JP5029402B2 - イオンクロマトグラフを用いた連続分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、イオンクロマトグラフを用いた連続分析方法に関し、分析間隔の長さの時間短縮を図ったイオンクロマトグラフを用いた連続分析方法に関する。
イオンクロマトグラフィや高速液体クロマトグラフィによるイオンの分析法はきわめて優れた分析法であり、近年急速に普及しつつある。イオンクロマトグラフィはHPLCを応用した分析法であり、通常イオン交換クロマトグラフィによる分離の後、電気導電度検出法または間接吸光度検出法により検出することで高感度化と高選択性化の両方を実現している。
このようなイオンクロマトグラフを用いた連続分析方法に関する先行技術としては次のような文献が知られている。
特開平08−304363号公報 特開平11−160300号公報 特開2007−033232号公報 1990年11月8日−9日に開催された第7回ICフォーラムで横河電機により発表された資料124〜127ページの「濃縮カラム法を用いた微量有機酸類の分析」および「イオンクロマトグラフィを用いた多価陰イオン類の分析」
図4は従来のイオンクロマトグラフ装置を用いたクリーンルームのガスモニタの分析システムを示す要部構成図である。
図4に示すようにクリーンルームガスモニタはガス捕集ユニット部(A)とイオンクロマトユニット部(B)とで構成されている。そしてガス捕集ユニット部は流路切換部(C)とインピンジャ部(D)で構成されている。
図において、1は複数のパイプ2に接続された流路切替弁であり、複数の配管2から流入するサンプルを切替えて順次インピンジャ部(D)に送出する。3はガス入替ポンプで各配管2に接続された流路弁4を操作することにより1種類のガスの分析が終了する前に次に分析すべきガスを吸引しておき、流路切替弁1へのスムーズなガスの供給に備える。
ここで、配管2の先端部は、例えば50m先の複数個所のガス雰囲気中に配置されており、ガス入替ポンプ3は各所のガスを吸引して配管2内にそれぞれの雰囲気のガスを充満させて待機しておくものである。
流路切替弁1で選択されたガスはインピンジャ部Dに送られる。インピンジャ部Dに流入したサンプルは3方弁5a〜5dの切替により例えば第1インピンジャ6aに入り純水供給口Eから供給される純水中でバブリングされる。第1インピンジャ6aでバブリングされて純水に吸収されたサンプルガスは純水に搬送されてイオンクロマトユニット部B側へ移動し、サンプルポンプ7および切換バルブ8を介してイオン交換樹脂からなる濃縮カラム9に流入する。
濃縮カラム9には分析対象ガスが例えばフッ化物イオンおよび有機酸の場合には陽イオン交換樹脂が入っており、サンプル中の陰イオン成分はこの陽イオン交換樹脂に補足されて濃縮される。水や陽イオン成分は濃縮カラム9に補足されることなく素通りして排出される。
なお、はじめのサンプルがイオンクロマトユニット部B側へ移動した後は第2インピンジャ6bには次に分析すべきガスが流路切換弁1側から導入され、純水供給口Eから供給される純水中でバブリングされる。
バブリングされた液が濃縮カラムへ流入後、インピンジャには洗浄を行うために純水供給口Eから純水が供給されて洗浄液排出ポンプ11により排出される。また、インピンジャ部Dの構成部品である流路弁4b〜eおよび3方弁5a〜5dが操作されて第1インピンジャ6aに残った微量のガスがガス捕集ポンプ10で排出される。即ちインピンジャ部Dではイオンクロマトユニット部B側へ供給するサンプルが直前のサンプルに汚染されない状態で交互に準備が行われる。
図5(a,b)はイオンクロマトユニットB部の動作を示す説明図である。図5(a)において、インピンジャ6を出たサンプルはサンプルポンプ7を介して6方切換バルブ8に入り太い実線Mで示す経路を経て分析成分が濃縮カラム9に濃縮される。
次に所定の時間経過後、図5(b)に示すように6方切換バルブ8が太い実線M’で示す経路に切換わる。その結果、濃縮カラム9に濃縮されたサンプルは溶離液ポンプ12によって吸引される溶離液槽13内の溶離液により搬送されて分離カラム14に流入する。
分離カラム14では分析成分に応じて分離する時間が異なる。分離した分析成分は後段に配置された例えば導電率検出器15により分析される。16は導電率検出器15の前段に配置されたサプレッサである。なお、分離カラム14,サプレッサ16および導電率分析器は恒温槽(図ではオーブン)内に配置されている。
ところで、フッ化物イオンおよび有機酸分析においては、溶離液としてNaOHを使用し、陰イオン用の分離カラムを用いて分析を行っている。
このとき、空気中にあるCOが炭酸イオン(CO 2−)としてサンプルの中に溶け込む為、その炭酸イオンが導電率検出器15で検出され、そのピークがクロマトグラムに現れる。
この炭酸イオンのピークは非常に遅く溶出し、炭酸イオンが出終わるためには1時間以上を要している。
図6はピークの強さ(縦軸)と時間(横軸)の関係を示す図である。5000秒(83分)に近い時間が経過しなければ炭酸イオンのピークが現れないことを示している。
従って、フッ化物イオンおよび有機酸が溶離する例えば30分程度経過した後に、時間を短縮するために次のサンプルの分析を連続で行うと、分離カラムに残った炭酸イオンの影響が出て、次サンプルの正常な分析が出来ないという問題があった。
また、先に先行技術として示した特開平11−160300に記載されたイオンクロマトグラフシステムでは、前もってカラムで夾雑物を取るために、炭酸イオンを除くと共に、必要とするフッ化物イオンおよび有機酸もトラップされてしまうので分析が不可能となる。
更に、非特許文献として示した「濃縮カラム法を用いた微量有機酸類の分析」においては、炭酸イオンはカット可能であるが、高圧の溶離液ポンプが2台必要となり、コスト高になるという問題があった。
従って、本発明はフッ化物イオン,有機酸の高感度分析に炭酸イオンの影響が出ないようにして、分析間隔を短縮(例えば30分以内)すると共に連続分析を可能としたイオンクロマトグラフを用いた成分分析方法を実現することを目的としている。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、請求項1記載のイオンクロマトグラフを用いた連続分析方法の発明においては、
フッ化物イオン,有機酸,塩化物イオン,炭酸イオンを含むサンプル液であって、溶離液としてNaOHを使用し2以上のインピンジャを用い、濃縮カラムにトラップされた前記サンプル液を分離カラムにより順次分離して分析するイオンクロマトグラフを用いた連続分析方法において、前記分離カラムから前記フッ化物イオン,有機酸,塩化物イオンが分離した後、前記炭酸イオンが分離するまでの間に少なくとも一回、次のサンプルの分析を行うとともに、
下記の工程を含むことを特徴とするイオンクロマトグラフを用いた連続分析方法。

工程1)インピンジャ洗浄:インピンジャを純水で洗浄する。
工程2)インピンジャガス交換:インピンジャに入っているガスを前もって捨てる。
工程3)インピンジャガス捕集:インピンジャにサンプルガスを流入させ、バブリングする。
工程4)インピンジャの中の液の濃縮:バブリングされた液を濃縮カラムに入れる。
工程5)サンプル分析:濃縮カラムにトラップされたサンプル液を分離カラムに送りクロマトグラムを取る。
以上説明したことから明らかなように本発明の請求項1によれば、次のような効果がある。
フッ化物イオン,有機酸,塩化物イオン,炭酸イオンを含むサンプル液であって、溶離液としてNaOHを使用し2以上のインピンジャを用い、濃縮カラムにトラップされた前記サンプル液を分離カラムにより順次分離して分析するイオンクロマトグラフを用いた連続分析方法において、前記分離カラムから前記フッ化物イオン,有機酸,塩化物イオンが分離した後、前記炭酸イオンが分離するまでの間に少なくとも一回、次のサンプルの分析を行うとともに、
工程1)インピンジャ洗浄:インピンジャを純水で洗浄する。
工程2)インピンジャガス交換:インピンジャに入っているガスを前もって捨てる。
工程3)インピンジャガス捕集:インピンジャにサンプルガスを流入させ、バブリングする。
工程4)インピンジャの中の液の濃縮:バブリングされた液を濃縮カラムに入れる。
工程5)サンプル分析:濃縮カラムにトラップされたサンプル液を分離カラムに送りクロマトグラムを取る。ようにしたので、分析時間の短縮化を図ることができる。
図1は本発明の実施形態の一例を示すもので、図6に示す従来例とは構成、動作とも同一であり、溶離液の濃度とサンプルを分離カラムに送出するタイミングのみが異なっている。その他の部分は図4と同様なのでここでの説明は省略する。
図1は中央部で分割され、上側に第1インピンジャ(図4の第1インピンジャ6aに相当)に捕集されたサンプルの動作が、下側に第2インピンジャ(図4の第1インピンジャ6bに相当)に捕集されたサンプルの動作が示されている。横軸は時間軸であり単位は(分)である。
なお、イオンクロマトグラフにおける分析の動作は以下の順序で行われる。
1)インピンジャ洗浄:インピンジャを純水で洗浄する。
2)インピンジャガス交換:インピンジャに入っているガスを前もって捨てる。
3)インピンジャガス捕集:インピンジャにサンプルガスを流入させ、バブリングする。
4)インピンジャの中の液の濃縮:バブリングされた液を濃縮カラムに入れる。
5)サンプル分析:濃縮カラムにトラップされたサンプル液を分離カラムに送りクロマト グラムを取る。
図1の上側の第1インピンジャ側において、時間0のイで示す時点で第1インピンジャのガスの交換が終了しているものとする。次にaで示す20分の間に第1インピンジャに1回目に分析するサンプル1のガスが導入され、純水によりバブリングされてサンプルガスが捕集される。次にbで示す10分間にガスが溶け込んだ純水は濃縮カラムに送られ溶け込んだガス成分が濃縮される。
濃縮カラムで濃縮されたガス成分はcで示す30分の間に溶離液ポンプにより分離カラムに送られて順次分離されサンプル1のガス成分が分析される。また、cで示す時間の後半のdで示す10分の間に第1インピンジャの洗浄が行われる。
次に、図1の下側の第2インピンジャにおいて、時間0から30分経過したロで示す時点で第2インピンジャのガス交換を行い、その時点からeで示す20分間(50分までの間に)第2インピンジャにて2回目に分析すべきサンプル2のガスを捕集する。その後fで示す10分間(60分までの間に)サンプル2の濃縮が行われる。
即ち、サンプル1のガス成分が分析されている間に第2インピンジャで2回目に分析すべきサンプル2が捕集されて濃縮カラムで濃縮され、続いてgで示す60分から90分までの間にサンプル2のガスの分析が行われる。また、gで示す時間の後半のiで示す10分の間に第2インピンジャの洗浄が行われる。
一方、上側の第1インピンジャ側において、サンプル2のガス分析が開始される60分経過後のハで示す時点でインピンジャ1のガス交換が終了しており、hで示す60分から80分の間にインピンジャ1に3回目に分析すべきサンプル3のガスが捕集される。
次にiで示す80分から90分の間でインピンジャ1のガスが濃縮され、jで示す90分から120分の間に3回目に分析すべきサンプル3のガスが分析される。
また、jで示すサンプル3のガス分析時間の後半のkで示す10分の間に第1インピンジャの洗浄が行われる。
一方、下側の第2インピンジャ側において、このサンプル3のガス分析が始まる90分経過した二で示す時点ではインピンジャ2のガス交換が終了しており、インピンジャ2ではlで示す時間にインピンジャ2の洗浄が行われ、続いてmで示す90分から120分の間に4回目に分析すべきサンプル4のガスが捕集され、捕集されたガスがnで示す120分から130分の時間に濃縮カラムに送られて濃縮される。
このように上側の第1インピンジャ側と下側の第2インピンジャ側でサンプルを分析している合間に次回のサンプル分析の準備をしておくことによりより短時間で分析を行うことができる。
図2は分析すべきガスをフッ化物イオン(F),有機酸,塩化物イオン(Cl)とし、サンプルの中に溶け込んだ空気中の炭酸イオン(CO 2−)が遅れて溶出している状態を示す図である。この例では1100sec(およそ18分)経過した時点でClの溶出が終了し、2700sec(およそ45分)経過した時点からCO 2−が溶出し始め3700sec(およそ1時間)程度まで続いている。
分析成分の溶出速度は溶離液の濃度により制御可能であるが従来は一回の分析において炭酸イオン(CO 2−)の溶出が終了した後、次回のサンプルを濃縮カラムに導入していた。従来は図6に示したようにCO 2−が溶出するまではおよそ1時間を要していた。
図3(a)は炭酸イオン(CO 2−)の溶出が始まる前に2回目に分析すべきガスの分析を開始し、1回目に分析したサンプルのCO 2−の溶出がした後に3回目に分析すべきガスの分析を開始し、2回目に分析したサンプルのCO 2−の溶出がした後に4回目に分析すべきガスの分析を開始した場合を示す図である。CO 2−の影響を避けながら次回のサンプルの分析することにより時間短縮が可能であることが分かる。なお、図6とはCO 2−の溶出時間が短くなっているがこれは溶離液の濃度が異なるためである。
図3(b)はフッ化物イオン(F)の分離カラムからの溶出開始時間を530sec,塩化物イオン(Cl)の溶出終了時間を950secとし、炭酸イオン(CO 2−)の溶出範囲を2700〜3700secとなるように溶離液の濃度を調整し、分析時間(A)を変化させたときの説明図である。
ここで、図2で示すCO 2−の溶出時間に重複しないようにフッ化物イオン(F)および塩化物イオン(Cl)を分析するためにはCO 2−の溶出時間をフッ化物イオン(F)の開始から塩化物イオン(Cl)の終了前と重複しない950secよりも遅く530secよりも早い持間となる最短の分析時間を選択すればよいことが分かる。
図3(b)において、CO 2−の見かけ上の(2回目のクロマト上にあらわれる)溶出開始時間(B)は2700−分析時間Aとなり、そのときの溶出の終了時間(C)は(B)+1000となり、3回目のクロマト上にあらわれるCO 2−が溶出するまでの時間(D)はC−Aで表示することができる。
例えば分析時間(A)を1400secとした場合、CO 2−が溶出する立ち上がり時間(B・・・2回目にクロマト上にあらわれる時間)は2700−A=1300secとなる。また、CO 2−の溶出時間は1000sec(3700−2700)なのでCO 2−の溶出終了時間Cは2300sec(1300+1000)となり、CO 2−が溶出するまでの時間(D・・・3回目にクロマト上にあらわれる時間)は900secとなる。
即ち、分析時間(A)を(イ)で示すように1400secとした場合は(B)は1300secなので950secよりも遅いという条件はクリアしている。しかし、(D)は530secよりも早くなければいけないという条件はクリアできていない。
また、(ハ)で示すように分析時間(A)を1550secとした場合は(B)は1150secなので950secよりも遅いという条件はクリアしている。しかし、(D)は530secよりも早くなければいけないという条件はクリアできていない。
次に、分析時間(A)を(ニ)で示すように1600secとした場合は(B)は1100secなので950secよりも遅いという条件はクリアはしており、(D)は530secよりも早くなければいけないという条件もクリアできている。
そして分析時間を長くしていき、(ト)で示す1750secとした場合(D)は530secよりも早くなければならないという条件はクリアしているがCO 2−が溶出する立ち上がり時間(B)は950secとなっていて、これ以上分析時間(A)を長くすると条件をクリアできないということが分かる。
従って、フッ化物イオン(F)の分離カラムからの溶出開始時間を530sec,塩化物イオン(Cl)の溶出終了時間を950secとし、炭酸イオン(CO 2−)の溶出範囲を2700〜3700secとなるように溶離液の濃度を調整した場合は分析時間(a)は1600〜1750sec程度にすればよいことが分かる。
図3(c)はフッ化物イオン(F)・塩化物イオン(Cl)が溶出した後CO 2−が含まれるサンプルを分析する場合、CO 2−が溶出するまでの間に2回目と3回目の分析を行うようにした場合のサンプル投入のタイミングを示すものである、図5に示すようにCO 2−に重畳する影響を避けながら効率のよい成分分析を行うことができる。
なお、本実施例では省略したがインピンジャガスの交換、濃縮時間各ポンプの起動、3方弁および6方バルブの開閉は図示しないコンピータによってシーケンス制御されているものとする。
以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。例えば実施例では分析成分をフッ化物イオン,有機酸としたがこれ以外のものであってもよい。また、実施例では非分析成分を炭酸イオンとしたが、炭酸以外にも塩化物イオンを分析する場合にはSO 2−やNO など、分析する塩化物イオンよりも遅く溶出する成分の影響を受けないようにすることが考えられる。
従って本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形を含むものである。
本発明のイオンクロマトグラフを用いた連続分析方法の実施形態の一例を示す説明図である。 イオンクロマトグラフ装置を用いて分析した分析成分のピークの強さと溶出時間の関係を示す図である。 一回目の分析の間に2回目のサンプルを導入した状態を示す説明図(a)である。 溶離液の濃度を調整し、分析時間(A)を変化させたときの説明図(b)である。。 一回目の分析の間に2回目と3回目のサンプルを導入した状態を示す説明図(c)である。 従来及び本発明で使用するのイオンクロマトグラフ装置の構成を示す図である。 従来及び本発明で使用するのイオンクロマトグラフ装置のユニット部の動作を示す図である。 フッ化物イオン(F)・塩化物イオン(Cl)および炭酸イオン(CO 2−)の溶出時間を示す説明図である。
符号の説明
1 流路切換弁
2 配管
3 ガス入換ポンプ
4 流路弁
5 3方弁
6 インピンジャ
7 サンプルポンプ
8 切換バルブ
9 濃縮カラム
10 ガス捕集ポンプ
11 洗浄液排出ポンプ
12 溶離液ポンプ
13 溶離液槽
14 分離カラム
15 導電率検出器

Claims (1)

  1. フッ化物イオン,有機酸,塩化物イオン,炭酸イオンを含むサンプル液であって、溶離液としてNaOHを使用し2以上のインピンジャを用い、濃縮カラムにトラップされた前記サンプル液を分離カラムにより順次分離して分析するイオンクロマトグラフを用いた連続分析方法において、前記分離カラムから前記フッ化物イオン,有機酸,塩化物イオンが分離した後、前記炭酸イオンが分離するまでの間に少なくとも一回、次のサンプルの分析を行うとともに、
    下記の工程を含むことを特徴とするイオンクロマトグラフを用いた連続分析方法。

    工程1)インピンジャ洗浄:インピンジャを純水で洗浄する。
    工程2)インピンジャガス交換:インピンジャに入っているガスを前もって捨てる。
    工程3)インピンジャガス捕集:インピンジャにサンプルガスを流入させ、バブリングする。
    工程4)インピンジャの中の液の濃縮:バブリングされた液を濃縮カラムに入れる。
    工程5)サンプル分析:濃縮カラムにトラップされたサンプル液を分離カラムに送りクロマトグラムを取る。
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