JPH09257779A - 微量陰イオン分析方法及び微量陰イオン分析装置 - Google Patents

微量陰イオン分析方法及び微量陰イオン分析装置

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JPH09257779A
JPH09257779A JP7182696A JP7182696A JPH09257779A JP H09257779 A JPH09257779 A JP H09257779A JP 7182696 A JP7182696 A JP 7182696A JP 7182696 A JP7182696 A JP 7182696A JP H09257779 A JPH09257779 A JP H09257779A
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JP
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group
sample
ion
eluent
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JP7182696A
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Yuzuru Hanaoka
譲 花岡
Tetsushi Sakai
徹志 酒井
Ikuko Tajima
郁子 田嶌
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Yokogawa Analytical Systems Inc
Original Assignee
Yokogawa Analytical Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低濃度で、ピークがウォーターディップと重
なるイオンの分析が行える微量陰イオン分析方法及び微
量陰イオン分析装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 サンプル液中のイオンを濃縮カラム7を
用いて濃縮し、濃縮されたサンプル液を濃縮バルブ5及
びサンプルループ6とで採取し、採取されたサンプル液
を第1の溶離液で搬送し、搬送されたサンプル液中の分
析対象イオン群と他のイオン群とを粗分離し、粗分離さ
れた分析対象イオン群を含むサンプル液をカッティング
バルブ11とサンプルループ12とで採取し、採取され
たサンプル液を第2の溶離液で搬送し、分析対象イオン
群をイオン排除カラム13と検出器14とで分離・検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンプル液中の微
量陰イオン分析方法及び微量陰イオン分析装置に関し、
更に詳しくは、濃縮カラムを用いて、サンプル液中のイ
オン群を濃縮した後、分析対象イオン群と他のイオン群
とを粗分離し、その後、分析対象イオン群をウォーター
ディップと重ならないように分離し、検出する微量陰イ
オン分析方法及び微量陰イオン分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】分離カラムを用いた微量陰イオン分析装
置において、分析対象イオン群が例えばフッ化物イオン
の場合、図6に示すように、フッ化物イオンのピーク
(正のピーク)Aと、サンプル液中の水に起因するウォー
ターディップ(負のピーク)Bとが重なり、フッ化物イオ
ンのピークAが見えなくなったり、フッ化物イオンのピ
ークAの面積・高さの正確な測定ができず、フッ化物イ
オンの分析ができないという問題があった。
【0003】また、図6に示すように、サンプル液中に
酢酸やギ酸等の有機酸(図6では干渉成分)がある場合、
これら有機酸のピークと、フッ化物イオンのピークとが
近く、あるいは、両者のピークが重なり、分析対象イオ
ン群であるフッ化物イオンを正しく分析ができないとい
う問題もあった。
【0004】一方、フッ化イオン、酢酸イオン、ギ酸イ
オンなどは、イオン排除カラムを用いれば、他のイオン
の干渉をほとんど排除でき、上記問題点が一挙に解決で
き、フッ化物イオン,ギ酸イオン,酢酸イオン等の分析は
可能となることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、イオン排除カ
ラムを用いる場合には、サンプル量を一定量以下(例え
ば、150〜200μl以下)にしなければならないという制約
がある。
【0006】図7はイオン排除カラムに制約量以上のサ
ンプル量(例えば、300μl)を注入した場合のフッ化物イ
オンの分析結果を示す図である。フッ化物イオンCの箇
所に複数のピークが発生する「ピーク割れ」が生じ、正
確な分析ができなくなっている。
【0007】このサンプル量の制約のために、分析対象
イオン群が、低濃度の場合は、検出感度が足りなくな
り、正確な分析ができなくなるという問題点がある。本
発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、そ
の第1の目的は、低濃度で、ピークがウォーターディッ
プと重なるイオンの分析が行える微量陰イオン分析方法
及び微量陰イオン分析装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、低濃度で、
ピークがウォーターディップと重なるイオンと、他のイ
オンとの分析が行える微量陰イオン分析方法及び微量陰
イオン分析装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は次のような微
量陰イオン分析方法及微量陰イオン分析装置で解決でき
る。
【0010】(1) 第1の発明(微量陰イオン分析方法) サンプル液中のイオン群を濃縮し、濃縮されたサンプル
液を採取し、採取されたサンプル液を第1の溶離液で搬
送し、搬送されたサンプル液中の分析対象イオン群と他
のイオン群とを粗分離し、粗分離された分析対象イオン
群を含むサンプル液を採取し、採取されたサンプル液を
第2の溶離液で搬送し、分析対象イオン群をウォーター
ディップと重ならないように分離・検出することを特徴
とする微量陰イオン分析方法。
【0011】この微量陰イオン分析方法によれば、サン
プル液中のイオン群を濃縮し、更に、分析対象イオン群
と他のイオン群とを粗分離した後に、分析対象イオン群
とウォーターディップとが重ならないように分離し、検
出することにより、低濃度で、ピークがウォーターディ
ップと重なるイオンの分析が行える。
【0012】(2) 第2の発明(微量陰イオン分析方法) サンプル液中のイオン群を濃縮し、濃縮されたサンプル
液を採取し、採取されたサンプル液を第1の溶離液で搬
送し、搬送されたサンプル液を第1の分析対象イオン群
を含む第1のサンプル液と第2の分析対象イオン群を含
む第2のサンプル液とに粗分離し、粗分離された第1の
サンプル液を採取し、採取された第1のサンプル液を第
2の溶離液で搬送し、前記第1の分析対象イオン群をウ
ォーターディップと重ならないように分離・検出すると
共に、前記粗分離された第2のサンプル液を分離・検出
することを特徴とする微量陰イオン分析方法。
【0013】この微量陰イオン分析方法によれば、サン
プル液中のイオン群を濃縮し、更に、サンプル液中の第
1の分析対象イオン群と第2の測定対象イオン群とを粗
分離し、第1の分析対象イオン群をウォーターディップ
と重ならないように分離し、検出することにより、低濃
度で、ピークがウォーターディップと重なる第1の分析
対象イオン群の分析が行える。
【0014】更に、粗分離した第2のサンプル液中の第
2の分析対象イオン群を検出することにより、サンプル
液中の第2の分析対象イオン群の分析をも行うことがで
きる。
【0015】(3) 第3の発明(微量陰イオン分析装置) サンプル液中のイオン群を濃縮する濃縮手段と、該濃縮
手段でイオン群が濃縮されたサンプル液を採取する第1
の採取手段と、該第1の採取手段で採取されたサンプル
液を第1の溶離液で搬送する第1の搬送手段と、該第1
の搬送手段で搬送されたサンプル液中の分析対象イオン
群と他のイオン群とを粗分離する粗分離手段と、該粗分
離手段で粗分離された前記分析対象イオン群を含むサン
プル液を採取する第2の採取手段と、該第2の採取手段
で採取されたサンプル液を第2の溶離液で搬送する第2
の搬送手段と、該第2の搬送手段で搬送されたサンプル
液中の分析対象イオン群をウォーターディップと重なら
ないように分離する分離手段と、該分離手段で離された
分析対象イオン群を検出する検出手段と、を有すること
を特徴とする微量陰イオン分析装置。
【0016】この微量陰イオン分析装置では、サンプル
液中のイオン群が濃縮手段により濃縮される。濃縮され
たサンプル液は第1の採取手段により採取され、採取さ
れたサンプル液は、第1の搬送手段により第1の溶離液
で搬送され、粗分離手段で分析対象イオン群と他のイオ
ン群とに粗分離される。
【0017】粗分離された分析対象イオン群を含むサン
プル液は第2の採取手段で採取される。採取されたサン
プル液は、第2の搬送手段により第2の溶離液で搬送さ
れ、分離手段でサンプル液中の分析対象イオン群がウォ
ーターディップと重ならないように分離され、分析対象
イオン群は検出手段で検出される。
【0018】上記構成によれば、サンプル液中のイオン
群を濃縮し、更に、分析対象イオン群と他のイオン群と
を粗分離した後に、分析対象イオン群とウォーターディ
ップとが重ならないように分離し、検出することによ
り、低濃度でピークがウォーターディップと重なるイオ
ンの分析が行える。
【0019】(4) 第4の発明(微量陰イオン分析装置) サンプル液中のイオン群を濃縮する濃縮手段と、該濃縮
手段で濃縮されたサンプル液を採取する第1の採取手段
と、該第1の採取手段で採取されたサンプル液を第1の
溶離液で搬送する第1の搬送手段と、該第1の搬送手段
で搬送されたサンプル液を前記第1の分析対象イオン群
を含む第1のサンプル液と前記第2の分析対象イオン群
を含む第2のサンプル液とに粗分離する粗分離手段と、
該粗分離手段で粗分離された第1のサンプル液を採取す
る第2の採取手段と、該第2の採取手段で採取された第
1のサンプル液を第2の溶離液で搬送する第2の搬送手
段と、該第2の搬送手段で搬送された第1のサンプル液
中の第1の分析対象イオン群をウォーターディップと重
ならないように分離する第1の分離手段と、該第1の分
離手段で分離された第1の分析対象イオン群を検出する
第1の検出手段と、前記粗分離手段で分離された第2の
サンプル液中の第2の分析対象イオン群をを分離する第
2の分離手段と、該第2の分離手段で分離された第2の
分析対象イオン群を検出する第2の検出手段と、を有す
ることを特徴とする微量陰イオン分析装置。
【0020】この微量陰イオン分析装置では、サンプル
液中のイオン群が濃縮手段により濃縮され、濃縮された
サンプル液は採取手段により採取される。採取されたサ
ンプル液は、第1の搬送手段により第1の溶離液で搬送
され、粗分離手段で、サンプル液中の第1の分析対象イ
オン群を含む第1のサンプル液と前記第2の分析対象イ
オン群を含む第2のサンプル液とに粗分離される。
【0021】粗分離された第1の分析対象イオン群を含
む第1のサンプル液は第2の採取手段で採取される。採
取された第1のサンプル液は、第2の搬送手段により第
2の溶離液で搬送され、第1の分離手段で第1のサンプ
ル液中の第1の分析対象イオン群がウォーターディップ
と重ならないように分離され、第1の分析対象イオン群
は第1の検出手段で検出される。
【0022】また、粗分離手段で分離された第2のサン
プル液は第2の分離手段で第2のサンプル液中の第2の
分析対象イオン群が分離され、第2の分析対象イオン群
は第2の検出手段により検出される。
【0023】上記構成によれば、サンプル液中のイオン
群を濃縮し、更に、サンプル液中の第1の分析対象イオ
ン群と第2の測定対象イオン群とを粗分離し、第1の分
析対象イオン群をウォーターディップと重ならないよう
に分離し、検出することにより、低濃度で、ピークがウ
ォーターディップと重なる第1の分析対象イオン群の分
析が行える。
【0024】更に、粗分離した第2のサンプル液中の第
2の分析対象イオン群を検出することにより、サンプル
液中の第2の分析対象イオン群の分析をも行うことがで
きる。
【0025】ここで、第1から第4の手段において、ピ
ークがウォーターディップと重なる分析対象イオン群と
しては、フッ化物イオンや、酢酸や、ギ酸等の有機酸が
ある。
【0026】第3及び第4の手段における濃縮手段とし
て、内部にイオン交換樹脂が充填され、イオンを補捉・
濃縮する濃縮カラムがある。分離手段としては、内部に
イオン交換樹脂が充填され、目的イオンを分離するカッ
ティングカラムがある。
【0027】検出手段としては、内部にイオン交換樹脂
が充填され、ドナン排除効果を原理とするイオン排除カ
ラムがある。イオン排除カラムを用いることにより、よ
り正確な分析ができる。
【0028】また、第2及び第4の手段において、粗分
離した他方のサンプル液中のイオンとしては、無機陰イ
オンがある。
【0029】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。図1は本発明の微量陰イオン分析装置
の第1の実施の形態例の構成図である。
【0030】図において、1は第1の溶離液を貯留する
第1の溶離液タンク、2は第1の溶離液を圧送する第1
の溶離液ポンプである。そして、これら第1の溶離液タ
ンク1と第1の溶離液ポンプ2とで第1の搬送手段が形
成されている。
【0031】3は分析対象イオン群であるフッ化物イオ
ンを含むサンプル液を貯留するサンプル液タンク、4は
サンプル液を圧送するサンプル液ポンプである。尚、本
実施の形態例では、第1の溶離液をアルカリ溶離液(4mM
Na2CO3/4mM NaHCO3)とした。
【0032】5は第1の溶離液ポンプ2と、サンプル液
ポンプ4とが接続され、実線と破線との二つの流路を有
する濃縮バルブである。6は濃縮バルブ5に接続され、
所定量のサンプル液を蓄えるサンプルループ、7はサン
プルループ6中に設けられ、内部にイオン交換樹脂が充
填され、イオンを補捉・濃縮する濃縮手段としての濃縮
カラムである。
【0033】ここで、濃縮バルブ5とサンプルループ6
とで、濃縮カラム7で濃縮されたサンプル液の所定量を
採取する第1の採取手段が形成されている。8は濃縮バ
ルブ5に接続され、内部にイオン交換樹脂が充填され、
目的イオンを粗分離する粗分離手段としてのカッティン
グカラムである。
【0034】9は第2の溶離液を貯留する第2の溶離液
タンク、10は溶離液を圧送する第2の溶離液ポンプで
ある。そして、これら第2の溶離液タンク9と第2の溶
離液ポンプ10とで第2の搬送手段が形成されている。
【0035】尚、本実施の形態例では、第2の溶離液を
酸溶離液(2mN H2SO4)とした。11はカッティングカラ
ム8と、第2の溶離液ポンプ10とが接続され、実線と
破線との二つの流路を有するカッティングバルブであ
る。12はカッティングバルブ11に接続され、所定量
のサンプル液を蓄えるサンプルループである。
【0036】ここで、カッティングバルブ11と、サン
プルループ12とで、カッティングカラム8で粗分離さ
れたサンプル液の所定量採取する第2の採取手段が形成
されている。
【0037】13はカッティングバルブ11に接続さ
れ、内部にイオン交換樹脂が充填され、ドナン排除効果
を原理とする分離手段としてのイオン排除カラム、14
はイオン排除カラム13に接続され、サンプル中の分析
対象イオン群を検出する検出手段としての導電率検出器
等の検出器である。
【0038】尚、本実施の形態例では、サンプルループ
12のサンプリング量は、イオン排除カラム13のサン
プル量の制約である150〜200μlとした。そして、カッ
ティングカラム8,カッティングバルブ11,サンプルル
ープ12,イオン排除カラム13 及び導電率検出器14
は、恒温槽15内に配設されている。
【0039】次に、図1及び図2を参照して、上記構成
の微量陰イオン分析装置の動作を説明する。尚、図2は
図1の微量陰イオン分析装置の各カラムでのクロマトグ
ラムの概念図であり、(a)は濃縮カラム7でのクロマト
グラム、(b)はカッティングカラム8でのクロマトグラ
ム、(c)はイオン排除カラム13でのクロマトグラムを
示す。
【0040】第1の溶離液タンクには第1の溶離液(4mM
Na2CO3/4mM NaHCO3)が、サンプル液タンク3には分析
対象イオン群としてのフッ化物イオンを含むサンプル液
が、第2の溶離液タンク9には第2の溶離液(2mN H2S
O4)がそれぞれ貯留されている。
【0041】また、最初は、濃縮バルブ5は実線、カッ
ティングバルブ11は破線の流路となっている。 (1) 第1の溶離液ポンプ2,サンプル液ポンプ4を駆動
する。
【0042】このとき、第1の溶離液は、第1の溶離液
タンク1→第1の溶離液ポンプ2→濃縮バルブ5→サン
プルループ6(濃縮カラム7)→濃縮バルブ5→カッティ
ングカラム8→カッティングバルブ11→サンプルルー
プ12→カッティングバルブ11を通り廃棄される。
【0043】サンプル液は、サンプル液タンク3→サン
プル液ポンプ4→濃縮バルブ5を通り廃棄される。 (2) 濃縮バルブ5の流路を破線に切換える。
【0044】第1の溶離液は、第1の溶離液タンク1→
第1の溶離液ポンプ2→濃縮バルブ5→カッティングカ
ラム8→カッティングバルブ11を通り廃棄される。一
方、サンプル液は、サンプル液タンク3→サンプル液ポ
ンプ4→濃縮バルブ5→サンプルループ6(濃縮カラム
7)→濃縮バルブ5を通り、濃縮カラム7でサンプル液
中のイオン群が濃縮され(図2(a)参照)、サンプル液が
サンプルループ6内に採取(サンプリング)される。
【0045】(3) 濃縮バルブ5の流路を再び実線にする
と、サンプル液はサンプル液タンク3→サンプル液ポン
プ4→濃縮バルブ5を通り廃棄される。一方、第1の溶
離液は、第1の溶離液タンク1→第1の溶離液ポンプ2
→濃縮バルブ5→サンプルループ6(濃縮カラム7)→濃
縮バルブ5を介してカッティングカラム8に至る。
【0046】この時、サンプルループ6に採取された所
定量のサンプル液は、第1の溶離液によって搬送され、
カッティングカラム8に至る。サンプル液中のイオンの
種類によって、カッティングカラム8を通過する時間が
異なる。ここで、図2(b)に示すようにカッティングカ
ラム8からフッ化物イオンが流出する間(ΔT)だけカッ
ティングバルブ11の流路を実線にし、サンプル液をサ
ンプルループ12に採取する。
【0047】即ち、このカッティングカラム8で、分析
対象イオン群であるフッ化物イオンFと他のイオン群と
が粗分離され、フッ化物イオンの鋭いピークを有した状
態で、サンプルループ12に採取される。
【0048】そして、カッティングカラム8から流出
し、フッ化物イオンを含まないサンプル液は、カッティ
ングバルブ11の破線の流路を通り、廃棄される。サン
プルループ12内にフッ化物イオンを含むサンプル液が
採取されると、第2の溶離液ポンプ10を駆動する。第
2の溶離液は、第2の溶離液タンク9→第2の溶離液ポ
ンプ10→カッティングバルブ11に至る。
【0049】そして、カッティングバルブ11の流路が
破線となっているので、第2の溶離液はカッティングバ
ルブ11→サンプルループ12→カッティングバルブ1
1を通り、サンプルループ12内に採取された所定量(1
50〜200μl)のサンプル液をイオン排除カラム13へ搬
送する。
【0050】このイオン排除カラム13で、ウォーター
ディップと重ならないようにサンプル液中のフッ化物イ
オンと、酢酸やギ酸等の有機酸との分離がなされ(図2
(c)参照)、検出器14でフッ化物イオンの分析が行われ
る。
【0051】尚、図3に本実施の形態例の検出器14で
検出されたクロマトグラムを示す。イオン排除カラム1
3でのフッ化物イオンCのピーク割れが解消され、正常
なピークとなっている。
【0052】尚、本実施の形態例で、第1の溶離液はア
ルカリ溶離液(4mM Na2CO3/4mM NaHCO3)で、第2の溶離
液は酸溶離液(2mN H2SO4)とし、第1の溶離液と第2の
溶離液とがサンプルループ12で反応するが、サンプル
ループ12にサンプリングされる第1の溶離液は150〜2
00μlと少量なので、ほとんど問題はない。
【0053】上記構成の微量陰イオン分析方法及び微量
陰イオン分析装置によれば、サンプル液中のイオン群を
濃縮カラム7で濃縮し、更に、フッ化物イオンと他のイ
オン群とが重ならないようにカッティングカラム8で粗
分離し、イオン排除カラム13でウォーターディップと
重ならないようにフッ化物イオンを分離することによ
り、低濃度のフッ化物イオンの検出を行うことができ
る。
【0054】上記実施の形態例では、イオン排除カラム
13を用いたことにより、有機酸との干渉を排除でき、
より精度の高いフッ化物イオンの分析が可能となる。
尚、本発明は、上記実施の形態例に限定するものではな
い。上記実施の形態例では、フッ化物イオンを分析する
メインカラムとして、イオン排除カラム13を用いた
が、これに限定するものではなく、たとえば、分離カラ
ム等であってもよい。
【0055】更に、上記実施の形態例では、分析対象イ
オン群として、フッ化物イオンとしたが、他に、ギ酸や
酢酸等の有機酸であってもよい。この場合、濃縮カラム
7でのΔT(カラムスイッチ)の位置を変えることで、分
析対象イオン群を自由に設定することができる。
【0056】次に、図4を用いて、本発明の第2の実施
の形態例を説明する。図4は本発明の微量陰イオン分析
装置の第2の実施の形態例の構成図である。尚、図4に
おいて、第1の実施の形態例を説明する図1と同一部分
には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0057】本実施の形態例のサンプル液には、第1の
分析対象イオン群としてフッ化物イオンと、第2の分析
対象イオン群としてのSO4 2-,NO3 -,Br-,PO4 3-,NO2 -,Cl-
等の無機陰イオンとが含まれている。
【0058】図において、20はカッティングカラム8
に接続され、実線と破線との二つの流路を有する第1の
カッティングバルブである。22は接続流路21を介し
て第1のカッティングバルブ20に接続され、実線と破
線との二つの流路を有する第2のカッティングバルブで
ある。23は第2のカッティングバルブ22に接続され
たサンプルループである。
【0059】そして、第2のカッティングバルブ22と
サンプルルーフ23とで、分析対象イオン群を採取する
第2の採取段が形成されている。更に、第2のカッティ
ングバルブ22には、内部にイオン交換樹脂が充填さ
れ、ドナン排除効果を原理とする分離手段としてのイオ
ン排除カラム31が接続され、イオン排除カラム31に
は第1の検出手段としての導電率検出器等の第1の検出
器24が接続されている。
【0060】25は第1のカッティングバルブ20に接
続され、内部にイオン交換樹脂が充填され、目的イオン
を分離する分離カラムである。26は分離カラム25に
接続され、溶離液の中和を行い、溶離液の導電率値(バ
ックグラウンド)を下げるサプレッサ、27はサプレッ
サ26の再生を行う除去液を貯留する除去液タンク、2
8は除去液をサプレッサ26へ圧送する除去液ポンプで
ある。
【0061】29はサプレッサ26に接続される第2の
検出手段としての導電率検出器等の第2の検出器であ
る。そして、カッティングカラム8,第1のカッティン
グバルブ20,第2のカッティングバルブ22,接続流路
21,サンプルループ23,イオン排除カラム31,分離
カラム25,サプレッサ26,第1の検出器24及び第2
の検出器29は、恒温槽30内に配設されている。
【0062】次に、図4及び図5を参照して、上記構成
の微量陰イオン分析装置の動作を説明する。尚、図5は
図4の微量陰イオン分析装置の各カラムでのクロマトグ
ラムの概念図であり、(a)は濃縮カラム7でのクロマト
グラム、(b)はカッティングカラム8でのクロマトグラ
ム、(c)は分離カラム25でのクロマトグラム、(d)はイ
オン排除カラム31でのクロマトグラムを示す。
【0063】第1の溶離液タンクには第1の溶離液(4mM
Na2CO3/4mM NaHCO3)が、サンプル液タンク3にはフッ
化物イオンを含むサンプル液が、第2の溶離液タンク9
には第2の溶離液(2mN H2SO4)がそれぞれ貯留されてい
る。
【0064】また、濃縮バルブ5は実線、第1及び第2
のカッティングバルブ20,22は破線の流路となって
いる。 (1) 第1の溶離液ポンプ2,サンプル液ポンプ4,除去液
ポンプ28を駆動する。
【0065】このとき、第1の溶離液は、第1の溶離液
タンク1→第1の溶離液ポンプ2→濃縮バルブ5→サン
プルループ6(濃縮カラム7)→濃縮バルブ5→カッティ
ングカラム8→第1のカッティングバルブ20→分離カ
ラム25→サプレッサ26→第2の検出器29を通り、
廃棄される。
【0066】サンプル液は、サンプル液タンク3→サン
プル液ポンプ4→濃縮バルブ5を通り廃棄される。更
に、除去液は除去液ポンプ28→サプレッサ26を通り
廃棄される。
【0067】(2) 濃縮バルブ5の流路を破線に切換え
る。第1の溶離液は、第1の溶離液タンク1→第1の溶
離液ポンプ2→濃縮バルブ5→カッティングカラム8→
第1のカッティングバルブ20→分離カラム25→サプ
レッサ26→第2の検出器29を通り、廃棄される。
【0068】一方、サンプル液は、サンプル液タンク3
→サンプル液ポンプ4→濃縮バルブ5→サンプルループ
6(濃縮カラム7)→濃縮バルブ5→を通り、濃縮カラム
7でイオン群が濃縮され(図5(a)参照)、サンプル液が
サンプルループ6内に採取される。
【0069】(3) 濃縮バルブ5の流路を再び実線にする
と、サンプル液はサンプル液タンク3→サンプル液ポン
プ4→濃縮バルブ5を通り廃棄される。一方、第1の溶
離液は、第1の溶離液タンク1→第1の溶離液ポンプ2
→濃縮バルブ5→サンプルループ6(濃縮カラム7)→濃
縮バルブ5→カッティングカラム8の経路を通って、第
1のカッティングバルブ20に向かう。
【0070】この時、サンプルループ6に採取された所
定量のサンプル液は、第1の溶離液によって搬送され、
カッティングカラム8に至る。サンプル液中のイオンの
種類によって、カッティングカラム8を通過する時間が
異なる。ここで、図5(b)に示すようにカッティングカ
ラム8から第1の分析対象イオン群であるフッ化物イオ
ンが流出する間(ΔT)だけ第1及び第2のカッティング
バルブ20,22の流路を実線にし、第1の分析対象イ
オン群を含む第1のサンプル液をサンプルループ23に
採取する。
【0071】即ち、このカッティングカラム8で、第1
の分析対象イオン群であるフッ化物イオンFが粗分離さ
れ、フッ化物イオンの鋭いピークを有した状態で、サン
プルループ23に採取される。
【0072】そして、カッティングカラム8から流出す
る第2の分析対象イオン群であるSO 4 2-,NO3 -,Br-,P
O4 3-,NO2 2-,Cl-等の無機陰イオンを含む第2のサンプル
液(図5(b)において、Δt′及びΔtの時に流出するサン
プル液)は、カッティングバルブ20の破線の流路を通
り、分離カラム25で分離され、第2の検出器29で、
SO 4 2-,NO3 -,Br-,PO4 3-,NO2 2-,Cl-等の無機陰イオン群と
して検出される(図5(c)参照)。
【0073】サンプルループ23内にフッ化物イオンを
含む第1のサンプル液が採取されると、第2の溶離液ポ
ンプ10を駆動する。第2の溶離液は、第2の溶離液タ
ンク9→第2の溶離液ポンプ10→第1のカッティング
バルブ22に至る。
【0074】そして、サンプルループ23内のフッ化物
イオンを含む第1のサンプル液をイオン排除カラム31
に搬送する。このイオン排除カラム31で、第1のサン
プル液中の分析対象イオンであるフッ化物イオンやフッ
化物イオンやピークが近いイオン(例えば、ギ酸や酢酸)
と、ウォーターディップとが重ならないように分離さ
れ、第2の検出器24でフッ化物イオンやフッ化物イオ
ンにピークが近いイオン群の分析が行われる。
【0075】尚、本実施の形態例でも、第1の溶離液は
アルカリ溶離液(4mM Na2CO3/4mM NaHCO3)で、第2の溶
離液は酸溶離液(2mN H2SO4)とし、第1の溶離液と第2
の溶離液とが第2のサンプルループ23で反応するが、
第2のサンプルループ23にサンプリングされる第1の
溶離液は150〜200μlと少量なので、ほとんど問題はな
い。
【0076】上記構成の微量陰イオン分析装置及び微量
陰イオン分析方法によれば、サンプル液中のイオンを濃
縮カラム7で濃縮し、更に、フッ化物イオンを含む第1
の分析対象イオン群と、第2の分析対象イオン群とに粗
分離し、イオン排除カラム31でフッ化物イオンのピー
クがウォーターディップと重ならないように分離するこ
とで、低濃度のフッ化物イオンの検出を行うことができ
る。
【0077】更に、カッティングカラム8で粗分離され
たフッ化物イオンを含まない第2のサンプル液も分離カ
ラム25を介して第1の検出器29で検出することによ
りサンプル液中の他のイオンも検出することができる。
【0078】尚、本発明は、上記実施の形態例に限定す
るものではない。上記実施の形態例では、フッ化物イオ
ンを分析するメインカラムとして、分離カラム31を用
いたが、これに限定するものではなく、他に、イオンを
選択的に排除するイオン排除カラム等であってもよい。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように第1の発明の微量陰イ
オン分析方法によれば、サンプル液中のイオン群を濃縮
し、更に、分析対象イオン群と他のイオン群とを粗分離
した後に、分析対象イオン群とウォーターディップとが
重ならないように分離し、検出することにより、低濃度
で、ピークがウォーターディップと重なるイオンの分析
が行える。
【0080】第2の発明によれば、サンプル液中のイオ
ン群を濃縮し、更に、サンプル液中の第1の分析対象イ
オン群と第2の測定対象イオン群とを粗分離し、第1の
分析対象イオン群をウォーターディップと重ならないよ
うに分離し、検出することにより、低濃度で、ピークが
ウォーターディップと重なる第1の分析対象イオン群の
分析が行える。
【0081】更に、粗分離した第2のサンプル液中の第
2の分析対象イオン群を検出することにより、サンプル
液中の第2の分析対象イオン群の分析をも行うことがで
きる。
【0082】第3の発明によれば、サンプル液中のイオ
ン群を濃縮し、更に、分析対象イオン群と他のイオン群
とを粗分離した後に、分析対象イオン群とウォーターデ
ィップとが重ならないように分離し、検出することによ
り、低濃度でピークがウォーターディップと重なるイオ
ンの分析が行える。
【0083】第4の発明によれば、サンプル液中のイオ
ン群を濃縮し、更に、サンプル液中の第1の分析対象イ
オン群と第2の測定対象イオン群とを粗分離し、第1の
分析対象イオン群をウォーターディップと重ならないよ
うに分離し、検出することにより、低濃度で、ピークが
ウォーターディップと重なる第1の分析対象イオン群の
分析が行える。
【0084】更に、粗分離した第2のサンプル液中の第
2の分析対象イオン群を検出することにより、サンプル
液中の第2の分析対象イオン群の分析をも行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微量陰イオン分析装置の第1の実施の
形態例の構成図である。
【図2】図1の微量陰イオン分析装置の各カラムでのク
ロマトグラムの概念図であり、(a)は濃縮カラム7での
クロマトグラム、(b)はカッティングカラム8でのクロ
マトグラム、(c)はイオン排除カラム13でのクロマト
グラムを示す。
【図3】図1における検出器14で検出されたクロマト
グラムである。
【図4】本発明の微量陰イオン分析装置の第2の実施の
形態例の構成図である。である。
【図5】図4の微量陰イオン分析装置の各カラムでのク
ロマトグラムの概念図であり、(a)は濃縮カラム7での
クロマトグラム、(b)はカッティングカラム8でのクロ
マトグラム、(c)は分離カラム25でのクロマトグラ
ム、(d)はイオン排除カラム31でのクロマトグラムを
示す。
【図6】フッ化物イオンのピークと、ウォーターディッ
プとの説明図である。
【図7】イオン排除カラムに制約量以上のサンプル量
(注入量:300μl)を注入した場合のフッ化物イオンの分
析結果を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の溶離液タンク 2 第1の溶離液ポンプ 3 サンプルタンク 4 サンプル液ポンプ 5 濃縮バルブ 6 サンプルループ 7 濃縮カラム 8 カッティングカラム 9 第2の溶離液タンク 10 第2の溶離液ポンプ 11 カッティングバルブ 12 サンプルループ 13 イオン排除カラム 14 検出器
フロントページの続き (72)発明者 田嶌 郁子 東京都武蔵野市中町一丁目15番5号 三鷹 高木ビル横河アナリティカルシステムズ株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプル液中のイオン群を濃縮し、 濃縮されたサンプル液を採取し、 採取されたサンプル液を第1の溶離液で搬送し、 搬送されたサンプル液中の分析対象イオン群と他のイオ
    ン群とを粗分離し、 粗分離された分析対象イオン群を含むサンプル液を採取
    し、 採取されたサンプル液を第2の溶離液で搬送し、 分析対象イオン群をウォーターディップと重ならないよ
    うに分離・検出することを特徴とする微量陰イオン分析
    方法。
  2. 【請求項2】 サンプル液中のイオン群を濃縮し、 濃縮されたサンプル液を採取し、 採取されたサンプル液を第1の溶離液で搬送し、 搬送されたサンプル液を第1の分析対象イオン群を含む
    第1のサンプル液と第2の分析対象イオン群を含む第2
    のサンプル液とに粗分離し、 粗分離された第1のサンプル液を採取し、 採取された第1のサンプル液を第2の溶離液で搬送し、 前記第1の分析対象イオン群をウォーターディップと重
    ならないように分離・検出すると共に、 前記粗分離された第2のサンプル液中の第2の分析対象
    イオン群を分離・検出することを特徴とする微量陰イオ
    ン分析方法。
  3. 【請求項3】 サンプル液中のイオン群を濃縮する濃縮
    手段と、 該濃縮手段でイオン群が濃縮されたサンプル液を採取す
    る第1の採取手段と、 該第1の採取手段で採取されたサンプル液を第1の溶離
    液で搬送する第1の搬送手段と、 該第1の搬送手段で搬送されたサンプル液中の分析対象
    イオン群と他のイオン群とを粗分離する粗分離手段と、 該粗分離手段で粗分離された前記分析対象イオン群を含
    むサンプル液を採取する第2の採取手段と、 該第2の採取手段で採取されたサンプル液を第2の溶離
    液で搬送する第2の搬送手段と、 該第2の搬送手段で搬送されたサンプル液中の分析対象
    イオン群をウォーターディップと重ならないように分離
    する分離手段と、 該分離手段で離された分析対象イオン群を検出する検出
    手段と、を有することを特徴とする微量陰イオン分析装
    置。
  4. 【請求項4】 サンプル液中のイオン群を濃縮する濃縮
    手段と、 該濃縮手段で濃縮されたサンプル液を採取する第1の採
    取手段と、 該第1の採取手段で採取されたサンプル液を第1の溶離
    液で搬送する第1の搬送手段と、 該第1の搬送手段で搬送されたサンプル液を第1の分析
    対象イオン群を含む第1のサンプル液と第2の分析対象
    イオン群を含む第2のサンプル液とに粗分離する粗分離
    手段と、 該粗分離手段で粗分離された第1のサンプル液を採取す
    る第2の採取手段と、 該第2の採取手段で採取された第1のサンプル液を第2
    の溶離液で搬送する第2の搬送手段と、 該第2の搬送手段で搬送された第1のサンプル液中の第
    1の分析対象イオン群をウォーターディップと重ならな
    いように分離する第1の分離手段と、 該第1の分離手段で分離された第1の分析対象イオン群
    を検出する第1の検出手段と、 前記粗分離手段で分離された第2のサンプル液中の第2
    の分析対象イオン群をを分離する第2の分離手段と、 該第2の分離手段で分離された第2の分析対象イオン群
    を検出する第2の検出手段と、を有することを特徴とす
    る微量陰イオン分析装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002098677A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Gl Sciences Inc 液体クロマトグラフィーの試料導入方法及び装置
JP2016524165A (ja) * 2013-07-10 2016-08-12 ウィズテック インク 迅速測定のための液体クロマトグラフィー装置

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