JP5033742B2 - エンジンの動弁装置 - Google Patents
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Description
しかし、従来のエンジンの動弁装置では、両ブリッジ出力部の下部に円形または溝形のバルブ入力部嵌合部が設けられているため、問題がある。
《問題》 バルブ異仕様エンジン間でバルブブリッジを兼用することができない。
両ブリッジ出力部の下部に円形または溝形のバルブ入力部嵌合部が設けられているため、バルブブリッジをバルブ入力部の径や離間距離が異なるバルブ異仕様エンジンに転用しようとすると、バルブ入力部がバルブ入力部嵌合凹部に嵌合できないか、嵌合できても、バルブ入力部とバルブ入力部嵌合部の内周面との間に隙間があき、バルブブリッジが長手方向や幅方向にずれ、位置決めができない。このため、バルブ異仕様エンジン間でバルブブリッジを兼用することができない。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図2(A)に例示するように、一対のバルブ(1)(1)がバルブスプリング(2)(2)で閉弁方向に付勢され、両バルブ(1)(1)の上端のバルブ入力部(3)(3)にバルブブリッジ(4)の長手方向両端のブリッジ出力部(5)(5)が載って、バルブブリッジ(4)が一対のバルブ入力部(3)(3)上に架設され、このバルブブリッジ(4)の長手方向中央部にバルブブリッジ(4)のブリッジ入力部(6)が形成され、このブリッジ入力部(6)の上面(7)にロッカアーム(8)の先端のロッカアーム出力部(9)が接当され、ロッカアーム出力部(9)の下向き揺動により、バルブブリッジ(4)が下向きに押され、一対のバルブ(1)(1)がバルブスプリング(2)(2)の付勢力に抗して開弁され、ロッカアーム出力部(9)の上向き揺動により、一対のバルブ(1)(1)とバルブブリッジ(4)とがバルブスプリング(2)(2)の付勢力で上昇して、一対のバルブ(1)(1)が閉弁され、バルブブリッジ(4)は昇降ガイド部による案内なしで昇降されるようになっている、エンジンの動弁装置において、
図1(C)、図4(C)に例示するように、両ブリッジ出力部(5)(5)の下部にバルブ入力部嵌合凹部(13)(13)が設けられ、各バルブ入力部嵌合凹部(13)の内周面が相互に連続する径大円弧状内周面(14)と径小円弧状内周面(15)で構成され、
両径小円弧状内周面(15)は連続する径大円弧状内周面(14)よりもバルブブリッジ(4)の長手方向中央寄りに配置され、
一対のバルブ入力部(3)(3)はその両方が、一対の径大円弧状内周面(14)(14)に沿って内嵌され、または、一対のバルブ入力部(3)(3)はその両方が、一対の径小円弧状内周面(15)(15)に沿って内嵌され、
図2(A)に例示するように、バルブスプリング(2)(2)のスプリングリテーナ(16)上に溜まったエンジンオイル(17)が、バルブ入力部(3)が内嵌されていないバルブ入力部嵌合凹部(13)の空き空間(18)を介して、ブリッジ出力部(5)とバルブ入力部(3)との接当箇所に進入するように、スプリングリテーナ(16)を配置した、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
《効果》 バルブ異仕様エンジン間で、バルブブリッジを兼用することができる。
図1(C)、図4(C)に例示するように、両ブリッジ出力部(5)(5)の下部にバルブ入力部嵌合凹部(13)(13)が設けられ、各バルブ入力部嵌合凹部(13)の内周面が相互に連続する径大円弧状内周面(14)と径小円弧状内周面(15)で構成され、両径小円弧状内周面(15)は連続する径大円弧状内周面(14)よりもバルブブリッジ(4)の長手方向中央寄りに配置され、一対のバルブ入力部(3)(3)はその両方が、一対の径大円弧状内周面(14)(14)に沿って内嵌され、または、一対のバルブ入力部(3)(3)はその両方が、一対の径小円弧状内周面(15)(15)に沿って内嵌されるので、バルブ入力部(3)の径とバルブ離間距離(19)(20)が相違するバルブ異仕様エンジン間で、バルブブリッジ(4)を兼用することができる。
図1(C)、図4(C)に例示するように、一対のバルブ入力部(3)(3)はその両方が、一対の径大円弧状内周面(14)(14)に沿って内嵌され、または、一対のバルブ入力部(3)(3)はその両方が、一対の径小円弧状内周面(15)(15)に沿って内嵌されるので、一対のバルブ入力部(3)(3)と一対の径大円弧状内周面(14)(14)との接当、または、一対のバルブ入力部(3)(3)と一対の径小円弧状内周面(15)(15)との接当により、バルブブリッジ(4)が長手方向にも幅方向にもずれることなく位置決めされる。
図2(A)に例示するように、バルブスプリング(2)(2)のスプリングリテーナ(16)上に溜まったエンジンオイル(17)が、バルブ入力部(3)が内嵌されていないバルブ入力部嵌合凹部(13)の空き空間(18)を介して、ブリッジ出力部(5)とバルブ入力部(3)との接当箇所に進入するように、スプリングリテーナ(16)を配置したので、ブリッジ出力部(5)とバルブ入力部(3)との磨耗抑制機能が高い。
図3(A)に示すように、シリンダブロック(図外)の上部にシリンダヘッド(21)が取り付けられ、シリンダヘッド(21)の上部にヘッドカバー(22)が取り付けられている。シリンダヘッド(21)内には吸気ポート(23)と排気ポート(図外)とプッシュロッド挿通孔(24)とが設けられている。吸気ポート(23)には一対の吸気弁口(25)(25)が設けられ、この一対の吸気弁口(25)(25)を開閉する一対の吸気バルブ(1)(1)が配置されている。
シリンダヘッド(21)の上部にはロッカアームブラケット(26)が取り付けられ、このロッカアームブラケット(26)に枢軸(27)を介してロッカアーム(8)が揺動自在に取り付けられている。プッシュロッド挿通孔(24)にはプッシュロッド(28)が挿通されている。ロッカアームブラケット(26)とロッカアーム(8)は、ヘッドカバー(22)内に収容されている。
図2(A)に示すように、一対のバルブ(1)(1)がバルブスプリング(2)(2)で閉弁方向に付勢され、両バルブ(1)(1)の上端のバルブ入力部(3)(3)にバルブブリッジ(4)の長手方向両端のブリッジ出力部(5)(5)が載って、バルブブリッジ(4)が一対のバルブ入力部(3)(3)上に架設されている。
このバルブブリッジ(4)の長手方向中央部にバルブブリッジ(4)のブリッジ入力部(6)が形成され、このブリッジ入力部(6)の上面(7)にロッカアーム(8)の先端のロッカアーム出力部(9)が接当され、ロッカアーム出力部(9)の下向き揺動により、バルブブリッジ(4)が下向きに押され、一対のバルブ(1)(1)がバルブスプリング(2)(2)の付勢力に抗して開弁され、ロッカアーム出力部(9)の上向き揺動により、一対のバルブ(1)(1)とバルブブリッジ(4)とがバルブスプリング(2)(2)の付勢力で上昇して、一対のバルブ(1)(1)が閉弁される。
バルブブリッジ(4)は昇降ガイド部による案内なしで昇降されるようになっている。
図1(A)(B)、図2(A)に示すように、ブリッジ入力部(6)の上面(7)にオイル溜め溝(10)が凹設されている。このため、オイル溜め溝(10)が除肉されている分だけ、バルブブリッジ(4)の重心が下がり、バルブブリッジ(4)の姿勢を安定化させることができる。また、オイル溜め溝(10)に溜まったエンジンオイルが、ロッカアーム出力部(9)とブリッジ入力部(6)との摺動面に供給される。
図1(A)(B)に示すように、ブリッジ入力部(6)は円柱形に形成され、オイル溜め溝(10)は、ブリッジ入力部(6)が円形になっている上面(7)の周縁部に沿って三日月形に形成され、バルブブリッジ(4)の一方の端部寄りに配置されている。
そして、バルブスプリング(2)(2)のスプリングリテーナ(16)上に溜まったエンジンオイル(17)が、バルブ入力部(3)が内嵌されていないバルブ入力部嵌合凹部(13)の空き空間(18)を介して、ブリッジ出力部(5)とバルブ入力部(3)との接当箇所に進入するように、スプリングリテーナ(16)を配置してある。
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、一対の排気バルブのバルブブリッジに用いてもよい。
(2) バルブスプリング
(3) バルブ入力部
(4) バルブブリッジ
(5) ブリッジ出力部
(6) ブリッジ入力部
(7) 上面
(8) ロッカアーム
(9) ロッカアーム出力部
(13) バルブ入力部嵌合凹部
(14) 径大円弧状内周面
(15) 径小円弧状内周面
(16) スプリングリテーナ
(17) エンジンオイル
(18) 空き空間
(19) 短いバルブ離間距離
(20) 長いバルブ離間距離
Claims (1)
- 一対のバルブ(1)(1)がバルブスプリング(2)(2)で閉弁方向に付勢され、両バルブ(1)(1)の上端のバルブ入力部(3)(3)にバルブブリッジ(4)の長手方向両端のブリッジ出力部(5)(5)が載って、バルブブリッジ(4)が一対のバルブ入力部(3)(3)上に架設され、このバルブブリッジ(4)の長手方向中央部にバルブブリッジ(4)のブリッジ入力部(6)が形成され、このブリッジ入力部(6)の上面(7)にロッカアーム(8)の先端のロッカアーム出力部(9)が接当され、ロッカアーム出力部(9)の下向き揺動により、バルブブリッジ(4)が下向きに押され、一対のバルブ(1)(1)がバルブスプリング(2)(2)の付勢力に抗して開弁され、ロッカアーム出力部(9)の上向き揺動により、一対のバルブ(1)(1)とバルブブリッジ(4)とがバルブスプリング(2)(2)の付勢力で上昇して、一対のバルブ(1)(1)が閉弁され、バルブブリッジ(4)は昇降ガイド部による案内なしで昇降されるようになっている、エンジンの動弁装置において、
両ブリッジ出力部(5)(5)の下部にバルブ入力部嵌合凹部(13)(13)が設けられ、各バルブ入力部嵌合凹部(13)の内周面が相互に連続する径大円弧状内周面(14)と径小円弧状内周面(15)で構成され、
両径小円弧状内周面(15)は連続する径大円弧状内周面(14)よりもバルブブリッジ(4)の長手方向中央寄りに配置され、
一対のバルブ入力部(3)(3)はその両方が、一対の径大円弧状内周面(14)(14)に沿って内嵌され、または、一対のバルブ入力部(3)(3)はその両方が、一対の径小円弧状内周面(15)(15)に沿って内嵌され、
バルブスプリング(2)(2)のスプリングリテーナ(16)上に溜まったエンジンオイル(17)が、バルブ入力部(3)が内嵌されていないバルブ入力部嵌合凹部(13)の空き空間(18)を介して、ブリッジ出力部(5)とバルブ入力部(3)との接当箇所に進入するように、スプリングリテーナ(16)を配置した、ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
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