JPH0798305A - 無機イオン分析装置 - Google Patents

無機イオン分析装置

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JPH0798305A
JPH0798305A JP26837593A JP26837593A JPH0798305A JP H0798305 A JPH0798305 A JP H0798305A JP 26837593 A JP26837593 A JP 26837593A JP 26837593 A JP26837593 A JP 26837593A JP H0798305 A JPH0798305 A JP H0798305A
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JP
Japan
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column
exchange concentration
flow path
ion
anion
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Application number
JP26837593A
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English (en)
Inventor
Naoki Hamada
尚樹 浜田
Takao Yagi
孝夫 八木
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1回の試料注入により陰イオンと陽イオンを
同時に分析すること。 【構成】 第1の位置の設定により、試料ポンプ2−陰
イオン交換濃縮カラム4−陽イオン交換濃縮カラム7−
ドレイン10の流路を、また第2の位置設定により移動
相送液ポンプ3−陰イオン交換濃縮カラム4−陰イオン
分析カラム6、及び移動相送液ポンプ9−陽イオン交換
濃縮カラム7−陽イオン分析カラム8の流路を形成す
る。同一試料ポンプ2から注入された試料は、陰イオ
ン、陽イオン交換濃縮カラム4、7に順番に流入して各
極性のイオンが濃縮を受ける。ついで流路を切換えると
各イオン交換濃縮カラム4、7にそれぞれ分析カラム
6、8が接続されて交換濃縮カラム4、7に保持されて
いるイオンが分析カラムに流れ込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水に含まれている微量
な無機イオンを分析する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造業や精密部品の洗浄には従
来、フロンガスが洗浄剤として利用されていた。フロン
は洗浄剤として極めて有効な材料であるが、環境に対し
て重大な影響を与えるため、使用量が厳しく制限されて
いる。このような事情の基に純水が洗浄剤として注目を
浴びているが、電子部品や精密加工部品の洗浄に使用す
るには、水に含まれている無機イオンの含有量の管理が
極めて重要な要件となる。従来、水に含まれている無機
イオンの検出には試料を濃縮し、これを2分して一方を
陰イオン分析用イオンクロマトグラフィにより、また他
方を陽イオン分析用イオンクロマトグラフィにより分析
することが行われていた(例えば、「工業用水」1992
年、No.11)。このような手法では、無機陰イオン
と無機陽イオンをそれぞれに適した装置により分析する
ため、装置の器差などによる誤差が発生したり、試料注
入に時間を要する場合には揮発しやすい成分が揮散して
誤差を生じたり、さらには2回の試料注入操作を必要と
して、作業が繁雑であるという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは1回の試料注入により水に含まれている微量な無機
陰イオン、及び無機陽イオンを同時に検出することがで
きる新規な無機イオン分析装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】このような問題を解消する
ために本発明においては、流路切換手段の第1の流路設
定により、試料ポンプ−第一極性イオン交換濃縮カラム
−第二極性イオン交換濃縮カラムの流路を、また前記流
路切換手段の第2の流路設定により移動相送液ポンプ−
第一極性イオン交換濃縮カラム−第一極性イオン分析カ
ラム、及び移動送液ポンプ−第二極性イオン交換濃縮カ
ラム−第二極性イオン分析カラムの流路を形成し、各イ
オン分析カラムからの成分を検出するようにした。
【0005】
【作用】1つの試料ポンプから注入された試料は、第
一、第二極性イオン交換濃縮カラムに流入して濃縮を受
ける。ついで流路切換手段により流路を切換えると各イ
オン交換濃縮カラムにそれぞれ分析カラムが接続され、
第一、第二極性イオンの溶離に適した移動相が各イオン
交換濃縮カラムを経由して各分析カラムに流れ込む。こ
れにより交換濃縮カラムに保持されているイオンが溶離
されて分析カラムに流れ込み、ここで溶離度に応じて分
離されて検出手段によりその濃度が検出される。
【0006】
【実施例】そこで、以下に本発明の詳細を図示した実施
例に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示す
ものであって、図中符号1は、第一の切換弁で、これに
は試料ポンプ2、移動相液送液ポンプ3、陰イオン交換
濃縮カラム4、陰イオン分析カラム5が接続されてい
て、第1の位置の設定により、試料ポンプ2−陰イオン
交換濃縮カラム4−第2の切換弁5、及び移動相送液ポ
ンプ3−陰イオン分析カラム6の流路が形成され(実線
で示す流路)、また第2の位置の設定により、試料ポン
プ2ー第2の切換弁5、移動相送液ポンプ3−陰イオン
交換濃縮カラム4−陰イオン分析カラム6の流路(図
中、点線で示す流路)が形成できるように接続構成され
ている。
【0007】図中符号5は、前述した第2の切換弁で、
陽イオン交換濃縮カラム7、陽イオン分析カラム8、移
動相送液ポンプ9、及びドレイン10が接続されてい
て、第1の位置の設定により、第1の切換弁1−陽イオ
ン交換濃縮カラム7−ドレイン10、及び移動相送液ポ
ンプ9−陽イオン分析カラム8の流路(図中、実線で示
す流路)が形成でき、また第2の位置の設定により第1
の切換弁1−ドレイン10、及び移動相送液ポンプ9−
陽イオン交換濃縮カラム7−陽イオン分析カラム8の流
路(図中、点線で示す流路)が形成できるように接続構
成されている。
【0008】これら陰イオン分析カラム6、及び陽イオ
ン分析カラム8の流出口にはそれぞれイオン検出に適し
た検出手段11、12、例えば電気伝導度検出器が接続
され、これらからの信号がデータ処理装置13に出力さ
れている。
【0009】この実施例において、第1、第2の切換弁
1、5をそれぞれ第1の位置に設定して第1の流路(図
中、実線で示す流路)を形成し、ついで試料ポンプ2を
作動させて試料となる水を注入すると、第1の切換弁1
−陰イオン交換濃縮カラム4−第2の切換弁5−陽イオ
ン交換濃縮カラム7−ドレイン10なる流路を経て、試
料に含まれるイオンの内、陰イオンが陰イオン交換濃縮
カラム4に捕獲され、また陽イオンはここを通過して陽
イオン交換濃縮カラム7に捕獲され、他の成分はドレイ
ン10から外部に排出される。
【0010】このようにして所定量の試料を注入した段
階で、第1、第2の切換弁1、5をそれぞれ第2の位置
に切換えて第2の流路(図中、点線で示す流路)を形成
すると、第1の移動相送液ポンプ3により移動相タンク
14から陰イオン分析に適した移動相が陰イオン交換濃
縮カラム4に流れ込み、また第2の移動相送液ポンプ9
により移動相タンク15から陽イオン分析に適した移動
相が陽イオン交換濃縮カラム7に流れ込み、前の濃縮工
程で各イオン交換濃縮カラム4、7に濃縮保持されてい
る無機イオンを溶離させ、陰イオンを陰イオン分析カラ
ム6に、また陽イオンを陽イオン分析カラム8に排出さ
せる。陰イオン分析カラム6は、注入された各陰イオン
をその溶離度に応じて分離し、また陽イオン分析カラム
8は、陽イオンをその溶離度に応じて分離する。各分析
カラム6、8から溶離した成分は、各分析カラム6、8
に接続されている検出手段11、12により検出され
る。
【0011】(実施例)陰イオン交換濃縮カラム4とし
てShim-pack IC-GA3(島津製作所製)を、陽イオン交
換濃縮カラム7としてShim-pack IC-GC2(島津製作所
製)を、陰イオン分析カラム6としてShim-pack IC-A3
(島津製作所製)、陽イオン分析カラム8としてShim-p
ack IC-C2(島津製作所製)を使用し、また陰イオン分
析用移動相として8ミリモルのp−ヒドロキシ安息香酸
と3.2ミリモルのトリスバッファの混合液を、陽イオ
ン分析用移動相として1ミリモルの酒石酸と1ミリモル
のジピコリン酸(2.6−ピリジンジカルボン酸)との
混合液を使用して、試料となる水50ミリリットルを4
0°Cにおいて分析した。
【0012】分析の結果、図2のクロマトグラムに示す
ように試料中の燐酸イオン、ふっ素イオン、塩素イオ
ン、二酸化窒素イオン、臭素イオン、硝酸イオン、硫酸
イオンなどの陰イオンが、また同時にナトリウムイオ
ン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウム
イオン等の陽イオンを1度の試料注入により検出するこ
とができた。
【0013】なお、上述に実施例においては、上流側に
陰イオン分析手段を、また下流側に陽イオン分析手段を
接続しているが、陽イオン分析手段の方を上流側に接続
しても同様に作用することは明らかである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
流路切換手段の第1の流路設定により、試料ポンプ−第
一極性イオン交換濃縮カラム−第二極性イオン交換濃縮
カラムの流路を、また前記流路切換手段の第2の流路設
定により移動相送液ポンプ−第一極性イオン交換濃縮カ
ラム−第一極性イオン分析カラム、及び移動送液ポンプ
−第二極性イオン交換濃縮カラム−第二極性イオン分析
カラムの流路を形成し、各イオン分析カラムからの成分
を検出するようにしたので、注入された試料中の陰イオ
ン、陽イオンがそれぞれ別々のイオン交換濃縮カラムに
より濃縮でき、これらを陰イオン、及び陽イオンの分離
に適した分析カラムに同時に排出できるため、1回の試
料注入により水に含まれている無機陰イオン、及び無機
陽イオンを検出することができ、分析作業の簡素化と、
信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】同図(イ)(ロ)は、それぞれ同上装置による
陰イオン、及び陽イオンの分析結果を示すクロマトグラ
ムである。
【符号の説明】
1、5 切換弁 2 試料ポンプ 3、9 移動相送液ポンプ 4 陰イオン交換濃縮カラム 6、8 分析カラム 8 陽イオン交換濃縮カラム 11、12 検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路切換手段の第1の流路設定により、
    試料ポンプ−第一極性イオン交換濃縮カラム−第二極性
    イオン交換濃縮カラムの流路を、また前記流路切換手段
    の第2の流路設定により移動相送液ポンプ−第一極性イ
    オン交換濃縮カラム−第一極性イオン分析カラム、及び
    移動送液ポンプ−第二極性イオン交換濃縮カラム−第二
    極性イオン分析カラムの流路を形成し、各イオン分析カ
    ラムからの成分を検出する無機イオン分析装置。
JP26837593A 1993-09-29 1993-09-29 無機イオン分析装置 Pending JPH0798305A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002372522A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Shimadzu Corp 高速液体クロマトグラフ
JP2010276358A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Shimadzu Corp 高速液体クロマトグラフ
JP2019138740A (ja) * 2018-02-08 2019-08-22 東ソー株式会社 液体クロマトグラフシステムおよびそれを用いた分析方法

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Effective date: 20020904