JP5035179B2 - 表示装置及び表示装置の駆動方法 - Google Patents

表示装置及び表示装置の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5035179B2
JP5035179B2 JP2008216702A JP2008216702A JP5035179B2 JP 5035179 B2 JP5035179 B2 JP 5035179B2 JP 2008216702 A JP2008216702 A JP 2008216702A JP 2008216702 A JP2008216702 A JP 2008216702A JP 5035179 B2 JP5035179 B2 JP 5035179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
transistor
switch
line
constant current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2008216702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009015339A (ja
Inventor
茂夫 西鳥羽
康一 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2008216702A priority Critical patent/JP5035179B2/ja
Publication of JP2009015339A publication Critical patent/JP2009015339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5035179B2 publication Critical patent/JP5035179B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス(以下、有機EL、と略称する)素子などの電流駆動型の素子を駆動する電流駆動回路と、このような電流駆動回路が組み込まれると共に発光素子として電流駆動型の素子を使用する表示装置及び表示装置の駆動方法に関する。
電流駆動を要する負荷の代表的なものの一つとして、有機ELがある。有機ELは、輝度の向上、耐長期寿命性の観点から、材料及び有機EL素子を含むモジュールの封止性等にさまざまな研究課題はあるものの、低電圧の直流電流で駆動可能であること、高効率で高輝度を実現できること、液晶に比べ応答性が速く、且つ、低温での温度特性が良好であること、視認性が良いこと、更に、自発光であるため液晶表示装置と違ってバックライトを必要としないため、有機EL素子を画像表示装置として使用した場合に画像表示装置の薄型化が可能である等の利点があるため、各種分野にて早期の量産化が切望されている。
有機EL素子を画像表示装置に応用する際に、有機ELを駆動する方法として、発光効率が良く、高画質を得ることが期待でき、パッシブマトリクス方式と比較し有機EL素子の電流密度を低く設定可能なためパッシブマトリクス方式よりも長期寿命が期待できるアクティブマトリクス方式の駆動回路が盛んに研究されている。このアクティブマトリクス方式の駆動回路においては、アクティブ素子としてアモルファス又は多結晶シリコン薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下「TFT」と略称)が使用されている。
電流駆動型の有機ELの駆動方法として、従来、例えば、図27に示す特開平11−282419号公報が提案されている。図27に示す回路はnチャネルトランジスタ31、32からなるカレントミラー回路によって、信号線4の信号電流を有機EL素子3に流れる駆動電流に変換し、有機EL素子3が信号電流に応じた駆動電流で定電流駆動されるようにした回路である。電源端子1と接地端子2とが設けられ、トランジスタ32の負荷として設けられている有機EL素子3のアノードを電源端子1に接続し、カソードをトランジスタ32のドレインに接続する。トランジスタ31、32のソースはそれぞれ接地端子2に接続する。トランジスタ31のドレインとゲートは互いに接続すると共に、スイッチ35を介してトランジスタ32のゲートに接続する。トランジスタ32のゲートと接地端子との間には保持容量33が設けられている。トランジスタ31のドレインはスイッチ34を介して信号線4に接続する。スイッチ34、35は、例えばMOSスイッチなどからなり、その制御端子(MOSトランジスタの場合であればゲート)は制御線5に接続する。36は信号線が、電源線1及び接地線2、制御線5等と絶縁物を介して交叉することによって生ずる寄生容量である。
制御線5が活性状態となってスイッチ34、35が導通状態となると、信号線4から供給される信号電流がスイッチ34を介してダイオード接続されたトランジスタ31に流れると共に、保持容量33の両端の電圧がトランジスタ31のゲート・ソース間の電圧となるまで、スイッチ35を介して保持容量33を充電する。トランジスタ31とトランジスタ32とはカレントミラー回路を構成しているので、トランジスタ31、32のチャネル長、チャネル幅が同一であれば、信号線4からの信号電流と同じ大きさの電流がトランジスタ32に流れることとなり、負荷である有機EL素子3にこの電流が流れることとなる。
制御線5が非活性状態となってスイッチ34、35が遮断状態となると、信号線4からは信号電流は供給されないが、スイッチ35が遮断状態であるので、トランジスタ32のゲートに接続された保持容量33には、スイッチ34、35が状態導通であった時の電圧レベルがそのまま保持されているため、トランジスタ32はスイッチ34、35が導通状態であった時と同じ値の電流を負荷である有機EL素子3に供給し続けることとなる。
特開平11−282419号公報
図27の定電流駆動回路を構成するトランジスタをアモルファスTFTあるいは多結晶シリコンTFTで構成した場合、単結晶シリコン半導体上に形成されるトランジスタの場合と異なり、これらTFTを隣接して配置させた場合でも、閾値電圧が数十ミリボルトのオーダーでばらつき、隣接トランジスタ間でもトランジスタの整合が得られない。そのため、図27に示す回路においてカレントミラー回路を形成するトランジスタ31、32を隣接して配置させたとしても、閾値やキャリア移動度、ゲート酸化膜厚等のばらつきを抑えることは難しく、結果として、両トランジスタの整合を得ることは難しくなる。従って、信号線4から供給される信号電流を負荷である有機EL素子3に正確に伝達できないこととなる。そのため、画素間で階調で誤差を生じ、表示パネルにおける画質低下がもたらされ、更に、製造歩留まりの低下からコスト増の一因となるという欠点がある。
上述した以外に、図27の電流駆動回路は、信号線4が、電源線1及び接地線2、制御線5等と絶縁物を介して交叉することによって生ずる寄生容量36が存在する。制御線5が活性状態となって、スイッチ34、35が導通状態となると、信号線4の信号電流はスイッチ34を介してダイオード接続されたトランジスタ31、及び保持容量33に電流を供給すると共に、寄生容量36を充電する。信号線4の信号電流が微小であると、寄生容量36の影響で、制御線5が活性状態の間に、信号電流と等価のトランジスタ31のゲート・ソース間の電圧を保持容量33に充電することが出来なくなる。従って、図28に示したように、図27の定電流回路では、信号電流が微小領域では、負荷である有機EL素子3へ供給する出力電流がリニアに再現できない。このことは、表示パネルにおける低い方の階調が忠実に再現できない現象となって画質低下がもたらされ、更に、製造歩留まりの低下からコスト増の一因となるという欠点がある。
具体的に説明すると、パッシブマトリクス方式の一つの画素の通電時間は、1フレーム期間の周期を画像表示装置を構成する画素の行数で割った値であるのに対し、アクティブマトリクス方式の一つの画素の通電時間は、1フレーム期間の大方の期間で信号電流を流し続けることが多い。そのため、最大電流でも、パッシブマトリクス方式の場合に比較して、50〜100分の1と小さい。電流で駆動される有機EL素子を画像表示装置として使用した時、電流値を可変させて輝度特性を可変する方法では、最小電流は更に上記の値の数十分の1にまで減少する。具体的には数nA〜十数nAとなる。一方、画素に電流を供給する信号線は、画像表示装置上で、電源線や接地線、制御線等と絶縁物を介して交叉することによって寄生容量が発生する。従って、上記の信号レベルが小さいと、信号線に発生する寄生容量を充電する時定数が大きくなって、書き込み時間内に寄生容量を充電できないことが起きる。そのため、低入力の信号レベルが書き込めないため、低い方の階調が再現できないという不具合がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、有機EL等の電流駆動を要する負荷に信号電流を駆動する電流駆動回路、並びに、その電流駆動回路を画素として用いる表示装置において、電流を駆動する電流駆動回路を構成するトランジスタの特性のばらつき、および電流駆動回路を画素として表示装置に適用した際に、信号線に派生する寄生容量によって発生する駆動電流ばらつき等の特性上の不具合を防止することができる表示装置及び表示装置の駆動方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、複数の画素を有する表示装置であって、前記画素には定電流線とデータ線とが接続され、各々の前記画素は前記定電流線に供給される電流を電圧に変換する第1の手段と、変換された前記電圧を保持する第2の手段と、保持された前記電圧を電流に変換する第3の手段と、前記データ線の信号に応じて前記電圧から電流に変換された電流を負荷に流す第4の手段と、前記負荷と、を有し、
前記定電流線に供給される電流は、前記負荷に均一に流れる均一電流であり、前記データ線の信号に応じて前記電圧から電流に変換された電流は、前記負荷の輝度(階調)の変化に対応した電流であり、
前記第1乃至3の手段に相当する第1のスイッチ/電流保持回路が、第1の保持容量と第1の駆動トランジスタと第1のスイッチトランジスタ及び第2のスイッチトランジスタ及び第3のスイッチトランジスタから構成され、前記第1のスイッチ/電流保持回路は、制御入力には定電流制御線が接続され、データ入力には前記定電流線が接続され、
前記第4の手段に相当する第2のスイッチ/電流保持回路が、第2の保持容量とトランジスタと第4のスイッチトランジスタから構成され、前記第2のスイッチ/電流保持回路は、制御入力にはデータ線制御線が接続され、データ入力には前記データ線が接続され、
電源端子と接地端子との間に、前記第1のスイッチ/電流保持回路と前記第2のスイッチ/電流保持回路と前記負荷とがこの順で直列に接続され、
前記第1の駆動トランジスタのソースは前記電源端子に、ドレインは前記第3のスイッチトランジスタを介して前記第4のスイッチトランジスタのドレインに接続され、前記第1の保持容量は、前記第1の駆動トランジスタのゲート−ソース間に配置され、前記第2のスイッチトランジスタのソースは、前記第1の駆動トランジスタのゲートに接続され、前記第2のスイッチトランジスタのドレインは、前記第1の駆動トランジスタのドレインに接続され、
前記第1のスイッチトランジスタのソースは前記定電流線に、ドレインは前記第1の駆動トランジスタ、前記第2及び第3のスイッチトランジスタのドレインの接続点に、ゲートは前記第2及び第3のスイッチトランジスタのゲートと共に前記定電流制御線に接続され、
前記トランジスタのソースは前記第4のスイッチトランジスタのゲートに、ドレインは前記データ線に、ゲートは前記データ線制御線に接続され、前記第2の保持容量は前記トランジスタのソースと前記電源端子に配置されており、
1フレーム期間において、前記第1のスイッチトランジスタ及び第2のスイッチトランジスタが導通状態となり、前記第3のスイッチトランジスタが遮断状態となることで前記定電流線より供給された前記均一電流を前記第1のスイッチ/電流保持回路に書き込む期間を第1の期間とし、前記定電流線より供給される定電流の書き込みを終了して、前記負荷の輝度(階調)の変化に対応するため、前記データ線の信号に対応する第2の定電流を前記負荷に供給する期間を第2の期間とすると、前記第2の期間は、前記データ線の信号を前記第2のスイッチ/電流保持回路に書き込む輝度(階調)変化対応書き込み期間と書き込んだ信号の状態に応じて電流値を前記第2のスイッチ/電流保持回路に保持する輝度(階調)変化対応保持期間とに分けられ、
前記第1の期間を終了して、前記第2の期間中は、前記第1のスイッチトランジスタおよび前記第2のスイッチトランジスタを遮断状態に、前記第3のスイッチトランジスタ及び前記第1の駆動トランジスタ導通状態とし、
前記輝度(階調)変化対応書き込み期間中は、前記トランジスタを導通状態に、前記第4のスイッチトランジスタ遮断状態にし、
前記輝度(階調)変化対応保持期間中は、前記トランジスタを遮断状態に、前記第4のスイッチトランジスタ導通状態にして、動作するものである。
また、本発明は、複数の画素を有する表示装置の駆動方法であって、
前記画素には定電流線とデータ線とが接続され、各々の前記画素は前記定電流線に供給される電流を電圧に変換する第1の手段と、変換された前記電圧を保持する第2の手段と、保持された前記電圧を電流に変換する第3の手段と、前記データ線の信号に応じて前記電圧から電流に変換された電流を負荷に流す第4の手段と、前記負荷と、を有し、
前記定電流線に供給される電流は、前記負荷に均一に流れる均一電流であり、前記データ線の信号に応じて前記電圧から電流に変換された電流は、前記負荷の輝度(階調)の変化に対応した電流であり、
前記第1乃至3の手段に相当する第1のスイッチ/電流保持回路が、第1の保持容量と第1の駆動トランジスタと第1のスイッチトランジスタ及び第2のスイッチトランジスタ及び第3のスイッチトランジスタから構成され、前記第1のスイッチ/電流保持回路は、制御入力には定電流制御線が接続され、データ入力には前記定電流線が接続され、
前記第4の手段に相当する第2のスイッチ/電流保持回路が、第2の保持容量とトランジスタと第4のスイッチトランジスタから構成され、前記第2のスイッチ/電流保持回路は、制御入力にはデータ線制御線が接続され、データ入力には前記データ線が接続され、
電源端子と接地端子との間に、前記第1のスイッチ/電流保持回路と前記第2のスイッチ/電流保持回路と前記負荷とがこの順で直列に接続され、
前記第1の駆動トランジスタのソースは前記電源端子に、ドレインは前記第3のスイッチトランジスタを介して前記第4のスイッチトランジスタのドレインに接続され、前記第1の保持容量は、前記第1の駆動トランジスタのゲート−ソース間に配置され、前記第2のスイッチトランジスタのソースは、前記第1の駆動トランジスタのゲートに接続され、前記第2のスイッチトランジスタのドレインは、前記第1の駆動トランジスタのドレインに接続され、
前記第1のスイッチトランジスタのソースは前記定電流線に、ドレインは前記第1の駆動トランジスタ、前記第2及び第3のスイッチトランジスタのドレインの接続点に、ゲートは前記第2及び第3のスイッチトランジスタのゲートと共に前記定電流制御線に接続され、
前記トランジスタのソースは前記第4のスイッチトランジスタのゲートに、ドレインは前記データ線に、ゲートは前記データ線制御線に接続され、前記第2の保持容量は前記トランジスタのソースと前記電源端子に配置されており、
前記画素は定電流線により入力される第1の電流を第1の電圧に変換する第1の動作と、変換された前記第1の電圧を保持する第2の動作と、保持された前記第1の電圧を電流に変換し前記第1の電圧から電流に変換された電流を負荷に流す第3の動作と、データ線により供給される信号に応じて第2の電流を第2の電圧に変換する第4の動作と、変換された前記第2の電圧を保持し、保持された前記第2の電圧を電流に変換し前記第2の電圧から電流に変換された電流を前記負荷に流す第5の動作と、を行い、
前記画素が前記第1の動作を行っていない期間において、前記定電流線に接続された前記第1のスイッチ/電流保持回路に当該定電流線に入力される電流を流す動作を行うものであり、
さらに、前記データ線に接続された前記第2のスイッチ/電流保持回路に当該データ線に入力される電流を流す動作を行うものであり、
1フレーム期間において、前記第1の動作は、第1の期間として前記第1のスイッチトランジスタ及び第2のスイッチトランジスタが導通状態となり、前記第3のスイッチトランジスタが遮断状態となることで前記定電流線より供給され、前記均一電流を前記第1のスイッチ/電流保持回路に書き込む期間であり、
前記定電流線より供給される定電流の書き込みを終了して、その後、前記第2の動作と前記第3の動作とがおこなわれ、
かつ、前記第1の動作である前記定電流線より供給される定電流の書き込みを終了して、前記負荷の輝度(階調)の変化に対応するため、前記データ線の信号に対応する第2の定電流を前記負荷に供給する期間を第2の期間とすると、前記第2の期間は、前記データ線の信号を前記第2のスイッチ/電流保持回路に書き込む輝度(階調)変化対応書き込み期間と書き込んだ信号の状態に応じて電流値を前記第2のスイッチ/電流保持回路に保持する輝度(階調)変化対応保持期間とに分けられ、
前記第1の期間を終了し、前記第2の期間中は、前記第2の動作および前記第3の動作として、前記第1のスイッチトランジスタおよび前記第2のスイッチトランジスタを遮断状態に、前記第3のスイッチトランジスタ及び前記第1の駆動トランジスタ導通状態とし、
前記輝度(階調)変化対応書き込み期間は、前記第4の動作として、前記トランジスタを導通状態に、前記第4のスイッチトランジスタ遮断状態にし、
前記輝度(階調)変化対応保持期間中は、前記第5の動作として、前記トランジスタを遮断状態に、前記第4のスイッチトランジスタ導通状態にして、動作するものである。

本発明においては、前記負荷は、有機EL素子とすることができる。
図1において、定電流制御線5から制御信号が活性状態となってスイッチ8と電流値保持回路9に同時に入力すると、スイッチ8は導通して定電流線4の定電流を電流値保持回路9に入力する。この時、スイッチ8を介して入力された定電流線4の定電流を電流値保持回路9は保持する。次に制御信号線5の信号が前記の状態から反転し非活性状態となると、スイッチ8は遮断し、電流値保持回路9は前記の状態で保持していた定電流線4の定電流を出力する。この状態の時に、データ線制御線7の制御信号が活性状態となって電流値保持回路10に入力すると、電流値保持回路10はデータ線6の信号に応じた信号を出力し、データ線制御線7の制御信号が非活性状態となっても、データ線6の信号レベルを保持する。即ち、データ線6の信号がハイレベルであればハイレベルを出力し、ローレベルであればローレベルを出力する。電流値保持回路10の出力がハイレベル又はローレベルの何れか一方であればスイッチ11は導通し、電流値保持回路9の出力から負荷3へ駆動電流を供給する。逆に電流値保持回路10の出力がハイレベル又はローレベルのうちの他方であればスイッチ11は遮断し、負荷3へは駆動電流を供給しない。
従って、負荷3として有機ELのような発光素子を用いた場合、その階調特性は、図3に示すように、1フレーム期間内に任意の階調に応じたHOLD期間を複数個設け、階調に応じて電流値保持回路10を介してデータ線6のデータ信号によりスイッチ11を導通または遮断して、負荷3へ定電流線4の定電流を駆動電流として供給し所望の階調を得ることができる。
本発明の表示装置及び表示装置の駆動方法によれば下記記載の効果を奏する。
本発明の第1の効果は、定電流の書き込みによって負荷である有機EL素子に均一な電流が供給できるため、表示ムラのない画像表示装置が得られるということである。又、定電流で有機EL素子を駆動し、輝度の変化は有機ELに電流を流す導通時間によって調整するので、電流レベルを変化させて階調を得る方式と違って、寄生容量の影響による書き込み不足の影響を受けないということである。
その理由は、低電流で有機ELを駆動するため、信号レベルによって電流値が変化することはなく、また、定電流線が電源線及び接地線、制御線等と絶縁物を介して生じる寄生容量と定電流とによって得られる時定数を、書き込み時間に対し、充分小さくなるように設定するため、電流の書き込み不足は発生しないからである。
また、本発明の第2の効果は、画像表示装置の画素を構成するトランジスタの閾値、移動度、ゲート酸化膜厚等の絶対値ばらつき、及び隣接間トランジスタ等の整合等に依存することなく、定電流線の電流値を正しく書き込むことが可能となるということである。
その理由は、カレントミラー回路のように、トランジスタの整合を利用して、入力電流を出力に伝達する方法ではなく、トランジスタのゲート・ソース間の電圧を同トランジスタのゲート・ソース間に接続された容量によって、定電流を電圧に変換し保持し、書き込み時間終了後は、その保持された電圧を電流に変換して定電流を出力に伝達する方式であるため、書き込み時の定電流線に寄生する寄生容量と定電流とで定まる時定数を書き込み時間よりも充分小さく設定できれば、トランジスタの閾値、移動度、ゲート酸化膜厚等の絶対値ばらつき、及び隣接間トランジスタ等の整合等に依存しないからである。
そして、定電流で有機ELを駆動するため、駆動トランジスタが飽和領域で動作する限り、有機ELの電圧−輝度特性、継時変化等の影響を受けにくくすることができる。
本発明に係る表示装置及び表示装置の駆動方法の好ましい実施の形態について、図面を参照して以下に説明する。
[実施形態1]
まず、本発明の第1の実施形態について図1乃至図5を用いて説明する。図1に示すように、電流値保持回路9の出力はスイッチ11を介して負荷3に接続して互いに直列接続し、電流値保持回路9、スイッチ11、及び負荷3の両端は電源端子1と接地端子2とを各々接続する。電流値保持回路9のデータ入力にはスイッチ8を介して定電流線4を接続し、スイッチ8及び電流値保持回路9の各々の制御入力は定電流制御線5を接続する。スイッチ11の制御入力は電流値保持回路10を介してデータ線6を接続する。電流値保持回路10のデータ入力はデータ線6を接続し、出力はスイッチ11の制御入力に接続し、制御入力はデータ線制御線7を接続する。スイッチ11は、前述の通り、一端を電流値保持回路9の出力に、他端を負荷3に各々接続する。
図1の実施形態の動作を図2のタイムチャート図を用いて説明する。定電流制御線5(V5)が活性状態となると、スイッチ8は導通し、同時に電流値保持回路9はデータ入力に入力された信号を書き込む状態となるので、電源端子1から電流値保持回路9、及びスイッチ8を介して定電流線4の経路で定電流線の定電流が流れて、定電流線4より供給される定電流(I4)はスイッチ8を介して電流値保持回路9に保持される。次に、定電流制御線5が非活性状態となると、スイッチ8は遮断し、電流値保持回路9はHOLD状態となって前記書き込み状態時に保持した定電流線4の定電流と同じレベルの電流(I9)を電源端子1を通して電流値保持回路9の出力より供給する。この状態の時に、データ線制御線7(V7)が活性状態となると、電流値保持回路10はデータ線6からデータ入力に入力される信号(V6)を書き込む。今、データ線6がハイレベル又はローレベルの何れか一方であれば、電流値保持回路10はハイレベル又はローレベルの何れか一方を書き込み、その信号レベルをスイッチ11の制御入力に出力する。この状態は、データ線制御線7が活性状態から非活性状態となっても保持される。スイッチ11の制御入力にハイレベル又はローレベル何れか一方が入力されると、スイッチ11は導通して、電流値保持9に保持されている定電流線4の定電流を負荷3に供給する。逆に、データ線6がハイレベル又はローレベルのうちの他方であれば、電流値保持回路10はハイレベル又はローレベルのうちの他方を書き込み、その信号レベルをスイッチ11の制御入力に出力し、データ線制御線7が非活性状態となっても、ハイレベルをスイッチ11の制御入力に出力し続ける。スイッチ11の制御入力にハイレベル又はローレベルのうちの他方が入力されると、スイッチ11は遮断するため、電流値保持回路9に保持されている定電流線4の定電流は負荷3に供給されない。
従って、定電流制御線5が非活性状態となって電流値保持回路9がHOLD状態となり定電流線4の定電流を保持した状態においては、電流値保持回路10の制御入力に印加されるデータ線制御線7の信号が活性状態の時、電流値保持回路10のデータ入力に印加されるデータ線6の信号状態によって、その後電流値保持回路10の制御入力に印加されるデータ線制御線7の信号が非活性状態となり、次の活性状態となる迄、負荷3の駆動電流供給状態が決まる。即ち、データ線6がハイレベル又はローレベルの何れか一方であれば負荷3は駆動電流が供給され、逆に、データ線6がハイレベル又はローレベルのうちの他方であれば負荷3は駆動電流が供給されない。
図3は図1の電流駆動回路で所望の階調を得るため、各信号のタイミングを示したタイムチャート図である。1フレーム期間において、定電流線4より供給される定電流を書き込む期間は、負荷3に電流を供給しないブランク期間とする。次に定電流線4の定電流書き込みを終了して、定電流を負荷3に供給する期間を定電流HOLD期間とする。定電流HOLD期間は、データ線6を書き込む書き込み期間と、その書き込んだ信号の状態に応じて電流値保持回路10がHOLDするHOLD期間とに分けられる。データ線6の信号がハイレベル又はローレベルの何れか一方であれば、前記説明の通り、書き込み期間から負荷3に定電流を供給し、隣接するHOLD期間も同様に負荷3に定電流を供給する。反対に、データ線6の信号がハイレベル又はローレベルのうちの他方であれば、書き込み期間は負荷3に定電流を供給せず、隣接するHOLD期間も同様に負荷3に定電流を供給しない。図3の例では16階調を実現するため書き込み期間を4分割し、
t4=t3×2、t3=t2×2、t2=t1×2 …(1)
となるように、各HOLD期間を設定し、1フレームに於ける導通時間を図4のように設定すれば、同図に示すような階調(輝度)特性が得られる。上記の例に限らず、分割を任意に行い、
tn=2n−1t1 n:整数 …(2)
式(2)となるようにHOLD期間を設定すると、2階調の画像表示装置が可能である。
図5は図1の電流駆動回路をマトリクス状に配置して構成した画像表示装置を示している。図5においては、図1に示した電流駆動回路が画素12として、m行n列で配置されている。同じ行に属する画素12は定電流制御線5を共有しており、合計m本の定電流制御線5には、それぞれ、制御信号を発生する定電流制御線駆動回路14が接続されており、一方、同じ列に属する画素12には定電流線4を共有しており、合計n本の定電流線4には、それぞれ、定電流を発生する定電流供給回路13が接続されている。同様に、同じ行に属する画素12はデータ線制御線7を共有しており、合計m本のデータ線制御線7には、それぞれ、データ線制御信号を発生するデータ線制御駆動回路16が接続されており、一方、同じ列に属する画素12にはデータ線6を共有しており、合計n本のデータ線には、それぞれ、データ信号を発生するデータ信号発生回路15が接続されている。
m行の定電流制御線5を有する定電流制御線駆動回路14は順番に制御信号を出力し、これにより、第1行目から第m行目までの定電流制御線5に順番に制御信号が出力されることになる。これに対し、n個の定電流線4を有する定電流供給回路13は、定電流制御線5により選択されている行についてその行に属する画素12に対して定電流を並列に出力する。この結果、選択されている行の各画素12を構成する電流駆動回路に、定電流供給回路13から定電流が供給されることとなる。
図3で説明したように、図1の定電流駆動回路を構成する電流値保持回路9が定電流を定電流書き込み期間(ブランク期間)で書き込んだ後、m行のデータ線制御線7を有するデータ線制御駆動回路16は順番に制御信号を出力し、これにより、第1行目から第m行目までのデータ線制御線7に順番に制御信号が出力されることになる。これに対し、n個のデータ線6を有するデータ信号発生回路15は、選択されている行についてその行に属する画素12に対してデータ線制御線7よりデータ信号を並列に出力する。この結果、選択されている行の各画素12を構成する電流駆動回路に、データ信号発生回路15からデータ信号が供給されることとなる。その結果、各階調に対応した定電流の供給を負荷3に行う。以上のようなデータ信号の書き込みと保持を1フレーム期間内に数回(上記の16階調の場合は、4回)繰り返すことにより、図4で示す階調特性が得られ、負荷3は階調に応じた発光を行う。
[実施形態2]
次に、本発明の第2の実施形態に係る電流駆動回路について図6及び図7を用いて説明する。
図6に示すように、本実施形態に係る電流駆動回路は、一対の電源電極としての、電源に接続されている電源端子1及び接地されている接地端子2と、定電流を供給する定電流線4と、第1のスイッチトランジスタ21と、第2のスイッチトランジスタ22と、第3のスイッチトランジスタ25と、定電流を電圧に変換して保持する第1の保持容量24と、駆動トランジスタ23と、第1、第2及び第3のスイッチトランジスタ21、22、25の各ゲートに接続されている定電流制御線5と、データ電圧を供給するデータ線6と、データ電圧を入力するトランジスタ26と、トランジスタ26を介して印加されたデータ電圧を保持する第2の保持容量27と、第4のスイッチトランジスタ28と、駆動トランジスタ23に対する負荷としての有機EL素子3と、トランジスタ26と第4のスイッチトランジスタ28の各ゲートに接続されているデータ線制御線7と、から成っている。
図1との対比では、第2のスイッチトランジスタ22と駆動トランジスタ23と第1の保持容量24と第3のスイッチトランジスタ25とで第1の電流値保持回路9を、トランジスタ26と第2の保持容量27とで第2の電流値保持回路10を、各々構成する。
駆動トランジスタ23に対する負荷としての有機EL素子3は、駆動トランジスタ23のドレインから第3のスイッチトランジスタ25を介して第4のスイッチトランジスタ28のソースと接地端子2との間に接続されている。第1の保持容量24は駆動トランジスタ23のゲートとソースとの間に接続されており、駆動トランジスタ23のソースは電源端子1に接続されている。第2のスイッチトランジスタ22のソースとドレインはそれぞれ駆動トランジスタ23のゲートとドレインとに接続されている。第1のスイッチトランジスタ21のドレインは第2のスイッチトランジスタ22のドレインと駆動トランジスタ23のドレインとの接続点に接続されている。第3のスイッチトランジスタ25のドレインとソースはそれぞれ駆動トランジスタ23のドレインと第4のスイッチトランジスタ28のドレインとに接続されている。第1のスイッチトランジスタ21のゲートと第2のスイッチトランジスタ22のゲートと第3のスイッチトランジスタ25のゲートは互いに定電流制御線5に接続されている。第1のスイッチトランジスタ21のソースは定電流線4に接続されている。第2の保持容量27の一端は電源端子1に他端は第4のスイッチトランジスタ28のゲートとトランジスタ26のソースとの接続点に接続されている。トランジスタ26のドレインとゲートはそれぞれデータ線6とデータ線制御線7とに接続されている。
第1及び第2のスイッチトランジスタ21、22と駆動トランジスタ23は同極性であるが、第3、第4のスイッチトランジスタ25、28及びトランジスタ26は駆動トランジスタ23とは逆極性である。
本実施形態に係る電流駆動回路の動作を図7のタイムチャート図を参照して説明する。
定電流制御線5(V5)がローレベルになると、第1及び第2のスイッチトランジスタ21、22は導通し、第3のスイッチトランジスタ25は遮断する。駆動トランジスタ23は第2のスイッチトランジスタ22を介してドレインとゲートが互いに接続されたダイオード状態となる。従って、定電流線4より供給される定電流は第1及び第2のスイッチトランジスタ21、22を介して、ダイオード状態の駆動トランジスタ23に供給されると共に、駆動トランジスタ23のゲートとソース間との電圧は第1の保持容量24によって保持され、定電流線4の定電流が書き込まれる。
次に、定電流制御線5がハイレベルになると、第1及び第2のスイッチトランジスタ21、22は遮断し、第3のスイッチトランジスタ25は導通する。第1及び第2のスイッチトランジスタ21、22が遮断するため、第1の保持容量24はHOLD状態となって前記書き込み状態時の定電流線4の定電流に相当する駆動トランジスタ23のゲートとソースの間の電圧を保持する。従って、駆動トランジスタ23は定電流線4から供給される定電流と同等の電流を出力する。
この状態で、データ線制御線7がハイレベルとなると、トランジスタ26はそのドレインに接続されたデータ線6の信号を第2の保持容量27に書き込む。今、データ線6がハイレベルであれば、第2の保持容量27はトランジスタ26を介してハイレベルを書き込む。この状態で、データ線制御線7がローレベルとなると、トランジスタ26は遮断し、第2の保持容量27はハイレベルを保持するため、第4のスイッチトランジスタ28のゲートはハイレベルとなり、第4のスイッチトランジスタ28は導通して、第3のスイッチトランジスタ25を介して定電流線4の定電流と同等の定電流を駆動トランジスタ23のドレインから有機EL素子3に供給する。
一方、データ線制御線7がハイレベルでデータ線6がローレベルの場合は、トランジスタ26はそのドレインに接続されたデータ線6の信号を第2の保持容量27に書き込むため、第2の保持容量27はトランジスタ26を介してローレベルを書き込む。この状態で、データ線制御線7がローレベルとなると、トランジスタ26は遮断するため、第2の保持容量27はローレベルを保持するため、第4のスイッチトランジスタ28のゲートはローレベルとなり、第4のスイッチトランジスタ28は遮断し、駆動トランジスタ23から定電流線4の定電流と同等の定電流を有機EL素子3は供給されない。
図6の電流駆動回路で所望の階調を得る方法は、図3のタイムチャート図と図4の階調特性−導通時間で説明した通りである。即ち、1フレーム期間において、定電流線4より供給される定電流を書き込む期間は、有機EL素子3に電流を供給しないブランク期間とする。次に定電流線4の定電流書き込みを終了して、定電流を有機EL素子3に供給する期間を定電流HOLD期間とする。定電流HOLD期間は、データ線制御線7がハイレベルをトランジスタ26に入力し、データ線6の信号を第2の保持容量27に書き込む書き込み期間と、データ線制御線7がローレベルとなってトランジスタ26が遮断し、データ線制御線7がハイレベルの時に書き込んだ信号の状態に応じて第4のスイッチトランジスタ28がHOLDするHOLD期間とに分けられる。データ線6の信号がハイレベルであれば、前記説明の通り、書き込み期間から有機EL素子3に定電流を供給し、隣接するHOLD期間も同様に有機EL素子3に定電流を供給する。反対に、データ線6の信号がローレベルであれば、書き込み期間は有機EL素子3に定電流を供給せず、隣接するHOLD期間も同様に有機EL素子3に定電流を供給しない。図3では16階調を実現するため書き込み期間を4分割した例であるが、式(2)のようにt1とnを適当に選択すれば、任意の階調が得られる。
図6の電流駆動回路は、図5で説明した画像表示装置として適用可能である。図5の画像表示装置の画素12として、図6の電流駆動回路をm行n列にマトリクス状には配置したものである。動作に関しては、図5で説明した通りである。尚、図6の電流駆動回路を画素として構成した画像表示装置の場合、従来の信号電流のレベルを所望の階調に合わせて変化させる方法と異なり、電流レベルの大きい定電流を定電流線4に流し込むよう設定しておけば、従来技術において見られた定電流線4に発生する寄生容量による電荷の充電による書き込み不足は発生しない。
更に、駆動トランジスタ23のソースとゲートに接続された第1の保持容量24の充電の時定数に対し、定電流の書き込み時間を充分大きくとれば、電流駆動回路を構成するトランジスタの閾値、移動度、ゲート酸化膜厚等の絶対値ばらつき、及び隣接間トランジスタ等の整合等に依存することなく、定電流線の電流値を正しく書き込むことが可能である。
[実施形態3]
次に、本発明の第3の実施形態に係る電流駆動回路について、図8乃至図12を用いて説明する。
図8は図5の画像表示装置の第k列の画素に着目した図である。図8の画像表示装置を構成する画素12は、図6の電流駆動回路で構成されている。定電流制御線5やデータ線制御線7、又、図示していない電源線や接地線等が絶縁物を介してデータ線4kと交叉することによって、寄生容量29が発生する。前記の発明では定電流の値をある程度大きく設定しておけば、寄生容量による書き込み不足等は発生しないが、画像表示装置の輝度特性によっては、定電流値を必ずしも大きく設定する必要のない場合がある。このような場合は、この寄生容量29が存在すると、第1行から第m行の定電流書き込みが終了し、定電流HOLD期間になると、例えば、図8の第k列の定電流線は図9に示すように、定電流線4kの寄生容量29に蓄積された電荷が放電し、定電流線4kの電位は低下する。定電流線4kの電位が低下すると、定電流HOLD期間が終了し、次の定電流書き込み期間に入ったとき、寄生容量29の充電のため、一画素当たりの書き込み時間が短いと、定電流線4kが充分立ち上がる前に書き込みが終了することがある。そのため、画素21は定電流線の定電流を正確に書き込めない場合がある。
図10は、上記不具合を解消するため、m行n列で構成する画像表示装置に、m+1行目の各列にダミー画素12m+1を追加したものである。図11はダミー画素m+1の構成を示したものであり、電源線1と、駆動トランジスタ23と、第1及び第2のスイッチトランジスタ21、22と、定電流を供給する定電流線4と、定電流制御線5とから構成される。駆動トランジスタ23のソースは電源端子1に接続され、ゲートとドレインはそれぞれ第2のスイッチトランジスタ22のソースとドレインに接続される。第1のスイッチトランジスタ21のドレインは駆動トランジスタ23のドレインと第2のスイッチトランジスタ22のドレインとの接続点に接続し、ソースは定電流線4に接続する。第1及び第2のスイッチトランジスタ21、22のゲートは定電流制御線5に接続する。
図12は本実施形態を説明するタイムチャート図を示したものである。定電流制御線駆動回路14が第1行目から第m行目まで定電流制御信号5を各行に書き込んだ後、ダミー画素が配置されている第m+1行目の定電流制御線(図12のV5M+1)を、次に第1行目の行に定電流制御線5に信号が入力されるまで、ローレベルの状態とする。このため、図12のダミー画素の定電流制御線5がローレベルとなると、第1及び第2のスイッチトランジスタ21、22が導通するため、駆動トランジスタ23はドレインとゲートが互いに接続されたダイオード状態となり、定電流線4から定電流が供給される。この状態では、定電流線4の電位は駆動トランジスタ23のゲート・ソース間電圧となる。従って、図10の画像表示装置は、第1行から第m行まで書き込みが終了し定電流HOLD期間になっても、第m+1行のダミー画素へ定電流線4から定電流が供給されているため、定電流発生回路13の出力端子である第1列から第n列までの定電流線4の電位は、ダミー画素を構成する駆動トランジスタ23のゲート・ソース間電圧となる。ここで、図10の画像表示装置のm行n列の画素の駆動トランジスタ23のサイズをダミー画素の駆動トランジスタ23のサイズと同一にしておけば、定電流書き込み期間及び定電流HOLD期間共に、定電流線4の電位は同一レベルに保持されるため、寄生容量29に蓄積された電荷の放電による電位の低下に伴う書き込み不足は発生しない。従って、画像表示装置の所望の輝度特性により、定電流線4の定電流の電流レベルが低い場合でも、所定の書き込み時間内に充分書き込みが可能である。
このように、定電流線の電流のレベルを大きく出来ない場合は、ダミー画素を画像表示装置の最終行の次の行に設け、全ての行の書き込み終了後、次の書き込みが開始するまで、ダミー画素に定電流を供給し続ける。このことで、各列の定電流線の電位は書き込み時と同一電位に維持されるため、書き込み不足は発生しない。理由は、各列の定電流線の電位は書き込み時と同一電位に維持されるためである。
[実施形態4]
次に、本発明の第4の実施形態に係る電流駆動回路について、図13を用いて説明する。画像表示装置としての形態は、第3の実施形態の図10に示したものと同一である。第3の実施形態では、定電流制御線駆動回路14が第1行目から第m行目まで定電流制御信号を各行に書き込んだ後、直ちに、ダミー画素が配置されている第m+1行目の定電流制御線5(図11のV5M+1)を、次に第1行目の行に定電流制御線5に信号が入力されるまで、ローレベルの状態となるよう定電流制御線駆動回路14を制御した。本実施形態では、定電流制御線駆動回路14が第1行目から第m行目まで定電流制御信号5を各行に書き込んだ後、ダミー画素が配置されている第m+1行の定電流制御線5はハイレベルを維持しておき、次に第1行目の行に定電流制御線5に信号が入力される時点のtdm前から第m+1行目の定電流制御線5がローレベルとなるよう、定電流制御線駆動回路14を制御する。定電流線4に生じる寄生容量29の充電の時定数よりも充分大きくtdmの値を設定しておけば、定電流線4の電位はダミー画素を構成する駆動トランジスタ23のゲート・ソース間電圧の電位に達し、書き込み不足となることはない。又、第3の実施形態においては、定電流HOLD期間は第m+1行のダミー画素は全て定電流線4から定電流が流れていたのに対し、本発明ではダミー画素に定電流線4から定電流が流れる期間はtdmのみであるため、消費電力の低減が可能である。
このように、全ての行の書き込み終了後、次の書き込みが開始する一定時間前に、ダミー画素に定電流を供給し続けることで、第3の実施形態と同様の効果が得られる。更に、ダミー画素に電流が流れない時間があるため、消費電力の低減が可能である。
[実施形態5]
本発明の第5の実施形態に係る電流駆動回路について、図14を用いて説明する。電流駆動回路としての形態は、図6の第2の実施形態と同一である。第2の実施形態では、定電流線4により定電流の書き込みを1フレーム内で最初に定電流書き込み期間を設けて1回のみ行っていたが、本実施形態では、データ線6の信号が入力されるごとに、即ち、データ線制御信号7と同じタイミングで定電流制御線5がローレベルを入力して、定電流を書き込むようしたものである。
[実施形態6]
本発明の第6の実施形態に係る電流駆動回路について、図15及び図16を用いて説明する。図15は本実施形態の電流駆動回路であり、図16はその動作を説明するタイムチャート図である。電流駆動回路の構成は図6の第2の実施形態と同一であるが、トランジスタ26と第4のスイッチトランジスタ28の極性をNチャネルからPチャネルに変更している。それに伴い、データ線6とデータ線制御線7の信号の極性が反転している他は、図6に示す第2の実施形態と同一である。従って、図15の電流駆動回路を用いて、図5に示す画像表示装置を構成することが可能であることは言うまでもない。
[実施形態7]
本発明の第7の実施形態に係る電流駆動回路について、図17及び図18を用いて説明する。本実施形態の回路構成は図6に示した第2の実施形態から第3のスイッチトランジスタ25を削除したものであり、従って、駆動トランジスタ23のドレインと第1のスイッチトランジスタ21のドレイン及び第2のスイッチトランジスタ22のドレインとの接続点に、第4のスイッチトランジスタ28のソースを接続したものである。図18は図17の電流駆動回路の動作を説明するタイムチャート図である。基本的動作は図6に示した第2の実施形態と同一であるが、駆動トランジスタ23に定電流を書き込む時、有機EL素子3への電流の流出を防止する必要がある。そのため、定電流線4から定電流を書き込む時は、データ線6をハイレベル及びデータ線制御線7をハイレベルとして、トランジスタ26を介してハイレベルの信号を第2の保持容量27に保持し、第4のスイッチトランジスタ28を遮断する。本発明の実施形態では、第2の実施形態の回路構成と比較して、素子数の削減が可能であるため、本願を画像表示装置とし使用した場合、開口率の向上が可能である。
[実施形態8]
本発明の第8の実施形態に係る電流駆動回路について、図19及び図20を用いて説明する。本実施形態の回路構成は図17に示した第7の実施形態からトランジスタ26の極性を逆にしてPチャネルとしたものである。そのため、図19の電流駆動回路を構成するトランジスタは全て同一の極性である。図20は図19の電流駆動回路の動作を説明するタイムチャート図である。図17の第7の実施形態同様、駆動トランジスタ23に定電流を書き込む時、有機EL素子3への電流の流出を防止する必要がある。そのため、第7の実施形態のデータ線6とデータ制御線7の信号のレベルを反転させて、定電流線4から定電流を書き込む時は、データ線6をローレベル及びデータ線制御線7をローレベルとして、トランジスタ26を介して、第4のスイッチトランジスタ28を遮断する。本実施形態は第7の実施例同様、第2の実施形態の回路構成と比較して、素子数の削減が可能であるため、本実施形態を画像表示装置として使用した場合、開口率の向上が可能である。又、電流駆動回路を構成するトランジスタを全て同一極性で構成することが可能であるため、電流駆動回路のみをアモルファス又は低温ポリシリコンTFT等でガラス基板上に構成した場合、トランジスタの極性が一種類であるため、PR数の削減が可能であり、結果的に高歩留まりと低コストが期待出来る。このことは、画像表示装置が大型化した際、歩留まり向上とコスト低減を図るため、図5で示した定電流供給回路13、定電流制御線駆動回路14、データ信号発生回路15、データ線制御線駆動回路16等を半導体集積回路(IC)で構成し、画素の定電流駆動回路のみをアモルファス又は低温ポリシリコンTFTでガラス基板上で構成した場合、低コストの画像表示装置の提供が可能となる。
[実施形態9]
本発明の第9の実施形態に係る電流駆動回路について、図21及び図22、図23を用いて説明する。本実施形態は、副定電流制御線30を新たに設け、第1の電流値保持回路9の制御入力に入力することが、図1の第1の実施形態とは異なる点である。図22は図21の電流駆動回路の動作を説明するタイムチャート図である。副定電流制御線30の信号レベルが、定電流制御線5の信号レベルと反転している以外の動作は、全て、図1の電流駆動回路と同一である。但し、図1の電流駆動回路は、定電流制御線5がローレベルの時、第1の電流値保持回路9は定電流線4からの定電流を書き込んだが、本実施形態においては、副定電流制御線30がハイレベルの時、第1の電流値保持回路9は定電流線4からの定電流を書き込む。図23は図21の電流駆動回路をマトリクス状に配置して構成した画像表示装置を示している。図23においては、図21に示した電流駆動回路が画素12として、m行n列で配置してある。同じ行に属する画素12は定電流制御線5と副定電流制御線30を各々共有しており、合計m本の定電流制御線5と副定電流制御線30とを、それぞれ、制御信号を発生する定電流制御線駆動回路14が接続されており、定電流制御線5と副定電流制御線30は同位相であり信号レベルのみ反転している点をのぞいては、図5の画像表示装置と動作は全く変わらない。
[実施形態10]
本発明の第10の実施形態に係る電流駆動回路について、図24及び図25を用いて説明する。第10の実施形態は、第9の実施形態をより具体的に示したものであり、回路構成は第2の実施形態である図6の電流駆動回路と、第3のスイッチトランジスタ25のゲートの接続のみが異なる。即ち、図24の実施形態の電流駆動回路では、第2のスイッチトランジスタ25のゲートは副定電流線30が接続されている。又、図6の第2の実施形態同様、第2のスイッチトランジスタ22と駆動トランジスタ23と第1の保持容量24と第3のスイッチトランジスタ25とで第1の電流値保持回路9を、トランジスタ26と第2の保持容量27とで第2の電流値保持回路10を、各々構成する。図25は図24の電流駆動回路の動作を説明するタイムチャート図である。第9の実施形態で説明した通り、副定電流制御線30の信号レベルが、定電流制御線5の信号レベルと反転している以外の動作は、全て、図6の電流駆動回路と同一である。本実施形態の電流駆動回路を構成するトランジスタを全て同一極性で構成しているため、第8の実施形態で述べたと同一の効果を期待できる。図24の電流駆動回路は、図23で説明した画像表示装置として適用可能である。図23の画像表示装置の画素12として、図24の電流駆動回路をm行n列にマトリクス状に配置したものである。動作に関しては、図23で説明した通りである。尚、図24の電流駆動回路を画素として構成した画像表示装置の場合、従来の信号電流のレベルを所望の階調に合わせて変化させる方法と異なり、電流レベルの大きい定電流を定電流線4に流し込むよう設定しておけば、従来技術において見られた定電流線4に発生する寄生容量による電荷の充電による書き込み不足はない。
[実施形態11]
本発明の第11の実施形態に係る電流駆動回路について、図26を用いて説明する。電流駆動回路としての回路構成は、図24の第10の実施形態と同一である。第10の実施形態では、定電流線4により定電流の書き込みを1フレーム内で最初に定電流書き込み期間を設けて1回のみ行っていたが、本実施形態では、データ線6の信号が入力されるごとに、即ち、データ線制御信号7と同じタイミングで定電流制御線5がローレベルを入力して、定電流を書き込むようしたものである。即ち、データ線制御線7に制御信号が発生する時は、必ず、副定電流制御線30から、第3のスイッチトランジスタ25が遮断するよう信号を発生する。
本発明は、電流駆動型の素子を駆動する電流駆動回路が組み込まれると共に発光素子として電流駆動型の素子を使用する表示装置及び表示装置の駆動方法に利用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る電流駆動回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流駆動回路の動作を示すタイムチャート図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流駆動回路1フレーム期間のタイミングを示すタイムチャート図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流駆動回路における階調(輝度)特性を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像表示装置の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る電流駆動回路の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る電流駆動回路の動作を示すタイムチャート図である。 図5の画像表示装置の第k列に着目した図である。 図8の電流駆動回路の動作を示すタイムチャート図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像表示装置の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像表示装置のダミー画素の構成を示す回路図である。 図10の電流駆動回路の動作を示すタイムチャート図である。 本発明の第4の実施形態に係る電流駆動回路の動作を示すタイムチャート図である。 本発明の第5の実施形態に係る電流駆動回路の動作を示すタイムチャート図である。 本発明の第6の実施形態に係る電流駆動回路の構成を示す回路図である。 本発明の第6の実施形態に係る電流駆動回路の動作を示すタイムチャート図である。 本発明の第7の実施形態に係る電流駆動回路の構成を示す回路図である。 本発明の第7の実施形態に係る電流駆動回路の動作を示すタイムチャート図である。 本発明の第8の実施形態に係る電流駆動回路の構成を示す回路図である。 本発明の第8の実施形態に係る電流駆動回路の動作を示すタイムチャート図である。 本発明の第9の実施形態に係る電流駆動回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第9の実施形態に係る電流駆動回路の動作を示すタイムチャート図である。 本発明の第9の実施形態に係る画像表示装置の構成を示す回路図である。 本発明の第10の実施形態に係る電流駆動回路の構成を示す回路図である。 本発明の第10の実施形態に係る電流駆動回路の動作を示すタイムチャート図である。 本発明の第11の実施形態に係る電流駆動回路の動作を示すタイムチャート図である。 従来の電流駆動回路の構成を示す回路図である。 従来の電流駆動回路における問題点を示す図である。
符号の説明
1 電源端子
2 接地端子
3 負荷(有機EL素子)
4 定電流線(信号線)
5 定電流制御線(制御線)
6 データ線
7 データ線制御線
8、11 スイッチ
9、10 電流値保持回路
12 画素
13 定電流供給回路
14 定電流制御線駆動回路
15 データ線発生回路
16 データ線制御駆動回路
21 第1のスイッチトランジスタ
22 第2のスイッチトランジスタ
23 駆動トランジスタ
24 第1の保持容量
25 第3のスイッチトランジスタ
26 トランジスタ
27 第2の保持容量
28 第4のスイッチトランジスタ
29 寄生容量
30 副定電流制御線
31、32 トランジスタ
33 保持容量
34、35 スイッチ
36 寄生容量

Claims (4)

  1. 複数の画素を有する表示装置であって、
    前記画素には定電流線とデータ線とが接続され、各々の前記画素は前記定電流線に供給される電流を電圧に変換する第1の手段と、変換された前記電圧を保持する第2の手段と、保持された前記電圧を電流に変換する第3の手段と、前記データ線の信号に応じて前記電圧から電流に変換された電流を負荷に流す第4の手段と、前記負荷と、を有し、
    前記定電流線に供給される電流は、前記負荷に均一に流れる均一電流であり、前記データ線の信号に応じて前記電圧から電流に変換された電流は、前記負荷の輝度(階調)の変化に対応した電流であり、
    前記第1乃至3の手段に相当する第1のスイッチ/電流保持回路が、第1の保持容量と第1の駆動トランジスタと第1のスイッチトランジスタ及び第2のスイッチトランジスタ及び第3のスイッチトランジスタから構成され、前記第1のスイッチ/電流保持回路は、制御入力には定電流制御線が接続され、データ入力には前記定電流線が接続され、
    前記第4の手段に相当する第2のスイッチ/電流保持回路が、第2の保持容量とトランジスタと第4のスイッチトランジスタから構成され、前記第2のスイッチ/電流保持回路は、制御入力にはデータ線制御線が接続され、データ入力には前記データ線が接続され、
    電源端子と接地端子との間に、前記第1のスイッチ/電流保持回路と前記第2のスイッチ/電流保持回路と前記負荷とがこの順で直列に接続され、
    前記第1の駆動トランジスタのソースは前記電源端子に、ドレインは前記第3のスイッチトランジスタを介して前記第4のスイッチトランジスタのドレインに接続され、前記第1の保持容量は、前記第1の駆動トランジスタのゲート−ソース間に配置され、前記第2のスイッチトランジスタのソースは、前記第1の駆動トランジスタのゲートに接続され、前記第2のスイッチトランジスタのドレインは、前記第1の駆動トランジスタのドレインに接続され、
    前記第1のスイッチトランジスタのソースは前記定電流線に、ドレインは前記第1の駆動トランジスタ、前記第2及び第3のスイッチトランジスタのドレインの接続点に、ゲートは前記第2及び第3のスイッチトランジスタのゲートと共に前記定電流制御線に接続され、
    前記トランジスタのソースは前記第4のスイッチトランジスタのゲートに、ドレインは前記データ線に、ゲートは前記データ線制御線に接続され、前記第2の保持容量は前記トランジスタのソースと前記電源端子に配置されており、
    1フレーム期間において、前記第1のスイッチトランジスタ及び第2のスイッチトランジスタが導通状態となり、前記第3のスイッチトランジスタが遮断状態となることで前記定電流線より供給された前記均一電流を前記第1のスイッチ/電流保持回路に書き込む期間を第1の期間とし、前記定電流線より供給される定電流の書き込みを終了して、前記負荷の輝度(階調)の変化に対応するため、前記データ線の信号に対応する第2の定電流を前記負荷に供給する期間を第2の期間とすると、前記第2の期間は、前記データ線の信号を前記第2のスイッチ/電流保持回路に書き込む輝度(階調)変化対応書き込み期間と書き込んだ信号の状態に応じて電流値を前記第2のスイッチ/電流保持回路に保持する輝度(階調)変化対応保持期間とに分けられ、
    前記第1の期間を終了して、前記第2の期間中は、前記第1のスイッチトランジスタおよび前記第2のスイッチトランジスタを遮断状態に、前記第3のスイッチトランジスタ及び前記第1の駆動トランジスタ導通状態とし、
    前記輝度(階調)変化対応書き込み期間中は、前記トランジスタを導通状態に、前記第4のスイッチトランジスタ遮断状態にし、
    前記輝度(階調)変化対応保持期間中は、前記トランジスタを遮断状態に、前記第4のスイッチトランジスタ導通状態にして、動作することを特徴とする表示装置。
  2. 前記負荷は、有機EL素子であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 複数の画素を有する表示装置の駆動方法であって、
    前記画素には定電流線とデータ線とが接続され、各々の前記画素は前記定電流線に供給される電流を電圧に変換する第1の手段と、変換された前記電圧を保持する第2の手段と、保持された前記電圧を電流に変換する第3の手段と、前記データ線の信号に応じて前記電圧から電流に変換された電流を負荷に流す第4の手段と、前記負荷と、を有し、
    前記定電流線に供給される電流は、前記負荷に均一に流れる均一電流であり、前記データ線の信号に応じて前記電圧から電流に変換された電流は、前記負荷の輝度(階調)の変化に対応した電流であり、
    前記第1乃至3の手段に相当する第1のスイッチ/電流保持回路が、第1の保持容量と第1の駆動トランジスタと第1のスイッチトランジスタ及び第2のスイッチトランジスタ及び第3のスイッチトランジスタから構成され、前記第1のスイッチ/電流保持回路は、制御入力には定電流制御線が接続され、データ入力には前記定電流線が接続され、
    前記第4の手段に相当する第2のスイッチ/電流保持回路が、第2の保持容量とトランジスタと第4のスイッチトランジスタから構成され、前記第2のスイッチ/電流保持回路は、制御入力にはデータ線制御線が接続され、データ入力には前記データ線が接続され、
    電源端子と接地端子との間に、前記第1のスイッチ/電流保持回路と前記第2のスイッチ/電流保持回路と前記負荷とがこの順で直列に接続され、
    前記第1の駆動トランジスタのソースは前記電源端子に、ドレインは前記第3のスイッチトランジスタを介して前記第4のスイッチトランジスタのドレインに接続され、前記第1の保持容量は、前記第1の駆動トランジスタのゲート−ソース間に配置され、前記第2のスイッチトランジスタのソースは、前記第1の駆動トランジスタのゲートに接続され、前記第2のスイッチトランジスタのドレインは、前記第1の駆動トランジスタのドレインに接続され、
    前記第1のスイッチトランジスタのソースは前記定電流線に、ドレインは前記第1の駆動トランジスタ、前記第2及び第3のスイッチトランジスタのドレインの接続点に、ゲートは前記第2及び第3のスイッチトランジスタのゲートと共に前記定電流制御線に接続され、
    前記トランジスタのソースは前記第4のスイッチトランジスタのゲートに、ドレインは前記データ線に、ゲートは前記データ線制御線に接続され、前記第2の保持容量は前記トランジスタのソースと前記電源端子に配置されており、
    前記画素は定電流線により入力される第1の電流を第1の電圧に変換する第1の動作と、変換された前記第1の電圧を保持する第2の動作と、保持された前記第1の電圧を電流に変換し前記第1の電圧から電流に変換された電流を負荷に流す第3の動作と、データ線により供給される信号に応じて第2の電流を第2の電圧に変換する第4の動作と、変換された前記第2の電圧を保持し、保持された前記第2の電圧を電流に変換し前記第2の電圧から電流に変換された電流を前記負荷に流す第5の動作と、を行い、
    前記画素が前記第1の動作を行っていない期間において、前記定電流線に接続された前記第1のスイッチ/電流保持回路に当該定電流線に入力される電流を流す動作を行うものであり、
    さらに、前記データ線に接続された前記第2のスイッチ/電流保持回路に当該データ線に入力される電流を流す動作を行うものであり、
    1フレーム期間において、前記第1の動作は、第1の期間として前記第1のスイッチトランジスタ及び第2のスイッチトランジスタが導通状態となり、前記第3のスイッチトランジスタが遮断状態となることで前記定電流線より供給され、前記均一電流を前記第1のスイッチ/電流保持回路に書き込む期間であり、
    前記定電流線より供給される定電流の書き込みを終了して、その後、前記第2の動作と前記第3の動作とがおこなわれ、
    かつ、前記第1の動作である前記定電流線より供給される定電流の書き込みを終了して、前記負荷の輝度(階調)の変化に対応するため、前記データ線の信号に対応する第2の定電流を前記負荷に供給する期間を第2の期間とすると、前記第2の期間は、前記データ線の信号を前記第2のスイッチ/電流保持回路に書き込む輝度(階調)変化対応書き込み期間と書き込んだ信号の状態に応じて電流値を前記第2のスイッチ/電流保持回路に保持する輝度(階調)変化対応保持期間とに分けられ、
    前記第1の期間を終了し、前記第2の期間中は、前記第2の動作および前記第3の動作として、前記第1のスイッチトランジスタおよび前記第2のスイッチトランジスタを遮断状態に、前記第3のスイッチトランジスタ及び前記第1の駆動トランジスタ導通状態とし、
    前記輝度(階調)変化対応書き込み期間は、前記第4の動作として、前記トランジスタを導通状態に、前記第4のスイッチトランジスタ遮断状態にし、
    前記輝度(階調)変化対応保持期間中は、前記第5の動作として、前記トランジスタを遮断状態に、前記第4のスイッチトランジスタ導通状態にして、動作することを特徴とする表示装置の駆動方法。
  4. 前記負荷は、有機EL素子であることを特徴とする請求項3に記載の表示装置の駆動方法。
JP2008216702A 2008-08-26 2008-08-26 表示装置及び表示装置の駆動方法 Expired - Lifetime JP5035179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008216702A JP5035179B2 (ja) 2008-08-26 2008-08-26 表示装置及び表示装置の駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008216702A JP5035179B2 (ja) 2008-08-26 2008-08-26 表示装置及び表示装置の駆動方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002225919A Division JP4210830B2 (ja) 2002-08-02 2002-08-02 電流駆動回路および画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009015339A JP2009015339A (ja) 2009-01-22
JP5035179B2 true JP5035179B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40356217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008216702A Expired - Lifetime JP5035179B2 (ja) 2008-08-26 2008-08-26 表示装置及び表示装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5035179B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10214060A (ja) * 1997-01-28 1998-08-11 Casio Comput Co Ltd 電界発光表示装置およびその駆動方法
WO2001006484A1 (fr) * 1999-07-14 2001-01-25 Sony Corporation Circuit d'attaque et affichage le comprenant, circuit de pixels et procede d'attaque
JP2001222256A (ja) * 1999-11-08 2001-08-17 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置
JP2002108285A (ja) * 2000-07-27 2002-04-10 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置の駆動方法
GB0205859D0 (en) * 2002-03-13 2002-04-24 Koninkl Philips Electronics Nv Electroluminescent display device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009015339A (ja) 2009-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100452152C (zh) 像素电路、显示设备以及驱动像素电路的方法
JP4398413B2 (ja) スレッショルド電圧の補償を備えた画素駆動回路
JP4210830B2 (ja) 電流駆動回路および画像表示装置
CN104036726B (zh) 像素电路及其驱动方法、oled显示面板和装置
US7876294B2 (en) Image display and its control method
US10504440B2 (en) Pixel circuit, driving method thereof, display panel and display apparatus
US7019717B2 (en) Active-matrix display, active-matrix organic electroluminescence display, and methods of driving them
EP3188174A1 (en) Pixel drive circuit and drive method therefor, display panel and display apparatus
US7432889B2 (en) Active matrix type display apparatus, active matrix type organic electroluminescence display apparatus, and driving methods thereof
CN108074529A (zh) 电致发光显示器中的像素电路
CN104732927A (zh) 一种像素电路及其驱动方法和显示装置
CN105096817A (zh) 像素电路及其驱动方法和一种显示装置
CN104021757A (zh) 一种像素电路及其驱动方法、显示装置
JP2004531772A (ja) Oled電流駆動画素回路
CN109166522B (zh) 像素电路、其驱动方法及显示装置
JPWO2011004646A1 (ja) 表示装置
CN103400548A (zh) 像素驱动电路及其驱动方法、显示装置
CN203288217U (zh) 一种像素电路及显示装置
JP2008532061A (ja) 画素アドレッシング回路及び当該回路の制御方法
JP5473263B2 (ja) 表示装置及びその駆動方法
CN105609053A (zh) 驱动装置、驱动方法和显示装置
CN101536070A (zh) 像素电路及显示装置
CN105427808B (zh) 一种像素驱动电路及其驱动方法、显示装置
CN101083036B (zh) 电流控制驱动器及显示装置
CN104021762A (zh) 一种像素电路及其驱动方法、显示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110826

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20111110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120618

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5035179

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term