコール 2.0
(7)バチルアルコール 2.0
(8)香料 0.1
(9)成分(b)
(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー/
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンの混合物 11.0
(商品名:KSG-18A(実分15%)、信越化学工業(株)社製)
(10)成分(c)
ポリメチルシルセスキオキサン 2.0
(商品名;TOSPEARL 145A、MOMENTIVE performance materials社製)
(11)精製水 残余
(12)ジプロピレングリコール 3.0
(13)1,3−ブチレングリコール 2.0
(14)グリセリン 5.0
(15)トラネキサム酸 2.0
(16)成分(a)
ジメチルアクリルアミド/AMPSのクロスポリマー 0.5
(商品名;Supolymer G-1、東邦化学(株)社製)
(17)成分(d)
疎水変性ポリエーテルウレタン 0.5
(商品名:アデカノールGT−700、旭電化工業(株)社製)
(18)成分(d)
アクリレート/ステアレス−20メタクリレート共重合体 0.1
(商品名:Aculyn 22(実分30%)、Rhom&Haas社製)
(19)4−メチルサリチル酸カリウム 1.0
(20)ジュウヤクエキス 0.1
(21)緑茶エキス 0.1
(22)パラベン 0.1
(23)クエン酸 0.09
(24)クエン酸ナトリウム 0.01
(25)成分(e)
球状シリカ 1.0
(26)水酸化カリウム 0.3
(製法)
(11)〜(26)を均一に混合溶解・分散して70℃に加温した水相に、(1)〜(8)(10)を70℃に加温して均一に溶解・分散した油相を徐添してホモジナイザーにて乳化する。次いで、(5)を添加して、ホモイジナイザーで均一に分散して、目的のスキンクリーム(全顔用)を得た。
得られたスキンクリーム(全顔用)は、はり・しわ改善効果、保湿効果に優れ、かつ肌へののびが良く、べたつきが生じないものであった。
Claims (12)
- 以下の(a)〜(c)の成分:
(a)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、アクリル酸およびその誘導体の中から選ばれる1種または2種以上を構成単位として含むホモポリマー、コポリマー、クロスポリマー、またはこれらの混合物、
(b)非乳化性架橋型シリコーン、及び
(c)球状シリコーン微粒子
を含有し、かつ
前記成分(b)非乳化性架橋型シリコーンに対する前記成分(c)球状シリコーン粒子の質量比(成分(c)/成分(b))が1.2〜2.0の範囲内であることを特徴とする水中油型乳化皮膚化粧料。 - 疎水性会合増粘剤(成分(d))を更に含有することを特徴とする、請求項1に記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- 球状シリカ(成分(e))を更に含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- 前記成分(a)が、ビニルピロリドン/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体、ジメチルアクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体、アクリル酸アミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体、メチレンビスアクリルアミドでクロスリンクさせたジメチルアクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のクロスポリマー、ポリアクリル酸アミドとポリアクリル酸ナトリウムの混合物、アクリル酸ナトリウム/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体、ポリアクリル酸アンモニウム、ポリアクリルアミド/アクリル酸アンモニウム共重合体、アクリルアミド/アクリル酸ナトリウム共重合体の中から選ばれる1種または2種以上であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- 前記成分(b)の非乳化性架橋型シリコーンが、メチルハイドロジェンポリシロキサンとメチルビニルポリシロキサンとの反応によるクロスポリマー、部分長鎖アルキル化メチルハイドロジェンポリシロキサンとメチルビニルポリシロキサンとの反応によるクロスポリマー及びメチルハイドロジェンポリシロキサンとアルケンとの反応によるクロスポリマーより選択される1種または2種以上であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- 前記成分(c)の球状シリコーンが、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーおよび/またはポリメチルシルセスキオキサンであることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- 前記成分(d)の疎水性会合増粘剤が下記の一般式(1):
下記(1)〜(3):
(1)アクリル酸又はメタクリル酸
(2)アクリル酸アルキルまたはメタクリル酸アルキル
(3)アクリル酸またはメタクリル酸と、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとのエステルを構成モノマーとして含むアクリル系ポリマー
であることを特徴とする、請求項2から6のいずれか一項に記載の水中油型乳化皮膚化粧料。 - 前記一般式(1)の疎水変性ポリエーテルウレタンにおいて、R2及びR4が、それぞれ独立に炭素数2〜4のアルキレン基、またはフェニルエチレン基であることを特徴とする、請求項7に記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- 前記一般式(1)の疎水性ポリエーテルウレタンにおいて、R5が炭素数8〜36の直鎖、分岐鎖又は2級の炭化水素基または炭素数4〜24の直鎖、分岐鎖または2級の炭化水素基または炭素数4〜24の直鎖、分岐鎖または2級のフッ化炭素基であることを特徴とする、請求項7又は8に記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- 前記一般式(1)の疎水性変性ポリエーテルウレタンが、R1−[(O−R2)k−OH]mで表される1種または2種以上のポリエーテルポリオールと、R3−(NCO)h+1で表される1種または2種以上のポリイソシアネートと、HO−(R4−O)n−R5で表される1種または2種以上のポリエーテルモノアルコールの反応物であることを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- 前記R3−(NCO)h+1で表されるポリイソシアネートが、2〜8価のポリオールと、2〜4価のポリイソシアネートを反応させて得られるウレタン結合を有するポリイソシアネートであることを特徴とする請求項10記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- 前記成分(d)のアクリル系ポリマーが、アクリレート/セテス−20メタクリレート共重合体、アクリレート/ステアレス−50メタクリレート、アクリレート/ステアレス−20メタクリレート共重合体、アクリレート/ベヘネス−25メタクリレート共重合体から選ばれる1種または2種以上であることを特徴とする、請求項7から11のいずれか一項に記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
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