JP5035791B2 - ハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法、および窒化ガリウム単結晶の製造方法 - Google Patents
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例えば、本発明の塩化ガリウムペンタアンモニエートは、アンモニアと塩素を含むガリウム錯体である。アンモニアと塩素を含む金属錯体に関する研究として、これまでに金属元素がアルミニウムである錯体(非特許文献1参照)、金属元素がコバルトである錯体(非特許文献2および非特許文献3参照)、金属元素がクロム、コバルト、イリジウム、ルテニウム、オスミウムである錯体(非特許文献4参照)が報告されている。しかしながら、アンモニアと塩素を含むガリウム錯体については、これまでに報告例がない。また、アンモニアと塩素を含む金属錯体を、窒化ガリウムの合成原料として使用することについても、これらの文献には何も記載されていない。同様に、アンモニアと臭素を含むガリウム錯体やアンモニアと沃素を含むガリウム錯体についてもこれまでに報告例はなく、またこれらの金属錯体を窒化ガリウムの合成原料として使用することについても検討例はない。
Jacobsら, ZAAC., 628, 951 (2002) Messmerら, Acta.Crystallogr., B24, 417 (1968) Shigetaら, Bull.Chem.Soc.Jp., 36, 1159 (1963) Hambleyら, Inorg.Chem. 25, 4553 (1986) J.J.Janikら, Chem.Mater., 8, 2708-2711 (1996) J.W.Hwangら, Chem. Mater., 2.342 (1990) M.Mizutaら, Jpn.J.Appl.Phys., 25, L945 (1986) M.J.Paisleyら, J.Vac.Sci.Technol., A7, 701 (1989) M.Roosら, Z.Anorg.Allg.Chem., 626, 1179 (2000) H. Hahnら, A. Anorg. Allg. Chem., 244, 111 (1940)
[2] 塩化ガリウムペンタアンモニエート。
[3] ハロゲン化ガリウムペンタアンモニエート単結晶(ここでいうハロゲンは塩素、臭素または沃素である)。
[4] 塩化ガリウムペンタアンモニエート単結晶。
[6] 塩化ガリウムとイオン性液体との反応生成物に塩化アンモニウムを反応させる工程を含むことを特徴とする塩化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法。
[7] 前記イオン性液体が1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムクロライド水溶液であることを特徴とする[6]に記載の塩化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法。
[8] 前記反応生成物が1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム テトラクロロガレートであることを特徴とする[6]または[7]に記載の塩化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法。
[9] 前記反応生成物と前記塩化アンモニウムとの反応を密閉容器中で加熱することにより行うことを特徴とする[6]〜[8]のいずれか一項に記載の塩化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法。
[10] 前記密閉容器の上部と下部の間に10〜300℃の温度差を持たせて加熱することを特徴とする[9]に記載の塩化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法。
[11] 前記密閉容器の上部を400〜600℃に加熱し、前記密閉容器の下部を300〜390℃に加熱することを特徴とする[9]または[10]に記載の塩化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法。
[13] 塩化ガリウムペンタアンモニエートの窒化ガリウム合成原料としての使用。
[15] 少なくとも、シード、窒素元素を含有する溶媒、および塩化ガリウムペンタアンモニエートを入れたオートクレーブ内の温度および圧力を、前記溶媒が超臨界状態及び/又は亜臨界状態となるように制御して前記シードの表面にアモノサーマル的に窒化ガリウムを結晶成長させる工程を含むことを特徴とする、窒化ガリウム単結晶の製造方法。
[16] 前記オートクレーブ内にさらに鉱化剤を入れることを特徴とする[15]に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
[17] 前記鉱化剤が酸性鉱化剤であることを特徴とする[16]に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
[18] 前記酸性鉱化剤がアンモニウム塩を含むことを特徴とする[17]に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
[19] 前記酸性鉱化剤がハロゲン化アンモニウムを含むことを特徴とする[17]に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
[20] 前記鉱化剤として複数の化学種を混在させることを特徴とする[16]〜[19]のいずれか一項に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
[21] 前記オートクレーブ内に前記塩化ガリウムペンタアンモニエートの他にさらにガリウム源となる原料を入れることを特徴とする[15]〜[20]のいずれか一項に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
[22] 前記オートクレーブ内に窒化ガリウム多結晶および/または金属ガリウムを入れることを特徴とする[21]に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
[23] 前記結晶成長の際に温度を300〜600℃に設定することを特徴とする[15]〜[22]のいずれか一項に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
[24] 前記結晶成長の際に圧力を80〜200MPaに設定することを特徴とする[15]〜[23]のいずれか1項に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
[25] 前記オートクレーブの内壁の少なくとも一部が貴金属からなることを特徴とする[15]〜[24]のいずれか一項に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
本発明のハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートは、GaX3・5NH3(ここでXは塩素、臭素および沃素からなる群より選択されるハロゲンである)の組成を有する化合物である。すなわち、本発明のハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートは、Ga:X:NH3のモル比が1:3:5である化合物である。本発明のハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートの形状や状態は特に制限されず、単結晶、多結晶、溶融物などが含まれる。
以下の説明では、本発明のハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートの代表例として、塩化ガリウムペンタアンモニエートについて詳しく説明するが、本発明は塩化ガリウムペンタアンモニエートに限定されるものではなく、臭化ガリウムペンタアンモニエートと沃化ガリウムペンタアンモニエートについても同様の説明を行うことができる。すなわち、以下の説明における塩素は、臭素または沃素に置き換えて説明することができる。
本発明の塩化ガリウムペンタアンモニエート単結晶は、[Ga(NH3)5Cl]Cl2の構造を有するアンミン錯体である。図1および図2は、このような本発明の塩化ガリウムペンタアンモニエート単結晶の構造を模式的に示した斜視図である。図1に示すように、1個のGa原子に5個のNH3分子と1個のCl原子が正八面体構造をとるように配置している。NH3分子のN原子とGa原子の間の距離は2.055〜2.076Å程度であり、Cl原子とGa原子の間の距離は2.3840Å程度であり、NH3分子のN原子とH原子の間の距離は0.74〜0.85Å程度である。正八面体構造をとる[Ga(NH3)5Cl]2+は、その8つの面がそれぞれ図2で「Cl2」と表示されるCl原子によってキャップされている。「Cl2」と表示されるCl原子は、立方格子を形成している。ただし、この立方格子を構成する6つの面のうちの1つは、Ga原子と結合している「Cl1」と表示されるCl原子が面のほぼ中央に存在するため、他の面よりも面積が大きくなっている。このため、立方格子はその分だけ歪んでいる。「Cl2」と表示されるCl原子とNH3分子のN原子の間の距離は3.353〜3.683Å程度である。また、結晶全体のCl原子とN原子の間の平均距離は3.433〜3.457Å程度である。
本発明の塩化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法は、最終的に塩化ガリウムペンタアンモニエートが得られる方法であれば特に制限なく採用することができる。好ましい製造方法として、塩化ガリウムとイオン性液体との反応生成物に塩化アンモニウムを反応させる工程を含むことを特徴とする本発明の製造方法を挙げることができる。
本発明の塩化ガリウムペンタアンモニエートは、様々な用途に用いることができる。例えば、本発明の塩化ガリウムペンタアンモニエートは、炭素原子や酸素原子をまったく含まないことから、窒化ガリウムの熱分解合成の有用な無機前駆体となりうるものである。
本発明の窒化ガリウムの製造方法では、溶媒として窒素元素を含有する溶媒を用いる。窒素元素を含有する溶媒としては、成長させる窒化ガリウム単結晶の安定性を損なうことのない溶媒を挙げることができ、具体的には、アンモニア、ヒドラジン、尿素、アミン類(例えば、メチルアミンのような第1級アミン、ジメチルアミンのような第二級アミン、トリメチルアミンのような第三級アミン、エチレンジアミンのようなジアミン)、メラミン等を挙げることができる。これらの溶媒は単独で用いてもよいし、混合して用いてもよい。
本発明の製造方法は、オートクレーブ中で実施する。
本発明に用いるオートクレーブは、窒化ガリウム単結晶を成長させるときの高温高圧条件に耐え得るもの中から選択する。本発明に用いるオートクレーブは、耐圧性と耐浸食性を有する材料で構成されているものが好ましく、特にアンモニア等の溶媒に対する耐浸食性に優れたNi系の合金、ステライト(デロロ・ステライト・カンパニー・インコーポレーテッドの登録商標)等のCo系合金を用いることが好ましい。より好ましくはNi系の合金であり、具体的には、Inconel625(Inconelはハンティントン アロイズ カナダ リミテッドの登録商標、以下同じ)、Nimonic90(Nimonicはスペシャル メタルズ ウィギン リミテッドの登録商標、以下同じ)、RENE41が挙げられる。
本発明の製造方法を実施する際には、まず、オートクレーブ内に、シード、窒素元素を含有する溶媒、塩化ガリウムペンタアンモニエートを含む原料物質、および必要に応じて鉱化剤を入れて封止する。これらの材料をオートクレーブ内に導入するのに先だって、オートクレーブ内は脱気しておいてもよい。また、材料の導入時には、窒素ガスなどの不活性ガスを流通させてもよい。
さらに必要に応じて、真空状態にするなどしてオートクレーブ内のアンモニア溶媒を十分に除去した後、乾燥し、オートクレーブの蓋等を開けて生成した窒化物結晶および未反応の原料や鉱化剤等の添加物を取り出すことができる。
本発明の製造方法により製造された窒化ガリウム単結晶を所望の方向に切り出すことにより、任意の結晶方位を有するウエハ(半導体基板)を得ることができる。これによって、C面などの極性面や、M面などの非極性面を有するウエハを得ることができる。このようにして得られたウエハを基板として所望のエピタキシャル成長を行うことにより、さらにエピタキシャルウエハを得ることができる。
80重量%濃度の1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムクロライド水溶液10gに、塩化ガリウム結晶500mgを添加した。塩化ガリウム結晶は溶液中に沈降し、結晶と溶液が激しく反応して発熱した。反応の進行とともに塩化ガリウム結晶の表面が赤色になり、同時に結晶表面の温度上昇により白煙が発生した。さらなる反応の進行により、塩化ガリウム結晶は完全に溶解し、透明な1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムクロライド溶液相の下に赤色の溶液相が出現した。温度が低下して白煙の発生が収まった後に、さらに塩化ガリウム500mgを添加して反応させる工程を複数回繰り返すことによって、赤色の液相(下相)が透明な1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムクロライド溶液相(上相)の約半分の容量となるようにした。なお、上記の工程では溶液は攪拌せずに操作した。
Cl1−Ga1 2.3840 Cl2−N1 3.385
Ga1−N4 2.055 Cl2−N3 3.398
Ga1−N4 2.055 Cl2−N4 3.405
Ga1−N2 2.072 Cl2−N3 3.486
Ga1−N1 2.073 Cl2−N1 3.561
Ga1−N3 2.076 Cl2−N4 3.575
N1−H1 0.79 Cl2−N4 3.578
N1−H2 0.77 Cl2−N2 3.683
N2−H3 0.85 Cl1−N4 3.119
N2−H4 0.74 Cl1−N4 3.119
N3−H5 0.81 Cl1−N1 3.157
N3−H6 0.85 Cl1−N2 3.181
N4−H7 0.83 Cl1−N4 3.465
N4−H8 0.77 Cl1−N4 3.465
N4−H9 0.81 Cl1−N3 3.559
Cl2−N2 3.353 Cl1−N2 3.625
Cl2−N4 3.383
N1−Ga1−N3 89.73 N4−Ga1−Cl1 88.96
N1−Ga1−Cl1 89.89 H1−N1−H2 111
N2−Ga1−N3 89.57 H2i−N1−H2 99
N2−Ga1−N1 179.30 H3−N2−H4 109
N2−Ga1−Cl1 90.80 H4i−N2−H4 110
N3−Ga1−Cl1 179.63 H5−N3−H6 109
N4−Ga1−N4 177.91 H6i−N3−H6 98
N4−Ga1−N2 90.10 H7−N4−H8 103
N4−Ga1−N1 89.91 H7−N4−H9 109
N4−Ga1−N3 91.04 H8−N4−H9 105
同様に、上記の塩化ガリウムペンタアンモニエート単結晶の製造工程において、塩化ガリウム結晶の代わりに沃化ガリウム結晶を用い、塩化アンモニウムの代わりに沃化アンモニウムを用いることにより、同じ手順でGaI3・5NH3の組成を有する沃化ガリウムペンタアンモニエート単結晶を製造することができる。
実施例1で得られた塩化ガリウムペンタアンモニエート単結晶を原料として用いて、以下の手順によって、図3に示す装置内でアモノサーマル的に窒化ガリウムを結晶成長させることができる。
内寸が直径16mm、長さ160mmで白金を内張りしたオートクレーブ3(Inconel625製、約30ml)を用い、原料9として実施例1で得られた塩化ガリウムペンタアンモニエート単結晶をオートクレーブの原料充填部5に入れ、次いで鉱化剤として十分に乾燥した粉体のNH4Cl(純度99.99%)をさらにその上から充填する。
また、本発明の製造方法によれば、吸湿性が高いハロゲン化ガリウムを使用するにもかかわらず水分の管理に特段の注意を払うことなく簡便かつ効率的にハロゲン化ガリウムペンタアンモニエート単結晶を製造することができる。したがって、本発明の製造方法は工業的な大量生産に適している。
2 圧力計
3 オートクレーブ
4 結晶成長部
5 原料充填部
6 バッフル板
7 電気炉
8 熱電対
9 原料
10 シード
11 導管
Claims (20)
- ハロゲン化ガリウムとイオン性液体との反応生成物にハロゲン化アンモニウムを反応させる工程を含むことを特徴とするハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法(ここでいうハロゲンは塩素、臭素または沃素である)。
- 前記ハロゲン化ガリウムが塩化ガリウムであり、かつ、前記ハロゲン化アンモニウムが塩化アンモニウムであることを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法。
- 前記イオン性液体が1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムクロライド水溶液であることを特徴とする請求項2に記載のハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法。
- 前記反応生成物が1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムテトラクロロガレートであることを特徴とする請求項2または3に記載のハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法。
- 前記反応生成物と前記塩化アンモニウムとの反応を密閉容器中で加熱することにより行うことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法。
- 前記密閉容器の上部と下部の間に10〜300℃の温度差を持たせて加熱することを特徴とする請求項5に記載のハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法。
- 前記密閉容器の上部を400〜600℃に加熱し、前記密閉容器の下部を300〜390℃に加熱することを特徴とする請求項5または6に記載のハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートの製造方法。
- ハロゲン化ガリウムペンタアンモニエート(ここでいうハロゲンは塩素、臭素または沃素である)を原料として用いることを特徴とする窒化ガリウム単結晶の製造方法。
- 前記ハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートが塩化ガリウムペンタアンモニエートである請求項8に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
- 少なくとも、シード、窒素元素を含有する溶媒、およびハロゲン化ガリウムペンタアンモニエート(ここでいうハロゲンは塩素、臭素または沃素である)を入れたオートクレーブ内の温度および圧力を、前記溶媒が超臨界状態及び/又は亜臨界状態となるように制御して前記シードの表面にアモノサーマル的に窒化ガリウムを結晶成長させる工程を含むことを特徴とする、請求項8または9に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
- 前記オートクレーブ内にさらに鉱化剤を入れることを特徴とする請求項10に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
- 前記鉱化剤が酸性鉱化剤であることを特徴とする請求項11に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
- 前記酸性鉱化剤がアンモニウム塩を含むことを特徴とする請求項12に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
- 前記酸性鉱化剤がハロゲン化アンモニウムを含むことを特徴とする請求項12に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
- 前記鉱化剤として複数の化学種を混在させることを特徴とする請求項11〜14のいずれか一項に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
- 前記オートクレーブ内に前記ハロゲン化ガリウムペンタアンモニエートの他にさらにガリウム源となる原料を入れることを特徴とする請求項10〜15のいずれか一項に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
- 前記オートクレーブ内に窒化ガリウム多結晶および/または金属ガリウムを入れることを特徴とする請求項16に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
- 前記結晶成長の際に温度を300〜600℃に設定することを特徴とする請求項10〜17のいずれか一項に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
- 前記結晶成長の際に圧力を80〜200MPaに設定することを特徴とする請求項10〜18のいずれか1項に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
- 前記オートクレーブの内壁の少なくとも一部が貴金属からなることを特徴とする請求項10〜19のいずれか一項に記載の窒化ガリウム単結晶の製造方法。
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