JP5035404B2 - 回転直線運動変換機構の製造方法及びその実施に使用する治具 - Google Patents
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Description
この回転直線運動変換機構は、軸方向へ延びる空間を内部に有する円環軸と円環軸の内部に配置される太陽軸と太陽軸の周囲に配置される複数の遊星軸との組み合わせにより構成されている。また、円環軸の雌ねじ及び太陽軸の雄ねじと遊星軸の雄ねじとがそれぞれ噛み合わされているとともに、円環軸の内歯車と遊星軸の外歯車とが噛み合わされている。こうした構造の回転直線運動変換機構においては、円環軸を回転運動させたとき、円環軸から伝達された力を通じて遊星軸が太陽軸のまわりで遊星運動することにより、太陽軸が直線運動するようになる。すなわち、円環軸の回転運動を太陽軸の直線運動に変換することが可能となっている。
(1)請求項1に記載の発明は、内部に空間を有する円環軸と、同円環軸内の空間に配置される太陽軸と、前記円環軸内の空間において同太陽軸の周囲に配置される遊星軸とを備えること、及び外歯車である第1太陽歯車及び第2太陽歯車が設けられる太陽軸本体と、同太陽軸本体と一体に形成される前記第1太陽歯車と、前記太陽軸本体とは各別に形成される前記第2太陽歯車とを含めて前記太陽軸が構成されること、及び前記第1太陽歯車に噛み合わされる外歯車である第1遊星歯車と、前記第2太陽歯車に噛み合わされる外歯車である第2遊星歯車とを含めて前記遊星軸が構成されること、及び前記円環軸と前記太陽軸との一方の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸と前記太陽軸との他方が直線運動することを要件として構成される回転直線運動変換機構の製造方法において、前記第1太陽歯車と前記第2太陽歯車との相対的な回転が不能となる状態、且つこれら歯車の相対的な回転位相が実質的に一致する状態で前記太陽軸本体及び前記第2太陽歯車を保持する保持工程と、同工程の後に、前記太陽軸本体と前記第2太陽歯車との軸方向についての相対的な移動を通じて前記太陽軸本体に前記第2太陽歯車を組み付ける第2太陽歯車組付工程とを含むことを要旨としている。
(12)請求項12に記載の発明は、請求項10に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において使用される遊星支持治具であることを要旨としている。
(25)請求項25に記載の発明は、内部に空間を有する円環軸と、同円環軸内の空間に配置される太陽軸と、前記円環軸内の空間において同太陽軸の周囲に配置される遊星軸とを備えること、及び外歯車である太陽歯車と、同歯車が設けられる太陽軸本体とを含めて前記太陽軸が構成されること、及び前記太陽歯車に噛み合わされる外歯車である遊星歯車と、同歯車が設けられる遊星軸本体とを含めて前記遊星軸が構成されること、及び前記遊星軸本体と前記遊星歯車とが各別に形成されること、及び前記円環軸と前記太陽軸との一方の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸と前記太陽軸との他方が直線運動することを要件として構成される回転直線運動変換機構の製造方法において、前記遊星歯車が組み付けられる前の前記遊星軸本体及び前記太陽軸本体を含めて構成される太陽軸集合体を組み立てる太陽軸集合体組立工程と、同工程の後に、前記太陽軸集合体において前記遊星軸本体を前記太陽軸本体に対して実質的に直立させた状態に保持する遊星支持治具を準備し、同治具に前記太陽軸集合体を取り付けた状態で同集合体の前記遊星軸本体に前記遊星歯車を組み付ける遊星歯車組付工程とを含むことを要旨としている。
(27)請求項27に記載の発明は、内部に空間を有する円環軸と、同円環軸内の空間に配置される太陽軸と、前記円環軸内の空間において同太陽軸の周囲に配置される遊星軸とを備えること、及び内歯車である円環歯車と、同歯車が設けられる円環軸本体とを含めて前記円環軸が構成されること、及び前記内歯車に噛み合わされる外歯車である遊星歯車と、同歯車が設けられる遊星軸本体とを含めて前記遊星軸が構成されること、及び前記遊星軸本体と前記遊星歯車とが各別に形成されること、及び前記円環軸と前記太陽軸との一方の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸と前記太陽軸との他方が直線運動することを要件として構成される回転直線運動変換機構の製造方法において、前記遊星歯車が組み付けられる前の前記遊星軸本体及び前記円環軸本体を含めて構成される円環軸集合体を組み立てる円環軸集合体組立工程と、同工程の後に、前記円環軸集合体において前記遊星軸本体を前記円環軸本体に対して実質的に直立させた状態に保持する治具を遊星支持治具を準備し、同治具に前記円環軸集合体を取り付けた状態で同集合体の前記遊星軸本体に前記遊星歯車を組み付ける遊星歯車組付工程とを含むことを要旨としている。
(29)請求項29に記載の発明は、内部に空間を有する円環軸と、同円環軸内の空間に配置される太陽軸と、前記円環軸内の空間において同太陽軸の周囲に配置される遊星軸とを備えること、及び前記太陽軸に設けられる太陽歯車と前記遊星軸に設けられる遊星歯車とが噛み合わされること、及び前記円環軸と前記太陽軸との一方の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸と前記太陽軸との他方が直線運動することを要件として構成される回転直線運動変換機構の製造方法において、組み立て後の当該回転直線運動変換機構についての前記太陽軸に対する前記遊星軸の傾き度合いを遊星傾き度合いとし、前記円環軸の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記太陽軸が直線運動する際においての前記円環軸の仕事に対する前記太陽軸の仕事の割合、または前記太陽軸の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸が直線運動する際においての前記太陽軸の仕事に対する前記円環軸の仕事の割合を仕事の変換効率とし、当該回転直線運動変換機構に対して要求される仕事の変換効率を要求変換効率とし、前記遊星傾き度合いと前記仕事の変換効率との関係において前記要求変換効率に対応する遊星傾き度合いを基準傾き度合いとして、前記遊星傾き度合いを同基準傾き度合いよりも小さくすべく前記太陽歯車の回転位相を管理しつつ各構成要素を組み合わせることを要旨としている。
本発明の第1実施形態について、図1〜図33を参照して説明する。以下では、本実施形態の製造方法を通じて組み立てられる回転直線運動変換機構の構造、同変換機構の動作態様、及び回転直線運動変換機構の製造方法の順に従って説明を行う。
図1及び図2を参照して、回転直線運動変換機構1の構造の概略について説明する。
・図1は、回転直線運動変換機構1の斜視構造を示す。
・図2は、回転直線運動変換機構1の内部の斜視構造を示す。
図3及び図4を参照して、リングシャフト2の構造について説明する。
・図3(A)は、リングシャフト2の正面構造を示す。
・図3(B)は、リングシャフト2の平面構造を示す。
・図4(A)は、DA−DA線に沿うリングシャフト2の断面構造を示す。
・図4(B)は、リングシャフト2の一部を分解した状態の断面構造を示す。
図5を参照して、サンシャフト3の構造について説明する。
・図5(A)は、サンシャフト3の正面構造を示す。
・図5(B)は、サンシャフト3の一部を分解した状態の正面構造を示す。
図6を参照して、プラネタリシャフト4の構造について説明する。
・図6(A)は、プラネタリシャフト4の正面構造を示す。
・図6(B)は、プラネタリシャフト4の一部を分解した状態の正面構造を示す。
・図6(C)は、中心線に沿う背面プラネタリギア43の断面構造を示す。
図7〜図10を参照して、回転直線運動変換機構1における各構成要素の関係について説明する。なお、ここでは9本のプラネタリシャフト4が備えられている構造の回転直線運動変換機構1を例示しているが、プラネタリシャフト4の配置数は適宜変更することができる。
・図7は、サンシャフト3の中心線に沿う回転直線運動変換機構1の断面構造を示す。
・図8は、図7のDB−DB線に沿う回転直線運動変換機構1の断面構造を示す。
・図9は、図7のDC−DC線に沿う回転直線運動変換機構1の断面構造を示す。
・図10は、図7のDD−DD線に沿う回転直線運動変換機構1の断面構造を示す。
(a)リングシャフト2について、リングシャフト本体21と前面リングギア22及び背面リングギア23との相対的な回転が不能にされている。また、リングシャフト本体21と前面カラー51及び背面カラー52との相対的な回転が不能にされている。
(b)サンシャフト3について、サンシャフト本体31と背面サンギア33との相対的な回転が不能にされている。
(c)プラネタリシャフト4について、プラネタリシャフト本体41と背面プラネタリギア43との相対的な回転が許容されている。
回転直線運動変換機構1においては、各ギアの歯数及び各ねじの条数の設定態様に基づいて、回転運動を直線運動に変換するための動作方式(運動変換方式)が決定される。すなわち、運動変換方式として、リングシャフト2の回転運動によりサンシャフト3を直線運動させる太陽軸変位方式と、サンシャフト3の回転運動によりリングシャフト2を直線運動させる円環軸変位方式とのいずれかを選択することができる。以下、各運動変換方式における回転直線運動変換機構1の動作態様について説明する。
図11〜図33を参照して、回転直線運動変換機構1の製造方法について説明する。なお、ここでは9本のプラネタリシャフト4を備えて構成される回転直線運動変換機構1を想定している。また、回転直線運動変換機構1の各構成要素について、それぞれの中心線を基準とした回転方向の位置、すなわちそれぞれの中心線を基準とした回転方向の位相を回転位相として示している。
本実施形態の製造方法においては、以下の工程A〜工程Hを含めて回転直線運動変換機構1の各構成要素の製造が行われる。
[工程B]基礎リングシャフト本体のフランジ25に円環標識20を形成する。なお、工程Aにおいて円環標識20を含めて基礎リングシャフト本体を製造することもできる。
[工程E]基礎サンシャフト本体の本体先端部31Dに太陽標識30を形成する。
[工程H]基礎プラネタリシャフト本体に遊星ねじ44及び前面プラネタリギア42を転造する。このとき、前面プラネタリギア42の回転位相と遊星ねじ44の回転位相との関係を全てのプラネタリシャフト本体41において同一とするために、前面プラネタリギア42及び遊星ねじ44の転造を同時に行う。なお、全てのプラネタリシャフト本体41において前面プラネタリギア42の回転位相と遊星ねじ44の回転位相との関係を同一にすることが可能な場合には、前面プラネタリギア42及び遊星ねじ44の転造を各別に行う方法を採用することもできる。
本実施形態の製造方法においては、上記各構成要素を製造する工程を経た後に以下の工程I〜工程Sを含めて回転直線運動変換機構1の組み立てが行われる。
図13を参照して、第1治具61の構造について説明する。
・図13(A)は、第1治具61の平面構造を示す。
・図13(B)は、DE−DE線に沿う第1治具61の断面構造を示す。
(a):サンシャフト本体31において前面サンギア32よりも前面側に位置する部位を軸受孔61Hに挿入する。
(b):サンシャフト本体31を第1治具61に固定する。
・図15(A)は、ねじ治具7の平面構造を示す。
・図15(B)は、ねじ治具7を分解した状態の平面構造を示す。
・図15(C)は、DF−DF線に沿うねじ治具7の断面構造を示す。
(a):第1分割体71と第2分割体72とが組み合わされた状態のねじ治具7をプラネタリシャフト本体41毎に用意する。このとき、プラネタリシャフト本体41を雌ねじ73にねじ込んだ状態においてプラネタリシャフト本体41の中心線が第1アッセンブリ91のサンシャフト本体31の中心線に対して平行となるように各ねじ治具7を配置する。(b):プラネタリシャフト本体41の本体ねじ部41Aがねじ治具7の一部に突き当たるまで遊星ねじ44を雌ねじ73にねじ込む。本実施形態の製造方法においては、この作業により1つのプラネタリシャフト本体41がねじ込まれたねじ治具7が9個得られることになる。
・サンシャフト本体31に対するプラネタリシャフト本体41の周方向の位置を周方向相対位置MRとする。
・サンシャフト本体31に対するプラネタリシャフト本体41の径方向の位置を径方向相対位置MLとする。
・サンシャフト本体31に対するプラネタリシャフト本体41の軸方向の位置を軸方向相対位置MSとする。
・サンシャフト本体31の回転位相に対するプラネタリシャフト本体41の回転位相を遊星軸相対位相MPとする。
・第1アッセンブリ91における周方向相対位置MRを周方向正規位置XRとする。
・第1アッセンブリ91における径方向相対位置MLを径方向正規位置XLとする。
・第1アッセンブリ91における軸方向相対位置MSを軸方向正規位置XSとする。
・第1アッセンブリ91における遊星軸相対位相MPを遊星軸正規位相XPとする。
組み立て各手順の説明に先立ち、図17に示す「基準平面VP」、「基準線VL」及び「基準位置VR」について説明する。なお、図17(A)は第1治具61に固定された状態のサンシャフト本体31について、その平面構造を示す。また、図17(B)は第1治具61に固定された状態のサンシャフト本体31について、その中心線に沿う断面構造を示す。
(a)サンシャフト本体31の中心線に直交する平面を基準平面VPとする。
(b)サンシャフト本体31の中心線について、基準平面VP上での一点を第1基準点PAとする。
(c)周方向正規位置XRに位置するプラネタリシャフト本体41の中心線について、基準平面VP上での一点を第2基準点PBとする。
(d)基準平面VP上において第1基準点PA及び第2基準点PBを通過する線を基準線VLとする。
(e)プラネタリシャフト本体41について、自身の中心線が基準線VLと交差する位置のうち径方向正規位置XLを除いた位置を基準位置VRとする。すなわち、基準位置VRは、周方向相対位置MRが周方向正規位置XRであるとともに径方向相対位置MLが径方向正規位置XLでない位置に相当する。
図23を参照して、第2治具62の構造について説明する。
・図23(A)は、第2治具62の平面構造を示す。
・図23(B)は、DG−DG線に沿う第2治具62の断面構造を示す。
(a):第1アッセンブリ91におけるサンシャフト本体31と各プラネタリシャフト本体41との関係を保持した状態で、第1アッセンブリ91を第1治具61から取り外す。(b):第2治具62の中心線とサンシャフト本体31の中心線とが整合する位置、且つ遊星治具64の中心線とプラネタリシャフト本体41の中心線とが整合する位置に第1アッセンブリ91を移動する。
(c):第1アッセンブリ91を中心線に沿って平行移動させることにより第2治具62に取り付ける。すなわち、サンシャフト本体31を軸受孔63Hに挿入するとともに、各プラネタリシャフト本体41の前面側シャフト41Fを対応する遊星治具64の支持穴64Hにはめ込む。
図25を参照して、リテーナ65の構造について説明する。
・図25(A)は、リテーナ65の平面構造を示す。
・図25(B)は、DH−DH線に沿うリテーナ65の断面構造を示す。
(a):各遊星軸受孔65Pの中心線と各遊星治具64の中心線とが整合する位置にリテーナ65を配置する。
(b):リテーナ65を中心線に沿って平行移動させることにより第1アッセンブリ91に取り付ける。すなわち、リテーナ65の各遊星軸受孔65Pに各プラネタリシャフト本体41の背面側シャフト41Rを挿入する。
(a):第1アッセンブリ91の背面側においてサンシャフト本体31の中心線と自身の中心線とが整合する位置に前面リングギア22を配置する。
(b):太陽標識30の回転位相と前面リングギア22の回転位相との関係に基づいて、前面リングギア22の回転位相を円環歯車基準位相RAに設定する。
(c):前面リングギア22を上記(a)及び(b)の作業を通じて設定された姿勢に保持した状態で中心線に沿って平行移動させることにより、第1アッセンブリ91の各前面プラネタリギア42(対リングギア45)と前面リングギア22とを噛み合わせる。
(a):第2アッセンブリ92の背面側においてサンシャフト本体31の中心線と自身の中心線とが整合する位置にリングシャフト本体21を配置する。
(b):太陽標識30の回転位相と円環標識20の回転位相との関係に基づいて、円環ねじ24の回転位相を円環ねじ基準位相RBに設定する。
(c):リングシャフト本体21を上記(a)及び(b)の作業を通じて設定された姿勢に保持した状態で中心線に沿って平行移動させることにより、第2アッセンブリ92の各遊星ねじ44(対円環ねじ46)と円環ねじ24とを噛み合わせる。
(d):サンシャフト本体31に対するリングシャフト本体21の軸方向の相対位置が所定の位置となるまでリングシャフト本体21をねじ込む。
(e):前面リングギア22を本体ギア部21Bに圧入することによりリングシャフト本体21に固定する。
図29及び図30を参照して、歯車治具8の構造について説明する。
・図29(A)は、歯車治具8の斜視構造を示す。
・図29(B)は、歯車治具8の正面構造を示す。
・図30(A)は、歯車治具8の平面構造を示す。
・図30(B)は、図29のDI−DI線に沿う歯車治具8の断面構造を示す。
(a):背面リングギア23を歯車治具8の対円環歯車85,86と噛み合わせる。
(b):背面サンギア33を歯車治具8の対太陽歯車88,89と噛み合わせる。
(c):歯車治具8に背面リングギア23及び背面サンギア33が取り付けられた状態において、各背面プラネタリギア43をギア配置部83に配置する。このとき、各背面プラネタリギア43が背面リングギア23及び背面サンギア33と噛み合う。
(a):第3アッセンブリ93の背面側において背面リングギア23及び背面サンギア33の中心線が第3アッセンブリ93のリングシャフト本体21の中心線と整合する位置に歯車治具8を移動する。この作業を通じて、背面リングギア23及び背面サンギア33が整合姿勢に保持されるとともに各背面プラネタリギア43が平行姿勢に保持される。
(b):円環標識20の回転位相と治具標識80の回転位相との関係に基づいて、ギアアッセンブリ99の回転位相を集合体基準位相RCに設定する。
(c):サンシャフト本体31の中心線に沿って歯車治具8を第3アッセンブリ93側へ移動させる。
(d):ギアアッセンブリ99の各背面プラネタリギア43を対応するプラネタリシャフト本体41の背面側シャフト41Rに取り付ける。
(e):背面リングギア23をリングシャフト本体21の本体ギア部21Cにはめ合わせた後、リングシャフト本体21に圧入する。
(f):背面サンギア33をサンシャフト本体31の本体ギア部31Cにはめ合わせた後、サンシャフト本体31に圧入する。
(a):前面カラー51にOリング53を装着した後、リングシャフト本体21の本体ギア部21Bに前面カラー51を取り付ける。
(b):背面カラー52にOリング53を装着した後、リングシャフト本体21の本体ギア部21Cに背面カラー52を取り付ける。
以上詳述したように、この実施形態にかかる回転直線運動変換機構の製造方法によれば、以下に示すような効果が得られるようになる。
なお、上記第1実施形態は、例えば以下に示すように変更して実施することもできる。
・上記第1実施形態では、太陽標識30の回転位相と遊星軸基準位相BPとの関係に基づいて遊星軸相対位相MPを遊星軸正規位相XPに設定するようにしたが、遊星軸相対位相MPを遊星軸正規位相XPに設定するための方法を例えば次のように変更することもできる。すなわち、各ねじ治具7にプラネタリシャフト本体41をねじ込んだ状態において、各プラネタリシャフト本体41の遊星軸相対位相MPが遊星軸正規位相XPとなるように各ねじ治具7の雌ねじ73の長さを異なる長さに設定することもできる。なお、この場合には、プラネタリシャフト本体41をねじ治具7にねじ込んだときに遊星軸相対位相MPが遊星軸正規位相XPとなるように、サンシャフト本体31に対するねじ治具7の位置が予め設定される。こうした構成によれば、プラネタリシャフト本体41をねじ治具7に取り付けることにより、遊星軸相対位相MPが遊星軸正規位相XPに設定されるため、回転直線運動変換機構1の組み立てにかかる作業効率の向上を図ることができるようになる。
前記第1実施形態では、各プラネタリシャフト本体41について、ねじ治具7を通じて遊星軸相対位相MPを遊星軸正規位相XPに設定する方法を採用している。これに対して、本実施形態では、ねじ治具7を使用することなく遊星軸相対位相MPを遊星軸正規位相XPに設定することのできる方法を採用している。なお、本実施形態の製造方法において、以下で説明する構成以外については前記第1実施形態の製造方法と同様の構成を採用している。
本実施形態の製造方法は、前記第1実施形態の製造方法に対して次の変更を加えた製造方法に相当する。
・[工程H]の後に[工程HX]を行う。
・[工程K]及び[工程L1]を省略する。
・[工程L3]を以下の内容に変更する。
[工程HX(図34)]各プラネタリシャフト本体41に前面プラネタリギア42及び遊星ねじ44の回転位相を把握するための標識(遊星標識40)を形成する。具体的には、前面プラネタリギア42に設けられている複数の歯について、そのうちの1つをその他の歯(標準歯)とは異なる形状に形成し、この形状の異なる歯(異形歯)を遊星標識40として採用する。これにより、当該工程を経た後の前面プラネタリギア42は、同一の形状を有する複数の標準歯とこの標準歯とは形状の異なる1つの異形歯とを有することになる。
以上詳述したように、この第2実施形態にかかる回転直線運動変換機構の製造方法によれば、先の第1実施形態による前記(1)〜(18)の効果に加えて、以下に示す効果が得られるようになる。
なお、上記第2実施形態は、例えば以下に示すように変更して実施することもできる。
・上記第2実施形態において、前面プラネタリギア42及び遊星ねじ44の転造方法は、例えば次のように変更することもできる。すなわち、転造前に遊星標識40として溝を基礎プラネタリシャフト本体に形成した後、遊星標識40を基準として前面プラネタリギア42及び遊星ねじ44を同時に転造する方法、または遊星標識40を基準として前面プラネタリギア42及び遊星ねじ44を各別に転造する方法を採用することができる。
前記第1実施形態では、サンシャフト本体31と各プラネタリシャフト本体41とを組み合わせて第1アッセンブリ91を組み立てた後、第1アッセンブリ91に対して前面リングギア22及びリングシャフト本体21を組み合わせることにより第3アッセンブリ93を組み立てるようにしている。これに対して、本実施形態では、リングシャフト本体21と各プラネタリシャフト本体41との組み合わせにより構成される集合体を組み立てた後、この集合体に対してサンシャフト本体31及び前面サンギア32を組み合わせることにより第3アッセンブリ93を組み立てるようにしている。なお、本実施形態の製造方法において、以下で説明する構成以外については前記第1実施形態の製造方法と同様の構成を採用している。
本実施形態の回転直線運動変換機構1の構造は、以下の点において前記第1実施形態の回転直線運動変換機構と異なる。
・前面リングギア22がリングシャフト本体21と一体に形成されている。
・前面サンギア32がサンシャフト本体31とは各別に形成されている。
・前面サンギア32をサンシャフト本体31の前面側から本体ギア部31Bに取り付けることのできるようにサンシャフト本体31が構成されている。すなわち、サンシャフト本体31上において前面サンギア32を前面側から背面側へ移動させたときに前面サンギア32と干渉するサンシャフト本体31の部位がサンシャフト本体31とは各別に形成されている。なお、これら各別に形成された要素は、前面サンギア32が本体ギア部31Bに組み付けられた後にサンシャフト本体31上の規定の位置に組み付けられる。
本実施形態の回転直線運動変換機構1の製造方法は、以下の点において前記第1実施形態の回転直線運動変換機構の製造方法と異なる。
第3治具66は、軸受孔66Hにリングシャフト本体21を挿入した状態においてリングシャフト本体21を固定することができるように構成されている。また、リングシャフト本体21に対して内周側の径方向に一定の間隔をあけてプラネタリシャフト本体41を配置したときに、前面側先端部41Tを治具端面66Fと接触させることができるように構成されている。
・リングシャフト本体21に対するプラネタリシャフト本体41の周方向の位置を周方向相対位置MRとする。
・リングシャフト本体21に対するプラネタリシャフト本体41の径方向の位置を径方向相対位置MLとする。
・リングシャフト本体21に対するプラネタリシャフト本体41の軸方向の位置を軸方向相対位置MSとする。
・リングシャフト本体21の回転位相に対するプラネタリシャフト本体41の回転位相を遊星軸相対位相MPとする。
・第5アッセンブリ95における周方向相対位置MRを周方向正規位置XRとする。
・第5アッセンブリ95における径方向相対位置MLを径方向正規位置XLとする。
・第5アッセンブリ95における軸方向相対位置MSを軸方向正規位置XSとする。
・第5アッセンブリ95における遊星軸相対位相MPを遊星軸正規位相XPとする。
組み立て各手順の説明に先立ち、「基準平面VP」、「基準線VL」及び「基準位置VR」について説明する。
(a)リングシャフト本体21の中心線に直交する平面を基準平面VPとする。
(b)リングシャフト本体21の中心線について、基準平面VP上での一点を第1基準点PAとする。
(c)周方向正規位置XRに位置するプラネタリシャフト本体41の中心線について、基準平面VP上での一点を第2基準点PBとする。
(d)基準平面VP上において第1基準点PA及び第2基準点PBを通過する線を基準線VLとする。
(e)プラネタリシャフト本体41について、自身の中心線が基準線VLと交差する位置のうち径方向正規位置XLを除いた位置を基準位置VRとする。すなわち、基準位置VRは、周方向相対位置MRが周方向正規位置XRであるとともに径方向相対位置MLが径方向正規位置XLでない位置に相当する。
[工程L1]ねじ治具7を分割することにより、プラネタリシャフト本体41をねじ治具7から取り外す。このとき、プラネタリシャフト本体41は自身の中心線がサンシャフト本体31の中心線に対して平行となる状態にある。
第4治具67は、リングシャフト本体21を固定するための円環治具68とプラネタリシャフト本体41の前面側シャフト41Fを支持するための遊星治具69とを備えて構成されている。すなわち、回転直線運動変換機構1に備えられるプラネタリシャフト4の数と同じ数の遊星治具69が円環治具68と一体に形成されている。
(a):第5アッセンブリ95におけるリングシャフト本体21と各プラネタリシャフト本体41との関係を保持した状態で、第5アッセンブリ95を第3治具66から取り外す。
(b):第4治具67の中心線とリングシャフト本体21の中心線とが整合する位置、且つ遊星治具69の中心線とプラネタリシャフト本体41の中心線とが整合する位置に第5アッセンブリ95を移動する。
(c):第5アッセンブリ95を中心線に沿って平行移動させることにより第4治具67に取り付ける。すなわち、リングシャフト本体21を支持穴68Hに挿入するとともに、各プラネタリシャフト本体41の前面側シャフト41Fを対応する遊星治具69の支持穴69Hにはめ込む。
[工程O(図38)]第5アッセンブリ95とサンシャフト本体31との組み合わせにより構成される集合体(第6アッセンブリ96)を組み立てる。すなわち、第5アッセンブリ95の各遊星ねじ44とサンシャフト本体31の太陽ねじ34とを噛み合わせることにより第6アッセンブリ96を組み立てる。このように、第5アッセンブリ95においては、各遊星ねじ44を太陽ねじ34と噛み合わせることが可能となっているため、不連続なねじ山を有する1つの雄ねじが各遊星ねじ44により形成されていると見立てることができる。以降では、この各遊星ねじ44により形成されて太陽ねじ34に噛み合う1つの雄ねじを対太陽ねじ47とする。
(a):第5アッセンブリ95の背面側においてリングシャフト本体21の中心線と自身の中心線とが整合する位置にサンシャフト本体31を配置する。
(b):円環標識20の回転位相と太陽標識30の回転位相との関係に基づいて、太陽ねじ34の回転位相を太陽ねじ基準位相RDに設定する。
(c):サンシャフト本体31を上記(a)及び(b)の作業を通じて設定された姿勢に保持した状態で中心線に沿って平行移動させることにより、第5アッセンブリ95の各遊星ねじ44(対太陽ねじ47)と太陽ねじ34とを噛み合わせる。
(d):リングシャフト本体21に対するサンシャフト本体31の軸方向の相対位置が所定の位置となるまでサンシャフト本体31をねじ込む。
(a):第6アッセンブリ96の前面側においてサンシャフト本体31の中心線と自身の中心線とが整合する位置に前面サンギア32を配置する。
(b):円環標識20の回転位相と前面サンギア32の回転位相との関係に基づいて、前面サンギア32の回転位相を太陽歯車基準位相REに設定する。
(c):前面サンギア32を上記(a)及び(b)の作業を通じて設定された姿勢に保持した状態で中心線に沿って平行移動させることにより、第6アッセンブリ96の各前面プラネタリギア42(対サンギア48)と前面サンギア32とを噛み合わせる。
(d):前面サンギア32を本体ギア部31Bに圧入することによりサンシャフト本体31に固定する。
以上詳述したように、この第3実施形態にかかる回転直線運動変換機構の製造方法によれば、先の第1実施形態による前記(1)〜(19)の効果に準じた効果が得られるようになる。
なお、上記第3実施形態は、例えば以下に示すように変更して実施することもできる。
・上記第3実施形態においては、第5アッセンブリ95に対して前面リングギア22を組み合わせることにより第6アッセンブリ96を組み立てるようにしたが、第3アッセンブリ93を組み立てるまでの工程を次のように変更することもできる。すなわち、第5アッセンブリ95とサンシャフト本体31との組み合わせにより構成される集合体を組み立てた後、この集合体と前面リングギア22との組み合わせにより第3アッセンブリ93を組み立てることもできる。
本発明の第4実施形態について、図40〜図72を参照して前記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
回転直線運動変換機構1においては、リングシャフト本体21と前面リングギア22及び背面リングギア23が各別に形成されていること、並びにサンシャフト本体31と背面サンギア33とが各別に形成されていることのそれぞれに起因して、リングシャフト2の仕事に対するサンシャフト3の仕事の割合(仕事変換効率H)の低下、すなわち回転運動から直線運動への変換効率の低下が生じるようになる。以下に、こうした仕事変換効率Hの低下が生じる理由を示す。
本実施形態の製造方法は、次の点において前記第1実施形態の製造方法と相違している。すなわち、前記第1実施形態の製造方法が、歯車治具8を通じてギアアッセンブリ99を組み立てた後、これを一括して第3アッセンブリ93のリングシャフト本体21、サンシャフト本体31及び各プラネタリシャフト本体41に組み付けるものであるのに対し(図29〜図32参照)、本実施形態の製造方法は、背面リングギア23及び背面サンギア33をそれぞれ対応するアッセンブリのリングシャフト本体21またはサンシャフト本体31に組み付けて図65に示される第14アッセンブリ9Dを組み立てた後、同アッセンブリ9Dの各プラネタリシャフト本体41に背面プラネタリギア43を組み付けるようにしている。なお、上記相違点以外の点については、基本的には前記第1実施形態と同様の構成が採用されている。
本実施形態の製造方法では、図42〜図46に示される組立治具100及び図47に示される支持治具200を通じて、サンシャフト本体31に対して各プラネタリシャフト本体41が組み付けられた第1アッセンブリ91(前記第1実施形態と同様の構造の第1アッセンブリ91(図51))、同アッセンブリ91に対して背面サンギア33が組み付けられた第11アッセンブリ9A(図58)、同アッセンブリ9Aに対して前面リングギア22が組み付けられた第12アッセンブリ9B(図60)、同アッセンブリ9Bに対してリングシャフト本体21が組み付けられた第13アッセンブリ9C(図61)、同アッセンブリ9Cに対して背面リングギア23が組み付けられた第14アッセンブリ9D(図64)及び同アッセンブリ9Dに対して各背面プラネタリギア43が組み付けられた第4アッセンブリ94(前記第1実施形態と同様の構造の第4アッセンブリ94(図68))を順次組み立てるようにしている。
図42〜図46を参照して、組立治具100の構造について説明する。
・図42は、組立治具100の平面構造を示す。
・図43は、図42のDJ−DJ線に沿う組立治具100の断面構造を示す。
図47を参照して、支持治具200の構造について説明する。
・図47(A)は、支持治具200の平面構造を示す。
・図47(B)は、同(A)のDK−DK線に沿う支持治具200の断面構造を示す。
図48〜図69を参照して、回転直線運動変換機構1の製造方法について説明する。なお、以下では前記第1実施形態の工程A〜工程Iに準じた工程が行われた後の各工程について説明する。
ここで、第11アッセンブリ9Aにおいては、各前面プラネタリギア42に対して前面リングギア22を噛み合わせることが可能となっているため、前記第1実施形態の第1アッセンブリ91と同様に、不連続な形状を有する1つの歯車(対リングギア45)が各前面プラネタリギア42により形成されていると見立てることができる。そこで前記第1実施形態に準じて、対リングギア45と前面リングギア22との相対的な回転位相の差を円環歯車回転位相差とし、円環歯車回転位相差がない状態における対リングギア45の回転位相に対する前面リングギア22の回転位相を円環歯車基準位相RAとして、当該工程XHにおいて前面リングギア22の回転位相を円環歯車基準位相RAに設定するようにしている。具体的には、太陽標識30の回転位相と前面リングギア22の回転位相との関係に基づいて、前面リングギア22の回転位相を円環歯車基準位相RAに設定する。こうした回転位相の設定態様としては、例えば前面リングギア22のみを治具本体110に対して回転させる、あるいは第1可動部120とともに前面リングギア22を治具本体110に対して回転させるといった態様を採用することができる。また、設定後の前面リングギア22の回転位相は、治具本体110に対する同リングギア22の回転を不能とすることにより、対リングギア45に組み付けられるまで保持することができる。そして、こうした回転位相の設定によれば、前面リングギア22の中心線を第11アッセンブリ9Aのサンシャフト本体31の中心線と整合させた状態において、中心線に沿って前面リングギア22を平行移動させることにより対リングギア45と前面リングギア22とを噛み合わせることが可能となるため、第12アッセンブリ9Bの組み立てにかかる作業効率の向上が図られるようになる。
ここで、第12アッセンブリ9Bにおいては、各遊星ねじ44に対して円環ねじ24を噛み合わせることが可能となっているため、前記第1実施形態の第2アッセンブリ92と同様に、不連続なねじ山を有する1つの雄ねじ(対円環ねじ46)が各遊星ねじ44により形成されていると見立てることができる。そこで前記第1実施形態に準じて、対円環ねじ46と円環ねじ24との相対的な回転位相の差を円環ねじ回転位相差とし、円環ねじ回転位相差がない状態における対円環ねじ46の回転位相に対する円環ねじ24の回転位相を円環ねじ基準位相RBとして、当該工程XJにおいて円環ねじ24(リングシャフト本体21)の回転位相を円環ねじ基準位相RBに設定するようにしている。これにより、リングシャフト本体21の中心線を第12アッセンブリ9Bのサンシャフト本体31の中心線と整合させた状態において、中心線に沿ってリングシャフト本体21を平行移動させることにより対円環ねじ46と円環ねじ24とを噛み合わせることが可能となるため、第13アッセンブリ9Cの組み立てにかかる作業効率の向上が図られるようになる。
[工程XN(図65)]第14アッセンブリ9Dを組立治具100から取り外す。
[工程XO(図66)]第14アッセンブリ9Dを支持治具200に取り付ける。このとき、組立治具100からの第14アッセンブリ9Dの取り外しにともない、プラネタリシャフト本体41がサンシャフト本体31及びリングシャフト本体21の少なくとも一方に対して傾いた姿勢にあったとしても、各プラネタリシャフト本体41の間への治具支柱220の挿入を通じて、各プラネタリシャフト本体41の姿勢がサンシャフト本体31及びリングシャフト本体21の少なくとも一方に対して直立した姿勢に矯正されるとともに、その状態が保持されるようになる。
[工程XR(図69)]前記第1実施形態の工程Tに準じた作業を行う。すなわち、第4アッセンブリ94に前面カラー51及び背面カラー52を組み付けて回転直線運動変換機構1を組み立てる。具体的には、前面カラー51及び背面カラー52のそれぞれにOリング53を装着した後、リングシャフト本体21に前面カラー51及び背面カラー52を組み付ける。
以上詳述したように、この実施形態にかかる回転直線運動変換機構の製造方法によれば、以下に示すような効果が得られるようになる。
なお、上記第4実施形態は、例えば以下に示すように変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、第13アッセンブリ9Cの組み立てに際して、リングシャフト本体21の端面を第1可動部120に突き当てることにより、各プラネタリシャフト本体41に対するリングシャフト本体21の軸方向についての位置決めがなされる構成を組立治具100に採用したが、同様の機能を得るための構成は上記実施形態にて例示したものに限られず適宜変更することができる。その他の構成としては例えば、図72に示すように第1可動部120及び第2可動部130の構造を変更し、第13アッセンブリ9Cの組み立てに際して、リングシャフト本体21の端面を第2可動部130に突き当てることにより、各プラネタリシャフト本体41に対するリングシャフト本体21の軸方向についての位置決めがなされるものが挙げられる。なお、図72(A)は第1可動部120及び第2可動部130がそれぞれ待避位置に設定された状態を、また図72(B)は第1可動部120が組付位置に設定された状態、且つ第2可動部130が支持位置に設定された状態を示す。
その他、上記各実施形態に共通して変更することのできる要素を以下に示す。
・上記各実施形態では、前面側先端部41Tを第1治具61または第3治具66または組立治具100に突き当てることにより軸方向相対位置MSを軸方向正規位置XSに設定するようにしたが、軸方向相対位置MSを軸方向正規位置XSに設定するための方法は各実施形態にて例示した方法に限られるものではない。例えば、軸方向相対位置MSを軸方向正規位置XSに設定するための標識をサンシャフト本体31及びプラネタリシャフト本体41にそれぞれ形成し、これら各標識の相対的な位置関係が予め設定された関係となるようにプラネタリシャフト本体41の軸方向位置を設定することで軸方向相対位置MSを軸方向正規位置XSに設定することもできる。
(A)背面リングギア23、背面サンギア33及び各背面プラネタリギア43を個別に第3アッセンブリ93に組み付けることにより、第4アッセンブリ94を組み立てる。
(B)背面リングギア23と各背面プラネタリギア43との組み合わせにより構成されるアッセンブリと背面サンギア33とを個別に第3アッセンブリ93に組み付けることにより、第4アッセンブリ94を組み立てる。
(C)背面サンギア33と各背面プラネタリギア43との組み合わせにより構成されるアッセンブリと背面リングギア23とを個別に第3アッセンブリ93に組み付けることにより、第4アッセンブリ94を組み立てる。
Claims (36)
- 内部に空間を有する円環軸と、同円環軸内の空間に配置される太陽軸と、前記円環軸内の空間において同太陽軸の周囲に配置される遊星軸とを備えること、及び
外歯車である第1太陽歯車及び第2太陽歯車が設けられる太陽軸本体と、同太陽軸本体と一体に形成される前記第1太陽歯車と、前記太陽軸本体とは各別に形成される前記第2太陽歯車とを含めて前記太陽軸が構成されること、及び
前記第1太陽歯車に噛み合わされる外歯車である第1遊星歯車と、前記第2太陽歯車に噛み合わされる外歯車である第2遊星歯車とを含めて前記遊星軸が構成されること、及び
前記円環軸と前記太陽軸との一方の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸と前記太陽軸との他方が直線運動すること
を要件として構成される回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記第1太陽歯車と前記第2太陽歯車との相対的な回転が不能となる状態、且つこれら歯車の相対的な回転位相が実質的に一致する状態で前記太陽軸本体及び前記第2太陽歯車を保持する保持工程と、
同工程の後に、前記太陽軸本体と前記第2太陽歯車との軸方向についての相対的な移動を通じて前記太陽軸本体に前記第2太陽歯車を組み付ける第2太陽歯車組付工程とを含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 内部に空間を有する円環軸と、同円環軸内の空間に配置される太陽軸と、前記円環軸内の空間において同太陽軸の周囲に配置される遊星軸とを備えること、及び
外歯車である第1太陽歯車及び第2太陽歯車が設けられる太陽軸本体と、同太陽軸本体とは各別に形成される前記第1太陽歯車と、同じく前記太陽軸本体とは各別に形成される前記第2太陽歯車とを含めて前記太陽軸が構成されること、及び
前記第1太陽歯車に噛み合わされる外歯車である第1遊星歯車と、前記第2太陽歯車に噛み合わされる外歯車である第2遊星歯車とを含めて前記遊星軸が構成されること、及び
前記円環軸と前記太陽軸との一方の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸と前記太陽軸との他方が直線運動すること
を要件として構成される回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記太陽軸本体に前記第1太陽歯車を組み付ける第1太陽歯車組付工程と、
同工程の後に、前記第1太陽歯車と前記第2太陽歯車との相対的な回転が不能となる状態、且つこれら歯車の相対的な回転位相が実質的に一致する状態で前記太陽軸本体及び前記第2太陽歯車を保持する保持工程と、
同工程の後に、前記太陽軸本体と前記第2太陽歯車との軸方向についての相対的な移動を通じて前記太陽軸本体に前記第2太陽歯車を組み付ける第2太陽歯車組付工程とを含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項1または2に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記保持工程では、前記太陽軸本体及び前記第2太陽歯車が取り付けられたときに、自身に対する前記太陽軸本体及び前記第2太陽歯車の回転が不能となる状態、及び前記第1太陽歯車と前記第2太陽歯車との相対的な回転位相が実質的に一致した状態を保持する位相調整治具を準備し、同治具に対する前記太陽軸本体及び前記第2太陽歯車の取り付けを通じて、前記第1太陽歯車と前記第2太陽歯車との相対的な回転が不能となる状態、且つこれら歯車の相対的な回転位相が実質的に一致する状態を確保する
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項3に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記位相調整治具は、相対的な回転が不能とされる第1規制部及び第2規制部を備え、前記第1規制部を通じて当該治具に対する前記第1太陽歯車の回転を不能とし、前記第2規制部を通じて当該治具に対する前記第2太陽歯車の回転を不能とするとともに、これら規制部による前記第1太陽歯車及び前記第2太陽歯車の回転の規制を通じて、前記第1太陽歯車と前記第2太陽歯車との相対的な回転が不能となる状態、且つこれら歯車の相対的な回転位相が実質的に一致する状態を確保する
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項4に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記第1規制部は、前記第1太陽歯車の歯の間に配置されて隣り合う歯面のそれぞれに接触する支持体と、同支持体を前記第1太陽歯車の中心に向けて押す押付体とを含めて構成される
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項4または5に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記第2規制部は、前記第2太陽歯車の歯の間に配置されて隣り合う歯面のそれぞれに接触する支持体と、同支持体を前記第2太陽歯車の中心に向けて押す押付体とを含めて構成される
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項5または6に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記支持体として、前記太陽歯車のピッチ円上またはその付近にて歯面と接触する球体を備える
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記第2太陽歯車組付工程の後に、前記第1太陽歯車と前記第1遊星歯車とを噛み合わせる作業及び前記第2太陽歯車と前記第2遊星歯車とを噛み合わせる作業の少なくとも一方を通じて、前記太陽軸及び前記遊星軸を含めて構成される遊星付き集合体を完成させる集合体組立工程を含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項8に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記遊星軸は、前記第1遊星歯車及び前記第2遊星歯車が設けられる遊星軸本体と前記第2遊星歯車とが各別に形成されるものであり、
前記集合体組立工程では、前記第1太陽歯車と前記第1遊星歯車との噛み合わせが得られた状態の前記太陽軸本体及び前記遊星軸本体を含めて構成される軸本体集合体について、同集合体の前記遊星軸本体に対して前記第2遊星歯車を組み付けることにより前記遊星付き集合体を組み立てる
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項9に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記集合体組立工程では、前記遊星軸本体を前記太陽軸本体に対して直立する状態に保持する遊星支持治具を準備し、前記位相調整治具に代えて同治具に前記軸本体集合体を取り付けた後に同集合体の前記遊星軸本体に対して前記第2遊星歯車を組み付ける
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項3〜10のいずれか一項に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において使用される位相調整治具。
- 請求項10に記載される回転直線運動変換機構の製造方法において使用される遊星支持治具。
- 内部に空間を有する円環軸と、同円環軸内の空間に配置される太陽軸と、前記円環軸内の空間において同太陽軸の周囲に配置される遊星軸とを備えること、及び
内歯車である第1円環歯車及び第2円環歯車が設けられる円環軸本体と、同円環軸本体と一体に形成される前記第1円環歯車と、前記円環軸本体とは各別に形成される前記第2円環歯車とを含めて前記円環軸が構成されること、及び
前記第1円環歯車に噛み合わされる外歯車である第1遊星歯車と、前記第2円環歯車に噛み合わされる外歯車である第2遊星歯車とを含めて前記遊星軸が構成されること、及び
前記円環軸と前記太陽軸との一方の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸と前記太陽軸との他方が直線運動すること
を要件として構成される回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記第1円環歯車と前記第2円環歯車との相対的な回転が不能となる状態、且つこれら歯車の相対的な回転位相が実質的に一致する状態で前記円環軸本体及び前記第2円環歯車を保持する保持工程と、
同工程の後に、前記円環軸本体と前記第2円環歯車との軸方向についての相対的な移動を通じて前記円環軸本体に前記第2円環歯車を組み付ける第2円環歯車組付工程とを含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 内部に空間を有する円環軸と、同円環軸内の空間に配置される太陽軸と、前記円環軸内の空間において同太陽軸の周囲に配置される遊星軸とを備えること、及び
内歯車である第1円環歯車及び第2円環歯車が設けられる円環軸本体と、同円環軸本体とは各別に形成される前記第1円環歯車と、同じく前記円環軸本体とは各別に形成される前記第2円環歯車とを含めて前記円環軸が構成されること、及び
前記第1円環歯車に噛み合わされる外歯車である第1遊星歯車と、前記第2円環歯車に噛み合わされる外歯車である第2遊星歯車とを含めて前記遊星軸が構成されること、及び
前記円環軸と前記太陽軸との一方の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸と前記太陽軸との他方が直線運動すること
を要件として構成される回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記円環軸本体に前記第1円環歯車を組み付ける第1円環歯車組付工程と、
同工程の後に、前記第1円環歯車と前記第2円環歯車との相対的な回転が不能となる状態、且つこれら歯車の相対的な回転位相が実質的に一致する状態で前記円環軸本体及び前記第2円環歯車を保持する保持工程と、
同工程の後に、前記円環軸本体と前記第2円環歯車との軸方向についての相対的な移動を通じて前記円環軸本体に前記第2円環歯車を組み付ける第2円環歯車組付工程とを含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項13または14に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記保持工程では、前記円環軸本体及び前記第2円環歯車が取り付けられたときに、自身に対する前記円環軸本体及び前記第2円環歯車の回転が不能となる状態、及び前記第1円環歯車と前記第2円環歯車との相対的な回転位相が実質的に一致した状態を保持する位相調整治具を準備し、同治具に対する前記円環軸本体及び前記第2円環歯車の取り付けを通じて、前記第1円環歯車と前記第2円環歯車との相対的な回転が不能となる状態、且つこれら歯車の相対的な回転位相が実質的に一致する状態を確保する
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項15に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記位相調整治具は、相対的な回転が不能とされる第1規制部及び第2規制部を備え、前記第1規制部を通じて当該治具に対する前記第1円環歯車の回転を不能とし、前記第2規制部を通じて当該治具に対する前記第2円環歯車の回転を不能とするとともに、これら規制部による前記第1円環歯車及び前記第2円環歯車の回転の規制を通じて、前記第1円環歯車と前記第2円環歯車との相対的な回転が不能となる状態、且つこれら歯車の相対的な回転位相が実質的に一致する状態を確保する
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項16に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記第1規制部は、前記第1円環歯車の歯の間に配置されて隣り合う歯面のそれぞれに接触する支持体と、同支持体を前記第1円環歯車の中心に向けて押す押付体とを含めて構成される
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項16または17に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記第2規制部は、前記第2円環歯車の歯の間に配置されて隣り合う歯面のそれぞれに接触する支持体と、同支持体を前記第2円環歯車の中心に向けて押す押付体とを含めて構成される
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項17または18に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記支持体として、前記円環歯車のピッチ円上またはその付近にて歯面と接触する球体を備える
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項13〜19のいずれか一項に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記第2円環歯車組付工程の後に、前記第1円環歯車と前記第1遊星歯車とを噛み合わせる作業及び前記第2円環歯車と前記第2遊星歯車とを噛み合わせる作業の少なくとも一方を通じて、前記円環軸及び前記遊星軸を含めて構成される遊星付き集合体を完成させる集合体組立工程を含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項20に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記遊星軸は、前記第1遊星歯車及び前記第2遊星歯車が設けられる遊星軸本体と前記第2遊星歯車とが各別に形成されるものであり、
前記集合体組立工程では、前記第1円環歯車と前記第1遊星歯車との噛み合わせが得られた状態の前記円環軸本体及び前記遊星軸本体を含めて構成される軸本体集合体について、同集合体の前記遊星軸本体に対して前記第2遊星歯車を組み付けることにより前記遊星付き集合体を組み立てる
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項21に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記集合体組立工程では、前記遊星軸本体を前記円環軸本体に対して直立する状態に保持する遊星支持治具を準備し、前記位相調整治具に代えて同治具に前記軸本体集合体を取り付けた後に同集合体の前記遊星軸本体に対して前記第2遊星歯車を組み付ける
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項15〜22のいずれか一項に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において使用される位相調整治具。
- 請求項22に記載される回転直線運動変換機構の製造方法において使用される遊星支持治具。
- 内部に空間を有する円環軸と、同円環軸内の空間に配置される太陽軸と、前記円環軸内の空間において同太陽軸の周囲に配置される遊星軸とを備えること、及び
外歯車である太陽歯車と、同歯車が設けられる太陽軸本体とを含めて前記太陽軸が構成されること、及び
前記太陽歯車に噛み合わされる外歯車である遊星歯車と、同歯車が設けられる遊星軸本体とを含めて前記遊星軸が構成されること、及び
前記遊星軸本体と前記遊星歯車とが各別に形成されること、及び
前記円環軸と前記太陽軸との一方の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸と前記太陽軸との他方が直線運動すること
を要件として構成される回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記遊星歯車が組み付けられる前の前記遊星軸本体及び前記太陽軸本体を含めて構成される太陽軸集合体を組み立てる太陽軸集合体組立工程と、
同工程の後に、前記太陽軸集合体において前記遊星軸本体を前記太陽軸本体に対して実質的に直立させた状態に保持する遊星支持治具を準備し、同治具に前記太陽軸集合体を取り付けた状態で同集合体の前記遊星軸本体に前記遊星歯車を組み付ける遊星歯車組付工程とを含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項25に記載される回転直線運動変換機構の製造方法において使用される遊星支持治具。
- 内部に空間を有する円環軸と、同円環軸内の空間に配置される太陽軸と、前記円環軸内の空間において同太陽軸の周囲に配置される遊星軸とを備えること、及び
内歯車である円環歯車と、同歯車が設けられる円環軸本体とを含めて前記円環軸が構成されること、及び
前記内歯車に噛み合わされる外歯車である遊星歯車と、同歯車が設けられる遊星軸本体とを含めて前記遊星軸が構成されること、及び
前記遊星軸本体と前記遊星歯車とが各別に形成されること、及び
前記円環軸と前記太陽軸との一方の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸と前記太陽軸との他方が直線運動すること
を要件として構成される回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記遊星歯車が組み付けられる前の前記遊星軸本体及び前記円環軸本体を含めて構成される円環軸集合体を組み立てる円環軸集合体組立工程と、
同工程の後に、前記円環軸集合体において前記遊星軸本体を前記円環軸本体に対して実質的に直立させた状態に保持する治具を遊星支持治具を準備し、同治具に前記円環軸集合体を取り付けた状態で同集合体の前記遊星軸本体に前記遊星歯車を組み付ける遊星歯車組付工程とを含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項27に記載される回転直線運動変換機構の製造方法において使用される遊星支持治具。
- 内部に空間を有する円環軸と、同円環軸内の空間に配置される太陽軸と、前記円環軸内の空間において同太陽軸の周囲に配置される遊星軸とを備えること、及び
前記太陽軸に設けられる太陽歯車と前記遊星軸に設けられる遊星歯車とが噛み合わされること、及び
前記円環軸と前記太陽軸との一方の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸と前記太陽軸との他方が直線運動すること
を要件として構成される回転直線運動変換機構の製造方法において、
組み立て後の当該回転直線運動変換機構についての前記太陽軸に対する前記遊星軸の傾き度合いを遊星傾き度合いとし、前記円環軸の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記太陽軸が直線運動する際においての前記円環軸の仕事に対する前記太陽軸の仕事の割合、または前記太陽軸の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸が直線運動する際においての前記太陽軸の仕事に対する前記円環軸の仕事の割合を仕事の変換効率とし、当該回転直線運動変換機構に対して要求される仕事の変換効率を要求変換効率とし、前記遊星傾き度合いと前記仕事の変換効率との関係において前記要求変換効率に対応する遊星傾き度合いを基準傾き度合いとして、前記遊星傾き度合いを同基準傾き度合いよりも小さくすべく前記太陽歯車の回転位相を管理しつつ各構成要素を組み合わせる
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項29に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記太陽軸は、前記太陽歯車である第1太陽歯車及び第2太陽歯車が設けられる太陽軸本体と、同太陽軸本体と一体に形成される前記第1太陽歯車と、前記太陽軸本体とは各別に形成される前記第2太陽歯車とを含めて構成されるものであり、
前記遊星軸は、前記第1太陽歯車に噛み合わされる第1遊星歯車と、前記第2太陽歯車に噛み合わされる第2遊星歯車とを含めて構成されるものであり、
前記遊星傾き度合いを前記基準傾き度合いよりも小さくするための工程として、前記第1太陽歯車と前記第2太陽歯車との相対的な回転位相が実質的に一致する状態に保持しつつ前記太陽軸本体と前記第2太陽歯車とを組み合わせる工程を含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項29に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記太陽軸は、前記太陽歯車である第1太陽歯車及び第2太陽歯車が設けられる太陽軸本体と、同太陽軸本体とは各別に形成される前記第1太陽歯車と、同じく前記太陽軸本体とは各別に形成される前記第2太陽歯車とを含めて構成されるものであり、
前記遊星軸は、前記第1太陽歯車に噛み合わされる第1遊星歯車と、前記第2太陽歯車に噛み合わされる第2遊星歯車とを含めて構成されるものであり、
前記遊星傾き度合いを前記基準傾き度合いよりも小さくするための工程として、前記第1太陽歯車と前記第2太陽歯車との相対的な回転位相が実質的に一致する状態に保持しつつ前記第1太陽歯車が組み付けられた状態の前記太陽軸本体と前記第2太陽歯車とを組み合わせる工程を含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項30または31に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記遊星軸は、前記第1遊星歯車及び前記第2遊星歯車が設けられる遊星軸本体と前記第2遊星歯車とが各別に形成されるものであり、
前記遊星傾き度合いを前記基準傾き度合いよりも小さくするための工程として、前記第1太陽歯車と前記第1遊星歯車との噛み合わせが得られた状態の前記太陽軸本体及び前記遊星軸本体を含めて構成される軸本体集合体について、同集合体の前記遊星軸本体を前記太陽軸本体に対して実質的に直立させた状態に保持しつつ同遊星軸本体に対して前記第2遊星歯車を組み付けることにより前記太陽軸本体の前記第2太陽歯車と同第2遊星歯車とを噛み合わせる工程を含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 内部に空間を有する円環軸と、同円環軸内の空間に配置される太陽軸と、前記円環軸内の空間において同太陽軸の周囲に配置される遊星軸とを備えること、及び
前記円環軸に設けられる円環歯車と前記遊星軸に設けられる遊星歯車とが噛み合わされること、及び
前記円環軸と前記太陽軸との一方の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸と前記太陽軸との他方が直線運動すること
を要件として構成される回転直線運動変換機構の製造方法において、
組み立て後の当該回転直線運動変換機構についての前記円環軸に対する前記遊星軸の傾き度合いを遊星傾き度合いとし、前記円環軸の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記太陽軸が直線運動する際においての前記円環軸の仕事に対する前記太陽軸の仕事の割合、または前記太陽軸の回転運動にともなう前記遊星軸の遊星運動を通じて前記円環軸が直線運動する際においての前記太陽軸の仕事に対する前記円環軸の仕事の割合を仕事の変換効率とし、当該回転直線運動変換機構に対して要求される仕事の変換効率を要求変換効率とし、前記遊星傾き度合いと前記仕事の変換効率との関係において前記要求変換効率に対応する遊星傾き度合いを基準傾き度合いとして、前記遊星傾き度合いを同基準傾き度合いよりも小さくすべく前記円環歯車の回転位相を管理しつつ各構成要素を組み合わせる
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項33に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記円環軸は、前記円環歯車である第1円環歯車及び第2円環歯車が設けられる円環軸本体と、同円環軸本体と一体に形成される前記第1円環歯車と、前記円環軸本体とは各別に形成される前記第2円環歯車とを含めて構成されるものであり、
前記遊星軸は、前記第1円環歯車に噛み合わされる第1遊星歯車と、前記第2円環歯車に噛み合わされる第2遊星歯車とを含めて構成されるものであり、
前記遊星傾き度合いを前記基準傾き度合いよりも小さくするための工程として、前記第1円環歯車と前記第2円環歯車との相対的な回転位相が実質的に一致する状態に保持しつつ前記円環軸本体と前記第2円環歯車とを組み合わせる工程を含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項33に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記円環軸は、前記円環歯車である第1円環歯車及び第2円環歯車が設けられる円環軸本体と、同円環軸本体とは各別に形成される前記第1円環歯車と、同じく前記円環軸本体とは各別に形成される前記第2円環歯車とを含めて構成されるものであり、
前記遊星軸は、前記第1円環歯車に噛み合わされる第1遊星歯車と、前記第2円環歯車に噛み合わされる第2遊星歯車とを含めて構成されるものであり、
前記遊星傾き度合いを前記基準傾き度合いよりも小さくするための工程として、前記第1円環歯車と前記第2円環歯車との相対的な回転位相が実質的に一致する状態に保持しつつ前記第1円環歯車が組み付けられた状態の前記円環軸本体と前記第2円環歯車とを組み合わせる工程を含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。 - 請求項34または35に記載の回転直線運動変換機構の製造方法において、
前記遊星軸は、前記第1遊星歯車及び前記第2遊星歯車が設けられる遊星軸本体と前記第2遊星歯車とが各別に形成されるものであり、
前記遊星傾き度合いを前記基準傾き度合いよりも小さくするための工程として、前記第1円環歯車と前記第1遊星歯車との噛み合わせが得られた状態の前記円環軸本体及び前記遊星軸本体を含めて構成される軸本体集合体について、同集合体の前記遊星軸本体を前記円環軸本体に対して実質的に直立させた状態に保持しつつ同遊星軸本体に対して前記第2遊星歯車を組み付けることにより前記円環軸本体の前記第2円環歯車と同第2遊星歯車とを噛み合わせる工程を含む
ことを特徴とする回転直線運動変換機構の製造方法。
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