JP5035630B2 - 物品収納設備 - Google Patents

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Description

本発明は、収納部を上下方向及び左右方向に複数並べて構成された物品収納棚と、搬入部において収納用パレットにて載置支持されたパレット載置物品及び段積み手段にて設定数段積みされた段積みパレット群を収納物品として各収納部へ搬送し、且つ、各収納部に収納された収納物品のうちの前記パレット載置物品を搬出部に搬送し且つ前記段積みパレット群を段バラシ手段に搬送する収納物品搬送手段と、前記物品収納棚における各収納部の収納状態を管理し、且つ、前記収納物品搬送手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、前記段バラシ手段は、搬送される段積みパレット群から一つずつ収納用パレットを取り出して前記搬入部に搬送するように構成され、前記段積み手段は、前記搬出部において物品が搬出されて残った収納用パレットを回収して段積みするように構成されている物品収納設備に関する。
上記のような物品収納設備は、外部から搬入される物品を収納用パレットにて載置支持する状態で受け入れてパレット載置物品とし、そのパレット載置物品を搬入部から搬送して物品収納棚に収納するようにしている。物品収納棚に収納されている物品を外部に搬出するときには、パレット載置物品の状態で搬出部に搬送してパレット載置物品から収納用パレットが残るように物品を取り出す状態で外部に物品を搬出している。
例えば、外部から搬入される物品のまま物品収納棚に収納させると、その物品を搬送する際に損傷し易くなる等の問題が生じることがある。また、外部から搬入される物品が搬出入用パレットに載置支持された物品であっても、その搬出入用パレットの強度が弱い場合には、そのままの状態で物品収納棚に収納させることができないこともある。よって、外部から搬入される物品を収納用パレットにて載置支持するパレット載置物品として物品収納棚に収納することにより、物品を適切に収納させることができる。
従来の物品収納設備では、パレット載置物品に加えて、収納用パレットが設定数段積みされた段積みパレット群も、物品収納棚の各収納部に収納する収納物品としている。収納部に収納されている段積みパレット群を収納物品搬送手段にて段バラシ手段に搬送することにより、その段積みパレット群を段バラシ手段が1つずつ取り出すように段バラシするようにしている。段バラシされた収納用パレットは搬入部に搬送されて、外部から搬入される物品を載置支持するために使用される。そして、段バラシ手段に収納用パレットが無くなると、収納部に収納されている段積みパレット群を収納物品搬送手段にて段バラシ手段に搬送して、段積みパレット群を補給している。一方、搬出部でパレット載置物品から物品が搬出されると、収納用パレットが残るので、その収納用パレットが段積み手段にて段積みされて保管される。そして、段積み手段にて段積みしている収納用パレットの数が設定数となると、その設定数段積みされた段積みパレット群を収納物品搬送手段にて収納部に収納するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
実公昭62−32165号公報
上記のような物品収納設備において、複数の収納部の夫々について、収納物品を収納する収納空間として、奥側収納空間と手前側収納空間とを奥行き方向に並べて備える構成としているものがある。これにより、あらたな物品収納棚を設けずに、収納可能な収納物品数を増大させることができる。
このような物品収納設備では、収納部に収納されている収納物品を出庫するに当たり、先に収納した物品から出庫することが求められている。また、出庫用の収納物品が奥側収納空間に収納されているときに、その手前側収納空間に他の収納物品が収納されていると、その手前側収納空間の収納物品を取り出したのち、奥側収納空間の出庫用の収納物品を取り出す必要がある。そのために、出庫用の収納物品を出庫するのに長い時間を要することになる。
そこで、収納部に収納されている収納物品を出庫するときに、制御手段は、出庫用の収納物品と同一種類の収納物品のうち先に収納している収納物品を優先して出庫する形態で、出庫用の収納物品と同一種類の収納物品がその出庫用の収納物品の手前側収納空間に収納されているときはその手前側収納空間の同一種類の収納物品を出庫するように収納物品搬送手段の作動を制御することが考えられる。ここで、制御手段は、物品収納棚における各収納部の収納状態を管理しており、その収納状態として、収納部における奥側収納空間と手前側収納空間との夫々について、収納物品が有るか否か、及び、段積みパレット群を同一種類の収納物品とする形態で収納物品の種類を管理している。これにより、出庫用の収納物品を出庫するのに長い時間を要することなく、先に収納した物品から出庫するという要求に応えることができる。
この物品収納設備では、段積みパレット群も収納部に収納するのであるが、段積みパレット群が奥側収納空間と手前側収納空間とに並ぶように収納されることがある。段積みパレット群は同一種類の収納物品としているので、奥側収納空間の段積みパレット群が先に収納されていても、手前側収納空間の段積みパレット群が出庫されることになる。そのために、奥側収納空間の段積みパレット群はなかなか出庫されず、その段積みパレット群の収納用パレットが使用されないことになり、複数の収納用パレットを均一に使用することができない。ちなみに、例えば、複数の収納用パレットは、使用期間が一定期間となると交換することになるが、複数の収納用パレットを均一に使用することができなければ、使用期間が一定期間となったときに、複数の収納用パレットで劣化度合いに差が生じることになる。よって、使用期間が一定期間を経過する前に、使用できない収納用パレットが存在したり、使用期間が一定期間となっても、交換する必要のない収納用パレットが存在することになる。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、収納用パレットを用いて外部から搬入される物品を適切に収納することができながら、複数の収納用パレットを極力均一に使用することができる物品収納設備を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明にかかる物品収納設備の第1特徴構成は、収納部を上下方向及び左右方向に複数並べて構成された物品収納棚と、搬入部において収納用パレットにて載置支持されたパレット載置物品及び段積み手段にて設定数段積みされた段積みパレット群を収納物品として各収納部へ搬送し、且つ、各収納部に収納された収納物品のうちの前記パレット載置物品を搬出部に搬送し且つ前記段積みパレット群を段バラシ手段に搬送する収納物品搬送手段と、前記物品収納棚における各収納部の収納状態を管理し、且つ、前記収納物品搬送手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、前記段バラシ手段は、搬送される段積みパレット群から一つずつ収納用パレットを取り出して前記搬入部に搬送するように構成され、前記段積み手段は、前記搬出部において物品が搬出されて残った収納用パレットを回収して段積みするように構成されている物品収納設備において、
前記複数の収納部の夫々は、前記収納物品を収納する収納空間として、奥側収納空間と手前側収納空間とを奥行き方向に並べて備えるように構成され、前記制御手段は、前記収納状態として、前記段積みパレット群を同一種類の収納物品とする形態で前記収納部に収納されている収納物品の種類を管理し、且つ、前記段積みパレット群を前記収納部に収納するときに、奥行き方向に並ぶ2つの収納空間の全てが空きの収納空間である収納部から収納対象用の収納部を選択してその収納対象用の収納部において奥側収納空間を収納対象用の収納空間とする全空き用選択処理、及び、奥側収納空間に異なる種類の収納物品が収納され且つ手前側収納空間が空きの収納空間である収納部から収納対象用の収納部を選択してその収納対象用の収納部において手前側収納空間を収納対象用の収納空間とする異種用選択処理を、前記全空き用選択処理、前記異種用選択処理の優先順位にて行い、前記全空き用選択処理又は前記異種用選択処理にて選択された収納対象用の収納部における収納対象用の収納空間に前記段積みパレット群を収納するように前記収納物品搬送手段の作動を制御するように構成され、且つ、前記収納部に収納されている収納物品を出庫するときに、出庫用の収納物品と同一種類の収納物品のうち先に収納している収納物品を優先して出庫する形態で、出庫用の収納物品と同一種類の収納物品がその出庫用の収納物品の手前側収納空間に収納されているときはその手前側の同一種類の収納物品を出庫するように前記収納物品搬送手段の作動を制御するように構成されている点にある。
すなわち、段積みパレット群を収納部に収納するときには、制御手段が、全空き用選択処理、異種用選択処理の優先順位にて行い、収納対象用の収納部及びその収納対象用の収納部における収納対象用の収納空間の選択を行う。全空き用選択処理及び異種用選択処理のいずれの処理も、奥側収納空間に段積みパレット群が収納されており且つその手前側収納空間が空きの収納部を収納対象用の収納部と選択するものではない。これにより、段積みパレット群が奥側収納空間と手前側収納空間とに並ぶように収納されるのを防止することができる。
収納部に収納されている収納物品を出庫するときには、制御手段が、出庫用の収納物品と同一種類の収納物品のうち先に収納している収納物品を優先して出庫する形態で、出庫用の収納物品と同一種類の収納物品がその出庫用の収納物品の手前側収納空間に収納されているときはその手前側収納空間の同一種類の収納物品を出庫するように収納物品搬送手段の作動を制御するように構成されている。これにより、出庫用の収納物品を出庫するのに長い時間を要することなく、先に収納した物品から出庫するという要求に応えることができる。ここで、上述の如く、段積みパレット群については、奥側収納空間と手前側収納空間とに並ぶように収納されるのを防止しているので、奥側収納空間の段積みパレット群がなかなか出庫されないという状況に陥るのを回避できる。
以上のことから、収納用パレットを用いて外部から搬入される物品を適切に収納することができながら、複数の収納用パレットを極力均一に使用することができる物品収納設備を実現できる。
本発明にかかる物品収納設備の第2特徴構成は、前記制御手段は、前記パレット載置物品を前記収納部に収納するときに、奥側収納空間に収納されている収納物品が同一種類であり且つ手前側収納空間が空きの収納空間である収納部から収納対象用の収納部を選択してその収納対象用の収納部において手前側収納空間を収納対象用の収納空間とする同種用選択処理、前記全空き用選択処理、前記異種用選択処理の優先順位にて行い、前記同種用選択処理、前記全空き用選択処理及び前記異種用選択処理の何れかにて選択された収納対象用の収納部における収納対象用の収納空間に前記パレット載置物品を収納するように前記収納物品搬送手段の作動を制御するように構成されている点にある。
すなわち、同種用選択処理は、同一種類のパレット載置物品について、奥側収納空間と手前側収納空間とに並ぶように収納させるように収納対象用の収納部及び収納対象空間を選択するものである。パレット載置物品を収納部に収納するときには、制御手段が、同種用選択処理、全空き用選択処理、異種用選択処理の優先順位にて行うので、同種用選択処理を最も優先して行うことになる。これにより、同一種類のパレット載置物品については、積極的に奥側収納空間と手前側収納空間とに並ぶように収納させることができる。よって、出庫用の収納物品を出庫するときに、その出庫用の収納物品が奥側収納空間に収納されていても、その手前側収納空間の同一種類の収納物品を出庫できる状況を多く作り出すことができ、出庫用の収納物品を出庫するのに要する時間の短縮を効果的に図ることができる。
本発明にかかる物品収納設備の第3特徴構成は、前記制御手段は、前記段積みパレット群を前記収納部に収納するときに、前記全空き用選択処理及び前記異種用選択処理において、前記複数の収納部のうち、前記搬出部から離れた箇所に位置する収納部を優先して収納対象用の収納部として選択し、且つ、前記パレット載置物品を前記収納部に収納するときに、前記同種用選択処理、前記全空き用選択処理及び前記異種用選択処理において、前記搬出部に近い箇所に位置する収納部を優先して収納対象用の収納部として選択するように構成されている点にある。
すなわち、段積みパレット群は、各収納部における各収納空間に収納される物品を載置支持する1つの収納用パレットを段積みして設定数としたものであり、複数の収納空間に収納すべきものを纏めたものといえる。それに対して、パレット載置物品は、各収納部における各収納空間に収納されるものである。よって、収納部から出庫するに当たり、パレット載置物品の方が段積みパレット群よりも出庫される確率が高いものとなる。
そこで、パレット載置物品を収納部に収納するときには、制御手段が、同種用選択処理、全空き用選択処理及び異種用選択処理において、搬出部に近い箇所に位置する収納部を優先して収納対象用の収納部として選択することにより、出庫される確率が高いパレット載置物品を搬出部に近い収納部に収納させることができる。これにより、パレット載置物品を出庫するのに要する時間の短縮を図ることができる。
また、段積みパレット群を収納部に収納するときには、制御手段が、全空き用選択処理及び異種用選択処理において、複数の収納部のうち、搬出部から離れた箇所に位置する収納部を優先して収納対象用の収納部として選択することにより、出庫される確率が低い段積みパレット群を搬出部から離れた収納部に収納させることができる。これにより、段積みパレット群は、パレット載置物品よりも出庫するのに要する時間が長くなるが、搬出部に近い収納部をパレット載置物品を収納させるために空けておくことができ、パレット載置物品を出庫するのに要する時間の短縮を効果的に図ることができる。
本発明にかかる物品収納設備の第4特徴構成は、前記収納用パレットは、前記収納部の個数を2倍した個数設けられている点にある。
すなわち、収納用パレットの数は、物品収納棚が収納可能な収納物品数と同数となる。これにより、物品収納棚に段積みパレット群の多数が収納されているときには、物品収納棚に収納されているパレット載置物品が少数となって、多数の収納空間が空きの収納空間となる。よって、奥側収納空間に段積みパレット群を収納しても、その手前側収納空間に段積みパレット群が収納されるのを確実に防止できながら、その手前側収納空間にパレット載置物品が収納されることも防止できる。その結果、複数の収納用パレットを均一に使用できながら、パレット段積み群を出庫するのに要する時間の短縮化も図ることができる。
本発明に係る物品収納設備の実施形態について、図面に基づいて説明する。
この物品収納設備は、外部から搬入される物品を収納用パレットにて載置支持する状態で受け入れてパレット載置物品とし、そのパレット載置物品を搬送して物品収納棚に収納している。物品収納棚に収納されている物品を外部に搬出するときには、パレット載置物品の状態で搬送してパレット載置物品から収納用パレットが残るように物品を取り出す状態で外部に物品を搬出している。外部から搬入される物品は、搬出入用パレットにて載置支持された状態で搬入されてくるが、搬出入用パレットの強度が弱くそのままでは物品収納棚に収納できない等の問題があることから、外部から搬入される搬出入用パレットに載置支持された物品を、収納用パレットにて搬出入用パレットごと載置支持させてパレット載置物品としている。
収納用パレットは、物品収納棚にて収納可能な物品数と同数だけ設けられている。使用しない収納用パレットは回収して段積みさせた状態で保管している。収納用パレットは、設定数(例えば10枚)が段積みされた段積みパレット群となると、その段積みパレット群を物品収納棚に収納しており、必要に応じて物品収納棚から段積みパレット群が出庫されて段積みパレット群から1つずつ収納用パレットを段ばらしして使用している。
図1〜図3に示すように、物品収納設備は、収納部1を上下方向及び左右方向に並ぶように複数備えた物品収納棚2と、物品収納棚2の棚前後方向(図1中上下方向)に隣接する状態で棚横幅方向(図1中左右方向)に沿う第1走行レール3に沿って移動自在なスタッカークレーン4とが設けられている。
物品収納棚2は、棚前後方向に後端部同士を隣接させる状態で設けられた一対の物品収納棚2からなる物品収納棚群2aと1つの物品収納棚2からなる単一物品収納棚2bとを棚前後方向に間隔を隔てて複数並べるように設けられている。棚前後方向において、2つの物品収納棚群2aが間隔を隔てて設けられ、2つの物品収納棚群2aを両側から挟み込むように単一物品収納棚2bが1つずつ設けられている。
複数の物品収納棚2の夫々は、前後一対の支柱が棚横幅方向に間隔を隔てて複数立設され、前後一対の支柱の夫々には、水平方向に延びる載置支持部が上下方向に間隔を隔てて複数配設されている。複数の収納部1の夫々は、載置支持部にて物品を載置支持する形態で物品を収納するように構成されている。複数の収納部1の夫々は、物品を収納する収納空間として奥側収納空間1aと手前側収納空間1bとを棚前後方向(奥行き方向)に並べて備えるように構成されている。複数の収納部1の夫々は、物品Bが収納用パレットPにて載置支持されたパレット載置物品B1、及び、収納用パレットPが設定数(例えば10)段積みされた段積みパレット群P1を物品として収納自在に構成されている。ここで、物品Bは、外部から搬入される物品であるが、搬出入用パレットP2に載置支持された状態で搬入されてくる。よって、パレット載置物品B1は、物品Bを載置支持した搬出入用パレットP2ごと載置支持したものとなる。
第1走行レール3は、棚前後方向において、単一物品収納棚2aと物品収納棚群2aとの間、物品収納棚群2a同士の間、及び、単一物品収納棚2aと物品収納棚群2aとの間の夫々に設けられている。これにより、複数の第1走行レール3の夫々について、棚前後方向の両側脇に物品収納棚2が配設されている。物品収納棚群2aにおいては、棚前後方向において一対の物品収納棚2を両側から挟み込むように一対の第1走行レール3が設けられている。
物品収納棚群2a及び単一物品収納棚2bの夫々において、棚横幅方向の物品収納棚2の一側部には、供給される収納用パレットPを段積みする段積み処理部23と、段積みしている複数の収納用パレットPから1つずつ収納用パレットPを供給自在な段バラシ処理部24と、第1走行レール3に沿うように配設された第2走行レール25に沿って移動自在な搬送体26とが設けられている。
収納用パレットPは、物品収納棚2に備えられた収納部1の個数を2倍した個数設けられており、物品収納棚2にて収納可能な物品数と同数だけ設けられている。つまり、物品収納棚群2aでは、一対の物品収納棚2の夫々に備えられた収納部1の合計個数を2倍した個数の収納用パレットPが設けられている。単一物品収納棚2bでは、1つの物品収納棚2の夫々に備えられた収納部1の個数を2倍した個数の収納用パレットPが設けられている。
2つの物品収納棚群2aの夫々においては、段積み処理部23と段バラシ処理部24とが1つずつ設けられ、且つ、一対の第2走行レール25の夫々を移動自在に搬送体26が一対設けられている。棚前後幅方向において、その中央部に段積み処理部23と段バラシ処理部24とが棚横幅方向に隣接する状態で配設され、且つ、その中央部の両側に段積み処理部23と段バラシ処理部24とに隣接する状態で第2走行レール25が配設されている。よって、棚前後方向において1つの段積み処理部23と1つの段バラシ処理部24とを両側から挟む状態で一対の第2走行レール25が配設され、一対の第2走行レール25の夫々を移動するように搬送体26が一対設けられている。
2つの単一物品収納棚2bの夫々では、段積み処理部23と段バラシ処理部24と搬送体26とが1つずつ設けられている。棚前後幅方向において、第1走行レール3に隣接する状態で第2走行レール25が配設され、且つ、その第2走行レール25に隣接する状態で段積み処理部23と段バラシ処理部24とが棚横幅方向に隣接するように配設されている。
複数の搬送体26の夫々は、第2走行レール25において棚横幅方向で物品収納棚2に接近する側において、棚横幅方向で物品収納棚2に隣接し且つ棚前後方向で段積み処理部23に隣接する段積み用パレット移載位置27に移動自在で、その段積み用パレット移載位置27において段積み処理部23との間で収納用パレットPを移載自在に構成されている(図1において、上方側から2番目、4番目及び6番目に位置する搬送体26を参照。)。また、複数の搬送体26の夫々は、棚横幅方向で段積み用パレット移載位置27に隣接し且つ棚前後方向で段バラシ処理部24に隣接する段バラシ用パレット移載位置28に移動自在で、その段バラシ用パレット移載位置28において段バラシ処理部24との間で収納用パレットPを移載自在に構成されている(図1において、上方側から1番目及び5番目に位置する搬送体26を参照。)。
複数の搬送体26の夫々は、第2走行レール25において棚横幅方向で物品収納棚2から離れる側において、第2走行レール2の端部の搬出入位置29に移動自在で、その搬出入位置29において外部から搬入される物品を収納用パレットPにて載置支持する状態で受け入れ可能とし且つ物品が収納用パレットPにて載置支持されたパレット載置物品から収納用パレットPが残るように物品が取り出される状態で外部に物品が搬出されるように構成されている(図1において、上方側から3番目に位置する搬送体26を参照。)。これにより、搬出入位置29は、搬入部と搬出部とを兼用するように構成されている。また、段バラシ手段は、搬送体26と段バラシ処理部24とから構成され、段積み手段は、搬送体26と段積み処理部23とから構成されている。
複数の第2走行レール25の夫々は、搬出入位置29が棚前後方向に沿う直線上に並ぶように構成されている。図示はしないが、複数の第2走行レール25の夫々における搬出入位置29に対向する位置を経由する状態で移動可能な搬送台車が設けられている。外部から物品を搬入するときには、搬送台車に備えた物品移載装置によって、搬出入位置29の搬送体26に存在する収納用パレットPにて物品を載置支持する状態で物品を搬入する。物品を外部に搬出するときには、搬送台車に備えた物品移載装置によって、搬出入位置29の搬送体26に存在するパレット載置物品から収納用パレットPが残るように物品が取り出して物品を搬出する。
搬送体26は、第2走行レール25に沿って移動自在な走行体30と、その走行体30の上部に設けられて収納用パレットP及びパレット載置物品B1における収納用パレットPを載置支持する状態で棚前後方向に沿って搬送自在な搬送体用コンベヤ31とから構成されている。搬送体用コンベヤ31は、棚横幅方向に間隔を隔てて設けられた一対のチェーンコンベヤから構成され、収納用パレットPの棚横幅方向の両端部を一対のチェーンコンベヤの夫々にて載置支持する状態で棚前後方向に沿って搬送するように構成されている。
図3に示すように、段積み処理部23は、収納用パレットPを載置支持する状態で棚前後方向に沿って搬送自在な段積み用コンベヤ32と、昇降自在で且つ段積み用コンベヤ32の四隅において下方側に延びる段積み用脚部33を備えた段積み用昇降体34と、段積み用脚部33の下端部の夫々に設けられて水平方向に係止位置と非係止位置とに揺動自在で且つ係止位置において収納用パレットPの四隅を係止して支持する段積み用係止部35とを備えている。段積み用コンベヤ32は、棚横幅方向に間隔を隔てて設けられた一対のチェーンコンベヤから構成され、収納用パレットPの棚横幅方向の両端部を一対のチェーンコンベヤの夫々にて載置支持する状態で棚前後方向に沿って搬送するように構成されている。
段積み処理部23は、収納用パレットPが段積み用コンベヤ32に供給されると、段積み用コンベヤ32の収納用パレットPに対応する位置に段積み用係止部35を位置させるように段積み用昇降体34を下降させるように構成されている。そして、段積み処理部23は、段積み用係止部35を係止位置に位置変更させて段積み用係止部35にて収納用パレットPの四隅を支持し、段積み用昇降体34を上昇させて収納用パレットPを段積み用コンベヤ32から持ち上げた状態で支持するように構成されている。
段積み処理部23は、さらに収納用パレットPが段積み用コンベヤ32に供給されると、段積み用係止部35にて収納用パレットPの四隅を支持した状態で段積み用コンベヤ32の収納用パレットPに対応する位置よりも設定量(例えば収納用パレットPの高さ)だけ上方に段積み用係止部35を位置させるように段積み用昇降体34を下降させたのち、段積み用係止部35を非係止位置に位置変更させて支持していた収納用パレットPを段積み用コンベヤ32の収納用パレットP上に段積みさせるように構成されている。そして、段積み処理部23は、段積み用コンベヤ32の収納用パレットPに対応する位置に段積み用係止部35を位置させるように段積み用昇降体34を下降させたのち、段積み用係止部35を係止位置に位置変更させて段積み用係止部35にて収納用パレットPの四隅を支持し、昇降体34を上昇させて複数の収納用パレットPを段積み状態で段積み用コンベヤ32から持ち上げた状態で支持するように構成されている。
段バラシ処理部24は、収納用パレットPを載置支持する状態で棚前後方向に沿って搬送自在な段バラシ用コンベヤ36と、昇降自在で且つ段バラシ用コンベヤ32の四隅において下方側に延びる段バラシ用脚部37を備えた段バラシ用昇降体38と、段バラシ用脚部37の夫々に設けられて水平方向に係止位置と非係止位置とに揺動自在で且つ係止位置において収納用パレットPの四隅を係止して支持する複数の段積み用係止部39とを備えている。段バラシ用コンベヤ36は、棚横幅方向に間隔を隔てて設けられた一対のチェーンコンベヤから構成され、収納用パレットPの棚横幅方向の両端部を一対のチェーンコンベヤの夫々にて載置支持する状態で棚前後方向に沿って搬送するように構成されている。
段バラシ処理部24は、段積みパレット群P1が段バラシ用コンベヤ36に供給されると、最上部の収納用パレットPに対応する位置に最上部の段バラシ用係止部39を位置させるように段バラシ用昇降体38を下降させたのち、段バラシ用係止部39を係止位置に位置変更させて段バラシ用係止部39にて段積みパレット群P1の四隅を支持するように構成されている。その後、段バラシ処理部24は、上述の動作を繰り返し、上方側に位置する収納用パレットPから上方側に位置する段バラシ用係止部39にて順次支持する形態で、段積みパレット群P1の全ての収納用パレットPを複数の段バラシ用係止部39の夫々にて支持するように構成されている。
段バラシ処理部24は、段バラシ用コンベヤ36に対応する位置に収納用パレットPを支持している最下位の段バラシ用係止部39を位置させるように段バラシ用昇降体38を下降させたのち、段バラシ用係止部39を非係止位置に位置変更させて1つの収納用パレットPを取り出して段バラシ用コンベヤ36に支持させるように構成されている。この動作を繰り返し行うことにより、段積みパレット群P1から1つずつ収納用パレットPを取り出して段バラシ用コンベヤ36に支持させるようにしている。
図2に示すように、スタッカークレーン4は、第1走行レール3に沿って走行自在な走行台車5と、その走行台車5に立設された前後一対の昇降案内マスト6と、前後一対の昇降案内マスト6に沿って昇降自在な昇降台7と、昇降台7に備えられた物品移載装置8とから構成されている。物品移載装置8は、詳述はしないが、物品を載置支持自在なフォークを昇降台7側に引退する引退位置と収納部1側に突出する突出位置とに出退自在に備えたフォーク式の物品移載装置にて構成されている。
昇降案内マスト6は、棚横幅方向において、走行台車5の前端部と後端部の夫々に1つずつ立設されている。前後一対の昇降案内マスト6は、その上端部が上部フレーム9により連結されている。上部フレーム9には、ガイドローラ10が上方側ガイドレール11と当接することにより上方側ガイドレール11にて案内されるように設けられている。
昇降台7は、前後一対の昇降マスト6にて昇降自在に案内支持され、その左右両側に連結した昇降用チェーン12にて吊下げ支持されている。昇降用チェーン12は、上部フレーム9に設けた案内スプロケット13と一方の昇降マスト6に設けた案内スプロケット14とに巻き掛けられて、走行台車11の一端に装備した巻き取りドラム15に連結されている。巻き取りドラム15を昇降用電動モータ16にて正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン12の繰り出しや巻き取り操作で昇降台7を昇降させるように構成されている。
走行台車5には、第1走行レール3上を走行自在な前後一対の走行車輪17が設けられている。前後一対の走行車輪17の一方は、走行用電動モータ18にて回転駆動される駆動用の走行車輪17aに構成され、他方は遊転回転自在な従動用の走行車輪17bに構成されている。
スタッカークレーン4には、第1走行レール3における走行台車5の走行位置を検出すする走行用測距センサ19と、昇降経路における昇降台7の昇降位置を検出する昇降用測距離センサ20とが設けられている。走行用測距センサ19は、第1走行レール3の端部に設けられた走行用反射体21に向けて測距用の光(レーザ光)を投光し且つ走行用反射体21にて反射された光を受光して走行台車5までの距離を計測するように構成されている。昇降用測距離センサ20は、昇降台7に設けられた昇降用反射体22に向けて測距用の光(レーザ光)を投光し且つ昇降用反射体22にて反射された光を受光して昇降台7までの距離を計測するように構成されている。
複数のスタッカークレーン4の夫々は、各収納部1にパレット載置物品B1及び段積みパレット群P1を収納する又は各収納部1に収納されたパレット載置物品1及び段積みパレット群P1を取り出すために、収納部1に対応する収納用移載位置に移動自在で、その収納用移載位置にて収納部1における奥側収納空間1a及び手前側収納空間1bの夫々との間でパレット載置物品B1を移載自在に構成されている。複数のスタッカークレーン4の夫々は、パレット載置物品B1や段積みパレット群P1を搬送体26から受け取るために、段積み用パレット移載位置27の搬送体26に対向する段積み用搬送体対向位置40に移動自在で、その段積み用搬送体対向位置40において搬送体26との間でパレット載置物品B1及び段積みパレット群P1を移載自在に構成されている(図1において1番下方側に位置するスタッカークレーン4を参照。)。複数のスタッカークレーン4の夫々は、パレット載置物品B1や段積みパレット群P1を搬送体26に降ろすために、段バラシ用パレット移載位置28の搬送体26に対向する段バラシ用搬送体対向位置41に移動自在で、その段積み用搬送体対向位置40において搬送体26との間でパレット載置物品B1及び段積みパレット群P1を移載自在に構成されている(図1において1番上方側に位置するスタッカークレーン4を参照。)。
図4に示すように、この物品収納設備全体の作動を制御する上位コントローラ42と、上位コントローラ42からの指令に基づいて複数のスタッカークレーン4の夫々の作動を制御するクレーン制御装置43と、上位コントローラ42からの指令に基づいて複数の段積み処理部23の夫々の作動を制御する段積み用制御装置44と、上位コントローラ42からの指令に基づいて複数の段バラシ処理部24の夫々の作動を制御する段バラシ用制御装置45と、上位コントローラ42からの指令に基づいて複数の搬送体26の夫々の作動を制御する搬送体用制御装置46とが設けられている。制御手段は、上位コントローラ42、クレーン制御装置43、段積み用制御装置44、段バラシ用制御装置45、搬送体用制御装置46から構成されている。ちなみに、図4では、2つの単一物品収納棚2b及び2つの物品収納棚群2aのうち、図1において上方側に位置する単一物品収納棚2b及び物品収納棚群2aの1つずつに対応するものを図示している。
クレーン制御装置43は、収納用移載位置、段積み用搬送体対向位置40及び段バラシ用搬送体対向位置41に物品移載装置8を移動させるべく、走行用電動モータ18及び昇降用電動モータ16の作動を制御し、その後、収納部1における奥側収納空間1a又は手前側収納空間1b、及び、段積み用パレット移載位置又は段バラシ用パレット移載位置の搬送体26との間でパレット載置物品1及び段積みパレット群P1を移載すべく、物品移載装置8の作動を制御するように構成されている。
クレーン制御装置43は、走行用測距センサ19の検出情報に基づいて、収納用移載位置、段積み用搬送体対向位置40及び段バラシ用搬送体対向位置41の夫々に対して水平方向で同一位置に物品移載装置8を移動させるべく、走行用電動モータ18の作動を制御するように構成されている。クレーン制御装置43は、昇降用測距センサ20の検出情報に基づいて、収納用移載位置、段積み用搬送体対向位置40及び段バラシ用搬送体対向位置41の夫々に対して上下方向で同一位置に物品移載装置8を移動させるべく、昇降用電動モータ16の作動を制御するように構成されている。
クレーン制御装置43は、奥側収納空間1aとの間で移載するとき、手前側収納空間1bとの間で移載するとき、及び、搬送体26との間で移載するときの夫々について、物品移載装置8におけるフォークの突出量を変化させる状態でフォークを出退させるべく、物品移載装置8の作動を制御するように構成されている。つまり、物品移載装置8のフォークは、その突出量が第1突出量とその第1突出量よりも大きい第2突出量とその第2突出量よりも大きい第3突出量との3段階に変更自在に構成されている。クレーン制御装置43は、手前側収納空間1bとの間で移載するときにはフォークの突出量を第1突出量とし、搬送体26との間で移載するときにはフォークの突出量を第2突出量とし、奥側収納空間1aとの間で移載するときにはフォークの突出量を第3突出量としている。
また、物品移載装置8のフォークは、例えば、上下軸心周りで旋回自在な旋回台上に設けられており、棚前後方向の両側に出退自在に設けられている。これにより、複数のスタッカークレーン4の夫々は、第1走行レール3の両側脇の夫々に配設された物品収納棚2の夫々における各収納部1に対してパレット載置物品B1及び段積みパレット群P1を移載自在に構成されている。
〔搬入動作〕
外部から搬入される物品Bを物品収納棚2に収納する搬入動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。この搬入動作は、上位コントローラ42からの各制御装置に対する指令により行われる。
段バラシ用パレット移載位置28に搬送体26を移動させるように、搬送体用制御装置46が搬送体26の作動を制御する。段バラシ処理部24では、1つの収納用パレットPを取り出して段バラシ用コンベヤ36に載置させるように、段バラシ用制御装置45が段バラシ処理部24の作動を制御する。段バラシ処理部24の段バラシ用コンベヤ36から搬送体26の搬送体用コンベヤ31に収納用パレットPを移載するように、搬送体用制御装置46が搬送体26の作動を制御し且つ段バラシ用制御装置45が段バラシ処理部24の作動を制御する(#1)。
段バラシ処理部24から搬送体26に収納用パレットPが移載されると、収納用パレットPを載置した搬送体26を搬出入位置29に移動させるように、搬送体用制御装置46が搬送体26の作動を制御する。搬出入位置29では、搬送体26に載置された収納用パレットPにて物品Bを載置支持する状態で外部から搬入される物品Bを受け入れる(#2)。
搬送体26の収納用パレットPに物品Bが載置支持されてパレット載置物品B1となると、そのパレット載置物品B1を載置した搬送体26を段積み用パレット移載位置27又は段バラシ用パレット移載位置28に移動させるように、搬送体用制御装置46が搬送体26の作動を制御する(#3)。一方、スタッカークレーン4については、物品移載装置8を段積み用搬送体対向位置40又は段バラシ用搬送体対向位置41に移動させ、段積み用パレット移載位置27又は段バラシ用パレット位置28の搬送体26からパレット載置物品B1を掬い取るように、クレーン制御装置43がスタッカークレーン4の作動を制御する(#4)。スタッカークレーン4がパレット載置物品B1を受け取ると、そのパレット載置物品B1を収納部1に収納するように、クレーン制御装置43がスタッカークレーン4の作動を制御する(#5)。収納物品搬送手段が、搬送体26及びスタッカークレーン4にて構成されている。
〔搬出動作〕
収納部1に収納された物品Bを外部に搬出するときの搬出動作について、図6のフローチャートに基づいて説明する。この搬出動作も、搬入動作と同様に、上位コントローラ42からの各制御装置に対する指令により行われる。
スタッカークレーン4にて収納部1からパレット載置物品B1を取り出すように、クレーン制御装置43がスタッカークレーン4の作動を制御する(#11)。搬送体26を段積み用パレット移載位置27又は段バラシ用パレット移載位置28に移動させるように、搬送体用制御装置46が搬送体26の作動を制御する。物品移載装置8を段積み用搬送体対向位置40又は段バラシ用搬送体対向位置41に移動させて搬送体26にパレット載置物品B1を移載するように、クレーン制御装置43がスタッカークレーン4の作動を制御する(#12)。搬送体26がスタッカークレーン4からパレット載置物品B1を受け取ると、そのパレット載置物品B1を載置した搬送体26を搬出入位置29に移動させるように、搬送体用制御装置46が搬送体26の作動を制御する。搬出入位置29では、搬送体26のパレット載置物品B1から収納用パレットPが残るように物品Bが取り出されて物品Bを搬出する(#13)。
物品Bが搬出されて収納用パレットPが残ると、その残った収納用パレットPを載置した搬送体26を段積み用パレット移載位置27に移動させるように、搬送体用制御装置46が搬送体26の作動を制御する。そして、搬送体26の搬送体用コンベヤ31から段積み処理部23の段積み用コンベヤ32に収納用パレットPを移載するように、搬送体用制御装置46が搬送体26の作動を制御し且つ段積み用制御装置44が段積み処理部23の作動を制御する(#14)。段積み用コンベヤ32に収納用パレットPが移載されると、その収納用パレットPを段積みするように、段積み用制御装置44が段積み処理部23の作動を制御する(#15)。
〔段積みパレット群の入庫動作〕
上述の搬出動作を行うと残った収納用パレットPが段積み処理部23にて段積み状態で保管されるのであるが、段積み処理部23にて段積みした収納用パレットPが設定数(例えば10)の段積みパレット群P1となると、その段積みパレット群P1を収納部1に収納する段積みパレット群の入庫動作を行う。この段積みパレット群の入庫動作について説明する。この段積みパレット群の入庫動作も、上位コントローラ42からの各制御装置に対する指令により行われる。
まず、段積み用パレット移載位置27に搬送体26を移動させるように搬送体用制御装置46が搬送体26の作動を制御する。一方、段積み処理部23では、段積みパレット群P1を段積み用コンベヤ32に載置させるように、段積み用制御装置44が段積み処理部23の作動を制御する。段積み処理部23の段積み用コンベヤ32から搬送体26の搬送体用コンベヤ31に段積みパレット群P1を移載するように、段積み用制御装置44が段積み処理部23の作動を制御し且つ搬送体用制御装置46が搬送体26の作動を制御する。搬送体26に段積みパレット群P1が移載されると、上述の搬入動作におけるパレット載置物品B1と同様に、スタッカークレーン4が搬送体26から段積みパレット群P1を掬い取って収納部1に収納するように、クレーン制御装置43がスタッカークレーン4の作動を制御する。
〔段積みパレット群の出庫動作〕
上述の搬入動作を行うに当たり、段バラシ処理部24に収納用パレットPを供給しておく必要がある。そこで、収納部1に収納されている段積みパレット群P1を段バラシ処理部24に供給する段積みパレット群の出庫動作を行う。この段積みパレット群の出庫動作について説明する。この段積みパレット群の出庫動作の入庫動作も、上位コントローラ42からの各制御装置に対する指令により行われる。
上述の搬出動作におけるパレット載置物品B1と同様に、スタッカークレーン4にて収納部1から段積みパレット群P1を取り出すように、クレーン制御装置43がスタッカークレーン4の作動を制御する。搬送体26を段バラシ用パレット移載位置28に移動させるように、搬送体用制御装置46が搬送体26の作動を制御する。物品移載装置8を段バラシ用搬送体対向位置41に移動させて搬送体26にパレット載置物品B1を移載するように、クレーン制御装置43がスタッカークレーン4の作動を制御する。搬送体26がスタッカークレーン4から段積みパレット群P1を受け取ると、その段積みパレット群P1を搬送体26の搬送体用コンベヤ31から段バラシ処理部24の段バラシ用コンベヤ36に移載するように、搬送体用制御装置46が搬送体26の作動を制御し且つ段バラシ用制御装置45が段バラシ処理部24の作動を制御する。段バラシ用コンベヤ36に段積みパレット群P1が移載させると、その段積みパレット群P1を段バラシ用コンベヤ36から持ち上げた状態で支持するように、段バラシ用制御装置45が段バラシ処理部24の作動を制御する。
〔パレット載置物品及び段積みパレット群の収納部への収納〕
スタッカークレーン4にてパレット載置物品B1及び段積みパレット群P1を収納部1に収納するに当たり、複数の収納部1から空の収納空間を有する収納部1を選び出し、その選び出した収納部1から収納対象用の収納部を選択して、その選択した収納対象用の収納部における空の収納空間にパレット載置物品B1及び段積みパレット群P1を収納するようにしている。
ちなみに、パレット載置物品B1及び段積みパレット群P1について、複数の物品収納棚2のうちのどの物品収納棚2に収納するかが予め定められている。例えば、物品収納棚群2a及び単一物品収納棚2bごとで、パレット載置物品B1及び段積みパレット群P1を収納させるようにしている。例えば、図1において上方側から1番目に位置する搬送体26にて搬送されるパレット載置物品B1は、上方側から1番目に配設された物品収納棚2に収納させる。また、図1において上方側から2番目に配設された段積み処理部23の段積みパレット群P1は、上方側から2番目及び3番目に配設された物品収納棚2に収納させる。
上位コントローラ42は、収納対象用の収納部を選択するのであるが、この選択を行うために、上位コントローラ42は、複数の物品収納棚2における各収納部1の収納状態を管理している。上位コントローラ42は、収納状態として、奥側収納空間1a及び手前側収納空間1bの夫々について、収納物品としてのパレット載置物品B1及び段積みパレット群P1が有るか否かの収納物品の有無に加えて、段積みパレット群P1を同一種類の収納物品とする形態で収納部1に収納されている収納物品の種類を管理するように構成されている。
まず、パレット載置物品B1を収納部1に収納するときについて説明する。
上位コントローラ42は、図7のフローチャートに示すように、同種用選択処理(#21)、全空き用選択処理(#22)、異種用選択処理(#23)の優先順位にて行い、収納対象用の収納部及び収納対象用の収納空間を選択するように構成されている。
同種用選択処理は、上位コントローラ42が、奥側収納空間1aに収納されている収納物品が同一種類であり且つ手前側収納空間1bが空きの収納空間である収納部1から収納対象用の収納部を選択してその収納対象用の収納部において手前側収納空間1bを収納対象用の収納空間と選択する処理である。
全空き用選択処理は、上位コントローラ42が、奥側収納空間1a及び手前側収納空間1bの全てが空きの収納空間である収納部1から収納対象用の収納部を選択してその収納対象用の収納部において奥側収納空間1aを収納対象用の収納空間と選択する処理である。
異種用選択処理は、上位コントローラ42が、奥側収納空間1aに異なる種類の収納物品が収納され且つ手前側収納空間1bが空きの収納空間である収納部1から収納対象用の収納部を選択してその収納対象用の収納部において手前側収納空間1bを収納対象用の収納空間と選択する処理である。
上位コントローラ42は、同種用選択処理、全空き用選択処理及び異種用選択処理の何れかにて選択された収納対象用の収納部における収納対象用の収納空間にパレット載置物品B1を収納するように、クレーン制御装置43に指令を与えるように構成されている。クレーン制御装置43は、上位コントローラ42の指令に基づいて、収納対象用の収納部に対する収納用移載位置に物品移載装置8を移動させ、その収納用移載位置において収納対象用の収納空間にパレット載置物品B1を移載するように、スタッカークレーン4の作動を制御するように構成されている。
次に、段積みパレット群P1を収納部1に収納するときについて説明する。
上位コントローラ42は、図8のフローチャートに示すように、全空き用選択処理(#31)、異種用選択処理(#32)の優先順位にて行い、収納対象用の収納部及び収納対象用の収納空間を選択するように構成されている。
上位コントローラ42は、全空き用選択処理及び異種用選択処理の何れかにて選択された収納対象用の収納部における収納対象用の収納空間にパレット載置物品B1を収納するように、クレーン制御装置43に指令を与えるように構成されている。クレーン制御装置43は、上位コントローラ42の指令に基づいて、収納対象用の収納部に対する収納用移載位置に物品移載装置8を移動させ、その収納用移載位置において収納対象用の収納空間にパレット載置物品B1を移載するように、スタッカークレーン4の作動を制御するように構成されている。
上位コントローラ42は、パレット載置物品B1を収納部1に収納するときに、同種用選択処理、全空き用選択処理及び異種用選択処理において、棚横幅方向において搬送体26が設けられた側の物品収納棚2の端部に近い箇所に位置する収納部1を優先して収納対象用の収納部として選択するように構成されている。また、上位コントローラ42は、段積みパレット群P1を収納部1に収納するときに、全空き用選択処理及び異種用選択処理において、棚横幅方向において搬送体26が設けられた側とは反対側の物品収納棚2の端部に近い箇所に位置する収納部1を優先して収納対象用の収納部として選択するように構成されている。
段積みパレット群P1は、各収納部1における各収納空間に収納される物品を載置支持する1つの収納用パレットを段積みして設定数としたものであり、複数の収納空間に収納すべきものを纏めたものである。それに対して、パレット載置物品B1は、各収納部1における各収納空間に収納されるものである。よって、収納部1から出庫するに当たり、パレット載置物品B1の方が段積みパレット群P1よりも出庫される確率が高いものとなる。これにより、パレット載置物品B1については、搬出入位置29が配設された物品収納棚2の一側部に近い箇所に位置する収納部1を優先して収納対象用の収納部として選択し、パレット載置物品B1を搬出入位置29に近い収納部1に収納させることができる。よって、パレット載置物品b1を出庫するのに要する時間の短縮を図ることができる。また、段積みパレット群P1については、搬出入位置29が配設された物品収納棚2の一側部から離れた箇所に位置する収納部1を優先して収納対象用の収納部として選択し、パレット載置物品B1を搬出入位置29から離れた収納部1に収納させることができる。よって、搬出入位置29に近い収納部1をパレット載置物品B1を収納させるために空けておくことができ、パレット載置物品B1を出庫するのに要する時間の短縮を効果的に図ることができる。
〔パレット載置物品及び段積みパレット群の収納部からの出庫〕
上位コントローラ42は、収納状態として、収納物品の有無及び収納物品の種類に加えて、収納物品を収納したときの時期についても管理するように構成されている。収納部1に収納されている収納物品を出庫するときには、上位コントローラ42は、出庫情報に基づいて出庫用の収納物品を選択するのであるが、出庫用の収納物品と同一種類の収納物品のうち先に収納している収納物品を優先して出庫する形態で、出庫用の収納物品と同一種類の収納物品がその出庫用の収納物品の手前側収納空間1bに収納されているときにはその手前側の同一種類の収納物品を出庫するように、クレーン制御装置43に指令を与えるように構成されている。これにより、出庫用の収納物品を出庫するのに長い時間を要することなく、先に収納した収納物品から出庫するという要求に応えることができる。
つまり、図9に示すように、上位コントローラ42は、出庫情報に基づいて出庫すべきである出庫用の収納物品と同一種類の収納物品を選び出し、その選び出した収納物品のうち、収納された時期が一番早い収納物品を選択する(#41)。そして、上位コントローラ42は、その選択した収納物品の手前側収納空間1bに同一種類の収納物品が収納されていなければ、その選択した収納物品を出庫するようにクレーン制御装置43に指令を与えるように構成されている(#42,43)。また、上位コントローラ42は、選択した収納物品の手前側収納空間1bに同一種類の収納物品が収納されていると、その手前側収納空間1bの収納物品を出庫するようにクレーン制御装置43に指令を与えるように構成されている(#44)。ここで、出庫する収納物品の手前側収納空間1bに、収納物品が存在するときには、まず、その手前側収納空間1bの収納物品を取り出して空の収納空間を有する収納部1に移し変えたのち、出庫する収納物品を取り出すように、上位コントローラ42がクレーン制御装置43に指令を与える。
クレーン制御装置43は、上位コントローラ42の指令に基づいて、出庫する収納物品が収納された収納部1に対する収納用移載位置に物品移載装置8を移動させ、その収納用移載位置において収納物品を取り出すように、スタッカークレーン4の作動を制御するように構成されている。
パレット載置物品B1については、同種用選択処理を最優先で行うので、同一種類のパレット載置物品B1を積極的に奥側収納空間1aと手前側収納空間1bとに並ぶように収納させることができる。これにより、パレット載置物品B1を出庫するときに、そのパレット載置物品B1が奥側収納空間1aに収納されていても、その手前側収納空間1bの同一種類のパレット載置物品B1を出庫できる状況を多く作り出すことができ、パレット載置物品B1を出庫するのに要する時間の短縮を効果的に図ることができる。
段積みパレット群P1については、同種用選択処理を行わずに、全空き用選択処理及び異種用選択処理を行うので、段積みパレット群P1が奥側収納空間1aと手前側収納空間1bとに並ぶように収納されるのを防止することができる。これにより、奥側収納空間1aの段積みパレット群P1がなかなか出庫されないという状況に陥るのを回避できる。よって、複数の収納用パレットPを均一に使用することができる。しかも、収納用パレットPの数は、物品収納棚2が収納可能な収納物品数と同数となっている。これにより、物品収納棚2に段積みパレット群P1の多数が収納されているときには、物品収納棚2に収納されているパレット載置物品B1が少数となって、多数の収納空間が空きの収納空間となる。よって、奥側収納空間1aに段積みパレット群P1を収納しても、その手前側収納空間1bに段積みパレット群P1が収納されるのを確実に防止できながら、その手前側収納空間1bにパレット載置物品B1が収納されることも防止できる。その結果、複数の収納用パレットPを的確に均一に使用できながら、パレット段積み群P1を出庫するのに要する時間の短縮化も図ることができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、物品収納棚2を棚前後方向に後端部同士を隣接させる状態で一対設け、スタッカークレーン4を、棚前後方向において一対の物品収納棚2を両側から挟むように配設された一対の第1走行レール3の夫々を移動自在に一対設けられているが、物品収納棚2や第1走行レール3をどのように配設するかは適宜変更が可能である。
例えば、図10に示すように、棚前後方向において間隔を隔てるように一対の物品収納棚2を配設し、一対の物品収納棚2の間に第1走行レール3を配設することができる。この場合には、第2走行レール25及び搬送体26に代えて、棚横幅方向に沿って物品を搬送自在な第1搬送コンベヤ47を第1走行レール3の両側に配設し、第1搬送コンベヤ47の棚横幅方向において物品収納棚2から離れる側の端部同士で棚前後方向に沿って物品を搬送自在な第2搬送コンベヤ48が設けられている。そして、棚前後方向において第2搬送コンベヤ26の搬送経路途中である第1走行レール3と重複する箇所に、段積み処理部及び段バラシ処理部を兼用するパレット処理部49が設けられている。
この図10に示すものでは、外部から物品を搬入するときには、パレット処理部49にて段バラシされた1つの収納用パレット22を第2搬送コンベヤ48にて一方の第1搬送コンベヤ47(図中上側)の物品収納棚2から離れる側の端部に搬送する。そして、フォークリフト等により収納用パレット22にて載置支持させる状態で複数の物品B2を搬入してパレット載置物品とし、そのパレット載置物品を第1搬送コンベヤ47にて物品収納棚2に接近する側の端部に搬送し、スタッカークレーン4にてそのパレット載置物品を収納部1に収納するようにしている。
物品を外部に搬出するときには、スタッカークレーン4にて収納部1から取り出したパレット載置物品を一方の第1搬送コンベヤ47の物品収納棚2に接近する側の端部に移載する。第1搬送コンベヤ47は、そのパレット載置物品を物品収納棚2から離れる側の端部に搬送する。そして、フォークリフト等により、そのパレット載置物品から必要数の物品B2を取り出して物品B2を搬出する。物品B2がまだ残っているパレット載置物品については、第1搬送コンベヤ47にて物品収納棚2に接近する側の端部に搬送し、スタッカークレーン4にてそのパレット載置物品を収納部1に収納し、物品B2が残っていない空の収納用パレット22については、第2搬送コンベヤ48にてパレット処理部49に供給して段積みする状態で保管する。
(2)上記実施形態において、物品収納棚群2aと単一物品収納棚2bとをいくつ設けるか及びどのように配置するかについては適宜変更が可能である。
(3)上記実施形態において、段積み処理部23、段バラシ処理部24、搬送体26をどのように配置するかについては適宜変更が可能である。
(4)上記実施形態において、段積み処理部23は、供給される収納用パレットPを段積みできるものであればよく、上記実施形態で示した構成に限られるものではない。段バラシ処理部24についても、段積みしている複数の収納用パレットPから1つずつ収納用パレットPを供給自在なものであればよく、上記実施形態で示した構成に限られるものではない。
物品収納設備の要部平面図 物品収納設備の要部側面図 物品収納設備の要部側面図 物品収納設備の制御ブロック図 搬入動作のフローチャート 搬出動作のフローチャート パレット載置物品を収納させるときの収納部の選択のフローチャート 段積みパレット群を収納させるときの収納部の選択のフローチャート 出庫させるときの物品の選択のフローチャート 別実施形態における物品収納設備の要部平面図
符号の説明
1 収納部
1a 奥側収納空間
1b 手前側収納空間
2 物品収納棚
4,26 収納物品搬送手段
23,26 段積み手段
24,26 段バラシ手段
42〜46 制御手段
B 物品
B1 パレット載置物品
P 収納用パレット
P1 段積みパレット群

Claims (4)

  1. 収納部を上下方向及び左右方向に複数並べて構成された物品収納棚と、
    搬入部において物品が収納用パレットにて載置支持されたパレット載置物品及び段積み手段にて設定数段積みされた段積みパレット群を収納物品として各収納部へ搬送し、且つ、各収納部に収納された収納物品のうちの前記パレット載置物品を搬出部に搬送し且つ前記段積みパレット群を段バラシ手段に搬送する収納物品搬送手段と、
    前記物品収納棚における各収納部の収納状態を管理し、且つ、前記収納物品搬送手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、
    前記段バラシ手段は、搬送される段積みパレット群から一つずつ収納用パレットを取り出して前記搬入部に搬送するように構成され、
    前記段積み手段は、前記搬出部において物品が搬出されて残った収納用パレットを回収して段積みするように構成されている物品収納設備であって、
    前記複数の収納部の夫々は、前記収納物品を収納する収納空間として、奥側収納空間と手前側収納空間とを奥行き方向に並べて備えるように構成され、
    前記制御手段は、
    前記収納状態として、前記段積みパレット群を同一種類の収納物品とする形態で前記収納部に収納されている収納物品の種類を管理し、且つ、
    前記段積みパレット群を前記収納部に収納するときに、奥行き方向に並ぶ2つの収納空間の全てが空きの収納空間である収納部から収納対象用の収納部を選択してその収納対象用の収納部において奥側収納空間を収納対象用の収納空間とする全空き用選択処理、及び、奥側収納空間に異なる種類の収納物品が収納され且つ手前側収納空間が空きの収納空間である収納部から収納対象用の収納部を選択してその収納対象用の収納部において手前側収納空間を収納対象用の収納空間とする異種用選択処理を、前記全空き用選択処理、前記異種用選択処理の優先順位にて行い、前記全空き用選択処理又は前記異種用選択処理にて選択された収納対象用の収納部における収納対象用の収納空間に前記段積みパレット群を収納するように前記収納物品搬送手段の作動を制御するように構成され、且つ、
    前記収納部に収納されている収納物品を出庫するときに、出庫用の収納物品と同一種類の収納物品のうち先に収納している収納物品を優先して出庫する形態で、出庫用の収納物品と同一種類の収納物品がその出庫用の収納物品の手前側収納空間に収納されているときはその手前側の同一種類の収納物品を出庫するように前記収納物品搬送手段の作動を制御するように構成されている物品収納設備。
  2. 前記制御手段は、前記パレット載置物品を前記収納部に収納するときに、奥側収納空間に収納されている収納物品が同一種類であり且つ手前側収納空間が空きの収納空間である収納部から収納対象用の収納部を選択してその収納対象用の収納部において手前側収納空間を収納対象用の収納空間とする同種用選択処理、前記全空き用選択処理、前記異種用選択処理の優先順位にて行い、前記同種用選択処理、前記全空き用選択処理及び前記異種用選択処理の何れかにて選択された収納対象用の収納部における収納対象用の収納空間に前記パレット載置物品を収納するように前記収納物品搬送手段の作動を制御するように構成されている請求項1に記載の物品収納設備。
  3. 前記制御手段は、前記段積みパレット群を前記収納部に収納するときに、前記全空き用選択処理及び前記異種用選択処理において、前記複数の収納部のうち、前記搬出部から離れた箇所に位置する収納部を優先して収納対象用の収納部として選択し、且つ、前記パレット載置物品を前記収納部に収納するときに、前記同種用選択処理、前記全空き用選択処理及び前記異種用選択処理において、前記搬出部に近い箇所に位置する収納部を優先して収納対象用の収納部として選択するように構成されている請求項2に記載の物品収納設備。
  4. 前記収納用パレットは、前記収納部の個数を2倍した個数設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載の物品収納設備。
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