JP5031095B2 - 放射線断層撮影方法および放射線治療装置制御装置 - Google Patents

放射線断層撮影方法および放射線治療装置制御装置

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Description

本発明は、放射線断層撮影方法に関し、特に、被写体の透過画像をその被写体の3次元データに再構成するときに利用される放射線断層撮影方法に関する。
各方向から撮影された撮影対象の透過画像を処理することによりその撮影対象の三次元CTデータを再構成するコンピュータ断層撮影装置が知られている。このようなコンピュータ断層撮影装置では、人体を撮影対象とする場合に、呼吸性移動に起因する被写体ぶれを除いた高精度な画像を取得するために、撮影中に撮影対象者の息止めが必要となる。患者の負担を軽減するために、そのX線画像の撮影時間を短時間化することが望まれている。撮影対象の回りを回転する線源からその撮影対象に照射される円錐状(コーン状)のX線を用いて撮影される複数のX線画像に基づいて、その撮影対象の三次元CTデータを再構成するコーンビームCT(CBCT:Cone Beam Computed Tomography)が知られている。このようなコーンビームCTは、その線源を複数回回転させることなく、その三次元CTデータを短時間に作成することができる。このようなコーンビームCTは、さらに、その3次元データをより高精度に算出することが望まれている。
特開2005−177260号公報には、多管球型のX線コンピュータ断層撮影装置において、散乱線の影響を軽減するX線コンピュータ断層撮影装置が開示されている。そのX線コンピュータ断層撮影装置は、複数のX線管球と、前記複数のX線管球にそれぞれ対応する複数のX線検出器と、前記複数のX線管球にそれぞれ対応する複数の高電圧発生部と、前記複数のX線管球にそれぞれ対応する複数のデータ収集部と、前記複数のX線管球、前記複数のX線検出器、前記複数の高電圧発生部及び前記複数のデータ収集部を搭載する回転自在に設けられる略円環状のフレームと、前記複数のX線管球から順番にパルスX線が略τ/n(τ;パルス継続時間、n;正の実数)ずつシフトして発生するように、前記複数の高電圧発生部を制御する制御部とを具備することを特徴としている。
特開2007−236777号公報には、アーチファクトの影響を抑えた画像が得られるX線CT装置が開示されている。そのX線CT装置は、X線管球とX線検出器との対が複数異なる角度で配置され、各対が回転可能に構成されるX線CT装置であって、前記X線検出器によるX線検出のタイミングを制御する制御部と、前記X線検出器の出力に対して再構成処理を施すことにより画像データを生成する再構成処理部と、を有し、前記制御部は、前記X線管球と前記X線検出器とで構成される対同士の相対的な位置に応じて、個々のX線検出器ごとに異なるタイミングでX線を検出させることを特徴としている。
特開2005−177260号公報 特開2007−236777号公報
本発明の課題は、複数のX線画像に基づいて再構成される3次元データをより高精度に算出する放射線断層撮影方法を提供することにある。
本発明による放射線断層撮影方法は、複数ガントリ角度を複数撮影タイミング補正量に対応付ける撮影タイミング補正データを参照して、回転する走行ガントリに支持される線源が所定の撮影角度に配置される撮影タイミングとその複数撮影タイミング補正量のうちのその走行ガントリがその撮影タイミングで配置されるガントリ角度に対応する撮影タイミング補正量とに基づいて曝射タイミングを算出するステップと、その曝射タイミングにその線源から曝射された放射線により撮影されたX線画像に基づいて、そのX線画像の被写体の3次元データを算出するステップとを備えている。このような放射線断層撮影方法によれば、その走行ガントリが配置されるガントリ角度に応じてその走行ガントリがたわむ場合であっても、より高精度に配置されたその放射線により撮影されたX線画像を得ることができ、その3次元データをより高精度に算出することができる。
本発明による放射線断層撮影方法は、他の曝射タイミングを算出するステップをさらに備えている。その撮影タイミング補正データは、その複数ガントリ角度を他の複数撮影タイミング補正量にさらに対応付けている。その他の曝射タイミングは、その走行ガントリに支持される他の線源が所定の他の撮影角度に配置される他の撮影タイミングと他の複数撮影タイミング補正量のうちのその走行ガントリがその他の撮影タイミングで配置される他のガントリ角度に対応する他の撮影タイミング補正量とに基づいて、算出される。その3次元データは、その他の曝射タイミングに他の線源から曝射された他の放射線により撮影された他のX線画像にさらに基づいて、算出される。このような放射線断層撮影方法によれば、さらに、その2つの線源から曝射されるその2つの放射線によりそれぞれX線画像を撮影する場合であっても、その3次元データをより高精度に算出することができる。
他の放射線は、その放射線が曝射されていない期間に曝射される。その放射線は、他の放射線が曝射されていない期間に、曝射される。このとき、その放射線により撮影されたX線画像は、他の放射線の散乱線による影響が低減され、他の放射線により撮影されたX線画像は、その放射線の散乱線による影響が低減される。その結果、このような放射線断層撮影方法によれば、その3次元データをより高精度に算出することができる。
その所定の撮影角度とその所定の他の撮影角度とは、間隔が等しい複数の撮影角度のうちのいずれかに一致するように、形成される。このような放射線断層撮影方法によれば、その3次元データをより高精度に算出することができる。
本発明による放射線断層撮影方法は、その走行ガントリがその複数ガントリ角度に配置されたときにその線源がそれぞれ配置される複数第1絶対角度を測定するステップと、その走行ガントリがその複数ガントリ角度に配置されたときに他の線源がそれぞれ配置される複数第2絶対角度を測定するステップと、その複数第1絶対角度とその複数第2絶対角度とに基づいてその撮影タイミング補正データを作成するステップをさらに備えていることが好ましい。
本発明による放射線断層撮影方法は、その3次元データに再構成される複数のX線画像に対応する複数の重みをそのX線画像とその所定の撮影角度とに基づいて算出するステップをさらに備えている。その複数のX線画像は、複数の撮影角度に対応する。その複数の重みは、その複数のX線画像のうちの単位角度内X線画像が単位角度範囲に含まれる単位角度内撮影角度に対応するときに、その複数の重みのうちのその単位角度内X線画像に対応する単位角度内重みの総和が一様になるように、算出される。その3次元データは、その複数の重みにさらに基づいて算出される。このような放射線断層撮影方法によれば、その複数のX線画像に対応する複数の撮影角度が等間隔でない場合であっても、その3次元データをより高精度に算出することができる。
本発明によるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明による放射線断層撮影方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムが記録されている。
本発明による放射線治療装置制御装置は、複数ガントリ角度を複数撮影タイミング補正量に対応付ける撮影タイミング補正データを参照して、回転する走行ガントリに支持されるその線源が所定の撮影角度に配置される撮影タイミングとその複数撮影タイミング補正量のうちのその走行ガントリがその撮影タイミングで配置されるガントリ角度に対応する撮影タイミング補正量とに基づいて算出された曝射タイミングに線源から放射線を曝射することによりX線画像を撮影する撮影部と、そのX線画像に基づいて、そのX線画像の被写体の3次元データを算出する再構成部とを備えている。このような放射線治療装置制御装置は、その走行ガントリが配置されるガントリ角度に応じてその走行ガントリがたわむ場合であっても、より高精度に配置されたその放射線により撮影されたX線画像を得ることができ、その3次元データをより高精度に算出することができる。
その撮影タイミング補正データは、その複数ガントリ角度を他の複数撮影タイミング補正量にさらに対応付けている。その撮影部は、その走行ガントリに支持される他の線源が所定の他の撮影角度に配置される他の撮影タイミングと他の複数撮影タイミング補正量のうちのその走行ガントリがその他の撮影タイミングで配置される他のガントリ角度に対応する他の撮影タイミング補正量とに基づいて他の曝射タイミングをさらに算出し、その他の曝射タイミングに他の線源から他の放射線を曝射することにより他のX線画像を撮影する。このとき、その再構成部は、その他のX線画像にさらに基づいてその3次元データを算出する。このような放射線治療装置制御装置は、さらに、その2つの線源から曝射されるその2つの放射線によりそれぞれX線画像を撮影する場合であっても、その3次元データをより高精度に算出することができる。
他の放射線は、その放射線が曝射されていない期間に曝射される。その放射線は、他の放射線が曝射されていない期間に、曝射される。このとき、その放射線により撮影されたX線画像は、他の放射線の散乱線による影響が低減され、他の放射線により撮影されたX線画像は、その放射線の散乱線による影響が低減される。その結果、放射線治療装置制御装置は、その3次元データをより高精度に算出することができる。
その所定の撮影角度とその所定の他の撮影角度とは、間隔が等しい複数の撮影角度のうちのいずれかに一致するように、形成される。このとき、その3次元データをより高精度に算出することができる。
本発明による放射線治療装置制御装置は、その走行ガントリが複数ガントリ角度に配置されたときにそれぞれ測定されたその線源の複数第1絶対角度とその走行ガントリがその複数ガントリ角度に配置されたときにそれぞれ測定された他の線源の複数第2絶対角度とに基づいてその撮影タイミング補正データを作成する撮影タイミング補正データ作成部をさらに備えていることが好ましい。
本発明による放射線治療装置制御装置は、その3次元データに再構成される複数のX線画像に対応する複数の重みをそのX線画像とその所定の撮影角度とに基づいて算出する重み算出部をさらに備えている。その複数のX線画像は、複数の撮影角度に対応する。その複数の重みは、その複数のX線画像のうちの単位角度内X線画像が単位角度範囲に含まれる単位角度内撮影角度に対応するときに、その複数の重みのうちのその単位角度内X線画像に対応する単位角度内重みの総和が一様になるように、算出される。その再構成部は、その複数の重みにさらに基づいてその3次元データを算出する。このような放射線治療装置制御装置は、その複数のX線画像に対応する複数の撮影角度が等間隔でない場合であっても、その3次元データをより高精度に算出することができる。
本発明による放射線治療システムは、本発明による放射線治療装置制御装置と、放射線治療装置とを備えている。その放射線治療装置は、その線源と、その走行ガントリとを備えていることが好ましい。
その放射線治療装置は、治療用放射線を照射する治療用放射線照射装置をさらに備えていることが好ましい。その治療用放射線照射装置は、その走行ガントリに固定されている。
本発明による放射線断層撮影方法によれば、より高精度に配置された放射線により撮影されたX線画像を得ることができ、その結果、被写体の3次元データをより高精度に算出することができる。
図1は、本発明による放射線治療システムの実施の形態を示すブロック図である。 図2は、放射線治療装置を示す斜視図である。 図3は、放射線治療装置制御装置を示すブロック図である。 図4は、撮影タイミング補正データを示す図である。 図5は、診断用X線源の動作を示し、センサアレイの動作を示すタイミングチャートである。 図6は、複数の重みを示すグラフである。 図7は、本発明による放射線断層撮影方法を示すフローチャートである。 図8は、診断用X線源の動作を示すタイミングチャートである。 図9は、複数の重みを示すグラフである。 図10は、診断用X線源の動作を示すタイミングチャートである。 図11は、他の放射線治療装置を示す図である。 図12は、診断用X線源の動作を示すタイミングチャートである。
図面を参照して、本発明による放射線治療システムの実施の形態を記載する。その放射線治療システム1は、図1に示されているように、放射線治療装置制御装置2と放射線治療装置3とを備えている。放射線治療装置制御装置2は、パーソナルコンピュータに例示されるコンピュータである。放射線治療装置制御装置2と放射線治療装置3とは、双方向に情報を伝送することができるように、互いに接続されている。
図2は、放射線治療装置3を示している。放射線治療装置3は、Oリング12と走行ガントリ14と治療用放射線照射装置16とを備えている。Oリング12は、リング状に形成され、回転軸17を中心に回転可能に基礎に支持されている。回転軸17は、鉛直方向に平行である。走行ガントリ14は、リング状に形成され、Oリング12のリングの内側に配置され、回転軸18を中心に回転可能にOリング12に支持されている。回転軸18は、鉛直方向に垂直であり、回転軸17に含まれるアイソセンタ19を通っている。回転軸18は、Oリング12に対して固定され、すなわち、Oリング12とともに回転軸17を中心に回転する。
治療用放射線照射装置16は、走行ガントリ14のリングの内側に配置されている。治療用放射線照射装置16は、チルト軸21に回転可能に、かつ、パン軸22に回転可能に、走行ガントリ14に支持されている。パン軸22は、走行ガントリ14に対して固定され、回転軸18に交差しないで回転軸18に平行である。チルト軸21は、パン軸22に直交している。チルト軸21とパン軸22との交点は、アイソセンタ19から1mだけ離れている。
放射線治療装置3は、さらに、旋回駆動装置11と首振り機構15とを備え、図示されていない走行駆動装置を備えている。旋回駆動装置11は、放射線治療装置制御装置2により制御されることにより、回転軸17を中心にOリング12を回転させる。その走行駆動装置は、放射線治療装置制御装置2により制御されることにより、回転軸18を中心に走行ガントリ14を回転させる。その走行駆動装置は、さらに、Oリング12に対して走行ガントリ14が配置されるガントリ角度を測定し、そのガントリ角度を放射線治療装置制御装置2に出力する。首振り機構15は、放射線治療装置制御装置2により制御されることにより、パン軸22を中心に治療用放射線照射装置16を回転させ、チルト軸21を中心に治療用放射線照射装置16を回転させる。
治療用放射線照射装置16は、放射線治療装置制御装置2により制御されることにより、治療用放射線23を曝射する。治療用放射線23は、パン軸22とチルト軸21とが交差する交点を頂点とするコーンビームである。治療用放射線23は、一様強度分布を持つように形成されている。治療用放射線照射装置16は、マルチリーフコリメータ20を備えている。マルチリーフコリメータ20は、治療用放射線23が進行する領域に配置されるように、治療用放射線照射装置16に固定されている。マルチリーフコリメータ20は、放射線治療装置制御装置2により制御されることにより、治療用放射線23の一部を遮蔽し、治療用放射線23が患者に照射されるときの照射野の形状を変更する。
治療用放射線23は、このように治療用放射線照射装置16が走行ガントリ14に支持されることにより、治療用放射線照射装置16がアイソセンタ19に向かうように走行ガントリ14に固定されると、旋回駆動装置11によりOリング12が回転し、または、その走行駆動装置により走行ガントリ14が回転しても、常に概ねアイソセンタ19を通る。即ち、走行・旋回を行うことで任意方向からアイソセンタ19に向けて治療用放射線23の照射が可能になる。
放射線治療装置3は、さらに、複数のイメージャシステムを備えている。すなわち、放射線治療装置3は、第1診断用X線源24と第2診断用X線源25と第1センサアレイ32と第2センサアレイ33とを備えている。第1診断用X線源24は、走行ガントリ14に支持され、アイソセンタ19から第1診断用X線源24を結ぶ線分とアイソセンタ19から治療用放射線照射装置16を結ぶ線分とのなす角が鋭角になるように、走行ガントリ14のリングの内側に配置されている。第2診断用X線源25は、走行ガントリ14に支持され、アイソセンタ19から第2診断用X線源25を結ぶ線分とアイソセンタ19から治療用放射線照射装置16を結ぶ線分とのなす角が鋭角になるように、走行ガントリ14のリングの内側に配置されている。第2診断用X線源25は、さらに、アイソセンタ19から第1診断用X線源24を結ぶ線分とアイソセンタ19から第2診断用X線源25を結ぶ線分とのなす角が直角(90度)になるように、配置されている。第1センサアレイ32は、走行ガントリ14に支持され、アイソセンタ19を介して第1診断用X線源24に対向するように、配置されている。第2センサアレイ33は、走行ガントリ14に支持され、アイソセンタ19を介して第2診断用X線源25に対向するように、配置されている。
第1診断用X線源24は、放射線治療装置制御装置2により制御されることにより、所定のタイミングで第1診断用X線35をアイソセンタ19に向けて曝射する。第1診断用X線35は、第1診断用X線源24が有する1点から曝射され、その1点を頂点とする円錐状のコーンビームである。第2診断用X線源25は、放射線治療装置制御装置2により制御されることにより、所定のタイミングで第2診断用X線36をアイソセンタ19に向けて曝射する。第2診断用X線36は、第2診断用X線源25が有する1点から曝射され、その1点を頂点とする円錐状のコーンビームである。
第1センサアレイ32は、受光部を備えている。その受光部は、その受光部の走行ガントリ14の回転方向の両端と第1診断用X線35の頂点とを結ぶ2つの直線のなす広がり角が12.0度になるように、形成されている。第1センサアレイ32は、放射線治療装置制御装置2により制御されることにより、その受光部に受光されるX線に基づいてX線画像を生成する。第2センサアレイ33は、受光部を備えている。その受光部は、その受光部の走行ガントリ14の回転方向の両端と第2診断用X線36の頂点とを結ぶ2つの直線のなす広がり角が12.0度になるように、形成されている。第2センサアレイ33は、放射線治療装置制御装置2により制御されることにより、その受光部に受光されるX線に基づいてX線画像を生成する。そのX線画像は、複数の画素から形成されている。その複数の画素は、そのX線画像でマトリクス状に配置され、それぞれ輝度に対応付けられている。そのX線画像は、複数の画素の各々に対応する輝度が複数の画素の各々に着色されることにより、被写体を映し出している。第1センサアレイ32と第2センサアレイ33としては、FPD(Flat Panel Detector)、X線II(Image Intensifier)が例示される。
このようなイメージャシステムによれば、第1センサアレイ32と第2センサアレイ33とにより得た画像信号に基づき、アイソセンタ19を中心とするX線画像を生成することができる。
放射線治療装置3は、さらに、カウチ41とカウチ駆動装置42とを備えている。カウチ41は、平行移動可能に基礎に支持されている。カウチ41は、放射線治療システム1により治療される患者43が横臥することに利用される。カウチ41は、図示されていない固定具を備えている。その固定具は、その患者が動かないように、その患者をカウチ41に固定する。カウチ駆動装置42は、放射線治療装置制御装置2により制御されることにより、カウチ41を平行移動させる。
図3は、放射線治療装置制御装置2を示している。その放射線治療装置制御装置2は、コンピュータであり、図示されていないCPUと記憶装置とリムーバルメモリドライブと入力装置と出力装置とインターフェースとを備えている。そのCPUは、放射線治療装置制御装置2にインストールされるコンピュータプログラムを実行して、その記憶装置と入力装置と出力装置とを制御する。その記憶装置は、そのコンピュータプログラムを記録し、そのCPUに利用される情報を記録し、そのCPUにより生成される情報を記録する。そのリムーバルメモリドライブは、記録媒体が挿入されたときに、その記録媒体に記録されているデータを読み出すことに利用される。そのリムーバルメモリドライブは、特に、コンピュータプログラムが記録されている記録媒体が挿入されたときに、そのコンピュータプログラムを放射線治療装置制御装置2にインストールするときに利用される。その入力装置は、ユーザに操作されることにより生成される情報をそのCPUに出力する。その入力装置としては、キーボード、マウスが例示される。その出力装置は、そのCPUにより生成された情報をユーザに認識可能に出力する。その出力装置としては、ディスプレイが例示される。
そのインターフェースは、放射線治療装置制御装置2に接続される外部機器により生成される情報をそのCPUに出力し、そのCPUにより生成された情報をその外部機器に出力する。その外部機器は、放射線治療装置3の旋回駆動装置11と走行駆動装置と首振り機構15と治療用放射線照射装置16とマルチリーフコリメータ20と第1診断用X線源24と第2診断用X線源25と第1センサアレイ32と第2センサアレイ33とカウチ駆動装置42とを含んでいる。
放射線治療装置制御装置2にインストールされるコンピュータプログラムは、放射線治療装置制御装置2に複数の機能を実現させるための複数のコンピュータプログラムから形成されている。その複数の機能は、撮影タイミング補正データ作成部51と撮影部52と重み算出部53と再構成部54と治療計画部55と照射部56とを含んでいる。
撮影タイミング補正データ作成部51は、入力装置を用いて入力されるたわみデータに基づいて撮影タイミング補正データを作成し、その撮影タイミング補正データを記憶装置に記録する。そのたわみデータは、ガントリ角度集合を第1測定角度集合と第2測定角度集合とに対応付けている。すなわち、そのガントリ角度集合のうちの任意の要素は、その第1測定角度集合のうちの1つの要素に対応し、その第2測定角度集合のうちの1つの要素に対応している。そのガントリ角度集合の要素は、Oリング12に対して走行ガントリ14が配置されるガントリ角度を示し、放射線治療装置3の走行駆動装置により測定されたガントリ角度を示している。その第1測定角度集合のうちのあるガントリ角度に対応する要素は、そのガントリ角度が放射線治療装置3の走行駆動装置により測定されたときに、Oリング12に対して第1診断用X線源24が配置されている角度を示している。その第2測定角度集合のうちのあるガントリ角度に対応する要素は、そのガントリ角度が放射線治療装置3の走行駆動装置により測定されたときに、Oリング12に対して第2診断用X線源25が配置されている角度を示している。
撮影部52は、アイソセンタ19に配置された患者43を映し出す複数枚のX線画像が撮影されるように、放射線治療装置3を制御する。すなわち、撮影部52は、基礎に対してOリング12が所定の旋回角度に配置されるように、旋回駆動装置11を制御する。撮影部52は、さらに、回転軸18を中心に走行ガントリ14が一定の角速度(たとえば、7度毎秒)で回転軸18を中心に回転するように、放射線治療装置3の走行駆動装置を制御する。撮影部52は、さらに、回転軸18を中心に走行ガントリ14が回転しているときに、Oリング12に対して第1診断用X線源24が複数の第1撮影角度に配置されるタイミングで第1診断用X線35がそれぞれ曝射されるように、第1診断用X線源24を制御する。撮影部52は、さらに、回転軸18を中心に走行ガントリ14が回転しているときに、Oリング12に対して第2診断用X線源25が複数の第2撮影角度に配置されるタイミングで第2診断用X線36がそれぞれ曝射されるように、第2診断用X線源25を制御する。その第1撮影角度と第2撮影角度とは、その複数枚のX線画像がそれぞれ撮影される複数の撮影角度の最小値から最大値までの範囲(本明細書で以下に「撮影角度範囲」と記載される。)を等間隔に分割する複数の角度に概ね一致するように、設計されている。撮影部52は、さらに、Oリング12に対して走行ガントリ14が複数のガントリ角度に配置されたときに、第1X線画像が生成されるように、第1センサアレイ32を制御する。撮影部52は、さらに、Oリング12に対して走行ガントリ14が複数のガントリ角度に配置されたときに、第2X線画像が生成されるように、第2センサアレイ33を制御する。その複数のガントリ角度は、第1診断用X線35がその第1撮影角度に配置されたときに走行ガントリ14が配置されるガントリ角度に一致するように、かつ、第2診断用X線36がその第2撮影角度に配置されたときに走行ガントリ14が配置されるガントリ角度に一致するように、設計されている。
重み算出部53は、撮影部52により撮影された複数の第1X線画像と複数の第2X線画像とに基づいて複数の重みを算出する。その複数の重みは、その複数の第1X線画像と複数の第2X線画像とに対応している。すなわち、その複数の第1X線画像のうちの任意の画像は、その複数の重みのうちの1つの重みに対応している。その複数の第2X線画像のうちの任意の画像は、その複数の重みのうちの1つの重みに対応している。その複数の重みは、総和が第1値になるように算出される。その複数の重みは、さらに、その撮影角度範囲に含まれる所定の幅の任意の範囲内の撮影角度から撮影されたX線画像がn個であるときに、そのn個のX線画像に対応するn個の重みの総和が第2値になるように、算出される。その第2値は、撮影部52により撮影された複数枚のX線画像がそれぞれ撮影される複数の撮影角度の幅とその任意の幅との比がその第1値とその第2値との比に一致するように、算出される。
再構成部54は、撮影部52により撮影された複数の第1X線画像と複数の第2X線画像と重み算出部53により算出された複数の重みとに基づいて三次元データを算出する。その3次元データは、患者43の臓器の立体的な形状を示し、複数のボクセルに複数の透過率を対応付けている。その複数のボクセルは、それぞれ、患者43が配置される空間を隙間なく充填する複数の直方体に対応している。その直方体としては、一辺の長さが0.4mmである立方体が例示される。その各ボクセルに対応する透過率は、その各ボクセルに対応する位置の立方体のX線の透過率を示している。このような再構成は、周知である。
再構成部54は、さらに、その3次元データに基づいて複数のスライス画像を算出する。その複数のスライス画像は、それぞれ、互いに異なる複数の断面で患者43を仮に切断したときの断面を示している。その複数のスライス画像の各々は、複数の画素から形成されている。その複数の画素は、そのスライス画像でマトリクス状に配置され、それぞれ輝度に対応付けられている。そのスライス画像は、その複数の画素の各々に対応する輝度が複数の画素の各々に着色されることにより、その断面を映し出している。
治療計画部55は、再構成部54により算出された複数のスライス画像をユーザにより閲覧可能に出力装置に表示する。治療計画部55は、さらに、入力装置を用いて入力される情報に基づいて治療計画を作成する。その治療計画は、患者43の3次元データを示し、照射角度と線量との組み合わせを示している。その照射角度は、患者43の患部に治療用放射線23を照射する方向を示し、カウチ位置とOリング回転角とガントリ回転角とを示している。そのカウチ位置は、基礎に対するカウチ41の位置を示している。そのOリング回転角は、基礎に対するOリング12の位置を示している。そのガントリ回転角は、Oリング12に対する走行ガントリ14の位置を示している。その線量は、その各照射角度から患者43に照射される治療用放射線23の線量を示している。
照射部56は、治療計画部55により作成された治療計画に示される放射線治療が実行されるように、放射線治療装置3を制御する。すなわち、照射部56は、その治療計画が示す照射角度に治療用放射線照射装置16が患者43に対して配置されるように、カウチ駆動装置42を制御し、旋回駆動装置11を制御し、放射線治療装置3の走行駆動装置を制御する。照射部56は、さらに、2枚の患者43のX線画像が撮影されるように、第1診断用X線源24と第2診断用X線源25と第1センサアレイ32と第2センサアレイ33とを制御する。照射部56は、さらに、その2枚のX線画像に基づいて、患者43の患部の位置を算出し、その患部の形状を算出する。照射部56は、さらに、その算出された患部の位置に治療用放射線照射装置16が向くように、首振り機構15を制御する。照射部56は、さらに、その患部の形状に治療用放射線23の照射野が一致するように、マルチリーフコリメータ20を制御する。照射部56は、さらに、その患部に治療用放射線23が照射されるように、治療用放射線照射装置16を制御する。照射部56は、さらに、その治療計画が示す線量の治療用放射線23が患者43の患部に照射されるまで、そのX線画像の撮影から治療用放射線23の照射までの動作を繰り返して実行する。
図4は、撮影タイミング補正データ作成部51により作成された撮影タイミング補正データを示している。その撮影タイミング補正データ61は、ガントリ角度集合62を第1撮影タイミング補正量集合63と第2撮影タイミング補正量集合64とに対応付けている。すなわち、ガントリ角度集合62のうちの任意の要素は、第1撮影タイミング補正量集合63のうちの1つの要素に対応し、第2撮影タイミング補正量集合64のうちの1つの要素に対応している。ガントリ角度集合62の要素は、Oリング12に対して走行ガントリ14が配置されるガントリ角度を示し、放射線治療装置3の走行駆動装置により測定されたガントリ角度を示している。第1撮影タイミング補正量集合63のうちのあるガントリ角度に対応する要素は、そのガントリ角度が放射線治療装置3の走行駆動装置により測定されたときに、第1診断用X線源24から第1診断用X線35を曝射するタイミングの補正量を示している。第2撮影タイミング補正量集合64のうちのあるガントリ角度に対応する要素は、そのガントリ角度が放射線治療装置3の走行駆動装置により測定されたときに、第2診断用X線源25から第2診断用X線36を曝射するタイミングの補正量を示している。
このとき、撮影部52は、走行ガントリ14が回転軸18を中心に一定の角速度(たとえば、7度毎秒)で回転するように、放射線治療装置3の走行駆動装置を制御する。
撮影部52は、第1診断用X線源24が第1撮影角度に配置されるときに走行ガントリ14が配置されるガントリ角度を算出する。撮影部52は、さらに、その算出されたガントリ角度に走行ガントリ14が配置される第1撮影タイミングをその角速度と走行ガントリ14があるタイミングに配置された測定ガントリ角度とに基づいて算出する。撮影部52は、さらに、撮影タイミング補正データ61を参照して、その算出されたガントリ角度と第1撮影タイミングとに基づいて第1補正後撮影タイミングを算出する。その第1補正後撮影タイミングは、その第1撮影タイミングを第1撮影タイミング補正量集合63のうちのそのガントリ角度に対応する第1撮影タイミング補正量だけずらしたタイミングを示している。撮影部52は、その第1補正後撮影タイミングに第1診断用X線35が曝射されるように、第1診断用X線源24を制御する。撮影部52は、その第1撮影タイミングに第1画像を撮影するように、第1センサアレイ32を制御する。
撮影部52は、第2診断用X線源25が第2撮影角度に配置されるときに走行ガントリ14が配置されるガントリ角度を算出する。撮影部52は、さらに、その算出されたガントリ角度に走行ガントリ14が配置される第2撮影タイミングをその角速度と走行ガントリ14があるタイミングに配置された測定ガントリ角度とに基づいて算出する。撮影部52は、さらに、撮影タイミング補正データ61を参照して、その算出されたガントリ角度と第2撮影タイミングとに基づいて第2補正後撮影タイミングを算出する。その第2補正後撮影タイミングは、その第2撮影タイミングを第2撮影タイミング補正量集合64のうちのそのガントリ角度に対応する第2撮影タイミング補正量だけずらしたタイミングを示している。撮影部52は、その第2補正後撮影タイミングに第2診断用X線36が曝射されるように、第2診断用X線源25を制御する。撮影部52は、その第2撮影タイミングに第2画像を撮影するように、第2センサアレイ33を制御する。
図5は、撮影部52により算出される第1撮影タイミングを示している。その第1撮影タイミング68は、所定の周期(たとえば、約71m秒)で周期的である。図5は、さらに、撮影部52により算出される第1補正後撮影タイミングを示している。その第1補正後撮影タイミング65は、第1診断用X線35が間欠的に曝射されることを示し、第1診断用X線35が所定の期間(たとえば、10m秒)だけ曝射された後に第1診断用X線35の曝射が停止されることを示している。第1補正後撮影タイミング65と第1撮影タイミング68とは、概ね一致し、撮影部52により算出される第1撮影タイミング補正量だけずれていることを示している。
図5は、さらに、撮影部52により算出される第2撮影タイミングを示している。その第2補正後撮影タイミングは、第1撮影タイミング68に一致している。図5は、さらに、撮影部52により算出される第2補正後撮影タイミングを示している。その第2補正後撮影タイミング66は、第2診断用X線36が間欠的に曝射されることを示し、第2診断用X線36が所定の期間(たとえば、10m秒)だけ曝射された後に第2診断用X線36の曝射が停止されることを示している。第2補正後撮影タイミング66とその第2撮影タイミングとは、概ね一致し、撮影部52により算出される第2撮影タイミング補正量だけずれていることを示している。
図5は、さらに、第1センサアレイ32がX線画像を撮影するためにX線を受光するタイミングを示している。そのタイミング67は、第1センサアレイ32が所定の有感時間だけ受光した後にその受光を停止することを示し、その受光が第1撮影タイミング68の周期で周期的であることを示している。図5は、さらに、第2センサアレイ33がX線画像を撮影するためにX線を受光するタイミングを示している。そのタイミングは、タイミング67に一致し、すなわち、第2センサアレイ33が所定の有感時間だけ受光した後にその受光を停止することを示し、その受光がその第2撮影タイミングの周期で周期的であることを示している。その有感時間は、第1診断用X線35が曝射される期間が常時にその有感時間に含まれるように、かつ、第2診断用X線36が曝射される期間が常時にその有感時間に含まれるように、設計されている。
図6は、重み算出部53により算出される複数の重みを示している。その複数の重み71−(j−1)〜71−(j+1)は、複数のX線画像に対応している。その複数のX線画像は、撮影角度範囲から分割された複数の区間のいずれかに属している。複数の重み71−(j−1)〜71−(j+1)は、その複数の区間のうちの連続する一部の区間72−(j−1)〜72−(j+1)に複数のX線画像がそれぞれ属する場合で、区間72−(j−1)〜72−(j+1)の長さが互いに等しいときに、互いに等しい値(たとえば、1)を示すことを示している。
図6は、さらに、撮影部52により撮影された複数のX線画像のうちの1つのX線画像が欠損したときに重み算出部53により算出される複数の重みを示している。その複数の重み73−(j−1)、73−(j+1)は、その欠損したX線画像が撮影された撮影角度に隣り合う2つの撮影角度で撮影された2つのX線画像に対応している。このとき、その欠損したX線画像が属する区間は、省かれ、その2つのX線画像がそれぞれ属する2つの区間74−(j−1)、74−(j+1)の長さは、その欠損したX線画像の分の区間の長さだけ延長され、たとえば、その省かれた区間が省かれる前の区間の長さの1.5倍を示している。このとき、複数の重み73−(j−1)、73−(j+1)は、区間74−(j−1)、74−(j+1)の長さが延長された比だけ増加し、すなわち、複数の重み71−(j−1)〜71−(j+1)の1.5倍の値を示している。
このような重みの算出によれば、撮影画像データの密度(単位角度当たりの撮影画像の情報量)が撮影角度範囲で一様になり、再構成部54は、その重みに基づいて複数のX線画像を再構成することにより、3次元データをより高精度に算出することができる。
図7は、本発明による放射線断層撮影方法の実施の形態を示している。ユーザは、まず、走行ガントリ14が複数のガントリ角度に配置されるように、放射線治療装置制御装置2を操作する。ユーザは、走行ガントリ14がその複数のガントリ角度に配置されるごとに、Oリング12に対して第1診断用X線源24が配置されている第1測定角度を測定し、Oリング12に対して第2診断用X線源25が配置されている第2測定角度を測定する。ユーザは、その測定結果に基づいてたわみデータを作成し、そのたわみデータを放射線治療装置制御装置2に入力する(ステップS1)。放射線治療装置制御装置2は、そのたわみデータに基づいて撮影タイミング補正データ61を作成し、撮影タイミング補正データ61を記憶装置に記録する(ステップS2)。
ユーザは、放射線治療装置3のカウチ41に患者43を固定する。ユーザは、旋回角度と複数の第1撮影角度と複数の第2撮影角度とを放射線治療装置制御装置2に入力する。放射線治療装置制御装置2は、基礎に対してOリング12がその旋回角度に配置されるように旋回駆動装置11を制御する。放射線治療装置制御装置2は、回転軸18を中心に走行ガントリ14が一定の角速度(たとえば、7度毎秒)で回転するように、放射線治療装置3の走行駆動装置を制御する。放射線治療装置制御装置2は、第1診断用X線源24が第1撮影角度に配置されるときに走行ガントリ14が配置されるガントリ角度を算出し、第2診断用X線源25が第2撮影角度に配置されるときに走行ガントリ14が配置されるガントリ角度を算出する。放射線治療装置制御装置2は、さらに、その算出されたガントリ角度に走行ガントリ14が配置される第1撮影タイミングまたは第2撮影タイミングを算出する。
放射線治療装置制御装置2は、さらに、撮影タイミング補正データ61を参照して、その算出されたガントリ角度と第1撮影タイミングとに基づいて第1補正後撮影タイミングを算出する。その第1補正後撮影タイミングは、その第1撮影タイミングを第1撮影タイミング補正量集合63のうちのそのガントリ角度に対応する第1撮影タイミング補正量だけずらしたタイミングを示している。放射線治療装置制御装置2は、さらに、撮影タイミング補正データ61を参照して、その算出されたガントリ角度と第2撮影タイミングとに基づいて第2補正後撮影タイミングを算出する。その第2補正後撮影タイミングは、その第2撮影タイミングを第2撮影タイミング補正量集合64のうちのそのガントリ角度に対応する第2撮影タイミング補正量だけずらしたタイミングを示している。
放射線治療装置制御装置2は、その第1補正後撮影タイミングに第1診断用X線35が曝射されるように、第1診断用X線源24を制御する。放射線治療装置制御装置2は、その第1撮影タイミングに第1画像を撮影するように、第1センサアレイ32を制御する。放射線治療装置制御装置2は、その第2補正後撮影タイミングに第2診断用X線36が曝射されるように、第2診断用X線源25を制御する。放射線治療装置制御装置2は、その第2撮影タイミングに第2画像を撮影するように、第2センサアレイ33を制御する(ステップS3)。
放射線治療装置制御装置2は、撮影画像データの密度(単位角度当たりの撮影画像の情報量)が撮影角度範囲で一様になるように、その第1画像と第2画像とに基づいて複数の重みを算出する(ステップS4)。放射線治療装置制御装置2は、その複数の第1画像と複数の第2画像と複数の重みとに基づいて3次元データを算出する。再構成部54は、さらに、その3次元データに基づいて複数のスライス画像を算出する(ステップS5)。
走行ガントリ14は、治療用放射線照射装置16とマルチリーフコリメータ20と第1診断用X線源24と第2診断用X線源25などの質量によりたわみ、そのたわみの程度は、ガントリ角度により異なる。本発明による放射線断層撮影方法によれば、走行ガントリ14がガントリ角度に応じて異なる程度にたわむ場合であっても、放射線治療装置制御装置2は、第1診断用X線源24と第2診断用X線源25とが所定の撮影角度に配置されるタイミングをより正確に算出することができ、放射線治療装置3は、第1診断用X線35と第2診断用X線36とをより正確な位置から患者43に曝射することができる。このため、放射線治療装置制御装置2は、第1診断用X線35と第2診断用X線36とを用いて撮影角度範囲をより等間隔に分割する複数の撮影角度から患者43のX線画像を撮影することができ、そのX線画像を再構成することにより、患者43の3次元データをより高精度に算出することができる。
放射線治療システム1は、さらに、治療計画を作成する動作と放射線治療する動作とを実行する。
その治療計画を作成する動作では、まず、放射線治療装置制御装置2は、本発明による放射線断層撮影方法により算出された複数のスライス画像をディスプレイに表示する。ユーザは、その画像を閲覧し、その患部の位置と形状とを特定し、その患部の位置と形状とを放射線治療装置制御装置2に入力する。放射線治療装置制御装置2は、その患部の位置と形状とに基づいて治療計画を作成する。その治療計画は、患者43の3次元データを示し、照射角度と線量との組み合わせを示している。その照射角度は、患者43の患部に治療用放射線23を照射する方向を示し、カウチ位置とOリング回転角とガントリ回転角とを示している。そのカウチ位置は、基礎に対するカウチ41の位置を示している。そのOリング回転角は、基礎に対するOリング12の位置を示している。そのガントリ回転角は、Oリング12に対する走行ガントリ14の位置を示している。その線量は、その各照射角度から患者43に照射される治療用放射線23の線量を示している。
放射線治療する動作では、放射線治療装置制御装置2は、その治療計画が示す照射角度から治療用放射線23がその治療計画が示す線量だけ患者43の患部に照射されるように放射線治療装置3を制御する。すなわち、放射線治療装置制御装置2は、その治療計画が示すカウチ位置にカウチ41が配置されるように、カウチ駆動装置42を制御する。放射線治療装置制御装置2は、その治療計画が示すOリング回転角にOリング12が配置されるように、旋回駆動装置11を制御する。放射線治療装置制御装置2は、さらに、その治療計画が示すガントリ回転角に走行ガントリ14が配置されるように、放射線治療装置3の走行駆動装置を制御する。
放射線治療装置制御装置2は、第1診断用X線35が曝射されるように、第1診断用X線源24を制御する。放射線治療装置制御装置2は、その曝射された第1診断用X線35が患者43を透過した後の透過線に基づいて第1X線画像が撮影されるように、第1センサアレイ32を制御する。放射線治療装置制御装置2は、第2診断用X線36が曝射されるように、第2診断用X線源25を制御する。放射線治療装置制御装置2は、その曝射された第2診断用X線36が患者43を透過した後の透過線に基づいて第2X線画像が撮影されるように、第2センサアレイ33を制御する。
放射線治療装置制御装置2は、その第1X線画像と第2X線画像とに基づいて患者43の患部の位置と形状とを算出する。放射線治療装置制御装置2は、その算出された位置に治療用放射線照射装置16が向くように、首振り機構15を制御する。放射線治療装置制御装置2は、その患部の形状に治療用放射線23の照射野が一致するように、マルチリーフコリメータ20を制御する。放射線治療装置制御装置2は、さらに、その患部に治療用放射線23が照射されるように、治療用放射線照射装置16を制御する。放射線治療装置制御装置2は、さらに、その治療計画が示す線量の治療用放射線23が患者43の患部に照射されるまで、そのX線画像の撮影から治療用放射線23の照射までの動作を周期的に繰り返して実行する。その周期としては、0.2秒が例示される。
その第1X線画像と第2X線画像とに基づいて算出された患者43の患部の位置と形状とは、アイソセンタ19を中心にして垂直と異なる他の角度に配置される2つのイメージャを用いてそれぞれ撮影される2枚のX線画像に基づいて算出される位置と形状とに比較して、より高精度である。このため、放射線治療装置3は、垂直と異なる他の角度に配置される2つのイメージャを備える他の放射線治療装置に比較して、より高精度に放射線治療することができる。
本発明による放射線断層撮影方法の実施の他の形態は、既述の実施の形態における第1撮影タイミング68が他の第1撮影タイミングに置換され、第2撮影タイミングが他の第2撮影タイミングに置換されている。その第1撮影タイミング78は、図8に示されているように、所定の周期(たとえば、約71m秒)で周期的である。その第2撮影タイミング79は、第1撮影タイミング78が示す周期で周期的であり、位相が第1撮影タイミング78の位相と半周期だけずれている。
図8は、さらに、撮影部52により算出される第1補正後撮影タイミングを示している。その第1補正後撮影タイミング76は、第1診断用X線35が間欠的に曝射されることを示し、第1診断用X線35が所定の期間(たとえば、10m秒)だけ曝射された後に第1診断用X線35の曝射が停止されることを示している。第1補正後撮影タイミング76と第1撮影タイミング68とは、概ね一致し、撮影部52により算出される第1撮影タイミング補正量だけずれていることを示している。
図8は、さらに、撮影部52により算出される第2補正後撮影タイミングを示している。その第2補正後撮影タイミング77は、第2診断用X線36が間欠的に曝射されることを示し、第2診断用X線36が所定の期間(たとえば、10m秒)だけ曝射された後に第2診断用X線36の曝射が停止されることを示している。第2補正後撮影タイミング77とその第2撮影タイミングとは、概ね一致し、撮影部52により算出される第2撮影タイミング補正量だけずれていることを示している。
このような第1撮影タイミング78と第2撮影タイミング79とによれば、既述の実施の形態における放射線断層撮影方法と同様にして、撮影タイミングを撮影ごとに補正しない技術に比較して、患者43の3次元データをより高精度に算出することができる。このような第1撮影タイミング78と第2撮影タイミング79とによれば、さらに、第1センサアレイ32が第2診断用X線36の散乱線を受光しないで第1診断用X線35の透過線だけを受光することができるように、第1センサアレイ32の有感時間を制御することができ、第2センサアレイ33が第1診断用X線35の散乱線を受光しないで第2診断用X線36の透過線だけを受光することができるように、第2センサアレイ33を制御することができる。このとき、第1センサアレイ32または第2センサアレイ33により撮影される複数のX線画像は、散乱線の影響が低減され、より鮮明である。その結果、その複数のX線画像に基づいて算出される3次元データは、より鮮明になり、より高精度化される。
図9は、このような第1撮影タイミング78と第2撮影タイミング79とが適用されたときに重み算出部53により算出される複数の重みを示している。その複数の重み81−178〜81−181は、第2センサアレイ33により撮影された複数の第2X線画像に対応しその複数の重み82−1〜82−4は、第1センサアレイ32により撮影された複数の第1X線画像に対応している。複数の重み81−178〜81−181は、その第2X線画像が撮影された撮影角度が(0.5×n)度(nは、整数)により表現されることを示している。複数の重み82−1〜82−4は、その第1X線画像が撮影された撮影角度が(0.5×n+0.25)度により表現されることを示している。複数の重み81−178〜81−181と複数の重み82−1〜82−4は、重み81−181に対応する第2X線画像が撮影された撮影角度と重み82−1に対応する第1X線画像が撮影された撮影角度との間隔が0.25であり、その第1X線画像の撮影角度の間隔0.5度と異なり、その第2X線画像の撮影角度の間隔0.5度と異なることを示している。すなわち、複数の重み81−178〜81−181と複数の重み82−1〜82−4は、第1撮影タイミング78と第2撮影タイミング79とが適用されたときに、その第1X線画像が撮影される撮影角度の範囲とその第2X線画像が撮影される撮影角度の範囲との境目86で撮影角度との間隔が他の間隔と異なることを示している。
図9は、さらに、その第1X線画像と第2X線画像とが属する複数の区間を示している。その複数の区間83−178〜83−180には、それぞれ、複数の重み81−178〜81−181に対応する複数の第2X線画像が属している。その複数の区間84−2〜84−4には、それぞれ、複数の重み82−2〜82−4に対応する複数の第1X線画像が属している。区間85には、重み81−181に対応する第2X線画像と重み82−1に対応する第1X線画像とが属している。
区間85の長さは、複数の区間83−178〜83−180、84−2〜84−4の長さより長く、複数の区間83−178〜83−180、84−2〜84−4の長さの1.5倍を示している。重み81−181と重み82−1とは、重み81−178〜81−180、82−2〜82−4より小さく、重み81−178〜81−180、82−2〜82−4の0.75倍を示している。このとき、撮影画像データの密度(単位角度当たりの撮影画像の情報量)が撮影角度範囲で一様になり、再構成部54は、その重みに基づいて複数のX線画像を再構成することにより、3次元データをより高精度に算出することができる。すなわち、このような重みの算出によれば、第1撮影タイミング78と第2撮影タイミング79とが適用された場合であっても、3次元データをより高精度に算出することができる。
本発明による放射線断層撮影方法の実施のさらに他の形態は、既述の実施の形態における第1補正後撮影タイミング76と第2補正後撮影タイミング77とで撮影された複数のX線画像の撮影角度が他の撮影角度に置換されている。図10は、第1補正後撮影タイミング76で第1診断用X線35を曝射するときに第1診断用X線源24が配置される第1撮影角度を示している。その第1撮影角度88は、第1診断用X線源24が第1補正後撮影タイミング76で配置される複数の撮影角度が撮影角度範囲の一部を所定の間隔Δθで等間隔に分割していることを示している。図10は、さらに、第2補正後撮影タイミング77で第2診断用X線36を曝射するときに第1診断用X線源24が配置される第2撮影角度を示している。その第2撮影角度87は、第2診断用X線源25が第2補正後撮影タイミング77で配置される複数の撮影角度が撮影角度範囲の一部を所定の間隔Δθで等間隔に分割していることを示している。
第1撮影角度88は、さらに、その第1X線画像が撮影される撮影角度の範囲とその第2X線画像が撮影される撮影角度の範囲との境目89の近傍で第1診断用X線35が曝射されるときに第1診断用X線源24が配置される撮影角度が、境目89とΔθ/2だけずれていることを示している。第2撮影角度87は、さらに、境目89の近傍で第2診断用X線36が曝射されるときに第2診断用X線源25が配置される撮影角度が、境目89とΔθ/2だけずれていることを示している。第1撮影角度88と第2撮影角度87とは、境目89の近傍で第1診断用X線35が曝射されるときに第1診断用X線源24が配置される撮影角度と境目89の近傍で第2診断用X線36が曝射されるときに第2診断用X線源25が配置される撮影角度と境目89の近傍で第2診断用X線36が曝射されるときに第2診断用X線源25が配置される撮影角度の差がΔθであることを示している。すなわち、第1撮影角度88と第2撮影角度87とは、第1診断用X線35と第2診断用X線36とがそれぞれ曝射される複数の撮影角度が撮影角度範囲の全部を間隔Δθで等間隔に分割していることを示している。
このような間隔Δθは、次式:
n=(θopen−Δθ÷2)÷Δθ
を解くことにより算出される。ここで、整数nは、適当な整数を示し、角度θopenは、第1診断用X線源24と第2診断用X線源25との間の角度を示している。たとえば、間隔Δθは、n=180、θopen=90度であるときに、およそ0.4986149度を示す。間隔Δθは、n=4、θopen=90度であるときに、20度を示す。このとき、第1撮影角度88は、100度と120度と140度と160度と180度と200度とを示し、第2撮影角度87は、0度と20度と40度と60度と80度とを示している。
このような複数の撮影角度が適用された放射線断層撮影方法によれば、既述の図9に示されるような複数の撮影角度が適用された放射線断層撮影方法と同様にして、3次元データを高精度に算出することができる。このような複数の撮影角度が適用された放射線断層撮影方法によれば、撮影角度範囲をより等間隔に分割する複数の撮影角度から撮影される複数のX線画像が用いられることにより、既述の図9に示されるような複数の撮影角度が適用された放射線断層撮影方法と比較して、3次元データをより高精度に算出することができる。
なお、このような複数の撮影角度が適用された放射線断層撮影方法では、その複数の撮影角度に基づいて算出された第1撮影タイミングまたは第2撮影タイミングを補正しないで、その第1補正後撮影タイミングに第1診断用X線35が曝射されるように第1診断用X線源24を制御しその第2補正後撮影タイミングに第2診断用X線36が曝射されるように第2診断用X線源25を制御することもできる。このような放射線断層撮影方法によれば、走行ガントリ14がたわむ程度が極めて小さいときに、既述の図9に示されるような複数の撮影角度が適用された放射線断層撮影方法と比較して、3次元データをより高精度に算出することができ、有用である。
さらに、本発明による放射線断層撮影方法は、n個のイメージャシステムを備える他の放射線治療装置に適用することもできる。このとき、n個の診断用X線源は、n個の診断用X線源のうちの隣接する2つとアイソセンタ19とそれぞれ結ぶ2つの線分のなす角が(180/n)度になるような位置に配置されている。
図11は、その放射線治療装置を示している。その放射線治療装置は、既述の実施の形態における放射線治療装置3のイメージャシステムが他のイメージャシステムに置換されている。すなわち、その放射線治療装置は、nが3であり、診断用X線源91−1〜91−3とセンサアレイ92−1〜92−3とを備えている。診断用X線源91−1〜91−3は、それぞれ、走行ガントリ14に支持され、走行ガントリ14のリングの内側に配置されている。診断用X線源91−2は、アイソセンタ19から診断用X線源91−1を結ぶ線分とアイソセンタ19から診断用X線源91−2を結ぶ線分とのなす角が60度になるような位置に配置されている。診断用X線源91−3は、アイソセンタ19から診断用X線源91−2を結ぶ線分とアイソセンタ19から診断用X線源91−3を結ぶ線分とのなす角が60度になるような位置に配置されている。診断用X線源91−1は、放射線治療装置制御装置2により制御されてアイソセンタ19に向けて診断用X線93−1を曝射する。診断用X線源91−2は、放射線治療装置制御装置2により制御されてアイソセンタ19に向けて診断用X線93−2を曝射する。診断用X線源91−3は、放射線治療装置制御装置2により制御されてアイソセンタ19に向けて診断用X線93−3を曝射する。
図12は、本発明による放射線断層撮影方法がこのような放射線治療装置に適用されたときに、既述の実施の形態における第1撮影タイミング68と第2撮影タイミングとから置換される複数の撮影タイミングを示している。その複数の撮影タイミング95−1〜95−3は、それぞれ、所定の周期96(たとえば、約71m秒)で周期的である。撮影タイミング95−2は、位相が撮影タイミング95−1の位相と周期96の1/3だけずれている。撮影タイミング95−3は、位相が撮影タイミング95−1の位相と周期96の2/3だけずれている。すなわち、撮影タイミング95−2は、撮影タイミング95−1から1/3周期97だけ位相が遅れているタイミングに大部分が一致している。1/3周期97は、周期96を3で除算した商を示している。撮影タイミング95−3は、撮影タイミング95−2から1/3周期97だけ位相が遅れているタイミングに大部分が一致している。撮影タイミング95−1は、撮影タイミング95−3から1/3周期97だけ位相が遅れているタイミングに大部分が一致している。
このとき、撮影タイミング補正データ61は、ガントリ角度集合62を第3撮影タイミング補正量集合にさらに対応付ける他の撮影タイミング補正データに置換されている。放射線治療装置制御装置2は、その撮影タイミング補正データを参照して、複数の撮影タイミング95−1〜95−3を複数の補正後撮影タイミングに補正し、その複数の補正後撮影タイミングに複数の診断用X線93−1〜93−3がそれぞれ曝射されるように診断用X線源91−1〜91−3を制御し、その複数の補正後撮影タイミングに複数のX線画像が撮影されるように92−1〜92−3を制御する。放射線治療装置制御装置2は、その複数のX線画像に基づいて複数の重みを算出し、その複数のX線画像を複数の重みとに基づいて3次元データを算出し、複数のスライス画像を算出する。
このような放射線治療装置に適用された放射線断層撮影方法によれば、既述の放射線断層撮影方法と同様にして、3次元データを高精度に算出することができる。このような放射線治療装置に適用された放射線断層撮影方法によれば、既述の放射線断層撮影方法に比較して、さらに、その複数のX線画像をより短時間に撮影することができ、好ましい。
1 :放射線治療システム
2 :放射線治療装置制御装置
3 :放射線治療装置
11:旋回駆動装置
12:Oリング
14:走行ガントリ
15:首振り機構
16:治療用放射線照射装置
17:回転軸
18:回転軸
19:アイソセンタ
20:マルチリーフコリメータ
21:チルト軸
22:パン軸
23:治療用放射線
24:第1診断用X線源
25:第2診断用X線源
32:第1センサアレイ
33:第2センサアレイ
35:第1診断用X線
36:第2診断用X線
41:カウチ
42:カウチ駆動装置
43:患者
51:撮影タイミング補正データ作成部
52:撮影部
53:重み算出部
54:再構成部
55:治療計画部
56:照射部
61:撮影タイミング補正データ
62:ガントリ角度集合
63:第1撮影タイミング補正量集合
64:第2撮影タイミング補正量集合
65:第1補正後撮影タイミング
66:第2補正後撮影タイミング
67:タイミング
68:第1撮影タイミング
71−(j−1)〜71−(j+1):複数の重み
72−(j−1)〜72−(j+1):区間
73−(j−1)、73−(j+1):複数の重み
74−(j−1)、74−(j+1):区間
76:第1補正後撮影タイミング
77:第2補正後撮影タイミング
78:第1撮影タイミング
79:第2撮影タイミング
81−178〜81−181:複数の重み
82−1〜82−4:複数の重み
83−178〜83−180:複数の区間
84−2〜84−4:その複数の区間
85:区間
86:境目
87:第2撮影角度
88:第1撮影角度
89:境目
91−1〜91−3:診断用X線源
92−1〜92−3:センサアレイ
93−1〜93−3:診断用X線
95−1〜95−3:複数の撮影タイミング
96:周期
97:1/3周期

Claims (11)

  1. 複数ガントリ角度を複数撮影タイミング補正量に対応付ける撮影タイミング補正データを参照して、回転する走行ガントリに支持される線源が所定の撮影角度に配置される撮影タイミングと前記複数撮影タイミング補正量のうちの前記走行ガントリが前記撮影タイミングで配置されるガントリ角度に対応する撮影タイミング補正量とに基づいて曝射タイミングを算出するステップと、
    前記曝射タイミングに前記線源から曝射された放射線により撮影されたX線画像に基づいて、前記X線画像の被写体の3次元データを算出するステップと
    を具備する放射線断層撮影方法であって、
    前記放射線断層撮影方法は、他の曝射タイミングを算出するステップをさらに具備し、
    前記撮影タイミング補正データは、前記複数ガントリ角度を他の複数撮影タイミング補正量にさらに対応付け、
    前記他の曝射タイミングは、前記走行ガントリに支持される他の線源が所定の他の撮影角度に配置される他の撮影タイミングと前記他の複数撮影タイミング補正量のうちの前記走行ガントリが前記他の撮影タイミングで配置される他のガントリ角度に対応する他の撮影タイミング補正量とに基づいて、算出され、
    前記3次元データは、前記他の曝射タイミングに前記他の線源から曝射された他の放射線により撮影された他のX線画像にさらに基づいて、算出され、
    前記放射線断層撮影方法は、
    前記走行ガントリが前記複数ガントリ角度に配置されたときに前記線源がそれぞれ配置される複数第1絶対角度を測定するステップと、
    前記走行ガントリが前記複数ガントリ角度に配置されたときに前記他の線源がそれぞれ配置される複数第2絶対角度を測定するステップと、
    前記複数第1絶対角度と前記複数第2絶対角度とに基づいて前記撮影タイミング補正データを作成するステップと
    をさらに具備する
    放射線断層撮影方法。
  2. 請求の範囲において、
    前記他の放射線は、前記放射線が曝射されていない期間に、曝射され、
    前記放射線は、前記他の放射線が曝射されていない期間に、曝射される
    放射線断層撮影方法。
  3. 請求の範囲において、
    前記所定の撮影角度と前記所定の他の撮影角度とは、間隔が等しい複数の撮影角度のうちのいずれかに一致するように、形成される
    放射線断層撮影方法。
  4. 請求の範囲1〜請求の範囲のいずれかにおいて、
    前記3次元データに再構成される複数のX線画像に対応する複数の重みを前記X線画像と前記所定の撮影角度とに基づいて算出するステップをさらに具備し、
    前記複数のX線画像は、複数の撮影角度に対応し、
    前記複数の重みは、前記複数のX線画像のうちの単位角度内X線画像が単位角度範囲に含まれる単位角度内撮影角度に対応するときに、前記複数の重みのうちの前記単位角度内X線画像に対応する単位角度内重みの総和が一様になるように、算出され、
    前記3次元データは、前記複数の重みにさらに基づいて算出される
    放射線断層撮影方法。
  5. 請求の範囲1〜請求の範囲のいずれかに記載される放射線断層撮影方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 複数ガントリ角度を複数撮影タイミング補正量に対応付ける撮影タイミング補正データを参照して、回転する走行ガントリに支持される線源が所定の撮影角度に配置される撮影タイミングと前記複数撮影タイミング補正量のうちの前記走行ガントリが前記撮影タイミングで配置されるガントリ角度に対応する撮影タイミング補正量とに基づいて算出された曝射タイミングに前記線源から放射線を曝射することによりX線画像を撮影する撮影部と、
    前記X線画像に基づいて前記X線画像の被写体の3次元データを算出する再構成部と
    を具備する放射線治療装置制御装置であって、
    前記撮影タイミング補正データは、前記複数ガントリ角度を他の複数撮影タイミング補正量にさらに対応付け、
    前記撮影部は、前記走行ガントリに支持される他の線源が所定の他の撮影角度に配置される他の撮影タイミングと前記他の複数撮影タイミング補正量のうちの前記走行ガントリが前記他の撮影タイミングで配置される他のガントリ角度に対応する他の撮影タイミング補正量とに基づいて他の曝射タイミングをさらに算出し、前記他の曝射タイミングに前記他の線源から他の放射線を曝射することにより他のX線画像を撮影し、
    前記再構成部は、前記他のX線画像にさらに基づいて前記3次元データを算出し、
    前記放射線治療装置制御装置は、
    前記走行ガントリが前記複数ガントリ角度に配置されたときにそれぞれ測定された前記線源の複数第1絶対角度と前記走行ガントリが前記複数ガントリ角度に配置されたときにそれぞれ測定された前記他の線源の複数第2絶対角度とに基づいて前記撮影タイミング補正データを作成する撮影タイミング補正データ作成部をさらに具備する
    放射線治療装置制御装置。
  7. 請求の範囲において、
    前記他の放射線は、前記放射線が曝射されていない期間に、曝射され、
    前記放射線は、前記他の放射線が曝射されていない期間に、曝射される
    放射線治療装置制御装置。
  8. 請求の範囲において、
    前記所定の撮影角度と前記所定の他の撮影角度とは、間隔が等しい複数の撮影角度のうちのいずれかに一致するように、形成される
    放射線治療装置制御装置。
  9. 請求の範囲〜請求の範囲のいずれかにおいて、
    前記3次元データに再構成される複数のX線画像に対応する複数の重みを前記X線画像と前記所定の撮影角度とに基づいて算出する重み算出部をさらに具備し、
    前記複数のX線画像は、複数の撮影角度に対応し、
    前記複数の重みは、前記複数のX線画像のうちの単位角度内X線画像が単位角度範囲に含まれる単位角度内撮影角度に対応するときに、前記複数の重みのうちの前記単位角度内X線画像に対応する単位角度内重みの総和が一様になるように、算出され、
    前記再構成部は、前記複数の重みにさらに基づいて前記3次元データを算出する
    放射線治療装置制御装置。
  10. 請求の範囲〜請求の範囲のいずれかに記載される放射線治療装置制御装置と、
    放射線治療装置とを具備し、
    前記放射線治療装置は、
    前記線源と、
    前記走行ガントリとを備える
    放射線治療システム。
  11. 請求の範囲10において、
    前記放射線治療装置は、治療用放射線を照射する治療用放射線照射装置をさらに備え、
    前記治療用放射線照射装置は、前記走行ガントリに固定される
    放射線治療システム。
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