JP4999404B2 - 油圧制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、建設機械の動力装置における油圧制御装置に関する。
建設機械の動力装置においては、油圧によって種々の制御が行われるが、例えばパワーショベルにおいては、油圧ポンプから吐出する吐出油を、アーム、ブーム、バケット等のアクチュエータに導くとともに、この供給された吐出油によってアクチュエータを作動させる。
そして、アーム、ブーム、バケット等を同時に作動する場合には、特許文献1に示すように、エンジンに直結した油圧ポンプを、アーム、ブーム、バケット等の各アクチュエータに接続するとともに、制御バルブを切り換えることによって、油圧ポンプから吐出する吐出油を各アクチュエータに分配して導くようにしている。
このように、油圧ポンプから吐出する吐出油を各アクチュエータに導けば、各アクチュエータを同時に作動することができる。
特開2004−011168号公報
上記のように、油圧ポンプから吐出する吐出油によってアクチュエータを作動する動力装置においては、アクチュエータの要求流量を供給することができる油圧ポンプを設けなければならない。つまり、高速でアクチュエータを作動する動力装置においては、アクチュエータの要求流量も大きくなるため、大容量を吐出することができる大型の油圧ポンプを接続しなければならない。
このように、大容量の油圧ポンプを設けると、アクチュエータを低速で作動させる場合等、アクチュエータの要求流量が小さい場合に、油圧ポンプを駆動する駆動源の負荷が不必要に大きくなってしまい、エネルギー効率が非常に悪くなってしまうという問題があった。
特に、油圧ポンプから吐出する吐出油を分配して、アーム、ブーム、バケット等の各アクチュエータを同時に作動する場合には、油圧ポンプが、各アクチュエータの最大要求流量の合計流量に応えられなければならない。
したがって、複数のアクチュエータを同時に作動させる動力装置においては、油圧ポンプの容量がさらに大きくなってしまい、アクチュエータの要求流量が小さい場合のエネルギー効率が、さらに悪くなってしまうという問題があった。
この発明の目的は、最適なエネルギー効率を実現する油圧制御装置を提供することである。
第1の発明は、一対のメインポンプと、上記メインポンプに接続したアクチュエータと、上記メインポンプと上記アクチュエータとの間に設けた制御バルブと、上記メインポンプと上記制御バルブとを連通させるポンプ通路と、上記ポンプ通路に吐出油を合流させる補助ポンプと、上記補助ポンプと制御バルブとの合流過程に設けた切換バルブと、上記補助ポンプを駆動するモータと、上記制御バルブ、上記切換バルブ及びモータに電気的に接続したコントローラとを備えている。
さらに、上記コントローラは、上記一方のメインポンプ系統の要求流量Qc と上記一方のメインポンプの実吐出量Qr との差ΔQ を演算する機能と、上記他方のメインポンプ系統の要求流量Qc と、上記他方のメインポンプの実吐出量Qr との差ΔQ を演算する機能と、上記吐出量の差ΔQ と差ΔQ との比を演算する機能と、上記要求流量(Qc +Qc )と実吐出量(Qr +Qr )との大小を比較する機能と、要求流量(Qc +Qc )<実吐出量(Qr +Qr )のとき、上記モータを停止させる機能と、要求流量(Qc +Qc )>実吐出量(Qr +Qr )のとき、上記モータを回転させるとともに、上記モータの回転数を制御して上記補助ポンプの吐出量を上記(ΔQ +ΔQ )にする機能と、上記切換バルブの開度を、上記差ΔQ と差ΔQ との比に応じて制御する機能とを備えた点に特徴を有する。
第2の発明は、一対のメインポンプと、上記メインポンプに接続したアクチュエータと、上記メインポンプと上記アクチュエータとの間に設けた制御バルブと、上記メインポンプと上記制御バルブとを連通させるポンプ通路と、上記ポンプ通路に吐出油を合流させる可変容量形の補助ポンプと、上記補助ポンプと制御バルブとの合流させる可変容量形の補助ポンプと、上記補助ポンプを駆動するモータと、上記制御バルブ、上記補助ポンプ及びモータに電気的に接続したコントローラとを備えている。
さらに、上記コントローラ、上記一方のメインポンプ系統の要求流量Qcと、上記一方のメインポンプの実吐出量Qrとの差ΔQを演算する機能と、上記他方のメインポンプ系統の要求流量Qcと、そのメインポンプの実吐出量Qrとの差ΔQを演算する機能と、一方の補助ポンプの最大押し退け容積V1maxに対する上記ΔQの比Nを演算するとともに、他方の補助ポンプの最大押し退け容積V2maxに対する上記ΔQの比Nを演算し、上記比NあるいはNのいずれか大きい方の比Nに基づいて原動機の回転数を制御する機能と、上記一方の補助ポンプの押し退け容積VをV=ΔQ/Nに制御し、他方の補助ポンプの押し退け容積VをV=ΔQ/Nに制御する機能とを備えた点に特徴を有する。
の発明は、一方の補助ポンプの最大押し退け容積V1maxと、他方の補助ポンプの最大押し退け容積V2maxとを、V1max=V2maxの関係にした点に特徴を有する。
第1の発明によれば、要求流量(Qc +Qc )と実吐出量(Qr +Qr )とを比較して、(Qc +Qc (Qr +Qr のとき原動機を駆動して補助ポンプを回転させるので、アクチュエータの最大要求流量よりも小さい容量のメインポンプを用いることができる。したがって、アクチュエータを低速で作動させる場合等、アクチュエータの要求流量が小さい場合に、メインポンプを駆動する駆動源の負荷を小さくすることができ、エネルギー効率を高めることができる。
さらに、切換バルブの開度を、要求流量(Qc +Qc )と実吐出量(Qr +Qr )との差の比に基づいて制御できるので、補助ポンプから吐出する吐出油を、それぞれのアクチュエータの要求流量の不足分ΔQ 、ΔQ どおりに分配して供給することができる。
第2の発明によれば、一対の補助ポンプを可変容量形のポンプで構成したので、補助ポンプの傾転角を変えれば、両ポンプの吐出量を簡単に可変にすることができる。したがって、一の原動機によって、両補助ポンプから異なる吐出量の圧油を吐出することができる。
しかも、いずれのアクチュエータにおいても、要求流量の不足分を補助ポンプから速やかに、かつ確実に供給することができる。
の発明によれば、一対の補助ポンプの最大押し退け容積を等しくしたので、部品を共通化することができ、コストを低減することができる。
また、一方の補助ポンプ側と他方の補助ポンプ側とにおいて、要求流量の不足分が大きく異なったとしても、補助ポンプの押し退け容積が過度に小さくなることがない。したがって、より高いエネルギー効率を実現することができる。
図1を用いて、この発明の第1実施形態について説明する。なお、この第1実施形態における回路構成は、パワーショベルにおける油圧制御装置を前提とする。
駆動源であるエンジンEに直結した一対のメインポンプ1,2は、エンジンEの回転に伴って回転するとともに、レギュレータr,rによって傾転角の制御を可能にした可変容量形のポンプである。メインポンプ1は、第1ポンプ通路3を介してアクチュエータ4に接続するとともに、第1ポンプ通路3に接続した制御バルブ5を切り換えることによって、アクチュエータ4のロッド側室4aに吐出油を導いたり、ピストン側室4bに吐出油を導いたりしている。
また、メインポンプ2は、第2ポンプ通路6を介してアクチュエータ7に接続するとともに、第2ポンプ通路6に接続した制御バルブ8を切り換えることによって、アクチュエータ7のロッド側室7aに吐出油を導いたり、ピストン側室7bに吐出油を導いたりしている。
なお、上記制御バルブ5,8は、操作レバーRの操作によって制御されており、制御バルブ5,8を切り換えることによって、図示しないシリンダやモータ等からなる複数のアクチュエータにも吐出油を導いている。
上記第1ポンプ通路3および第2ポンプ通路6には、それぞれ第1接続通路9および第2接続通路10を接続するとともに、これら両接続通路9,10を合流させて、補助ポンプ11に接続している。なお、補助ポンプ11は、定吐出形のポンプであり、モータMからなる原動機に直結している。そして、上記両接続通路9,10には、それぞれ切換バルブ12,13を設けるとともに、切換バルブ12,13を切り換えることによって、補助ポンプ11と両ポンプ通路3,6とを接続したり遮断したりするようにしている。
なお、図中符号Cはこの発明のコントローラであり、メインポンプ1,2、制御バルブ5,8、切換バルブ12,13、レギュレータr,r、操作レバーR、エンジンEおよびモータMと電気的に接続するとともに、後述する検出機能、演算機能、および制御機能を備えている。
次に第1実施形態の作用について説明する。
例えば、アクチュエータ4,7を作動する場合には、エンジンEを駆動するとともに、操作レバーRを操作して制御バルブ5,8を切り換える。コントローラCは、操作レバーRの操作量や操作速度に基づいて、レギュレータr,rを制御するとともに、メインポンプ1,2の傾転角を制御するが、この傾転角に応じてメインポンプ1,2から吐出油が吐出する。メインポンプ1,2から吐出した吐出油は、第1,2ポンプ通路3,6および制御バルブ5,8を介して、アクチュエータ4,7のロッド側室4a,7aまたはピストン側室4b,7bに導かれるとともに、この吐出油によってアクチュエータ4,7が作動する。
このとき、コントローラCは次のような機能を発揮する。
すなわち、コントローラCは、操作レバーRの操作量あるいは制御バルブ5,8の制御ストロークから、アクチュエータ4の要求流量Qc、およびアクチュエータ7の要求流量Qcを検出するとともに、エンジンEの回転数およびメインポンプ1,2の傾転角から、メインポンプ1,2の実吐出量Qr,Qrを検出する。
そして、コントローラCは、上記のようにして検出した要求流量Qcと、この要求流量Qcに対応する実吐出量Qr、言い換えれば、要求流量Qcと、この要求流量Qcに対して供給される実吐出量Qrとを比較するとともに、両者の差ΔQを演算する。
コントローラCは、要求流量Qcと実吐出量Qrとを比較した結果、Qc≦Qrとなり、要求流量Qcと実吐出量Qrとを比較した結果、Qc≦QrとなったときモータMの回転を停止する。つまり、アクチュエータ4,7の各要求流量Qc以上の流量が、メインポンプ1,2から吐出している場合には、メインポンプ1,2からの吐出油のみによってアクチュエータ4,7を作動する。このように、メインポンプ1,2のみによって、アクチュエータ4,7を作動する場合には、モータMを駆動する必要がないので、エネルギーロスを低減してエネルギー効率を向上させることができる。
なお、コントローラCは、Qc<QrあるいはQc<Qrとなったとき、レギュレータr,rを制御してメインポンプ1の吐出量をQcにしたり、あるいはメインポンプ2の吐出量をQcにしたりする。
一方、上記要求流量Qcと実吐出量Qrとを比較した結果、アクチュエータ4,7の要求流量Qc(QcまたはQc)と、この要求流量Qcに対応する実吐出量Qr(QrまたはQr)との関係において、どちらか一方でもQc>Qrとなった場合には、コントローラCがモータMを回転させて補助ポンプ11を駆動する。
つまり、アクチュエータ4,7の要求流量Qcを、メインポンプ1,2からの吐出油のみで満たすことができない場合には、補助ポンプ11から吐出する吐出油を合流させることによって、上記要求流量Qcを満たすようにしたのである。
なお、コントローラCは、Qc>Qrと検出した際に、モータMを駆動するとともに、切換バルブ12,13を制御して次のように切り換える。
すなわち、アクチュエータ4の要求流量Qcと、メインポンプ1の実吐出量Qrとの差ΔQと、アクチュエータ7の要求流量Qcと、メインポンプ2の実吐出量Qrとの差ΔQとを演算するとともに、ΔQとΔQとの合計流量および両者の比を演算する。
コントローラCは、補助ポンプ11から吐出する吐出油が、ΔQとΔQとの合計流量になるようにモータMを駆動するとともに、切換バルブ12,13を、ΔQとΔQとの比に基づいて切り換える。例えば、ΔQとΔQとの比が1:2のとき、切換バルブ12,13の開度も1:2となるように制御する。
このように、切換バルブ12,13の開度を制御することによって、補助ポンプ11から吐出する吐出油を、それぞれのアクチュエータ4,7の要求流量の不足分ΔQ、ΔQどおりに分配して供給することができる。
以上のように、第1実施形態の油圧制御装置によれば、メインポンプ1,2をアクチュエータ4,7の最大要求流量よりも小さい容量にすることができるので、アクチュエータ4,7の要求流量が小さい場合に、メインポンプ1,2を駆動する駆動源の負荷を小さくすることができ、エネルギー効率を高めることができる。
また、コントローラCが、要求流量Qcと実吐出量Qrとの差を演算するとともに、Qc<Qrのとき、レギュレータr,rを制御してメインポンプ1,2の吐出量をQcにするので、アクチュエータ4,7に必要以上の吐出油が供給されることがない。したがって、オペレーターの操作どおりにアクチュエータ4,7を作動することができる。
なお、上記第1実施形態においては、メインポンプ1,2を可変容量形のポンプで構成したが、メインポンプ1,2を定吐出形のポンプで構成しても構わない。ただし、この場合には、ポンプ通路3,6に流量計等を接続することによって、メインポンプ1,2から吐出する実吐出量を検出しなければならない。
図2を用いて、この発明の第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態における回路構成は、パワーショベルにおける油圧制御装置を前提とするものであり、上記第1実施形態と同様の構成要素については、同様の符号を付して説明することとする。
駆動源であるエンジンEに直結した一対のメインポンプ1,2は、エンジンEの回転に伴って回転するとともに、レギュレータr,rによって傾転角の制御を可能にした可変容量形のポンプである。メインポンプ1は、第1ポンプ通路3を介してアクチュエータ4に接続するとともに、第1ポンプ通路3に接続した制御バルブ5を切り換えることによって、アクチュエータ4のロッド側室4aに吐出油を導いたり、ピストン側室4bに吐出油を導いたりしている。
また、メインポンプ2は、第2ポンプ通路6を介してアクチュエータ7に接続するとともに、第2ポンプ通路6に接続した制御バルブ8を切り換えることによって、アクチュエータ7のロッド側室7aに吐出油を導いたり、ピストン側室7bに吐出油を導いたりしている。
なお、上記制御バルブ5,8は、操作レバーRの操作によって制御される。
上記第1ポンプ通路3には、第1接続通路9を接続するとともに、この第1接続通路9には、レギュレータrによって傾転角の制御を可能にした可変容量形の補助ポンプ14を接続している。また、上記第2ポンプ通路6には、第2接続通路10を接続するとともに、この第2接続通路10には、レギュレータrによって傾転角の制御を可能にした可変容量形の補助ポンプ15を接続している。そして、これら両補助ポンプ14,15を、モータMに直結している。したがって、モータMを駆動して回転させれば、両補助ポンプ14,15が同時に回転するとともに、モータMを停止すれば、両補助ポンプ14,15も同時に停止することとなる。
なお、図中符号Cで示すこの発明のコントローラは、メインポンプ1,2、補助ポンプ14,15、制御バルブ5,8、レギュレータr〜r、操作レバーR、エンジンEおよびモータMと電気的に接続しており、検出機能、演算機能、および制御機能を備えているが、これら各機能については、作用の説明において詳細に説明することとする。
次に第2実施形態の作用について説明する。
例えば、アクチュエータ4,7を作動する場合には、エンジンEを駆動するとともに、操作レバーRを操作して制御バルブ5,8を切り換える。コントローラCは、操作レバーRの操作量や操作速度に基づいて、レギュレータr,rを制御するとともに、メインポンプ1,2の傾転角を制御するが、この傾転角に応じてメインポンプ1,2から吐出油が吐出する。メインポンプ1,2から吐出した吐出油は、第1,2ポンプ通路3,6および制御バルブ5,8を介して、アクチュエータ4,7のロッド側室4a,7aまたはピストン側室4b,7bに導かれるとともに、この吐出油によってアクチュエータ4,7が作動する。
このとき、コントローラCは次のような機能を発揮する。
すなわち、コントローラCは、操作レバーRの操作量あるいは制御バルブ5,8の制御ストロークから、アクチュエータ4,7の要求流量Qc,Qcを検出するとともに、エンジンEの回転数およびメインポンプ1,2の傾転角から、メインポンプ1,2の実吐出量Qr,Qrを検出する。
そして、コントローラCは、上記のようにして検出した要求流量Qc,Qcと実吐出量Qr,Qrとを比較するとともに、両者の差ΔQ,ΔQを演算する。
上記のように比較した結果、Qc≦Qrとなったとき、コントローラCは、補助ポンプ14の傾転角を最小にして、補助ポンプ14から吐出油が吐出しないように制御するとともに、レギュレータrを制御してメインポンプ1の吐出量をQcに一致させる。
また、上記と同様に、Qc≦Qrとなったとき、コントローラCは、補助ポンプ15の傾転角を最小にして、補助ポンプ15から吐出油が吐出しないように制御するとともに、レギュレータrを制御してメインポンプ2の吐出量をQcに一致させる。
つまり、アクチュエータ4,7の要求流量Qc,Qc以上の流量が、メインポンプ1,2から吐出している場合には、言い換えれば、アクチュエータ4,7の要求流量Qc,Qcが、メインポンプ1,2の最大吐出量以内であれば、メインポンプ1,2からの吐出油のみによってアクチュエータ4,7を作動する。
このように、メインポンプ1,2のみによって、アクチュエータ4,7を作動する場合には、補助ポンプ14,15の傾転角を最小にするとともに、補助ポンプ14,15から吐出油を吐出しないようにするので、モータMに必要以上の負荷が作用せず、エネルギー効率を高めることができる。
ただし、コントローラCが、Qc≦QrおよびQc≦Qrを同時に検出した場合には、モータMの駆動を停止する。このようにモータMの駆動を停止すれば、よりエネルギー効率を高めることができる。
一方、要求流量Qcと実吐出量Qrとを比較した結果、Qc>Qrとなった場合、言い換えれば、アクチュエータ4の要求流量Qcが、メインポンプ1の最大吐出量以上になった場合は、コントローラCがレギュレータrを制御して補助ポンプ14の傾転角を大きくするとともに、モータMを駆動して補助ポンプ14から吐出油を吐出させる。
このとき、コントローラCは、要求流量Qcと実吐出量Qrとの差ΔQを演算しており、補助ポンプ14から吐出する吐出油が、このΔQと等しくなるようにレギュレータrを制御する。
このように、補助ポンプ14からΔQと等しい吐出量が吐出されれば、メインポンプ1から吐出する実吐出量Qrと、補助ポンプ14から吐出する吐出油ΔQとの合計流量、すなわち要求流量Qcがアクチュエータ4に導かれる。したがって、オペレーターの操作どおりにアクチュエータ4を作動させることができる。
なお、補助ポンプ15を制御する場合も上記と同様である。
このように、上記第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。しかも、この第2実施形態においては、一対の補助ポンプ14,15を可変容量形のポンプで構成したので、補助ポンプ14,15の傾転角を変えれば、両補助ポンプ14,15の吐出量を簡単に可変にすることができる。したがって、モータMによって、両補助ポンプ14,15から異なる量の吐出油を供給することができる。
図3を用いて、この発明の第3実施形態について説明する。なお、この第3実施形態における回路構成は、上記第2実施形態における回路構成と同じであり、コントローラが有する演算機能のみ上記第2実施形態と異なる。したがって、上記第2実施形態と同じ構成については同じ符号を付するとともに、ここでは、コントローラが有する演算機能を中心に説明する。
この第3実施形態におけるコントローラCは、アクチュエータ4,7を作動する際に、次のような演算を行う。
すなわち、一方のメインポンプ系統を構成するアクチュエータ4の要求流量Qcと、メインポンプ1の実吐出量Qrとを検出するとともに、上記要求流量QcとQrとの差ΔQを演算する。
また、他方のメインポンプ系統を構成するアクチュエータ7の要求流量Qcと、メインポンプ2の実吐出量Qrとを検出するとともに、上記要求流量QcとQrとの差ΔQを演算する。
なお、コントローラCには、補助ポンプ14の最大押し退け容積V1maxと、補助ポンプ15の最大押し退け容積V2maxとを記憶させておく。ただし、ここでいう押し退け容積Vとは、補助ポンプ14,15が一回転したときに吐出する吐出油の容積のことをいい、最大押し退け容積Vmaxとは、補助ポンプ14,15の傾転角最大時における一回転あたりの吐出油の容積をいう。
そして、コントローラCは、補助ポンプ14の最大押し退け容積V1maxに対する上記ΔQの比N(=ΔQ/V1max)を演算するとともに、補助ポンプ15の最大押し退け容積V2maxに対する上記ΔQの比N(=ΔQ/V2max)を演算する。
例えば、一方のメインポンプ系統において、要求流量Qc=50(L/min)、実吐出量Qr=20(L/min)、上記要求流量Qcと実吐出量Qrとの差ΔQ=30(L/min)とする。また、他方のメインポンプ系統において、要求流量Qc=100(L/min)、実吐出量Qr=20(L/min)、上記要求流量Qcと実吐出量Qrとの差ΔQ=80(L/min)とする。そして、補助ポンプ14の最大押し退け容積V1max=20(cm3/rev)、補助ポンプ15の最大押し退け容積V2max=20(cm3/rev)とする。
上記の条件において、コントローラCは、補助ポンプ14の最大押し退け容積V1max(=20(cm3/rev))に対する上記ΔQ(=30(L/min))の比N=1.5と演算するとともに、補助ポンプ15の最大押し退け容積V2max(=20(cm3/rev))に対する上記ΔQ(=80(L/min))の比N=4と演算する。
このように、比NあるいはNを演算したら、コントローラCは、上記比NあるいはNのいずれか大きい方の比Nに基づいてモータMの回転数を制御する。したがって、ここでは、N(=4)に基づいてモータMの回転数が制御されることとなる。
そして、コントローラCは、上記のように演算したいずれか大きい方の比N(ここではN)を用いて、補助ポンプ14の押し退け容積VがV=ΔQ/N(=N)となるように、また、補助ポンプ15の押し退け容積VがV=ΔQ/N(=N)となるようにレギュレータr,rを制御して両補助ポンプ14,15の傾転角を制御する。
したがって、上記の条件下においては、補助ポンプ14の押し退け容積V=30/4=7.5(cm3/rev)と、補助ポンプ15の押し退け容積V=80/4=20(cm3/rev)となるように、コントローラCが両補助ポンプ14,15の傾転角を制御する。
上記のように、いずれか大きい方の比Nに基づいてモータMを駆動するとともに、両補助ポンプ14,15の押し退け容積V,Vを制御すれば、補助ポンプ14,15のいずれか一方における押し退け容積VがVmaxとなり、いずれか他方における押し退け容積VがVmax以下となる。そして、一対の補助ポンプ14,15をモータMによって回転させても、同じモータMの回転数で確実に両アクチュエータ4,7の要求流量QcおよびQcを満たすことができる。そして、いずれのアクチュエータ4,7においても、要求流量の不足分を補助ポンプ14,15から速やかに、かつ確実に供給することができる。
なお、上記第3実施形態においては、両補助ポンプ14,15の最大押し退け容積V1max,V2maxをV1max=V2maxの関係にしているが、V1max<V2maxあるいはV1max>V2maxとしてもよい。
ただし、上記第3実施形態のように、両補助ポンプ14,15の最大押し退け容積をV1max=V2maxとすれば、次の理由により、より高いエネルギー効率を実現することができる。
例えば、一方の補助ポンプ14の最大押し退け容積をV1max=20(cm3/rev)とし、他方の補助ポンプ15の最大押し退け容積をV2max=10(cm3/rev)とする。このとき、上記と同様に、要求流量Qc=50(L/min)、実吐出量Qr=20(L/min)、上記要求流量Qcと実吐出量Qrとの差ΔQ=30(L/min)とし、要求流量Qc=100(L/min)、実吐出量Qr=20(L/min)、上記要求流量Qcと実吐出量Qrとの差ΔQ=80(L/min)とする。
すると、コントローラCは、補助ポンプ14の最大押し退け容積V1max(=20(cm3/rev))に対する上記ΔQ(=30(L/min))の比N=1.5と演算するとともに、補助ポンプ15の最大押し退け容積V2max(=10(cm3/rev))に対する上記ΔQ(=80(L/min))の比N=8と演算する。
コントローラCは、上記比NあるいはNのいずれか大きい方の比Nに基づいてモータMの回転数を制御するので、ここでは、N(=8)に基づいてモータMの回転数が制御されることとなる。
すなわち、コントローラCは、演算したいずれか大きい方の比N(ここではN=8)を用いて、補助ポンプ14の押し退け容積VがV=ΔQ/N(=N)となるように、また、補助ポンプ15の押し退け容積VがV=ΔQ/N(=N)となるようにレギュレータr,rを制御して両補助ポンプ14,15の傾転角を制御する。
したがって、上記の条件下においては、補助ポンプ14の押し退け容積V=30/8=3.75(cm3/rev)と、補助ポンプ15の押し退け容積V=80/8=10(cm3/rev)となるように、コントローラCが両補助ポンプ14,15の傾転角を制御する。
上記の条件下においては、補助ポンプ14が、最大押し退け容積V1max=20(cm3/rev)に対して、実押し退け容積V=3.75(cm3/rev)と制御されるため、エネルギー効率が過度に低下してしまうのである。
つまり、V1max>V2maxのときΔQ<ΔQとなると、言い換えれば、最大押し退け容積Vmaxが大きい側における要求流量ΔQが小さい場合には、NがNよりも過度に大きくなってしまう場合がある。
そして、要求流量の不足分ΔQ(NとNとの差)が大きい場合には、いずれか一方の実押し退け容積(制御押し退け容積)V=ΔQ/N(上記の場合は、V=ΔQ/N)が過度に小さくなってしまい、エネルギー効率が低下してしまうのである。
このように、両補助ポンプ14,15の最大押し退け容積が、V1max<V2maxあるいはV1max>V2maxの場合には、状況によってエネルギー効率が過度に低下する場合があるが、V1max=V2maxであれば、上記のようにエネルギー効率が過度に低下することがない。
したがって、V1max=V2maxとすれば、より高いエネルギー効率を実現することができる。また、この場合には、一対の補助ポンプ14,15の最大押し退け容積Vmaxを等しくしたので、部品を共通化することができ、コストを低減することができる。
なお、上記各実施形態においては、一のメインポンプ系統において一のアクチュエータのみを作動した場合について説明したが、一のメインポンプ系統において複数のアクチュエータを同時に作動してもよいこと当然である。ただし、この場合には、アクチュエータの要求流量として検出するのは、各アクチュエータの要求流量を合計したものとなる。
第1実施形態における油圧制御装置の回路図である。 第2実施形態における油圧制御装置の回路図である。 第3実施形態における油圧制御装置の回路図である。
符号の説明
1,2 メインポンプ
4,7 アクチュエータ
5,8 制御バルブ
11,14,15 補助ポンプ
〜r レギュレータ
C コントローラ
E 駆動源
M 原動機

Claims (3)

  1. 一対のメインポンプと、
    上記メインポンプに接続したアクチュエータと、
    上記メインポンプと上記アクチュエータとの間に設けた制御バルブと、
    上記メインポンプと上記制御バルブとを連通させるポンプ通路と、
    上記ポンプ通路に吐出油を合流させる補助ポンプと、
    上記補助ポンプと制御バルブとの合流過程に設けた切換バルブと、
    上記補助ポンプを駆動するモータと、
    上記制御バルブ、上記切換バルブ及びモータに電気的に接続したコントローラとを備え、
    上記コントローラは、
    上記一方のメインポンプ系統の要求流量Qc と上記一方のメインポンプの実吐出量Qr との差ΔQ を演算する機能と、
    上記他方のメインポンプ系統の要求流量Qc と、上記他方のメインポンプの実吐出量Qr との差ΔQ を演算する機能と、
    上記吐出量の差ΔQ と差ΔQ との比を演算する機能と、
    上記要求流量(Qc +Qc )と実吐出量(Qr +Qr )との大小を比較する機能と、
    要求流量(Qc +Qc )<実吐出量(Qr +Qr )のとき、上記モータを停止させる機能と、
    要求流量(Qc +Qc )>実吐出量(Qr +Qr )のとき、上記モータを回転させるとともに、上記モータの回転数を制御して上記補助ポンプの吐出量を上記(ΔQ +ΔQ )にする機能と、
    上記切換バルブの開度を、上記差ΔQ と差ΔQ との比に応じて制御する機能とを備えた油圧制御装置。
  2. 一対のメインポンプと、
    上記メインポンプに接続したアクチュエータと、
    上記メインポンプと上記アクチュエータとの間に設けた制御バルブと、
    上記メインポンプと上記制御バルブとを連通させるポンプ通路と、
    上記ポンプ通路に吐出油を合流させる可変容量形の補助ポンプと、
    上記補助ポンプを駆動するモータと、
    上記制御バルブ、補助ポンプ及びモータに電気的に接続したコントローラとを備え、
    上記コントローラは、
    上記一方のメインポンプ系統の要求流量Qc と、上記一方のメインポンプの実吐出量Qr との差ΔQ を演算する機能と、
    上記他方のメインポンプ系統の要求流量Qc と、上記他方のメインポンプの実吐出量Qr との差ΔQ を演算する機能と、
    上記一方の補助ポンプの最大押し退け容積V 1max に対する上記ΔQ の比N を演算するとともに、上記他方の補助ポンプの最大押し退け容積V 2max に対する上記ΔQ の比N を演算し、上記比N あるいはN のいずれか大きい方の比Nに基づいて上記モータの回転数を制御する機能と、
    上記一方の補助ポンプの押し退け容積V をV =ΔQ /Nに制御し、上記他方の補助ポンプの押し退け容積V をV =ΔQ /Nに制御する機能とを備えた油圧制御装置。
  3. 上記一方の補助ポンプの最大押し退け容積V 1max と、上記他方の補助ポンプの最大押し退け容積V 2max とを、V 1max =V 2max の関係にした請求項2記載の油圧制御装置。
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