JP5031534B2 - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、記録装置及び液体吐出記録ヘッドに関し、特に、インクジェット記録ヘッドに関する。
インクジェット記録装置の一つとして、バブルジェット(登録商標)記録装置が知られている。この記録装置は、熱等のエネルギーをインクに与えることで、インクに急峻な体積変化(気泡の発生)を伴う状態変化を生じさせ、この状態変化に基づく作用力によって吐出口からインクを吐出させることで、インクを記録媒体上に付着させて画像形成を行う。
このようなインクジェット記録装置に用いられるインクジェット記録ヘッド(以下では、記録ヘッドと称する)について簡単に説明する。記録ヘッドは、一般的に、インクを吐出するための吐出口を備えた吐出部と、この吐出口にインクを導くための液流路と、吐出ヒータとを有する。吐出ヒータは、液流路内に配されたインク吐出に利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換素子である。そして、記録ヘッドは、上記液流路を複数個、列状に配置することで、上記吐出口による吐出口面を構成する。また、各液流路の吐出口面側を前部とすると、その反対側の後部は、各液流路の前部にインクを供給するための共通液室に繋がっている。
このような構成においては、吐出ヒータからの熱エネルギーを利用してインクを加熱し発泡させることによりインク滴を吐出口から吐出させると、共通液室から液流路の前部にインクが再供給(リフィル)される。
このような記録ヘッドを搭載したインクジェット記録装置は、品位の高い画像を高速、低騒音で記録することができる。また、吐出口を高密度に配置することができるため、記録媒体のサイズの割には小型の装置で高解像度の記録画像、白黒画像のみならず、カラー画像をも容易に得ることができるなど多くの優れた点を有している。
このため、インクジェット記録装置は、近年、パーソナルコンピュータの普及により、これらの出力部としてプリンタ、複写機、ファクシミリ等の多くのオフィス機器に利用されている。
ところが、このようなインクジェット記録装置に採用される記録ヘッドでは、吐出口、吐出ヒータ及び液流路を含むノズルを高密度に配置しているため、隣接するノズル間の距離がより短くなっている。そのため、隣接するノズル同士の不所望な流体的相互作用(以下、クロストークと称する)の影響があった。
具体的に説明すると、あるノズルにおいてインク吐出のために吐出ヒータからの熱エネルギーを利用してインクを加熱し発泡させると、発泡は吐出方向だけでなく、共通液室方向にも成長し、共通液室方向にインクの流れを生じさせる。共通液室方向へのインクは、発泡したノズルに隣接又は近接するノズルへも液流路の後部から流れ込み、吐出を不安定にさせる。この問題に対して、従来、ノズル間に隔壁を設けてクロストークを低減していた(特許文献1)。
特開2003−311964号公報
しかしながら、クロストークを上述の手段で低減させようとすると、インクの再供給に時間がかかるという問題があった。インクの再供給に時間がかかると、駆動できる周波数を高く設定できないために印字速度が低下してしまうことになる。
一方、ノズルの配置方法として、複数のノズルの吐出口を1つの直線上に配置するのではなく、高い解像度を得るために吐出口を千鳥状に配置する方法がある。図5はノズルの吐出口を千鳥状に配置した場合の吐出部の一例を示す正面図である。図の上下方向をY軸方向とし、左右方向をX軸方向とする。
図5に示すように、各ノズルの液流路7はその側面を囲む流路構成部4によって形づけられている。図に示さない吐出口プレートが図5に示す流路構成部4及び液流路7を覆っている。吐出口プレートにおいて、吐出ヒータとなる電気熱変換素子1に相当する位置に吐出口が設けられている。インクは、インク供給室(不図示)からインク供給口3を経由して共通液室360に供給される。
図5では、共通液室360から吐出口までの距離が短いノズル310と、共通液室360から吐出口までの距離が長いノズル300とがY軸方向に交互に配置されている。ノズル300の吐出口とノズル310の吐出口とを別々に見ると、それぞれは同じX軸座標上に配置されているが、異なる直線上にある。ノズル300の電子熱変換素子1が配置されるX座標と、ノズル310の電子変換素子1が配置されるX座標とが異なっている。
図5に示した、ノズルの配置方法でも、ノズル300は、共通液室360から吐出口までの距離がノズル310よりも長く、インクの再供給に時間がかかってしまう。そのため、隔壁350をX軸方向に短くするなどのレイアウト変更を行って、ノズル300の吐出口へのインクの再供給の時間を短くすることを図り、その一方でクロストークを低減させなければならない。
クロストークの低減方法として、上述した方法の他に、各ノズルの液流路7に流体抵抗体を設ける方法もある。しかし、この方法では各ノズルの液流路7の流体抵抗が高くなってしまうため、再供給時間が長くなってしまうという課題があった。レイアウト変更を行ってノズル300の吐出口へのインクの再供給の時間を短くしようとしても、クロストーク低減の対策を施すと、再供給の時間が長くなってしまうことになる。
本発明は上述したような技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、ノズルへのインクの再供給時間が長くなるのを防ぎ、隣同士のノズル間のクロストークを低減したインクジェット記録ヘッドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のインクジェット記録ヘッドは、インクを吐出させる吐出エネルギー発生素子と、該吐出エネルギー発生素子にインクをインク供給口から共通液室を介して導く液流路と、を有するインクジェット記録ヘッドであって、
隔壁を介して隣り合う2つの前記液流路をつなぐ前記共通液室に、インクに対する流体抵抗が前記2つの液流路のうち一方から他方への場合と他方から一方への場合とで異なるノズル間流路が設けられ
前記ノズル間流路は、該ノズル間流路の流路断面積が前記2つの液流路の一方から他方又は他方から一方にかけて一定の割合で変化しており、
前記インク供給口から前記吐出エネルギー発生素子までの距離が前記2つの液流路のうち一方よりも他方が短く、
前記流路断面積が前記2つの液流路の一方から他方にかけて小さくなる構成である。
本発明では、隣同士のノズルを結ぶノズル間流路をインクが流れる方向によって流体抵抗が異なる構造にすることにより、インクの再供給時間が長くなることを防止するとともに、クロストークを低減できる。
本発明の記録ヘッドは、隣同士のノズル間でインクの流れる方向によって流体抵抗が異なる構造を有することを特徴とする。以下に、本発明の記録ヘッドの実施例を説明する。
本実施例の記録ヘッドの構成について図面を参照して説明する。
図1は本実施例の記録ヘッドの斜視図であり、図2は図1に示す記録ヘッドを線分A−A’で切ったときの断面図である。なお、図1及び図2に限らず他の図においても、電気熱変換素子1を駆動するための電気的な配線等の構成は、従来と同様であるため、図に示すことを省略し、また、その詳細な説明を省略する。
基板34の上に流路構成部4及び吐出口プレート8が設けられている。インク供給室10は、基板表面に設けられた開口部のインク供給口3を介して、吐出部の共通液室及び液流路につながっている。
図1に示すように基板34の一面には、インク吐出に作用する吐出エネルギー発生素子となる電気熱変換素子1と、長細い矩形のインク供給口3とが形成されている。インク供給口3は基板34の表面に形成された長溝状の貫通孔であり、インク供給室10への開口に相当する。インク供給室10は、基板34の電気熱変換素子1が形成されている面とは反対側の面の溝に設けられ、インク供給口3を介して吐出部側とつながっている。
電気熱変換素子1は、インク供給口3の長手方向の両側にそれぞれ1列ずつ千鳥状に電気熱変換素子1の間隔が600dpiのピッチで配列されている。さらに、基板34の一面には流路構成部4が設けられ、その上に吐出口プレート8が接合されている。吐出口プレート8には、電気熱変換素子1に対応して吐出口2が設けられている。
基板34は、例えば、ガラス、セラミックス、プラスチックあるいは金属等の材質である。基板34は、流路構成部4の一部として機能し、その材質は、吐出エネルギー発生手段、並びに吐出口2及び後述の液流路を形成する材料層の支持体として機能し得るものであれば、特に限定されるものではない。本実施例では、基板34にシリコン基板(ウエハ)を用いた。
図2に示すように、インク供給口3から各電気熱変換素子1上の発泡室5にインクを導くための複数の液流路7が流路構成部4により形成されている。そして、吐出口プレート8には、流路構成部4の発泡室5を外部に通じさせるインク吐出ノズルが形成されている。吐出口プレート8の表面に露出して設けられ、インク滴を吐出する開口が吐出口2である。以下では、流路構成部4で形成された液流路7、電気熱変換素子1、及び吐出口2を含む構成をノズルと称する。
図3Aは図1及び図2に示した記録ヘッドの基板に形成された吐出部の正面図であり、図3Bは図3Aに示す吐出部を線分B−B’で切ったときの断面図である。本実施例では、吐出口プレート8と流路構成部4は同一部材であるが、別の部材であっても同様の効果が得られる。
図3Aに示すように、本実施例では、流路構成部4とインク供給口3との間の共通液室160に抵抗体11が設けられている。そして、液流路7の長いノズル100と短いノズル110とが千鳥状に配置されている。ノズル100とノズル110のそれぞれにおける一回の吐出量は同じである。
また、ノズル100の液流路7に対する隔壁180のインク供給口側の端とノズル110の液流路7に対する隔壁180のインク供給口側の端は、インク供給口3からの距離が異なっている。図3Aでは、隔壁180のインク供給口側の端はノズル100の方がノズル110よりもインク供給口3から離れている。
この構成により、ノズル100では液流路7のインク供給口側の先端が広くなっている。また、流路構成部4の隔壁180を介して隣り合うノズル間において、抵抗体11と流路構成部4との間に設けられたノズル間流路12はノズル100からノズル110へのY軸方向に狭まっている。
ノズル間流路12は、流路断面積がノズル100の液流路7とノズル110の液流路7のうち一方から他方又は他方から一方にかけて一定の割合で変化している。図3Aでは、ノズル間流路12の流路断面積は、2つの液流路のうちノズル100の方からノズル110にかけて小さくなっている。
ノズル間流路12の流路断面積の変化は、ノズル間流路12の幅がノズル100からノズル110又はノズル110からノズル100にかけて一定の割合で変化することに伴うものである。
図3Aに示す構成により、ノズル100からノズル110へはインクが流れやすくなり、ノズル110からノズル100へはインクが流れにくくなる。そのため、ノズル110からノズル100へのクロストークは発生しにくくなる。また、ノズル100では液流路7のインク供給口側の先端が広くなっているために再供給時間を短くすることができる。
また、液流路7の短いノズル110では液流路7の粘性抵抗が低いことから、液流路7のインク供給口側の先端を広くしなくても、所望の再供給時間を得ることができる。このようにして、抵抗体11を設けることでノズル間のY軸のプラスからマイナス方向か、マイナスからプラス方向かによって流体抵抗が異なる構造にすることにより、再供給時間を過大に長くすることなくクロストークを低減することができた。
図5を参照して本実施例の記録ヘッドの特徴を説明する。図5において、ノズル310が発泡したときにノズル300に生じるクロストークの方がノズル300が発泡したときにノズル310に生じるクロストークよりも、その影響が大きい。これは、吐出口が共通液室360に近い側のノズル310の方が共通液室360までの流体抵抗がノズル300よりも低く、発泡時のインクが共通液室側に流れやすいためである。
本実施例による記録ヘッドは、吐出量の同じノズルを千鳥状に配置した構成において、隣同士のノズル間の抵抗体と流路構成部との間に、2つのノズルの液流路を結ぶノズル間流路が設けられている。そして、ノズル間流路は、液流路の長いノズルから短いノズルへ向かって狭まっている構成である。そのため、液流路の短いノズルから長いノズルへインクが流れにくくなる。各液流路内に流体抵抗体を設けなくても、2つのノズル間でクロストークの発生しやすい方向にはインクが流れにくくなり、クロストークの発生しにくい方向にはインクが流れやすくなる。その結果、ノズルへの再供給時間が長くなることを防ぐとともに、クロストークを低減することができる。
本実施例は、隣同士のノズル間でインクの吐出量を異なるようにしたものである。
図4は本実施例の記録ヘッドの吐出部の正面図である。本実施例では、吐出口プレート8と流路構成部4は同一部材であるが、別の部材であっても同様の効果が得られる。
図4に示すように、本実施例では、流路構成部4とインク供給口3との間の共通液室260に抵抗体13を設けている。
1回のインクの吐出量が所定量のノズル200と、1回の吐出量がノズル200よりも大きいノズル210とが交互に配置されている。ノズル200に対応する電気熱変換素子15はノズル210に対応する電気熱変換素子16よりも小さく、発泡時の液流路側に流れるインクの量が少ない。
一方、ノズル210に対応する電気熱変換素子16はノズル200に対応する電気熱変換素子15よりも大きく、発泡時に液流路側へ流れるインクの量が多い。そのため、隣同士のノズル間の発泡時のインクの流れは、ノズル200からノズル210への流れよりもノズル210からノズル200への流れの方が大きくなる。
ノズル200の液流路7に対する隔壁190のインク供給口側の端とノズル210の液流路7に対する隔壁190のインク供給口側の端は、インク供給口3からの距離が異なっている。図4では、隔壁190のインク供給口側の端はノズル200の方がノズル210よりもインク供給口3から離れている。
この構成により、図4に示すように、ノズル200では液流路7のインク供給口側の先端が広くなっている。また、隣同士のノズル間において、抵抗体13と流路構成部4との間に設けられたノズル間流路12はノズル200からノズル210へのY軸方向に狭まっている。
ノズル間流路12は、液流断面積がノズル200の液流路7とノズル210の液流路7のうち一方から他方又は他方から一方にかけて一定の割合で変化している。図4では、ノズル間流路12の流路断面積は、2つの液流路のうちノズル200の方からノズル210にかけて小さくなっている。
この構造では、ノズル200からノズル210へはインクが流れやすくなり、ノズル210からノズル200へはインクが流れにくくなる。そのため、ノズル210からノズル200へのクロストークは発生しにくくなる。
抵抗体13は、ノズル間流路12よりもインク供給口側に設けられている。そして、抵抗体13により、ノズル間流路12よりもインク供給口側における液流路7の幅が決まる。
ノズル210とノズル200は抵抗体間の距離が異なっている。図4では、ノズル210の抵抗体間距離W2はノズル200の抵抗体間距離W1よりも広くなっている。これは、液流路7において、インク供給口3に近い方をノズル間流路12よりも流体抵抗を下げることにより、ノズル210における発泡時にインク供給口側へインクを流れやすくするためである。この構成により、ノズル210からノズル200へインクを流れにくくするとともに、抵抗体間距離を広げることにより再供給時間を短くすることができる。
本実施例のように、一回の吐出量が異なるノズルを隣り合って配置した構成の場合、相対的に大きな吐出量を吐出させるためには吐出ヒータを大きくする必要がある。吐出ヒータを大きくしたノズルから210からノズル200へのクロストークの方がノズル200からノズル210へのクロストークよりも、その影響が大きい。
本実施例による記録ヘッドは、吐出量の異なるノズルを隣り合って配置した構成において、相対的に大きな吐出量を吐出させるノズルでは抵抗体間の距離が広くなっている構成である。このような構成により、相対的に大きな吐出量のノズルから相対的に小さな吐出量のノズルへインクが流れにくくなる。各液流路内に流体抵抗体を設けなくても、隣同士のノズル間でクロストークの発生しやすい方向にはインクが流れにくくなり、クロストークの発生しにくい方向にはインクが流れやすくなる。その結果、実施例1と同様な効果が得られる。
なお、この抵抗体間の幅を変える構成を実施例1に適用してもよい。この場合、ノズル110の液流路7の幅をノズル100の液流路7よりも広くする。また、図4では、吐出量を変える構成とノズルの幅を変える構成の両方を含むものであるが、いずれか一方であってもよい。
本発明では、隔壁を介して隣り合う2つの液流路に設けられたノズル間流路は、インクに対する流体抵抗が2つの液流路のうち一方から他方への場合と他方から一方への場合とで異なる構成である。隣同士のノズルを結ぶノズル間流路をインクが流れる方向によって流体抵抗が異なる構造にし、クロストークの影響の少ない方向では流体抵抗を低くし、影響の多い方向では流体抵抗を高くしている。
このような構成により、隣同士のノズル間でクロストークの発生しやすい方向にはインクが流れにくくなり、クロストークの発生しにくい方向にはインクが流れやすくなる。液流路の長さが異なるノズルが交互に配置された記録ヘッドや、1回のインクの吐出量が異なるノズルが交互に配置された記録ヘッドにおいても、インクの再供給時間が長くなることを防止するとともに、クロストークを低減できる。
実施例1の記録ヘッドの斜視図である。 図1に示す記録ヘッドを線分A−A’で切ったときの断面図である。 図1及び図2に示した記録ヘッドの基板に形成された吐出部の正面図である。 図3Aに示す吐出部を線分B−B’で切ったときの断面図である。 実施例2の記録ヘッドの吐出部の正面図である。 吐出口を千鳥状に配置した場合の吐出部の一例を示す正面図である。
符号の説明
1 電気熱変換素子
3 インク供給口
7 液流路
12 ノズル間流路

Claims (5)

  1. インクを吐出させる吐出エネルギー発生素子と、該吐出エネルギー発生素子にインクをインク供給口から共通液室を介して導く液流路と、を有するインクジェット記録ヘッドであって、
    隔壁を介して隣り合う2つの前記液流路をつなぐ前記共通液室に、インクに対する流体抵抗が前記2つの液流路のうち一方から他方への場合と他方から一方への場合とで異なるノズル間流路が設けられ
    前記ノズル間流路は、該ノズル間流路の流路断面積が前記2つの液流路の一方から他方又は他方から一方にかけて一定の割合で変化しており、
    前記インク供給口から前記吐出エネルギー発生素子までの距離が前記2つの液流路のうち一方よりも他方が短く、
    前記流路断面積が前記2つの液流路の一方から他方にかけて小さくなる、インクジェット記録ヘッド。
  2. インクを吐出させる吐出エネルギー発生素子と、該吐出エネルギー発生素子にインクをインク供給口から共通液室を介して導く液流路と、を有するインクジェット記録ヘッドであって、
    隔壁を介して隣り合う2つの前記液流路をつなぐ前記共通液室に、インクに対する流体抵抗が前記2つの液流路のうち一方から他方への場合と他方から一方への場合とで異なるノズル間流路が設けられ、
    前記ノズル間流路よりも前記インク供給口側に前記液流路の幅を決める抵抗体が設けられ、
    前記2つの液流路は前記抵抗体間の距離が互いに異なり、
    前記インク供給口から前記吐出エネルギー発生素子までの距離が前記2つの液流路のうち一方よりも他方が短く、
    前記他方の液流路についての前記抵抗体間の距離が前記一方の液流路よりも広い、インクジェット記録ヘッド。
  3. 前記一方の液流路に対する前記隔壁の前記インク供給口側の端と前記他方の液流路に対する前記隔壁の前記インク供給口側の端は、前記インク供給口からの距離が異なる、請求項1または2に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 記隔壁の前記インク供給口側の端は、前記他方の液流路よりも前記一方の液流路の方が前記インク供給口から離れている、請求項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 前記ノズル間流路は、該ノズル間流路の幅が前記2つの液流路の一方から他方又は他方から一方にかけて変化することによって前記流路断面積が変化する、請求項1から4のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
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