JP5030864B2 - ハイブリッド建設機械の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電動モータの動力を利用してサブポンプを回転させるとともに、このサブポンプの吐出流体をメインポンプの吐出側に合流させるロードセンシング機能を有するハイブリッド建設機械の制御装置に関する。
従来から知られているロードセンシング回路を備えた制御装置は、当該回路系統に接続した複数のアクチュエータにおける負荷圧のうちの最高負荷圧を選択して、メインポンプが当該最高負荷圧と一定の差圧を保てるようにその吐出量を制御するとともに、個々のアクチュエータには操作弁と圧力補償弁とを接続して、当該アクチュエータの負荷圧の変化にかかわりなく供給流量を一定に保てるように制御している。
特開2004−197825号公報
上記のように従来の装置では、エンジンを常時高回転させているために、そのエンジン音が騒音の原因になるという問題があった。
この発明の目的は、通常はエンジンを高回転で使用する作業領域においても、電動モータで駆動するサブポンプを補助的に使用することにより、エンジンの回転数を下げられるようにして、上記従来の問題を解決した装置を提供することである。
この発明は、可変容量型のメインポンプと、このメインポンプの傾転角を制御するレギュレータと、メインポンプに接続するとともに、複数のアクチュエータに対応した複数の操作弁を備え、これら各アクチュエータの最高負荷圧を検出するロードセンシング回路とを備え、上記メインポンプの最大容量の範囲内でポンプ吐出圧とロードセンシング回路の最高負荷圧との差圧を一定に保つロードセンシング制御装置を備えたハイブリッド建設機械の制御装置を前提にするものである。
上記の装置を前提にしつつ、第1の発明は、上記メインポンプの吐出側に、電動モータの出力で駆動する可変容量型のサブポンプを接続するとともに、このサブポンプにはその傾転角を制御する傾角制御器を設け、この傾角制御器を制御するコントローラを設けている。そして、このコントローラは、メインポンプの最大容量を記憶するとともに、メインポンプの傾転角に応じてそのポンプ吐出量を判定し、かつ、メインポンプの吐出圧とロードセンシング回路の最高負荷圧との差圧を検出し、メインポンプの吐出量が上記最大容量に達しているかどうかを判定する。そして、上記最大容量に達しているとき上記サブポンプの吐出量を確保するとともに、メインポンプの吐出圧とロードセンシング回路の最高負荷圧との差圧に応じてサブポンプの吐出量を制御する。
第2の発明は、上記コントローラは、メインポンプの吐出圧とロードセンシング回路の最高負荷圧とを比較して、その差圧が相対的に小さいときはサブポンプの傾転角を相対的に大きくし、差圧が設定された一定の圧力に近づくにしたがってサブポンプの傾転角を相対的に小さくする。
第3の発明は、メインポンプにその駆動源であるエンジンを連係する一方、コントローラは、エンジンの回転数を検出し、予め設定されたエンジンの高回転領域と低回転領域とを記憶する。そして、コントローラは、エンジンが高回転領域で回転しているときにサブポンプの傾転角を相対的に大きくする高回転制御パターンと、エンジンが低回転領域で回転しているときにサブポンプの傾転角を相対的に小さくする低回転制御パターンとを記憶するとともに、エンジンが高回転領域で回転しているとき、上記高回転制御パターンを選択して、サブポンプの傾転角を制御し、エンジンが低回転領域で回転しているとき、上記低回転制御パターンを選択して、サブポンプの傾転角を制御する。
第1の発明によれば、予め設定したメインポンプの最大容量に達したとき、電動モータを駆動源とするサブポンプを利用して、メインポンプの最大容量以上の流量をアシストすることができるので、必要以上にエンジンの回転数を上げなくてもよくなる。このようにエンジンの回転数を必要以上に上げなくてもよいので、エンジンによる騒音を抑えることができる。
さらに、第1及び第2の発明によれば、サブポンプのアシスト流量は、メインポンプの吐出圧とロードセンシング回路の最高負荷圧との差圧に基づいて制御するようにしているので、サブポンプの吐出量は、ロードセンシング回路が要求する流量の範囲内に抑えることができる。したがって、必要以上の流量を供給しなくてすみ、その分、省エネルギー化を図ることができる。
第3の発明によれば、コントローラは、高回転制御パターンと低回転制御パターンとに分けてサブポンプのアシスト流量を制御するようにしたので、例えば、パワーショベルにおいて、ショベルで精巧な地ならしをするときなどでは、低回転制御パターンでサブポンプのアシスト流量を制御できる。この低回転制御パターンでは、サブポンプのアシスト流量を相対的に少なくするので、上記のように精巧な地ならしをする場合など、オペレータにとって微妙な制御がし易くなるという利点がある。
精巧な地ならしをする場合に、もし、サブポンプのアシスト流量を多くすれば、操作弁を少し操作しただけで大流量が供給されてしまう。そのために、オペレータは、当該操作弁に接続したアクチュエータの細かな制御ができなくなる。しかし、第3の発明の場合には、サブポンプによるアシスト流量を活用しながら、当該アクチュエータを細かく制御することができる。
図示の実施形態は、図1に示したように、従来公知のロードセンシング回路LSを備えたパワーショベルに関するものである。
そして、上記ロードセンシング回路LSは、可変容量型のメインポンプMPに接続しているが、このメインポンプMPはエンジンEの駆動力で回転するもので、このメインポンプMPにはその傾転角を制御するレギュレータ1を設けている。
上記レギュレータ1には、吐出圧導入ライン2を介してメインポンプMPの吐出圧が導かれるとともに、負荷圧導入ライン3を介してロードセンシング回路LSの最高負荷圧が導かれるようにしている。このようにしたレギュレータ1は、上記吐出圧と最高負荷圧との差圧が一定に保たれるようにメインポンプMPの傾転角を制御するものである。
すなわち、上記ロードセンシング回路LSには、走行用モータを制御する操作弁V1,V2、ブームシリンダBCを制御する操作弁V3、アームシリンダを制御する操作弁V4、バケットシリンダを制御する操作弁V5および旋回モータRMを制御する操作弁V6を設けているが、これら各操作弁V1〜V6は、パラレル通路aを介してメインポンプMPに対して並列に接続している。そして、これら各操作弁V1〜V6には、圧力補償弁C1〜C6を接続している。これら圧力補償弁C1〜C6は、当該操作弁V1〜V6に接続したアクチュエータの負荷圧の変化にかかわりなく一定の流量が供給されるように制御するものである。また、当該ロードセンシング回路LSには上記高圧選択弁CH1〜CH5を設け、上記各操作弁V1〜V6に接続したアクチュエータの最高負荷圧を上記レギュレータ1に導くようにしている。
また、上記吐出圧導入ライン2は、圧力センサーPS1および第1パイロットライン4を介してコントローラCにし、負荷圧導入ライン3は、圧力センサーPS2および第2パイロットライン5を介してコントローラCに接続している。したがって、コントローラCは、メインポンプMPの吐出圧と、ロードセンシング回路LSにおける最高負荷圧との差圧を検出することができる。
なお、図中符号6はエンジンEの回転力で発電するジェネレータで、エンジンEの余剰出力で発電するものである。
次に、メインポンプの出力をアシストする可変容量型のサブポンプSPについて説明する。
上記可変容量型のサブポンプSPは、発電機兼用の電動モータMGの駆動力で回転するが、この電動モータMGの駆動力によって、可変容量型のアシストモータAMも同軸回転する構成にしている。そして、上記電動モータMGにはインバータIを接続するとともに、このインバータIをコントローラCに接続し、このコントローラCで電動モータMGの回転数等を制御できるようにしている。
上記のようにしたサブポンプSPおよびアシストモータAMの傾転角は傾角制御器Sd,Adで制御されるが、これら傾角制御器Sd,Adは、コントローラCの出力信号で制御されるものである。
また、上記サブポンプSPには合流通路7を設けているが、サブポンプSPはこの合流通路7を介してメインポンプMPの吐出側に連通するものである。そして、この合流通路7には、サブポンプSPからメインポンプMPの吐出側への流通のみを許容するチェック弁8を設けている。
さらに、上記旋回モータRMは、通路9,10を介して上記旋回モータ制御用の操作弁に接続しているが、両通路9,10のそれぞれにはブレーキ弁11,12を接続している。そして、旋回モータ制御用の操作弁を中立位置に保っているときには、旋回モータRMは停止状態を維持する。
上記の状態から旋回モータ制御用の操作弁を例えば一方の方向に切り換えると、上記一方の通路9がメインポンプMPに接続され、他方の通路10がタンクに連通する。したがって、通路9から圧力流体が供給されて旋回モータRMが回転するとともに、旋回モータRMからの戻り流体が通路10を介してタンクに戻される。
旋回モータ制御用の操作弁を上記とは反対方向に切り換えると、今度は、通路10にメインポンプMPからの吐出流体が供給され、通路9がタンクに連通し、旋回モータRMは逆転することになる。
上記のように旋回モータRMを駆動しているときには、上記ブレーキ弁11あるいは12がリリーフ弁の機能を発揮し、通路9,10が設定圧以上になったとき、ブレーキ弁11,12が開弁して高圧側の通路の圧力を設定圧以内に制御する。また、旋回モータRMを回転している状態で、旋回モータ制御用の操作弁を中立位置に戻せば、当該操作弁は閉じられるが、このように操作弁が閉じられても、旋回モータRMはその慣性エネルギーで回転し続け、当該旋回モータRMがポンプ作用をする。この時には、通路9,10、旋回モータRM、ブレーキ弁11あるいは12で閉回路が構成されるとともに、ブレーキ弁11あるいは12によって、上記慣性エネルギーが熱エネルギーに変換されることになる。
また、ブーム制御用の操作弁を中立位置から一方の方向に切り換えると、メインポンプMPからの圧力流体は、通路13を経由してブームシリンダBCのピストン側室14に供給されるとともに、そのロッド側室15からの戻り流体は通路16を経由してタンクに戻され、ブームシリンダBCは伸長することになる。
反対に、ブーム制御用の操作弁を上記とは反対方向に切り換えると、メインポンプMPからの圧力流体は、通路16を経由してブームシリンダBCのロッド側室15に供給されるとともに、そのピストン側室14からの戻り流体は通路13を経由してタンクに戻され、ブームシリンダBCは収縮することになる。
上記のようにしたブームシリンダBCのピストン側室14とブーム制御用の操作弁とを結ぶ通路13には、コントローラCで開度が制御される比例電磁弁17を設けている。なお、この比例電磁弁17はそのノーマル状態で全開位置を保つようにしている。
一方、前記したアシストモータAMには接続用通路18を接続しているが、この接続用通路18は、導入通路19およびチェック弁20,21を介して、旋回モータRMに接続した通路9,10に接続している。しかも、上記導入通路19にはコントローラCで開閉制御される電磁切換弁22を設けるとともに、この電磁切換弁22とチェック弁20,21との間に、旋回モータRMの旋回時の圧力あるいはブレーキ時の圧力を検出する圧力センサー23を設け、この圧力センサー23の圧力信号をコントローラCに入力するようにしている。
また、導入通路19であって、旋回モータRMから接続用通路18への流れに対して、上記電磁切換弁22よりも下流側となる位置には、安全弁24を設けているが、この安全弁24は、例えば電磁切換弁22など、接続用通路18系統に故障が生じたとき、通路9,10の圧力を維持して旋回モータRMがいわゆる逸走するのを防止するものである。
さらに、ブームシリンダBCと上記比例電磁弁17との間には、接続用通路18に連通する導入通路25を接続するとともに、この導入通路25にはコントローラCで制御される電磁開閉弁26を設けている。なお、この電磁開閉弁26はノーマル状態で閉位置を保つようにしている。
上記のようにアシストモータAMは、導入通路19,25及び接続用通路18を介して、旋回モータRM及びブームシリンダBCのそれぞれに連通しているので、それら両アクチュエータから供給される圧力流体でこのアシストモータAMを回転させることができる。
なお、前記ジェネレータ6が発電した電力は、バッテリーチャージャー27を介してバッテリー28に充電される。また、バッテリーチャージャー27は、通常の家庭用の電源29に接続した場合にも、バッテリー28に電力を充電できるようにしている。つまり、このバッテリーチャージャー27は、当該装置とは別の独立系電源にも接続可能にしたものである。
次に、上記実施形態の作用を、コントローラCの機能とともに図2に示したフローチャート図に基づいて説明する。
上記コントローラCは、次の機能を備えている。すなわち、当該メインポンプMPの最大容量、例えば定格容量をあらかじめ記憶するとともに、メインポンプMPの傾転角からその吐出量を演算する機能を備えている。また、図3に示すようにサブポンプSPの最大アシスト流量Qmaxを予め記憶し、この最大アシスト流量Qmaxの範囲内で、サブポンプSPのアシスト流量Qを制御する。このように最大アシスト流量Qmaxの範囲内でサブポンプSPの吐出量を制御するが、そのアシスト流量Qは、サブポンプSPの傾転角や電動モータMGの回転数などによって決まる。そして、コントローラCは、サブポンプSPの傾転角や電動モータMGの回転数を制御するが、どのような制御をするのが最も効率的かを判断して、サブポンプSPの傾転角や電動モータMGの回転数を制御するようにしている。
上記のようにしたコントローラCは、先ず、メインポンプMPの傾転角から、当該ポンプMPの吐出量を読み込む(ステップS1)とともに、その吐出量があらかじめ定めた最大容量を超えているか否かを判定する(ステップS2)。
メインポンプMPの吐出量が、上記最大容量を超えていなければ、言い換えれば、最大容量以内なら、コントローラCは、メインポンプMPが、ロードセンシング回路LSの要求流量を吐出する余力があるものと判断して、サブポンプSPのアシスト流量Qをゼロに設定する(ステップS3)。なお、サブポンプSPのアシスト流量Qをゼロにするためには、電動モータMGを回転させながら、コントローラCが傾角制御器Sdを制御してサブポンプSP傾転角をゼロにしてもよいし、コントローラCがインバータIを制御して電動モータMGの回転を停止してもよい。
電動モータMGの回転を止める場合には、消費電力を節約できるという効果があり、電動モータMGを回転し続けた場合には、サブポンプSPおよびアシストモータAMも回転し続けるので、当該サブポンプSPおよびアシストモータAMの起動時のショックを少なくできるという効果がある。いずれにしても、電動モータMGを止めるかあるいは回転し続けるかは、当該建設機械の用途や使用状況に応じて決めればよいことである。
メインポンプMPの吐出量が上記最大容量に達している場合には、コントローラCは、ロードセンシング回路LSの要求流量がメインポンプMPの能力を超えているものと判定して、そのときのサブポンプSPの吐出量を制御する(ステップS4)。
このときのサブポンプSPの吐出量は、図3に示すように、メインポンプMPの吐出圧Pとロードセンシング回路LSの最高負荷圧Pとの差圧に応じて制御される。すなわち、コントローラCは、圧力センサーPS1,PS2から入力した圧力信号に基づいて、上記吐出圧Pと最高負荷圧Pとの差を演算する。
上記の差圧があらかじめ設定した大きさを維持していれば、コントローラCは、メインポンプMPがある程度の余力があるもの判定して、アシスト流量Qをゼロに設定する。
そして、上記差圧が小さくなるにしたがって、コントローラCは、ロードセンシング回路LSの要求流量に対してメインポンプMPの余力が小さくなっていくものとして、サブポンプSPによるアシスト流量を増やしていく。
なお、図3において、差圧が小さい一定の範囲内において最大アシスト流量Qmaxを維持するようにしたが、これは差圧が小さい一定範囲では、なるべく多くのアシスト流量を確保するようにしたものである。ただし、このような配慮が不要であれば、差圧ゼロのときに最大アシスト流量Qmaxとし、そこから差圧が大きくなるにしたがってアシスト流量QをQminに近づけるようにしてもよい。
上記のようにステップS4でサブポンプSPのアシスト流量Qが設定されたら、ステップS5,S6に進み、電動モータMGの出力が所定の範囲を超えないようにパワー制御値を設定するとともに、電動モータGMが所定のトルクを超えないようにトルク制御値を設定する。
そして、上記アシスト流量Q、パワー制御値およびトルク制御値に基づいて、コントローラCは、サブポンプSPの傾転角や電動モータMGの回転数を制御する(ステップS7)。
このようにした実施形態では、メインポンプMPの吐出量が最大容量に達したとき、当該メインポンプMPの余力がないものと判断して、サブポンプSPによるアシストを開始する。しかも、サブポンプSPのアシスト流量Qは、メインポンプMPの吐出圧Pとロードセンシング回路LSの最高負荷圧Pとの差に応じて制御するようにしたので、サブポンプSPのアシスト流量を必要以上に大きくすることがなく、その分、省エネルギーを達成できる。
なお、上記実施形態では、サブポンプSPのアシスト流量Qを、メインポンプMPの吐出圧Pとロードセンシング回路LSの最高負荷圧Pとの差に基づいてのみ制御するようにしたが、例えば、図4に示すようにエンジンEの回転数に応じて、エンジン高回転モードとエンジン低回転モードとの2種類のモードに基づいて制御するようにしてもよい。
つまり、図4は、エンジンEが高回転のときには、アシスト流量Qを相対的に多くし、エンジンEが低回転のときには、アシスト流量Qを相対的に少なくする制御である。
例えば、パワーショベルなどの場合には、エンジンEの回転数は、オペレータの設定量で決まる。したがって、オペレータがエンジンEを高回転させているときには、メインポンプMPの吐出量を多く要求していることになる。このようなときには、コントローラCがエンジン高回転モードを選択し、サブポンプSPのアシスト流量Qを相対的に多くする。
一方、オペレータがエンジンEの回転数を低くしているときには、ショベル等を微妙に動かす精巧な制御を求めている場合が多い。このように精巧な制御をしているときに、アシスト流量Qを多くすると、操作弁をわずかに操作しただけで多くの流量が流れてしまう。そのために実際には精巧な制御が難しくなってしまう。
上記のような問題を解消するために、コントローラCがエンジンEの回転数を検出して、その回転数に応じて、図4に示すように、エンジン高回転モードとエンジン低回転モードとを選択できるようにしたものである。つまり、エンジン低回転モードを選択したときには、上記した精巧な制御ができるようにしたものである。
次に、旋回モータRMあるいはブームシリンダBCの圧力流体を利用してアシストモータAMを回転させる場合について説明する。
上記旋回モータRMが旋回している最中に旋回モータ用の操作弁を中立位置に切り換えると、前記したように通路9,10間で閉回路が構成されるとともに、ブレーキ弁11あるいは12が当該閉回路のブレーキ圧を維持して、慣性エネルギーを熱エネルギーに変換する。
そして、圧力センサー23は上記旋回圧あるいはブレーキ圧を検出するとともに、その圧力信号をコントローラCに入力する。コントローラCは、旋回モータRMの旋回あるいはブレーキ動作に影響を及ぼさない範囲内であって、ブレーキ弁11,12の設定圧よりも少し低い圧力を検出したとき、電磁切換弁22を閉位置から開位置に切り換える。このように電磁切換弁22が開位置に切り換れば、旋回モータRMに導かれた圧力流体は、導入通路19に流れるとともに安全弁24および接続用通路18を経由してアシストモータAMに供給される。
このときコントローラCは、圧力センサー23からの圧力信号に応じて、アシストモータAMの傾転角を制御するが、それは次のとおりである。
すなわち、通路9あるいは10の圧力は、旋回動作あるいはブレーキ動作に必要な圧力に保たれていなければ、旋回モータRMを旋回させたり、あるいはブレーキをかけたりできなくなる。
そこで、上記通路9あるいは10の圧力を、上記旋回圧あるいはブレーキ圧に保つために、コントローラCはアシストモータAMの傾転角を制御しながら、この旋回モータRMの負荷を制御するようにしている。つまり、コントローラCは、圧力センサー23で検出される圧力が上記旋回モータRMの旋回圧あるいはブレーキ圧とほぼ等しくなるように、アシストモータAMの傾転角を制御する。
上記のようにしてアシストモータAMが回転力を得れば、その回転力は、同軸回転する電動モータMGに作用するが、このアシストモータAMの回転力は、電動モータMGに対するアシスト力として作用する。したがって、アシストモータAMの回転力の分だけ、電動モータMGの消費電力を少なくすることができる。
また、上記アシストモータAMの回転力でサブポンプSPの回転力をアシストすることもできるが、このときには、アシストモータAMとサブポンプSPとが相まって圧力変換機能を発揮する。
つまり、接続用通路18に流入する流体圧はポンプ吐出圧よりも低い場合が多い。この低い圧力を利用して、サブポンプSPに高い吐出圧を維持させるために、アシストモータAMおよびサブポンプSPによって増圧機能を発揮させるようにしている。
すなわち、上記アシストモータAMの出力は、1回転当たりの押しのけ容積Qとそのときの圧力Pの積で決まる。また、サブポンプSPの出力は1回転当たりの押しのけ容積Qと吐出圧Pの積で決まる。そして、この実施形態では、アシストモータAMとサブポンプSPとが同軸回転するので、Q×P=Q×Pが成立しなければならない。そこで、例えば、アシストモータAMの上記押しのけ容積Qを上記サブポンプSPの押しのけ容積Qの3倍すなわちQ=3Qにしたとすれば、上記等式が3Q×P=Q×Pとなる。この式から両辺をQで割れば、3P=Pが成り立つ。
したがって、サブポンプSPの傾転角を変えて、上記押しのけ容積Qを制御すれば、アシストモータAMの出力で、サブポンプSPに所定の吐出圧を維持させることができる。言い換えると、旋回モータRMからの流体圧を増圧してサブポンプSPから吐出させることができる。
ただし、アシストモータAMの傾転角は、上記したように通路9,10の圧力を旋回圧あるいはブレーキ圧に保つように制御される。したがって、旋回モータRMからの流体を利用する場合には、アシストモータAMの傾転角は必然的に決められることになる。このようにアシストモータAMの傾転角が決められた中で、上記した圧力変換機能を発揮させるためには、サブポンプSPの傾転角を制御することになる。
なお、上記接続用通路18、導入通路19の系統の圧力が何らかの原因で、旋回圧あるいはブレーキ圧よりも低くなったときには、圧力センサー23からの圧力信号に基づいてコントローラCは、電磁切換弁22を閉じて、旋回モータRMに影響を及ぼさないようにする。
また、接続用通路18に流体の漏れが生じたときには、安全弁24が機能して通路9,10の圧力が必要以上に低くならないようにして、旋回モータRMの逸走を防止する。
次に、ブームシリンダBCとアシストモータAMとの関係を説明する。ブームシリンダBCを作動させるためにその操作弁を操作すると、当該操作弁に設けた図示していないセンサーによって、上記操作弁の操作方向とその操作量が検出されるとともに、その操作信号がコントローラCに入力される。
上記センサーの操作信号に応じて、コントローラCは、オペレータがブームシリンダBCを上昇させようとしているのか、あるいは下降させようとしているのかを判定する。ブームシリンダBCを上昇させるための信号がコントローラCに入力すれば、コントローラCは比例電磁弁17をノーマル状態に保つ。言い換えると、比例電磁弁17を全開位置に保つ。
一方、ブームシリンダBCを下降させる信号が上記センサーからコントローラCに入力すると、コントローラCは、当該操作弁の操作量に応じて、オペレータが求めているブームシリンダBCの下降速度を演算するとともに、比例電磁弁17を閉じて、電磁開閉弁26を開位置に切り換える。
上記のように比例電磁弁17を閉じて電磁開閉弁26を開位置に切り換えれば、ブームシリンダBCの戻り流体の全量がアシストモータAMに供給される。しかし、アシストモータAMで消費する流量が、オペレータが求めた下降速度を維持するために必要な流量よりも少なければ、ブームシリンダBCはオペレータが求めた下降速度を維持できない。このようなときには、コントローラCは、上記操作弁の操作量、アシストモータAMの傾転角や電動モータMGの回転数などをもとにして、アシストモータAMが消費する流量以上の流量をタンクに戻すように比例電磁弁17の開度を制御し、オペレータが求めるブームシリンダBCの下降速度を維持する。
一方、アシストモータAMに流体が供給されると、アシストモータAMが回転するとともに、その回転力は、同軸回転する電動モータMGに作用するが、このアシストモータAMの回転力は、電動モータMGに対するアシスト力として作用する。したがって、アシストモータAMの回転力の分だけ、消費電力を少なくすることができる。
一方、電動モータMGに対して電力を供給せず、上記アシストモータAMの回転力だけで、サブポンプSPを回転させることもできるが、このときには、アシストモータAMおよびサブポンプSPが、上記したのと同様にして圧力変換機能を発揮する。
また、次に、旋回モータRMの旋回作動とブームシリンダBCの下降作動とを同時に行う場合について説明する。
上記のように旋回モータRMを旋回させながら、ブームシリンダBCを下降させるときには、旋回モータRMからの流体と、ブームシリンダBCからの戻り流体とが、接続用通路18で合流してアシストモータAMに供給される。
このとき、接続用通路18の圧力が上昇すれば、それにともなって導入通路19側の圧力も上昇するが、その圧力が旋回モータRMの旋回圧あるいはブレーキ圧よりも高くなったとしても、チェック弁20,21があるので、旋回モータRMには影響を及ぼさない。
また、前記したように導入通路19側の圧力が旋回圧あるいはブレーキ圧よりも低くなれば、コントローラCは、圧力センサー23からの圧力信号に基づいて電磁切換弁22を閉じる。
したがって、旋回モータRMの旋回動作とブームシリンダBCの下降動作とを上記のように同時に行うときには、上記旋回圧あるいはブレーキ圧にかかわりなく、ブームシリンダBCの必要下降速度を基準にしてアシストモータAMの傾転角を決めればよい。
一方、アシストモータAMを駆動源として電動モータMGを発電機として使用するときには、サブポンプSPの傾転角をゼロにしてほぼ無負荷状態にし、アシストモータAMには、電動モータMGを回転させるために必要な出力を維持しておけば、アシストモータAMの出力を利用して、電動モータMGに発電機能を発揮させることができる。
なお、上記のようにチェック弁8を設けたので、例えば、サブポンプSPおよびアシストモータAM系統が故障した場合に、メインポンプMP系統と、サブポンプSPおよびアシストモータAM系統とを切り離すことができる。特に、電磁切換弁22および電磁開閉弁26は、それらがノーマル状態にあるとき、図面に示すようにスプリングのバネ力で閉位置を保つとともに、上記比例電磁弁17も全開位置であるノーマル位置を保つので、電気系統が故障したとしても、上記のようにメインポンプMP系統と、サブポンプSPおよびアシストモータAM系統とを切り離すことができる。
いずれにしても、上記実施形態によれば、メインポンプMPの吐出量が最大容量に達した場合に、メインポンプMPを駆動するエンジンEの回転数を落として、メインポンプMPの吐出流量を小さくするとともに、その吐出量を小さくした分、サブポンプSPの吐出流量で補うことができる。したがって、エンジンEの回転数を落とした分だけエンジンEによる騒音を低く抑えることができる。
また、メインポンプMPの最大容量を小さくするとともに、その最大容量を小さくした分サブポンプSPの吐出量で補うようにすれば、メインポンプMPを駆動するエンジンEの回転数を落とすことができ、その分、エンジンEによる騒音も低く抑えることができる。
さらに、上記のようにアシストモータAMのアシスト力を利用すれば、電動モータMGを発電機として用いることもできるし、サブポンプSPを回転するための補助駆動源としても用いることができる。したがって、アシストモータAMも利用したときには、その省エネルギー効果が大きくなる。
なお、上記実施形態では、操作弁V1〜V6と圧力補償弁C1〜C6とが、いわゆるアフターオリフィスの関係にあるが、それらがビフォーオリフィスの関係にあってもよいことは当然である。
この発明の実施形態である回路図である。 フローチャート図である。 アシスト流量の制御特性を示すグラフである。 アシスト流量の別の制御特性を示すグラフである。
符号の説明
MP メインポンプ
LS ロードセンシング回路
E エンジン
1 レギュレータ
C コントローラ
SP サブポンプ
MG 電動モータ
Sd 傾角制御器

Claims (3)

  1. エンジンの駆動力で回転する可変容量型のメインポンプと、このメインポンプの傾転角を制御するレギュレータと、メインポンプに接続するとともに、複数のアクチュエータに対応した複数の操作弁を備え、これら各アクチュエータの最高負荷圧を検出するロードセンシング回路とを備え、上記メインポンプの最大容量の範囲内でポンプ吐出圧とロードセンシング回路の最高負荷圧との差圧を一定に保つロードセンシング制御装置を備えた建設機械の制御装置において、上記メインポンプの吐出側に、電動モータの出力で駆動する可変容量型のサブポンプを接続するとともに、このサブポンプにはその傾転角を制御する傾角制御器を設け、この傾角制御器を制御するコントローラを設ける一方、このコントローラは、メインポンプの最大容量を記憶するとともに、メインポンプの傾転角に応じてそのポンプ吐出量を判定する一方、メインポンプの吐出圧とロードセンシング回路の最高負荷圧との差圧を検出し、かつ、メインポンプの吐出量が上記最大容量に達しているかどうかを判定し、上記最大容量に達しているとき上記サブポンプの吐出量を確保するとともに、メインポンプの吐出圧とロードセンシング回路の最高負荷圧との差圧に応じてサブポンプの吐出量を制御するハイブリッド建設機械の制御装置。
  2. 上記コントローラは、メインポンプの吐出圧とロードセンシング回路の最高負荷圧とを比較して、その差圧が相対的に小さいときはサブポンプの傾転角を相対的に大きくし、差圧が設定された一定の圧力に近づくにしたがってサブポンプの傾転角を相対的に小さくする請求項1に記載のハイブリッド建設機械の制御装置。
  3. メインポンプにその駆動源であるエンジンを連係する一方、コントローラは、エンジンの回転数を検出し、予め設定されたエンジンの高回転領域と低回転領域とを記憶する一方、エンジンが高回転領域で回転しているときにサブポンプの傾転角を相対的に大きくする高回転制御パターンと、エンジンが低回転領域で回転しているときにサブポンプの傾転角を相対的に小さくする低回転制御パターンとを記憶するとともに、エンジンが高回転領域で回転しているとき、上記高回転制御パターンを選択して、サブポンプの傾転角を制御し、エンジンが低回転領域で回転しているとき、上記低回転制御パターンを選択して、サブポンプの傾転角を制御する請求項1又は2に記載のハイブリッド建設機械の制御装置。
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